JPH06104318B2 - 化粧ボードの位置決め方法 - Google Patents

化粧ボードの位置決め方法

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JPH06104318B2
JPH06104318B2 JP7525792A JP7525792A JPH06104318B2 JP H06104318 B2 JPH06104318 B2 JP H06104318B2 JP 7525792 A JP7525792 A JP 7525792A JP 7525792 A JP7525792 A JP 7525792A JP H06104318 B2 JPH06104318 B2 JP H06104318B2
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JP
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decorative board
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positioning device
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Inventor
久雄 森井
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安田鉄工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表面に模様を有する
化粧ボードの切断位置を正確に合わせて切断機へ送り込
むための位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の外装材として無機質の化
粧ボードが多用されるようになり、それも幾何学的なも
のや方向性を有した模様付きのものが圧倒的多数を占め
るようになってきている。化粧ボードは所定の寸法に切
断すると共に、側縁を連設可能なように端縁加工する必
要がある。表面が無地の場合は、寸法のみを考慮すれば
よいが、模様のある場合は、連設した場合に模様が不自
然にならないよう配慮しなくてはならない。具体的な例
を挙げると、タイル張り模様であれば、ボードの繋ぎ目
に相当する目地の太さを他の目地の太さとを統一させた
り、端縁と目地との方向性を一致させなくてはならな
い。従来はレーザー光線を利用したり、勘を頼りに目測
のみで位置決めをし、切断機へと送り込んでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レーザー光線を利用す
る方法は高価なレーザー光線発生装置が必要であるし、
人手を介して一枚一枚位置決めして送り込んでいては効
率が悪く、作業者には熟練が要求される。又位置決め精
度が悪く、不良品の続出を招いていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、化粧ボードの
表面に設けられた模様を有効に利用して正確な位置決め
を自動的に行ない、切断機へ送り込むもので、その構成
は、化粧ボードの模様面内に、位置決め用として利用で
きる段部があればその段部を、利用できる段部がなけれ
ば積極的に段部を設け、その化粧ボードを搬送路上にお
ける切断機の直前で一旦停止させ、搬送方向と直交する
方向へセンサに対して水平移動せしめ、前記段部の位置
がセンサ確認位置と合致したらその位置で停止させるこ
とにより搬送方向と直交する方向に対する位置を決定
し、しかる後搬送を再開することにある。
【0005】
【作用】模様面内に設定された段部を基準にして位置を
決定するので、模様を優先した切断位置が正確に割り出
される。そして模様が凹凸起伏によるものであればその
模様自体を段部として利用でき、模様が色彩或は彫りの
浅い凹凸起伏によるものであれば、その色彩或は起伏に
合わせて彫りの深い段部を形成することになるが、その
場合は段部が模様の一構成要素となり、模様にメリハリ
を付ける。
【0006】
【実施例】本発明に係る化粧ボードの位置決め方法を図
面に基いて説明する。1は化粧ボードAを切断機へ送り
込む搬送ラインの途中に接続された位置決め装置であ
り、左右一対の無端状のチェーン1a.1aを備える。
この位置決め装置1の上流には搬入コンベヤ2が、下流
には切断機(ダブルエンドテノーナ)3が連設される。
コンベヤ装置1の下方には、支持部材9が搬送面上に突
出するリフトアップ機構4が設置されており、又左右に
はプッシャー5、6が配置され、更に上方にはセンサで
ある検知機構7が装備されている。
【0007】前記リフトアップ機構4は、搬送路の下方
で無端状チェーン1a.1aの両外側にあたる前後にシ
リンダ8.8・・を立設し、真上に向けて突出するピス
トンロッド8a.8a・・の先端に、左右夫々無端状チ
ェーン1a.1aの掛け渡し方向と平行に配置したバー
状の支持部材9.9が架設されていて、支持部材9.9
を搬送面上へ突出させることにより無端状チェーン1
a.1aに上載されて搬送中の化粧ボードAを持ち上
げ、無端状チェーン1a.1aを停止することなく搬送
を中断させることができる。
【0008】プッシャー5.6は、搬送路の両側方に、
互いにピストンロッド10a.11aの突出方向を内側
にしてシリンダ10.11を水平配置し、ピストンロッ
ド10a.11a各の先端に押圧板12をT字状に取り
付けてある。押圧板12は前記支持部材9.9によって
持ち上げられた化粧ボードAの側縁に当接し、化粧ボー
ドAを搬送方向と直交する方向へ移動させることができ
る。シリンダ10.10及び11.11は左右夫々同期
作動する。
【0009】検知機構7は、搬送路の上方中央に前後間
隔を保って一対設けられ、夫々ピストンロッド13aの
突出方向を下側にしてシリンダ13を配置し、ピストン
ロッド13aの先端に当接部材14が取付けられてい
て、搬送方向と直交する方向の応力を感知するようにな
っている。又搬送路の上方には押えローラ群15が装備
されている。
【0010】化粧ボードAには表面に彫りの深いタイル
