JPH08168994A - 自動パンチ装置 - Google Patents
自動パンチ装置Info
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- JPH08168994A JPH08168994A JP33837594A JP33837594A JPH08168994A JP H08168994 A JPH08168994 A JP H08168994A JP 33837594 A JP33837594 A JP 33837594A JP 33837594 A JP33837594 A JP 33837594A JP H08168994 A JPH08168994 A JP H08168994A
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- pusher
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印刷版を定盤上に正確に位置決めすることが
でき、印刷版の所定の位置に正確に基準孔を穿孔するこ
とのできる自動パンチ装置を提供する。 【構成】 第一、第二の基準ピン8,7をそれぞれ移動
自在に形成し、第一、第二の基準ピン8,7を定盤上の
第一、第二の基準位置よりそれぞれ後退する位置に待機
させ、第一、第二のプッシャーピン5,6により押圧さ
れる印刷版200を第一、第二の基準ピン8,7の前進
動作により第一、第二のプッシャーピン5,6の押圧力
に抗して第一、第二の基準位置まで押し戻すことを特徴
とする。
でき、印刷版の所定の位置に正確に基準孔を穿孔するこ
とのできる自動パンチ装置を提供する。 【構成】 第一、第二の基準ピン8,7をそれぞれ移動
自在に形成し、第一、第二の基準ピン8,7を定盤上の
第一、第二の基準位置よりそれぞれ後退する位置に待機
させ、第一、第二のプッシャーピン5,6により押圧さ
れる印刷版200を第一、第二の基準ピン8,7の前進
動作により第一、第二のプッシャーピン5,6の押圧力
に抗して第一、第二の基準位置まで押し戻すことを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製版工程において用いら
れる自動パンチ装置の改良に関する。
れる自動パンチ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、印刷機に装着し使用する印刷
版の製版工程において、印刷版へのオフ輪マークの焼付
けのための位置決め、殖版機上での印刷版の位置決め、
印刷機への印刷版の版掛けの際の位置決め等の目的で、
印刷版に基準孔を穿孔することが行われている。従来、
印刷版に基準孔を穿孔するには、定盤上に載置された印
刷版を移動ピンで縦方向と横方向から押圧し、定盤の端
部に設けられたパンチャー内部の位置決め基準部に印刷
版を当接させて位置決めし、パンチャーで印刷版に穿孔
する方法がとられている。
版の製版工程において、印刷版へのオフ輪マークの焼付
けのための位置決め、殖版機上での印刷版の位置決め、
印刷機への印刷版の版掛けの際の位置決め等の目的で、
印刷版に基準孔を穿孔することが行われている。従来、
印刷版に基準孔を穿孔するには、定盤上に載置された印
刷版を移動ピンで縦方向と横方向から押圧し、定盤の端
部に設けられたパンチャー内部の位置決め基準部に印刷
版を当接させて位置決めし、パンチャーで印刷版に穿孔
する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで印刷分野にお
いては、印刷版の版面の画像の位置の誤差、例えば数1
0ミクロンの誤差が印刷物の位置ずれを生ずる原因とな
る。特にカラー印刷においては色ずれの原因となる。し
かし、上記した移動ピンによって印刷版を位置決めする
場合に、上記のパンチャー内部の位置決め基準部に印刷
版が確実に当接し、印刷版が正確に位置決めされたこと
を検出することは困難である。印刷版がパンチャー内部
の基準部に当接し、印刷版が正確に位置決めされたこと
を検出する方法として、複数のパンチャーの基準部間の
導通を検出し、これにより印刷版が正確に位置決めされ
ているかどうかを判断する方法が考えられるが、基準部
や印刷版の端面にゴミ等が付着していると正確に判断で
きない。
いては、印刷版の版面の画像の位置の誤差、例えば数1
0ミクロンの誤差が印刷物の位置ずれを生ずる原因とな
る。特にカラー印刷においては色ずれの原因となる。し
かし、上記した移動ピンによって印刷版を位置決めする
場合に、上記のパンチャー内部の位置決め基準部に印刷
版が確実に当接し、印刷版が正確に位置決めされたこと
を検出することは困難である。印刷版がパンチャー内部
の基準部に当接し、印刷版が正確に位置決めされたこと
を検出する方法として、複数のパンチャーの基準部間の
導通を検出し、これにより印刷版が正確に位置決めされ
ているかどうかを判断する方法が考えられるが、基準部
や印刷版の端面にゴミ等が付着していると正確に判断で
きない。
【0004】また、別の方法として、印刷版の端面をセ
ンサで検出して印刷版が正確に位置決めされたかどうか
を判断する方法も考えられるが、一般にセンサ自体に、
ある大きさがあるため、この方法でも印刷版が正確に位
置決めされたかどうかを判断することが困難である。ま
た、印刷版を基準部に当接させたときに、印刷版が極く
僅かに斜めになっていることがあるが、このような斜め
の状態になることを防止することは困難である。
ンサで検出して印刷版が正確に位置決めされたかどうか
を判断する方法も考えられるが、一般にセンサ自体に、
ある大きさがあるため、この方法でも印刷版が正確に位
置決めされたかどうかを判断することが困難である。ま
た、印刷版を基準部に当接させたときに、印刷版が極く
僅かに斜めになっていることがあるが、このような斜め
の状態になることを防止することは困難である。
【0005】更に、印刷機の種類や殖版機の種類によっ
て印刷版の穿孔位置が異なる場合があり、上記の方法で
は印刷版の異なる位置に穿孔を行うことは困難である。
また、穿孔を終了した印刷版を定盤から上方へ取り出し
て次工程へ搬送する際、あるいは、穿孔部近傍に罫書き
またはオフ輪マークの焼付けを行う際、パンチャーの内
部に入り込んだ印刷版の端部を、パンチャーから逃して
おき、印刷版の上方への取り出しや、罫書き、オフ輪マ
ークの焼付けを可能にしておく必要があるが、上記方法
ではこうした方法が取れない。
て印刷版の穿孔位置が異なる場合があり、上記の方法で
は印刷版の異なる位置に穿孔を行うことは困難である。
また、穿孔を終了した印刷版を定盤から上方へ取り出し
て次工程へ搬送する際、あるいは、穿孔部近傍に罫書き
またはオフ輪マークの焼付けを行う際、パンチャーの内
部に入り込んだ印刷版の端部を、パンチャーから逃して
おき、印刷版の上方への取り出しや、罫書き、オフ輪マ
ークの焼付けを可能にしておく必要があるが、上記方法
ではこうした方法が取れない。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
って、定盤上に印刷版を正確に位置決めし、正確に所定
の位置に穿孔することができ、かつパンチャーを備えた
定盤からの印刷版のとり出しを容易にすると共に、印刷
版への罫書きやオフ輪マークの焼付けを容易にする自動
パンチ装置を提供することを目的とする。
って、定盤上に印刷版を正確に位置決めし、正確に所定
の位置に穿孔することができ、かつパンチャーを備えた
定盤からの印刷版のとり出しを容易にすると共に、印刷
版への罫書きやオフ輪マークの焼付けを容易にする自動
パンチ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印刷版の一辺を定盤上の第一の基準位置に位置決め
するための第一の基準ピンと、この第一の基準ピンへ向
けて印刷版を押圧するための第一のプッシャーピンと、
印刷版の前記一辺に隣接する他辺を定盤上の第二の基準
位置に位置決めするための第二の基準ピンと、前記第一
のプッシャーピンの移動方向と直交する方向に移動して
前記第二の基準ピンへ向けて印刷版を押圧するための第
二のプッシャーピンと、第一、第二のプッシャーピンの
押圧により位置決めされる印刷版の所定位置に基準孔を
穿孔するためのパンチャーとを備え、前記第一、第二の
基準ピンをそれぞれ移動自在に形成し、前記第一、第二
の基準ピンを前記定盤上の第一、第二の基準位置よりそ
れぞれ後退する位置に待機させ、前記第一、第二のプッ
シャーピンにより押圧される前記印刷版を第一、第二の
基準ピンの前進動作により前記第一、第二のプッシャー
ピンの押圧力に抗して前記第一、第二の基準位置までそ
れぞれ押し戻す制御手段を設けものである。
