JPH0816965A - 集中監視システム - Google Patents

集中監視システム

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JPH0816965A
JPH0816965A JP14771994A JP14771994A JPH0816965A JP H0816965 A JPH0816965 A JP H0816965A JP 14771994 A JP14771994 A JP 14771994A JP 14771994 A JP14771994 A JP 14771994A JP H0816965 A JPH0816965 A JP H0816965A
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英志 中
Hiroshi Takei
弘 武井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常発生時に要する対処時間の短縮及びセキ
ュリティ性の向上を図った集中監視システムを提供す
る。 【構成】 まず、対処要員が、勤務に就く際に対処要員
登録装置3にて、勤務に就いた旨の登録を行うことによ
り、対処要員が携行する対処カード4の記憶部44と、
中央監視装置2の記憶部25とに対処データが登録され
る。ある監視建物6に異常が発生した場合、対処に出向
く対処要員に関する対処データが、監視建物6内のコン
トローラ61に送信される。到着した対処要員が、対処
カード4をコントローラ61に接続されたカードリーダ
68に読み取らせると、コントローラ61は、対処カー
ド4の対処データと、先に中央監視装置2から送信され
てきている対処データとを照合し、OKの場合のみ、電
気錠を開錠する。対処が終了すると、コントローラ61
は、記憶していた当該対処データを消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電話回線などの通信
回線を利用して、複数の建物を集中的に監視するシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、警備会社、ビル管理
会社等において、複数の監視建物と中央監視装置とを電
話回線等の通信回線を介して接続し、中央監視装置にて
その複数の建物を集中監視するものがある。
【0003】図5は、従来の集中監視システムを示す図
である。図5において、符号1は、複数の監視建物を集
中監視する中央監視センタを示す。符号2は、中央監視
センタ1内に設置され、電話回線などの通信回線で複数
の監視建物と接続されて、その複数の監視建物を監視す
る中央監視装置を示す。符号10は、中央監視装置2か
らの有線又は無線の指示を受けて、監視建物に出向き対
処する対処要員のための待機所を示す。符号11は、対
処要員が対処に向かう時に使用する対処車両を示す。符
号9は、複数戸の監視建物を示す。符号91は、各監視
建物におけるコントローラ(端末装置)を示し、そのコ
ントローラには、火災センサ、侵入者検出センサ、ビル
設備の状態監視センサなどの監視センサ92が接続され
ている。符号5は、電話回線等の通信回線であって、中
央監視装置2、各コントローラ91及び待機所10を経
由してそれらを接続するものである。
【0004】次に、ある監視建物9の火災センサが異常
を検出した場合の動作について説明する。まず、その火
災センサ92が異常を検出すると、火災センサ92から
コントローラ91に異常信号が発信される。コントロー
ラ91は、その異常信号を受信すると中央監視装置2
へ、自動ダイヤリングして火災異常の発生を送信する。
中央監視装置2は、その信号を受信すると、監視建物名
称と火災異常発生の旨をモニタに表示する。
【0005】そのモニタ表示を中央監視センタ1の管制
員が見て、待機所10又は対処車両11内などにいる対
処要員に無線又は有線で対処指示を出し、指示を受けた
対処要員が、異常発生のある建物へその建物の鍵を持っ
て出向き、必要な対処をしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の集中監視システ
ムでは、監視建物の全ての鍵を警備会社やビル管理会社
などの管理会社で預からなければならず、監視する建物
が増えればその分預かる鍵も増え、その管理が煩雑にな
るという課題があった。また、異常対処をするときに
は、対処要員が待機場所にて待機していれば、待機所に
