JP2001334480A - 刻印装置 - Google Patents

刻印装置

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JP2001334480A
JP2001334480A JP2000159895A JP2000159895A JP2001334480A JP 2001334480 A JP2001334480 A JP 2001334480A JP 2000159895 A JP2000159895 A JP 2000159895A JP 2000159895 A JP2000159895 A JP 2000159895A JP 2001334480 A JP2001334480 A JP 2001334480A
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ceramic building
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rotating plate
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English (en)
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Mamoru Murase
守 村瀬
Nobumasa Takagi
信正 高木
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Nichiha Corp
Original Assignee
Nichiha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窯業系建築板を搬送させながら刻印を効率よ
く行うことができ,かつ窯業系建築板にかかる押圧力が
小さい刻印装置を提供すること。 【解決手段】 窯業系建築板4を搬送するコンベア2
と,コンベア2の上方に配置された刻印機3とからなる
刻印装置1。刻印機3は,コンベア2の搬送方向に沿っ
て回動可能な回動板31と,回動板31の周端部311
に取付けられた1個又は複数個の刻印体32とを有す
る。コンベア2によって窯業系建築板4を搬送しなが
ら,窯業系建築板4の板表面41に刻印体32を押しつ
けて,板表面41に刻印する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,窯業系建築板の板表面に刻印を
施すための刻印装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,他社の製品との識別等のため
に,窯業系建築板に文字や記号等の刻印を施す刻印装置
がある。該刻印装置としては,刻印体と,該刻印体を窯
業系建築板に対して押圧するための押圧手段とを有する
ものがある(特公平6−94227号公報)。そして,
上記押圧手段は一つの刻印体に対して一つ配設されてお
り,各刻印体をそれぞれに対応した上記押圧手段によっ
て一つずつ上記窯業系建築板に押圧することにより刻印
する。また,別の刻印装置として,複数の刻印体と,一
つの押圧手段とを有するものもある(特公平8−293
62号公報)。該刻印装置は,上記刻印体を順次上記押
圧手段と窯業系建築板との間に配置し,順次押圧するこ
とにより刻印する。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし,これらの刻印装置
は,上記窯業系建築板を静止させた状態で刻印する必要
があるため,生産効率が悪いという問題がある。また,
生産効率向上のために,複数の刻印体を同時に窯業系建
築板に押圧することも考えられるが,窯業系建築板に一
度にかかる押圧力が大きくなり,該窯業系建築板が破損
するおそれがある。
【0004】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,窯業系建築板を搬送させながら刻印を効
率よく行うことができ,かつ窯業系建築板にかかる押圧
力が小さい刻印装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,窯業系建
築板を搬送するコンベアと,該コンベアの上方に配置さ
れた刻印機とからなる刻印装置であって,該刻印機は,
上記コンベアの搬送方向に沿って回動可能な回動板と,
該回動板の周端部に取付けられた1個又は複数個の刻印
体とを有し,かつ,上記コンベアによって上記窯業系建
