JPH08167245A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH08167245A
JPH08167245A JP30773094A JP30773094A JPH08167245A JP H08167245 A JPH08167245 A JP H08167245A JP 30773094 A JP30773094 A JP 30773094A JP 30773094 A JP30773094 A JP 30773094A JP H08167245 A JPH08167245 A JP H08167245A
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JP
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head
magnetic
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Application number
JP30773094A
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English (en)
Inventor
Koichi Kurihara
弘一 栗原
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録装置の伝送レートより低いビットレ
ートにて符号化された信号を長時間記録できるような磁
気記録再生装置を提供すること。 【構成】記録および再生用の磁気ヘッド101,102 と変調
および復調回路との間にバッファ50を設ける。記録時に
は、入力バッファ2 にてデータを一旦蓄えた後、180
度隔てて配置された一方の磁気ヘッド102 にて1トラッ
ク毎に記録していく。そして、テープ120 およびシリン
ダ100 の反転処理が行われる期間のみ、データをバッフ
ァ50にて保持する。さらに、磁気テープの走行方向およ
びシリンダの回転方向の反転が完了した後、今度は他方
のヘッド101 にて空きトラックへ1トラック毎に記録し
ていく。再生時は、反転期間を予め、テープ残検出回路
53にて検出し、反転期間分だけ、再生信号の出力を保持
する。反転が完了した後は、バッファ50にて保持せずそ
のまま出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化された画像信号
を記録するものに好適な磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MPEG等の画像圧縮技術の確立
に伴って、画像データのディジタル化が進んでおり、画
像データの記録及び再生を行うディジタルVCR(磁気
記録再生装置)についても規格化が進められている。例
えば、ディジタルVCR国際会議(HD-DIGITAL VCR CON
FERENCE )は、“SPECIFICATIONS of DIGITAL VCR forC
ONSUMER-USE”においてディジタルVCRの規格を定め
ている。
【0003】図5はこの規格を説明するための説明図で
あり、図5(a)は原画像データを示し、図5(b)は
6mmVCR規格に対応した圧縮データを示し、図5
(c)はMPEG規格による圧縮データを示している。
【0004】NTSCテレビジョン信号は、図5(a)
に示すように、1秒間に30フレームの画像によって構
成しており、データレートは約166Mbps(ビット
/秒)である。上述した規格では、図5(a)に示すN
TSCテレビジョン信号を圧縮することにより、約25
Mbpsの画像データに変換した後に、磁気テープに記
録するようになっている。
【0005】図6はこの規格に対応した従来の磁気記録
再生装置を示すブロック図である。図6に示すように、
符号化された画像信号を、入力端子1を介して、入力バ
ッファ2へ供給し、さらに後段のパッキング回路3へ供
給する。このパッキング回路3で、記録に適したデータ
形式への変換を行う。さらにパッキング回路3で所定の
データ形式へ変換されたデータをECCエンコード回路
4へ供給し、ここで、再生時にエラー訂正を行うための
エラー訂正コード(以下、ECC)を付加する。そし
て、ECCが付加された画像データを次段の変調回路5
に供給し、ここで記録に適した変調を施した後、磁気テ
ープ13上に磁気ヘッド11,12を用いて記録する。
【0006】一方、磁気ヘッド11,12は、回転シリ
ンダ14の外周上に、180度隔てて配置している。こ
れらの磁気ヘッド11,12は、それぞれ異なるアジマ
ス角を有している。変調された信号を、磁気ヘッド1
