JPH08167038A - パターン描画方式 - Google Patents
パターン描画方式Info
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- JPH08167038A JPH08167038A JP6332144A JP33214494A JPH08167038A JP H08167038 A JPH08167038 A JP H08167038A JP 6332144 A JP6332144 A JP 6332144A JP 33214494 A JP33214494 A JP 33214494A JP H08167038 A JPH08167038 A JP H08167038A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アドレス/データ等のデータ転送を別系とす
ることにより複数種類のパターンデータのうち、必要な
パターンデータによる描画を効率良く行い得るパターン
描画方式の提供。 【構成】 パターン格納領域2には予め複数の異なるパ
ターンデータ、例えば、図形,文字,模様等が所定の大
きさで設定されている。パターンロード制御部3は前回
に描画したパターンデータのパターン格納領域2上の先
頭アドレスを保持し、そのアドレスと今回描画するパタ
ーンデータのパターン格納領域2上の先頭アドレスとの
比較を行い、不一致のばあいにはパターンデータがパタ
ーンキャッシュメモリ4に存在しないと判断して今回描
画するパターンデータをパターン格納領域2から読み出
してパターンキャッシュメモリ4に書込む。描画制御部
5はパターンキャッシュメモリ4からパターンデータを
読み出して描画領域1に書込む。描画制御部5による読
み出し及び書込は並列処理または、パイプライン的な動
作によって行うことができる。
ることにより複数種類のパターンデータのうち、必要な
パターンデータによる描画を効率良く行い得るパターン
描画方式の提供。 【構成】 パターン格納領域2には予め複数の異なるパ
ターンデータ、例えば、図形,文字,模様等が所定の大
きさで設定されている。パターンロード制御部3は前回
に描画したパターンデータのパターン格納領域2上の先
頭アドレスを保持し、そのアドレスと今回描画するパタ
ーンデータのパターン格納領域2上の先頭アドレスとの
比較を行い、不一致のばあいにはパターンデータがパタ
ーンキャッシュメモリ4に存在しないと判断して今回描
画するパターンデータをパターン格納領域2から読み出
してパターンキャッシュメモリ4に書込む。描画制御部
5はパターンキャッシュメモリ4からパターンデータを
読み出して描画領域1に書込む。描画制御部5による読
み出し及び書込は並列処理または、パイプライン的な動
作によって行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗り潰し描画方式に関
し、特に、パターンデータによる描画方式に関する。
し、特に、パターンデータによる描画方式に関する。
【0002】
【従来の技術】表示すべき画面の特定領域(例えば、図
形や、閉鎖領域等)を塗り潰すための塗り潰し描画方式
としては、閉鎖領域を始点から終点までスキャンして塗
り潰す方式(特開昭63−241673号)の他に、
図6に示すように描画領域61と同一バス上で非描画領
域をパターン格納領域62として割当て、そこに複数種
類のパターンデータを記憶し、パターン描画手段63が
パターンデータのパターン領域上の先頭アドレスに基づ
いてパターンデータをパターン格納領域62から読み出
したあと、改めて描画領域に書込むという2段階処理の
繰返しによりパターンの描画を行う方式(特開平6−9
6230号)や、フレームバッファと同サイズのパタ
ーンメモリに複数のパターンを記憶し、設定によって各
パターンがアドレス変換によりいずれも全パターンメモ
リにマッピングされる仕組を用意した上で、パターンメ
モリのリードサイクルとフレームバッファのライトサイ
クルを常に同時に並行して発生することにより、パター
ンを表示する方式(特開平2−275593号)があっ
た。
形や、閉鎖領域等)を塗り潰すための塗り潰し描画方式
としては、閉鎖領域を始点から終点までスキャンして塗
り潰す方式(特開昭63−241673号)の他に、
図6に示すように描画領域61と同一バス上で非描画領
域をパターン格納領域62として割当て、そこに複数種
類のパターンデータを記憶し、パターン描画手段63が
パターンデータのパターン領域上の先頭アドレスに基づ
いてパターンデータをパターン格納領域62から読み出
