JPH08169674A - エレベータのカゴ扉の物挟み検出装置 - Google Patents

エレベータのカゴ扉の物挟み検出装置

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JPH08169674A
JPH08169674A JP31443894A JP31443894A JPH08169674A JP H08169674 A JPH08169674 A JP H08169674A JP 31443894 A JP31443894 A JP 31443894A JP 31443894 A JP31443894 A JP 31443894A JP H08169674 A JPH08169674 A JP H08169674A
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Isamu Kato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カゴ扉がセフティシューでは検出できない肉
厚の薄い物を挟んだまま走行することを防止するエレベ
ータのカゴ扉の物挟み検出装置を提供する。 【構成】 カゴ扉が戸閉めされると同時に、突出用励磁
コイル19が励磁され、吸引板12が吸引される。これ
により、作動腕13の中心軸を中心に作動腕13が回運
して、物挟み検出板11が持ち上げられながら、左カゴ
扉1Aより突出する。このとき、連動腕14も固定軸を
支点に、物挟み検出板を吊り下げながら回動する。物挟
み検出板11が戸閉め方向に突出しカゴ扉間に異物がな
い場合には、可動接点23が可動接点案内板22に案内
されて固定接点24に当接し導通して、出力端子25か
ら信号が出力される。一方、カゴ扉間に異物がある場合
には、可動接点23が固定接点24に当接せず、設定時
間内に出力端子25からの出力信号がないので、カゴ扉
を再戸開きする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータのカゴ扉の物
挟み検出装置、特にカゴ扉が物を挟んだまま走行するこ
とを防止するエレベータのカゴ扉の物挟み検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エレベータに乗り込む際に、誤ってカゴ
扉にバックや鞄等を挟む場合がある。そこで、従来のエ
レベータのカゴ扉と乗り場扉との間には、セフティシュ
ーが設けられていた。このセフティシューは、カゴ扉が
戸閉め方向に移動する際に物が挟まると、カゴ扉ドアの
移動方向を反転させて、カゴ扉を再度開けさせる機能を
有する。これにより、鞄等を挟んだままカゴが走行して
挟んだ物が次階の乗場扉係合装置或いはカゴ扉係合装置
に衝突し、乗り場上スイッチをオフさせたり、挟んだ鞄
等を無理やり引き抜くことにより戸閉め検出スイッチを
オフさせてエレベータのカゴを急停止させかん詰故障を
生じさせることが、ほとんどなくなった。
【0003】しかしながら、図8に示すように、カゴ戸
閉め検出スイッチが動作可能な厚みの異物10が左右カ
ゴ扉1A、1Bの間に挟まった場合、カゴ扉は再戸開き
されず、カゴがそのまま走行すると、上記のような故障
が発生してしまう虞があった。
【0004】特開平5−319751号公報の「エレベ
ーターかごドアの安全装置」には、セフティシューに加
えて、更にかごドアの隅にL字状の感圧式安全装置が取
り付けたかごドアの安全装置が開示されている。すなわ
ち、上記かごドアの安全装置は、図9に示すように、か
ごドア1にセフティシュー3が取り付けられた片開きの
エレベータにおいて、かごドア1がゴムストッパ6に当
接して戸閉め終端に至る前に、かごドア1のかご敷居4
に存在する異物、例えば紐8をL字状の感圧式安全装置
7によって検知して、かごドア1の再開放を行う装置で
ある。ここで、ゴムストッパ6はかご枠2に取り付けら
