JPH08169248A - 動力分配装置 - Google Patents

動力分配装置

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JPH08169248A
JPH08169248A JP7213927A JP21392795A JPH08169248A JP H08169248 A JPH08169248 A JP H08169248A JP 7213927 A JP7213927 A JP 7213927A JP 21392795 A JP21392795 A JP 21392795A JP H08169248 A JPH08169248 A JP H08169248A
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JP
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clutch
differential device
differential
power distribution
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JP7213927A
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English (en)
Inventor
David C Gustin
デイヴィド、シー、ガスティン
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Dana Inc
Original Assignee
Dana Inc
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
    • B60K17/344Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear
    • B60K17/346Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear
    • B60K17/3462Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having a transfer gear the transfer gear being a differential gear with means for changing distribution of torque between front and rear wheels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19023Plural power paths to and/or from gearing
    • Y10T74/19074Single drive plural driven
    • Y10T74/19079Parallel
    • Y10T74/19084Spur

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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両を2輪駆動モード、全輪駆動モード及び
4輪駆動モードの間で選択的に切換えることのできる動
力分配装置を提供することにある。 【解決手段】 動力分配装置10は、入力部36及び2
つの出力部40、42を持つ差動装置35と、通常は係
合離脱状態の第1の電磁クラッチ45と、通常は係合状
態の第2のクラッチ46とを備えている。両電磁クラッ
チを係合させ又は係合を離脱させるときは、前車軸20
にはトルクが伝わらないで、差動装置を介し後車軸17
にトルクが伝えられ、車両を2輪駆動モ−ドで推進す
る。両電磁クラッチを係合させると、差動装置は鎖錠さ
れ、前車軸及び後車軸にトルクを伝え、普通の4輪駆動
モ−ドで車両を推進する。両電磁クラッチ45、46を
係合させ、又係合を離脱させるときは、差動装置は解錠
され、全輪駆動モ−ドで前車軸及び後車軸にトルクを伝
えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車又はトラックの
ような車両の駆動列に使う動力分配装置(transf
er case)に関する。
【0002】
【従来の技術】基本的にはこのような車両は互いに異な
る3種類の駆動列を備えている。2つの後車輪或は2つ