築板を搬送しながら,該窯業系建築板の板表面に上記刻
印体を押しつけて,該板表面に刻印するよう構成してあ
ることを特徴とする刻印装置にある。
【0006】本発明において最も注目すべきことは,上
記刻印機が,上記回動板とその周端部に取付けられた刻
印体とを有し,上記窯業系建築板を搬送しながら,該窯
業系建築板の板表面に上記刻印体を押しつけて刻印する
よう構成してあることである。
【0007】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記刻印装置においては,コンベアによって搬送される
上記窯業系建築板の板表面に,上記回動板に取付けられ
た上記刻印体を押し付ける。すると,上記窯業系建築板
の搬送力によって,上記回動板は回動する(図2,図3
参照)。これにより,該回動板の周端部に取付けられた
刻印体の先端の全体が上記板表面に押し付けられる。ま
た,上記回動板の周端部に,周方向に複数の刻印体が配
設されている場合には,それらが順次板表面に押圧され
る。
【0008】このように,上記刻印装置によれば,上記
窯業系建築板を搬送しながら刻印することができるた
め,生産性を向上させることができる。また,上記刻印
体は,上記窯業系建築板の水平方向の搬送力により,上
記板表面に押圧される。それ故,上方から上記窯業系建
築板にかかる押圧力は小さく,しかも略一定とすること
ができる。従って,刻印の際に,上記窯業系建築板に損
傷,破損等を生ずるおそれがない。また,複数の刻印体
を用いて刻印する際にも,各刻印体が順次押圧され,全
ての刻印体が同時に押圧されることはない。そのため,
刻印の際に上記窯業系建築板にかかる押圧力は小さい。
【0009】以上のごとく,本発明によれば,生産性に
優れ,かつ窯業系建築板にかかる押圧力が小さい刻印装
置を提供することができる。
【0010】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記回動板は,上記コンベアに対して上下動可能に配設し
てあることが好ましい。これにより,上記窯業系建築板
における所望の部分に刻印することができる。即ち,搬
送されてくる窯業系建築板における刻印を開始しようと
する部分が,上記刻印体の下に到達したときに,上記回
動板を降下させる。そして,刻印を終了しようとする部
分が刻印されたときに,上記回動板を上昇させる。これ
により,上記窯業系建築板の所望の部分,所望の範囲に
刻印することができる。
【0011】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記回動板は,刻印開始時に一定の刻印体が上記コンベア
に対向する初期状態となるよう付勢されていることが好
ましい。これにより,順次搬送される複数の窯業系建築
板に,効率的に同様の刻印を行うことができる。
【0012】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記回動板の周端部には,弾力性のある緩衝材が,上記刻
印体の先端よりも突出させて形成してあることが好まし
い。これにより,窯業系建築板に衝撃を与えることなく
刻印することができる。即ち,上記刻印体が上記窯業系
建築板に接触する前に,上記緩衝材が接触して衝撃を吸
収する。それ故,刻印の際に上記窯業系建築板に衝撃を
与えることがなく,損傷や破損を一層確実に防ぐことが
できる。また,上記緩衝材は,上記回動板の周端部全て
に設けてあることが好ましい。これにより,上記回動板
の回動が一層円滑となる。
【0013】次に,請求項5に記載の発明のように,上
記回動板の周端部には,複数の刻印体が周方向に並んで
取付けてあることが好ましい。これにより,上記回動板
の回動によって,上記複数の刻印体を順次連続して上記
窯業系建築板に押圧することができる。
【0014】次に,請求項6に記載の発明のように,上
記回動板は,回動中心を中心とする扇形状であることが
好ましい。これにより,上記回動板の周端部に取付けた
刻印体を,上記窯業系建築板に対し一定の押圧力で押圧
することができる。なお,上記扇形状は,少なくとも,
上記回動中心を中心とする円弧を周端部として有する形
状である。
【0015】次に,請求項7に記載の発明のように,上
記回動板の周端部は,上記刻印体を取付けた部分以外を
切欠いてあることが好ましい。これにより,上記刻印体
を設けていない周端部が,上記窯業系建築板に接触する
おそれがない。そのため,上記窯業系建築板に損傷を与
えることを確実に防止することができる。
