JPH08169924A - プロピレンブロック共重合体及びその製造方法 - Google Patents

プロピレンブロック共重合体及びその製造方法

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JPH08169924A
JPH08169924A JP31722994A JP31722994A JPH08169924A JP H08169924 A JPH08169924 A JP H08169924A JP 31722994 A JP31722994 A JP 31722994A JP 31722994 A JP31722994 A JP 31722994A JP H08169924 A JPH08169924 A JP H08169924A
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JP
Japan
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propylene
olefin
catalyst
block copolymer
polymerization
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Application number
JP31722994A
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English (en)
Inventor
Tokuji Inoue
篤司 井上
Hiroyuki Asaga
裕之 朝賀
Hideo Sano
英男 佐野
Yoshihei Hosoyama
善平 細山
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 プロピレン単独重合体又はプロピレンと他の
α−オレフィンとの共重合体の結晶性重合体、及び、プ
ロピレンと他のα−オレフィンとのゴム状共重合体から
なるプロピレンブロック共重合体であって、融点が 165
℃以上、重量平均分子量Mw と数平均分子量Mn の比で
あるMw /M n が10以上、かつ、α−オレフィン含量が
1〜15wt% であることを特徴とするプロピレンブロック
共重合体。 【効果】 高融点で、広い分子量分布を有し、剛性、衝
撃強度及び成形性に優れたプロピレンブロック共重合体
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広い分子量分布を有
し、高剛性で高衝撃強度の優れたプロピレンブロック共
重合体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】結晶性ポリプロピレン
は、剛性、耐熱変形性等の物理的性質の要求される各種
成形品に利用されているが、高結晶性ポリマーであるた
め、耐衝撃性に乏しく、剛性、耐熱変形性、特に低温で
の特性が同時に要求される用途には利用できない欠点を
有している。
【0003】結晶性ポリプロピレンの上記特性のバラン
スを改良するために、前段でプロピレンを単独重合もし
くは、プロピレンと他のα−オレフィンを共重合して、
プロピレンの立体規則性(共)重合体を製造後、該
(共)重合体の存在下、後段でプロピレンと他のα−オ
レフィンを気相共重合させて、プロピレンブロック共重
合体を製造する方法が知られている。ここで得られる製
品は、各段階で製造される重合体あるいは共重合体の緊
密な混合物となるが、一般にはプロピレンブロック共重
合体と称されている。
【0004】ところが、近年、プロピレンブロック共重
合体の物性への要求は、ますます厳しくなっており、良
好な成形加工性を兼ね備えた、より優れた物性バランス
を有する共重合体が切望されるようになってきた。この
ため、プロピレンブロック共重合体の分子量分布を拡げ
る試みが行われている。
【0005】マグネシウム担持型チタン含有高活性触媒
成分、有機アルミニウム化合物及び有機ケイ素化合物か
らなる触媒系を用いて、プロピレン(共)重合体を製造
すると、従来の三塩化チタン型触媒成分、有機アルミニ
ウム化合物および必要に応じて第三成分である電子供与
体化合物とからなる触媒系を用いた場合に比べて、一般
に得られる重合体の分子量分布が狭くなり、溶融時の流
動性に劣り、流動配向性が失われることから、成形品の
配向強度が著しく低下する。このため、最終製品となる
ポリオレフィンの成形性が損なわれて、用途範囲に制約
を受けるという問題点があった。例えば、射出成形品で
は一般に剛性の低下や、また、フィルムでは腰が弱くな
るなどの難点があった。
【0006】これらの問題点を解決するために、例え
ば、特開昭62-25105号公報には、複数個の重合器による
多段式の重合方法により、分子量分布の広い重合体を得
られることが開示されている。この多段式の重合方法
は、煩雑な重合操作を反復したり、複数の反応器が必要