1,12にて回転シリンダ14に巻き付けられた磁気テ
ープ13へ、交互に記録するようになっている。さら
に、記録時には、再生時のトラッキング用にパイロット
信号を多重して記録する。また、再生時には、パイロッ
ト信号を用いて、記録トラックを正確に捕捉しながら再
生を行う。再生信号を復調回路6にて復調し、次段のE
CCデコード回路7にて、エラーの検出および訂正を行
う。訂正された画像データをデパッキング回路8へ供給
する。ここで、データ形式の変換を行い、元の画像デー
タを復元する。さらに、出力バッファ9を介してこの復
元された画像データを出力端子10から出力するように
なっている。
【0007】図6の磁気記録再生装置は、上述した規格
に対応しており、記録レートは約25Mbpsに設定さ
れている。即ち、シリンダの回転速度及び磁気テープの
走行速度を適宜設定することにより、25Mビットの記
録容量を有する複数本の記録トラックを1秒間にトレー
スすることができるようになっている。
【0008】図7はテープに形成した記録トラックを示
す説明図である。この図7(b)に示すように、図6の
磁気記録再生装置によって、1秒間にテープ長nの領域
にデータを記録している。
【0009】ところで、MPEG規格の符号化方式を採
用すると、NTSCテレビジョン信号を、図5(c)に
示すように、約6Mbpsのデータレートに変換するこ
とができる。図6の磁気記録再生装置においてMPEG
規格の符号化方式で符号化された画像データを記録する
ことが考えられる。
【0010】図7(b)はこの場合に形成される記録ト
ラックを示している。シリンダの回転速度及び磁気テー
プの走行速度が25Mbpsのデータを記録する場合と
同一であるものとすると、この場合においても、1秒間
にテープ長nの領域にデータが記録される。即ち、記録
するデータのデータレートが1/4以下になったにも拘
らず、単位時間に搬送されるテープ長は変化せず、同一
のテープ長に記録することができる時間(記録時間)は
長くならない。
【0011】なお、例えば、テープの走行速度及びシリ
ンダの回転速度を1/4にすることにより、記録時間を
4倍にすることも考えられる。しかし、この場合には、
テープとヘッドとの相対速度が変化して記録可能な信号
帯域が狭くなってしまい、エラーが頻発してしまう可能
性がある。
【0012】また、画像データの時間軸を変化させるこ
とにより画像データのレートを変換して記録レートに一
致させる方法も考えられる。即ち、データレートが6M
bpsの画像データを入力バッファに順次保持させ、入力
バッファに記憶させた画像データを25Mbpsの出力
レートで読出して図6の装置に与えるのである。そうす
ると、6Mビットの画像データは6/25秒で入力され
ることになり、図7(c)に示すように、テープ長n×
6/25の領域に6Mビットの画像データを記録するこ
とができる。この場合には、同一のテープ長に25/6
倍の長さの番組を記録することができる。
【0013】図8はこの場合の再生動作を説明するため
の説明図である。画像データは25Mbpsの再生レー
トで再生される。即ち、6Mビットの画像データは6/
25秒で再生される。そこで、再生画像信号を出力バッ
ファに順次保持させ、記憶させた再生画像データを6M
bpsの出力レートで読出す。これにより、図8に示す
ように、画像データは本来の時間軸に時間伸長して、正
常な画像を得ることができる。
【0014】しかしながら、この方法では、番組の長さ
に応じた極めて膨大な容量の入力バッファ及び出力バッ
ファが必要であり、実用的でないという問題があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の磁気記録再生装置においては、記録再生レートよ
りも低いデータレートのデータを記録する場合でも、記
録時間を長くすることができないという問題点があっ
た。
【0016】本発明は、記録再生レートよりも低レート
のデータを記録する場合に、記録再生レートに基づく記
録時間よりも長時間記録を可能にすることができる磁気
記録再生装置を提供することを目的とする。
【0017】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気記録再
生装置は、回転ヘッドを有し、この回転ヘッドによって
磁気テープをトレースすることにより記録及び再生が可
能な記録再生手段と、前記回転ヘッドの回転方向及び前
記磁気テープの走向方向を反転可能にして順方向モード
又は逆方向モードを設定する反転手段と、入力データを
そのデータレートに基づいて保持して断続的に出力して
前記記録再生手段に供給することにより所定のトラック
数毎に所定数の記録トラックを形成させる第1のバッフ