は、印刷版の一辺を定盤上の第一の基準位置に位置決め
するための第一の基準ピンと、この第一の基準ピンへ向
けて印刷版を押圧するための第一のプッシャーピンと、
印刷版の前記一辺に隣接する他辺を定盤上の第二の基準
位置に位置決めするための第二の基準ピンと、前記第一
のプッシャーピンの移動方向と直交する方向に移動して
前記第二の基準ピンへ向けて印刷版を押圧するための第
二のプッシャーピンと、第一、第二のプッシャーピンの
押圧により位置決めされる印刷版の所定位置に基準孔を
穿孔するためのパンチャーとを備え、前記第一、第二の
基準ピンをそれぞれ移動自在に形成し、前記第一、第二
の基準ピンを前記定盤上の第一、第二の基準位置よりそ
れぞれ後退する位置に待機させ、前記第一、第二のプッ
シャーピンにより押圧される前記印刷版を第一、第二の
基準ピンの前進動作により前記第一、第二のプッシャー
ピンの押圧力に抗して前記第一、第二の基準位置までそ
れぞれ押し戻す制御手段を設けものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記第一の基準
ピンの近傍に印刷版検出手段を設け、この印刷版検出手
段により前記印刷版の前記一辺が検出されたときに前記
第一のプッシャーピンの移動を停止させ、前記第一の基
準ピンの前進動作により前記第一のプッシャーピンの押
圧力に抗して前記後退する位置から前記第一の基準位置
まで印刷版を押し戻すものである。
ピンの近傍に印刷版検出手段を設け、この印刷版検出手
段により前記印刷版の前記一辺が検出されたときに前記
第一のプッシャーピンの移動を停止させ、前記第一の基
準ピンの前進動作により前記第一のプッシャーピンの押
圧力に抗して前記後退する位置から前記第一の基準位置
まで印刷版を押し戻すものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、印刷版の一辺を
定盤上の第一の基準位置に位置決めするための第一の基
準ピンと、この第一の基準ピンへ向けて印刷版を押圧す
るための第一のプッシャーピンと、印刷版の前記一辺に
隣接する他辺を定盤上の第二の基準位置に位置決めする
ための第二の基準ピンと、前記第一のプッシャーピンの
移動方向と直交する方向に移動して前記第二の基準ピン
へ向けて印刷版を押圧するための第二のプッシャーピン
と、第一、第二のプッシャーピンの押圧により位置決め
される印刷版の所定位置に基準孔を穿孔するためのパン
チャーとを備え、前記第一、第二の基準ピンをそれぞれ
移動自在に形成し、前記第一の基準ピンを定盤上の第一
の基準位置より後退する位置に待機させ、前記第一のプ
ッシャーピンにより前記印刷版を前記第一の基準ピンに
向けて押圧するとともに、前記第二の基準ピンを定盤上
の第二の基準位置より後退する位置に待機させ、前記第
二のプッシャーピンにより前記印刷版を前記第二の基準
ピンに向けて押圧したのちに、少なくとも前記第一の基
準ピンを前進動作させて前記第一のプッシャーピンの押
圧力に抗して前記後退する位置から前記第一の基準位置
まで印刷版を押し戻す制御手段を設けたものである。
定盤上の第一の基準位置に位置決めするための第一の基
準ピンと、この第一の基準ピンへ向けて印刷版を押圧す
るための第一のプッシャーピンと、印刷版の前記一辺に
隣接する他辺を定盤上の第二の基準位置に位置決めする
ための第二の基準ピンと、前記第一のプッシャーピンの
移動方向と直交する方向に移動して前記第二の基準ピン
へ向けて印刷版を押圧するための第二のプッシャーピン
と、第一、第二のプッシャーピンの押圧により位置決め
される印刷版の所定位置に基準孔を穿孔するためのパン
チャーとを備え、前記第一、第二の基準ピンをそれぞれ
移動自在に形成し、前記第一の基準ピンを定盤上の第一
の基準位置より後退する位置に待機させ、前記第一のプ
ッシャーピンにより前記印刷版を前記第一の基準ピンに
向けて押圧するとともに、前記第二の基準ピンを定盤上
の第二の基準位置より後退する位置に待機させ、前記第
二のプッシャーピンにより前記印刷版を前記第二の基準
ピンに向けて押圧したのちに、少なくとも前記第一の基
準ピンを前進動作させて前記第一のプッシャーピンの押
圧力に抗して前記後退する位置から前記第一の基準位置
まで印刷版を押し戻す制御手段を設けたものである。
【0010】請求項4に記載の発明は、前記第一の基準
ピンの前記後退する位置に印刷版検出手段が設けられ、
この印刷版検出手段は前記第一の基準ピンと一体に移動
自在に形成されるものである。
ピンの前記後退する位置に印刷版検出手段が設けられ、
この印刷版検出手段は前記第一の基準ピンと一体に移動
自在に形成されるものである。
【0011】請求項5に記載の発明は、前記第一、第二
のプッシャーピンはそれぞれエアーシリンダのロッドに
固定され、該エアーシリンダはタイミングベルトに固定
され、このタイミングベルトはリバーシブルモータによ
り駆動されるものである。
のプッシャーピンはそれぞれエアーシリンダのロッドに
固定され、該エアーシリンダはタイミングベルトに固定
され、このタイミングベルトはリバーシブルモータによ
り駆動されるものである。
【0012】請求項6に記載の発明は、前記第一、第二
の基準ピンはそれぞれパルスモータにより駆動され、基
準ピンの移動量はパルス数により制御されるものであ
る。
の基準ピンはそれぞれパルスモータにより駆動され、基
準ピンの移動量はパルス数により制御されるものであ
る。
【0013】請求項7に記載の発明は、前記第一の基準
ピンは前記第一の基準位置より前進する位置まで前進自
在に形成され、前記パンチャーにより基準孔を穿孔した
のち、前記第一の基準ピンは前記印刷版を前記パンチャ
ーから外れる位置まで押し出すものである。
ピンは前記第一の基準位置より前進する位置まで前進自
在に形成され、前記パンチャーにより基準孔を穿孔した
のち、前記第一の基準ピンは前記印刷版を前記パンチャ
ーから外れる位置まで押し出すものである。
【0014】請求項8に記載の発明は、前記定盤の上面
に沿って水平移動可能な罫書き及び/又はマーク焼付け
手段を備えるものである。
に沿って水平移動可能な罫書き及び/又はマーク焼付け
手段を備えるものである。
【0015】請求項9に記載の発明は、定盤上の基準位
置に印刷版を位置決めするための基準ピンと、この基準
ピンへ向けて印刷版を押圧するためのプッシャーピン
と、このプッシャーピンの押圧により位置決めされる印
刷版の所定位置に基準孔を穿孔するためのパンチャーと
を備えた自動パンチ装置において、前記基準ピンを移動
自在に形成し、前記基準ピンを前記定盤上の基準位置よ
り後退する位置に待機させ、前記プッシャーピンにより
押圧される前記印刷版を前記基準ピンの前進動作により
前記基準位置まで押し戻す制御手段を設けたものであ
る。
置に印刷版を位置決めするための基準ピンと、この基準
ピンへ向けて印刷版を押圧するためのプッシャーピン
と、このプッシャーピンの押圧により位置決めされる印
刷版の所定位置に基準孔を穿孔するためのパンチャーと
を備えた自動パンチ装置において、前記基準ピンを移動
自在に形成し、前記基準ピンを前記定盤上の基準位置よ
り後退する位置に待機させ、前記プッシャーピンにより
押圧される前記印刷版を前記基準ピンの前進動作により
前記基準位置まで押し戻す制御手段を設けたものであ
る。
【0016】請求項10に記載の発明は、前記プッシャ
ーピンは前記後退位置にある基準ピンに印刷版が当接す
るまで当該印刷版を押圧し、この基準ピンは前記プッシ
ャーピンの押圧力に抗して印刷版を前記基準位置まで押
し戻すものである。
ーピンは前記後退位置にある基準ピンに印刷版が当接す
るまで当該印刷版を押圧し、この基準ピンは前記プッシ
ャーピンの押圧力に抗して印刷版を前記基準位置まで押
し戻すものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明では、定盤上に載置され
た印刷版の一辺は第一のプッシャーピンにより第一の基
準ピンに向けて押圧されるとともに印刷版の一辺に隣接
する他辺は第二のプッシャーピンで第二の基準ピンに向
けて押圧される。第一の基準ピンは予め後退する位置に
待機され、この後退する位置から第一の基準位置まで所
定距離前進移動されることにより印刷版は第一の方向に
位置決めされる。一方、第二の基準ピンは予め後退する
位置に待機され、この後退する位置から第二の基準位置
まで所定距離前進移動されることにより印刷版は第二の
方向に位置決めされる。従って、印刷版の第一及び第二
の方向の各辺がそれぞれ第一及び第二の基準位置に正確
に位置決めされる。この状態でパンチャーにより印刷版
に基準孔が穿孔される。基準ピンは移動自在であるの
で、各基準ピンの位置を変えることにより印刷版の一辺
