JPH08166001A - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

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JPH08166001A
JPH08166001A JP7260439A JP26043995A JPH08166001A JP H08166001 A JPH08166001 A JP H08166001A JP 7260439 A JP7260439 A JP 7260439A JP 26043995 A JP26043995 A JP 26043995A JP H08166001 A JPH08166001 A JP H08166001A
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JP
Japan
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valve
hole
pressure
inflow hole
passage
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Application number
JP7260439A
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English (en)
Inventor
Kenji Hara
原顕司
Kazuyoshi Hayashi
林一儀
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Filing date
Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B1/00Installations or systems with accumulators; Supply reservoir or sump assemblies
    • F15B1/02Installations or systems with accumulators
    • F15B1/04Accumulators
    • F15B1/08Accumulators using a gas cushion; Gas charging devices; Indicators or floats therefor
    • F15B1/10Accumulators using a gas cushion; Gas charging devices; Indicators or floats therefor with flexible separating means
    • F15B1/103Accumulators using a gas cushion; Gas charging devices; Indicators or floats therefor with flexible separating means the separating means being bellows
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/04Devices damping pulsations or vibrations in fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B2201/00Accumulators
    • F15B2201/20Accumulator cushioning means
    • F15B2201/205Accumulator cushioning means using gas
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
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    • F15B2201/00Accumulators
    • F15B2201/30Accumulator separating means
    • F15B2201/315Accumulator separating means having flexible separating means
    • F15B2201/3153Accumulator separating means having flexible separating means the flexible separating means being bellows

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アキュムレータを取付けた配管内の衝撃力を
小さくして、騒音の発生を防止する。 【解決手段】 アキュムレータの液体室の流入孔に弁体
