JPH07274112A - ディジタル情報再生装置 - Google Patents

ディジタル情報再生装置

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Publication number
JPH07274112A
JPH07274112A JP6063313A JP6331394A JPH07274112A JP H07274112 A JPH07274112 A JP H07274112A JP 6063313 A JP6063313 A JP 6063313A JP 6331394 A JP6331394 A JP 6331394A JP H07274112 A JPH07274112 A JP H07274112A
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JP
Japan
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frame
video signal
digital video
circuit
speed
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Pending
Application number
JP6063313A
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English (en)
Inventor
Seiichi Saito
清一 斉藤
Hiroo Okamoto
宏夫 岡本
Yuji Hatanaka
裕治 畑中
Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTRに記録された圧縮ディジタル映像信号
を可変速再生しても、自然な可変速映像を再生すること
ができるようにする。 【構成】 m倍速の可変速再生時、再生系復号回路70
では、誤り訂正した圧縮ディジタル信号をビットレート
Rのm倍に時間軸伸長したデータをデータ伸長回路75
へ出力する。データ伸長回路75では処理速度をm倍に
設定し、圧縮ディジタル映像信号を伸長処理し、フレー
ム周波数Frのm倍のディジタル映像信号をフレーム周
波数変換回路90へ出力する。フレーム周波数変換回路
90では、フレーム変換タイミング信号をもとにフレー
ム周波数をFrに変換する。 【効果】 処理速度をm倍にして伸長処理してからフレ
ーム周波数を変換するので、自然な可変速映像を再生で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル情報信号の
再生装置に係り、特に、圧縮したディジタル情報信号を
記録あるいは伝送し、再生をするディジタル情報記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】「テレビジョン学会誌」第47巻第4号
(1993年)pp.494−497に記載のように、
オーディオやビデオのソフト等を電波やケーブルを介し
て伝送し、各家庭でそれをVTRに記録するシステムが
考えられている。これらのシステムでは、多チャンネル
化を進めるために、オーディオやビデオ信号をディジタ
ル信号に変換し、例えば「画像電子学会誌」第20巻第
4号(1991年)pp.306−316に記載のMP
EG方式ような技術を用いて圧縮し、圧縮ディジタル信
号として伝送する。MPEG方式の特徴は、1フレーム
の映像信号を幾つかの画素ブロックに分割して圧縮し、
可変長符号に変換する点である。これにより、圧縮率が
高い割に比較的画質の劣化が少なく、効率の良い圧縮を
行なうことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術を用いて
オーディオやビデオ信号を伝送し、VTRで記録再生す
る場合、圧縮したディジタル映像信号はフレーム間の差
分成分を利用しているので、フレームが断続的に再生さ
れる可変速再生時、圧縮ディジタル映像信号を伸長処理
し、映像信号を出力することができないという問題があ
った。
【0004】本発明の目的は、かかる問題点を解消し、
可変速再生においても圧縮ディジタル映像信号を伸長処
理し、可変速の速度に応じた映像信号を出力することの
できるディジタル情報再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、m倍速再生時、圧縮ディジタル映像信号
がm倍のビットレートになることに着目して、m倍のビ
ットレートで伸長処理し、伸長処理したm倍のフレーム
