JPH0744385Y2 - レーザ加工機の位置決め装置 - Google Patents

レーザ加工機の位置決め装置

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JPH0744385Y2
JPH0744385Y2 JP1989044201U JP4420189U JPH0744385Y2 JP H0744385 Y2 JPH0744385 Y2 JP H0744385Y2 JP 1989044201 U JP1989044201 U JP 1989044201U JP 4420189 U JP4420189 U JP 4420189U JP H0744385 Y2 JPH0744385 Y2 JP H0744385Y2
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laser processing
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、被加工物を所定位置に位置決めするレーザ加
工機の位置決め装置に関する。
「従来の技術」 従来一般に、レーザ加工装置は、被加工物を載置する加
工テーブルと、上記被加工物にレーザ光線を照射してレ
ーザ加工を施すフォーカスヘッドと、上記被加工物を所
定位置に位置決めする位置決め装置とを備えている。
また上記位置決め装置として、加工テーブルの一側に設
けたガイド部材と、上記加工テーブルに昇降自在に設け
たストッパ部材と、さらに該ストッパ部材を昇降させる
昇降手段とを備えたものが知られている。
この種の位置決め装置においては、上記ストッパ部材を
上昇させた状態で上記ガイド部材に沿って被加工物を搬
入し、該被加工物をストッパ部材に当接させることによ
り、該ストッパ部材とガイド部材とによって被加工物を
位置決めすることができる。
そしてこの状態でレーザ加工が終了したら、上記ストッ
パ部材を降下させて被加工物を搬出し、該被加工物の搬
出が終了したら、上記ストッパ部材を再び上昇させて上
記ガイド部材に沿って新たな被加工物を搬入すればよ
い。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、例えば被加工物が調理台とシンクとを一体に
備えた流し台の上板の場合には、上記シンクに排水口を
穿設する必要があるが、該排水口はシンクを基準として
所要位置に形成することが要求される。
しかるに、従来の位置決め装置では被加工物の外周縁部
を基準として位置決めを行っていたため、その外周縁部
に対してシンクが位置ずれして製造されていた場合に
は、シンクに対する排水口の位置がずれていまい、シン
クの位置ずれが許容誤差範囲内であってもシンクに対す
る排水口の位置ずれが許容誤差範囲を越えることがあっ
た。
「課題を解決するための手段」 本考案は上述した事情に鑑み、上記位置決め装置を、上
記加工テーブルに昇降かつ回転自在に設けた複数本のロ
ッドと、各ロッドの上端部に各ロッドの半径方向外方に
突出して設けた係合突起と、各ロッドを昇降かつ回転さ
せる駆動手段とから構成し、かつ上記複数本のロッド
を、上記被加工物に形成した凹部の内壁面に隣接した位
置にそれぞれ配置し、さらにそれぞれの係合突起の突出
方向先端部に、それぞれのロッドの回転により上記凹部
の内壁面から離隔した位置と、上記凹部の内壁面に当接
して該凹部を外側に押圧して該被加工物の位置決めを行
なう位置とに回転移動される当接面を設けたものであ
る。
「作用」 上記構成によれば、各ロッドを降下位置に位置させるこ
とによって被加工物の加工テーブル上への搬入を行うこ
とができ、該被加工物を手動によって、或いは他の適宜
の構成を有する位置決め装置で概略の位置決めを行った
ら、上記駆動手段によって各ロッドを上昇させる。この
際には、各係合突起はシンクの内壁面に当接しない位置
に位置されているので、各係合突起の突出方向先端部の
当接面が被加工物に当接してロッドの上昇が阻害される
ことがない。
そして各ロッドを上昇位置に位置させて各ロッドを回転
させれば、各ロッドの上端部に設けた各係合突起も一体
に回転されるので、各係合突起の当接面がシンクの内壁
面に当接するようになり、各係合突起によって被加工物
の位置決めを行なうことができる。
この際には、シンクの内壁面が位置決めの基準面となる
ので、被加工物の外周縁部とシンクとの間に寸法誤差が
あってもシンクを正確に所定位置に位置決めすることが
でき、したがって該シンクに排水口を穿設する等の所要
のレーザ加工を正確に所要位置に施すことができる。
そしてレーザ加工が終了したら、上記各係合突起の当接
面をシンクの内壁面から離隔させてロッドを降下させれ
ば、レーザ加工の終了した被加工物を円滑に搬出するこ
とができる。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を説明すると、第1図に