からの穿孔位置を容易に変更することができる。
た印刷版の一辺は第一のプッシャーピンにより第一の基
準ピンに向けて押圧されるとともに印刷版の一辺に隣接
する他辺は第二のプッシャーピンで第二の基準ピンに向
けて押圧される。第一の基準ピンは予め後退する位置に
待機され、この後退する位置から第一の基準位置まで所
定距離前進移動されることにより印刷版は第一の方向に
位置決めされる。一方、第二の基準ピンは予め後退する
位置に待機され、この後退する位置から第二の基準位置
まで所定距離前進移動されることにより印刷版は第二の
方向に位置決めされる。従って、印刷版の第一及び第二
の方向の各辺がそれぞれ第一及び第二の基準位置に正確
に位置決めされる。この状態でパンチャーにより印刷版
に基準孔が穿孔される。基準ピンは移動自在であるの
で、各基準ピンの位置を変えることにより印刷版の一辺
からの穿孔位置を容易に変更することができる。
【0018】請求項2に記載の発明では、印刷版が第一
のプッシャーピンで押圧され、検出手段によって印刷版
の一辺が検出されたときに第一のプッシャーピンの移動
が停止する。この状態では印刷版の一辺は検出手段の位
置にあるから、その位置から第一の基準ピンを移動させ
て、印刷版を第一の基準位置まで移動させれば、印刷版
の一辺に第一の基準ピンが確実に当接するので、印刷版
は第一の方向に正確に位置決めされる。印刷版の一辺が
検出手段によって検出された状態では、印刷版の一辺が
第一の基準ピンに当接した状態でも当接しない状態でも
よく、印刷版の一辺が検出手段の位置まで到達していれ
ばよい。
のプッシャーピンで押圧され、検出手段によって印刷版
の一辺が検出されたときに第一のプッシャーピンの移動
が停止する。この状態では印刷版の一辺は検出手段の位
置にあるから、その位置から第一の基準ピンを移動させ
て、印刷版を第一の基準位置まで移動させれば、印刷版
の一辺に第一の基準ピンが確実に当接するので、印刷版
は第一の方向に正確に位置決めされる。印刷版の一辺が
検出手段によって検出された状態では、印刷版の一辺が
第一の基準ピンに当接した状態でも当接しない状態でも
よく、印刷版の一辺が検出手段の位置まで到達していれ
ばよい。
【0019】請求項3に記載の発明では、印刷版が一時
的に位置決めされた後、少なくとも第一の基準ピンを前
進動作させて第一のプッシャーピンの押圧力に抗して後
退する位置から第一の基準位置まで印刷版を押し戻すこ
とにより、印刷版がこれらの基準ピンに完全に当接せ
ず、斜めになっている場合でも、確実に基準ピンに当接
するようになり、正確な位置決めができる。
的に位置決めされた後、少なくとも第一の基準ピンを前
進動作させて第一のプッシャーピンの押圧力に抗して後
退する位置から第一の基準位置まで印刷版を押し戻すこ
とにより、印刷版がこれらの基準ピンに完全に当接せ
ず、斜めになっている場合でも、確実に基準ピンに当接
するようになり、正確な位置決めができる。
【0020】請求項4に記載の発明では、第一の基準ピ
ンが後退する位置に印刷版検出手段が配置される。これ
により、第一のプッシャーピンで印刷版を押圧し、印刷
版の一辺を第一の基準ピンに当接させたときに、この印
刷版の一辺が印刷版の検出手段によって検出されるの
で、印刷版が一時的に所定の位置に正確に位置決めされ
ることがわかる。
ンが後退する位置に印刷版検出手段が配置される。これ
により、第一のプッシャーピンで印刷版を押圧し、印刷
版の一辺を第一の基準ピンに当接させたときに、この印
刷版の一辺が印刷版の検出手段によって検出されるの
で、印刷版が一時的に所定の位置に正確に位置決めされ
ることがわかる。
【0021】請求項5に記載の発明では、第一、第二の
プッシャーピンはリバーシブルモータによって駆動され
るタイミングベルトに固定されるエアシリンダのロッド
に固定されるので、第一、第二の基準ピンを前進させ
て、第一、第二のプッシャーピンの押圧力に抗して印刷
版を押圧するとき、この印刷版は第一、第二のプッシャ
ーピンを支持するエアシリンダのバネ性によって所定の
押圧力で弾性的に保持される。
プッシャーピンはリバーシブルモータによって駆動され
るタイミングベルトに固定されるエアシリンダのロッド
に固定されるので、第一、第二の基準ピンを前進させ
て、第一、第二のプッシャーピンの押圧力に抗して印刷
版を押圧するとき、この印刷版は第一、第二のプッシャ
ーピンを支持するエアシリンダのバネ性によって所定の
押圧力で弾性的に保持される。
【0022】請求項6に記載の発明では、第一、第二の
基準ピンをパルスモータの駆動力により所定パルスだけ
移動させることにより、印刷版を正確に位置決めし、印
刷版を穿孔位置に正確に位置決めできる。
基準ピンをパルスモータの駆動力により所定パルスだけ
移動させることにより、印刷版を正確に位置決めし、印
刷版を穿孔位置に正確に位置決めできる。
【0023】請求項7に記載の発明では、第一の基準ピ
ンを穿孔位置からさらに第一のプッシャーピンの方向に
移動させ、印刷版の穿孔部の端面をパンチャーの内部
(懐部)から外部へ移動させることにより、定盤から上
方への印刷版の取りだしが可能となるようにしている。
ンを穿孔位置からさらに第一のプッシャーピンの方向に
移動させ、印刷版の穿孔部の端面をパンチャーの内部
(懐部)から外部へ移動させることにより、定盤から上
方への印刷版の取りだしが可能となるようにしている。
【0024】請求項8に記載の発明では、パンチャーの
内部から印刷版の穿孔部端面を逃がすことにより、印刷
版の穿孔部近傍への罫書きやオフ輪マークの焼付けが可
能となるものである。
内部から印刷版の穿孔部端面を逃がすことにより、印刷
版の穿孔部近傍への罫書きやオフ輪マークの焼付けが可
能となるものである。
【0025】請求項9に記載の発明では、定盤上に載置
された印刷版はプッシャーピンにより基準ピンに向けて
押圧される。基準ピンは予め後退する位置に待機され、
この後退する位置から基準位置まで所定距離前進移動さ
れることにより印刷版は位置決めされる。この状態でパ
ンチャーにより印刷版に基準孔が穿孔される。基準ピン
は移動自在であるので、各基準ピンの位置を変えること
により印刷版の穿孔位置を容易に変更することができ
る。
された印刷版はプッシャーピンにより基準ピンに向けて
押圧される。基準ピンは予め後退する位置に待機され、
この後退する位置から基準位置まで所定距離前進移動さ
れることにより印刷版は位置決めされる。この状態でパ
ンチャーにより印刷版に基準孔が穿孔される。基準ピン
は移動自在であるので、各基準ピンの位置を変えること
により印刷版の穿孔位置を容易に変更することができ
る。
【0026】請求項10に記載の発明では、基準ピンを
前進させてプッシャーピンの押圧力に抗して印刷版を押
圧するとき、この印刷版はバネ性によって所定の押圧力
で弾性的に保持される。
前進させてプッシャーピンの押圧力に抗して印刷版を押
圧するとき、この印刷版はバネ性によって所定の押圧力
で弾性的に保持される。
【0027】
【実施例】以下、本発明による一実施例を添付図面を参
照して説明する。第一実施例 図1及び図2において、符号1は本発明の自動パンチ装
置を示す。この自動パンチ装置1には、印刷版200を
載置するための定盤2が設けられ、この定盤2には、印
刷版200を所定の位置に位置決めするための第一のプ
ッシャーピン5と第二のプッシャーピン6と第一の基準
ピン8と第二の基準ピン7とが設けられている。そし
て、第一の基準ピン8と第二の基準ピン7とを基準とし
て位置決めされた印刷版200の所定位置にパンチャー
4により基準孔(図示せず)が穿孔される。パンチャー
4は第一の基準ピン8が並ぶ側に複数設けられる。例え
ば、3対を所定の間隔で中心に対して対称に配置し、印
刷機の版掛け用のピンの位置に応じて、使用するパンチ
ャー4が適宜選択される仕組みになっている。
照して説明する。第一実施例 図1及び図2において、符号1は本発明の自動パンチ装
置を示す。この自動パンチ装置1には、印刷版200を
載置するための定盤2が設けられ、この定盤2には、印
刷版200を所定の位置に位置決めするための第一のプ
ッシャーピン5と第二のプッシャーピン6と第一の基準
ピン8と第二の基準ピン7とが設けられている。そし
て、第一の基準ピン8と第二の基準ピン7とを基準とし
て位置決めされた印刷版200の所定位置にパンチャー
4により基準孔(図示せず)が穿孔される。パンチャー
4は第一の基準ピン8が並ぶ側に複数設けられる。例え
ば、3対を所定の間隔で中心に対して対称に配置し、印
刷機の版掛け用のピンの位置に応じて、使用するパンチ
ャー4が適宜選択される仕組みになっている。
【0028】第一のプッシャーピン5は定盤2の縦方向
(以下、第二の基準ピン7の移動方向を横方向といい、
これと直交する方向を縦方向という)に沿って移動す