周波数のディジタル映像信号を出力するデータ伸長手段
と、m倍のフレーム周波数のディジタル映像信号からフ
レーム周波数を1/mに変換するフレーム周波数変換手
段を備える。
【0006】また、本発明は、m倍速再生時、m倍のビ
ットレートで再生される圧縮ディジタル映像信号の中か
らフレーム相関の高いフレームの圧縮ディジタル映像信
号を削除し、圧縮ディジタル映像信号中のフレーム数を
1/mに変換する伝送レート変換手段と、伝送レートを
変換した圧縮ディジタル映像信号を伸長処理し、ディジ
タル映像信号を出力するデータ伸長手段を備える。
【0007】
【作用】データ伸長手段において、フレーム相関を用い
て圧縮され、m倍のビットレートで再生された圧縮ディ
ジタル映像信号を伸長処理してm倍のフレーム周波数の
ディジタル映像信号を出力し、フレーム周波数変換手段
により、m倍のフレーム周波数のディジタル映像信号を
1/mのフレーム周波数に変換することができるので、
再生速度に応じた自然な再生画像が得られる。
【0008】また、伝送レート変換手段により、圧縮デ
ィジタル映像信号の伝送レートを1/m(フレーム数を
1/m)に変換するので、データ伸長手段においては、
再生速度に係わりなく、一定の伝送レートの圧縮ディジ
タル映像信号の伸長処理ができればよい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明によるディジタル情報記録再生装置の
一実施例を示すブロック図であって、5はディジタル伝
送信号入力端子、35は受信系復調・復号回路、40は
記録系符号回路、45は切換スイッチ、50は回転ドラ
ム、51a,51bは磁気ヘッド、60は磁気テープ、
70は再生系復号回路、75はデータ伸長回路、80は
サーボ回路、85はフレームタイミング制御回路、90
はフレーム周波数変換回路、6はディジタル映像信号の
出力端子、7は再生モード信号の入力端子である。な
お、磁気ヘッド51a,51bにおいて、(+)は正ア
ジマス、(−)は負アジマスを示す。
【0010】ここで、まず、ディジタル伝送信号を生成
する送信装置について説明する。
【0011】図2は送信装置の一具体例を示すブロック
図であって、1は入力端子、8はデータ圧縮回路、10
は送信系符号回路、20は時間軸圧縮回路、25は変調
回路を示している。
【0012】同図において、入力端子1より入力された
フレーム周波数Frのディジタル映像信号は、まず、デ
ータ圧縮回路8でデータ圧縮される。圧縮方式として
は、例えばMPEG方式を用いる。MPEG方式の特徴
は、1フレームの映像信号を幾つかの画素ブロックに分
割し、フレーム単位の相関等を用いて圧縮し、可変長符
号に変換する点であり、画質の劣化を抑えながら高い圧
縮率が得られる。また、コンピュータの分野で普及して
いる伸長処理ICを流用でき、コスト的に有利である。
【0013】ビットレートRに圧縮された圧縮ディジタ
ル映像信号信号は、送信系符号回路10により所定のフ
ォーマットで符号化され、時間軸圧縮回路20により1
/nに時間軸圧縮されてビットレートRがn倍に高速化
され、変調回路25により変調され、出力端子2より出
力されて伝送路に送り出される。
【0014】次に、図1に示す実施例動作について説明
する。
【0015】図2に示した送信装置により伝送されたデ
ィジタル伝送信号は、入力端子5より入力されて受信系
復調・復号回路35により復調し、誤り訂正し、圧縮デ
ィジタル信号を出力する。圧縮ディジタル信号は記録系
符号回路40に供給されて記録再生に適したフォーマッ
トで記録符号化される。
【0016】このようにして記録系符号化された信号
は、切換スィッチ45を介し、回転ドラム50の180
度対向する位置に取り付けられた磁気ヘッド51a,5
1bに供給され、磁気テープ60にアジマス記録され
る。
【0017】図3にこのときのトラックパターンを示
す。なお、回転ドラム50の回転速度及び磁気テープ6
0の走行速度はサーボ回路80によりR1、V1に設定さ
れ、Pはトラックピッチであり、Wは磁気ヘッド51
a,51bのヘッド幅である。この実施例では、ヘッド
幅WはトラックピッチPより大きく、例えば、1.5倍
に設定されている。
【0018】次に、この実施例の再生時の動作について
説明する。
【0019】記録された信号を再生する際には、入力端
子7からの再生モード信号がデータ伸長回路75とフレ
ームタイミング制御回路85とサーボ回路80に供給さ
れ、データ伸長回路75では処理速度を設定し、フレー
ムタイミング制御回路85ではフレーム変換タイミング
信号の生成を行ない、サーボ回路80では、再生モード