の前車輪を車両の推進のために駆動する2輪駆動列が最
も一般的である。このシステムにより燃料経済が最良に
なるが、このシステムでは、雨天の、雪で覆われた又は
ぬかるみの路面条件のもとでは牽引作用が弱くなる。
【0003】他のシステムは、動力分配装置からの1本
の駆動軸が後車軸差動装置を介して作用し後車輪を駆動
すると共に動力分配装置からの第2の駆動軸を前車軸差
動装置を介して作用し、前車輪を駆動する4輪駆動列で
ある。クラッチの係合を離脱させることにより、1組の
車輪が選択的に駆動作用からはずされ燃料経済が向上す
る。
【0004】4輪駆動列は、車両が泥の中又は積雪内で
固定状態になり、又は車両を平滑な路面上で駆動する場
合にとくに有利である。その理由は、前後の車軸の各差
動装置が相互に独立して作用し従って一方の組の車輪
は、他方の組の一方の車輪が滑動しても全牽引力を保持
するからである。しかし4輪駆動システムは正常な乾燥
した道路条件のもとでは不利である。その理由は、4輪
駆動モ−ドでは2組の車輪に対する駆動軸は、実際上単
一の剛性軸であり前車輪及び後車輪の間の速度差に適応
できないからである。実際上4輪モ−ドは、車輪の滑り
により前後輪の速度差に適応させるのに路面が低い摩擦
係数を持つ湿った又は滑りやすい条件のもとでしか使わ
れない。
【0005】なお新式のシステムは全輪駆動システム
(allーwhell drivesystem)と呼
ばれる。このようなシステムでは、中央差動装置を,動
力分配装置内で前後部の駆動軸間に位置させ、前輪及び
後輪間の速度差に適応させる。従ってこのシステムは全
タイム全輪駆動モ−ド(allーwhell driv
e mode all of time)に保持され、
車両に対する制御作用を向上する。車両が極めて滑りや
すい道路上で運転され又は固定状態になると、中央差動
装置はこのシステムを4輪駆動システム(fourーw
hell drive system)に変換するよう
にクラッチにより鎖錠することによって、車輪の滑りを
最少にする。すなわち全輪駆動システムはいくつかの利
点を持つが、燃料経済の見地からは比較的不利である。
【0006】
【発明の開示】本発明の一般的目的は、車両を燃料効率
の良い2輪駆動モ−ド、高性能の全輪駆動モ−ド及び高
牽引力の4輪駆動モ−ドの間で選択的に切換えることの
できる新規な改良された車両用動力分配装置を提供する
ことにある。
【0007】本発明の他の目的は、エンジン又は車両の
任意の速度で全部の道路条件のもとで運転中に各モ−ド
間でパワ−シフトされる動力分配装置を提供することに
ある。
【0008】一層詳細な目的は、中央差動装置と協働し
て1本の動力分配装置出力軸だけの独立した駆動を行
い、両出力軸の非同期駆動を行い、又は差動装置を鎖錠
して2本の出力軸の同期駆動を行う2組の電気作動クラ
ッチを持つ動力分配装置を提供することにより前記の目
的を達成することにある。
【0009】本発明によれば、所要電力が比較的低くク
ラッチの構造が比較的密実である。
【0010】本発明のこれ等の又その他の目的及び利点
は添付図面についての以下の詳細な説明から明らかであ
る。
【0011】本発明は種種の変化変型を行うことができ
るが、その若干の実施例を添付図面に示し以下に詳細に
述べる。しかし本発明がこれ等の説明に限定するもので
なく本発明の範囲内で種種の変化変型を行うことができ
るのはもちろんである。
【0012】例示のために本発明を車両動力列に使う動
力分配装置(transfer case)10に協働
させて示す。この動力列は、変速機13に連結した出力
軸12を持つエンジン11を備えている。変速機13の
回転出力軸14は動力分配装置10への入力軸として作
用する。動力分配装置10は、後部駆動車軸17の差動
装置16に連結した後部駆動軸15を回転するように作
用し、又前部駆動車軸20の差動装置19に連結した前
部駆動軸18を回転するように作用する。車軸17、2
0はそれぞれ後車輪21及び前車輪22を駆動する。
【0013】動力部分配装置10は、変速機出力軸14
により回転するようにした回転入力部材又は入力軸24
を支えるハウジング23(図2)を備えている。出力軸
25の形の他の回転部材は、ハウジング23内の軸受2
6により支えられ入力軸24により回転するようにして
ある。この例では出力軸25は、軸25のフランジ27
により後部駆動軸15を回転するように連結してある。
【0014】動力分配装置10は、この場合軸受29に
より回転するように入力軸24に支えたスプロケット2
8の形を持つ第2の回転出力部材を備えている。駆動チ