れており、かごドア1の下端のドアシュー5は、かご敷
居4の溝に係合し、かご敷居4の溝をドアシュー5が摺
動することによってかごドア1が左右に移動する。
【0005】図10を用いて、上記かごドア安全装置の
動作について説明する。
【0006】まず、かごドアを戸閉め方向に移動開始さ
せる(S101)。かごドア戸閉め移動を継続し(S1
02)、一定時間(一般的には約8秒間)戸閉め移動が
阻止された否かを判定する(S103)。もし一定時間
戸閉め移動が阻止されると、更に感圧式安全装置の出力
に応じてかごドアに異物が挟まって開方向の力が働いて
いるかどうかを判定する(S104)。もし、開方向の
力が働いている場合には、かごドアの戸閉め方向の移動
を反転させ(S201)、かごドアを全開させる(S2
02)。そして、不干渉タイム(一般に約4秒前後)の
間戸開きする(S203)。これにより、不干渉タイム
内にカゴ室内の乗客はかご敷居の紐を除去することがで
きる。その後、再度戸閉め動作を行い、かごを走行させ
る。
【0007】なお、その後のエレベータの運行は、戸閉
め動作を行い(S105)、電気的戸閉めから戸閉め機
器のオモリ自重による機械的戸閉めに切り替え(S10
6)、戸閉め状態のかごドアの遊び代を考慮し、エレベ
ータが安全に運行できる戸閉め状態までかごドアを閉め
(S107〜S108)、カゴスタート指令を出す(S
200)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記か
ごドア安全装置では、両開きのエレベータには応用しに
くい。また、感圧式安全装置はセフティシューに連動さ
せているためにセフティシューを備えたエレベータ以外
には用いることが難しい。更に、戸閉め状態のかごドア
の遊び代より薄い障害物には効果がないという問題点が
あった。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、カゴ扉がセフティシューでは検出でき
ない肉厚の薄い物を挟んだまま走行することを防止する
エレベータのカゴ扉の物挟み検出装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係るエレベータのカゴ扉の物挟み
検出装置は、以下の特徴を有する。
【0011】(1)一方のカゴ扉内部に突出移動可能に
取り付けられた物挟み検出板と、他方のカゴ扉内部に設
けられ前記物挟み検出板と係合する溝と、前記一方のカ
ゴ扉内に配設されカゴ扉の戸閉め時に前記物挟み検出板
をカゴ扉の戸閉め方向に突出させる物挟み検出板作動手
段と、前記物挟み検出板がカゴ扉に挟まった異物に当接
したことを検知する検知手段と、を有する。
【0012】(2)カゴ扉内部に突出移動可能に取り付
けられた物挟み検出板と、カゴ枠内部に設けられ前記物
挟み検出板と係合する溝と、前記カゴ扉内に配設されカ
ゴ扉の戸閉め時に前記物挟み検出板をカゴ扉の戸閉め方
向に突出させる物挟み検出板作動手段と、前記物挟み検
出板がカゴ扉に挟まった異物に当接したことを検知する
検知手段と、を有する。
【0013】(3)上記(1)又は(2)に記載のエレ
ベータのカゴ扉の物挟み検出装置において、更に、前記
検知手段において異物を挟んだと検知すると前記カゴ扉
を開かせるカゴ扉再戸開き手段を有する。
【0014】(4)上記(1)又は(2)に記載のエレ
ベータのカゴ扉の物挟み検出装置において、前記物挟み
検出板作動手段は、中間軸部が前記カゴ扉に回動可能に
固定され前記物挟み検出板を吊り下げる作動腕と、前記
作動腕の先端に取り付けられ磁気吸引される吸引板と、
前記カゴ扉に設けられ前記物挟み検出板をカゴ扉内に収
納するために前記吸引板を吸引する収納用励磁コイル
と、前記カゴ扉に設けられ前記物挟み検出板をカゴ扉か
ら突出するために前記吸引板を吸引する突出用励磁コイ
ルと、を有する。
【0015】(5)上記(1)又は(2)に記載のエレ
ベータのカゴ扉の物挟み検出装置において、前記検知手
