JP2508119Y2 - ウオ―タハンマ―緩和装置 - Google Patents

ウオ―タハンマ―緩和装置

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JP2508119Y2
JP2508119Y2 JP1990068827U JP6882790U JP2508119Y2 JP 2508119 Y2 JP2508119 Y2 JP 2508119Y2 JP 1990068827 U JP1990068827 U JP 1990068827U JP 6882790 U JP6882790 U JP 6882790U JP 2508119 Y2 JP2508119 Y2 JP 2508119Y2
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groove
water
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water hammer
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JP1990068827U
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JPH0427295U (ja
Inventor
正五郎 久我
Original Assignee
前沢給装工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は水道配管の止水栓又は蛇口近傍に取り付けら
れ、止水時におけるウオータハンマー現象を緩和するた
めの装置に関するものである。
【従来技術】
一般に水道配管において、止水栓又は蛇口の開閉時、
特に栓を閉めた時に、流水が急にストップすることか
ら、所謂ウオータハンマー現象が生じていることは良く
知られている。このウオータハンマー現象を緩和する手
段として、種々の提案がなされ周知の技術となってい
る。 その1つは、止水栓又は蛇口の開閉を緩やかにするこ
とであり、そのための構成として、開閉用のハンドルと
弁棒の軸とをギヤ比で落とし、ハンドルの複数回の操作
で緩やかに栓が閉まるようにし、一気に栓が閉まらない
ようにして、回避している。 他の1つは、引き込み配管の途中に、蛇腹状を呈する
緩衝管を接続し、それ以降の全ての分岐した枝管に取り
付けた止水栓又は蛇口の開閉で生ずるウオータハンマー
現象を吸収するするように構成されている。
【考案が解決しようとする課題】
前記の技術は、その使用時において止水栓又は蛇口
の開閉動作に手間取り、使用者に歓迎されていないばか
りでなく、構成が複雑化され、特にギヤ比による駆動で
あるため、ハンドル操作が軽くなる反面、必要以上に栓
部を締め付けるようになり、パッキンの傷みが速くな
り、保守管理面においても問題が生じている。 又、前記の技術は、止水栓又は蛇口のスピーディな
開閉には問題はないが、引き込み配管の途中に取り付け
られることから、その取り付け作業において地面を掘っ
たり整備点検のための点検マス等を形成したりしなけれ
ばならず、又その後の整備点検も厄介であるなどの問題
点を有している。 従って、従来例においては、ウオータハンマー現象の
影響を確実に緩和でき、構成を簡単にし且つ簡単な取り
付けとその後の整備点検の作業性を容易にすることに課
題を有している。
【課題を解決するための手段】
前記従来例の課題を解決する具体的手段として本考案
は、胴部の軸芯に沿って通水路を有し、該胴部の中央部
の周側面に沿ってリング状の溝部が設けられ、該溝部を
境にして下端部側に接続用のねじ部を設けると共に、上
端部側に取付用凸部が形成され、該取付用凸部に弾性材
からなるキャップ状の緩衝部材が取り付けられ、更にそ
の外側に一端が開口し且つ前記緩衝部材との間に充分な
空間が形成される金属製のケースを取り付け、該ケース
の開口側の内周面沿って溝を設け、該溝を前記リング状
の溝部に対応させて加締めることにより前記ケースを取
り付けたことを要旨とするものである。
【実施例】
次に本考案を図示の実施例により更に詳しく説明する
と、1は胴部であり、該胴部の軸芯に沿って通水路2が
設けられると共に、略中央部の周側面に沿ってリング状
の溝部3が設けられ、該溝部3を境にして下端部側に六
角部4と接続用のねじ部5とが一体的に設けられ、上端
部側にはフランジ部6と緩衝部材の取付用凸部7とが一
体的に形成され、該取付用凸部7の周面には、断面鋸歯
状の凹凸部8が形成されている。 前記取付用凸部7にゴム等の弾性材からなるキャップ
状の緩衝部材9を嵌着して取り付け、更にその外側に金
属製のケース10を取り付ける。この場合に、前記緩衝部
材9はその基部9a側を鋸歯状の凹凸部8に弾性的に嵌着
係合させて取り付けることにより、その内部空間9bが前