ェ−ン30は、スプロケット28のまわりと軸32に固
定した第2のスプロケット31のまわりとに掛けてあ
る。軸32は、ハウジング23内の軸受33に支えら
れ、軸32のフランジ34により前部駆動軸18を回転
するように作用する。
【0015】すなわち後車輪21は軸25の回転に応じ
て駆動されるが、前車輪22はスプロケット28を回転
すると駆動される。入力軸24は、出力軸25を回転す
るように中央差動装置35を介して作用する。この場合
差動装置35は、スプライン部分37に示すように入力
軸24にスプラインばめした支持部材(carrie
r)36(図2及び図6)により形成した入力部を備え
ている。角度的に互いに間隔を置いてた遊星歯車39は
ピン38により支持部材36に回転できるように支えて
ある。この場合3個のこのような遊星歯車を設けてあ
る。各遊星歯車39は内歯リングギヤ40により囲まれ
このリングギヤとかみあう。内歯リングギヤ40は、差
動装置35の1つの出力部を形成し又出力軸25の歯4
1にかみあい、リングギヤ40を回転するときはつねに
出力軸25が回転されるようにする。各遊星歯車39は
又、太陽歯車42のまわりに角度方向に互いに間隔を隔
て太陽歯車42にかみあう。太陽歯車42は、軸受44
(図3参照)により入力軸24に支えたスリ−ブ43の
一端部に固定してある。太陽歯車42及び連結されたス
リ−ブ43は差動装置の第2の出力部を構成する。
【0016】本発明によれば動力分配装置10の差動装
置35は、燃料効率の良い2輪駆動モ−ド、高性能の全
輪駆動モ−ド又は高牽引力の4輪駆動モ−ドのいずれか
で車両を選択的に作動させることができるように制御さ
れる。次に動力分配装置10は、任意の車両速度又はエ
ンジン速度において任意の道路条件のもとで3種類のモ
−ドのうちの任意のモ−ドの間でパワ−シフトできるの
は明らかである。
【0017】とくに以上のことは、電気的に制御できる
ことを好適とする選択的に係合及び係合離脱のできる2
組のクラッチ45、46(図3)を持つ動力分配装置1
0を独特に設けることによって達成できる。クラッチ4
5は、軸線方向に固定した板(plate)48と軸線
方向に間隔を置いて軸線方向に可動な板(plate)
49との間に挟んだ複数の環状の円板(disc)47
により形成した円板パックを備えている。2枚の板4
8、49は、スリ−ブ43を囲みスリ−ブ43にスプラ
イン部分50に示すようにスプラインばめしてある。1
枚おきの円板47の内周辺の歯はスリ−ブ部43にスプ
ラインばめされ、従ってこれ等の円板はスリ−ブ43と
共に回転する。このような円板47及び各板48、49
はクラッチ45の入力部を形成する。介在する各円板4
7の外周辺の歯は、これ等の円板を囲む内歯スプライン
付杯状体51にからみあい介在する円板47及び杯状体
51が一緒に回転するようにする。杯状体51は又出力
スプロケット28と共に1単位として回転するように結
合してある。
【0018】板48、49間に位置させた角度的に互い
に間隔を置いた圧縮ばね52(図3)は、板49を板4
8から遠ざかる向きに付勢し通常互いに隣接する各円板
47を相互に摩擦を伴う係合がはずれる状態に保つ。す
なわちトルクは通常スリ−ブ43から杯状体51及びス
プロケット28に伝えられない。板49を板48に向か
い軸線方向にシフトするときは、各円板47は相互に摩
擦を伴う係合状態に押圧されスリ−ブ43から杯状体5
1、スプロケット28そして最終的に前部車軸20にト
ルクを伝えるように作用する。
【0019】板49を板48に向かいシフトするよう
に、クラッチ45は、回転できるように固定した界磁殻
(field shell)54(図3)を持つ電磁ア
クチュエ−タと、界磁殻54内に位置させた電気コイル
55と界磁殻54に対して回転するロ−タ56と、板4
9及びロ−タ56の間に位置し杯状体51に外周辺をス
プラインばめしたア−マチュア57とを備えている。ロ
−タ56は、スリ−ブ43に沿い回転することができス
リ−ブ43の円周方向に延び半径方向外向に突出する肩
部60に当てがったスラスト軸受59に支えた内部リン
グ58を備えている。
【0020】角度的に互いに間隔を置いたボ−ル61
は、それぞれ板49及びロ−タ・リングすなわち内部リ
ング58の互いに隣接する面に形成した環状みぞ62、
63内に受入れてある。各ボ−ル61はケ−ジ64内に
保持してある。みぞ63の底部は、角度的に互いに間隔
を置いた場所で傾斜し、各ボ−ル61を板49に対し円
周方向で一方の向きに移動させたときに各ボ−ル61が
板49にリング58から遠ざかる向きにカム作用を及ぼ