【0016】次に,請求項8に記載の発明のように,上
記回動板は,厚みが上記刻印体の幅の3倍以下であるこ
とが好ましい。これにより,上記窯業系建築板における
幅の狭い部分にも,複数の刻印を順次円滑に行うことが
できる。上記回動板の厚みが,刻印体の幅の3倍を超え
る場合には,上記窯業系建築板における幅の狭い部分
に,複数の刻印を行うことが困難となるおそれがある。
また,上記回動板の厚みの下限は,その剛性,強度の関
係から,刻印体の0.5倍であることが好ましい。な
お,上記刻印体の幅とは,上記回動板の回動方向に直交
する方向に関する,刻印体の幅(後述する図5の符号
W)をいう。
【0017】次に,請求項9に記載の発明のように,上
記窯業系建築板は出隅柱であり,該出隅柱の角部に刻印
することもできる。この場合にも,上記刻印装置を用い
ることにより押圧力を小さくすることができるため,窯
業系建築板が破損するおそれがない。
【0018】上記出隅柱は,通常,2枚の平板を略直角
に接合してその接合部を角部としている(図7参照)。
そして,出隅柱の角部を上側に向けた状態で刻印を施
す。それ故,刻印の際の押圧力が大きいと,上記角部に
おける接合が外れ,破損するおそれがある。しかしなが
ら,上記刻印装置は,上記のごとく刻印の際の押圧力が
小さいため,上記出隅柱の破損を防ぐことができる。即
ち,上記窯業系建築板が出隅柱の場合には,特に,本発
明の刻印装置の効果を有効に発揮することができる。
【0019】次に,請求項10に記載の発明のように,
上記窯業系建築板は平板とすることもできる。この場合
にも,生産性を向上させ,かつ窯業系建築板にかかる押
圧力を小さくすることができる。
【0020】次に,請求項11に記載の発明のように,
上記コンベアは,上記窯業系建築板の左右方向の位置決
めをするための位置決め部材を有することが好ましい。
これにより,上記窯業系建築板には,左右方向において
も,確実に所望の位置に刻印することができる。
【0021】次に,請求項12に記載の発明のように,
上記刻印機は,上記コンベアに対して固定したフレーム
と,該フレームに対して回動可能に取付けた基盤と,該
基盤と上記フレームとの間に配設され上記基盤における
移動端を上記フレームに対して上下動させるアクチュエ
ータとを有し,上記回動板は,上記基盤の上記移動端に
回動可能に取付けてあり,上記回動板と上記基盤との間
には,両者の角度を初期状態となる方向に付勢する弾性
部材が配設してあることを特徴とする刻印装置がある
(図1〜図5参照)。
【0022】本装置によれば,窯業系建築板を搬送させ
ながら刻印を効率よく行うことができ,かつ窯業系建築
板にかかる押圧力を小さくすることができる。本装置の
構成,作用効果については,後述の実施形態例1におい
て説明する。なお,上記初期状態とは,刻印開始時に一
定の刻印体が上記コンベアに対向する状態をいう。ま
た,上記アクチュエータとしては,エアシリンダ等があ
る。
【0023】次に,請求項13に記載の発明のように,
上記刻印装置は,上記窯業系建築板がそれぞれの所定位
置に搬送されてきたことを検出する第1検出手段と第2
検出手段とを有し,上記第1検出手段の検出信号により
上記アクチュエータが上記回動板を下降させて刻印を開
始し,上記第2検出手段の検出信号により上記アクチュ
エータが上記回動板を上昇させて刻印を終了するよう構
成してあることが好ましい。
【0024】これにより,容易かつ確実に,窯業系建築
板における所望の部分に刻印を施すことができる。上記
第1検出手段及び第2検出手段としては,例えば,エア
リミットスイッチ,光センサ等がある。
【0025】次に,請求項14に記載の発明のように,
上記フレームには,刻印を行う際に上記回動板を左右か
ら挟むようにしてガイドする一対のガイド手段が配設し
てあることが好ましい(図10参照)。これにより,刻
印が左右にずれることなく,窯業系建築板における所望
の位置に確実に刻印することができる。上記ガイド手段
としては,例えば,エアシリンダ等のアクチュエータを
用いることができる。即ち,上記回動板の左右における
上記フレームに固定した一対の上記アクチュエータによ
り,上記回動板を挟んでガイドする。
【0026】次に,請求項15に記載の発明のように,
上記窯業系建築板の板表面に形成される刻印の深さが
0.05〜0.5mmであることが好ましい。これによ
り,確実に刻印が形成されると共に,施工後に上記刻印
が目立つことがない。即ち,上記刻印は識別機能を充分