したあと、改めて描画領域に書込むという2段階処理の
繰返しによりパターンの描画を行う方式(特開平6−9
6230号)や、フレームバッファと同サイズのパタ
ーンメモリに複数のパターンを記憶し、設定によって各
パターンがアドレス変換によりいずれも全パターンメモ
リにマッピングされる仕組を用意した上で、パターンメ
モリのリードサイクルとフレームバッファのライトサイ
クルを常に同時に並行して発生することにより、パター
ンを表示する方式(特開平2−275593号)があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなパターン描画方式,では以下に述べるよう
な問題点があった。先ず、についてはアドレス/デー
タ等の転送を同一系統のバスで行うため、描画処理時間
としてパターンデータの書込時間の他に読み出し時間が
毎回必要となり、時間的効率が低いこと。また、につ
いてはパターンメモリのリードサイクルとフレームバッ
ファのライトサイクルを常に同時に並行して発生するこ
とにより、リード単独での処理時間がないため高速に転
送することが可能であるが、X(横)方向にビット単位
でオフセットをかける場合などについての応用性がない
点、及びパターンメモリとしてフレームバッファと同じ
サイズの領域を要すること、及びフレームバッファと等
しい大きさのパターンメモリを要することによるLSI
化等による回路の集約化への対応が困難である点。
たようなパターン描画方式,では以下に述べるよう
な問題点があった。先ず、についてはアドレス/デー
タ等の転送を同一系統のバスで行うため、描画処理時間
としてパターンデータの書込時間の他に読み出し時間が
毎回必要となり、時間的効率が低いこと。また、につ
いてはパターンメモリのリードサイクルとフレームバッ
ファのライトサイクルを常に同時に並行して発生するこ
とにより、リード単独での処理時間がないため高速に転
送することが可能であるが、X(横)方向にビット単位
でオフセットをかける場合などについての応用性がない
点、及びパターンメモリとしてフレームバッファと同じ
サイズの領域を要すること、及びフレームバッファと等
しい大きさのパターンメモリを要することによるLSI
化等による回路の集約化への対応が困難である点。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、アドレス/データ等のデー
タ転送を別系とすることにより複数種類のパターンデー
タのうち、必要なパターンデータによる描画を効率良く
行い得るパターン描画方式を提供することを目的とす
る。
ためになされたものであり、アドレス/データ等のデー
タ転送を別系とすることにより複数種類のパターンデー
タのうち、必要なパターンデータによる描画を効率良く
行い得るパターン描画方式を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに第1の発明のパターン描画方式は、パターン格納領
域に格納されたパターンデータのなかから描画に必要と
するパターンデータを取り出して描画領域のなかの所定
区域を塗り潰して描画を行うパターン描画方式であっ
て、下記ステップ(1)ないし(3)を有することを特
徴とする。 (1) 描画指示に基づき、保持されているパターンア
ドレスと指示されたパターンアドレスを比較して両者が
等しいときステップ(3)以下を実行し、異なるとき指
示されたパターンアドレスを保持し、ステップ(2)以
下を実行する。 (2) 指示されたパターンアドレスを先頭アドレスと
するパターンデータを取り出してパターンキャッシュメ
モリに格納する。 (3) パターンキャッシュメモリに格納したパターン
データの読み出しと、描画領域の所定区域に、読み出し
た該パターンデータを書込む。
めに第1の発明のパターン描画方式は、パターン格納領
域に格納されたパターンデータのなかから描画に必要と
するパターンデータを取り出して描画領域のなかの所定
区域を塗り潰して描画を行うパターン描画方式であっ
て、下記ステップ(1)ないし(3)を有することを特
徴とする。 (1) 描画指示に基づき、保持されているパターンア
ドレスと指示されたパターンアドレスを比較して両者が
等しいときステップ(3)以下を実行し、異なるとき指
示されたパターンアドレスを保持し、ステップ(2)以
下を実行する。 (2) 指示されたパターンアドレスを先頭アドレスと
するパターンデータを取り出してパターンキャッシュメ
モリに格納する。 (3) パターンキャッシュメモリに格納したパターン