ある監視建物の鍵を持って対処に向かえば良いが、待機
場所以外にいるときには、その都度監視建物の鍵を待機
所まで取りに行かなければならなかった。これを解決す
るために、監視建物の鍵を対処車両内に鍵を備えること
が考えられる。しかし、この場合には、車両の盗難防止
の問題や、該車両を使用していない他の対処要員が対処
に向かうときには鍵を持っていけないという問題が生じ
る。火災等の異常のように対処に緊急性が要求されると
きは、この対処時間をさらに短縮することが重要な課題
となっていた。
【0007】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、異常
発生時に要する対処時間の短縮及びセキュリティ性の向
上を図った集中監視システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するため、以下に記載されるような技術構成を採
用するものである。すなわち、本発明に係る集中監視シ
ステムは、1又は複数の端末装置と中央監視装置とを通
信回線で接続した集中監視システムにおいて、前記中央
監視装置は、前記各端末装置に送信すべき対処データを
登録する登録手段を具備し、前記各端末装置は、前記中
央監視装置から送信される対処データを記憶する記憶手
段と、対処データを入力するデータ入力手段と、前記中
央監視装置から受信した対処データと対処要員が入力し
た対処データとを照合し、一致した場合に該端末装置を
対処モードに設定する制御手段と、を具備することを特
徴とする集中監視システムである。
【0009】また、本発明に係る更なる集中監視システ
ムは、監視建物毎に設置された1又は複数の端末装置と
中央監視装置とを通信回線で接続した集中監視システム
において、該監視建物は、開閉設備を有し、前記中央監
視装置は、前記各端末装置に送信すべき対処データを登
録する登録手段を具備し、前記各端末装置は、該開閉設
備と接続され、前記中央監視装置から送信される対処デ
ータを記憶する記憶手段と、対処データを入力するデー
タ入力手段と、前記中央監視装置から受信した対処デー
タと対処要員が入力した対処データとを照合し、一致し
た場合に該開閉設備を開する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とする集中監視システムである。
【0010】さらに、本発明によれば、これらの集中監
視システムにおいて、前記制御手段は、対処モード設定
後再度監視モードに設定された場合に、前記中央監視装
置から受信し前記記憶手段に記憶している対処データを
消去する。
【0011】また、本発明によれば、これらの集中監視
システムにおいて、前記各端末装置は、前記中央監視装
置と該端末装置との通信状態を監視する通信状態監視手
段をさらに具備し、前記通信状態監視手段が異常を検出
した場合には、前記対処モードへ移行するための前記対
処データの照合は、少なくともカード識別データ及び有
効期限データのいずれかを含む特定のデータのみに関し
てなされるように構成される。
【0012】
【作用】本発明に係る集中監視システムにおいては、中
央監視装置から受信した対処データと対処要員が入力し
た対処データとの照合により、対処モードへの移行が可
能となるため、従来技術において不可欠であった各監視
建物ごとの鍵の管理及び携行が不要となる。また、対処
要員による対処データの入力は、カードリーダ及び対処
カードにより実現されるため、簡易な操作によりなされ
ることとなる。さらに、通信回線に接続された専用の対
処データ登録装置を備えることにより、中央監視装置と
対処カードとに対する対処データの登録も、容易なもの
となる。また、通信異常により、中央監視装置からの対
処データを受信できない場合には、特定のデータの照合
のみで入館が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の集中監視システムを警備シス
テムに適用した例を、図1〜図4を参照して詳細に説明
する。
【0014】図1は、本発明を適用した警備システムの
全体構成図である。図2は、本発明のコントローラ(端
末装置)の概略構成図である。図3は、本発明のカード
リーダの概略構成図である。図4は、本発明のコントロ
ーラの動作フローを示す図である。
【0015】まず、図1において、符号6は、1戸又は
複数戸の監視建物を示す。符号61は、その監視建物6
それぞれに設置され、建物内の状態を監視するコントロ
ーラ(端末装置)を示す。符号2は、中央監視センタに