段は、前記カゴ扉に固定された固定接点と、前記物挟み
検出板に連結され前記物挟み検出板の突出時に摺動して
前記固定接点と当接する可動接点と、前記固定接点に可
動接点が当接しないと異物がカゴ扉に挟まったと判定す
る判定部と、を有する。
【0016】
【作用】以上のように構成された本発明に係るエレベー
タのカゴ扉の物挟み検出装置によれば、両開きのエレベ
ータにおいて、物挟み検出板作動手段によって物挟み検
出板が戸閉め時に両カゴ扉の接面を往復運動するので、
肉厚の薄い異物が挟まった場合にも容易に物挟みとして
検出することができる。このため、物を挟んだままカゴ
が走行することがなく、良好にエレベータを運行するこ
とができる。
【0017】また、片開きのエレベータにおいて、物挟
み検出板作動手段によって物挟み検出板がカゴ扉の戸閉
め時にカゴ扉とカゴ枠との接面を往復運動するので、肉
厚の薄い異物が挟まった場合にも容易にもの挟みを検出
することができる。このため、物を挟んだままカゴが走
行することがなく、良好にエレベータを運行させること
ができる。
【0018】更に、異物を挟んだと検知するとカゴ扉を
開かせるカゴ扉再戸開き手段を有するので、セフティシ
ューが備わっていないエレベータでもカゴ扉が物を挟ん
だ場合に、容易にカゴ扉を開放することができる。この
ため、物を挟んだままカゴが走行ことがなく、良好にエ
レベータを運行させることができる。
【0019】また、物挟み検出板作動手段は、戸閉め時
には突出用励磁コイルを励磁することによって、物挟み
検出板の上端に取り付けられた作動腕の先端の吸引板を
磁気的に吸引し、物挟み検出板を戸閉め方向に突出させ
ることができる。一方、物挟み検出板をカゴ扉に収納す
る場合には、収納用励磁コイルを励磁することによっ
て、物挟み検出板の上端に取り付けられた作動腕の先端
の吸引板を磁気的に吸引し、物挟み検出板をカゴ扉内部
に収納することができる。これにより、カゴ扉戸閉め時
にカゴ扉間またはカゴ扉とカゴ枠との間に物挟み検出板
を突出移動させることができる。
【0020】また、物挟み検出板がカゴ扉に挟まった異
物に当接したことを検知する検知手段は、カゴ扉に固定
された固定接点と、物挟み検出板に連結され物挟み検出
板の突出時に摺動して固定接点と当接する可動接点と、
固定接点に可動接点が当接しないと異物がカゴ扉に挟ま
ったと判定する判定部と、からなるので、簡便に物挟み
を検知することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な一実施
例を説明する。
【0022】図1は、本発明に係るエレベータのカゴ扉
の物挟み検出装置の構成を説明する図である。図2は、
本発明に係るエレベータのカゴ扉の物挟み検出装置がカ
ゴ扉内部より突出した状態を説明する図である。また、
図3は、図2のX1 −X2 線に沿った断面図であり、図
4は、Y1 −Y2 線に沿った断面図である。更に図5
は、図2のZ1 −Z2 線に沿った断面図である。図6
は、本発明に係る物挟み検出装置の戸閉め状態における
物挟み検出板の状態を乗り場側より見た図である。図7
は、本発明に係るエレベータのカゴ扉の物挟み検出装置
及びエレベータの動作を説明するフローチャートであ
る。尚、従来のエレベータと同様の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0023】まず、エレベータのカゴ扉の物挟み検出装
置の構成について説明する。
【0024】図1の状態は、カゴ扉が開いているときの
状態である。図1に示すように、左カゴ扉1Aの内部に
は、プラスチックやアルミ等の軽量な材料から形成され
た物挟み検出板11が設けられている。作動腕13は、
その中間軸部が左カゴ扉1Aに回動可能に固定され、か
つ物挟み検出板11を吊り下げるようにその一端が物挟
み検出板11に連結されている。一方、作動腕13の他
端には、磁気吸引される吸引板12が取り付けられてい