に発揮する一方,外壁の外観意匠性を損ねることもな
い。上記深さが0.05mm未満の場合には,上記刻印
が確実に形成されず,識別機能を発揮しないおそれがあ
る。一方,上記深さが0.5mmを超える場合には,上
記刻印が目立ち,外壁の外観意匠性を損ねるおそれがあ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる刻印装置につき,図1〜図
8を用いて説明する。本例の刻印装置1は,図1に示す
ごとく,窯業系建築板4を搬送するコンベア2と,該コ
ンベア2の上方に配置された刻印機3とからなる。
【0028】該刻印機3は,上記コンベア2の搬送方向
に沿って回動可能な回動板31と,該回動板31の周端
部311に取付けられた3個の刻印体32とを有する。
そして,図2,図3,図8に示すごとく,上記コンベア
2によって上記窯業系建築板4を搬送しながら(図1〜
図4の矢印A),該窯業系建築板4の板表面41に上記
刻印体32を押しつけて,該板表面41に刻印する。
【0029】また,刻印対象である窯業系建築板4は,
図7に示すような出隅柱40であり,該出隅柱40の角
部42における板表面41に刻印する。上記出隅柱40
は,2枚の平板43を略直角に接合してその接合部を角
部42としている。そして,図5に示すごとく,出隅柱
40の角部42を上側に向けた状態で刻印を施す。
【0030】次に,更に具体的な上記刻印装置1の構成
につき説明する。即ち,上記刻印機3は,図1〜図4に
示すごとく,上記コンベア2に対して固定したフレーム
34と,該フレーム34に対して回動可能に取付けた基
盤35とを有する。該基盤35と上記フレーム34との
間には,上記基盤35における移動端351を上記フレ
ーム34に対して上下動させるアクチュエータ36が配
設してある。該アクチュエータ36は,加圧式のエアシ
リンダである。上記回動板31は,上記基盤35の上記
移動端351に回動可能に取付けてある。そして,上記
回動板31と上記基盤35との間には,両者の角度を初
期状態(図1)となる方向に付勢する弾性部材37が配
設してある。
【0031】上記回動板31は,図1,図2に示すごと
く,上記コンベア2に対して上下動可能に配設してあ
る。また,上記回動板31は,刻印開始時に一定の刻印
体32が上記コンベア4に対向する初期状態(図1)と
なるよう付勢されている。図1,図5に示すごとく,上
記回動板31は,回動中心312を中心とする扇形状で
あり,その厚みVは,上記刻印体32の幅Wの3倍以下
である。即ち,上記刻印体32の幅Wは5mmであり,
上記回動板31の厚みVは10mmである。
【0032】また,上記回動板31の周端部311に
は,図6に示すごとく,3個の刻印体32が周方向に一
列に並んで取付けてある。また,上記回動板31の周端
部311には,弾力性のある緩衝材33が,上記刻印体
32の先端321よりも突出させて形成してある。ま
た,上記緩衝材33は,上記回動板31の周端部311
の全てに設けてある。
【0033】また,上記刻印体32は,その先端321
に,文字を刻印するための凸部322が形成されてい
る。即ち,図8(A)に示すごとく,上記先端321に
は,例えば英文字「N」の裏返しの形状の凸部322が形
成されている。そして,上記凸部322を窯業系建築板
4の板表面41に押圧することにより,図8(B)に示
すごとく,英文字「N」の刻印44が溝状に形成され
る。
【0034】また,図8(A)に示すごとく,上記刻印
体32における凸部322は,縦断面5角形状であり,
先端が尖った形状である。それ故,図8(B)に示すご
とく,上記刻印44は,縦断面5角形状であり,底部は
中央に向かって深く形成されている。また,上記刻印4
4の深さは0.05〜0.5mmである。
【0035】また,図5に示すごとく,上記コンベア2
は,上記窯業系建築板4の左右方向の位置決めをするた
めの位置決め部材21を有する。該位置決め部材21
は,フレーム34等に固定できる位置決めガイド211
と接続しており,刻印機3の真下のコンベア2上に配設
してある。
【0036】また,上記コンベア2は,図1〜図4に示
すごとく,多数の搬送ローラー22を有するローラーコ
ンベアであり,上記搬送ローラー22の上を上記窯業系
建築板4が搬送される。また,上記コンベア2には,上
記窯業系建築板4を上方から押えつける押え付けローラ
ー23が配設してある。
【0037】また,図1〜図4に示すごとく,上記刻印
装置1は,上記窯業系建築板4がそれぞれの所定位置に
搬送されてきたことを検出する第1検出手段51と第2