となり、設備費の高騰を招き、重合時に使用するキレー
ト剤の回収処理を必要とする場合等があり、製品のコス
トを含めた工業生産面に難点があるという欠点を有して
いる。
【0007】一方、このような欠点を解消する手段とし
て、重合触媒系を改良することにより分子量分布を広げ
る各種の方法が提案されている。例えば、特公昭55-252
07号公報、特開昭59-71309号公報には、触媒に加熱処理
を加えたり、ハロゲン化剤や電子供与体で処理する方法
が開示されている。しかしながら、これらの方法では改
良効果が小さく不充分であり、また活性の低下や副生成
物の増加という問題がある。
【0008】また、特開平2-170803号公報では、予備重
合で得られたチタン含有ポリオレフィンと有機アルミニ
ウム化合物に、有機ケイ素化合物とケイ酸エチルからな
る触媒の存在下でオレフィンを重合することにより、広
い分子量分布のポリオレフィンが得られることが開示さ
れている。この方法では、有機ケイ素化合物を単独で用
いた場合に高分子量が生成し、ケイ酸エチルを単独で用
いた場合に低分子量が生成することから、この二種類を
同時に使用することにより、二種類の活性点が生成し、
分子量分布が広くなったと推測されている。しかしなが
ら、分子量分布の値には、更により一層の改善が望まれ
ている。
【0009】更に、特開平3-7703号公報には、マグネシ
ウム、チタン、ハロゲン及び電子供与体を必須成分とし
て含有する固体チタン触媒成分、有機アルミニウム化合
物、及び少なくとも二種以上の電子供与体(有機ケイ素
化合物)とからなる形成されたオレフィン類重合用触媒
の存在下でオレフィンを重合させる方法が提案されてい
る。同公報によれば、煩雑な多段式重合工程は省略さ
れ、目的とする広い分子量分布を有する重合体を得るこ
とができるとされている。しかしながら、この方法で
は、触媒成分に電子供与体として、二種類以上の有機ケ
イ素化合物を組み合わせることが必須要件になっている
ため、成分組成及び処理操作の面でより一層の改善が切
望されていた。
【0010】また、特開平5-239149号公報には、結晶性
ポリプロピレン及びゴム状共重合体の高分子量域をガウ
ス分布で近似した時のMw /Mn が 6以上であるプロピ
レンブロック共重合体が開示されているが、同様に物性
のバランスが優れているとは言えない。
【0011】
【問題点解決のための技術的手段】本発明は、プロピレ
ン単独重合体又はプロピレンと他のα−オレフィンとの
共重合体の結晶性重合体、及び、プロピレンと他のα−
オレフィンとのゴム状共重合体からなるプロピレンブロ
ック共重合体であって、融点が 165℃以上、重量平均分
子量Mw と数平均分子量Mn の比であるMw /M n が10
以上、かつ、α−オレフィン含量が 1〜15wt% であるこ
とを特徴とするプロピレンブロック共重合体に関する。
【0012】また、本発明は、(A)マグネシウム、チ
タン、ハロゲン元素、及び電子供与体を必須とする触媒
固体成分、(B)有機アルミニウム化合物成分、及び
(C)一般式 R1 n R2 m Si(OR3)4-n-m(式中、R1は炭素
数 1〜10の分岐状炭化水素基を示し、R2及びR3は炭素数
1〜10の炭化水素基を示し、nは 1または2 、mは 0ま
たは 1である。)で表わされる有機ケイ素化合物とから
なる触媒の存在下、前段階でプロピレン又はプロピレン
と他のα−オレフィンとの重合を行い、ひき続いて、上
記の触媒系を失活させずに、後段階で、プロピレンとプ
ロピレン以外のα−オレフィンとの気相共重合をゲージ
圧で4kg/cm2 以上の圧力で行うプロピレンブロック共重
合体の製造方法に関する。
【0013】本発明において、プロピレンブロック共重
合体の融点は 165℃以上である。これより低いと、成形
品の剛性及び熱変形温度が低下する。
【0014】プロピレンブロック共重合体のMw /Mn
は、10以上、より好ましくは 11以上である。これより
低いと、成形時の操作性が劣る問題点がある。
【0015】また、プロピレンブロック共重合体のα−
オレフィン含量は、1 〜15wt% である。上記の範囲より
低いと耐衝撃性が低下し好ましくない。また、上記の範
囲を越えると剛性が低下する。
【0016】本発明のプロピレンブロック共重合体は、
ゴム状共重合体の 135℃デカリン溶液で測定した極限粘
度が好ましくは 6.0以上、より好ましくは 7.0以上であ
る。これより低いと耐衝撃性が低下し好ましくない。
【0017】本発明のプロピレンブロック共重合体は、
以下の方法で製造することができる。すなわち、(A)
マグネシウム、チタン、ハロゲン元素、及び電子供与体
を必須とする触媒固体成分、(B)有機アルミニウム化
合物成分、及び(C)一般式R1 n R2 m Si(OR3)4-n-m(式
中、R1は炭素数 1〜10の分岐状炭化水素基を示し、R2
びR3は炭素数 1〜10の炭化水素基を示し、nは 1または
