JP3225806U - ガラス板の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】連続的に送り出されるガラスリボンの厚みを全幅にわたって精度良く測定して高品質なガラス板を製造することが可能なガラス板の製造装置を提供する。【解決手段】連続的に送り出されるガラスリボンGRをガラス板に加工するガラス板の製造装置であって、搬送方向へ搬送されるガラスリボンGRに対して、カッター22を搬送方向に変位させながら幅方向へ移動させることにより、ガラスリボンGRに搬送方向と直交する幅方向に横切り線を加工する横切機構14を備え、横切機構14には、カッター22を支持するカッターホルダ38に、ガラスリボンGRの板厚を測定する板厚センサ39が設けられ、ガラスリボンGRの表面に対する板厚センサ39のクリアランスが、0.05mm以上300mm以下とされている。【選択図】図2
Description
本考案は、ガラス板の製造装置に関する。
ガラス板の製造装置では、溶融炉で溶融したガラスをフロートバスで平滑な帯状のガラスリボンに成形して徐冷炉へ送り込む。徐冷炉に送り込まれるガラスリボンは、幅方向に沿って切断されるとともに、幅方向の両縁の厚さが不均一の耳部が除去され、所定の大きさのガラス板とされる(例えば、特許文献1参照)。
また、ガラスリボンを成形するフロートバスにおいて、ガラスリボンの幅方向に測定装置を移動させてガラスリボンの厚みを測定し、この測定装置からの測定結果を制御装置にフィードバックすることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、特許文献1に記載の製造装置のように、ガラスリボンはフロートバスから連続的に成形されて送り出される。このため、特許文献2に記載の技術のように、常に搬送方向へ向かって搬送されるガラスリボンに対して、その幅方向に測定装置を移動させただけでは、精度よくガラスリボンの厚みを全幅にわたって測定することが困難である。
そこで本考案は、連続的に送り出されるガラスリボンの厚みを全幅にわたって精度良く測定して高品質なガラス板を製造することが可能なガラス板の製造装置を提供することを目的とする。
本考案は下記構成からなる。
連続的に送り出されるガラスリボンをガラス板に加工するガラス板の製造装置であって、
搬送方向へ搬送される前記ガラスリボンに対して、カッターを搬送方向に変位させながら幅方向へ移動させることにより、前記ガラスリボンに搬送方向と直交する幅方向に横切り線を加工する横切機構を備え、
前記横切機構には、前記カッターを支持するカッターホルダに、前記ガラスリボンの板厚を測定する板厚センサが設けられ、
前記ガラスリボンの表面に対する前記板厚センサのクリアランスが、0.05mm以上300mm以下とされている、
ガラス板の製造装置。
連続的に送り出されるガラスリボンをガラス板に加工するガラス板の製造装置であって、
搬送方向へ搬送される前記ガラスリボンに対して、カッターを搬送方向に変位させながら幅方向へ移動させることにより、前記ガラスリボンに搬送方向と直交する幅方向に横切り線を加工する横切機構を備え、
前記横切機構には、前記カッターを支持するカッターホルダに、前記ガラスリボンの板厚を測定する板厚センサが設けられ、
前記ガラスリボンの表面に対する前記板厚センサのクリアランスが、0.05mm以上300mm以下とされている、
ガラス板の製造装置。
そこで、本考案は、連続的に送り出されるガラスリボンの厚みを全幅にわたって精度良く測定して高品質なガラス板を製造することが可能なガラス板の製造装置を提供することを目的とする。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るガラス板の製造装置の構成を説明する概略平面図である。
図1は、本実施形態に係るガラス板の製造装置の構成を説明する概略平面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るガラス板の製造装置100は、複数のロール11を備えたローラコンベアからなる搬送機構12を備えている。この搬送機構12は、上流側のフロートバス(図示略)での成形後にレヤー(図示略)で冷却されて連続的に送り出されるガラスリボンGRを搬送方向Xに沿って下流側に搬送する。