検出手段52とを有する。即ち,上記第1検出手段51
の検出信号により上記アクチュエータ36が上記回動板
31を下降させて刻印を開始し,上記第2検出手段52
の検出信号により上記アクチュエータ36が上記回動板
35を上昇させて刻印を終了するよう構成してある。上
記アクチュエータ36は,直径が30mmのものを用
い,圧力はゲージ圧で0.5〜1MPaで作動させた。
【0038】上記所定位置とは,刻印しようとする部分
の先頭部分が上記刻印機3の下方に配置されるような窯
業系建築板4の位置,及び刻印しようとする部分の最後
尾部分が上記刻印機3の下方に配置されるような窯業系
建築板4の位置をいう。また,上記第1検出手段51及
び第2検出手段52としては,エアリミットスイッチを
用いる。
【0039】次に,上記刻印装置1を用いて窯業系建築
板4に刻印する方法につき,図1〜図4を用いて説明す
る。まず,図1に示すごとく,上記刻印機3におけるア
クチュエータ36を縮退させて,上記刻印体32を有す
る上記回動板31を上方に上げておく。
【0040】一方,上記窯業系建築板4を上記コンベア
2によって搬送する。そして,上記窯業系建築板4の前
端部45が上記第1検出手段51に到達すると,それを
該第1検出手段51が検出する。即ち,図2に示すごと
く,上記前端部45が上記第1検出手段51のレバー5
11を押すことにより,上記窯業系建築板4の刻印開始
地点への到達が検出される。この検出信号によって,図
2に示すごとく,上記アクチュエータ36が伸長し,上
記基盤35を介して上記回動板31が下降する(矢印
B)。
【0041】これにより,上記回動板31の周端部31
1に取り付けられた上記刻印体32が,上記窯業系建築
板4の板表面41に接触し押圧され,刻印が開始され
る。この状態から,上記窯業系建築板4が搬送される
と,その搬送力により,図3の矢印Cに示すごとく,上
記刻印体32が上記板表面41に接触した状態で上記回
動板31が回動する。これにより,上記回動板31に取
付けられた3個の刻印体32が順次,上記窯業系建築板
4に押圧される。
【0042】次に,図3に示すごとく,上記窯業系建築
板4が上記第2検出手段52に到達すると,それを該第
2検出手段52が検出する。即ち,上記前端部45が上
記第2検出手段52のレバー521を押すことにより,
上記窯業系建築板4の刻印終了地点への到達が検出され
る。この検出信号によって,図4に示すごとく,上記ア
クチュエータ36が縮退し,上記基盤35を介して上記
回動板31が上昇し(矢印D),刻印が終了する。
【0043】また,上記回動板31が上昇すると,上記
弾性部材37の付勢力(図4の矢印E)によって,上記
回動板31と上記基盤35との角度が初期の状態に戻さ
れる(図1)。このように,1枚の窯業系建築板4を処
理した後は,上記基盤35は上記フレーム34に対して
初期の状態に戻され(図4),上記回動板31は上記基
盤35に対して初期の状態に戻される(図1)。即ち,
1枚の窯業系建築板4を処理する毎に,上記刻印機3
は,自動的に初期状態(図1)に戻される。そして,順
次搬送される窯業系建築板4に対し,上記と同様に刻印
を施す。
【0044】次に,本例の作用効果につき説明する。上
述のごとく,上記刻印装置1によれば,上記窯業系建築
板4を搬送しながら刻印することができるため,生産性
を向上させることができる。また,上記刻印体32は,
上記窯業系建築板4の水平方向の搬送力により,上記板
表面41に押圧される。それ故,上方から上記窯業系建
築板4にかかる押圧力は小さく,しかも略一定とするこ
とができる。従って,刻印の際に,上記窯業系建築板4
に損傷,破損等を生ずるおそれがない。
【0045】また,複数の刻印体32が一個ずつ順次押
圧され,複数の刻印体32が同時に押圧されることはな
い。そのため,刻印の際に上記窯業系建築板4にかかる
押圧力は小さい。
【0046】また,上記回動板31は,上記コンベア2
に対して上下動可能に配設してあるため,上記窯業系建
築板4における所望の部分に刻印することができる。ま
た,上記回動板31は,刻印開始時に一定の刻印体32
が上記コンベア2に対向する初期状態となるよう,弾性
部材37によって付勢されている。そのため,順次搬送
される複数の窯業系建築板4に,常に,図2に示すごと
く,先頭の刻印体32から押圧することができ,効率的
に同様の刻印を行うことができる。
【0047】また,上記回動板31の周端部311に
は,弾力性のある緩衝材33が,上記刻印体32の先端