と弁座体とを開閉弁可能に構成すると共に弁体を流入孔
の開口側に対向するようにばね手段で押圧し、且つ弁座
体又は弁体に両側の流入孔に連通する通路を設け、この
通路が流入孔の流通断面積より小さく構成されているも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アキュムレータに
関するものである。特に、配管中の流体の脈動を吸収す
ると共に、衝撃音の発生を防止するアキュムレータに関
する。
【0002】
【従来の技術】本発明の先行技術として、例えば、実開
平1−83402号公報に示すアキュムレータが存在す
る。この従来のアキュムレータは、図10に示す通りで
ある。図10において、シェル30は、有底円筒状に形
成されて、開口部37が流入ポート31を有するエンド
カバー32により閉塞されている。そして、シェル30
の内部は空室33に形成されている。この空室33はブ
ラダ34により、流入ポート31に連通する液体室35
とガスを封入した気体室36に仕切られている。そし
て、流入ポート31は、径の異なる二段の通路に形成さ
れている。これらの通路はある程度の流量が流れるよう
に形成されていなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、流入ポート
31より流入した流体圧力はブラダ34を介して気体室
36を圧縮し、蓄圧を成す。単なる蓄圧の場合には、脈
動の発生が大きな問題とならないので、このアキュムレ
ータに問題はないが、流体に脈動が発生する場合には、
このアキュムレータでは、騒音発生を防止することが困
難になる。
【0004】すなわち、このアキュムレータを水道管に
接続した場合、最近は、バルブを急停止できるため、水
道管内に脈動圧が発生する。この脈動圧は、アキュムレ
ータにより一旦吸収されるが、アキュムレータの蓄圧が
反対に水道水圧に作用し、新たな圧力波動が惹起する。
図5は、従来のアキュムレータを取付けた状態の配管内
の波動圧力状態である。元圧を基準にして負圧側に波動
圧力が発生すると衝撃力が大きくなり、騒音発生の原因
となる。
【0005】特に、高層住宅などでは、保守管理上か
ら、配管を固定せず、ダクト内に複数の配管を配列する
ため、流体圧力の衝撃力により、配管同士が衝突し、こ
の点からも騒音の原因となっている。特に、コンクリー
ト住宅では、この騒音が響くため、夜間などには大きな
公害問題となる。
【0006】本発明は、上述のような問題を解決するた
めに成されたものであって、その目的は、流体中の脈動
を吸収すると共に、脈動によって発生する衝撃力および
騒音を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のような
課題に鑑み成されたものであって、その技術的手段は以
下のように構成されている。すなわち、
【0008】請求項1は、配管と連通可能な流入孔を有
すると共に流入孔と連通する空室を内部に有するシェル
と、シェルの空室内を流入孔に連通する液体室とガスを
内在した気体室とに仕切るブラダとを有するアキュムレ
ータであって、流入孔を横断する弁体を有すると共に、
弁体が閉弁したとき流入孔と連通する通路を有し、且つ
圧力流体が流入して開弁したとき通路が流通量を拡大す
る構成に成されているバルブを具備したことを特徴とす
るものである。
【0009】請求項2は、バルブは流入孔のブラダ向き
に弁座を有する弁座体と、弁座に対しブラダ側へ開閉弁
する弁体と、弁体を弁座に押圧すると共に流入する流体
圧力により開弁される押圧手段とを具備し、弁座体と弁
体との接合面に両側の流入孔と連通すると共に流入孔よ
り流通断面積が小さく形成され通路を有することを特徴
とする請求項1に記載のものである。
【0010】請求項3は、流入孔には流入孔を横断する
と共に複数の貫通孔を有する絞り板と、絞り板の貫通孔
の一部を開閉する弁とを有し、弁が弁体に連動して作動
し貫通孔を閉弁したとき閉弁されない貫通孔の流通断面
積が通路の流通断面積より小さく形成されていることを
特徴とする請求項2に記載のものである。
【0011】請求項4は、バルブはゴム状弾性材製で流
入孔を横断すると共に流入孔と連通する通路を有し、か
つ通路が流入孔から液体室に流入する圧力流体により流
通断面積を拡大し、反対に液体室から流入孔へ流出する
圧力流体により復元する構成に成されていることを特徴
とする請求項1に記載のものである。
【0012】請求項5は、シェルは流入孔を有してブラ
ダの収縮の下限を支持するストッパーを有し、バルブが
ストッパーをブラダ側から覆うと共に通路の放射方向に
分割部が形成されていることを特徴とする請求項4に記
載のものである。
【0013】
【作用】上述の構成により、流体に脈動圧が発生する
と、作動圧力流体が流入孔より流入して弁体に作用し、
流体圧力に応じ弁体の通路を拡大して流入し液体室に作
用する。その結果、脈動はブラダを介して気体室に作用