2 、mは 0または 1である。)で表わされる有機ケイ素
化合物を含む触媒の存在下、前段階でプロピレン又はプ
ロピレンと他のα−オレフィンとの重合を行い、ひき続
いて、上記の触媒系を失活させずに、後段階で、プロピ
レンとプロピレン以外のα−オレフィンとの気相共重合
をゲージ圧で4kg/cm2 以上の圧力で行うプロピレンブロ
ック共重合体の製造方法である。
【0018】上記方法における触媒の(A)成分は、マ
グネシウム、チタン、ハロゲン元素及び電子供与体を必
須とする触媒固体成分である。この触媒固体成分の製造
方法は特に限定されず、例えば、特開昭54-94590号公
報、同56-55405号公報、同56-45909号公報、同56-16310
2 号公報、同57-63310号公報、同57-115408 号公報、同
58-83006号公報、同58-83016号公報、同58-138707 号公
報、同59-149905 号公報、同60-23404号公報、同60-328
05号公報、同61-18330号公報、同61-55104号公報、特開
平2-77413 号公報、同2-117905号公報などに提案されて
いる方法が採用できる。代表的な製造方法として、 (1)
塩化マグネシウムなどのマグネシウム化合物、電子供与
体、及びTiCl4 などのハロゲン化チタン化合物を共粉砕
する方法、(2)溶媒にマグネシウム化合物及び電子供与
体を溶解し、この溶液にハロゲン化チタン化合物を添加
して触媒固体を析出させる方法などが挙げられる。
【0019】本発明においては、特開昭60-152511 号公
報、同61-31402号公報、同62-81405号公報に記載の触媒
固体成分が、本発明の効果を達成する上で特に好まし
い。これら記載の製造方法によれば、ハロゲン化アルミ
ニウムと有機ケイ素化合物を反応させ、さらにグリニヤ
ール化合物を反応させて固体を析出させる。上記反応で
使用することのできるハロゲン化アルミニウムは、無水
のハロゲン化アルミニウムが好ましいが、吸湿性により
完全に無水のものを用いることが困難であり、微量の水
分を含有するハロゲン化アルミニウムも用いることがで
きる。ハロゲン化アルミニウムの具体例としては、三塩
化アルミニウム、三臭化アルミニウム、三沃化アルミニ
ウムを挙げることができ、特に三塩化アルミニウムが好
ましい。
【0020】上記反応で使用される有機ケイ素化合物の
具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキ
シシラン、テトラブトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、エチルトリブトキシシラン、フェニルトリメト
キシシラン、フェニルトリブトキシシラン、ジメチルジ
エトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェ
ニルジエトキシシラン、トリメチルモノエトキシシラ
ン、トリメチルモノブトキシシランなどのメトキシシラ
ン化合物及びジメトキシシラン化合物を挙げることがで
きる。特に、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジメチルジエ
トキシシランが好ましい。
【0021】ハロゲン化アルミニウムと有機ケイ素化合
物の反応における化合物の使用量は、元素比(Al/Si)
で通常 0.4〜 1.5、好ましくは 0.7〜 1.3の範囲であ
り、反応するに際しヘキサン、トルエンなどの不活性溶
媒を使用することが好ましい。反応温度は通常10〜 100
℃、好ましくは20〜80℃であり、反応時間は通常 0.2〜
5時間、好ましくは 0.5〜 3時間である。
【0022】上記反応で使用されるグリニヤール化合物
の具体例としては、エチルマグネシウムクロライド、プ
ロピルマグネシウムクロライド、ブチルマグネシウムク
ロライド、ヘキシルマグネシウムクロライド、オクチル
マグネシウムクロライド、エチルマグネシウムブロマイ
ド、プロピルマグネシウムブロマイド、ブチルマグネシ
ウムブロマイド、エチルマグネシウムアイオダイドなど
の有機マグネシウムハライドが挙げられる。グリニヤー
ル化合物の溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、
ジブチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジイソア
ミルエーテル等の脂肪族エーテル、テトラヒドロフラン
などの脂肪族環状エーテルを使用することができる。
【0023】グリニヤール化合物の使用量は、前記ハロ
ゲン化アルミニウムと有機ケイ素化合物の反応生成物の
調製に使用したハロゲン化アルミニウムに対する元素比
(Mg/Al)で通常 0.5〜 3、好ましくは 1.5〜 2.3の範
囲である。反応温度は通常 -50〜 100℃、好ましくは -
20〜50℃、反応時間は通常 0.2〜 5時間、好ましくは0.