し、各円板47を摩擦を伴い緊密に係合する状態に押圧
し、クラッチ45を係合させスリ−ブ43から杯状体5
1にトルクを伝える。
【0021】通常コイル55は消勢され、クラッチ45
は係合を離させられている。これ等の条件のもとではア
−マチュア57はロ−タ56に対しクラッチ作用を伴う
係合状態になっていない。板49はボ−ル61を介して
作用しロ−タ56を回転させる。クラッチ45の係合を
離脱させるときは、各ボ−ル61はみぞ62、63内で
ばね52が板49をリング58に向かい押圧し、板49
が円板47の摩擦を伴う係合を生ずるのを防ぐような位
置に位置する。
【0022】コイル55を付勢するときは、磁束が図3
に破線65により示した径路を通りア−マチュア57を
引付けてロ−タ56に摩擦を伴って係合させる。ロ−タ
56が杯状体51の負荷を受けることによって、板49
に対するロ−タ56の回転が遅くされ、板49に対する
ロ−タ56の角度方向シフトを生ずる。このようなシフ
トによりボ−ル61をみぞ63の傾斜面に作用させ、板
49をロ−タリング58から遠ざけ、そして各円板47
を相互に摩擦を伴う係合状態に押圧することにより、ク
ラッチ45を係合させる。コイル55を消勢するとき
は、ア−マチュア57が動いてロ−タ56に対するクラ
ッチ作用を伴う係合を離脱させる。ロ−タ56は、負荷
を解放されるときは、板49に対し角度的にシフトし、
各ボ−ルを61をばね52によって板49を円板47と
の押圧係合状態から離脱させることのできる位置に位置
させる。
【0023】クラッチ46は、クラッチ45と大体にお
いて同様であるが、通常係合状態に保持される。すなわ
ちクラッチ46は、軸線方向には固定された板68と、
軸線方向に互いに間隔を置いて軸線方向に可動な板69
との間に挟んだ複数の環状の円板67(図3)により形
成した円板パックを備えている。2枚の板68、69
は、スリ−ブ43を囲みスプライン部分70でスリ−ブ
43にスプラインばめしてある。1枚おきの円板67の
内周辺の歯はスリ−ブ43にスプラインばめしてある
が、介在する各円板の外周辺の歯はリングギヤ40のス
リ−ブ状スプライン付き延長部分71にかみあう。従っ
て若干の円板67はスリ−ブ43と共に1単位として回
転するが、その交互の円板はリングギヤ40と共に1単
位として回転する。スリ−ブ43にスプラインばめした
板68、69及び各円板67はクラッチ46の入力部を
形成する。板69は、互いに間隔を置いた複数個のばね
71Aにより板68から遠ざかる向きに付勢される。各
ばね71Aは各円板67を相互に摩擦を伴う係合離脱状
態に保ちスリ−ブ43及びリングギヤ40の間にトルク
が伝わらないようにする。
【0024】クラッチ46は又、回転できるように固定
した界磁部材72(図3)を持つ電磁アクチュエ−タ
と、界磁殻内に位置させた電気コイル73と、界磁殻に
対して回転するロ−タ74と、板69及びロ−タ74の
間に位置しリングギヤ40の延長部分71に外周辺をス
プラインばめしたア−マチュア75をとを備えている。
ロ−タ56と同様にロ−タ74は、スリ−ブ43に沿い
回転でき、肩部60に当てがったスラスト軸受77に支
えた内部リング76を備えている。
【0025】板69及びロ−タリング76の互いに隣接
する面には、ケ−ジ81に保持されるボ−ル80を受入
れる環状みぞ78、79をそれぞれ形成してある。みぞ
79の底部はみぞ63の底部と同様に傾斜させてある。
各ボ−ル80を板69に対して円周方向の一方の向きに
移動させるときは、これ等のボ−ルが板69にリング7
6から遠ざかる向きにカム作用を及ぼし板69により各
円板67を摩擦を伴って密接に係合する状態に押圧する
ことにより、クラッチ46を係合させ、トルクをスリ−
ブ43及びリングギヤ延長部分71の間にトルクを伝え
る。
【0026】クラッチ46はクラッチ45に比べてコイ
ル73が消勢状態にあるときに、クラッチ46が係合す
る点が異なっている。このためにクラッチ46の界磁殻
(field shell)72は恒久的に磁化したリ
ング85(図3)を備えている。永久磁石は、通常ア−
マチュア75を引付け、ロ−タ74に摩擦を伴って係合
させ、ロ−タ74にリングギヤ40の荷重を加える。従
って板69に対するロ−タ74の回転は遅くされ、ボ−
ルをみぞ79の傾斜面に作用させ、板69をリング76
から遠ざけ、各円板67に押圧状態で係合させる。
【0027】クラッチ46のコイル73を付勢するとき
は、コイル73から生ずる磁束が図3の破線86により
示した径路を通りア−マチュア75を、ロ−タ74に対