データの読み出しと、描画領域の所定区域に、読み出し
た該パターンデータを書込む。
【0006】第2の発明は上記第1の発明のパターン描
画方式において、パターンキャッシュメモリと描画領域
とを少なくともアドレスバス及びデータバスを別にして
構成することにより、ステップ(3)においてパターン
データのパターンキャッシュメモリからの読み出しと読
み出したパターンデータの書込みとを同時に並行させた
サイクルで実行することを特徴とする。
画方式において、パターンキャッシュメモリと描画領域
とを少なくともアドレスバス及びデータバスを別にして
構成することにより、ステップ(3)においてパターン
データのパターンキャッシュメモリからの読み出しと読
み出したパターンデータの書込みとを同時に並行させた
サイクルで実行することを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成により、第1の発明のパターン描画方
式では、一旦、必要なパターンデータをパターン格納領
域から読み出してパターンキャッシュメモリに記憶して
から、記憶されたパターンデータをパターンキャッシュ
メモリから読み出して描画領域の指定エリアに書き込
む。
式では、一旦、必要なパターンデータをパターン格納領
域から読み出してパターンキャッシュメモリに記憶して
から、記憶されたパターンデータをパターンキャッシュ
メモリから読み出して描画領域の指定エリアに書き込
む。
【0008】第2の発明のパターン描画方式では、更
に、パターンキャッシュメモリと描画領域とを少なくと
もアドレスバス及びデータバスを別にして構成している
ので、パターンキャッシュメモリから描画領域への読み
出し/書込みを同時に並行したサイクルで処理できるこ
とから、描画するパターンデータがパターンキャッシュ
メモリに存在する限りパターンデータの読み出しに要す
る時間が不要となる。また、パイプライン的な動作が可
能である。
に、パターンキャッシュメモリと描画領域とを少なくと
もアドレスバス及びデータバスを別にして構成している
ので、パターンキャッシュメモリから描画領域への読み
出し/書込みを同時に並行したサイクルで処理できるこ
とから、描画するパターンデータがパターンキャッシュ
メモリに存在する限りパターンデータの読み出しに要す
る時間が不要となる。また、パイプライン的な動作が可
能である。
【0009】
【実施例】図1は本発明のパターン描画方式に基づくパ
ターン描画装置の一構成例を示すブロック図であり、パ
ターン描画装置10は描画領域1と、複数の異なるパタ
ーンデータを格納するパターン格納領域2と、パターン
ロード制御部3と、描画するパターンデータの記憶領域
としてのパターンキャッシュメモリ4と、描画制御部5
を有している。
ターン描画装置の一構成例を示すブロック図であり、パ
ターン描画装置10は描画領域1と、複数の異なるパタ
ーンデータを格納するパターン格納領域2と、パターン
ロード制御部3と、描画するパターンデータの記憶領域
としてのパターンキャッシュメモリ4と、描画制御部5
を有している。
【0010】なお、図1では描画領域1とパターン格納
領域2が同一メモリ上にあるかのように示されている
が、両者は物理的に同一メモリ上に確保された領域(こ
の場合はメモリの大きさ≧描画領域1の大きさ+パター
ン格納領域2の大きさとなる)でもよく、また、物理的
に別のメモリでもよい。パターン格納領域2には予め複
数の異なるパターンデータ、例えば、図形,文字,模様
等が所定の大きさ(例えば、1ワード単位)で設定され
格納されている。パターンロード制御部3は前回に描画
したパターンデータのパターン格納領域2上の先頭アド
レスを保持し、そのアドレスと今回描画するパターンデ
ータのパターン格納領域2上の先頭アドレスとの比較を
行い、不一致のばあいにはパターンデータがパターンキ
ャッシュメモリ4に存在しないと判断して今回描画する
パターンデータをパターン格納領域2から読み出してパ
ターンキャッシュメモリ4に書込む。また、先頭アドレ
スの比較結果が一致する場合には直ちに描画制御部5に
処理を引渡す。従って、描画するべきパターンデータの
種類に変更がない場合にはパターンロード制御部3での
読み出し/書込み処理は行われない。
領域2が同一メモリ上にあるかのように示されている
が、両者は物理的に同一メモリ上に確保された領域(こ
の場合はメモリの大きさ≧描画領域1の大きさ+パター
ン格納領域2の大きさとなる)でもよく、また、物理的
に別のメモリでもよい。パターン格納領域2には予め複
数の異なるパターンデータ、例えば、図形,文字,模様