ガラス板の製造装置100は、縦切機構13と、横切機構14と、横折機構15と、耳折機構16と、を備えている。これらの縦切機構13、横切機構14、横折機構15及び耳折機構16は、搬送機構12におけるガラスリボンGRの搬送方向Xの上流側から下流側に向かって順に設置されている。
縦切機構13は、搬送機構12によって搬送されるガラスリボンGRの両縁部分に長手方向に沿って縦切り線L1を加工する。縦切り線L1は、製品部GAと耳部GBとを分離するためのスクライブ線であり、製品部GAと耳部GBとの境界に入れられる。ガラスリボンGRは、この縦切り線L1が加工されることにより、製品部GAと耳部GBとに区分けされる。縦切機構13は、一対の円盤状のカッター21を備えており、搬送方向Xへ搬送されるガラスリボンGRの両縁近傍にカッター21を押し付けることにより、ガラスリボンGRの上面に縦切り線L1を加工する。
横切機構14は、搬送機構12によって搬送されるガラスリボンGRに横切り線L2を加工する。この横切り線L2は、ガラスリボンGRを切断してガラス板を切り出すためのスクライブ線である。横切機構14は、円盤状のカッター22を備えており、このカッター22を搬送方向Xに対して斜めに交差する方向へ移動させながらガラスリボンGRに押し付けることにより、ガラスリボンGRの上面にスクライブ線である横切り線L2を搬送方向Xと直交する幅方向Yにわたって形成する。
本例のガラス板の製造装置100は、二つの横切機構14を備えており、これらの二つの横切機構14によって、搬送方向Xである長手方向に狭い間隔で横切り線L2を形成することが可能とされている。
横折機構15は、搬送機構12によって搬送方向Xへ搬送されるガラスリボンGRに下方側から曲げ力を作用させ、ガラスリボンGRを横切り線L2に沿って切断する機構である。横折機構15は、例えば、ガラスリボンGRの横切り線L2の位置において、ガラスリボンGRを押圧ローラ(不図示)によって幅方向にわたって押し上げる。これにより、ガラスリボンGRに対して横切り線L2の部分に搬送方向Xに沿った曲げ力を作用させ、ガラスリボンGRを横切り線L2に沿って切断してガラス板G1に形成する。
耳折機構16は、ガラスリボンGRから切り出されたガラス板G1に対して両縁の縦切り線L1に沿って曲げ力を作用させて切断する。これにより、ガラス板G1は、縦切り線L1で切断されることにより、製品部GAから両縁の耳部GBが分離されたガラス板G2とされる。
次に、上記構成のガラス板の製造装置100に設けられた横切機構14について詳述する。
図2は、図1におけるA−A断面図である。図3は、図2の一部の拡大図である。
図2は、図1におけるA−A断面図である。図3は、図2の一部の拡大図である。
図2に示すように、横切機構14は、門型のフレーム31を有している。このフレーム31は、搬送機構12の両側に立設された一対の支柱32と、これらの支柱32の上端に架け渡されたビーム33とから構成されている。このフレーム31は、ビーム33が搬送機構12の上方を斜めに横切るように配置される。
ビーム33には、テーブル34が設けられており、このテーブル34は、ビーム33に設けられたレール35に沿って移動可能とされている。テーブル34には、シリンダー36が取り付けられている。このシリンダー36は、下方へ突出するロッド37を有しており、このロッド37を進退させる。ロッド37には、その下端にカッターホルダ38が設けられており、このカッターホルダ38に、カッター22が回転可能に支持されている。カッター22は、テーブル34が移動することにより、ビーム33の一端側の加工開始位置からビーム33の他端側の加工終了位置へ向かって移動する。このとき、シリンダー36によってカッター22がシリンダー36によってガラスリボンGRの表面に押し付けられながら転動する。これにより、ガラスリボンGRにカッター22によって横切り線L2が加工される。
ここで、搬送機構12の上方を斜めに横切るように配置されたビーム33は、搬送方向Xに対して、カッター22の加工開始位置側の一端が上流側に配置され、カッター22の加工終了位置側の他端が下流側に配置されている。したがって、カッター22は、ビーム33に沿って移動してガラスリボンGRに対してスクライブ加工する際に、常に搬送方向Xへ搬送されるガラスリボンGRに追従して搬送方向Xに変位する。これにより、常に搬送方向Xに搬送されるガラスリボンGRに対してカッター22が相対的にガラスリボンGRの搬送方向Xと直交する幅方向Yに移動する。したがって、ガラスリボンGRには、搬送方向Xに対して直交する幅方向Yに沿う横切り線L2が形成されることとなる。
