JPH08166120A - 気密油タンクの給油口弁構造 - Google Patents

気密油タンクの給油口弁構造

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JPH08166120A
JPH08166120A JP30861294A JP30861294A JPH08166120A JP H08166120 A JPH08166120 A JP H08166120A JP 30861294 A JP30861294 A JP 30861294A JP 30861294 A JP30861294 A JP 30861294A JP H08166120 A JPH08166120 A JP H08166120A
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JP
Japan
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valve
filler
oil
port
airtight
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Application number
JP30861294A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Nakabayashi
満男 中林
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油で手を汚すことなく燃料を補給できる気密
油タンクを得る。 【構成】 気密油タンク1に給油ポンプの吐出ホース1
5が挿入可能な給油口5と給油口5を開閉する弁6とを
有する給油口金3を直接設けた気密油タンクにおいて、
給油口金3に弁6をガイドするガイド筒11を設け、ガ
イド筒11内に吐出ホース15の先端で弁6を所定寸法
押し込むと弁6が係止され給油口5を開放保持しその後
もう一度弁6を押し込むと弁6の係止が解除されバネ力
によって給油口5を閉塞するプッシュ式カム機構14を
設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】石油ストーブや石油ファンヒータ
ー等、液体燃料燃焼装置のカートリッジタンク等の気密
油タンクの給油口弁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】気密油タンクの流出入弁構造はJIS
S 2019 自然通気形開放式石油ストーブに構造図
が示されているように、気密油タンクの給油口に流出入
弁を備えた給油口蓋を、ネジ結合するものがほとんどで
ある。このため気密油タンクから給油口蓋を外して給油
口から気密油タンクに燃料を補給するものがほとんどで
ある。
【0003】気密油タンクから給油口蓋を外す際、燃料
が手に付着させないために、給油口蓋を外さずに、気密
油タンクに燃料を補給できるものとしては、気密油タン
クに給油ポンプの吐出ホースが挿入可能な給油口と給油
口を開閉する弁とを有する給油口金を直接設け、この給
油口金に吐出ホースの挿入により開閉板を押し開き、こ
の開閉板に連動するロック板を弁の弁のガイドピンに設
けたロック溝に係止して弁を開放保持する係止手段と、
吐出ホースを抜くと開閉板が閉じて係止手段の係止を解
除する解除手段とを備えた例がある。(例えば、特開平
3−63412号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の構成で
は、吐出ホースの挿入により解除手段の開閉板を押し開
くため吐出ホースの挿入が重くなる。また、吐出ホース
を抜くときに吐出ホースと弁とが同期して移動しないた
め、ガイドピンのロック溝の係止を解除された弁はバネ
力により給油口に向けて上昇して、吐出ホースの先端を
打撃するため使い勝手が悪かった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は課題を解決する
ため、気密油タンクに給油ポンプの吐出ホースが挿入可
能な給油口と給油口を開閉する弁とを有する給油口金を
直接設けた気密油タンクの給油口弁構造において、給油
口金に弁をガイドするガイド筒を設け、ガイド筒内に吐
出ホースの先端で弁を所定寸法押し込むと弁が係止され
給油口を開放保持しその後もう一度弁を押し込むと弁の
係止が解除されバネ力によって給油口を閉塞するプッシ
ュ式カム機構を設けたものである。
【0006】また、給油口金の給油口に吐出ホースを保
持する保持部と給油口に係止されるフック部とを有する
ロック部品を挿入し弁を押し込むと共にフック部を給油