等が所定の大きさ(例えば、1ワード単位)で設定され
格納されている。パターンロード制御部3は前回に描画
したパターンデータのパターン格納領域2上の先頭アド
レスを保持し、そのアドレスと今回描画するパターンデ
ータのパターン格納領域2上の先頭アドレスとの比較を
行い、不一致のばあいにはパターンデータがパターンキ
ャッシュメモリ4に存在しないと判断して今回描画する
パターンデータをパターン格納領域2から読み出してパ
ターンキャッシュメモリ4に書込む。また、先頭アドレ
スの比較結果が一致する場合には直ちに描画制御部5に
処理を引渡す。従って、描画するべきパターンデータの
種類に変更がない場合にはパターンロード制御部3での
読み出し/書込み処理は行われない。
【0011】描画制御部5はパターンキャッシュメモリ
4からパターンデータを読み出して描画領域1に書込
む。描画領域1への書込の際にはワードバウンダリに対
応するための処理(データマスク等)や、データの論理
演算や、アドレスのコントロール等を要するが、これら
は公知の方法の処理による。また、パターンキャッシュ
メモリ4と描画領域1は同一系でなく分離したバス上に
ある(すなわち、パターンキャッシュメモリ4のアドレ
ス/データは描画領域1とは別のバスを用いる)ので、
パターンデータのパターンキャッシュメモリ4からの読
み出し及び描画領域1への書込みを同時に行うことがで
きる。なお、この読み出し/書込みを見掛け上同時処理
するための動作はパイプライン的な動作によって行われ
る(後述;図4参照)。
4からパターンデータを読み出して描画領域1に書込
む。描画領域1への書込の際にはワードバウンダリに対
応するための処理(データマスク等)や、データの論理
演算や、アドレスのコントロール等を要するが、これら
は公知の方法の処理による。また、パターンキャッシュ
メモリ4と描画領域1は同一系でなく分離したバス上に
ある(すなわち、パターンキャッシュメモリ4のアドレ
ス/データは描画領域1とは別のバスを用いる)ので、
パターンデータのパターンキャッシュメモリ4からの読
み出し及び描画領域1への書込みを同時に行うことがで
きる。なお、この読み出し/書込みを見掛け上同時処理
するための動作はパイプライン的な動作によって行われ
る(後述;図4参照)。
【0012】図2はパターン格納領域2,パターンキャ
ッシュメモリ4,及び描画領域1におけるパターンデー
タの流れの説明図であり、図3は本発明のパターン描画
方式における処理の流れを示すフローチャートであり、
図4は描画制御部5のパイプライン動作を説明するため
のタイミングチャートである。なお、パターン描画装置
は通常はコンピュータ装置やDTP、CAD等の表示
系、或いは印刷系に係わる描画手段として、それらの中
央処理装置(CPU)により次に表示或いは印刷すべき
パターンの描画指示が与えられ、この描画指示によりパ
ターン描画装置の動作が開始する。
ッシュメモリ4,及び描画領域1におけるパターンデー
タの流れの説明図であり、図3は本発明のパターン描画
方式における処理の流れを示すフローチャートであり、
図4は描画制御部5のパイプライン動作を説明するため
のタイミングチャートである。なお、パターン描画装置
は通常はコンピュータ装置やDTP、CAD等の表示
系、或いは印刷系に係わる描画手段として、それらの中
央処理装置(CPU)により次に表示或いは印刷すべき
パターンの描画指示が与えられ、この描画指示によりパ
ターン描画装置の動作が開始する。
【0013】以下、図2,図4を基に図3のフローチャ
ートに従って本発明によるパターン描画の方式の動作例
について説明する。なお、図3で、ステップS1からS
5はパターンロード制御部3の動作に相当し、ステップ
S6は描画制御部5の動作に相当する。いま、図2に示
すようにパターン格納領域2にその先頭アドレスから順
にパターンデータ8−1,8−2,8−3,・・・が格
納されているものとし、それらの先頭アドレス(以下、
パターンアドレスと記す)をa1,a2,a3,・・・
とする(本実施例では、パターンデータ8−1,8−
2,8−3はそれぞれ図に示すような模様パターンとし
た)。
ートに従って本発明によるパターン描画の方式の動作例
について説明する。なお、図3で、ステップS1からS
5はパターンロード制御部3の動作に相当し、ステップ
S6は描画制御部5の動作に相当する。いま、図2に示
すようにパターン格納領域2にその先頭アドレスから順
にパターンデータ8−1,8−2,8−3,・・・が格
納されているものとし、それらの先頭アドレス(以下、
パターンアドレスと記す)をa1,a2,a3,・・・