し摩擦を伴い係合する状態から解放するように永久磁石
の磁束に打勝つ。リングギヤ40の荷重から解放される
ときは、ロ−タ74は、板69に対し角度的に移行し、
ばね71Aにより板69を、各円板67に押圧して係合
する状態が解放されるように動かす位置に、ボール80
を移行させ、クラッチ46の係合を離脱させる。
【0028】又クラッチ45、46の界磁殻54、72
は、相互に背中合わせに配置され、角度的に互いに間隔
を置いたファスナ87(図3)によりハウジング23内
に固定の取付け、ブラケット88に固定してある。各界
磁殻54、72の背中合わせの配置により2組のクラッ
チ45、46をハウジング内に極めて簡潔に囲みコイル
55、73の車両直流電源への接続を容易にする。
【0029】動力分配装置10の作用の説明のために、
車両の操縦者が車両を燃料効率の良い2輪駆動モ−ドで
操縦しようとするものとする。このことは両クラッチ4
5、46のコイル55、73を消勢状態にすることによ
ってできる。従ってクラッチ45は、係合が離脱されト
ルクをスリ−ブ43から杯状体51及び前車輪20に伝
えることができない。しかしクラッチ46の永久磁石8
5によりクラッチ46を係合させ、各円板67によりリ
ングギヤ40をスリ−ブ43に対し又スリ−ブ43に取
付けた太陽歯車42に対し回転しないようにする。差動
装置35のリングギヤ40及び太陽歯車42を相対回転
しないように鎖錠するときは、入力軸24による差動装
置35の支持部材36の駆動によって、遊星歯車39に
よりリングギヤ40を太陽歯車42及びスリ−ブ43と
共に1単位として回転させる。リングギヤ40は出力軸
25を介して作用し後車軸17を駆動し車両をその後輪
21だけで推進する。
【0030】操縦者が全輪駆動に切換えようとする場合
には、各クラッチ45、46のコイル55、73を付勢
し、これ等のコイルに車両電圧(たとえば12V)を印
加する。両コイル55、73を付勢するときは、クラッ
チ45は係合しクラッチ46は係合が離脱させられる。
クラッチ45の係合により、各円板47は太陽歯車42
及びスリ−ブ43を杯状体51に結合し、従ってスプロ
ケット28及び前車軸20の駆動作用が生ずる。クラッ
チ46の係合離脱により、リングギヤ40を太陽歯車4
2及びスリ−ブ43から解錠する。入力軸24による支
持部材36の駆動中に、遊星歯車39はリングギヤ40
及び出力軸25を介して作用し後車軸17を駆動し、こ
れと同時に太陽歯車42、スリ−ブ43及びクラッチ4
5を介して作用し前車軸20を駆動する。前記した本発
明の動力分配装置10では、利用できるトルクの約70
%が後車軸に伝えられ約30%が前車軸に伝えられる。
全輪駆動モ−ドにおいて各クラッチに使われる定常状態
の電流は約1.5Aであり又は約3Aの比較的低い全使
用量である。
【0031】動力分配装置10が全輪駆動モ−ドにある
ときは、中央作動装置35は、後輪21及び前輪22間
の速度変化に適応し、そして路面が乾燥し又高い摩擦係
数を持っていてもトルク変動が駆動軸15から駆動軸1
8に又はその逆に伝わることがなく又動力分配装置10
の過度のねじり荷重を伴わないで4輪全部を駆動するこ
とができる。すなわち差動装置35では車輪の滑りによ
り駆動軸及び動力分配装置の高いねじり荷重をなくす必
要がなくなる。動力分配装置10がその2輪駆動モ−ド
にあるときは、クラッチ45の板48、49及びロ−タ
56がスリ−ブ43に又差動装置35の太陽歯車42に
荷重を加え全部のトルクを遊星歯車39及びリングギヤ
40を介して伝えることができるようにする。
【0032】動力分配装置10を4輪駆動モ−ドに切換
えるには、クラッチ45を係合させ、クラッチ46は、
コイル73を完全に消勢することによって、通常十分に
係合させられる。クラッチ46を十分に係合させるとき
は、2輪駆動モ−ドの場合と同じように中央差動装置3
5が鎖錠される。しかしクラッチ45は、スリ−ブ43
により前車軸20にトルクを伝えることができる。利用
できるトルクは、前車軸及び後車軸の間に均等に分割さ
れ、従って高い牽引駆動作用が得られ極めて滑りやすい
条件のもとで車両を推進する。中央差動装置35を鎖錠
するこのような例では実際上駆動軸15、18の間に剛
性の連結が行われる。従って滑りやすい舗道状態とこれ
により生ずる車輪の滑りとは各軸及び動力分配装置10
の望ましくない負荷を防ぐことに依存しなければならな
い。
【0033】たとえばアンチロック・ブレ−キング・シ
ステム(antilock braking syst
em)からの信号に関連してマイクロプロセッサにより