設置され、前記コントローラ61や後述する対処要員登
録装置3などと通信回線5を介して接続され、各監視建
物6を集中監視する中央監視装置を示す。符号3は、対
処要員の登録を行う1台又は複数台の対処要員登録装置
を示す。符号4は、対処要員が監視建物6へ対処のため
に出動する際に携行する対処カード(例えばICカー
ド)を示す。中央監視装置2、各監視建物6内のコント
ローラ61及び各対処要員登録装置3は、電話回線等の
通信回線5で接続されている。
【0016】まず、中央監視装置2について説明する。
中央監視装置2は、1戸又は複数戸の監視建物6を集中
監視する装置で、処理装置(CPU)21と、電源部2
2と、各監視建物の状態、対処要員の配備状況など必要
なデータを表示する表示部23と、各監視建物毎のデー
タや各種マスタの登録・修正・削除指示、各監視建物の
開閉設備の作動許可信号等を入力する入力部24と、処
理装置21のOSや建物の管理プログラム、建物のデー
タ等を記憶する記憶部25と、各監視建物及び各対処要
員登録装置とのデータや指令の通信の制御を行う通信制
御装置(CCU)26と、各監視建物6及び各対処要員
登録装置3とのデータ変換を行うモデム27とを備えて
いる。
【0017】次いで、前記コントローラ(端末装置)6
1について説明する。コントローラ61は、定まった監
視区域の火災、侵入者、設備などの建物を監視するのに
必要な各種センサ(S)63を接続するローカルコント
ローラ62、電気錠66を制御する電気錠コントローラ
67、及び出入り口近傍に設置されるカードリーダ68
に、LAN69を介して接続される。
【0018】さらに、図2を参照してコントローラ(端
末装置)61の構成を詳細に説明する。コントローラ6
1は、中央監視装置2との通信の制御を行う通信制御部
612、モデム611、中央監視装置2とコントローラ
61との通信状態、例えば通信回線5の異常や通信制御
部612の故障などを監視し異常を検出する通信状態監
視部619、LAN69に接続された機器との通信の制
御を行うLAN通信制御部617、LAN69とコント
ローラ61とを接続するためのLANインタフェース6
18、このコントローラを動作させるプログラム、各種
制御を行うためのデータやパラメータ等を記憶する記憶
部(RAM,ROM)615及び616、コントローラ
の電源装置614、並びにこれらを制御する制御部(C
PU)613で構成される。なお、通信状態監視部61
9で通信異常を検出すると、記憶部615に「通信異常
あり」が記憶され、通信異常がないときは「通信異常な
し」が記憶される。
【0019】図3を参照して、LAN69を介してコン
トローラ61に接続されるカードリーダ68の構成につ
いて説明する。カードリーダ68は、LAN69を介し
てネットワークに接続されている機器と通信を行うため
のLAN通信制御部682及びLANインタフェース6
81、対処カード4のデータを読み込むカードリード部
684、これらを制御する制御部(CPU)683、並
びにカードリーダ68に電源を供給する電源部685を
備えている。
【0020】次に、図1を参照して、対処要員登録装置
3及び対処カード4について説明する。1台又は複数台
の対処要員登録装置3は、例えば、対処要員が待機する
各待機所内にそれぞれ配置され、各々、中央監視装置2
との通信を制御する通信制御部(CCU)32、モデム
31、対処者情報やカードの有効期限などを入力する入
力部36、入力したデータを表示する表示部35、挿入
部に挿入された対処カード4にデータを書き込むカード
ライト部38、この端末装置を動作させるプログラム、
各種制御を行う為のデータやパラメータ等を記憶する記
憶部37、これらを制御する制御部(CPU)33、並
びに電源を供給する電源部34により構成される。
【0021】また、対処カード4は、対処要員登録装置
3及びカードリーダ68とデータの送受を行う入出力イ
ンタフェース41、対処要員データを記憶する記憶部4
4、これらを制御する制御部(CPU)42、並びに電
源を供給する電源部43を備えている。
【0022】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、対処要員は、勤務に就く際にいずれかの対処要員
登録装置3にて、勤務に就いた旨の登録を行う。その登
録の方法は、対処要員登録装置3のカード挿入部に対処
カード4を挿入し、入力部36から対処者番号・対処者
名等の対処要員データ、並びに対処カードの有効勤務時