とする(本実施例では、パターンデータ8−1,8−
2,8−3はそれぞれ図に示すような模様パターンとし
た)。
【0014】図3のステップS1ではパターンアドレス
用ラッチ(図示せず)を初期化しステップS2に移行す
る。ステップS2ではコンピュータ本体側(図示せず)
のCPUからの描画指示があるまで指示待ち動作を継続
する。CPUから描画指示があった場合にはステップS
3に移行する。なお、CPUからの描画指示は任意の時
点でなされる。ステップS3ではラッチしているパター
ンアドレスと指示されたパターンアドレスとを比較し、
両者のアドレスが一致した場合にはステップS6に移行
し、一致しない場合にはステップS4に移行する。
用ラッチ(図示せず)を初期化しステップS2に移行す
る。ステップS2ではコンピュータ本体側(図示せず)
のCPUからの描画指示があるまで指示待ち動作を継続
する。CPUから描画指示があった場合にはステップS
3に移行する。なお、CPUからの描画指示は任意の時
点でなされる。ステップS3ではラッチしているパター
ンアドレスと指示されたパターンアドレスとを比較し、
両者のアドレスが一致した場合にはステップS6に移行
し、一致しない場合にはステップS4に移行する。
【0015】図2の例で述べると、パターンデータ8−
1を描画の終了後、CPUからパターンデータ8−2の
描画指示(具体的にはパターンデータ8−2の先頭アド
レスa2と描画領域に係わる情報がCPUから与えられ
る)があるとラッチしているパターンアドレス(パター
ンデータ8−1の先頭アドレスa1)と指示されたパタ
ーンアドレスa2を比較する。この場合はa1≠a2で
あるからステップS4に移行する。ステップS4では指
示されたパターンアドレスに基づき該当するパターンデ
ータをパターン格納領域2からパターンキャッシュメモ
リ(RAM)4にロードし格納してステップS5に移行
する。図2の例で述べると、指示されたパターンアドレ
スa2の示すパターンデータ8−2をパターン格納領域
2からパターンキャッシュメモリ4に格納する。ステッ
プS5では指示されたパターンアドレス(図2の例では
a2)をラッチする。ステップS6で描画制御部5はパ
ターンキャッシュメモリ4上のパターンデータを読み出
し、描画領域上の図形または矩形等の閉鎖領域6(図2
参照)等にそのパターンデータを書込むことにより図形
または閉鎖領域6等をパターンデータで埋め込むように
して描画する。
1を描画の終了後、CPUからパターンデータ8−2の
描画指示(具体的にはパターンデータ8−2の先頭アド
レスa2と描画領域に係わる情報がCPUから与えられ
る)があるとラッチしているパターンアドレス(パター
ンデータ8−1の先頭アドレスa1)と指示されたパタ
ーンアドレスa2を比較する。この場合はa1≠a2で
あるからステップS4に移行する。ステップS4では指
示されたパターンアドレスに基づき該当するパターンデ
ータをパターン格納領域2からパターンキャッシュメモ
リ(RAM)4にロードし格納してステップS5に移行
する。図2の例で述べると、指示されたパターンアドレ
スa2の示すパターンデータ8−2をパターン格納領域
2からパターンキャッシュメモリ4に格納する。ステッ
プS5では指示されたパターンアドレス(図2の例では
a2)をラッチする。ステップS6で描画制御部5はパ
ターンキャッシュメモリ4上のパターンデータを読み出
し、描画領域上の図形または矩形等の閉鎖領域6(図2
参照)等にそのパターンデータを書込むことにより図形
または閉鎖領域6等をパターンデータで埋め込むように
して描画する。
【0016】なお、この場合、描画制御部5は図4に示
すように時刻t1にパターンキャッシュメモリからの1
回目のパターンの読み出しR1をおこなった後、時刻t
2に読み出したパターンの書込みW1を行うが、この書
込と同時にパターンキャッシュメモリのからの2回目の
パターンの読み出しR2を行わせるようにする。
すように時刻t1にパターンキャッシュメモリからの1
回目のパターンの読み出しR1をおこなった後、時刻t
2に読み出したパターンの書込みW1を行うが、この書
込と同時にパターンキャッシュメモリのからの2回目の
パターンの読み出しR2を行わせるようにする。
【0017】以下、同様に時刻t3に読み出したパター
ンの書込みW2を行うが、この書込みと同時にパターン
キャッシュメモリからの3回目のパターンの読み出しR
3を行わせるようにし、・・・同様に時刻tiに読み出
したパターンの書込みW(iー1)を行うが、この書込
みと同時にパターンキャッシュメモリからのi回目のパ