に応じて磁気テープ60の速度を制御する。
【0020】通常再生時では、再生モードを1倍速再生
として、サーボ回路80により回転ドラム50を記録時
と同じ速度R1で回転させ、磁気テープ60は記録時の
1/nの速度V1/nで走行させ、記録された信号を磁
気ヘッド51a,51bにより再生する。
【0021】図4はこの再生時のトラックパターンを示
すものであって、実線は記録されたトラックパターン
を、破線は磁気ヘッド51a,51bの走査軌跡を夫々
示している。
【0022】このように、回転ドラム50を記録時と同
じ速度R1で回転させ、磁気テープ60を記録時の1/
nの速度V1/nで走行させているため、磁気ヘッド5
1a,51bの走査のピッチはトラックピッチPの1/
nとなり、走査角度は若干ずれるが、ほぼ1トラック当
りn回走査することになる。
【0023】なお、この実施例では、説明を簡単にする
ために、nを3としている。Wは磁気ヘッド51a,5
1bのヘッド幅を示し、通常、ヘッド幅Wはトラックピ
ッチPより大きく、例えば、1.5倍に設定される。
【0024】磁気ヘッド51a,51bによって再生さ
れたビットレートR×nの再生信号は、再生系復号回路
70に入力される。ここで、再生系復号回路70には、
n回同じトラックのデータが入力されることになるが、
最も誤りの少ないデータを組み合わせることにより、1
トラックのデータを合成して信号処理する様にする。こ
の再生系復号回路70では、記録系符号回路40で付加
したパリティを用いて再生データ中の誤りを訂正し、誤
り訂正した圧縮ディジタル信号をビットレートRに時間
軸伸長した低速データをデータ伸長回路75へ出力す
る。
【0025】データ伸長回路75では、再生モード入力
端子7から入力される再生モードから1倍速再生(通常
再生)であることを認識し、処理速度を1倍に設定し、
ビットレートRで入力された圧縮ディジタル映像信号を
伸長処理してフレーム周波数Frのディジタル映像信号
をフレーム周波数変換回路90へ出力し、ディジタル映
像信号に同期した伸長フレームタイミング信号をフレー
ムタイミング制御回路85へ出力する。
【0026】フレームタイミング制御回路85では、再
生モード信号と伸長フレームタイミング信号からフレー
ム周波数の変換比率(通常再生では1)を求め、伸長フ
レームタイミング信号と同期したフレーム変換タイミン
グ信号を生成してフレーム周波数変換回路90へ出力す
る。このとき、フレーム変換タイミング信号は、通常再
生なので、伸長フレームタイミング信号と同じ信号にな
る。フレーム周波数変換回路90では、フレーム変換タ
イミング信号をもとにフレーム周波数を変換するが、通
常再生時では、フレーム周波数の変換はしないで、その
ままディジタル映像信号を出力する。
【0027】次に、可変速再生時の動作について説明す
る。
【0028】m倍速早送り再生時では、再生モードをm
倍速再生とし、サーボ回路80により回転ドラム50を
記録時と同じ速度R1で回転させ、磁気テープ60は記
録時のm/nの速度V1×m/nで走行させ、記録され
た信号を磁気ヘッド51a,51bによって再生する。
例えばm=nならば、図3で説明した記録時と全く同じ
トラックの軌跡となり、1トラック全てのデータを1回
の走査で取り込むことができる。また、m<nならば、
図4に示す通常再生と同様に、複数回の走査で1トラッ
ク全てのデータを取り込むことができる。つまり、nを
例えば12とすれば、早送り再生は12倍速まで1トラ
ックのデータを全て取り込むことができる。
【0029】m倍速巻戻し再生時では、再生モードを−
m倍速再生として、サーボ回路80により回転ドラム5
0を記録時と同じ速度R1で回転させ、磁気テープ60
は記録時のm/nの速度V1×m/nで逆方向に走行さ
せ、記録された信号を磁気ヘッド51a,51bにより
再生する。巻戻し再生の場合、ヘッドの走査角度にかな
りのずれが生じるが、ヘッド幅WをトラックピッチPの
1.5倍に設定することにより、少なくともm=n/2
倍速程度までの再生ならば、1トラックのデータを全て
取り込むことができる。つまり、nを例えば12とすれ
ば、巻戻し再生は6倍速まで1トラックのデータを全て
取り込むことができる。
【0030】以上のように、n倍の時間軸圧縮を施して
記録し、再生時テープの送りを1/nにすることによっ
て時間軸伸長するシステムにおいては、ヘッド幅とトラ
ックピッチの関係に影響するが、可変速再生−n/2倍
(巻戻し)からn倍(早送り)までの範囲で全てのデー
タを取り込むことができる。
【0031】このように、磁気ヘッド51a,51bに