間帯・有効期間等の有効期限データを入力し、記憶部3
7に記憶させる、というものである。そして、このとき
入力したデータは、カードライト部38から対処カード
4に送信され、対処カード4は、その送信されたデータ
を入出力インタフェース41を経由して受信し、記憶部
44にて記憶する。
【0023】また、対処要員登録装置3に入力されたデ
ータのうち、対処要員データは、通信制御部32及びモ
デム31から電話回線等の通信回線5を介して、中央監
視装置2へ送信される。中央監視装置2では、対処要員
登録装置3からの対処要員データをモデム27を経由し
て受信し、記憶部25にて記憶するとともに、表示部2
3に対処要員が勤務についた旨を表示し、それを管制員
が確認する。
【0024】そして、対処要員は、登録された対処カー
ド4を対処要員登録装置3から取り出し、携行して勤務
に付く。
【0025】今、ある監視建物6が無人状態となり、す
なわち「監視状態」になっているとする。その監視建物
6を監視している一つのセンサ63(例えば火災セン
サ)が異常を検出すると、ローカルコントローラ62、
コントローラ61、及び電話回線などの通信回線5を介
して、中央監視装置2に異常信号が送信される。中央監
視装置2では、この異常信号を受信すると、直ちに表示
部23に異常が発生した監視建物名、異常の発生時刻、
異常の種類、及び登録中の対処要員を表示する。このと
き、対処要員が複数人登録されていれば、その対処に適
している順、例えば監視建物に近接している順に表示す
るようにプログラムされている。
【0026】管制員は、表示部23の表示により当該監
視建物6の異常発生を認識すると、表示に従って最適な
対処要員に対処指示を出す。その指示の方法は、無線・
有線等どのような方法で行っても構わない。確実に対処
要員に指示が伝わった時点で、管制員は、中央監視装置
2の入力部24を操作して、対処に向かう対処要員デー
タを記憶部25から読み出し、少なくとも対処要員デー
タを含む対処許可信号を当該監視建物6のコントローラ
61に送信する。
【0027】コントローラ61では、中央監視装置2か
ら送信されてきた対処許可信号を受信すると、記憶部
(RAM)615にその対処許可信号を格納する。
【0028】管制員の指示に基づき、対処要員が異常の
発生している当該監視建物6に到着すると、その対処要
員は、建物へ入館するときに、出入り口近傍に設置され
ているカードリーダ68に対処カード4を挿入する。
【0029】対処カード4の挿入以後のコントローラの
動作フローを図4を参照して説明する。対処カード4が
カードリーダ68に挿入されると、カードリーダ68か
ら対処カード4に対して、カードデータの読み出し命令
が送出される。対処カード4では、記憶部44から少な
くともカード識別データ、有効期限データ及び対処要員
データのいずれかを含むカードデータを読み込み、入出
力インタフェース41を介してカードリーダ68に送信
する。カードリーダ68では、カードリード部684を
介してそのカードデータを受信し、受信したカードデー
タを、LAN通信制御部682及びLANインタフェー
ス681を介してコントローラ61へ送信する。コント
ローラ61は、このデータを、LANインタフェース6
18及びLAN通信制御部617を介して受信し、記憶
部615に格納する(ステップ110)。
【0030】次に、ステップ110にて記憶部615に
格納されたカードデータからカード識別データを読み出
し、記憶部(ROM)616に予め記憶されているカー
ド識別データと処理部613において照合する(ステッ
プ120)。照合結果がNGであれば、「対処モード」
への移行がなされず、当然電気錠の解錠も行われない
(ステップ180)。また、照合結果がOKの場合は、
ステップ130に移行する。ステップ130では、ステ
ップ110にて記憶部615に記憶されたカードデータ
から有効期限データを読み出し、現在の日時分が有効期
限内か否かを処理部613において照合する。照合結果
がNGであれば対処モードへの移行もせず、当然電気錠
の解錠も行われない(ステップ180)。また、照合結
果がOKの場合は、ステップ140へ移行する。
【0031】ステップ140では、通信状態監視部61
9から通信異常の有無を判定する。すなわち、記憶部6
15を参照し、通信異常があれば、ステップ150を省
略してステップ160へ移行し、通信異常がなければス
テップ150へ移行する。通信異常のときにステップ1
50を省略するのは、万が一、通信異常のために対処許
