JPH0421884Y2 - - Google Patents

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JPH0421884Y2
JPH0421884Y2 JP1987175919U JP17591987U JPH0421884Y2 JP H0421884 Y2 JPH0421884 Y2 JP H0421884Y2 JP 1987175919 U JP1987175919 U JP 1987175919U JP 17591987 U JP17591987 U JP 17591987U JP H0421884 Y2 JPH0421884 Y2 JP H0421884Y2
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absorber
water
supply pipe
faucet
small diameter
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JP1987175919U
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【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、水や湯の供給管等に発生する水撃現
象(ウオーターハンマー現象とも呼ばれる)を吸
収して、該供給管に接続された吐水栓や止水栓等
の水栓器具及び当該供給管自体を保護するように
した、新規な水撃吸収器に関するものである。
(従来の水撃吸収器) 第4図は、従来の水撃吸収器3を示す側断面図
である。該水撃吸収器3は、洗面台や流し台等
(図示省略)に設置された吐水栓(図示省略)へ
水又は湯を供給する配管部分(以下、水供給管1
を例に挙げて説明する)に介設されたものであつ
て、球状ケース4とチーズ2とから成つていた。
該球状ケース4内には、ケース内を加圧室4aと
圧縮室4bとに区画する如くダイヤフラム4cが
設けられていた。前記圧縮室4b内には窒素ガス
等の気体が封入されており、その内圧は4Kg/cm2
前後に保たれていた。また、前記加圧室4aは、
チーズ2を介して前記水供給管1に連通されてい
た。したがつて、前記吐水栓(図示省略)を急激
に止栓操作して、水供給管1内に異常昇圧した衝
撃波が伝搬されたとする。該衝撃波は、水撃吸収
器3の加圧室4aを経てダイヤフラム4cに到達
し、該ダイヤフラム4cを圧縮室4b側へ彎曲さ
せるようになる。このため、前記衝撃波が吸収さ
れて水撃現象は生じない。
(考案が解決しようとする問題点) 水撃吸収器3のダイヤフラム4cは、ニトリル
ゴム等を素材として形成されており、圧縮室4b
におけるガス漏れ防止用のパツキンを兼ねるよう
になつていた。しかし、完全なるシールを期待す
ることはできず、またニトリルゴム自体が窒素ガ
スを微量ながら透過するものであつたため、約6
ケ月から1年程度の比較的早い周期で、水撃吸収
器としての充分な機能が得られなくなつていた。
従つて、その都度ガス補填したり。又は水撃吸収
器3自体を交換したりしなければならず、ランニ
ングコストが高騰していた。しかも、水撃吸収器
3は、洗面台や流し台等における下部収納庫内の
配管部分等に取り付けられるのが普通であるか
ら、前記の如きガス補填作業、交換作業等は極め
て面倒であつた。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、窒素ガスの補填作業や水撃吸収器自
体の交換作業が不要であり、しかもランニングコ
ストが低廉化できる、洗面台等用の新規な水撃吸
収器(以下、本案吸収器という)を提供すること
を目的とする。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 本案吸収器の要旨とするところは、洗面台、流
し台等に設置された吐水栓の配管部分へ介設され
る水撃吸収器であつて、給水管、止水栓、サプラ
イ管、吐水栓等に対する流入部継手及び流出部継
手を備え、両継手間を相互連通する水路中に径小
管部が設けられ、該径小管部の周部に注水路を介
して圧力吸収室が形成されている点にある。
(作用) いま、洗面台等に設置された吐水栓を急激に止
栓操作する等して、該吐水栓の配管部分(例えば
水供給管)内に、突発的昇圧による衝撃波が生じ
たとする。前記水供給管の内部が流水状態であつ
たときは、本案吸収器の圧力吸収室内には空気が
充満した状態又は空気の団塊が生じた状態となつ
ている。従つて、本案吸収器の径小管部内へ達し
た衝撃波は、水も実質的な流れとなつて注水路を
経て前記圧力吸収室内へ流入する。このため、前
記衝撃波は空気を圧縮する作用となつて吸収さ
れ、反射波は生じない。従つて、水撃現象は解消
される。
(実施例) 以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次の通りである。
第1図は、本案吸収器を備えた洗面器5を示す