5〜 3時間である。
【0024】ハロゲン化アルミニウムと有機ケイ素化合
物との反応、続いてグリニヤール化合物との反応におい
て得られた白色系の固体を、電子供与体及びハロゲン化
チタン化合物と接触処理する。または、固体を電子供与
体と接触処理した後、ハロゲン化チタン化合物と接触処
理する。接触処理は従来よく知られた方法が採用でき
る。例えば上記固体を不活性溶媒中に分散させ、これに
電子供与体または/及びハロゲン化チタン化合物を溶解
する、あるいは不活性溶媒を使用せずに電子供与体また
は/及び液状ハロゲン化チタン化合物の中に固体を分散
させる。この場合、固体と電子供与体または/及びハロ
ゲン化チタン化合物との接触処理を攪拌下、温度は通常
50〜 150℃、接触時間は特に制限はないが通常 0.2〜 5
時間で行うことができる。また、この接触処理を複数回
行うこともできる。
【0025】接触処理に使用できるハロゲン化チタン化
合物としては、テトラクロロチタン、テトラブロモチタ
ン、トリクロロモノブトキシチタン、トリブロモモノエ
トキシチタン、トリクロロモノイソプロポキシチタン、
ジクロロジエトキシチタン、ジクロロジブトキシチタ
ン、モノクロロトリエトキシチタン、モノクロロトリブ
トキシチタンなどを挙げることができる。特に、テトラ
クロロチタン、トリクロロモノブトキシチタンが好まし
い。
【0026】上記の接触処理で使用する電子供与体とし
ては、好ましくは芳香族エステル、その内、オルトフタ
ル酸ジエステルが特に好ましい。ジエステルの具体例と
しては、オルトフタル酸ジエチル、オルトフタル酸ジイ
ソブチル、オルトフタル酸ジペンチル、オルトフタル酸
ジヘキシル、オルトフタル酸ジ-2- エチルヘキシル、オ
ルトフタル酸ジ-n- ヘプチル、オルトフタル酸ジ-n- オ
クチルなどが挙げられる。
【0027】上記の接触処理の後に、一般には処理固体
を処理混合物から分離し、不活性溶剤で充分洗浄して得
られる固体を、本発明の触媒固体成分(A)として使用
することができる。
【0028】本発明における触媒(B)成分の有機アル
ミニウム化合物としては、ハロゲノアルキルアルミニウ
ム、トリアルキルアルミニウムなどが使用できる。
【0029】ハロゲノアルキルアルミニウムの具体例と
しては、ジエチルアルミニウムモノクロリド、ジブチル
アルミニウムモノクロリド、ジノルマルプロピルアルミ
ニウムモノクロリド、メチルアルミニウムセスキクロラ
イド、エチルアルミニウムセスキクロライド、ブチルア
ルミニウムセスキクロライド、ブチルアルミニウムセス
キブロマイドなどが挙げられる。
【0030】トリアルキルアルミニウムの具体例として
は、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウム、トリオクチルアルミニウムなどが挙げられる。
【0031】前記有機アルミニウム化合物類はいずれも
混合物としても使用することができる。また、アルキル
アルミニウムと水との反応によって得られるポリアルミ
ノキサンも同様に使用することができる。
【0032】触媒(A)成分としてマグネシウム、チタ
ン、ハロゲン元素及び電子供与体を必須とする触媒固体
を用いる場合は、触媒(B)成分の有機アルミニウム化
合物としてトリアルキルアルミニウムを用いることが好
ましい。トリアルキルアルミニウムの使用量は、マグネ
シウム、チタン、ハロゲン元素及び電子供与体を必須と
する触媒固体のチタンに対するアルミニウムの元素比(A
l/Ti) で、好ましくは20〜1000、特に好ましくは 150〜
500である。
【0033】触媒(C)成分としては、一般式 R1 n R2
m Si(OR3)4-n-m(式中、R1は炭素数1〜10の分岐状炭化
水素基を示し、R2及びR3は炭素数 1〜10の炭化水素基を