ターンの読み出しRiを行わせることにより先読みによ
るパイプライン的な動作を行わせることができる。ま
た、このパイプライン的な動作は、パターンキャッシュ
メモリと描画領域のデータバス幅が異なる場合や、パタ
ーンにビット単位でオフセットをかけて描画する場合に
有効である。
ンの書込みW2を行うが、この書込みと同時にパターン
キャッシュメモリからの3回目のパターンの読み出しR
3を行わせるようにし、・・・同様に時刻tiに読み出
したパターンの書込みW(iー1)を行うが、この書込
みと同時にパターンキャッシュメモリからのi回目のパ
ターンの読み出しRiを行わせることにより先読みによ
るパイプライン的な動作を行わせることができる。ま
た、このパイプライン的な動作は、パターンキャッシュ
メモリと描画領域のデータバス幅が異なる場合や、パタ
ーンにビット単位でオフセットをかけて描画する場合に
有効である。
【0018】図5(a)はデータバスの幅が異なる場合
の例であり、パターンキャッシュメモリ側が16ビッ
ト、描画領域側が32ビットの場合を示す。図5(a)
で、描画制御部は時刻t1までにパターンキャッシュメ
モリからの1回目のパターンの読み出しR1aをおこな
った後、時刻t2までに読み出しR1b,R2aを行
い、時刻t2にR1a,R1bで読み出した(32ビッ
ト分の)パターンの書込みW1を行う、この書込と同時
にパターンキャッシュメモリからのパターンの読み出し
R2bが開始され、時刻t3にR2a,R2bで読み出
したパターンの書込みW1を行わせるようにする(この
間に読み出しR3aが完了ている)。以下、同様に時刻
t4,t5、・・にそれまでに読み出した32ビット分
のパターンの書込みW3,W4,・・を行う。また、オ
フセットをかける場合は、書込む1ワード分のデータを
作るために連続性のある2ワードのパターンデータを読
み込み、バレルシフタ等によって1ワード分の書込デー
タを選び出す必要がある。
の例であり、パターンキャッシュメモリ側が16ビッ
ト、描画領域側が32ビットの場合を示す。図5(a)
で、描画制御部は時刻t1までにパターンキャッシュメ
モリからの1回目のパターンの読み出しR1aをおこな
った後、時刻t2までに読み出しR1b,R2aを行
い、時刻t2にR1a,R1bで読み出した(32ビッ
ト分の)パターンの書込みW1を行う、この書込と同時
にパターンキャッシュメモリからのパターンの読み出し
R2bが開始され、時刻t3にR2a,R2bで読み出
したパターンの書込みW1を行わせるようにする(この
間に読み出しR3aが完了ている)。以下、同様に時刻
t4,t5、・・にそれまでに読み出した32ビット分
のパターンの書込みW3,W4,・・を行う。また、オ
フセットをかける場合は、書込む1ワード分のデータを
作るために連続性のある2ワードのパターンデータを読
み込み、バレルシフタ等によって1ワード分の書込デー
タを選び出す必要がある。
【0019】図5(b)はX(横)方向にオフセットを
かける場合の説明図であり、パターンキャッシュメモリ
と描画領域のバス幅等が等しい場合の例である。図5
(b)には、描画制御部は連続性のある2ワードのパタ
ーンデータ(例えば、Ra,Rb)をパターンキャッシ
ュメモリから読み込み、バレルシフタ等によって1ワー
ド分の書込データ(例えば、Wab)を選び出して描画
領域に書込む。
かける場合の説明図であり、パターンキャッシュメモリ
と描画領域のバス幅等が等しい場合の例である。図5
(b)には、描画制御部は連続性のある2ワードのパタ
ーンデータ(例えば、Ra,Rb)をパターンキャッシ
ュメモリから読み込み、バレルシフタ等によって1ワー
ド分の書込データ(例えば、Wab)を選び出して描画
領域に書込む。
【0020】上述したように、本実施例のパターン描画
方式ではパターンデータをパターン格納領域2から直接
読み出して描画領域の指定エリアに書込むサイクルを繰
返すのではなく、一旦、必要なパターンデータをパター
ン格納領域2から読み出してパターンキャッシュメモリ
4に記憶してから、記憶されたパターンデータをパター
ンキャッシュメモリ4から読み出して描画領域の指定エ
リアに書込むよう構成している。さらに、パターンキャ
ッシュメモリ4と描画領域1は同一系でなく分離したバ
ス上に構成してあるので、読み出し/書込みを同時に並
行したサイクルで処理することが可能であり、前記従来
の方式とは異なり、パターンデータの読込み時間分だ
け時間効率が向上する。
方式ではパターンデータをパターン格納領域2から直接
読み出して描画領域の指定エリアに書込むサイクルを繰