る。第一のプッシャーピン5は、図3に示すように、定
盤2の裏面に配置されたエアシリンダ20のロッド20
aに結合され、第一のプッシャーピン5の一部は溝2a
から定盤2上に突出している。エアシリンダ20は、図
4に示すように、タイミングベルト24にねじ25で固
定され、このタイミングベルト24はプーリ27,29
間に掛け渡され、一方のプーリ29にはリバーシブルモ
ータ22が連結されている。このリバーシブルモータ2
2によって、第一のプッシャーピン5は、縦溝2a内を
移動して、印刷版200の一辺を第一の基準ピン8に向
って押圧して、所定距離移動して停止する。
(以下、第二の基準ピン7の移動方向を横方向といい、
これと直交する方向を縦方向という)に沿って移動す
る。第一のプッシャーピン5は、図3に示すように、定
盤2の裏面に配置されたエアシリンダ20のロッド20
aに結合され、第一のプッシャーピン5の一部は溝2a
から定盤2上に突出している。エアシリンダ20は、図
4に示すように、タイミングベルト24にねじ25で固
定され、このタイミングベルト24はプーリ27,29
間に掛け渡され、一方のプーリ29にはリバーシブルモ
ータ22が連結されている。このリバーシブルモータ2
2によって、第一のプッシャーピン5は、縦溝2a内を
移動して、印刷版200の一辺を第一の基準ピン8に向
って押圧して、所定距離移動して停止する。
【0029】第二のプッシャーピン6は、第一のプッシ
ャーピン5とほぼ同様の構成によって定盤2の横溝2b
内を移動し、印刷版200を第二の位置決め基準ピン7
に向って押圧し、所定距離移動して停止する。第一の基
準ピン8は複数(4個)設けられ、それぞれ定盤2の裏
に配置された可動部(図示せず)に固定され、この可動
部はボールねじ(図示せず)に螺合し、このボールねじ
はパルスモータ(図示せず)によって回転・駆動され
る。しかして、パルスモータが所定パルス駆動される
と、第一の基準ピン8は縦溝2c内を移動して、第一の
プッシャーピン5に向って所定距離移動し、印刷版20
0の一辺に当接し、印刷版200を縦方向に所定距離押
動し、印刷版200の縦方向の位置決めがなされる。
ャーピン5とほぼ同様の構成によって定盤2の横溝2b
内を移動し、印刷版200を第二の位置決め基準ピン7
に向って押圧し、所定距離移動して停止する。第一の基
準ピン8は複数(4個)設けられ、それぞれ定盤2の裏
に配置された可動部(図示せず)に固定され、この可動
部はボールねじ(図示せず)に螺合し、このボールねじ
はパルスモータ(図示せず)によって回転・駆動され
る。しかして、パルスモータが所定パルス駆動される
と、第一の基準ピン8は縦溝2c内を移動して、第一の
プッシャーピン5に向って所定距離移動し、印刷版20
0の一辺に当接し、印刷版200を縦方向に所定距離押
動し、印刷版200の縦方向の位置決めがなされる。
【0030】同様にして、第二の基準ピン7は定盤2の
裏に配置された可動部(図示せず)に固定され、この可
動部はボールねじ(図示せず)に螺合し、このボールね
じはパルスモータ(図示せず)によって回転・駆動され
る。このパルスモータが所定パルス駆動されると、第二
の基準ピン7は、横溝2d内を移動し、第二のプッシャ
ーピン6に向って所定距離移動し、印刷版200の他辺
に当接し、印刷版200を横方向に所定距離押動し、印
刷版200の横方向の位置決めがなされる。
裏に配置された可動部(図示せず)に固定され、この可
動部はボールねじ(図示せず)に螺合し、このボールね
じはパルスモータ(図示せず)によって回転・駆動され
る。このパルスモータが所定パルス駆動されると、第二
の基準ピン7は、横溝2d内を移動し、第二のプッシャ
ーピン6に向って所定距離移動し、印刷版200の他辺
に当接し、印刷版200を横方向に所定距離押動し、印
刷版200の横方向の位置決めがなされる。
【0031】第一、第二のプッシャーピン5,6はエア
シリンダ20に固定される。したがって、印刷版200
の位置決めの過程においては、エアシリンダ20のエア
ー圧力が弱めに設定されれば、第一、第二の基準ピン
8,7を押動させるときに、その押圧力によって、第
一、第二のプッシャーピン5,6は印刷版200を介し
て押し戻され、この間の押し戻し操作により、定盤2上
の印刷版200は所定の位置に正確に位置決めされる。
エアシリンダ20のエアー圧力は強すぎると、印刷版2
00に傷を付けるので、700g/cm2 程度に設定す
ることが望ましい。
シリンダ20に固定される。したがって、印刷版200
の位置決めの過程においては、エアシリンダ20のエア
ー圧力が弱めに設定されれば、第一、第二の基準ピン
8,7を押動させるときに、その押圧力によって、第
一、第二のプッシャーピン5,6は印刷版200を介し
て押し戻され、この間の押し戻し操作により、定盤2上
の印刷版200は所定の位置に正確に位置決めされる。
エアシリンダ20のエアー圧力は強すぎると、印刷版2
00に傷を付けるので、700g/cm2 程度に設定す
ることが望ましい。
【0032】印刷版200が正確に位置決めされたら、
印刷版200の所定の位置にパンチャー4により穿孔が
行われる。このパンチャー4が第一の基準ピン8側に複
数設けられ、印刷機の版掛け用のピンの位置に応じて、
使用するパンチャー4が適宜選択されることは上述した
通りである。
印刷版200の所定の位置にパンチャー4により穿孔が
行われる。このパンチャー4が第一の基準ピン8側に複
数設けられ、印刷機の版掛け用のピンの位置に応じて、
使用するパンチャー4が適宜選択されることは上述した
通りである。
【0033】以上の構成からなる自動パンチ装置1に
は、印刷版200用レジスタマークの付与装置100が
設けられている。図1を参照して、レジスタマーク付与
装置100は、定盤2上を縦方向に移動する支持ヘッド
10と、この支持ヘッド10に支持され、横方向に移動
する可動ヘッド11とを備えている。
は、印刷版200用レジスタマークの付与装置100が
設けられている。図1を参照して、レジスタマーク付与
装置100は、定盤2上を縦方向に移動する支持ヘッド
10と、この支持ヘッド10に支持され、横方向に移動
する可動ヘッド11とを備えている。
【0034】この可動ヘッド11には、図5に示すよう
に、レジスタマーク焼付け用ヘッド15が設けられ、こ
のレジスタマーク焼付け用ヘッド15はシリンダ101
を介して昇降自在になっている。レジスタマーク焼付け
用ヘッド15の先端にはレジスタマーク焼き付け用マス
ク103が設けられ、光源(図示せず)につながる光フ
ァイバー105によって紫外光が先端へ導かれ、マスク
103のレジスタマークが印刷版200に焼付けられる
ようになっている。107は位置決め用のシリンダであ
る。また、可動ヘッド11には、レジスタマーク焼付け
用ヘッド15に隣接して、遮光ペン12とエアーノズル
13とが設けられている。遮光ペン12とエアーノズル
13とは、図6からも明らかなように、回転体109に
対して互いに直交するように取り付けられている。
に、レジスタマーク焼付け用ヘッド15が設けられ、こ
のレジスタマーク焼付け用ヘッド15はシリンダ101
を介して昇降自在になっている。レジスタマーク焼付け
用ヘッド15の先端にはレジスタマーク焼き付け用マス
ク103が設けられ、光源(図示せず)につながる光フ
ァイバー105によって紫外光が先端へ導かれ、マスク
103のレジスタマークが印刷版200に焼付けられる
ようになっている。107は位置決め用のシリンダであ
る。また、可動ヘッド11には、レジスタマーク焼付け
用ヘッド15に隣接して、遮光ペン12とエアーノズル
13とが設けられている。遮光ペン12とエアーノズル
13とは、図6からも明らかなように、回転体109に
対して互いに直交するように取り付けられている。
【0035】この回転体109には駆動用のロータリシ
リンダ111が連結され、このロータリシリンダ111
はブラケット113に固定され、このブラケット113
はシリンダ115を介して昇降自在になっている。
リンダ111が連結され、このロータリシリンダ111
はブラケット113に固定され、このブラケット113
はシリンダ115を介して昇降自在になっている。
【0036】つぎに、レジスタマーク付与装置100の
作用について説明すると、まず、レジスタマーク焼付け
用ヘッド15を通じて印刷版200にレジスタマークが
焼付けられる。ついで、遮光ペン12を用いてレジスタ
マークの位置に遮光インクが塗布される。この時には、
遮光ペン12はシリンダ115を介して下降し、そのペ
ン先12aは印刷版200に当接している。
作用について説明すると、まず、レジスタマーク焼付け
用ヘッド15を通じて印刷版200にレジスタマークが