図3に示すように、横切機構14は、板厚センサ39を備えている。この板厚センサ39は、ガラスリボンGRの厚みを測定するもので、カッターホルダ38に設けられている。この板厚センサ39は、カッターホルダ38におけるカッター22の走行方向の前方側に配置されている。この板厚センサ39は、カッター22でガラスリボンGRをスクライブ加工する際に、カッター22とともにガラスリボンGRに対して相対的に搬送方向Xと直交する幅方向Yに移動する。板厚センサ39は、例えば、レーザセンサ、LEDセンサなどの光学的に距離を測定することが可能な各種のセンサからなるもので、ガラスリボンGRの表面(トップ面)及び裏面(ボトム面)の位置を光学的に検出する。この板厚センサ39は、ガラスリボンGRの表面に対するクリアランスが0.05mm以上300mm以下となるように配置されている。なお、このガラスリボンGRの表面に対する板厚センサ39のクリアランスは、10mm以上100mm以下であるのが好ましい。
また、横切機構14は、助走板41を有している。この助走板41は、クサビ形状のプレートからなるもので、先端へ向かって上面が下方へ傾斜する滑走路42を有している。この助走板41は、その後端がフレーム43に固定されている。このフレーム43は、その基端がビーム33に支持されている。ビーム33には、助走板位置調整機構(図示略)が設けられており、この助走板位置調整機構によってフレーム43がビーム33に沿って変位されることにより、助走板41の位置調整が行われる。
カッター22は、ガラスリボンGRに対するスクライブ加工の開始時に、助走板41の滑走路42を走行してガラスリボンGRの表面に着地する。これにより、ガラスリボンGRの表面への着地時におけるカッター22への衝撃が緩和される。また、凹凸を有する耳部GBの上をカッター22が走行して、カッター22が破損するのが抑制される。
また、横切機構14は、押えローラ45を備えている(図1参照)。これらの押えローラ45は、カッター22に対してガラスリボンGRの搬送方向Xの上流側及び下流側に設けられており、それぞれガラスリボンGRの両縁部を、その上方側から押圧する。これにより、ガラスリボンGRは、カッター22によるスクライブ位置の上下流の位置が押えローラ45によって押えられ、カッター22によって円滑にスクライブされるようになっている。
図4は、製造装置の制御系を説明する概略ブロック図である。
図4に示すように、ガラス板の製造装置100は、制御部200を備えている。この制御部200は、搬送機構12、縦切機構13、横切機構14、横折機構15及び耳折機構16に接続されており、これらの機構をそれぞれ制御する。横切機構14の板厚センサ39は、制御部200に接続されており、この板厚センサ39からガラスリボンGRの板厚の測定データが制御部200に送信される。
図4に示すように、ガラス板の製造装置100は、制御部200を備えている。この制御部200は、搬送機構12、縦切機構13、横切機構14、横折機構15及び耳折機構16に接続されており、これらの機構をそれぞれ制御する。横切機構14の板厚センサ39は、制御部200に接続されており、この板厚センサ39からガラスリボンGRの板厚の測定データが制御部200に送信される。
横切機構14では、制御部200からの加工指令に基づいて、ガラスリボンGRに対して横切り線L2を形成するスクライブ加工が開始される。具体的には、横切機構14のテーブル34が移動し、加工開始位置のカッター22が助走板41の滑走路42を走行してガラスリボンGRの一方の縁部における表面に着地し、ガラスリボンGRの表面に押し付けられて転動しながらガラスリボンGRの加工終了位置へ向かって移動する。このとき、カッター22による加工箇所へ潤滑材が供給される。そして、カッター22は、ガラスリボンGRの他方の縁部に到達する前の加工終了位置で引き上げられ、その後、テーブル34が逆方向へ移動することにより加工開始位置へ戻される。これにより、カッター22によってガラスリボンGRに横切り線L2が加工される。
横切機構14では、カッター22によるガラスリボンGRに対するスクライブ加工時に、このカッター22とともに移動する板厚センサ39からガラスリボンGRの板厚の測定データが制御部200に送信される。