返すのではなく、一旦、必要なパターンデータをパター
ン格納領域2から読み出してパターンキャッシュメモリ
4に記憶してから、記憶されたパターンデータをパター
ンキャッシュメモリ4から読み出して描画領域の指定エ
リアに書込むよう構成している。さらに、パターンキャ
ッシュメモリ4と描画領域1は同一系でなく分離したバ
ス上に構成してあるので、読み出し/書込みを同時に並
行したサイクルで処理することが可能であり、前記従来
の方式とは異なり、パターンデータの読込み時間分だ
け時間効率が向上する。
【0021】さらに、パターンキャッシュメモリ4と描
画領域1は同一系でなく分離したバス上に構成してある
ので描画制御部をパイプライン的な動作をなすよう構成
できることにより、パターンキャッシュメモリと描画領
域のデータバス幅が異なる場合や、パターンにビット単
位でオフセットをかけて描画する場合にも本発明の方式
を適用することができる。
画領域1は同一系でなく分離したバス上に構成してある
ので描画制御部をパイプライン的な動作をなすよう構成
できることにより、パターンキャッシュメモリと描画領
域のデータバス幅が異なる場合や、パターンにビット単
位でオフセットをかけて描画する場合にも本発明の方式
を適用することができる。
【0022】なお、実際に描画装置として構成する場合
で、図1に示すパターンロード制御部3,パターンキャ
ッシュメモリ4,及び描画制御部5をゲートアレイ20
として構成しLSI化する場合にはパターンキャッシュ
メモリはできるだけ小さい容量(領域の大きさをいう)
であることがLSI設計上(回路の簡素化および、費用
効果上)望ましい。このため、実施例ではパターンキャ
ッシュメモリの容量はパターンを描画した際にパターン
のイメージ表現が不自然にならない程度の容量を確保す
るよう構成し、また、パターンキャッシュメモリとパタ
ーン格納領域の1パターン分の領域は同じ容量である。
で、図1に示すパターンロード制御部3,パターンキャ
ッシュメモリ4,及び描画制御部5をゲートアレイ20
として構成しLSI化する場合にはパターンキャッシュ
メモリはできるだけ小さい容量(領域の大きさをいう)
であることがLSI設計上(回路の簡素化および、費用
効果上)望ましい。このため、実施例ではパターンキャ
ッシュメモリの容量はパターンを描画した際にパターン
のイメージ表現が不自然にならない程度の容量を確保す
るよう構成し、また、パターンキャッシュメモリとパタ
ーン格納領域の1パターン分の領域は同じ容量である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ターンキャッシュメモリから描画領域への読み出し/書
込みを同時に並行したサイクルで処理できるので、描画
するパターンデータがパターンキャッシュメモリに存在
する限りパターンデータの読み出しに要する時間が不要
となりパターン描画時間を大幅に縮小でき、特に、同じ
種類のパターンデータで描画を繰返す場合や描画範囲が
広い場合に効果が大きい。
ターンキャッシュメモリから描画領域への読み出し/書
込みを同時に並行したサイクルで処理できるので、描画
するパターンデータがパターンキャッシュメモリに存在
する限りパターンデータの読み出しに要する時間が不要
となりパターン描画時間を大幅に縮小でき、特に、同じ
種類のパターンデータで描画を繰返す場合や描画範囲が
広い場合に効果が大きい。
【0024】また、パターンキャッシュメモリから描画
領域への読み出し/書込み時にパイプライン的な動作が
可能なことから、パターンキャッシュメモリと描画領域
のデータバス幅が異なる場合や、パターンにビット単位
でオフセットをかけて描画する場合にも本発明の方式を
適用することができる。
領域への読み出し/書込み時にパイプライン的な動作が
可能なことから、パターンキャッシュメモリと描画領域
のデータバス幅が異なる場合や、パターンにビット単位
でオフセットをかけて描画する場合にも本発明の方式を
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン描画方式に基づくパターン描
画装置の一構成例を示すブロック図である。
画装置の一構成例を示すブロック図である。
【図2】パターン格納領域,キャッシュメモリ,及び描
画領域におけるパターンデータの流れの説明図である。
画領域におけるパターンデータの流れの説明図である。
【図3】本発明のパターン描画方式における処理の流れ
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図4】描画制御部のパイプライン動作を説明するため