ァ手段と、前記順方向モード時に前記記録再生手段によ
って形成された記録トラックと異なるトラックを前記逆
方向モード時に前記回転ヘッドがトレースするようにト
ラッキングを制御するトラッキング制御手段と、前記記
録再生手段からの再生信号を前記入力データのデータレ
ートに基づいて保持して出力する第2のバッファ手段と
を具備したものである。
【0018】
【作用】本発明においては、入力データを第1のバッフ
ァ手段によってデータレートに基づいて保持する。第1
のバッファ手段は保持したデータを断続的に出力して記
録再生手段に与える。これにより、記録再生手段は所定
のトラック数毎に所定数の記録トラックを形成する。反
転手段は、磁気テープの走向方向及び回転ヘッドの回転
方向を反転させ、トラッキング手段は順方向モードにお
いて形成された記録トラック以外のトラックを回転ヘッ
ドがトレースして記録を行うようにトラッキングを制御
する。これにより、入力データのデータレートに基づい
て記録時間が長くなる。記録再生手段からの再生信号は
第2のバッファ手段によって入力データのデータレート
に基づいて出力する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る磁気記録再生装置の一
実施例を示すブロック図である。図1において図6と同
一の構成要素には同一符号を付してある。本実施例は所
定の記録再生レートの通常モードでの記録及び再生が可
能であると共に、記録再生レートよりも低レートのデー
タを記録及び再生するための特殊モードを設定すること
ができるようになっている。
【0020】図1(a)において、入力端子1を介して
入力された画像データは入力バッファ2に供給する。入
力バッファ2は入力された画像データのデータレートと
通常モードにおける記録レートとに基づいて、入力され
た画像データを保持してパッキング回路3に出力する。
パッキング回路3は入力バッファ2の出力を記録フォー
マットに応じてパッキングしてECCエンコード回路4
に出力する。ECCエンコード回路4は、例えば所定の
パケット単位で誤り訂正符号を付加して変調及びパイロ
ット付加回路5に出力する。変調及びパイロット付加回
路5は、誤り訂正符号が付加された画像データに対して
記録に適した変調を施して記録データとして出力する。
なお、変調及びパイロット付加回路5は、変調時にパイ
ロットトーンを発生させるように変調を行うようになっ
ている。
【0021】本実施例においては、変調及びパイロット
付加回路5からの記録データはバッファ50を介してヘ
ッド101,102,111,112に供給するように
なっている。バッファ50は記録データを保持してヘッ
ド101,102,111,112に供給すると共に、
ヘッド101,102,111,112によって再生さ
れた信号を保持して復調回路6に供給するようになって
いる。
【0022】復調回路6は再生信号を復調して再生デー
タをECCデコード回路7に与える。ECCデコード回
路7は再生データに含まれる誤り訂正符号を用いて誤り
訂正処理を行ってデパッキング回路8に出力する。デパ
ッキング回路8は誤り訂正された再生データをデパッキ
ング処理して出力バッファ9に出力する。出力バッファ
9は再生レートと画像データのデータレートとに基づい
てデパッキング回路8の出力を保持して出力端子10か
ら出力するようになっている。
【0023】シリンダ100は、その円周面に、相互に
アジマスが相違する一対のヘッド101,102を18
0度の間隔で配設しており、また、これらのヘッド10
1,102に夫々隣接した位置に相互にアジマスが相違
する一対のヘッド111,112を配設している。図
中、記号+,−はヘッドのアジマス方向を示しており、
ヘッド101,112はプラスアジマスヘッドであり、
ヘッド102,111はマイナスアジマスヘッドであ
る。ヘッド101,102は記録及び再生用ヘッドであ
り、ヘッド111,112は後述する特殊モードにおけ
る逆方向記録時のトラッキングのための再生用ヘッドで
ある。
【0024】図1(b)はシリンダ100の側面を示し
ている。ヘッド101,111は隣接配置されると共
に、相互に前後して同一トラックをトレースすることが
可能な位置に設けられている。なお、ヘッド102,1
12も隣接配置されると共に、相互に前後して同一トラ
ックをトレースすることが可能な位置に設けられてい
る。
【0025】シリンダ100の周面には磁気テープ12
0が巻き付けられており、磁気テープ120はテープ走
行制御回路52によって走行が制御されて走行するよう
になっている。テープ走行制御回路52にはテープ残検
出回路53の出力も与えられる。テープ残検出回路53
は、磁気テープ120の終端部近傍まで搬送されたこと