おいて、レーザ加工機の加工テーブル1は長方形に形成
してあり、その上面に被加工物2を載置するようになっ
ている。上記被加工物2は、例えば調理台とシンクとを
一体に備えた流し台の上板のように、平板状部分の中央
部分の一部に凹部3を形成してあり(第3図)、該凹部
3が上方となるように裏返しにして加工テーブル1上に
載置されるようになっている。
上記被加工物2は、第1図、第2図の矢印A方向から手
作業又は図示しない自動供給装置によって加工テーブル
1上に載置され、該加工テーブル1上に載置された被加
工物2は加工テーブル1に設けた搬送機構4により所定
の位置まで移動され、該被加工物2の外周縁部分を基準
として位置決め停止される。
そしてこの後、本考案に係る位置決め装置によって上記
凹部3を基準として位置決めされてから、フォーカスヘ
ッド5によってレーザ加工が施されるようになってい
る。
上記フォーカスヘッド5はX方向に移動される移動枠6
に設けてあり、またフォーカスヘッド5はその移動枠6
に、上記X方向と直交するY方向に移動可能に設けてあ
る。したがって、フォーカスヘッド5を位置決めした被
加工物2に対して直交するX−Y方向に移動させること
ができ、それによって被加工物2に所要のレーザ加工を
施すことができる。
上記加工テーブル1は、第3図に示すように、側壁11と
その上面に取付けた支持プレート12とを備えており、支
持プレート12の両側に被加工物2の搬送方向に沿って側
部フレーム13を取付けるとともに、両側部フレーム13間
に、第2図、第3図に示すように、被加工物2の搬入方
向に直交させて、上記被加工物2を搬送する搬送機構4
を構成する複数本の回転軸14を平行に軸支している。
上記回転軸14は互いにスプロケット15と無端チエン16と
を介して連動されており、上記側壁11に取付けたモータ
17によって無端チエン16を移送させることにより、各回
転軸14を一斉に同一方向に回転駆動できるようになって
いる。
また上記各回転軸14には、それぞれ所要の間隔で複数の
支持円板18を取付けてあり、上記被加工物2の種類に応
じて、上記複数の支持円板18のうちの所要の支持円板18
で該被加工物2を支持し、かつ上記回転軸14の回転によ
って該被加工物2を搬送できるようになっている。
さらに上記側部フレーム13の一側には、被加工物2の搬
送方向に沿って多数のガイドローラ19を回転自在に取付
けてあり、各ガイドローラ19によって被加工物2の移動
を案内できるようにしている。
そして上記加工テーブル1の所要位置に、上記被加工物
2が所定の位置まで搬送されてきたことを検出する図示
しないリミットスイッチを設けてあり、該リミットスイ
ッチによって被加工物2が加工テーブル1上の所定位置
に搬入されてきたことを検出したら上記モータ17を停止
させて、上記被加工物2を加工テーブル1上の所定位置
で停止させることができるようにしている。
然して、上記リミットスイッチによる被加工物2の停止
位置に、上述した本考案に係る位置決め装置20を設けて
いる。この位置決め装置20は、第3図に示すように、支
持プレート12の所定位置に取付けた複数のホルダ21と、
各ホルダ21内に昇降かつ回転自在に嵌合したロッド22
と、各ロッド22の上端部に設けた半径方向外方に突出す
る係合突起23とを備えており、また本実施例では、各係
合突起23の先端部に上記凹部3の内壁面に当接可能な係
合ローラ24を回転自在に設けている。
したがって本実施例では、係合ローラ24の外周面が上記
凹部3の内壁面に当接する当接面を形成している。
上記昇降ロッド22は、第2図に示すように、長方形状の
凹部3の1つの隅部に各2本、合計で8本設けてあり、
各ロッド22を駆動手段27によって昇降および回転させる
ことができるようにしている。
上記駆動手段27は、第3図、第4図に示すように、2本
のロッド22を1組として同時に回転させる合計4本の回
転シリンダ28と、8本のロッド22をそれぞれ昇降させる
8本の昇降シリンダ29とを備えている。
上記各昇降シリンダ29は、各ロッド22の直下位置におい
て、上記支持プレート12に固定杆30を介して取付けたブ
ラケット31にそれぞれ取付けてあり、各昇降シリンダ29
のシリンダロッド29aを各ロッド22の下端部に連結して
いる。
他方、上記各回転シリンダ28は、その一端部を支持プレ
ート12に取付けたブラケット32にボールジョイント33を
介して枢支連結してあり、またそのシリンダロッド28a
の先端部は、2本1組のロッド22の一方に設けたアーム
34の先端部に枢支連結している。
また1組の他方のロッド22にもアーム34を取付けてあ
り、2本1組のアーム34間を連結杆35で連結することに
より、各回転シリンダ28によって2本1組のロッド22を
同時に回転させることができるようにしている。
以上の構成において、被加工物2が搬送機構4の各支持
円板18上に載置されると、モータ17が起動されて回転軸