電圧を制御して、クラッチ46への電圧を零Vから12
Vに調整することができる。クラッチ46への電圧が中
間の値であればこのクラッチは部分的に係合し、部分的
に滑動し、差動装置35は部分的に鎖錠され、利用でき
るトルクの若干%だけが後車軸17及び前車軸20の間
で均等に分割されトルクの残りはクラッチ46の滑りで
吸収される。
【0034】以上述べた所から明らかなように本発明に
よりクラッチ45、46が相互に又中央差動装置35に
協働して車両を選択的に2輪モ−ド、全輪モ−ド又は4
輪モ−ドで駆動することのできる新規な改良された動力
分配装置10が得られる。各クラッチ45、46は、所
要動力が比較的低く任意のエンジン速度又は車両速度で
前車軸連結はずしを備えた又は備えてない車両と協働し
てトルク遮断を伴わないで種種のモ−ドの間でパワ−シ
フトすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による動力分配装置を備えた車両駆動列
の線図的平面図である。
【図2】図1の動力分配装置を若干の部品を一部を取除
き一部を軸断面にして示す平面図である。
【図3】図2に示した若干の部品を拡大した水平軸断面
図である。
【図4】図3の4−4線に沿う縮小断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿う縮小断面図である。
【図6】図2の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】
【符号の説明】
10 動力分配装置 17 後車軸 20 前車軸 25 第1の出力部材 32 第2の出力部材 35 差動装置 36 入力部(受け金具) 40 第1の出力部(リングギヤ) 42 第2の出力部(太陽歯車) 43 スリ−ブ 45、46 クラッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による動力分配装置を備えた車両駆動列
の線図的平面図である。
【図2】図1の動力分配装置を若干の部品を一部を取除
き一部を軸断面にして示す平面図である。
【図3】図2に示した若干の部品を拡大した水平軸断面
図である。
【図4】図3の4−4線に沿う縮小断面図である。
【図5】図3の5−5線に沿う縮小断面図である。
【図6】図2の6−6線に沿う拡大断面図である。
【符号の説明】 10 動力分配装置 17 後車軸 20 前車軸 25 第1の出力部材 32 第2の出力部材 35 差動装置 36 入力部(受け金具) 40 第1の出力部(リングギヤ) 42 第2の出力部(太陽歯車) 43 スリーブ 45、46 クラッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前車軸及び後車軸を持つ車両用の動力分
    配装置において、 回転入力部材と、 前記前車軸及び後車軸のうちの一方を回転するように連
    結された第1の回転出力部材と、 前記前車軸及び後車軸のうちの他方を回転するように連
    結された第2の回転出力部材と、 前記入力部材により回転させられるように連結された入
    力部と、前記第1の回転出力部材を回転させる第1の出
    力部と、前記第2の回転出力部材を回転させる第2の出
    力部とを持つ差動装置と、 選択的に作動できる第1及び第2のクラッチ手段と、を
    備え、 これ等の第1及び第2のクラッチ手段により、(a)前
    記第1のクラッチ手段は十分に係合を離脱させられ前記
    第2のクラッチ手段は十分に係合させたときに、前記の
    差動装置の前記各出力部を1単位として回転させ、前記
    差動装置の前記入力部により前記第2の回転出力部材に
    はトルクを伝えないで前記第1の回転出力部材にトルク
    を伝えることにより、この第1の回転出力部材だけにト
    ルクが伝わり前記の一方の車軸だけを駆動するように
    し、(b)前記第1のクラッチ手段は十分に係合させら
    れ、前記第2クラッチは十分に係合を離脱させられたと
    きに、前記差動装置の前記各出力部を相互に独立して回
    転させ、前記差動装置の前記入力部により前記入力部材
    から前記差動装置の両出力部に、かつ前記回転出力部材
    の両方にトルクを伝えることにより、前記車軸の両方を
    駆動するようにした、動力分配装置。
  2. 【請求項2】 前記両クラッチ手段が十分に係合させら
    れたときに、前記クラッチ手段により前記差動装置の各
    出力部を1単位として回転させ、前記差動装置により、