示し、nは 1または2 、mは 0または 1である。)で表
わされる有機ケイ素化合物が用いられる。
【0034】R1としては、t-ブチル、i-ブチル、ジイソ
プロピルなどが挙げられる。R2またはR3としては、メチ
ル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブ
チル、t-ブチル、アミル、ヘキシル、オクチルなどのア
ルキル基、ビニル、アリル、プロペニル、1-ブテニル、
1-ヘキセニルなどのアルケニル基、シクロペンチル、シ
クロヘキシルなどのシクロアルキル基、フェニル、トリ
ルなどのアリール基などが挙げられる。
【0035】具体例としては、t-ブチルメチルジメトキ
シシラン、t-ブチルエチルジメトキシシラン、t-ブチル
プロピルジメトキシシラン、ジ -t-ブチルジメトキシシ
ラン、ジイソプロピルジメトキシシランなどが挙げられ
る。中でも、t-ブチルエチルジメトキシシランが好適に
用いられる。(C)成分の使用量は、成分(B) 1モル
当り0.01〜 5モル、特に 0.1〜 1モルであることが好ま
しい。
【0036】第一段階の重合は、プロピレンの単独重合
でもよいが、プロピレンと他のα−オレフィンとの共重
合でもよい。α−オレフィンとしては、エチレン、ブテ
ン-1、3-メチルブテン-1、3-メチルペンテン-1、4-メチ
ルペンテン-1、ヘキセン-1、4-メチルヘキセン-1、オク
テン-1、スチレン、2-メチルスチレン、3-メチルスチレ
ン、4-メチルスチレン、ビニルシクロヘキサン、ビニル
シクロペンタン、2-ビニルナフタレン、9-ビニルアント
ラセンなどの非環状モノオレフィン、シクロペンテン、
シクロヘキセン、ノルボルネンなどの環状モノオレフィ
ン、ジシクロペンタジエン、5-エチリデンノルボルネン
-2、4-ビニルシクロヘキセンあるいは1,5-ヘキサジエン
などのジオレフィンを挙げることができる。
【0037】第一段階で得られる結晶性重合体中のプロ
ピレン以外のα−オレフィンの割合は、ポリプロピレン
の特性を失わない程度の量、例えば、10重量%以下であ
ることが好ましい。結晶性重合体中のプロピレン以外の
α−オレフィンの割合が、10重量%を越えると低結晶性
重合体副生物が増大する。
【0038】生成ポリマ−の分子量調整のため、必要に
応じて、連鎖移動剤として、水素を加えてもよい。
【0039】第一段階で、プロピレン単独重合又はプロ
ピレンと他のα−オレフィンとの共重合により結晶性重
合体を製造した後に、上記の触媒系を失活させずに、ひ
き続いて、第二段階で、プロピレンとプロピレン以外の
α−オレフィンとの気相共重合を行いプロピレンブロッ
ク共重合体を製造する。
【0040】第二段階で得られるプロピレンとプロピレ
ン以外のα−オレフィンとのゴム状共重合体の割合は、
全ブロック共重合体量の通常 3〜40重量%、より好まし
くは5〜30重量%であるゴム状共重合体中のプロピレン
以外のα−オレフィンの割合は、10〜40重量%が好まし
い。
【0041】本発明の重合様式としては、第一段階で液
体状態のモノマーを溶媒としてその中で重合させる塊状
重合で行い、第二段階でモノマーを気体状態で触媒と接
触させる気相重合で行うことができる。
【0042】塊状重合では、プロピレン又はプロピレン
と他のα−オレフィンとの混合モノマーを液状に保ちう
る温度および圧力条件下で行うことが好ましい。重合温
度は、通常30〜90℃、好ましくは50〜80℃である。重合
時間は、通常 5分〜 5時間である。
【0043】気相重合では、プロピレン又はプロピレン
と他のα−オレフィンとの混合モノマーを導入して、気
相状態を維持できる温度、圧力条件下で行われる。α−
オレフィンとしては、エチレン、ブテン-1、3-メチルブ
テン-1、3-メチルペンテン-1、4-メチルペンテン-1、ヘ