制御部200では、横切機構14の板厚センサ39から送信される板厚の測定データに基づいてガラスリボンGRの断面形状を求める。さらに、この求めたガラスリボンGRの断面形状に基づいて、ガラスリボンGRの引出量を求める。そして、この求めた引出量が予め設定された目標引出量となるように、上流側のフロートバスやフロートバスから送り出されるガラスリボンGRを引き込む搬送機構12等を制御する。
以上、説明したように、本実施形態に係るガラス板の製造装置100によれば、ガラスリボンGRの搬送方向Xにカッター22を変位させながら幅方向へ移動させてガラスリボンGRに搬送方向Xと直交する横切り線L2を加工する横切機構14を備えている。そして、この横切機構14のカッター22を支持するカッターホルダ38にガラスリボンGRの板厚を測定する板厚センサ39が設けられている。また、この板厚センサ39のガラスリボンGRの表面に対するクリアランスが、0.05mm以上300mm以下とされている。これにより、ガラスリボンGRの板厚を、長手方向と直交する幅方向Yへ全幅にわたって高精度に測定することができる。しかも、ガラスリボンGRに横切り線L2を加工する横切機構14に板厚の測定機能を持たせているので、ガラスリボンGRの板厚を測定する専用の測定機構を設ける場合と比べて設備費を抑えることができる。
また、カッターホルダ38におけるカッター22の走行方向の前方側に板厚センサ39が配置されている。したがって、カッター22によるガラスリボンGRへの加工箇所へ供給される潤滑材に影響されることなくガラスリボンGRの板厚を板厚センサ39によって高精度に測定させることができる。
しかも、横切機構14がガラスリボンGRの搬送方向Xの上流側及び下流側を押圧する押えローラ45を備えるので、ガラスリボンGRに対するカッター22による加工箇所のバタつきや振動を抑えることができる。これにより、カッター22の走行とともに移動する板厚センサ39によってガラスリボンGRの板厚を安定して測定させることができる。
また、本実施形態のガラスの製造装置100では、制御部200が板厚センサ39からの板厚の測定データに基づいてガラスリボンGRの断面形状を求め、求めた断面形状に基づいてガラスリボンGRの引出量を制御する。これにより、ガラスリボンGRの引出量をほぼリアルタイムで予め設定された目標引出量に調整することができ、高品質なガラス板G2を製造することができる。
なお、板厚センサ39は、二つの横切機構14のいずれか一方に設ければよいが、二つの横切機構14のそれぞれに設けてもよい。また、板厚センサ39は、幅方向に移動してガラスリボンGRを横切る機構を備えた他の機構に設けてもよい。例えば、ガラスリボンGRの板厚を測定する他の厚さ測定機構に、さらに板厚センサ39を設け、ガラスリボンの板厚を高精度に測定してもよい。
このように、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本考案の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 連続的に送り出されるガラスリボンをガラス板に加工するガラス板の製造装置であって、
搬送方向へ搬送される前記ガラスリボンに対して、カッターを搬送方向に変位させながら幅方向へ移動させることにより、前記ガラスリボンに搬送方向と直交する幅方向に横切り線を加工する横切機構を備え、
前記横切機構には、前記カッターを支持するカッターホルダに、前記ガラスリボンの板厚を測定する板厚センサが設けられ、
前記ガラスリボンの表面に対する前記板厚センサのクリアランスが、0.05mm以上300mm以下とされている、
ガラス板の製造装置。
(1) 連続的に送り出されるガラスリボンをガラス板に加工するガラス板の製造装置であって、
搬送方向へ搬送される前記ガラスリボンに対して、カッターを搬送方向に変位させながら幅方向へ移動させることにより、前記ガラスリボンに搬送方向と直交する幅方向に横切り線を加工する横切機構を備え、
前記横切機構には、前記カッターを支持するカッターホルダに、前記ガラスリボンの板厚を測定する板厚センサが設けられ、
前記ガラスリボンの表面に対する前記板厚センサのクリアランスが、0.05mm以上300mm以下とされている、
ガラス板の製造装置。