のタイミングチャートである。
のタイミングチャートである。
【図5】描画制御部のパイプライン的な動作の応用例を
説明するためのタイミングチャートである。
説明するためのタイミングチャートである。
【図6】パターン描画方式の先行技術の説明図である。
1 描画領域 2 パターン格納領域 3 パターンロード制御部 4 パターンキャッシュメモリ 5 描画制御部 6 閉鎖領域 8−1,8−2,8−3 パターンデータ a1,a2,a3 パターンデータの先頭アドレス
Claims (2)
- 【請求項1】 パターン格納領域に格納されたパターン
データのなかから描画に必要とするパターンデータを取
り出して描画領域のなかの所定区域を塗り潰して描画を
行うパターン描画方式であって、下記ステップ(1)な
いし(3)を有することを特徴とするパターン描画方
式。 (1) 描画指示に基づき、保持されているパターンア
ドレスと指示されたパターンアドレスを比較して両者が
等しいときステップ(3)以下を実行し、異なるとき指
示されたパターンアドレスを保持し、ステップ(2)以
下を実行する。 (2) 指示されたパターンアドレスを先頭アドレスと
するパターンデータを取り出してパターンキャッシュメ
モリに格納する。 (3) パターンキャッシュメモリに格納したパターン
データの読み出しと、描画領域の所定区域に、読み出し
た該パターンデータを書込む。 - 【請求項2】 請求項1記載のパターン描画方式におい
て、パターンキャッシュメモリと描画領域とを少なくと
もアドレスバス及びデータバスを別にして構成すること
により、ステップ(3)においてパターンデータのパタ
ーンキャッシュメモリからの読み出しと読み出したパタ
ーンデータの書込みとを同時に並行させたサイクルで実
行することを特徴とするパターン描画方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6332144A JPH08167038A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | パターン描画方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6332144A JPH08167038A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | パターン描画方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08167038A true JPH08167038A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=18251641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6332144A Pending JPH08167038A (ja) | 1994-12-12 | 1994-12-12 | パターン描画方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08167038A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6897873B2 (en) | 2000-03-30 | 2005-05-24 | Yamaha Corporation | Display control apparatus having replaceable color palette |
CN110755068A (zh) * | 2018-10-06 | 2020-02-07 | 江苏创越医疗科技有限公司 | 实时心电图的绘制方法 |
-
1994
- 1994-12-12 JP JP6332144A patent/JPH08167038A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6897873B2 (en) | 2000-03-30 | 2005-05-24 | Yamaha Corporation | Display control apparatus having replaceable color palette |
CN110755068A (zh) * | 2018-10-06 | 2020-02-07 | 江苏创越医疗科技有限公司 | 实时心电图的绘制方法 |
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