可信号がコントローラ61へ送信できない場合にも、ス
テップ120及び130の照合のみで対処を可能とする
ためである。
【0032】ステップ150では、ステップ110にて
記憶部615に記憶されたカードデータから対処要員デ
ータと、ステップ110とは別に既に記憶部615に記
憶されている、中央監視装置2からの前記対処許可信号
に含まれていた対処要員データとを処理部613にて照
合する。照合結果がNGであれば対処モードへの移行も
せず、当然電気錠の解錠も行われない(ステップ18
0)。また、照合結果がOKの場合は、ステップ160
へ移行する。
【0033】ステップ160では、監視建物6に対処者
が入館している旨の「対処モード」(例えば「巡回モー
ド」)へ移行し、中央監視装置2に対して対処モードに
移行した旨の信号を送信し、中央監視センタではその状
況を把握する。
【0034】次いでステップ170において、コントロ
ーラ61は、LANインタフェース618を介して、L
AN69に接続されている電気錠コントローラ67に、
電気錠の解錠信号を送出し、その結果、電気錠コントロ
ーラ67により電気錠66の解錠がなされる。
【0035】対処が終了し、所定の操作により再度「監
視モード」に移行した後は、記憶部615に記憶された
対処データはクリアされ、そのカードでは再度照合する
ことができない。
【0036】これにより、1枚の対処カードで複数の監
視建物6のいずれへの入館も可能になるので、これま
で、監視建物毎に預かってきた鍵も必要がなく、その鍵
の管理が削減されるとともに、対処要員が多数の鍵を携
行しなくて済むという効果がある。また更に、中央監視
装置2からの対処許可信号の有無により、入館を規制で
きる上、現在の対処要員の配置状況を中央監視装置にて
把握できるようになる。もし、悪意の人間が、対処カー
ド4を不正に入手し、監視建物6に侵入するために対処
カード4をカードリーダ68に挿入しても、監視建物6
に対処指示がでておらず、すなわち中央監視装置2から
の対処許可信号をコントローラ61が受信していないた
め、対処者データの照合はNGとなり入館することはで
きない。更に、対処カード4に有効期限データによる制
限もかかるので、対処カード4の不正利用を完全に防ぐ
ことができる。更に、対処する必要がない監視建物6へ
の入館も規制でき、セキュリティ性が向上する。
【0037】本実施例では、監視建物の開閉設備の例示
として電気錠の解錠により入館可能となる例を示した
が、オートドアやシャッターの制御、その他設備に限ら
ず認証が必要なシステムに本発明を適用できるのは、言
うまでもない。
【0038】また、複数の独立した建物を集中監視する
ようにしたが、単一の建物内、例えばビルにおいて、複
数の警戒領域を集中監視する場合にも適用できること
は、例示するまでもないことである。
【0039】更に、本実施例では、対処モードとして説
明したが、これは、巡回モード、保守モード、警戒解除
モード等をいう。
【0040】
【発明の効果】本発明によると、これまで、監視建物が
増加すればその分預かる建物の鍵が増加していたのが、
対処カード1枚で監視建物の鍵に代用できるようにな
り、煩雑な鍵の管理が無くなる。また、対処要員の携行
する鍵が不必要となり、対処カードのみで監視建物に対
する迅速な対処が可能となる。更に、対処カードを紛失
した場合でも、その紛失した対処カードによる監視建物
への入館は防止される。また、対処要員が不正に対処カ
ードを使用して監視建物に入館することもできなくな
り、信頼性が更に高まるという効果がある。
【0041】また、通信回線の断線や通信装置の異常な
どにより、中央監視装置からの対処許可信号をコントロ
ーラで受信できない場合だけは、コントローラが既に記
憶しているデータの照合のみで入館が可能となるので、
安全性を確保しつつ、柔軟な運用が可能となる。
【0042】また、IDが必要な設備機器に本発明を適
用することで、システムにアクセスする人間の厳重な監
視が可能となり、システムの安全性の向上が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る集中監視システムであ
って、警備システムに適用した例を示す全体構成図であ
る。
【図2】本発明に係るコントローラの概略構成図であ
る。
【図3】本発明に係るカードリーダの概略構成図であ
る。
【図4】本発明に係るコントローラの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】従来技術に係る集中監視システムの全体構成図