側面図である。本案吸収器は、洗面器5上に設置
された吐水栓6へ水又は湯を供給する配管部分の
うち、サプライ管7と止水栓8との接続間に介設
されている。
第2図は、本案吸収器を拡大して示す側断面図
である。本案吸収器は、下端側に、止水栓8と接
続するための流入部継手11が形成され、上端側
に、サプライ管7と接続するための流出部継手1
0が形成されている。両継手11,10の間に形
成される水路は、その略々中央部が最も絞られる
ように、上下両側がテーパー状に形成されてい
る。この最も絞られた部分は、径小管部12とな
されている。該径小管部12には、その内外を横
方向へ貫通する孔状の注水路13が、1個乃至は
複数個、穿設されている。本実施例では、径小管
部12を中央に介設した両側のテーパー部分を一
体形成してある。この一体形成部分は、ステンレ
ス、黄銅、真鍮等の耐蝕性金属材やゴム、合成樹
脂等を用いて形成される。
前記径小管部12の外周部には、圧力吸収室1
4が形成されている。該圧力吸収室14は、前記
径小管部12の側方へ膨出して箱状に形成されて
おり、この箱状部分の上部には吸気専用の逆止弁
15が取り付けられている。また、該逆止弁15
の上部には、防塵キヤツプ16が取り付けられて
いる。なお、逆止弁15は、その弁動作軸線が上
下方向に沿うように取り付けられるのが好まし
い。従つて、止水栓8と給水管9との接続部分に
見られるような水平部分に本案吸収器を介設する
場合は、逆止弁15の取付構造を第3図に示す如
くすればよい。
本案吸収器の作用を、第2図に基づいて説明す
る。本案吸収器は、白抜き矢符方向に沿つて水が
流れるように取り付けられる。本案吸収器の径小
管部12が非流水状態にあるときは、圧力吸収室
14内が略々満水状態になつている。洗面器5
(第1図参照)上の吐水栓6を開栓して、径小径
管部12内が流水状態になつたとする。このと
き、給水管9又はサプライ管7の内圧に対して、
本案吸収器における径小管部12の内圧は(負)
の状態となる。従つて、圧力吸収室14内に満た
されていた水は、径小管部12の注水路13を経
て、サプライ管9へ吸い出されるような作用を受
ける。また同時に、圧力吸収室14内へは逆止弁
15を介して外気が吸収される。このようにし
て、圧力吸収室14内には空気んが充満するよう
になる。
いま、前記吐水栓6を急激に止栓して、サプラ
イ管7内の逆流方向へ突発的昇圧による衝撃波が
伝搬されたとする。該衝撃波は、水の実質的な流
れとなつて、注水路13から圧力吸収室14内へ
流入する。従つて、前記衝撃波はその勢力が吸収
され、該衝撃波に対する反射波は生じない。この
ため水撃現象は解消される。なお、次に吐水栓6
を開栓すれば、本案吸収器の径小管部12は再び
流水状態になるから、圧力吸収室14内も再び空
気が充満された状態になり、次の衝撃波の吸収に
備えるようになる。
(別態様の検討) 本案吸収器の取付位置は、サプライ管7と止水
栓8との間(第2図参照)や、止水栓8と給水管
9との間(第3図参照)に限定されるものではな
く、サプライ管7と吐水栓6との間(図示省略)
であつてもよい。また、場合によつては、床面か
ら立設した給水管9が、そのまま洗面器5上の吐
水栓6へ接続されたようなものもあるが、このよ
うな場合には、給水管9の中間部や給水管9と吐
水栓6との接続間等であつてもよい。更に、本案
吸収器の圧力吸収室14は、個別の缶体状に形成
しておき、径小管部12の外側から接続するよう
にしてもよい。勿論、本案吸収器の流路に設けら
れる径小管部12の位置付けや、該径小管部12
に穿設する注水路13の孔数、孔径及び位置付け
等も、水又は湯の供給圧等に応じて適宜に変更可
能なものである。このように、本案吸収器の構成
及び形状は、実施の態様に応じて適宜変更可能で
ある。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案に係る洗
面台等用の水撃吸収器によれば、窒素ガス等の特
殊気体を常時蓄えておく構造ではないから、ガス
漏れ等の心配は不要である。従つて、ガス漏れに
伴うガス補填や水撃吸収器自体の交換も不要とな
る。また、逆止弁等の付属品を除けば機械的可動
部分は皆無であるため、故障のおそれは殆どな
い。すなわち、本案吸収器は、半永久的に使用で
き、ランニングコストも皆無にすることができ
る。
なお、従来の水撃吸収器は、圧縮室内に充満さ
れていた窒素ガスを圧縮させることにより、水又
は湯の流入スペースを確保し、衝撃波を吸収する
ものであつた。そのため、衝撃波を吸収するため
の受圧面積(ダイヤフラムの面積)を広く要し、
また圧縮室において窒素ガスの圧縮容積を充分に
確保しておかなければならなかつた。従つてかな
り大型のものとなつていた。これに対して本案吸
収器は、圧力吸収室内の空気を、水又は湯と混合
させるようにして、衝撃波を吸収するものである
から、圧力吸収室内のスペースが、衝撃波に対し
て有効利用できるものであり、小型化が可能であ
る。更に、圧力吸収室への水又は湯の実質的な流