するから、流体中の脈動は吸収される。特に、脈動が配
管へ逆流伝播しようとすると、弁体の通路を縮小しよう
とするから、逆流脈動は、ブラダと弁体との間で伝播し
ながら更にブラダに作用する結果となって吸収される。
反対に、配管内の圧力が液体室の圧力より低下すると、
気体室を圧縮した流体圧力は、流入孔より配管内に作用
しようとするが、弁体の通路は縮小するから、更に液体
室に逆流する形になるので、気体室によって脈動が効率
良く吸収されて脈動を発生させるのが防止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
アキュムレータの断面図である。1はシェルであって、
シェル1の開口端部1aはエンドカバー2により閉塞さ
れている。その結果、シェル1の内部は空室6に形成さ
れている。
【0016】空室6はガス不透過性の材料より成るブラ
ダ3により液体室4と気体室5に密封的に区画されてい
る。このブラダ3は樹脂材製によってガス不透過性に構
成されている。このため、可撓性を有するようにベロー
ズ状に形成されている。更に、ガス不透過性を発揮する
ため、ブラダ3の拡大図に示すように、ガス遮断層7の
表裏に弾性柔軟層8が接着剤9を介して一体に形成され
ている。ガス遮断層7は、例えば、ポリ塩化ビニリデン
系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、セルロース樹脂
などであり、弾性柔軟層8は熱可塑性エラストマー、軟
質樹脂あるいはゴムなどである。好ましくは、加工性の
点から熱可塑性の樹脂を用いられる。
【0017】尚、ブラダ3をゴム又は樹脂材のみで構成
しても問題はない。又、ベローズタイプでなくても良
い。
【0018】次に、ブラダ3の開口部3aをシェル1の
開口端部1aに圧着しているエンドカバー2には、流入
孔10が形成されている。又、流入孔10にはねじ係合
した弁座体11が形成されている。弁座体11にも流体
が通る流入孔10を有し、流入孔10のまわりには弁座
12が形成されている。この弁座12には、全体が放射
状を成す溝が形成されて通路13を成している。この通
路13は弁座12面にねじ状溝を形成しても良く、又、
弁座体11に貫通孔を設けて流入孔10と連通させても
良く、更に、弁体14に上述と同様なものを設けても良
い。弁座体11は大径の流入孔10にねじ係合されてお
り、脈動圧力に対応して調整できるように構成されてい
るが水道配管などに用いるときは、脈動圧に大きな変化
がない場合には、弁座体11をエンドカバー2と一体に
形成しても十分に機能を発揮する。
【0019】弁座12と開閉弁する弁体14は、弁座1
2に対しブラダ3側に配置されてばね手段15により弁
座12に常に押圧されている。弁体14は金属製でも良
いが、樹脂材製にすると騒音発生を防止する点から好ま
しい。金属の場合は鉄の他に、アルミ材、ステンレス材
が好ましい。更に、弁体14は弁座12と接合する面に
樹脂材をコーティングしても良い。尚、弁体14は、図
示の他に、ばね受座部16に固着されたばね手段15の
他端に固着して、ロッド20のない構成でも良い。又、
ばね手段15とばね受座部16により押圧手段15、1
6を構成する。
【0020】ばね受座部16は、流入孔10にねじ係合
されている。このばね受座部16には、弁体14のロッ
ド20と摺動自在に嵌合するロッド案内孔22と両側の
流入孔10に連通する複数の貫通孔17が形成されてい
る。尚、ばね受座部16はエンドカバー2に段部状に形
成しても良い。
【0021】流入孔10の流入側は管用ねじが形成され
ており、配管にT形状に取付けられるように構成されて
いる。尚、シェル1の気体室5側には気体を封入するた
めのガス栓24がねじ23により係合されて、その間は
Oリング25によりシールされている。
【0022】図2は他の実施の形態のアキュムレータの
断面図である。弁体14のロッド20の端部には傘形の
弁21が形成されており、この傘形の弁21は流入孔1
0を仕切るように形成されたばね受座部16に有する複
数の貫通孔17のうちの一部の貫通孔17を閉弁できる
ように形成されている。尚、傘形の弁21はロッド20
に一体に形成しても良く、又は、連結にゴム材製で形成
しても良い。傘形の弁21は傘形ではなく、板形状の弁
21でも良い。これを単に弁21と言う。その他の構成
は図1と同一符号で示すごとくほぼ同一である。
【0023】図3は、流体圧力の脈動圧がアキュムレー
タに作用した後に、配管内に生じる圧力変動状態図であ
る。この図3から明らかなように、圧力変動圧力は元圧
よりも低圧に変動しないことが認められる。
【0024】次に、上述の実施の形態の作用効果につい
て説明する。このアキュムレータは、流入孔10に有す
るねじ18が水道用の配管のねじに取付けられている。
そして、蛇口を急停止すると、配管内に脈動圧力が発生
する。この脈動圧力は、アキュムレータの流入孔10よ