である。
【符号の説明】
1…中央監視センタ 2…中央監視装置 21…処理装置(CPU) 22…電源部 23…表示部 24…入力部 25…記憶部 26…通信制御装置 27…モデム 3…対処要員登録装置 31…モデム 32…通信制御部 33…制御部(CPU) 34…電源部 35…表示部 36…入力部 37…記憶部 38…カードライト部 4…対処カード 41…入出力インタフェース 42…制御部(CPU) 43…電源部 44…記憶部 5…通信回線 6…監視建物 61…コントローラ(端末装置) 611…モデム 612…通信制御部 613…制御部(CPU) 614…電源部 615…記憶部(RAM) 616…記憶部(ROM) 617…LAN通信制御部 618…LANインタフェース 619…通信状態監視部 62…ローカルコントローラ 63…各種センサ 66…電気錠 67…電気錠コントローラ 68…カードリーダ 681…LANインタフェース 682…LAN通信制御部 683…制御部(CPU) 684…カードリード部 685…電源部 69…LAN 8…交換機 9…監視建物 91…コントローラ(端末装置) 92…各種センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数の端末装置と中央監視装置と
    を通信回線で接続した集中監視システムにおいて、 前記中央監視装置は、前記各端末装置に送信すべき対処
    データを登録する登録手段を具備し、 前記各端末装置は、 前記中央監視装置から送信される対処データを記憶する
    記憶手段と、 対処データを入力するデータ入力手段と、 前記中央監視装置から受信した対処データと対処要員が
    入力した対処データとを照合し、一致した場合に該端末
    装置を対処モードに設定する制御手段と、 を具備することを特徴とする集中監視システム。
  2. 【請求項2】 監視建物毎に設置された1又は複数の端
    末装置と中央監視装置とを通信回線で接続した集中監視
    システムにおいて、 該監視建物は、開閉設備を有し、 前記中央監視装置は、前記各端末装置に送信すべき対処
    データを登録する登録手段を具備し、 前記各端末装置は、該開閉設備と接続され、 前記中央監視装置から送信される対処データを記憶する
    記憶手段と、 対処データを入力するデータ入力手段と、 前記中央監視装置から受信した対処データと対処要員が
    入力した対処データとを照合し、一致した場合に該開閉
    設備を開する制御手段と、 を具備することを特徴とする集中監視システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、対処モード設定後再度
    監視モードに設定された場合に、前記中央監視装置から
    受信し前記記憶手段に記憶している対処データを消去す
    る、請求項1又は請求項2に記載の集中監視システム。
  4. 【請求項4】 前記各端末装置は、前記中央監視装置と
    該端末装置との通信状態を監視する通信状態監視手段を
    さらに具備し、前記通信状態監視手段が異常を検出した
    場合には、前記対処モードへ移行するための前記対処デ
    ータの照合は、少なくともカード識別データ及び有効期
    限データのいずれかを含む特定のデータのみに関してな
    されるように構成されていることを特徴とする、請求項
    1又は請求項2に記載の集中監視システム。
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JP2006089975A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 分散式入退室管理システム
US7027370B2 (en) 2000-09-28 2006-04-11 Sharp Kabushiki Kaisha Optical recording device and optical recording method, control program for the optical recording device, and computer-readable recording medium recording the control program
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