14と支持円板18とが一斉に回転され、該支持円板18の回
転によって被加工物2がガイドローラ19に沿って前進さ
せる。この際には、位置決め装置20の各ロッド22は昇降
シリンダ29によって下降端位置に保持されており、その
上端部が被加工物2に当接することはない。
上記被加工物2が加工テーブル1の所定位置まで、すな
わち該被加工物2の凹部3が各ロッド22の直上位置とな
る位置まで搬送されると、該被加工物2の外周縁部が図
示しないリミットスイッチを作動させるので、上記モー
タ17が停止されて被加工物2の搬送が停止される。な
お、この位置決め作業は手作業によって行ってもよい。
この状態となると昇降シリンダ29が作動されて各ロッド
22を一斉に上昇させるが、この際には回転シリンダ28は
各ロッド22を所定方向に回転させて、各ロッドの上端部
に設けた係合ローラ24を上記凹部3の内壁面から離隔す
る位置に保持している。したがって、上記被加工物2の
位置決めが不完全でも、各ロッド22の上昇によって係合
ローラ24が被加工物2に当接することがない。
上記各ロッド22が上昇端位置となると、回転シリンダ28
が作動されて各ロッド22をそれぞれ所要の方向に回転さ
せ、それに伴って各係合ローラ24がロッド22を中心とし
て回転される。これにより、各係合ローラ24の外周面す
なわち当接面は、凹部3の内壁面にその内側から当接す
るようになり、合計8個の係合ローラ24によって凹部3
を正確に所定位置に位置決めするようになる。
このようにして被加工物2の位置決めが行われたら、上
記フォーカスヘッド5によって所要のレーザ加工が施さ
れる。そしてレーザ加工が終了したら、先ず回転シリン
ダ28によって各係合ローラ24が凹部3の内壁面から離隔
した位置に移動され、次に昇降シリンダ29によって下降
端位置まで降下される。そして引続き搬送機構4のモー
タ17が起動されて、レーザ加工の終了した被加工物2を
外部に搬出する。
なお、レーザ加工の際に上記各係合ローラ24が邪魔にな
る場合には、被加工物2を上記位置決め位置に保持する
適宜の保持機構を設けることにより、レーザ加工を施す
前に各係合ローラ24を降下させることができる。
また、必要に応じて係合ローラ24を省略してもよく、ま
た兼用性を得るために上記ロッド22を多数設け、凹部3
の大きさに応じて必要なロッド22を組合せて選択使用す
るようにしてもよい。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、被加工物が有する凹部
を基準として該被加工物の位置決めを行うことができる
ので、該凹部と被加工物の外周縁部との間に寸法誤差が
あっても、上記凹部を基準とした正確な位置にレーザ加
工を施すことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図の加工テーブル1の平面図、第3図は第2図のIII−I
II線に沿う断面図、第4図は第3図の要部を示す平面図
である。 1…加工テーブル、2…被加工物 3…凹部、5…フォーカスヘッド 20…位置決め装置、22…ロッド 23…係合突起、24…係合ローラ 27…駆動手段、28…回転シリンダ 29…昇降シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 畑 憲志 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内 (72)考案者 中井 隆一 石川県金沢市大豆田本町甲58番地 澁谷工 業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭51−45168(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物を載置する加工テーブルと、上記
    被加工物にレーザ光線を照射してレーザ加工を施すフォ
    ーカスヘッドと、上記被加工物を所定位置に位置決めす
    る位置決め装置とを備えたレーザ加工機において、 上記位置決め装置を、上記加工テーブルに昇降かつ回転
    自在に設けた複数本のロッドと、各ロッドの上端部に各
    ロッドの半径方向外方に突出して設けた係合突起と、各
    ロッドを昇降かつ回転させる駆動手段とから構成し、か
    つ上記複数本のロッドを、上記被加工物に形成した凹部
    の内壁面に隣接した位置にそれぞれ配置し、さらにそれ
    ぞれの係合突起の突出方向先端部に、それぞれのロッド
    の回転により上記凹部の内壁面から離隔した位置と、上
    記凹部の内壁面に当接して該凹部を外側に押圧して該被
    加工物の位置決めを行なう位置とに回転移動される当接
    面を設けたことを特徴とするレーザ加工機の位置決め装
    置。
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