り流入し、弁体14に作用する。この圧力により弁体1
4は、ばね手段15を圧縮する形で開弁させられるか
ら、流体圧力はこの開弁した流入孔10より、ばね受座
部16に有する貫通孔17を通過し、ブラダ3を介して
気体室5に作用し、脈動等が吸収される。
【0025】このとき、配管内の圧力が高圧でないと、
アキュムレータ内の脈動圧力は配管内に伝播しようとす
るが、弁体14はばね手段15の付勢により急速に閉弁
するから、アキュムレータ内の脈動圧力は、配管内に伝
播するのが防止される。そして、アキュムレータ内の圧
力は、流入孔10が閉じられた通路13より配管内に流
出するが、通路13は流通断面積が小さいから、徐々に
流出し、小さな脈動になって配管内に流れるので、衝撃
力を減少していく。
【0026】その圧力の波動状態は、図3に示すような
形になるので、配管内で大きな衝撃力を発生することが
なく、騒音の原因となるのを効果的に防止できる。
【0027】その結果、ビル等の水道管より騒音が発生
し、夜間に騒音公害となるのも防止される。又、ビル等
では、配管を固定せず、ダクト内に多数配列する形にし
ているが、このとき、水圧による衝撃により配管同士が
当接して騒音を発生することや、配管が破損するのを効
果的に防止できる。
【0028】次に、本発明の第3の実施の形態を図面に
基づいて説明する。
【0029】図4は、本発明のアキュムレータの断面図
である。図4において、1はシェルである。シェル1
は、有底円筒状に形成されて開口端部1a側の嵌合部1
bがエンドカバー2の嵌着部2cと嵌合し、開口端部1
aをカシメることにより嵌着している。そして、内部に
空室6を形成している。
【0030】エンドカバー2は、流体が流入できる流入
孔10を有すると共に、空室6に連通する貫通孔17を
有する。又、貫通孔17は流入孔10より小径に形成さ
れている。エンドカバー2には、空室6側に突出してブ
ラダ3が収縮したとき、下限でストップさせるストッパ
ー2aを有する。そして、前述の貫通孔17は、ストッ
パー2aを貫通している。
【0031】ストッパー2aには、係合凹部2bが、シ
ェル1と嵌合する側に形成されている。
【0032】エンドカバー2の空室6側は、バルブ26
が嵌着している。図5は、このバルブ26の断面図であ
る。図6は、図5の平面図である。
【0033】図5および図6において、バルブ26は、
エンドカバー2のストッパー2aに嵌合する円筒部26
aを有すると共に、開口端にエンドカバー2の係合凹部
2bに嵌着する係止部26bを有する。そして、バルブ
26は、エンドカバー2の空室6側に嵌合する内面26
cに形成されている。
【0034】バルブ26は、ゴム又は樹脂材製である。
そして、ストッパー2aの貫通孔17を覆っている弁体
27は、中央に貫通孔17と連通する通路13を有す
る。又、弁体27には、通路13から放射状に4か所の
分割部28が形成されていると共に、分割部28の外方
端は孔28aに形成されて弁体27が開弁しやすく形成
されている。
【0035】バルブ26の係止部26bの外周面には、
シールリップ26dが形成されている。このシールリッ
プ26dは、シェル1のエンドカバー2との嵌合部1b
側に突出している。
【0036】シェル1の空室6は、ブラダ3によりエン
ドカバー2側が液体室4に区画すると共に、シェル1の
有底側が気体室5に区画している。
【0037】そして、ブラダ3の開口部3aは、シェル
1の嵌合部1bとエンドカバー2の嵌着部2cとの間に
密封に挟持されている。又、バルブ26のシールリップ
26dとも密接し、液体室4の流体の漏洩を防止してい
る。
【0038】ブラダ3は、ゴム又は樹脂材製である。特
に、ゴム材製の場合は、気体室5のガスが透過しないよ
うに、図1に示すブラダ3と同様にガス遮断層7が埋設
されている。そして、ベローズ形に形成されている。こ
の形状は収縮しやすくするためであるので、必ずベロー
ズ形にしなければならないとは限らず、円筒状でも良
い。
【0039】シェル1内の気体室5には、N2 ガスが封
入されていると共に、液体室4には、流入孔10より流
入する液体、この場合は水道水が流入するように成され
ている。
【0040】次に、上述の第2の実施の形態の作用とそ
の効果について説明する。
【0041】図7は、アキュムレータの流入孔10より
液体が流入して弁体27が開弁した断面図である。図7
において、流入孔10より流入した流体は、貫通孔17
により絞られると共に、弾性弁体27を押圧して開弁
し、通路13を拡径する。
【0042】その結果、配管中の圧力流体は、拡径した
通路13を通過してブラダ3に作用するので、脈動を吸
収すると共に、衝撃音の発生を効果的に防止することが
できる。特に、弁体27は弾性体であるので、開弁時騒
音を発生することなく、流体圧力に応じ通路13を拡径
して、脈動圧力をブラダ3によって吸収させることがで
きる。