張り模様が形成され、その模様面内には、中央に搬送方
向へ伸びた溝16が目地の一部として刻設されており、
この溝16が位置決め用の段部として利用される。この
溝16の利用方法は、例えば図2に示す如く、当接部材
14を化粧ボードAの表面へ軽く押し当て、化粧ボード
Aを横移動させて当接部材14が溝状段部に嵌り込んだ
下降信号と化粧ボードAの移動により押されてその応力
が当接部材14に加わると発信する検知信号とをもって
位置決め信号とし、その位置決め信号によって化粧ボー
ドAが位置決めされたことを確認する。又段部が溝でな
く山17の場合は、図3の如く当接部材14が山状段部
に係止して応力が加わる。
【0011】次に位置決め装置1の作動を説明する。搬
入コンベヤ2から送り込まれた化粧ボードAが位置決め
装置1の定位置に到達すると、図示しないリミットスイ
ッチによりそれを検知してリフトアップ機構4が作動
し、化粧ボードAを支持部材9.9によって持ち上げ、
無端状チェーン1a.1aから浮かせて停止状態にする
(図4)。続いて片側のプッシャー5が作動して化粧ボ
ードAを他側へ寄せ(図5)、次に他側のプッシャー6
が作動して片側方向へゆっくりと戻す(図6)。そのと
き当接部材14が下降して化粧ボードAの表面に接触し
(図7)、前記段部である溝16を検知する。位置決め
信号が発信されたらプッシャー6の作動が停止し、位置
決めは完了する。最後に押えローラ群15が下降し、化
粧ボードAはその押えローラ群15とリフトアップ機構
4とで挟まれたままチェーン1a上に戻され、当接部材
14との接触が絶たれた化粧ボードAは、押えローラ群
15とチェーン1aとで挟まれながら位置決めされた状
態を崩すことなく切断機3へ送り出される(図8.図
9)。切断機3では、溝16を中心にして両サイドの切
断位置を決定しておき、所定の寸法に切断する。
【0012】化粧ボードAの表面模様が、色彩或は彫り
の浅い凹凸起伏によるものである場合は、その色彩或は
起伏に合わせ、検知用として彫りの深い段部を意図的に
形成し、その段部を検知用に利用する。色彩或は彫りの
浅い凹凸起伏による模様内に彫りの深い段部が形成され
ることにより、模様から受ける印象に変化が起こり、デ
ザイン上での利用価値も生ずるのである。
【0013】前記実施例は、中央の定位置に設けた検知
機構によって検知された中央の段部を基準にして両サイ
ドを切断するものであるが、図10に示す如く当接部材
14.14が両側からねじ送りされる検知機構により両
端縁の段部を同時に検知し、そこから中心を割り出して
両サイドを切断したり、両サイドの段部から所定寸法ず
らした位置を切断するなどが考えられる。又切断位置は
両サイドに限定されるものではなく、化粧ボードとセン
サである検知機構とが相対的に移動して段部を検知する
のであれば、いずれを移動するようにしても差し支えな
いし、段部を検知する検知手段として、機械的な接触式
以外に光学的な非接触式を採用してもかまわない。更に
搬送方向と直交する端縁を切断する場合には、90度方
向変換して前記と同様の操作を行なえば良い。尚センサ
を移動式とした場合は、切断機の切断位置はセンサの移
動に応じて変更されるよう連動手段を設ける。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、自動的に位置決めさ
れ、而もその位置決めが模様を基準としているから、正
確に切断するので、模様が傾いたり不揃いになることが
なく、美しく施行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する位置決め装置の説明図
である。
【図2】溝状段部の検知例を示す説明図である。
【図3】山状段部の検知例を示す説明図である。
【図4】位置決め装置の作動を示す説明図である。
【図5】位置決め装置の作動を示す説明図である。
【図6】位置決め装置の作動を示す説明図である。
【図7】位置決め装置の作動を示す説明図である。
【図8】位置決め装置の作動を示す説明図である。
【図9】位置決め装置の作動を示す説明図である。
【図10】両サイドの段部を同時に検知する検知機構の
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・位置決め装置、1a・・チェーン、2・・搬入コ
ンベヤ、3・・切断機、4・・リフトアップ機構、5.
6・・プッシャー、7・・検知機構、8・シリンダ、8
a・・ピストンロッド、9・・支持部材、10・・シリ
ンダ、10a・・ピストンロッド、11・・シリンダ、
11a・・ピストンロッド、12・・押圧板、13・・
シリンダ、13a・・ピストンロッド、14・・当接部
材、15押えローラ群、16・・溝、17・・山、A・
・化粧ボード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に模様を有する化粧ボードの前記模
    様面内へ、位置決めの基準となる段部を設定し、その化
    粧ボードを搬送路上における切断機の直前で一旦停止さ
    せ、搬送方向と直交する方向へセンサに対して相対的に
    水平移動せしめ、前記段部の位置とセンサの位置とが合
    致したらその位置で停止させることにより搬送方向と直
    交する方向に対する位置を決定し、しかる後搬送を再開
    して切断機へ送り込み可能とする化粧板の位置決め方
    法。
JP7525792A 1992-02-25 1992-02-25 化粧ボードの位置決め方法 Expired - Fee Related JPH06104318B2 (ja)

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JPH05237796A JPH05237796A (ja) 1993-09-17
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KR102614275B1 (ko) * 2023-05-10 2023-12-19 심수만 인조대리석 재단 장치

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