れとして衝撃波を吸収するものであるから、吸収
可能な圧力が大きくなる。従つて、複数の吐水栓
が分岐接続された供給管にあつても、個々の吐水
栓に本案吸収器を付設する必要はなく、分岐前の
本管部分に1個だけ取り付けておけばよい。また
これを換言すれば、1個の吐水栓に対して取り付
ける本案吸収器は、極めて小型にすることが可能
である等、幾多の優れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案吸収器を備えた洗面器を示す側面
図、第2図は本案吸収器を拡大して示す側断面
図、第3図は逆止弁の取付状況の別態様を示す側
断面図、第4図は従来の水撃吸収器を示す側断面
図である。 10……流出部継手、11……流入部継手、1
2……径小管部、13……注水路、14……圧力
吸収室、15……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗面台、流し台等に設置された吐水栓の配管部
    分へ介設される水撃吸収器であつて、給水管、止
    水栓、サプライ管、吐水栓等に対する流入部継手
    及び流出部継手を備え、両継手間を相互連通する
    水路中に径小管部が設けられ、該径小管部の周部
    に注水路を介して圧力吸収室が形成されているこ
    とを特徴とする洗面台等用の水撃吸収器。
JP1987175919U 1987-07-24 1987-11-18 Expired JPH0421884Y2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987175919U JPH0421884Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18
KR1019880009073A KR930003056B1 (ko) 1987-07-24 1988-07-20 수격흡수기
EP19900203070 EP0428237B1 (en) 1987-07-24 1988-07-21 Water hammer absorber
AT88306707T ATE69096T1 (de) 1987-07-24 1988-07-21 Wasserschlagabsorber.
ES88306707T ES2027384T3 (es) 1987-07-24 1988-07-21 Absorbedor del martilleo de agua.
DE19883887351 DE3887351T2 (de) 1987-07-24 1988-07-21 Wasserschlagabsorber.
DE8888306707T DE3865910D1 (de) 1987-07-24 1988-07-21 Wasserschlagabsorber.
ES90203070T ES2050358T3 (es) 1987-07-24 1988-07-21 Absorbedor de martillo de agua.
EP19880306707 EP0300791B1 (en) 1987-07-24 1988-07-21 Water hammer absorber
US07/483,316 US5020565A (en) 1987-07-24 1990-02-21 Water hammer absorber
AT90203070T ATE100548T1 (de) 1987-07-24 1990-11-19 Wasserschlagabsorber.

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JP1987175919U JPH0421884Y2 (ja) 1987-11-18 1987-11-18

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JPH0179662U JPH0179662U (ja) 1989-05-29
JPH0421884Y2 true JPH0421884Y2 (ja) 1992-05-19

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2508119Y2 (ja) * 1990-06-28 1996-08-21 前沢給装工業株式会社 ウオ―タハンマ―緩和装置
JP2524700Y2 (ja) * 1990-10-30 1997-02-05 廣明 坂本 水撃防止機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS603164U (ja) * 1983-06-22 1985-01-11 渡辺 士 磁石のついた台車

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JPH0179662U (ja) 1989-05-29

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