る。また、連動腕14は、左カゴ扉1A内部にその一端
を支点として回動可能に支持され、作動腕13と同様に
物挟み検出板11を吊り下げている。
【0025】物挟み検出板11は、左カゴ扉1Aの内部
に固定された引きバネ固定板15に取り付けられた引き
バネ16によって戸開き方向に引っ張られている。
【0026】突出用励磁コイル19は、吸引板12を吸
引した際に、物挟み検出板11がカゴ扉より突出するよ
うな位置で左カゴ扉1Aに配設される。端子20は突出
用励磁コイル19用の端子である。一方、収納用励磁コ
イル17は、作業腕13に取り付けられた吸引板12を
吸引した際に、物挟み検出板11が左カゴ扉1A内に収
納するような位置で左カゴ扉1Aに配設される。端子1
8は、収納用励磁コイル17用の端子である。図1のよ
うに、カゴ扉が開いている場合には、物挟み検出板11
はカゴ扉内部に収納されているので、収納用励磁コイル
17が励磁されて、吸引板12が吸引されている。
【0027】更に、物挟み検出板11の尾端の側面に
は、L字型の可動接点23が連結されたフレキシブルな
接点支持腕21が取り付けられている。物挟み検出板1
1が移動する場合、可動接点23は、左カゴ扉1Aに固
定されている可動接点案内板22によって案内され戸開
閉方向に摺動する。一方、左カゴ扉1Aには、固定接点
24が取り付けられている。そして、左カゴ扉1Aに固
定された出力端子25は、固定接点24とフレキシブル
電線26を介して可動接点23とに接続されている。
次に、図2を用いて、カゴ扉の戸閉め状態における物挟
み検出について説明する。なお、破線で示した部分は、
収納時の状態を示している。
【0028】右カゴ扉1Bには、物挟み検出板11が突
出した際に係合する溝27(一点鎖線で示した部分)が
形成されており、この溝27は右カゴ扉1Bの上端から
下端にかけて形成されている。
【0029】カゴ扉が戸閉めされると同時に、収納用励
磁コイル17への励磁が解除され代わって突出用励磁コ
イル19が励磁され、吸引板12は突出用励磁コイル1
9の方向に吸引される。これにより、作動腕13の中心
軸を中心に作動腕13が回動して、物挟み検出板11が
持ち上げられながら、左カゴ扉1Aより突出する。この
とき、連動腕14も固定軸を支点に、物挟み検出板を吊
り下げながら回動する。この時の吸引板12と両励磁コ
イルの状態が図3に示されている。
【0030】カゴ扉間に異物がない場合には、物挟み検
出板11が戸閉め方向に突出し、可動接点23が固定接
点24に当接し導通し、出力端子25から信号が出力さ
れる。この時の状態は、図4に示されている。一方、カ
ゴ扉間に異物がある場合には、可動接点23が固定接点
24に当接しないので、信号が出力されない。
【0031】物挟み検出板11が突出している場合に
は、引きバネ固定板15に取り付けられた引きバネ16
は伸長されているので、突出用励磁コイル19の励磁を
解除すると、引きバネ16の力によって、物挟み検出板
11は、カゴ扉内へ引き戻され収納される。なお、この
ときの状態を図5に示す。
【0032】図6には、戸閉め時の物挟み検出板とカゴ
扉とセフティシューとの位置関係が示されている。図6
に示すように、両カゴ扉及び両セフティシューは、戸閉
め時に遊び代が存在する。従って、上述したように物挟
み検出板11が両カゴ扉の接面を往復移動すれば、肉厚
が薄い異物の挟み込みまで検出することができる。な
お、カゴ室の両端に固定されたドアレール35に引っ掛
けられたドアハンガー36によって、左カゴ扉1Aと右
カゴ扉1Bは、カゴ敷居4上を左右に摺動する。
【0033】次に、物挟み検出装置及びエレベータの動
作について図7のフローチャートを用いて説明する。な
お、従来と同様の動作については同じ番号を付しその説
明を省略する。
【0034】カゴ扉を戸閉め方向に移動させ(S101
〜S105)、電気的戸閉めから戸閉め機器のオモリ自
重による機械的戸閉めに切り替えるドア位置スイッチを