を図示しない光学センサ等からの信号に基づいて検出
し、検出信号をテープ走行制御回路52に出力する。
【0026】本実施例においては、特殊モード設定時に
は、テープ走行制御部52は再生時だけでなくデータ記
録時においてもテープを逆方向に走行させることができ
るようになっている。即ち、テープ走行制御部52は、
テープ残検出回路53からの検出信号によって磁気テー
プ120がテープエンドまで搬送されたことが判明する
と、磁気テープ120の走行を制御して、磁気テープ1
20の走行方向を逆方向にするようになっている。
【0027】また、本実施例においては、特殊モード設
定時には、シリンダ100はシリンダ制御回路51に制
御されて逆方向に回転することができるようになってい
る。即ち、シリンダ制御回路51にはテープ残検出回路
53からの検出信号も与えられており、シリンダ制御回
路51は検出信号によって磁気テープ120がテープエ
ンドまで搬送されたことが判明すると、シリンダ100
の回転を制御して、シリンダ100を逆方向に回転させ
るようになっている。即ち、特殊モードの記録再生時に
おいては、磁気テープ120が順方向に走行すると共に
シリンダ100が順方向に回転する順方向記録再生と磁
気テープ120が逆方向に走行すると共にシリンダ10
0が逆方向に回転する逆方向記録再生とを行うようにな
っている。
【0028】トラッキング制御回路54は、ヘッド10
1,102からの再生信号に含まれるパイロット信号を
検出して、シリンダ制御回路51にシリンダ100の回
転を制御させることにより、オントラックを達成するよ
うになっている。なお、トラッキング制御回路54は磁
気テープ120のテープ走行を制御するテープ走行制御
回路52を制御するようにしてもよい。本実施例におい
ては、トラッキング制御回路54は、特殊モードの逆方
向記録時において、ヘッド111,112からの再生信
号に含まれるパイロット信号を検出してシリンダ制御回
路51にシリンダ100の回転を制御させることによ
り、順方向記録時においてヘッド101,102が夫々
トレースしたトラックを逆方向記録時においてもトレー
スさせるようにトラッキング位相を制御するようになっ
ている。
【0029】バッファ50は、順方向記録から逆方向記
録に変化する場合、即ち、磁気テープ120が順方向か
ら逆方向に走行方向が変化する場合において記録不能と
なる期間(以下、反転期間という)に記録データを保持
し、正常な書込みが可能となった後に記録データをヘッ
ドに供給するようになっている。再生時には、バッファ
50は、順方向再生時に反転期間に基づく時間だけ再生
データを保持して復調回路6に供給するようになってい
る。
【0030】次に、このように構成された実施例の動作
について図2乃至図4を参照して説明する。入力端子1
には例えばMPEG方式で圧縮された画像データを供給
する。この入力画像データは図1の磁気記録再生装置に
おける通常モード時の記録再生レートに対して1/2以
下のデータレートであるものとする。この場合には、特
殊モードを設定する。入力画像データは入力バッファ2
に与える。入力バッファ2は、順方向記録時において、
例えば、プラスアジマスのヘッド101がトレースする
タイミングで記録データをヘッド101に与え、逆方向
記録時において、マイナスアジマスのヘッド102がト
レースするタイミングで記録データをヘッド102に与
えるように、入力画像データを保持して出力する。即
ち、この場合には、1トラック毎に記録を行って、通常
モード時の1/2の記録レートで記録を行うことにな
る。入力画像データのデータレートが通常モード時の記
録レートの1/2以下であるので、入力画像データの全
データを記録可能である。
【0031】入力バッファ2からの入力画像データはパ
ッキング回路3によってパッキング化した後、ECCエ
ンコード回路4によって誤り訂正符号を付加して変調及
びパイロット付加回路5に与える。誤り訂正されたデー
タは、変調及びパイロット付加回路5によって記録に適
した変調を行った後、バッファ50を介してヘッド10
1に供給して記録させる。この場合には、変調及びパイ
ロット付加回路5は、パイロット信号となる所定周波数
の低域成分(パイロットトーン)を発生させる変調方法
を採用して、各トラックにパイロット信号を記録させ
る。
【0032】例えば、本実施例においては、周波数がf
0 ,f1 ,f2 である3種類のパイロット信号f0 ,f
1 ,f2 を磁気テープの記録トラックに巡回的に記録す
る方法を採用する。即ち、各記録トラックにはパイロッ
ト信号f1 ,f0 ,f2 ,f0 ,f1 ,f0 ,f2 ,…
を記録する。なお、通常、パイロット信号f0 は無信号