焼付けられる。ついで、遮光ペン12を用いてレジスタ
マークの位置に遮光インクが塗布される。この時には、
遮光ペン12はシリンダ115を介して下降し、そのペ
ン先12aは印刷版200に当接している。
【0037】遮光インクの塗布が終了すると、フォトセ
ンサ116(図6)が終了を検知して、シリンダ115
を動作させる。そして、このシリンダ115を介して、
遮光ペン12が上昇し、ロータリシリンダ111が動作
し、回転体109が図6の紙面において反時計方向に9
0°回転する。すると、遮光ペン12のペン先12aが
右方向に向くとともに、エアーノズル13が下方向に向
く。
ンサ116(図6)が終了を検知して、シリンダ115
を動作させる。そして、このシリンダ115を介して、
遮光ペン12が上昇し、ロータリシリンダ111が動作
し、回転体109が図6の紙面において反時計方向に9
0°回転する。すると、遮光ペン12のペン先12aが
右方向に向くとともに、エアーノズル13が下方向に向
く。
【0038】しかして、この状態で遮光ペン12のペン
先12aに、右方向からキャップ16が装着される。こ
のキャップ16は、シリンダ117を通じて装着され
る。これによれば遮光ペン12を使用しないときにペン
先12aが乾燥することはなく、よって、使用時にイン
クが出なくなることはない。エアーノズル13は、上述
したように、遮光ペン12の回転と同時に、水平位置か
ら反時計方向に90°回転し、印刷版200に対して垂
直に向けられる。そして、先端部から空気が吹き出され
る。この時に、加熱した空気を吹き出すと、遮光インク
の乾燥時間が短縮されるので、空気の供給管にはヒータ
(図示せず)を内蔵することが望ましい。また、吹き出
される空気の量、インクの量や種類、必要とする乾燥速
度、等に応じて空気量を変更できるように、空気の供給
管には流量調整手段を設けることが望ましい。
先12aに、右方向からキャップ16が装着される。こ
のキャップ16は、シリンダ117を通じて装着され
る。これによれば遮光ペン12を使用しないときにペン
先12aが乾燥することはなく、よって、使用時にイン
クが出なくなることはない。エアーノズル13は、上述
したように、遮光ペン12の回転と同時に、水平位置か
ら反時計方向に90°回転し、印刷版200に対して垂
直に向けられる。そして、先端部から空気が吹き出され
る。この時に、加熱した空気を吹き出すと、遮光インク
の乾燥時間が短縮されるので、空気の供給管にはヒータ
(図示せず)を内蔵することが望ましい。また、吹き出
される空気の量、インクの量や種類、必要とする乾燥速
度、等に応じて空気量を変更できるように、空気の供給
管には流量調整手段を設けることが望ましい。
【0039】遮光ペン12のペン先12a操作手段とし
ては、縦横に移動する支持ヘッド10と可動ヘッド11
が用いられる。この支持ヘッド10と可動ヘッド11を
縦横に移動させることにより、すなわち、X−Y軸方向
にペン先12aを動かすことにより、印刷版200に当
接する遮光ペン12のペン先12aが周方向に連続的
に、且つ半径方向に徐々に拡大又は収縮するように操作
される。これによれば、印刷版200のレジスタマーク
が焼付けられた位置には、例えば、渦巻状、角渦巻状、
或いは三角渦巻状などの状態で遮光インクが連続的に塗
布される。連続的に塗布することにより、遮光インクが
印刷版200面に垂れること(ボタ落ち)が防止され
る。
ては、縦横に移動する支持ヘッド10と可動ヘッド11
が用いられる。この支持ヘッド10と可動ヘッド11を
縦横に移動させることにより、すなわち、X−Y軸方向
にペン先12aを動かすことにより、印刷版200に当
接する遮光ペン12のペン先12aが周方向に連続的
に、且つ半径方向に徐々に拡大又は収縮するように操作
される。これによれば、印刷版200のレジスタマーク
が焼付けられた位置には、例えば、渦巻状、角渦巻状、
或いは三角渦巻状などの状態で遮光インクが連続的に塗
布される。連続的に塗布することにより、遮光インクが
印刷版200面に垂れること(ボタ落ち)が防止され
る。
【0040】遮光ペン12のペン先12aの回転軌跡上
には、図示を省略した金属製または樹脂製の刷毛(清掃
部材)が設けられる。これによれば、遮光ペン12の回
転時に、ペン先12aが清掃部材に接触するので自動的
に清掃される。したがって、常に清掃した状態で遮光ペ
ン12を使うことができる。なお、この清掃部材は上述
したキャップ16の縁に設けることも可能である。
には、図示を省略した金属製または樹脂製の刷毛(清掃
部材)が設けられる。これによれば、遮光ペン12の回
転時に、ペン先12aが清掃部材に接触するので自動的
に清掃される。したがって、常に清掃した状態で遮光ペ
ン12を使うことができる。なお、この清掃部材は上述
したキャップ16の縁に設けることも可能である。
【0041】つぎに、印刷版200の位置決めについて
説明する。定盤2には、図2に示すように、空孔203
及び吸引溝204が設けられ、これらの空孔203及び
吸引溝204には空気供給手段、又は真空供給手段(共
に図示せず)が切替え可能に接続されている。これら空
孔203及び吸引溝204に空気供給手段を通じて正圧
が供給され、ロボット(図示せず)などのハンドリング
手段を介して定盤2上に印刷版200が載置されると、
印刷版200は定盤2上に浮動状態におかれる。その浮
動状態で第一のプッシャーピン5及び第二のプッシャー
ピン6が動作すると、印刷版200はスムーズに第一の
基準ピン8及び第二の基準ピン7に向けて押し動かされ
る。
説明する。定盤2には、図2に示すように、空孔203
及び吸引溝204が設けられ、これらの空孔203及び
吸引溝204には空気供給手段、又は真空供給手段(共
に図示せず)が切替え可能に接続されている。これら空
孔203及び吸引溝204に空気供給手段を通じて正圧
が供給され、ロボット(図示せず)などのハンドリング
手段を介して定盤2上に印刷版200が載置されると、
印刷版200は定盤2上に浮動状態におかれる。その浮
動状態で第一のプッシャーピン5及び第二のプッシャー
ピン6が動作すると、印刷版200はスムーズに第一の
基準ピン8及び第二の基準ピン7に向けて押し動かされ
る。
【0042】第一のプッシャーピン5及び第二のプッシ
ャーピン6の制御について説明すると、定盤2に設けら
れた縦溝2a及び横溝2bに沿ってそれぞれ複数のセン
サ300(図3)が設けられており、第一のプッシャー
ピン5及び第二のプッシャーピン6は、当該プッシャー
ピン5,6によって押圧される印刷版200の端面(一
辺、他辺)が所定の位置にあるセンサ300によって検
出されると、その動作が停止されるようになっている。
すなわち第一及び第二のプッシャーピン5,6の移動量
は印刷版200の大きさによって決められ、この印刷版
200の移動量はこれらのセンサ300によって制御さ
れるようになっている。
ャーピン6の制御について説明すると、定盤2に設けら
れた縦溝2a及び横溝2bに沿ってそれぞれ複数のセン
サ300(図3)が設けられており、第一のプッシャー
ピン5及び第二のプッシャーピン6は、当該プッシャー
ピン5,6によって押圧される印刷版200の端面(一
辺、他辺)が所定の位置にあるセンサ300によって検
出されると、その動作が停止されるようになっている。
すなわち第一及び第二のプッシャーピン5,6の移動量
は印刷版200の大きさによって決められ、この印刷版
200の移動量はこれらのセンサ300によって制御さ
れるようになっている。
【0043】ついで、定盤2の裏面にあって、第一の基
準ピン8に連結されるパルスモータが所定パルス駆動さ
れることにより、第一の基準ピン8が縦溝2cに沿って
第一のプッシャーピン5の方向に所定距離移動される。
第一の基準ピン8は後述するように予め第一の基準位置
よりも後退する位置に置かれており、所定距離移動され
ると第一の基準位置に到達する。このときの印刷版20
0の移動距離は、印刷機の版胴の版掛けピンの位置に合
わせて決められる。縦方向及び横方向に位置決めされた
印刷版は、空孔203及び吸引溝204に負圧を供給す
ることにより、定盤2上に固定され、固定された印刷版
200にはパンチャー4により基準孔(図示せず)が穿
孔される。第一の基準ピン8に対して印刷版200を位
置決めする際、プッシャーピン5,6で印刷版200を
所定距離移動させる変わりに、検出器15を用いて、プ
ッシャーピンで印刷版200の一辺が検出されるまで印
刷版200を押圧するようにしてもよい。検出器15と
しては、例えば、投光部と受光部とからなるセンサを用
いてもよい。この場合には、印刷版200の端面がセン
サ15によって検出される位置まで、第一のプッシャー
ピン5によって印刷版200を縦方向に移動させて停止