    前記入力部材から前記差動装置の両出力部に、かつ前記
    回転出力部材の両方にトルクを伝えるようにした請求項
    1の動力分配装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のクラッチ手段に、前記差動装
    置の前記第2の出力部を前記第2の回転出力部材に連結
    し、又は前記差動装置の前記第2の出力部を前記第2の
    回転出力部材から連結をはずすように選択的に作動でき
    るクラッチを設けた請求項1の動力分配装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のクラッチ手段に、前記差動装
    置の各出力部を1単位として回転させ、又は前記作動装
    置の各出力部を相互に独立して回転させるように選択的
    に作動できるクラッチを設けた請求項1の動力分配装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1のクラッチ手段に、前記差動装
    置の前記第2の出力部を前記第2の回転出力部材に連結
    し、又は前記差動装置の前記第2の出力部を前記第2の
    回転出力部材から連結をはずすように選択的に作動でき
    るクラッチにより構成した請求項4の動力分配装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のクラッチ手段にそれ
    ぞれ、背中合わせの関係に配置された第1及び第2の界
    磁殻を設け、これ等の各界磁殻に選択的に付勢できる電
    気コイルを設け、前記第1の界磁殻のコイルが、付勢さ
    れたときに前記第1のクラッチ手段を係合させるように
    作動可能であり、前記第2の界磁殻に、通常は前記第2
    のクラッチ手段を係合させる永久磁石を設け、前記第2
    の界磁殻のコイルが、付勢されたときに、前記永久磁石
    を無効にし前記第2のクラッチ手段の係合を離脱させる
    ように作動可能である請求項1の動力分配装置。
  7. 【請求項7】 後車軸及び前車軸を持つ車両用の動力分
    配装置において、 回転入力部材と、 それぞれ前記後車軸及び前車軸を回転させるように連結
    された後部及び前部の回転出力部材と、 前記入力部材により回転させられるように連結された入
    力部と、前記後部回転出力部材を回転させるように連結
    された第1の出力部と、第2の出力部とを持つ差動装置
    と、 それぞれこの差動装置の前記第2の出力部により回転さ
    せたれるように連結された入力部を持ち、かつそれぞれ
    前記前部回転出力部材及び前記差動装置の前記第1の出
    力部に連結された各出力部を持つ選択的に係合できる第
    1及び第2のクラッチと、を備え、 前記第1のクラッチは十分に係合を離脱されらせ、前記
    第2のクラッチは十分に係合させされたときに、前記差
    動装置の各出力部を1単位として回転させ、かつ前記差
    動装置の前記入力部により、前記前部出力部材にはトル
    クを伝えないで、前記差動装置の前記第1の出力部及び
    前記後部回転出力部材にトルクを伝えることにより、前
    記後部回転出力部材だけにトルクが伝えられ、前記後車
    軸だけを駆動するように、前記各クラッチが作動可能で
    あり、 前記第1のクラッチは十分に係合させられ、前記第2の
    クラッチは十分に係合を離脱させられたときに、前記差
    動装置の各出力部を相互に独立して回転させ、かつ前記
    差動装置の入力部により前記の差動装置の両出力部及び
    前記回転出力部材の両方にトルクを伝えることにより、
    前記差動装置により、前記車軸の両方を駆動し前記各回
    転出力部材に加えられるトルク差に適応するように、前
    記各クラッチが作動可能であり、 前記両クラッチを十分に係合させたときに、前記各出力
    部材に加えられるトルク差に適応しないで前記差動装置
    の前記各出力部を1単位として回転させ、かつ前記差動
    装置により前記入力部材から前記差動装置の前記両出力
    部及び前記回転出力部材の両方にトルクを伝えるよう
    に、前記クラッチが作動可能である動力分配装置。
JP7213927A 1994-08-01 1995-08-01 動力分配装置 Pending JPH08169248A (ja)

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