キセン-1、4-メチルヘキセン-1、オクテン-1、スチレ
ン、2-メチルスチレン、3-メチルスチレン、4-メチルス
チレン、ビニルシクロヘキサン、ビニルシクロペンタ
ン、2-ビニルナフタレン、9-ビニルアントラセンなどの
非環状モノオレフィン、シクロペンテン、シクロヘキセ
ン、ノルボルネンなどの環状モノオレフィン、ジシクロ
ペンタジエン、5-エチリデンノルボルネン-2、4-ビニル
シクロヘキセンあるいは1,5-ヘキサジエンなどのジオレ
フィンを挙げることができる。
【0044】共重合圧力は、ゲージ圧で 4Kg/cm2以上、
好ましくは 5Kg/cm2〜10Kg/cm2である。重合温度は、通
常、30〜95℃、好ましくは、40〜70℃である。重合時間
は通常30分〜10時間、好ましくは 1〜 5時間である。
【0045】固体触媒成分(A)として、マグネシウ
ム、チタン、ハロゲン元素及び電子供与体を必須とする
触媒固体を用いる場合は、第一段階の重合を行う前に、
予め固体触媒成分(A)を用いて、有機アルミニウム成
分(B)及び一般式 R1 n R2 mSi(OR3)4-n-m(式中、R1
は炭素数 1〜10の分岐状炭化水素基を示し、R2及びR3
炭素数 1〜10の炭化水素基を示し、nは 1または2 、m
は 0または 1である。)で表わされる有機ケイ素化合物
成分(C)の存在下、限定された量のプロピレンを予備
重合することもできる。予備重合固体、あるいは予備重
合の後に固体を洗浄したものを本重合に用いることによ
って、固体触媒当たりの重合活性及びポリマーの立体規
則性を向上させることができる。
【0046】本発明においては、予備重合固体を、本重
合における固体触媒成分として用いる場合は、本重合に
おいて成分(C)を省くことができる。
【0047】本発明における予備重合は、気相法、スラ
リー法、塊状法などで行うことができる。予備重合にお
いて得られた固体は分離してから本重合に用いるか、あ
るいは分離せずに本重合を続けて行うことができる。
【0048】予備重合時間は通常 0.1〜10時間であり、
固体触媒成分1g当たり0.1 〜100gの予備重合体が生成す
るまで予備重合を続けることが好ましい。固体触媒成分
1g当たり0.1g未満であると本重合活性が充分でなく触媒
残渣が多くなり、ポリプロピレンの立体規則性も充分で
ない。また、100gを越えると、ポリプロピレンの結晶性
が低下する傾向がある。予備重合温度は、0 〜 100℃、
好ましくは 5〜60℃で各触媒成分の存在下に行う。50℃
を越えるような高い温度で予備重合を行う場合は、プロ
ピレン濃度を小さくするか、重合時間を短くすることが
好ましい。そうでないと固体触媒成分1g当たり 0.1〜10
0gの予備重合体の生成を制御することが困難であり、ま
た、本重合で得られるポリプロピレンの結晶性が低下す
る。
【0049】予備重合での有機アルミニウム成分の使用
量は、通常固体触媒成分のチタン原子に対して Al/Ti元
素比が 0.5〜1000、好ましくは 1〜 500である。シリケ
ート化合物の使用量は、通常有機アルミニウム化合物成
分のアルミニウム原子に対して Si/Al元素比が0.01〜
1、好ましくは 0.1〜 0.5である。また、予備重合は必
要に応じて水素を共存させることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明により、分子量分布が広く、高い
融点を有するプロピレンブロック共重合体で、しかもプ
ロピレンとα−オレフィンのゴム状共重合体成分の分子
量が高く、剛性及び耐衝撃性の優れたプロピレンブロッ
ク共重合体及びその製造方法を提供する。
【0051】
【実施例】実施例において、共重合体収率とは、全重合
体中の第二段階での重合体重量割合(第二段階での重合