321よりも突出させて形成してあるため,窯業系建築
板4に衝撃を与えることなく刻印することができる。即
ち,上記刻印体32が上記窯業系建築板4に接触する前
に,上記緩衝材33が接触する。そして,弾力性のある
緩衝材33は,窯業系建築板4に押しつけられることに
より縮み,上記刻印体32の先端321が上記窯業系建
築板4に押圧される。
【0048】これにより,刻印時の衝撃を上記緩衝材3
3が吸収するため,上記窯業系建築板4に衝撃を与え
ず,損傷や破損を一層確実に防ぐことができる。また,
上記回動板31の周端部311の全てに緩衝材33が設
けてあるため,回動板31の回動を一層円滑にすること
ができる。
【0049】また,上記回動板31の周端部311に
は,複数の刻印体32が周方向に並んで取付けてあるた
め,上記回動板31の回動により,上記複数の刻印体3
2を順次連続して上記窯業系建築板4に押圧することが
できる(図1〜図4)。
【0050】また,上記回動板31は,回動中心312
を中心とする扇形状であり,その厚みVが上記刻印体3
2の幅Wの3倍以下である。そのため,上記回動板31
に取付けた刻印体32を上記窯業系建築板4に対し,一
定の押圧力で押圧することができると共に,幅の狭い部
分にも複数の刻印を円滑に行うことができる。なお,上
記扇形状は,少なくとも,上記回動中心312を中心と
する円弧を周端部として有する形状である。
【0051】また,本例においては,刻印対象である上
記窯業系建築板4は出隅柱40であり,該出隅柱40の
角部42に刻印する。該角部42の幅は,5〜15mm
である。上記出隅柱40は,2枚の平板43を略直角に
接合してその接合部を角部42としている。そして,出
隅柱40の角部42を上側に向けた状態で刻印を施す。
それ故,刻印の際の押圧力が大きいと,上記角部42に
おける接合が外れるおそれがある。
【0052】しかしながら,上記刻印装置1は,上記の
ごとく刻印の際の押圧力が小さいため,上記出隅柱40
の破損を防ぐことができる。即ち,上記窯業系建築板4
が出隅柱40の場合には,特に,本発明の刻印装置1の
効果を有効に発揮することができる。
【0053】また,上記コンベア2は,上記窯業系建築
板4の左右方向の位置決めをするための位置決め部材2
1を有するため(図5),上記窯業系建築板4には,左
右方向においても,確実に所望の位置に刻印することが
できる。
【0054】以上のごとく,本例によれば,生産性に優
れ,かつ窯業系建築板にかかる押圧力が小さい刻印装置
を提供することができる。なお,本例においては,上記
窯業系建築板4として出隅柱を用いたが,平板等,他の
窯業系建築板であっても同様に刻印を行うことができ,
同様の作用効果を奏することができる。
【0055】実施形態例2 本例は,図9に示すごとく,回動板31の周端部311
における,刻印体32を取付けた部分以外を切欠いてあ
る刻印装置1の例である。即ち,扇形状の上記回動板3
1の一部を他の部分よりも突出させて形成しておき,そ
の突出部分313に上記刻印体32を3個,周方向に一
列に配設してある。また,緩衝材33は,上記突出部分
313における周端部311にのみ形成してある。その
他は,実施形態例1と同様である。
【0056】これにより,上記刻印体32を設けていな
い周端部311が,窯業系建築板4に接触するおそれが
ない。そのため,上記窯業系建築板4に損傷を与えるこ
とを確実に防止することができる。例えば,上記第2検
出手段52が万一故障した場合には,上記回動板31
は,下方へ押圧されたまま回動する。そこで,上記のご
とく上記刻印体32のない部分は,切欠いてあるため,
窯業系建築板4に接触するおそれがなく,損傷を与える
おそれがない。その他,実施形態例1と同様の作用効果
を有する。
【0057】実施形態例3 本例は,図10に示すごとく,刻印機3におけるフレー
ム34には,刻印を行う際に回動板31を左右から挟む
ようにしてガイドする一対のガイド手段6が配設してあ
る例である。即ち,上記ガイド手段6は,エアシリンダ
61と,そのロッド62の先端に配設されたガイド板6
3とからなる。
【0058】本例の刻印装置10を用いて刻印するに当
っては,上記回動板31を下降させて,刻印体32を窯
業系建築板4に接触させた後,上記ガイド手段6によっ
て上記回動板31を挟持する。即ち,上記刻印体32を
上記窯業系建築板4に接触させた後,一対の上記エアシ
リンダ61のロッド62を伸長させ,上記ガイド板63
を上記回動板31の左右面に接触させることにより挟持