よってm倍速で再生された信号は、回転ドラム50の回
転速度が通常と同じなので、ビットレートR×nで再生
系復号回路70に入力される。再生系復号回路70で
は、通常再生においても、ビットレートR×nで信号処
理するので処理速度をm倍にする必要はなく、誤り訂正
した圧縮ディジタル信号を、再生速度に合わせてビット
レートRのm倍に時間軸伸長したデータをデータ伸長回
路75へ出力する。
【0032】データ伸長回路75ではビットレートR×
mで入力されるので、再生モード入力端子7から入力さ
れる再生モード信号から処理速度をm倍に設定し、m倍
の処理速度で圧縮ディジタル映像信号を伸長処理し、フ
レーム周波数Fr×mのディジタル映像信号をフレーム
周波数変換回路90へ出力し、図6(a)に示す伸長フ
レームタイミング信号をフレームタイミング制御回路8
5へ出力する。フレームタイミング制御回路85では、
再生モード信号と伸長フレームタイミング信号とからフ
レーム周波数の変換比率mを求め、図6(b)に示すフ
レーム変換タイミング信号としてフレーム周波数変換回
路90へ出力する。
【0033】図6(a),(b)では、m=4、つまり
4倍速再生時のタイミングを示している。フレーム周波
数変換回路90では、フレーム変換タイミング信号をも
とにフレーム周波数を変換する。このフレーム周波数変
換回路90の動作を図5を用いて説明する。
【0034】図5は図1におけるフレーム周波数変換回
路90の一具体例を示すブロック図であって、510は
メモリ入出力制御回路、511,512はフレームメモ
リ、521は入力端子、522はフレーム変換タイミン
グ信号の入力端子、523は入力端子である。
【0035】以下、説明を簡単にするために、4倍速再
生時(m=4)としてこの具体例の動作を説明する。
【0036】入力端子521より入力される図6(c)
に示すフレーム周波数Fr×4のディジタル映像信号
は、フレームメモリ511,512に入力される。フレ
ームメモリ511,512は、フレーム変換タイミング
信号をもとに、メモリ入出力制御回路510により、ど
ちらか一方が書込み状態ならば、他方は読出し状態に設
定され、フレーム周波数を変換して読み出される。
【0037】例えば、図6に矢印Xで示すように、図6
(c)に示すディジタル映像信号のフレーム3をフレー
ムメモリ511に書き込み、図6(b)のタイミングに
合わせて図6(d)に示すように読み出し、フレーム周
波数Frのディジタル映像信号として出力する。以上の
処理は、図6に矢印Yで示すように、前のフレームを出
力している間ならば、どのフレームを変換してもよく、
図6に矢印Zで示すように、0から3までのフレームか
ら合成して出力してもよい。
【0038】以上のように、可変速再生の−n/2倍速
からn倍速の範囲でフレーム周波数変換したディジタル
映像信号は、ディジタル映像信号出力端子6から出力す
る。
【0039】また、この実施例では、n倍に時間軸圧縮
した圧縮ディジタル信号を受信系復調・復号回路45か
ら、記録系符号器40だけでなく、データ伸長回路75
へも出力することにより、記録時にデータ伸長回路75
の入力信号を切り替えることにより、記録映像をモニタ
ーすることができる。このとき、再生モードは時間軸圧
縮率からn倍速となる。
【0040】図7は本発明によるディジタル情報記録再
生装置の他の実施例を示すブロック図であって、77は
フレーム選別回路、92はデータ伸長回路である。
【0041】同図において、この実施例の動作は、復号
回路70から再生速度に応じたビットレートで圧縮ディ
ジタル映像信号を出力するところまでは、図1に示した
実施例と同様であるが、再生速度に応じたビットレート
で送られてくる圧縮ディジタル映像信号から、再生モー
ドをもとに、フレーム選別回路77により伸長処理を行
なうフレームを選別し、伸長処理を行なわないフレーム
を削除する。
【0042】このような処理を行なうことにより、デー
タ伸長回路92では、入力された圧縮ディジタル映像信
号に対して通常再生と同じ処理速度で伸長処理を行なう
ことにより、フレーム周波数Frのディジタル映像信号
を出力することができる。
【0043】図8はフレーム選別回路77の一具体例を
示すブロック図であって、810はバッファRAM、8
11はフレーム識別回路、812は伸長フレーム選別回
路、813はダミーデータ生成回路、821は圧縮ディ
ジタル映像信号の入力端子、822は再生モード信号の
入力端子、823は圧縮ディジタル映像信号の出力端子
である。
【0044】次に、この具体例の動作を、m=4(4倍
速再生)として、説明する。