動作したか否かをチェックする(S106)。機械的戸
閉めに切り替わった場合には、突出用励磁コイル17を
励磁し、物挟み検出板11を突出させ、カゴ扉間の異物
をチェックする(S301)。次に、コイル励磁完了し
た後に可動接点23が固定接点24に当接し導通し、出
力端子25から信号が出力が出されたか否かを判定する
(S302)。出力端子25より出力があった場合に
は、収納用励磁コイル19を励磁し、物挟み検出板11
を収納する(S303)。一方、出力端子25より出力
がない場合には、カゴ扉の戸閉め方向の移動を反転させ
(S201)、カゴ扉を全開させる(S202)。そし
て、不干渉タイム(一般に約4秒前後)の間戸開きする
(S203)。従って、この不干渉タイムの間に、カゴ
室の乗客はカゴ扉に挟まった異物を除去することができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るエレベータ
のカゴ扉の物挟み検出装置によれば、両開きのエレベー
タにおいて、物挟み検出板作動手段によって物挟み検出
板が戸閉め時に両カゴ扉の接面を往復運動するので、肉
厚の薄い異物が挟まった場合にも容易に物挟みとして検
出することができる。このため、物を挟んだままカゴが
走行ことがなく、良好にエレベータを運行させることが
できる。
【0036】また、片開きのエレベータにおいて、物挟
み検出板作動手段によって物挟み検出板がカゴ扉の戸閉
め時にカゴ扉とカゴ枠との接面を往復運動するので、肉
厚の薄い異物が挟まった場合にも容易に物挟みを検出す
ることができる。このため、物を挟んだままカゴが走行
ことがなく、良好にエレベータを運行させることができ
る。
【0037】更に、異物を挟んだと検知するとカゴ扉を
開かせるカゴ扉再戸開き手段を有するので、セフティシ
ューが備わっていないエレベータでもカゴ扉が物を挟ん
だ場合に、容易にカゴ扉を開放することができる。この
ため、物を挟んだままカゴが走行することがなく、良好
にエレベータを運させすることができる。
【0038】また、物挟み検出板作動手段は、戸閉め時
には突出用励磁コイルを励磁させることによって、物挟
み検出板の上端に取り付けられた作動腕の先端の吸引板
を磁気的に吸引し、物挟み検出板を戸閉め方向に突出さ
せることができる。一方、物挟み検出板をカゴ扉に収納
する場合には、収納用励磁コイルを励磁させることによ
って、物挟み検出板の上端に取り付けられた作動腕の先
端の吸引板を磁気的に吸引し、物挟み検出板をカゴ扉内
部に収納することができる。これにより、カゴ扉戸閉め
時にカゴ扉間またはカゴ扉とカゴ枠との間に物挟み検出
板を突出移動させることができる。
【0039】また、物挟み検出板がカゴ扉に挟まった異
物に当接したことを検知する検知手段は、カゴ扉に固定
された固定接点と、物挟み検出板に連結され物挟み検出
板の突出時に摺動して固定接点と当接する可動接点と、
固定接点に可動接点が当接しないと異物がカゴ扉に挟ま
ったと判定する判定部と、からなるので、簡便に物挟み
を検知することができる。
【0040】以上、本発明によれば、誤ってカゴ扉にバ
ックや鞄等や、戸閉め検出スイッチが動作してしまうよ
うな紐等の肉厚の薄いものを挟んだ場合でも、鞄等を挟
んだままカゴが走行して挟んだものによって次階の乗場
扉係合装置にカゴ扉係合装置が衝突し、乗り場上スイッ
チをオフさせたり、挟んだ鞄等を無理やり引き抜くこと
により戸閉め検出スイッチをオフさせてエレベータのカ
ゴを急停止させかん詰故障を生じさせることを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエレベータのカゴ扉の物挟み検
出装置の構成を説明する図である。
【図2】 本発明に係るエレベータのカゴ扉の物挟み検
出装置がカゴ扉内部より突出した状態を説明する図であ
る。
【図3】 図2のX1 −X2 線に沿った断面図である。
【図4】 Y1 −Y2 線に沿った断面図である。