する。このときの挟持圧力は,回動板31の回動を妨げ
ず,かつ回動板32がぶれない程度の圧力とする。その
他は,実施形態例1と同様である。
【0059】これにより,刻印が左右にずれることな
く,窯業系建築板4における所望の位置に確実に刻印す
ることができる。その他,実施形態例1と同様の作用効
果を有する。
【0060】実施形態例4 本例は,図11,図12に示すごとく,刻印体32の先
端321における凸部322の上面325が平坦である
刻印装置の例である。また,上記刻印装置1における刻
印体32は,板表面41に当接する際,刻印体32の凸
部322のエッジ323から当接するよう,回動板31
に取付けてある(図12(A))。その他は,実施形態
例1と同様である。
【0061】この場合には,上記刻印装置1を用いて刻
印する際には,図12に示すようにして刻印44が形成
される。即ち,上記刻印装置1は,上記窯業系建築板4
の搬送力(矢印A)による回動板31の回動により,該
回動板31の周端部311に取付けられた刻印体32が
板表面41に押圧される。従って,上記刻印体32の凸
部322は,まず図12(A)に示すごとく,板表面4
1に対して斜めに当接する。それ故,上記刻印体32の
凸部322のエッジ323が,上記板表面41に押圧さ
れる(図12(B))。
【0062】次いで,上記回動板31が回動して上記刻
印体32が上記板表面41に対して垂直になり(図12
(C)),更に上記回動板31が回動して上記刻印体3
2が斜めになるまで(図12(D)),上記凸部322
は板表面41を押圧する。即ち,上記刻印体32が上記
板表面41から離れる直前においては,図12(D)に
示すごとく,上記凸部322における反対側のエッジ3
24が上記板表面41に押圧される。
【0063】これにより,図12(E)に示すごとく,
上記板表面41には輪郭が明確な刻印44が形成され
る。このように,本例のごとく上記刻印体32の凸部3
22の上面325が平坦な場合にも,そのエッジ32
3,324が確実に板表面41に押圧され,輪郭が明確
な刻印44が形成される。その他,実施形態例1と同様
の作用効果を有する。
【0064】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,窯業系
建築板を搬送させながら刻印を効率よく行うことがで
き,かつ窯業系建築板にかかる押圧力が小さい刻印装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,刻印装置の初期状態を
表す説明図。
【図2】実施形態例1における,刻印装置の刻印開始時
の状態を表す説明図。
【図3】実施形態例1における,刻印装置の刻印終了直
前の状態を表す説明図。
【図4】実施形態例1における,刻印装置の刻印終了時
の状態を表す説明図。
【図5】実施形態例1における,刻印装置の正面図。
【図6】実施形態例1における,回動板の周端部の説明
図。
【図7】実施形態例1における,窯業系建築板(出隅
柱)の斜視図。
【図8】実施形態例1における,刻印体及び刻印の説明
図。
【図9】実施形態例2における,回動板の説明図。
【図10】実施形態例3における,刻印装置の正面図。
【図11】実施形態例4における,刻印体の斜視図。
【図12】実施形態例4における,刻印方法の説明図。
【符号の説明】
1,10...刻印装置, 2...コンベア, 21...位置決め部材, 3...刻印機, 31...回動板, 311...周端部, 32...刻印体, 4...窯業系建築板, 41...板表面, 51...第1検出手段, 52...第2検出手段,

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窯業系建築板を搬送するコンベアと,該
    コンベアの上方に配置された刻印機とからなる刻印装置
    であって,該刻印機は,上記コンベアの搬送方向に沿っ
    て回動可能な回動板と,該回動板の周端部に取付けられ
    た1個又は複数個の刻印体とを有し,かつ,上記コンベ
    アによって上記窯業系建築板を搬送しながら,該窯業系
    建築板の板表面に上記刻印体を押しつけて,該板表面に
    刻印するよう構成してあることを特徴とする刻印装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記回動板は,上記
    コンベアに対して上下動可能に配設してあることを特徴