【0045】同図において、入力端子821より図9
(a)に示す圧縮ディジタル映像信号が入力され、バッ
ファRAM810とフレーム識別回路811に入力され
る。この圧縮ディジタル映像信号はフレーム毎に分割さ
れて、フレーム相関を利用しないフレームInと、前方
からのフレーム相関を利用するフレームPnと、前後か
らのフレーム相関を利用するフレームBとから構成され
ており、夫々のデータ量は図9(a)に示すように一定
ではない。また、伸長処理を行なう際には、Iフレーム
はIフレームのみで伸長処理でき、Pフレームは直前の
IまたはPフレームを、BフレームはI,P,Bフレー
ムを夫々利用する。
【0046】この圧縮ディジタル映像信号から、まず、
フレーム識別回路811により、フレームの種類を識別
し、識別した識別情報を伸長フレーム選別回路812に
入力する。伸長フレーム選別回路812では、再生モー
ド信号によりフレーム数が1/mになるようにフレーム
の選別を行なう。例えば、m=4のときは、基本的に
は、4フレームから1フレームの圧縮ディジタル映像信
号を出力する。次に、その例を示す。
【0047】図9に矢印W,Yで示すように、4つのフ
レームの中にIフレームが存在するならばIフレームを
出力し、図9に矢印Xで示すように、Iフレームが存在
しないときには、出力したIフレームの次のPフレーム
を出力する。これは、Pフレームを伸長処理するために
は、直前のIまたはPフレームが必要なためである。ま
た、図9に矢印Zでように、4つのフレームの中にIフ
レームもPフレームも存在しないとき、さらに、Iフレ
ームの次にPフレームもないとき、ダミーデータ生成回
路813よりダミーデータを出力する。ダミーデータ
は、伸長処理後に直前のフレーム、ここでは、図9にY
で示すIフレームと同じ映像が出力されるようなデータ
にする。例えば、Pフレームの構造で全画素をスキップ
するようにすればよい。
【0048】巻戻し再生時では、記録トラックの境目で
データの順序が入れ代わって再生されるが、データの境
目は磁気ヘッド51a,51bの切替信号やデータ量な
どから容易に検出できるので、バッファRAM810と
伸長フレーム選別回路812とにより、早送り再生と同
様にフレームを選別できる。このとき、Iフレームのみ
選別するようにしたときには、データ伸長回路92で伸
長処理し、そのまま出力すればよい。また、Pフレーム
も選別するようにしたときには、伸長処理後にフレーム
の入れ替えを行なえばよい。
【0049】以上のように、フレーム選別回路77によ
り、圧縮ディジタル映像信号を選別してフレーム数を1
/mとし、選別した圧縮ディジタル映像信号をデータ伸
長回路92に出力する。選別した圧縮ディジタル映像信
号は、ビットレートがm倍になるが、フレーム数が1/
mになっているので、データ伸長回路92の前にファー
ストインファーストアウトタイプのバッファRAMを設
ければ、その処理速度は一定でよい。このように伸長処
理したフレーム周波数Frのディジタル映像信号を、出
力端子6より出力する。
【0050】また、この実施例においても、n倍に時間
軸圧縮した圧縮ディジタル信号を受信系復調・復号回路
35から、記録系符号器40だけでなく、フレーム選別
回路77へも供給することにより、記録時に記録映像を
モニターすることができる。このとき、再生モードはn
倍速とし、フレーム選別回路77では、nフレームに1
フレーム選別する。
【0051】なお、以上説明した実施例では、VTRに
記録した圧縮ディジタル映像信号を可変速再生する動作
に応用したものであるが、時間軸圧縮して伝送された圧
縮ディジタル映像信号を再生する場合でも、同様に応用
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
VTRに記録された圧縮ディジタル映像信号を可変速再
生しても、トラックに記録された全ての圧縮ディジタル
映像信号を取り込むことができ、これにより、伸長処理
を矛盾なく施すことができる。伸長されたディジタル映
像信号からフレーム周波数を変換することにより、自然
な可変速再生映像を得ることができる。
【0053】また、本発明によれば、可変速再生の再生
速度に応じて圧縮ディジタル映像信号の中から伸長処理
するフレームを選別するので、伸長処理する速度が一定
でよく、伸長処理を矛盾なく施すことができ、自然な可
変速再生映像を得ることができる。
【0054】さらに、本発明によれば、n倍に時間軸圧
縮した圧縮ディジタル映像信号を記録する際に、記録し