体収量/全重合体収量×100%)である。
【0052】生成共重合体の融点は、島津熱分析装置
(DSC-50)を用いて、窒素気流下で、230℃まで昇温
後、40℃まで降温し、再度 230℃まで昇温させた時の 2
ndピークの値を融点とした。
【0053】生成重合体中のエチレン含有量の測定は以
下のように行った。試料をホットプレスの熱板上で加熱
溶融させて、加圧冷却後、水浴中に急冷させ、約30μの
フィルムを成形した。このフィルムを赤外分光光度計に
基づいて、エチレン含有量を計算した。
【0054】ラバー成分の固有粘度[η]の測定は以下
のように行った。試料20mgを精秤し、25mlメスフラスコ
中に入れ、次に 0.3% の BHTを含有するデカリン20mlを
加える。試料を 135℃で完全に溶解させ、 135℃で設定
された恒温槽を用いて、粘度計の中に、この溶解液 15m
l を移し、指定された標線間の通過時間を測定すること
によって、粘度式を用いて、ラバー成分の固有粘度
[η]の測定を行った。
【0055】メルトフローインデックス(MI)は、A
STM D-1238 による溶融指数( 230℃)である。
【0056】分子量分布(以下、Mw /Mn という。)
は、重量平均分子量Mw 及び数平均分子量Mn の比で、
Waters社製GPC 150CV型のGPC(ゲルパーミ
エーション クロマトグラフィー)法により、o-ジクロ
ロベンゼン溶媒、温度 135℃で測定した。
【0057】実施例1 (1)触媒固体成分の調製 無水塩化アルミニウム15ミリモルをトルエン50mlに添加
し、25℃でメチルトリエトキシシラン15ミリモルを更に
攪拌下に滴下し、全量添加後、同温度で 1時間反応させ
た。この反応生成物を-5℃に冷却し、攪拌下にブチルマ
グネシウムクロライド30ミリモルを含むジイソアミルエ
ーテル溶液20mlを30分かけて反応生成物に滴下し、同温
度で30分間で保持後、25℃まで30分間昇温した。同温度
で 1時間反応後、析出固体を濾別し、トルエンとヘプタ
ンで洗浄してから、この析出固体を30mlのトルエンに分
散させ、四塩化チタン 150ml、フタル酸ジ-n- ヘプチル
3.0ミリモルとフタル酸ジ-n- ブチル 5.0ミリモルを添
加し、90℃で 1時間反応させた。同温度で固体を分離
し、トルエンとヘプタンで洗浄後、再度、固体を30mlの
トルエンに分散させ、四塩化チタン 150mlを添加し、90
℃で 1時間接触させ、触媒固体を分離し、トルエンとヘ
プタンで充分洗浄した。触媒固体は30℃の窒素雰囲気下
で乾燥後、チタン含有量を測定し、 2.5wt% の値を得
た。
【0058】(2)予備重合 攪拌機付 2L ステンレス製オートクレーブを秤量後、窒
素中でトリエチルアルミニウムのn-ヘキサン溶液 2mL
( 1.5ミリモル)とn-ヘプタンで希釈したt-ブチルエチ
ルジメトキシシラン溶液 3.3mL(0.25ミリモル)、水素
をゲージ圧で 7.0Kg/cm2、更に液体プロピレン 900mLを
オートクレーブに充填し、攪拌しながら10分間で10℃に
設定した。次に調製した触媒固体 7.0mg(チタン含有量
2.5wt% )圧入し、同温度で10分間、プロピレンを予備
重合させた。
【0059】(3)第一段液状プロピレン中における重
合反応 予備重合終了後、直ちにオートクレーブを別の浴槽で60
℃に加熱し、攪拌しながら同温度で50分間プロピレンの
バルク重合を実施した。次に未反応ガスを系外に排出
し、オートクレーブの圧力をゲージ圧で0.20Kg/cm2に保
持した後、重量を測定し、オートクレーブの空重量差か
らポリプロピレンの収量を算出したところ、173gであっ
た。
【0060】(4)第二段気相共重合反応 系内がゲージ圧で0.20Kg/cm2に保持されたバルク重合終
了後のオートクレーブの温度を40℃に設定し、エチレン