させる。このセンサ15の位置は、パンチャー4の穿孔
用のヘッドピン(図示せず)の位置よりも定盤2の外側
にある。この際、第一の基準ピン8は、本来位置決めす
べき第一の基準位置よりも後退した位置におかれ、すな
わち印刷版200の端面に当接すべき第一の基準位置と
センサ15との間の距離以上後退移動できるようにパル
スモータによって駆動される。
準ピン8に連結されるパルスモータが所定パルス駆動さ
れることにより、第一の基準ピン8が縦溝2cに沿って
第一のプッシャーピン5の方向に所定距離移動される。
第一の基準ピン8は後述するように予め第一の基準位置
よりも後退する位置に置かれており、所定距離移動され
ると第一の基準位置に到達する。このときの印刷版20
0の移動距離は、印刷機の版胴の版掛けピンの位置に合
わせて決められる。縦方向及び横方向に位置決めされた
印刷版は、空孔203及び吸引溝204に負圧を供給す
ることにより、定盤2上に固定され、固定された印刷版
200にはパンチャー4により基準孔(図示せず)が穿
孔される。第一の基準ピン8に対して印刷版200を位
置決めする際、プッシャーピン5,6で印刷版200を
所定距離移動させる変わりに、検出器15を用いて、プ
ッシャーピンで印刷版200の一辺が検出されるまで印
刷版200を押圧するようにしてもよい。検出器15と
しては、例えば、投光部と受光部とからなるセンサを用
いてもよい。この場合には、印刷版200の端面がセン
サ15によって検出される位置まで、第一のプッシャー
ピン5によって印刷版200を縦方向に移動させて停止
させる。このセンサ15の位置は、パンチャー4の穿孔
用のヘッドピン(図示せず)の位置よりも定盤2の外側
にある。この際、第一の基準ピン8は、本来位置決めす
べき第一の基準位置よりも後退した位置におかれ、すな
わち印刷版200の端面に当接すべき第一の基準位置と
センサ15との間の距離以上後退移動できるようにパル
スモータによって駆動される。
【0044】第一のプッシャーピン5によって押動され
る印刷版200の停止位置は、印刷版200の一辺がセ
ンサ15を越えた位置であればよく、この一辺が第一の
基準ピン8に当接したか否かは問題ではない。かかるセ
ンサ15は、印刷版200の横方向に対する位置決めに
も用いることができる。
る印刷版200の停止位置は、印刷版200の一辺がセ
ンサ15を越えた位置であればよく、この一辺が第一の
基準ピン8に当接したか否かは問題ではない。かかるセ
ンサ15は、印刷版200の横方向に対する位置決めに
も用いることができる。
【0045】第一の基準ピン8は、図示しないパルスモ
ータの駆動力を受けて縦溝2cに沿って第一のプッシャ
ーピン5の方向に移動できるようになっている。第一の
基準ピン8は、縦溝2c内で第一の基準位置より予め後
退した位置にあり、印刷版200が第一のプッシャーピ
ン5で押圧されて移動し、検出手段としてのセンサ15
により検出されて、第一のプッシャーピン5が停止した
後に、第一の基準ピン8は、後退した位置(原点)から
第一の基準位置へ向けて、印刷版200を押圧し、第一
の基準位置に対し印刷版200を位置決めする。この際
には、図示しない制御手段からの制御信号によって印刷
版200の穿孔位置が決められ、第一の基準ピン8の後
退する位置からの移動量に相当するパルス数だけパルス
モータが駆動される。
ータの駆動力を受けて縦溝2cに沿って第一のプッシャ
ーピン5の方向に移動できるようになっている。第一の
基準ピン8は、縦溝2c内で第一の基準位置より予め後
退した位置にあり、印刷版200が第一のプッシャーピ
ン5で押圧されて移動し、検出手段としてのセンサ15
により検出されて、第一のプッシャーピン5が停止した
後に、第一の基準ピン8は、後退した位置(原点)から
第一の基準位置へ向けて、印刷版200を押圧し、第一
の基準位置に対し印刷版200を位置決めする。この際
には、図示しない制御手段からの制御信号によって印刷
版200の穿孔位置が決められ、第一の基準ピン8の後
退する位置からの移動量に相当するパルス数だけパルス
モータが駆動される。
【0046】要するに、この実施例によれば、複数の第
一の基準ピン8の押し戻し動作により、印刷版200が
第一のプッシャーピン5に向けて押し戻されるので、そ
の間に印刷版200の姿勢が正され、正確な位置決めが
行われるものである。
一の基準ピン8の押し戻し動作により、印刷版200が
第一のプッシャーピン5に向けて押し戻されるので、そ
の間に印刷版200の姿勢が正され、正確な位置決めが
行われるものである。
【0047】穿孔される印刷版200の使用される印刷
機によって、穿孔位置(印刷版の端面から穿孔された孔
の中心までの距離)は決められており、例えば、この距
離が17.5mm±0.1mmあるいは8.0mm±0.1mm
になるようにパルス数が設定される。検出手段としての
センサ15は、その位置が定盤2上の所定位置に固定さ
れていてもよいが、第一の基準ピン8と共にユニットと
して構成し、第一の基準ピン8と一体に移動するように
してもよい。この場合、図2に示すように、センサ15
は、溝15A内を溝15Aに沿って移動する。この第一
の基準ピン8と共にセンサ15を一体移動させるときに
は、第一の基準ピン8により印刷版200を押動する
際、常にセンサ15は版を検出し続ける。
機によって、穿孔位置(印刷版の端面から穿孔された孔
の中心までの距離)は決められており、例えば、この距
離が17.5mm±0.1mmあるいは8.0mm±0.1mm
になるようにパルス数が設定される。検出手段としての
センサ15は、その位置が定盤2上の所定位置に固定さ
れていてもよいが、第一の基準ピン8と共にユニットと
して構成し、第一の基準ピン8と一体に移動するように
してもよい。この場合、図2に示すように、センサ15
は、溝15A内を溝15Aに沿って移動する。この第一
の基準ピン8と共にセンサ15を一体移動させるときに
は、第一の基準ピン8により印刷版200を押動する
際、常にセンサ15は版を検出し続ける。
【0048】印刷版200が定盤2上に位置決めされた
後、パンチャー4によって印刷版200の所定位置に基
準孔が穿孔される。しかして、この実施例によれば、第
一の基準ピン8は移動自在であるので、その移動量を制
御するだけで、印刷版200の基準孔の位置を可変に制
御できるという利点を有する。
後、パンチャー4によって印刷版200の所定位置に基
準孔が穿孔される。しかして、この実施例によれば、第
一の基準ピン8は移動自在であるので、その移動量を制
御するだけで、印刷版200の基準孔の位置を可変に制
御できるという利点を有する。
【0049】穿孔後は、印刷版200の穿孔部の端面が
パンチャー4の外部に逃げる位置まで第一の基準ピン8
によって印刷版200を押動させる。これによれば、印
刷版200は定盤2上に露出した状態となるので、例え
ば、吸着盤をもったロボット(図示せず)などの、印刷
版取出手段によって、定盤2上から印刷版200を垂直
方向に取り出し可能となり、装置の自動化を図ることが
できる。また、印刷版200が定盤2上に露出した状態
となれば、印刷版200の基準孔の近傍にも、マーク付
与装置100によって、位置決めマーク(オフ輪マー
ク)などを焼付けることが可能となる。従って、定盤2
上に載置された印刷版200上の任意の箇所にオフ輪マ
ークや罫書き等の印刷の際の印刷版200の位置決めに
必要なマークを付与することができる。この場合、基準
孔近傍にこれらのマークを付与するには、上述したよう
に、パンチャー4で穿孔した後、第一の基準ピン8をさ
らに移動させ、刷版の端面をパンチャー4の懐から逃が
す。マークが付与された印刷版は、例えば、ロボットの
アームの先端に取り付けられた吸着盤で吸着され、垂直
方向に取り出された後、次工程、例えば、殖版工程へ搬
送される。
パンチャー4の外部に逃げる位置まで第一の基準ピン8
によって印刷版200を押動させる。これによれば、印
刷版200は定盤2上に露出した状態となるので、例え
ば、吸着盤をもったロボット(図示せず)などの、印刷
版取出手段によって、定盤2上から印刷版200を垂直
方向に取り出し可能となり、装置の自動化を図ることが
できる。また、印刷版200が定盤2上に露出した状態
となれば、印刷版200の基準孔の近傍にも、マーク付
与装置100によって、位置決めマーク(オフ輪マー
ク)などを焼付けることが可能となる。従って、定盤2
上に載置された印刷版200上の任意の箇所にオフ輪マ
ークや罫書き等の印刷の際の印刷版200の位置決めに
必要なマークを付与することができる。この場合、基準
孔近傍にこれらのマークを付与するには、上述したよう
に、パンチャー4で穿孔した後、第一の基準ピン8をさ
らに移動させ、刷版の端面をパンチャー4の懐から逃が