とする。再生時には、再生信号に含まれる隣接トラック
からのパイロット信号f1 ,f2 のレベルを比較し、比
較レベルが一致するように、即ち、パイロット信号f0
が重畳されているトラックにトラック位相を合わせるよ
うに制御する。
【0033】図2は特殊モード時の記録を説明するため
の説明図である。図2(a),(b)は夫々順方向記録
時のテープパターン及びヘッドトレース方向を示し、図
2(c),(d) は夫々逆方向記録時のテープパターン及び
ヘッドトレース方向を示している。図2において、記号
+,−は夫々トラックのアジマス方向を示している。
【0034】順方向記録時には、記録データはバッファ
50を介してヘッド101のみに供給する。磁気テープ
120は、テープ走行制御回路52に制御されて通常の
走行速度で順方向に回転し、シリンダ100は、シリン
ダ制御回路51に制御されて通常の回転速度で順方向に
回転する。これにより、ヘッド101,102は交互に
磁気テープ120をトレースして、所定のトラック幅の
記録トラックを形成する。なお、図2(a)の矢印はヘ
ッド101のトレース方向を示している。入力画像デー
タは入力バッファ2によって保持され、記録データはヘ
ッド101がトレースするタイミングでバッファ50か
らヘッド101に供給されており、記録データはプラス
アジマスヘッド101のみによって記録される。なお、
この場合には、ヘッド101に記録するデータにパイロ
ット信号f1 ,f2 を発生させるように変調を行ってい
る。また、パイロット信号f0 は無信号としており、記
録が行われないトラックにはパイロット信号f0 を記録
したものと考えてよい。こうして、図2(a)の斜線部
に示すように、1トラックおきのトラックに記録が行わ
れる。
【0035】磁気テープ120が走行してテープエンド
に到達すると、テープ残検出回路53からの検出信号に
よってテープ走行制御回路52及びシリンダ制御回路5
1が制御され、磁気テープ120は逆方向に走行し、シ
リンダ100は逆方向に回転する。これにより、逆方向
記録を行う。
【0036】いま、入力画像データとして画像データ
A,B,C,D,…を入力するものとする。図4はこの
場合の記録再生動作を説明するためのタイミングチャー
トである。図4(ア)は入力画像データを示し、図4
(イ)は変調及びパイロット付加回路5の出力を示し、
図4(ウ)はバッファ50の出力を示し、図4(エ)は
バッファ50の出力を示し、図4(オ)は出力データを
示している。
【0037】図4(ア)に示す入力画像データAは、図
4(イ)に示す記録処理時間経過後にバッファ5から記
録データとしてヘッド101に与えて磁気テープ120
に1トラックおきに記録する。同様にして、画像データ
B,Cも順次記録する。画像データCの記録後において
テープ120がテープエンド近傍に到達するものとす
る。そうすると、テープ残検出回路53は検出信号をテ
ープ走行制御回路52及びシリンダ制御回路51に与え
て逆方向記録が行われる。この場合には、図4(ウ)の
斜線部に示すように、バッファ50は、テープ120が
記録可能な領域まで搬送されてトラッキングがとれるま
で、次に入力された画像データDを保持する。
【0038】逆方向記録時には、磁気テープ120は通
常走行速度で逆方向に走行し、シリンダ100は通常の
回転速度で逆方向に回転する。図2(b)に示すよう
に、ヘッドトレースはテープ走行とヘッド回転によって
決定し、図2(d)に示すように、テープ走行方向及び
シリンダ回転方向を順方向記録時と逆にすることによ
り、ヘッドトレースは順方向記録時から180度回転す
る。即ち、逆方向記録時においても、ヘッド101,1
02は順方向記録時と同一のトレースパターンを形成す
ることができる。
【0039】逆方向記録時には、先ず、シリンダ100
に設けられたヘッド112によってパイロット信号を検
出する。この場合には、ヘッド112はヘッド102に
先行して同一のトラックをトレースする。トラッキング
制御回路54は、ヘッド112の再生信号から隣接トラ
ックの漏れ成分であるパイロット信号f1 ,f2を検出
し、これらの漏れ成分のレベルが等しくなるようにシリ
ンダ制御回路51を制御する。これにより、シリンダ1
00の回転を制御してトラッキングを達成する。これに
より、図2(c)に示すように、順方向記録時に形成し
た記録トラック(斜線部)をプラスアジマスのヘッド1
01がトレースし、順方向記録時に記録が行われなかっ
たトラックをマイナスアジマスのヘッド102がトレー
スする。 なお、順方向記録時と逆方向記録時とではヘ
ッドのトレース方向が反転しており、順方向記録時に記
録された記録トラックを逆方向にトレースして再生する
と、再生データのデータ順は通常の逆となってしまう。