とプロピレンの混合ガスを容量比で 1:2の割合にオート
クレーブ内に連続的に供給し圧力をゲージ圧で5.0Kg/cm
2 に調整した。次に、オートクレーブの全圧をゲージ圧
で5.0Kg/cm2 に設定した。同温度、同圧力で 4時間共重
合反応を行うにあたり、重合圧力は常にゲージ圧で5.0K
g/cm2 に保持するようにした。反応により低下した圧力
を保持するために、容量比が 1:2のエチレンとプロピレ
ンの混合ガスをオートクレーブ内に供給した。共重合温
度40℃で 4時間共重合反応を行った後、オートクレーブ
の蓋を開放してオートクレーブ内部を観察したところ、
壁や攪拌翼にもポリマーの付着は全く認められず、ポリ
マー粒子の流動性も極めて良好であった。
【0061】得られた共重合体を60℃で20時間減圧下に
乾燥させ、重量を測定したところ、収量は191gであっ
た。したがって、第二段気相共重合反応時に得られたポ
リマーは、 18gであり、共重合体収率は 9.4wt% であっ
た。表1及び表2に重合結果及び生成共重合体の特性を
示した。
【0062】実施例2 共重合圧力を、ゲージ圧で6.0Kg/cm2 に変えた以外は、
実施例1と同様にして、プロピレンブロック共重合体を
製造した。表1及び表2に重合結果及び生成共重合体の
特性を示した。
【0063】比較例1 共重合圧力を、ゲージ圧で1.0Kg/cm2 に変えた以外は、
実施例1と同様にして、プロピレンブロック共重合体を
製造した。表1及び表2に重合結果及び生成共重合体の
特性を示した。
【0064】比較例2 共重合圧力を、ゲージ圧で1.5Kg/cm2 に変えた以外は、
実施例1と同様にして、プロピレンブロック共重合体を
製造した。表1及び表2に重合結果及び生成共重合体の
特性を示した。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプロピレンブロック共重合体を製造す
る方法のフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細山 善平 千葉県市原市五井南海岸8番の1 宇部興 産株式会社千葉石油化学工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン単独重合体又はプロピレンと
    他のα−オレフィンとの共重合体の結晶性重合体、及
    び、プロピレンと他のα−オレフィンとのゴム状共重合
    体からなるプロピレンブロック共重合体であって、融点
    が 165℃以上、重量平均分子量Mw と数平均分子量Mn
    の比であるMw /M n が10以上、かつ、α−オレフィン
    含量が 1〜15wt% であることを特徴とするプロピレンブ
    ロック共重合体。
  2. 【請求項2】 (A)マグネシウム、チタン、ハロゲン
    元素、及び電子供与体を必須とする触媒固体成分、
    (B)有機アルミニウム化合物成分、及び(C)一般式
    R1 n R2 m Si(OR3)4-n-m(式中、R1は炭素数 1〜10の分
    岐状炭化水素基を示し、R2及びR3は炭素数 1〜10の炭化
    水素基を示し、nは 1または2 、mは 0または 1であ
    る。)で表わされる有機ケイ素化合物とからなる触媒の
    存在下、前段階でプロピレン又はプロピレンと他のα−
    オレフィンとの重合を行い、ひき続いて、上記の触媒系
    を失活させずに、後段階で、プロピレンとプロピレン以
    外のα−オレフィンとの気相共重合をゲージ圧で4kg/cm
    2 以上の圧力で行うプロピレンブロック共重合体の製造
    方法。
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