す。マークが付与された印刷版は、例えば、ロボットの
アームの先端に取り付けられた吸着盤で吸着され、垂直
方向に取り出された後、次工程、例えば、殖版工程へ搬
送される。
【0050】次に印刷版200への穿孔の順序について
説明する。
説明する。
【0051】 先ず、定盤2の空孔203と吸引溝2
04から空気が吹き出された状態で、ロボットのアーム
の先端に設けられた吸着盤(図示せず)に吸着保持され
た印刷版200を定盤2上に載置する。
04から空気が吹き出された状態で、ロボットのアーム
の先端に設けられた吸着盤(図示せず)に吸着保持され
た印刷版200を定盤2上に載置する。
【0052】 定盤2上に載置された印刷版200を
第一のプッシャーピン5を縦溝2aに沿って所定距離移
動させ、印刷版を第一の基準ピン8に向けて縦方向に押
圧すると共に、第二のプッシャーピン6を横溝2bに沿
って横方向に所定距離移動させ、第二の基準ピン7に向
けて押圧する。この場合、第一のプッシャーピン5によ
って所定距離だけ印刷版200を移動させる代わりに、
センサ15によって印刷版の端面が検出されるまで印刷
版を移動させてもよい。
第一のプッシャーピン5を縦溝2aに沿って所定距離移
動させ、印刷版を第一の基準ピン8に向けて縦方向に押
圧すると共に、第二のプッシャーピン6を横溝2bに沿
って横方向に所定距離移動させ、第二の基準ピン7に向
けて押圧する。この場合、第一のプッシャーピン5によ
って所定距離だけ印刷版200を移動させる代わりに、
センサ15によって印刷版の端面が検出されるまで印刷
版を移動させてもよい。
【0053】 第二の基準ピン7を横溝2dに沿っ
て、待機位置から所定距離横方向に移動させ、印刷版2
00の横方向の位置決めを行う。
て、待機位置から所定距離横方向に移動させ、印刷版2
00の横方向の位置決めを行う。
【0054】 第一のプッシャーピン5によって印刷
版200が縦方向に押圧され、所定距離移動した後、あ
るいはセンサ15によって、印刷版の端面が第一の基準
位置より後退する位置に達したことを確認した後、後退
した位置にある第一の基準ピン8を、縦溝2cに沿って
第一のプッシャーピン5に向けて所定距離移動させ、印
刷版200の縦方向の位置決めを行う。この場合の第二
の基準ピン7及び第一の基準ピン8の移動量は印刷機の
種類、印刷版の種類等によって変えられる。印刷版20
0の横方向の位置決めにもセンサを用いてもよい。印刷
版200の横方向及び縦方向の位置決めは何れが先に行
われてもよく、また、同時に行われてもよい。
版200が縦方向に押圧され、所定距離移動した後、あ
るいはセンサ15によって、印刷版の端面が第一の基準
位置より後退する位置に達したことを確認した後、後退
した位置にある第一の基準ピン8を、縦溝2cに沿って
第一のプッシャーピン5に向けて所定距離移動させ、印
刷版200の縦方向の位置決めを行う。この場合の第二
の基準ピン7及び第一の基準ピン8の移動量は印刷機の
種類、印刷版の種類等によって変えられる。印刷版20
0の横方向の位置決めにもセンサを用いてもよい。印刷
版200の横方向及び縦方向の位置決めは何れが先に行
われてもよく、また、同時に行われてもよい。
【0055】 空孔203と吸引溝204に負圧を供
給して印刷版200を定盤2上に固定し、パンチャー4
で印刷版に基準孔を穿孔する。
給して印刷版200を定盤2上に固定し、パンチャー4
で印刷版に基準孔を穿孔する。
【0056】 第一の基準ピン8を第一のプッシャー
ピン5の方向にさらに移動させ、印刷版の端面をパンチ
ャー4の懐部から外へ逃がし、印刷版200の垂直方向
への取り出し及び穿孔部近傍へのマークの書き込みを可
能にする。第二実施例 本発明の第二の実施例について以下に説明するが、第一
の実施例と共通の部分については説明を省略する。図示
しないロボットのアームの先端に設けられた吸着盤によ
って印刷版200を定盤2上に載置し、後退する位置に
ある第一の基準ピン8を縦溝2cに沿って第一の所定距
離移動させると共に、同じく後退する位置にある第二の
基準ピン7を横溝2dに沿って第二の所定距離移動させ
る。この状態で第一のプッシャーピン5を縦溝2aに沿
って移動させて、印刷版200の縦方向の端面(一辺)
を第一の基準ピン8に当接させると共に、第二のプッシ
ャーピン6を横溝2bに沿って移動させて、印刷版20
0の横方向の端面(他辺)を第二の基準ピン7に当接さ
せる。これによって、印刷版200は一時的に定盤2上
で位置決めされる。
ピン5の方向にさらに移動させ、印刷版の端面をパンチ
ャー4の懐部から外へ逃がし、印刷版200の垂直方向
への取り出し及び穿孔部近傍へのマークの書き込みを可
能にする。第二実施例 本発明の第二の実施例について以下に説明するが、第一
の実施例と共通の部分については説明を省略する。図示
しないロボットのアームの先端に設けられた吸着盤によ
って印刷版200を定盤2上に載置し、後退する位置に
ある第一の基準ピン8を縦溝2cに沿って第一の所定距
離移動させると共に、同じく後退する位置にある第二の
基準ピン7を横溝2dに沿って第二の所定距離移動させ
る。この状態で第一のプッシャーピン5を縦溝2aに沿
って移動させて、印刷版200の縦方向の端面(一辺)
を第一の基準ピン8に当接させると共に、第二のプッシ
ャーピン6を横溝2bに沿って移動させて、印刷版20
0の横方向の端面(他辺)を第二の基準ピン7に当接さ
せる。これによって、印刷版200は一時的に定盤2上
で位置決めされる。
【0057】つぎに、第一の基準ピン8を縦溝2cに沿
って第三の所定距離移動させると共に、第二の基準ピン
7を横溝2dに沿って第四の所定距離移動させる。これ
によって印刷版は最終的に位置決めされる。
って第三の所定距離移動させると共に、第二の基準ピン
7を横溝2dに沿って第四の所定距離移動させる。これ
によって印刷版は最終的に位置決めされる。
【0058】第三及び第四の所定距離は0.5mmから3
mm程度である。第一の基準ピン8の移動量、すなわち第
一の所定距離と第三の所定距離との合計は、パルスモー
タのパルス数によって正確に決められ、また、第二の基
準ピン7の移動量、すなわち第二の所定距離と第四の所
定距離との合計は、パルスモータのパルス数によって正
確に決められるから、印刷版は定盤上で正確に位置決め
される。第一の基準ピン8の第三の所定距離の移動及び
第二の基準ピン7の第四の所定距離の移動によって、印
刷版200の各端面は確実にこれらの基準ピンに当接す
るから、印刷版がこれらの基準ピンから離れて斜めにな
ることがない。この後、パンチャー4によって印刷版の
端面に基準孔が穿孔される。
mm程度である。第一の基準ピン8の移動量、すなわち第
一の所定距離と第三の所定距離との合計は、パルスモー
タのパルス数によって正確に決められ、また、第二の基
準ピン7の移動量、すなわち第二の所定距離と第四の所
定距離との合計は、パルスモータのパルス数によって正
確に決められるから、印刷版は定盤上で正確に位置決め
される。第一の基準ピン8の第三の所定距離の移動及び
第二の基準ピン7の第四の所定距離の移動によって、印
刷版200の各端面は確実にこれらの基準ピンに当接す
るから、印刷版がこれらの基準ピンから離れて斜めにな
ることがない。この後、パンチャー4によって印刷版の
端面に基準孔が穿孔される。
【0059】なお、第一の基準ピン8の外周面であっ
て、第一のプッシャーピン6側に面する外周面を、セン
サ15のほぼ中央に位置させるようにすれば、第一の基
準ピン8を第一の所定距離移動させる際、印刷版200
の端面がセンサ15の位置にあることが正確に検出され
るので、より確実に位置決めすることができる。この際
に、検出手段としてのセンサ15は、その位置が定盤上
の所定位置に固定されていてもよいが、第一の基準ピン
8と共にユニットとして構成し、第一の基準ピン8と一
体的に移動するようにしてもよい。このようにして印刷
版が定盤2上に位置決めされた後に、パンチャー4によ
って印刷版200に基準孔が穿孔される。
て、第一のプッシャーピン6側に面する外周面を、セン
サ15のほぼ中央に位置させるようにすれば、第一の基
準ピン8を第一の所定距離移動させる際、印刷版200
の端面がセンサ15の位置にあることが正確に検出され
るので、より確実に位置決めすることができる。この際
に、検出手段としてのセンサ15は、その位置が定盤上
の所定位置に固定されていてもよいが、第一の基準ピン
8と共にユニットとして構成し、第一の基準ピン8と一
体的に移動するようにしてもよい。このようにして印刷
版が定盤2上に位置決めされた後に、パンチャー4によ
って印刷版200に基準孔が穿孔される。
【0060】
【発明の効果】本発明の自動パンチ装置によれば、印刷
版を定盤上に正確に位置決めすることができ、印刷版の