口に係止して弁を押し下げ保持するものである。
【0007】なお、給油口金の給油口の周囲に防護壁を
設けたものである。
【0008】
【作用】上記の構成により、気密油タンクの給油口金の
弁にバネ力より大きい押圧力を加え所定寸法押し下げる
と、弁はプッシュ式カム機構によりスムーズに係止され
る。弁を再び吐出ホース又は棒で押し下げ、弁の押し下
げ力を解除すると、バネ力によって弁が吐出ホースと同
期して押し上げられ、弁は吐出ホースの先端を打撃する
ことなく給油口を閉塞する。
【0009】また、プッシュ式カム機構を用いずに、給
油ポンプの吐出ホースの突出口を保持する保持部と給油
口に係止されるフック部とを有するロック部品を給油口
に挿入して弁を開口保持して給油できる。
【0010】なお、給油口の周囲に防護壁を設け、給油
口金の外周先端より給油口を凹ませてあるので、誤って
給油口金が何かに当たっても、給油口に変形が生じな
い。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を示す気密油タンクの給油
口弁構造を図1〜図7により説明する。
【0012】図において、1は気密油タンクの本体でパ
ッキン2を介して給油口金3がねじ4で固定してある。
3は気密油タンク1の給油口金で給油ポンプの吐出ホー
ス15の吐出口が挿入できるような直径Dからなる給油
口5を有し、給油口5の周囲に防護壁3aを設けてあ
る。また給油口金3の内側には弁6がスプリング7によ
り、給油口5を閉塞する方向に付勢されている。6は弁
6でガイドピン9と一体に成形してある。また弁6とガ
イドピン9が図7に示すように別部品の場合は漏れのな
いよう嵌合部をシールして一体化する。
【0013】以下にプッシュ式カム機構14について説
明する。
【0014】10は円板状のカムで中央をガイドピン9
が貫通しスプリング7によって弁6下面に押圧され、弁
6はガイドピン9とカム10によって給油口5の中心を
上下動可能である。11はガイド筒でその内面は図2に
示ようにカム溝12が設けてある。このカム溝12はガ
イド筒11内周面を等分して設けられておりエンドレス
になっている。そしてガイド筒11はガイドピン9を支
えると共に、その内面のカム溝12に沿ってカム10が
摺動するプッシュ式カム機構である。
【0015】次に気密油タンクの給油口弁構造の動作を
説明する。
【0016】図3は吐出ホース15が給油口5に挿入さ
れ、吐出ホース15の先端で弁6を押し下げた状態で係
止し、給油口5が開口保持された状態を示したものであ
る。その動作は、弁6を図2に示す所定(L)寸法押し
下げると、カム10はカム溝12をAに沿って下げられ
る。この状態で弁6の押し下げ力を解除すると、スプリ
ング7によって弁6が押し上げられ、カム10はカム溝
12をBに沿って上げられイ部で係止し給油口5は開口
保持される。
【0017】この状態で、給油ポンプで気密油タンクに
燃料を補給する。そして、燃料の補給を終えたら、弁6
を再び吐出ホース15又は棒で押し下げると、カム10
はカム溝12をCに沿って下げられ、ハ部の係止は解除
される。再び弁6の押し下げ力を解除すると、スプリン
グ7によって弁6が吐出ホース15と同期して押し上げ
られ、カム10はカム溝12をDに沿って上げられる。
これで弁6は給油口5に圧接され給油口5が閉塞され
る。
【0018】また本発明の他の実施例として、カム10
やカム溝12に変えて、図4に示すように給油ポンプの
吐出ホース15の突出口を保持する保持部13aと給油
口5に係止されるフック部13bとを有するロック部品
13を給油口5に挿入して弁6を開口保持してもよい。
補給中に吐出ホース15の吐出口が気密油タンク1から
外れることもなく安全に燃料補給することができる。
【0019】図6にロック部品13によって弁6を開放
保持した状態を示す。この場合はカム構造は不要となり
弁6の中心合わせのためカム10に代りガイド板16と
なる。ガイド筒11は給油口金3とガタなく嵌合し、気
密油タンク1と本体とは隙間を設けることで給油口5と
弁6との中心合わせが容易となり油漏れ防止が容易とな
り生産性を向上できる。
【0020】また、本発明では、給油口5の周囲に防護
壁3aを設け、給油口金3の外周先端より給油口5を凹
ませてあるので、誤って給油口金3が何かに当たって
も、給油口5に変形が生じない。
【0021】図7は弁6とガイドピン9の構造簡素化し
た一例で、弁6とガイドピン9及びカム10の構成はリ
ベット状ピンをガイドピン9とし、ゴム等弾性材料で製
作した弁6にガイドピン9を圧入により嵌合部をシール
して、弁6とガイドピン9との油漏れを止め、更にカム
10をガイドピン9に対し回動自在に挿入した構成とし