【図5】 図2のZ1 −Z2 線に沿った断面図である。
【図6】 本発明に係る物挟み検出装置の戸閉め状態に
おける物挟み検出板の状態を乗り場側より見た図であ
る。
【図7】 本発明に係るエレベータのカゴ扉の物挟み検
出装置及びエレベータの動作を説明するフローチャート
である。
【図8】 従来では防げない不具合発生状態を示す図で
ある。
【図9】 従来のかごドアの安全装置の構成を説明する
図である。
【図10】 従来のかごドアの安全装置の動作を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1A 左カゴ扉、1B 右カゴ扉、11 物挟み検出
板、12吸引板、13作動腕、14 連動腕、15 引
きバネ固定板、16 引きバネ、17 収納用励磁コイ
ル、18 端子、19 突出用励磁コイル、20 端
子、21 接点支持腕、22 可動接点案内板、23
可動接点、24 固定接点、25 出力端子、26 フ
レキシブル電線、27溝。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のカゴ扉内部に突出移動可能に取り
    付けられた物挟み検出板と、 他方のカゴ扉内部に設けられ前記物挟み検出板と係合す
    る溝と、 前記一方のカゴ扉内に配設されカゴ扉の戸閉め時に前記
    物挟み検出板をカゴ扉の戸閉め方向に突出させる物挟み
    検出板作動手段と、 前記物挟み検出板がカゴ扉に挟まった異物に当接したこ
    とを検知する検知手段と、 を有することを特徴とするエレベータのカゴ扉の物挟み
    検出装置。
  2. 【請求項2】 カゴ扉内部に突出移動可能に取り付けら
    れた物挟み検出板と、 カゴ枠内部に設けられ前記物挟み検出板と係合する溝
    と、 前記カゴ扉内に配設されカゴ扉の戸閉め時に前記物挟み
    検出板をカゴ扉の戸閉め方向に突出させる物挟み検出板
    作動手段と、 前記物挟み検出板がカゴ扉に挟まった異物に当接したこ
    とを検知する検知手段と、 を有することを特徴とするエレベータのカゴ扉の物挟み
    検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のエレベー
    タのカゴ扉の物挟み検出装置において、 更に、前記検知手段において異物を挟んだと検知すると
    前記カゴ扉を開かせるカゴ扉再戸開き手段を有すること
    を特徴とするエレベータのカゴ扉の物挟み検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載のエレベー
    タのカゴ扉の物挟み検出装置において、 前記物挟み検出板作動手段は、中間軸部が前記カゴ扉に
    回動可能に固定され前記物挟み検出板を吊り下げる作動
    腕と、 前記作動腕の先端に取り付けられ磁気吸引される吸引板
    と、 前記カゴ扉に設けられ前記物挟み検出板をカゴ扉内に収
    納するために前記吸引板を吸引する収納用励磁コイル
    と、 前記カゴ扉に設けられ前記物挟み検出板をカゴ扉から突
    出するために前記吸引板を吸引する突出用励磁コイル
    と、 を有することを特徴とするエレベータのカゴ扉の物挟み
    検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載のエレベー
    タのカゴ扉の物挟み検出装置において、 前記検知手段は、前記カゴ扉に固定された固定接点と、 前記物挟み検出板に連結され前記物挟み検出板の突出時
    に摺動して前記固定接点と当接する可動接点と、 前記固定接点に可動接点が当接しないと異物がカゴ扉に
    挟まったと判定する判定部と、 を有することを特徴とするエレベータのカゴ扉の物挟み
    検出装置。
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