所定の位置に正確に基準孔を穿孔することができる。ま
た、基準ピンが移動自在であるので、印刷機の種類等に
よって、印刷版のことなる位置に穿孔が必要な場合にも
容易に対応することができる。さらに、ロボット等の自
動搬送手段によって穿孔済の印刷版を定盤から取り出し
たり、穿孔部近傍に印刷に際しての位置決め用のマーク
を付与したりすることが容易となる。
版を定盤上に正確に位置決めすることができ、印刷版の
所定の位置に正確に基準孔を穿孔することができる。ま
た、基準ピンが移動自在であるので、印刷機の種類等に
よって、印刷版のことなる位置に穿孔が必要な場合にも
容易に対応することができる。さらに、ロボット等の自
動搬送手段によって穿孔済の印刷版を定盤から取り出し
たり、穿孔部近傍に印刷に際しての位置決め用のマーク
を付与したりすることが容易となる。
【図1】本発明による自動パンチ装置の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】自動パンチ装置の一実施例を示す平面図であ
る。
る。
【図3】第一のプッシャーピンの駆動部を示す側面図で
ある。
ある。
【図4】第一のプッシャーピンの駆動部を示す平面図で
ある。
ある。
【図5】印刷版用マーク付与装置の一例を示す平面図で
ある。
ある。
【図6】印刷版用マーク付与装置の一例を示す側面図で
ある。
ある。
1 自動パンチ装置 2 定盤 4 パンチャー 5 第一のプッシャーピン 6 第二のプッシャーピン 7 第二の基準ピン 8 第一の基準ピン 15 センサ(印刷版検出手段)
Claims (10)
- 【請求項1】 印刷版の一辺を定盤上の第一の基準位置
に位置決めするための第一の基準ピンと、この第一の基
準ピンへ向けて印刷版を押圧するための第一のプッシャ
ーピンと、印刷版の前記一辺に隣接する他辺を定盤上の
第二の基準位置に位置決めするための第二の基準ピン
と、前記第一のプッシャーピンの移動方向と直交する方
向に移動して前記第二の基準ピンへ向けて印刷版を押圧
するための第二のプッシャーピンと、第一、第二のプッ
シャーピンの押圧により位置決めされる印刷版の所定位
置に基準孔を穿孔するためのパンチャーとを備え、 前記第一、第二の基準ピンをそれぞれ移動自在に形成
し、前記第一、第二の基準ピンを前記定盤上の第一、第
二の基準位置よりそれぞれ後退する位置に待機させ、前
記第一、第二のプッシャーピンにより押圧される前記印
刷版を第一、第二の基準ピンの前進動作により前記第
一、第二のプッシャーピンの押圧力に抗して前記第一、
第二の基準位置までそれぞれ押し戻す制御手段を設けた
ことを特徴とする自動パンチ装置。 - 【請求項2】 前記第一の基準ピンの近傍に印刷版検出
手段を設け、この印刷版検出手段により前記印刷版の前
記一辺が検出されたときに前記第一のプッシャーピンの
移動を停止させ、前記第一の基準ピンの前進動作により
前記第一のプッシャーピンの押圧力に抗して前記後退す
る位置から前記第一の基準位置まで印刷版を押し戻すこ
とを特徴とする請求項1記載の自動パンチ装置。 - 【請求項3】 印刷版の一辺を定盤上の第一の基準位置
に位置決めするための第一の基準ピンと、この第一の基
準ピンへ向けて印刷版を押圧するための第一のプッシャ
ーピンと、印刷版の前記一辺に隣接する他辺を定盤上の
第二の基準位置に位置決めするための第二の基準ピン
と、前記第一のプッシャーピンの移動方向と直交する方
向に移動して前記第二の基準ピンへ向けて印刷版を押圧
するための第二のプッシャーピンと、第一、第二のプッ
シャーピンの押圧により位置決めされる印刷版の所定位
置に基準孔を穿孔するためのパンチャーとを備え、 前記第一、第二の基準ピンをそれぞれ移動自在に形成
し、 前記第一の基準ピンを定盤上の第一の基準位置より後退
する位置に待機させ、前記第一のプッシャーピンにより
前記印刷版を前記第一の基準ピンに向けて押圧するとと
もに、前記第二の基準ピンを定盤上の第二の基準位置よ
り後退する位置に待機させ、前記第二のプッシャーピン
により前記印刷版を前記第二の基準ピンに向けて押圧し
たのちに、少なくとも前記第一の基準ピンを前進動作さ
せて前記第一のプッシャーピンの押圧力に抗して前記後
退する位置から前記第一の基準位置まで印刷版を押し戻
す制御手段を設けたことを特徴とする自動パンチ装置。 - 【請求項4】 前記第一の基準ピンの前記後退する位置
に印刷版検出手段が設けられ、この印刷版検出手段は前
記第一の基準ピンと一体に移動自在に形成されることを
特徴とする請求項1乃至3記載の自動パンチ装置。 - 【請求項5】 前記第一、第二のプッシャーピンはそれ
ぞれエアーシリンダのロッドに固定され、該エアーシリ
ンダはタイミングベルトに固定され、このタイミングベ
ルトはリバーシブルモータにより駆動されることを特徴
とする請求項1乃至4記載の自動パンチ装置。 - 【請求項6】 前記第一、第二の基準ピンはそれぞれパ
ルスモータにより駆動され、各基準ピンの移動量はパル
ス数により制御されることを特徴とする請求項1乃至5
記載の自動パンチ装置。 - 【請求項7】 前記第一の基準ピンは前記第一の基準位
置より前進する位置まで前進自在に形成され、前記パン
チャーにより基準孔を穿孔したのち、前記第一の基準ピ
ンは前記印刷版を前記パンチャーから外れる位置まで押
し出すことを特徴とする請求項1乃至6記載の自動パン
チ装置。 - 【請求項8】 前記定盤の上面に沿って水平移動可能な
罫書き及び/又はマーク焼付け手段を備えることを特徴
とする請求項7記載の自動パンチ装置。 - 【請求項9】 定盤上の基準位置に印刷版を位置決めす
るための基準ピンと、この基準ピンへ向けて印刷版を押
圧するためのプッシャーピンと、このプッシャーピンの
押圧により位置決めされる印刷版の所定位置に基準孔を
穿孔するためのパンチャーとを備えた自動パンチ装置に
おいて、 前記基準ピンを移動自在に形成し、前記基準ピンを前記
定盤上の基準位置より後退する位置に待機させ、前記プ
ッシャーピンにより押圧される前記印刷版を前記基準ピ
ンの前進動作により前記基準位置まで押し戻す制御手段
を設けたことを特徴とする自動パンチ装置。 - 【請求項10】 前記プッシャーピンは前記後退位置に
ある基準ピンに印刷版が当接するまで当該印刷版を押圧
し、この基準ピンは前記プッシャーピンの押圧力に抗し
て印刷版を前記基準位置まで押し戻すことを特徴とする
請求項9記載の自動パンチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33837594A JPH08168994A (ja) | 1994-10-14 | 1994-12-28 | 自動パンチ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-274357 | 1994-10-14 | ||
JP27435794 | 1994-10-14 | ||
JP33837594A JPH08168994A (ja) | 1994-10-14 | 1994-12-28 | 自動パンチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08168994A true JPH08168994A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=26551006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33837594A Pending JPH08168994A (ja) | 1994-10-14 | 1994-12-28 | 自動パンチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08168994A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008023621A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Fuji Car Mfg Co Ltd | 切断装置 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP33837594A patent/JPH08168994A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008023621A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Fuji Car Mfg Co Ltd | 切断装置 |
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