【0043】次に、流入孔10側の流体圧力が低下する
と、液体室4内の流体圧力は、相対的に高圧になるか
ら、流入孔10側へ逆流する。しかし、このとき弁体2
7は、原形状態に戻るから通路13の原径状態になり、
流体が衝撃力をもって逆流するのを防止し、この逆流に
よって生じる衝撃音の発生を防止する。図8は、その液
体室4内の流体圧力が流入孔10側の圧力より大きく
て、逆流する場合のアキュムレータの断面図である。こ
の図8から明らかなように、通路13により液体室4内
の流量は絞られるから、ブラダ3と弁体27との弾性力
によって、流体中の脈動や衝撃音を発生させることがな
い。
【0044】図9は、液体室4の流体圧力が流入孔10
側へ逆流した状態の断面図である。このとき、ブラダ3
は、図9に示すようにバルブ26により支持されるか
ら、バルブ26がストッパー2aに当接するときの騒音
を発生させることもないし、又、ストッパー2aにブラ
ダ3が当接して損傷するのも、ゴム状弾性材のバルブ2
6によって防止される。
【0045】尚、バルブ26は、第3の実施の形態の変
形として、弾力性を有するゴム材製で成形し、中央に通
路13を形成すると共に、外周を流入孔10を横断する
ようにして固定することもできる。
【0046】そして、通路13を通過する流体圧力に応
じて、ゴム材製の弾力性により形成された通路13を拡
大するものである。この場合は、流体圧力と通路13を
流れる流量を比例させることも可能になる。
【0047】
【発明の効果】本発明のアキュムレータは、バルブに流
入孔から液体室に連通する流入孔より流通断面積の小さ
い通路が設けられており、しかも、流入孔に流入する圧
力流体により通路を拡大して大流量を流入できると共
に、液体室から圧力流体が流出しようとするときには原
形の通路に縮小して流量を絞るように成されている。そ
の結果、
【0048】イ)請求項1は、アキュムレータに接続さ
れた配管内に脈動圧力が生じても、弾力性を有して閉じ
ることのできる弁体と、ブラダを介した気体室との二重
の弾発手段により、脈動圧力の高い波動と低い波動に対
応して、作用圧力を効果的に吸収することができる。そ
して、配管内の圧力が、アキュムレータ内の圧力よりも
低圧になると、アキュムレータ内の脈動圧力が配管内に
作用しようとするが、弾発力を有する弁体が、すばやく
閉弁するので、配管内に脈動圧力が伝播するのを効果的
に防止することができる。特に、図3に示す圧力変動状
態から明らかなように、元圧力に対して高圧の波動圧力
が小さい上に、元圧よりも低圧に形成される波動圧力が
ほとんど生じることがなく、更に、大きな波動が連続し
ないから(大きな波動の間に小さな波動が介在するの
で)、配管内に衝撃力が発生しない。その結果、配管か
ら衝撃力による騒音が発生することもなく、更に、配管
の保守のため、ダクト内に多数の配管を固定することな
く配列しても、互いの配管の当接による騒音の発生も惹
起しない。 ロ)請求項2のアキュムレータは、特に、押圧手段によ
り弁体を作動するように構成されているので、使用する
圧力流体の圧力範囲に応じて調整でき、機能を対応させ
ることができる。又、圧力流体の脈動の変化の激しいも
のに対応して耐久性にすぐれる。 ハ)請求項3のアキュムレータは、特に、弁体に連動し
て貫通孔の流量を絞ることのできる弁を具えているか
ら、液体室に流入した脈動を流入孔から配管側へ伝播さ
せることなく、気体室によって吸収することが期待でき
る。 ニ)請求項4のアキュムレータは、特に、小さい脈動圧
に対して対応し、効果的に脈動圧等を吸収する効果が期
待できる。又、バルブがゴム状弾性製であるから、衝撃
音等を効果的に吸収し、アキュムレータから騒音を発生
するのを防止できる。 ホ)請求項5は、ストッパーを弁体が覆っているから、
液体室でブラダと共に衝撃音を吸収する効果が期待でき
る。又、ブラダがストッパーにより摩耗又は変形して損
傷するのも効果的に防止し、耐久性を発揮させることが
期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るアキュムレー
タの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るアキュムレー
タの断面図である。
【図3】本発明のアキュムレータの作動後の配管内の圧
力波動状態図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るアキュムレー
タの断面図である。
【図5】図4に示すバルブの断面図である。
【図6】図4に示すバルブの平面図である。
【図7】図4の開弁状態のアキュムレータの断面図であ
る。
【図8】図4の閉弁しようとするアキュムレータの断面
図である。
【図9】図4の閉弁したアキュムレータの断面図であ
る。
【図10】従来例のアキュムレータの断面図である。
【図11】従来例のアキュムレータの作動後の配管内の
圧力波動状態図である。