しかし、パイロット信号は単一周波数成分であることか
ら、データ順に拘わらずパイロット信号を検出すること
ができる。
【0040】オントラックが達成されると反転期間は終
了し、バッファ50は、図4(ウ)に示すように、画像
データDを出力する。逆方向記録時には、バッファ50
はマイナスアジマスのヘッド102にのみデータを供給
する。こうして、逆方向記録時には、画像データDは順
方向記録時に記録が行われなかったトラックに1トラッ
クおきに順次記録される。以後同様にして、画像データ
E,F,…を記録する。こうして、図3に示す記録トラ
ックが形成される。
【0041】次に、記録された画像データA,B,C,
…を再生するものとする。この場合には、磁気テープ1
20を先頭側から通常速度で順方向に走行させ、シリン
ダ100を通常の回転速度で順方向に回転させる。この
順方向再生時には、バッファ50はヘッド101からの
再生信号のみを復調回路6に供給する。なお、この場合
には、マイナスアジマストラックをトレースするヘッド
102又はヘッド111の再生信号を用いてトラッキン
グ制御回路54はトラッキングを制御する。
【0042】この順方向再生時には、図4(エ)に示す
ように、バッファ50は反転期間分だけ再生データを保
持して復調回路6に出力する。ヘッド101は画像デー
タA,B,Cを順次再生して、再生信号をバッファ50
に与える。バッファ50は反転期間だけずれたタイミン
グで再生信号を復調回路6に出力する。画像データCの
再生が終了すると、磁気テープ120はテープエンド近
傍に到達する。磁気テープ120及びシリンダ100
は、テープ残検出回路53の検出信号によって逆方向に
走向すると共に回転する。この反転期間においては、ヘ
ッド101又はヘッド102からは再生信号は出力され
ない。しかし、バッファ50は反転期間分のデータを保
持しており、図4(オ)に示すように、この反転期間中
においても画像データCの再生信号を復調回路6に出力
する。
【0043】逆方向再生時には、マイナスアジマストラ
ックをヘッド102によってトレースして再生信号を得
る。再生信号はバッファ50に与えて順次復調回路6に
出力させる。こうして、復調回路6には磁気テープ12
0の走向方向が反転した場合でも、連続して画像データ
の再生信号を供給することができる。
【0044】復調回路6は再生信号を復調し、ECCデ
コード回路7は復調回路6からの再生データを誤り訂正
する。更に、デパッキング回路8によって再生データを
デパッキング処理して出力バッファ9を介して出力端子
10に出力する。
【0045】このように、本実施例においては、入力画
像データのデータレートと記録再生レートとに基づいて
入力画像データを保持して1トラックおきに記録し、磁
気テープが終端に到達すると逆転走向させると共に、シ
リンダを逆回転させて、正方向記録時に記録されていな
いトラックに記録を行うようになっていることから、記
録再生レートよりも小さいレートのデータが入力された
場合に、記録時間を2倍にすることができる。
【0046】なお、上記実施例においては、通常モード
時の記録再生レートの1/2のレートで記録を行ってい
るが、他のレートで記録を行ってもよい。例えば、入力
バッファ2によって、通常モード時の記録再生レートと
データレートとに基づいて、画像データを入力するよう
になっており、これらのレートによっては、4トラック
毎に1トラックだけ記録を行うようにしてもよい。この
場合には、記録を行わないトラックにはダミーデータを
与えてパイロット信号を記録させることにより、逆方向
再生時においてトラッキングが可能となる。なお、この
場合には、各2回の順方向記録及び逆方向記録が可能で
あり、記録時間を通常モードの4倍とすることができ
る。
【0047】また、例えば、2チャンネル×2構成のヘ
ッドを採用した場合等にも適用可能であり、この場合に
は、4トラック毎に2トラックずつ記録することによっ
て通常モードの2倍の記録時間を得ることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、磁気記録装置の伝送ビ
ットレートより低いビットレートの画像データを、効率
よくかつ長時間の記録できるようになるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置を示すブロック
図である。
【図2】回転シリンダおよび磁気テープの走行方向の反
転動作とテープパターンを説明する図である。
【図3】画像データの磁気テープ上の配列を示す図であ
る。
【図4】実施例の動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図5】従来例における磁気記録再生装置を示すブロッ