この構成のガラスの製造装置によれば、ガラスリボンの搬送方向にカッターを変位させながら幅方向へ移動させてガラスリボンに搬送方向と直交する幅方向に横切り線を加工する横切機構をそなえている。そして、この横切機構のカッターを支持するカッターホルダにガラスリボンの板厚を測定する板厚センサが設けられている。また、この板厚センサのガラスリボンの表面に対するクリアランスが、0.05mm以上300mm以下とされている。これにより、ガラスリボンの板厚を、長手方向と直交する幅方向へ全幅にわたって高精度に測定することができる。しかも、ガラスリボンに横切り線を加工する横切機構に板厚の測定機能を持たせているので、ガラスリボンの板厚を測定する専用の測定機構を設ける場合と比べて設備費を抑えることができる。
(2) 前記板厚センサは、前記カッターホルダにおける前記カッターの走行方向の前方側に配置されている、(1)に記載のガラス板の製造装置。
この構成のガラスの製造装置によれば、カッターホルダにおけるカッターの走行方向の前方側に板厚センサが配置されている。したがって、カッターによるガラスリボンへの加工箇所へ供給される潤滑材に影響されることなくガラスリボンの板厚を板厚センサによって高精度に測定させることができる。
(3) 前記横切機構は、前記ガラスリボンの前記搬送方向の上流側及び下流側を押圧する押えローラを備える、(1)または(2)に記載のガラス板の製造装置。
この構成のガラスの製造装置によれば、横切機構がガラスリボンの搬送方向の上流側及び下流側を押圧する押えローラを備えるので、ガラスリボンに対するカッターによる加工箇所のバタつきや振動を抑えることができる。これにより、カッターの走行とともに移動する板厚センサによってガラスリボンの板厚を安定して測定させることができる。
(4) 前記板厚センサからの板厚の測定データに基づいて前記ガラスリボンの断面形状を求め、求めた前記断面形状に基づいて前記ガラスリボンの引出量を制御する制御部を備える、(1)〜(3)のいずれか一つに記載のガラス板の製造装置。
この構成のガラスの製造装置によれば、制御部が板厚センサからの板厚の測定データに基づいてガラスリボンの断面形状を求め、求めた断面形状に基づいてガラスリボンの引出量を制御する。これにより、ガラスリボンの引出量をほぼリアルタイムで予め設定された目標引出量に調整することができ、高品質なガラス板を製造することができる。
14 横切機構
22 カッター
38 カッターホルダ
39 板厚センサ
45 押えローラ
100 製造装置
200 制御部
G2 ガラス板
GR ガラスリボン
X 搬送方向
Y 幅方向
22 カッター
38 カッターホルダ
39 板厚センサ
45 押えローラ
100 製造装置
200 制御部
G2 ガラス板
GR ガラスリボン
X 搬送方向
Y 幅方向
Claims (4)
- 連続的に送り出されるガラスリボンをガラス板に加工するガラス板の製造装置であって、
搬送方向へ搬送される前記ガラスリボンに対して、カッターを搬送方向に変位させながら幅方向へ移動させることにより、前記ガラスリボンに搬送方向と直交する幅方向に横切り線を加工する横切機構を備え、
前記横切機構には、前記カッターを支持するカッターホルダに、前記ガラスリボンの板厚を測定する板厚センサが設けられ、
前記ガラスリボンの表面に対する前記板厚センサのクリアランスが、0.05mm以上300mm以下とされている、
ガラス板の製造装置。 - 前記板厚センサは、前記カッターホルダにおける前記カッターの走行方向の前方側に配置されている、
請求項1に記載のガラス板の製造装置。 - 前記横切機構は、前記ガラスリボンの前記搬送方向の上流側及び下流側を押圧する押えローラを備える、
請求項1または請求項2に記載のガラス板の製造装置。 - 前記板厚センサからの板厚の測定データに基づいて前記ガラスリボンの断面形状を求め、求めた前記断面形状に基づいて前記ガラスリボンの引出量を制御する制御部を備える、
請求項1〜3のいずれか一項に記載のガラス板の製造装置。
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2021
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WO2023079991A1 (ja) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | Agc株式会社 | 楔形ガラスの製造方法 |
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