【符号の説明】
1、30……シェル 1a……開口端部 1b……嵌合部 2、32……エンドカバー 2a……ストッパー 2b……係合凹部 2c……嵌着部 3、34……ブラダ 3a、37……開口部 4、35……液体室 5、36……気体室 6、33……空室 7……ガス遮断層 8……弾性柔軟層 9……接着剤 10……流入孔 11……弁座体 12……弁座 13……通路 14、27……弁体 15……ばね手段 16……ばね受座部 17……貫通孔 18、23……ねじ 19……絞り板 20……ロッド 21……弁 22……ロッド案内孔 24……栓 25……Oリング 26……バルブ 26a……円筒部 26b……係止部 26c……内面 26d……シールリップ 28……分割部 28a……孔 31……流入ポート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管と連通可能な流入孔(10)を有す
    ると共に前記流入孔(10)と連通する空室(6)を内
    部に有するシェル(1)と、前記シェル(1)の空室
    (6)内を前記流入孔(10)に連通する液体室(4)
    とガスを内在した気体室(5)とに仕切るブラダ(3)
    とを有するアキュムレータであって、前記流入孔(1
    0)を横断する弁体(14)を有すると共に、前記弁体
    (14)が閉弁したとき前記流入孔(10)と連通する
    通路(13)を有し、且つ圧力流体が流入して開弁した
    とき前記通路(13)が流通量を拡大する構成に成され
    ているバルブ(26)を具備したことを特徴とするアキ
    ュムレータ。
  2. 【請求項2】 前記バルブ(26)は前記流入孔(1
    0)の前記ブラダ(3)向きに弁座(12)を有する弁
    座体(11)と、前記弁座(12)に対し前記ブラダ
    (3)側へ開閉弁する弁体(14)と、前記弁体(1
    4)を前記弁座(12)に押圧すると共に流入する流体
    圧力により開弁される押圧手段(15、16)とを具備
    し、前記弁座体(11)と前記弁体(14)との接合面
    に両側の前記流入孔(10)と連通すると共に前記流入
    孔(10)より流通断面積が小さく形成され通路(1
    3)を有することを特徴とする請求項1に記載のアキュ
    ムレータ。
  3. 【請求項3】 前記流入孔(10)には前記流入孔(1
    0)を横断すると共に複数の貫通孔(17)を有する絞
    り板(19)と、前記絞り板(19)の貫通孔(17)
    の一部を開閉する弁(21)とを有し、前記弁(21)
    が前記弁体(14)に連動して作動し前記貫通孔(1
    7)を閉弁したとき閉弁されない前記貫通孔(17)の
    流通断面積が前記通路(13)の流通断面積より小さく
    形成されていることを特徴とする請求項2に記載のアキ
    ュムレータ。
  4. 【請求項4】 前記バルブ(26)はゴム状弾性材製で
    前記流入孔(10)を横断すると共に前記流入孔(1
    0)と連通する通路(13)を有し、かつ前記通路(1
    3)が前記流入孔(10)から前記液体室(4)に流入
    する圧力流体により流通断面積を拡大し、反対に前記液
    体室(4)から前記流入孔(10)へ流出する圧力流体
    により復元する構成に成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のアキュムレータ。
  5. 【請求項5】 前記シェル(1)は流入孔(10)を有
    して前記ブラダ(3)の収縮の下限を支持するストッパ
    ー(2a)を有し、前記バルブ(26)が前記ストッパ
    ー(2a)を前記ブラダ(3)側から覆うと共に前記通
    路(13)の放射方向に分割部(28)が形成されてい
    ることを特徴とする請求項4に記載のアキュムレータ。
JP7260439A 1994-10-12 1995-10-06 アキュムレータ Pending JPH08166001A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11304076A (ja) * 1998-04-20 1999-11-05 Aisin Seiki Co Ltd 液圧制御ユニット
JP2005163911A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Nhk Spring Co Ltd アキュムレータ
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JP2017155454A (ja) * 2016-02-29 2017-09-07 株式会社Lixil 蓄圧装置

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