ク図である。
【図6】ディジタルVCR規格を説明するための説明図
である。
【図7】図6の従来例における記録を説明するための図
である。
【図8】画像データのビットレートと磁気記録再生装置
の伝送ビットレートが異なる場合の再生方法を説明する
図である。
【符号の説明】
50…バッファ、51…シリンダ制御回路、52…テー
プ走行制御回路 53…テープ残検出手段、54…トラッキング制御回
路、100…回転シリンダ 101,102、111,112…磁気ヘッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドを有し、この回転ヘッドによ
    って磁気テープをトレースすることにより記録及び再生
    が可能な記録再生手段と、 前記回転ヘッドの回転方向及び前記磁気テープの走向方
    向を反転可能にして順方向モード又は逆方向モードを設
    定する反転手段と、 入力データをそのデータレートに基づいて保持して断続
    的に出力して前記記録再生手段に供給することにより所
    定のトラック数毎に所定数の記録トラックを形成させる
    第1のバッファ手段と、 前記順方向モード時に前記記録再生手段によって形成さ
    れた記録トラックと異なるトラックを前記逆方向モード
    時に前記回転ヘッドがトレースするようにトラッキング
    を制御するトラッキング制御手段と、 前記記録再生手段からの再生信号を前記入力データのデ
    ータレートに基づいて保持して出力する第2のバッファ
    手段とを具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記反転手段は、前記磁気テープが終端
    近傍に搬送されたことを検出する検出手段からの検出信
    号に基づいて前記順方向モードから前記逆方向モードに
    移行させることを特徴とする請求項1に記載の磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 前記順方向モードから逆方向モードへの
    切換えに要する時間に基づく時間だけ前記第1のバッフ
    ァ手段の出力を保持して前記記録再生手段に与えると共
    に、前記記録再生手段からの再生信号を保持して前記第
    2のバッファ手段に与える第3のバッファ手段を付加し
    たことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記磁気記録再生装置は、アジマスが異
    なる少なくとも一対の回転ヘッドを有し、 前記入力バッファ手段は、前記順方向モード時において
    前記回転ヘッドのうちの一方のアジマスの回転ヘッドで
    前記入力データを記録させ、前記逆方向モード時におい
    て前記回転ヘッドのうちの他方のアジマスの回転ヘッド
    で前記入力データを記録させることを特徴とする請求項
    1に記載の磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録再生手段は、順方向モード時に
    おいて形成する前記記録トラックに所定のパイロット信
    号を重畳させて記録、 前記トラッキング制御手段は、トラッキング用の再生ヘ
    ッドを有し、逆方向モード時において前記再生ヘッドに
    よって両側に隣接した前記記録トラックからの前記パイ
    ロット信号の再生レベルを比較してトラッキングを制御
    することを特徴とする請求項4に記載の磁気記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】 前記記録再生手段は、前記第1のバッフ
    ァ手段から入力データが供給されない場合には所定のダ
    ミーデータをトラッキングのためのパイロット信号用と
    して記録することを特徴とする請求項1に記載の磁気記
    録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記トラッキング制御手段は、前記順方
    向モード時において前記記録再生手段によって形成され
    た記録トラックをトレースする再生ヘッドを有し、前記
    再生ヘッドの再生信号に含まれる前記パイロット信号に
    基づいてトラッキングを制御することを特徴とする請求
    項6に記載の磁気記録再生装置。
JP30773094A 1994-12-12 1994-12-12 磁気記録再生装置 Pending JPH08167245A (ja)

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