    とする刻印装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記回動板
    は,刻印開始時に一定の刻印体が上記コンベアに対向す
    る初期状態となるよう付勢されていることを特徴とする
    刻印装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記回動板の周端部には,弾力性のある緩衝材が,上記
    刻印体の先端よりも突出させて形成してあることを特徴
    とする刻印装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記回動板の周端部には,複数の刻印体が周方向に並ん
    で取付けてあることを特徴とする刻印装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記回動板は,回動中心を中心とする扇形状であること
    を特徴とする刻印装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において,上記回動板の周端部
    は,上記刻印体を取付けた部分以外を切欠いてあること
    を特徴とする刻印装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において,上記回動板
    は,厚みが上記刻印体の幅の3倍以下であることを特徴
    とする刻印装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか一項において,
    上記窯業系建築板は出隅柱であり,該出隅柱の角部に刻
    印することを特徴とする刻印装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のいずれか一項におい
    て,上記窯業系建築板は平板であることを特徴とする刻
    印装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項におい
    て,上記コンベアは,上記窯業系建築板の左右方向の位
    置決めをするための位置決め部材を有することを特徴と
    する刻印装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか一項におい
    て,上記刻印機は,上記コンベアに対して固定したフレ
    ームと,該フレームに対して回動可能に取付けた基盤
    と,該基盤と上記フレームとの間に配設され上記基盤に
    おける移動端を上記フレームに対して上下動させるアク
    チュエータとを有し,上記回動板は,上記基盤の上記移
    動端に回動可能に取付けてあり,上記回動板と上記基盤
    との間には,両者の角度を初期状態となる方向に付勢す
    る弾性部材が配設してあることを特徴とする刻印装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において,上記刻印装置
    は,上記窯業系建築板がそれぞれの所定位置に搬送され
    てきたことを検出する第1検出手段と第2検出手段とを
    有し,上記第1検出手段の検出信号により上記アクチュ
    エータが上記回動板を下降させて刻印を開始し,上記第
    2検出手段の検出信号により上記アクチュエータが上記
    回動板を上昇させて刻印を終了するよう構成してあるこ
    とを特徴とする刻印装置。
  14. 【請求項14】 請求項12又は13において,上記フ
    レームには,刻印を行う際に上記回動板を左右から挟む
    ようにしてガイドする一対のガイド手段が配設してある
    ことを特徴とする刻印装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか一項におい
    て,上記窯業系建築板の板表面に形成される刻印の深さ
    が0.05〜0.5mmであることを特徴とする刻印装
    置。
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Cited By (3)

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CN103406892A (zh) * 2013-08-05 2013-11-27 安徽龙华竹业有限公司 一种划线装置
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