ている映像をモニターすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル情報再生装置の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例が受けるディジタル伝送信
号を送る送信装置の一具体例を示すブロック図である。
【図3】図1に示した実施例での記録時のトラックパタ
ーンを示す図である。
【図4】図1に示した実施例での再生時のトレースパタ
ーンを示す図である。
【図5】図1におけるフレーム周波数変換回路の一具体
例を示すブロック図である。
【図6】図5に示したフレーム周波数変換回路の動作を
説明するタイミング図である。
【図7】本発明によるディジタル情報再生装置の他の実
施例を示すブロック図である。
【図8】図7におけるフレーム選別回路の一具体例を示
すブロック図である。
【図9】図8に示したフレーム選別回路の動作を説明す
るタイミング図である。
【符号の説明】
8 データ圧縮回路 10 送信系符号回路 20 時間軸圧縮回路 25 変調回路 35 受信系復調・復号回路 40 記録系符号回路 50 回転ドラム 51a,51b 磁気ヘッド 60 磁気テープ 70 再生系復号回路 75,92 データ伸長回路 77 フレーム選別回路 80 サーボ回路 85 フレームタイミング制御回路 90 フレーム周波数変換回路 510 メモリ入出力制御回路 511,512 フレームメモリ 810 バッファRAM 811 フレーム識別回路 812 伸長フレーム選別回路 813 ダミーデータ生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 秀明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム周波数Frのディジタル映像信号
    をフレーム相関を用いてビットレートRにデータ圧縮
    し、さらに、ビットレートをn倍に時間軸圧縮し、記録
    あるいは伝送された圧縮ディジタル映像信号を再生する
    ディジタル情報信号再生装置において、 m倍速再生時、m/nに時間軸伸長してビットレートR
    ×mの前記圧縮ディジタル映像信号を伸長処理し、フレ
    ーム周波数Fr×mの前記ディジタル映像信号を出力す
    るデータ伸長手段と、 前記フレーム周波数Fr×mの前記ディジタル映像信号
    を、フレーム周波数Frに変換するフレーム周波数変換
    手段とを設けたことを特徴とするディジタル情報再生装
    置。
  2. 【請求項2】 フレーム周波数Frのディジタル映像信
    号をフレーム相関を用いてビットレートRにデータ圧縮
    し、さらに、ビットレートをn倍に時間軸圧縮し、記録
    あるいは伝送された圧縮ディジタル映像信号を再生する
    ディジタル情報信号再生装置において、 m倍速再生時、ビットレートR×mで伝送される前記圧
    縮ディジタル映像信号を、間引きすることにより伝送レ
    ートを変換する伝送レート変換手段と、 m倍速再生時、前記伝送レート変換手段により伝送レー
    トを変換した前記圧縮ディジタル映像信号を伸長処理し
    出力するデータ伸長手段とを設けたことを特徴とするデ
    ィジタル情報再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記伝送レート変換手段は、フレーム相関の程度に応じ
    てフレーム相関の高いフレームの前記圧縮ディジタル映
    像信号を削除し、フレーム周波数Frに変換することを
    特徴とするディジタル情報再生装置。
JP6063313A 1994-03-31 1994-03-31 ディジタル情報再生装置 Pending JPH07274112A (ja)

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JP6063313A JPH07274112A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 ディジタル情報再生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100408023B1 (ko) * 2001-03-29 2003-12-01 엘지전자 주식회사 저속 재생 장치 및 방법
CN112565909A (zh) * 2020-11-30 2021-03-26 维沃移动通信有限公司 视频播放方法、装置、电子设备及可读存储介质

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