て、生産性の向上と品質の安定を図る構造が得られる。
【0022】従って、気密油タンク1の給油口金3の弁
6にスプリング7のバネ力より大きい押圧力を加え所定
寸法(L)押し下げると、弁6はプッシュ式カム機構1
4によりスムーズに係止される。そして弁6を再び吐出
ホース15又は棒で押し下げ、弁6の押し下げ力を解除
すると、スプリング7によって弁6が吐出ホース15と
同期して押し上げられ、弁6は吐出ホース15の先端を
打撃することなく給油口5を閉塞する。
【0023】また本発明は給油口金3はネジ4による固
定に代えて、加締め固定でもバヨネット固定等でも良
い。
【0024】
【発明の効果】本発明により、給油ポンプ吐出ホースの
吐出口で弁を押し下げると、弁はプッシュ式カム機構に
よりスムーズに係止され、そのまま給油ポンプで燃料を
気密油タンクに補給することができる。このため燃料で
濡れた給油口に手を触れることなくスムーズに燃料を補
給できる。また、プッシュ式カム機構により弁の係止を
解除すると、弁は吐出ホースと同期して押し上げられ、
弁は吐出ホースの先端を打撃することなく給油口を閉塞
するため使い勝手が良くなる。
【0025】また弁のプッシュ式カム機構に代えて、ロ
ック部品を用いても同様な効果を得ることができること
に加え、ロック部品は使用中で弁が開放されていること
が目視で確認しやすく弁の締め忘れが少ないため、安全
性を向上できる。
【0026】また給油口金の外周先端より凹んでいるの
で、給油口を保護できるため、気密油タンクを持ち運び
中に、誤って給油口金が何かに当たっても、給油口に変
形が生じ難く、油漏れが生じない気密油タンクの給油口
弁構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す気密油タンクの給油口
弁構造の断面図である。
【図2】同じくガイド筒内面のカム形状を示した断面図
である。
【図3】同じく給油口が開口保持された状態を示した断
面図である。
【図4】本発明の一実施例を示す気密油タンクの給油口
弁構造の給油口に挿入して弁を開口保持するロック部品
の斜視図である。
【図5】同じくガイド筒の水平断面図で図2のイ−ロ断
面図である。
【図6】本発明の一実施例を示す気密油タンクの給油口
弁構造にロック部品によって弁を開放保持し吐出ホース
が挿入された状態を示す断面図である。
【図7】同じく弁とガイドピンの断面図である。
【符号の説明】
1 気密油タンク 3 給油口金 3a 防護壁 5 給油口 6 弁 11 ガイド筒 13 ロック部品 13a 保持部 13b フック部 14 プッシュ式カム機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密油タンク(1)に給油ポンプの吐出
    ホース(15)が挿入可能な給油口(5)と給油口
    (5)を開閉する弁(6)とを有する給油口金(3)を
    直接設けた気密油タンクの給油口弁構造において、前記
    給油口金(3)に前記弁(6)をガイドするガイド筒
    (11)を設け、ガイド筒(11)内に前記吐出ホース
    (15)の先端で前記弁(6)を所定寸法押し込むと弁
    (6)が係止され前記給油口(5)を開放保持しその後
    もう一度前記弁(6)を押し込むと前記弁(6)の係止
    が解除されバネ力によって前記給油口(5)を閉塞する
    プッシュ式カム機構(14)を設けたことを特徴とする
    気密油タンクの給油口弁構造。
  2. 【請求項2】 気密油タンク(1)に給油ポンプの吐出
    ホース(15)が挿入可能な給油口(5)と給油口
    (5)を開閉する弁(6)とを有する給油口金(3)を
    直接設けた気密油タンクにおいて、前記給油口金(3)
    の給油口(5)に前記吐出ホース(15)を保持する保
    持部(13a)と前記給油口(5)に係止されるフック
    部(13b)とを有するロック部品(13)を挿入し前
    記弁(6)を押し込むと共にフック部(13b)を給油
    口(5)に係止して前記弁(6)を押し下げ保持するこ
    とを特徴とする気密油タンクの給油口弁構造。
  3. 【請求項3】 前記給油口金(3)の給油口(5)の周
    囲に防護壁(3a)を設けたことを特徴とする請求項
    1、請求項2のいずれか1項に記載の気密油タンクの給
    油口弁構造。
JP30861294A 1994-12-13 1994-12-13 気密油タンクの給油口弁構造 Pending JPH08166120A (ja)

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