記通水路2と連通するようになり、且つ鋸歯状の凹凸部
8との圧着により水漏れしないように取り付けられる。
又、前記金属製のケース10は、一端が開口する略卵型の
形状を呈し、その開口部側に縮径部10aを形成し、該縮
径部10aの内径は前記緩衝部材9の基部9aの外径と略一
致するように形成されると共に、その縮径部の開口部寄
りの内周面に沿って溝10bを設けてある。このように開
口側に縮径部10aを設けることにより、前記緩衝部材9
との間で充分な空間が形成されるようになる。 そして、この金属製のケース10は前記緩衝部材9全体
を覆うようにして前記リング状の溝部3まで装着し、そ
の溝部3に臨んだ状態で開口端部側を加締めることによ
り取り付けられる。つまり、第2図(イ),(ロ)に示
したように、ケース10の開口部寄りの内側に設けられた
溝10bが、リング状の溝部3に対応する位置に来た時
に、開口部端を周面に沿って加締める作業をすると、溝
10bが簡単に折れ曲がって、その開口端部がリング状の
溝部3内に充分入り込んで鉤状に引っ掛かり、それによ
って取付強度が著しく向上すると共に加締め作業が容易
に行える。そして、前記ケース10を取り付けることによ
り、前記縮径部10aが前記基部9aを外側から押さえ付け
た状態になって、取付用凸部7に対する緩衝部材9の取
り付けも安定する。 このように構成された本考案のウオータハンマー緩和
装置は、第3図に示したように取り付けられる。即ち、
引き込み配管から分岐した枝管11に対しソケット管12を
取り付け、該ソケット管12にねじ部5を螺着させて上部
に起立するようにしてウオータハンマー装置が取り付け
られると共に、ソケット管12の前面側に蛇口13が取り付
けられる。そして、ウオータハンマー装置は、ソケット
管12を介して、通水路2及び緩衝部材9内が連通状態に
なる。 この状態で、蛇口13のハンドル14を開閉操作した場
合、特に閉栓時に通水状態を急にストップしても、つま
り急激に閉栓しても、連通状態にある緩衝部材9の内部
に水圧が及ぶようになり、第1図に仮想線で示したよう
に、ケース10内において緩衝部材9が風船のように一時
的に膨らんで水圧を吸収し、水圧による配管内のウオー
タハンマー現象の影響を各枝管毎に軽減できるのであ
る。 実験によれば、通常の枝管において全開の通水状態で
は、略7kgf/cm2の水圧があり、これを急激に閉栓する
ことにより、略30kgf/cm2の水圧になる。このような高
い水圧になると、緩衝部材9が更に大きく膨らんで、金
属製のケース10を内側から押し拡げるように作用する
が、金属製のケース10自体は膨張しないので、加締め部
にその応力が集中する。その加締め部において、溝10a
がないストレートな端部を加締めた場合には、略35kgf/
cm2の水圧で抜けてしまい、溝10aを付けて加締めた場合
には、略200kgf/cm2の水圧まで耐えることが確認され
た。従って、閉栓時における最高水圧が略30kgf/cm2
あって、略35kgf/cm2の水圧に耐えられれば使用可能で
あるが、略30kgf/cm2近傍の水圧が繰り返し負荷される
ことで、加締め部が徐々に緩んで、長期に使用し得なく
なることが考えられる。この点を考慮して、前記したよ
うに溝10bを付けて加締めるか、又はフランジ部6との
間でねじ止めするようにした方が良い。
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係るウオータハンマー緩
和装置は、胴部の軸芯に沿って通水路を有し、該胴部の
中央部の周側面に沿ってリング状の溝部が設けられ、該
溝部を境にして下端部側に接続用のねじ部を設けると共
に、上端部側に取付用凸部が形成され、該取付用凸部に
弾性材からなるキャップ状の緩衝部材が取り付けられ、
更にその外側に一端が開口し且つ前記緩衝部材との間に
充分な空間が形成される金属製のケースを取り付け、該
ケースの開口側の内周面に沿って溝を設け、該溝を前記
リング状の溝部に対応させて加締めることにより前記ケ
ースを取り付けた構成とすることにより、溝の開口端部
がリング状の溝部に充分入り込んで鉤状に引っ掛かって
取付強度が著しく向上すると共に、加締め作業を容易に
行うことができる効果を奏する。 又、構成が簡単であり且つ前記ねじ部を介して水道配
管の途中に簡単に取り付けられ、しかもキャップ状の緩
衝部材により、バルブの閉塞時に生じる水圧を吸収し、
ウオータハンマー現象の影響を大幅に回避できるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るウオータハンマー緩和装置の縦断
側面図、第2図(イ),(ロ)は同装置におけるケース
の取り付け状態の要部のみを拡大して示した断面図、第
3図は同装置の使用状態を一例を示す略示的側面図であ
る。 1……胴部、2……通水路 3……リング状の溝部、4……六角部 5……ねじ部、6……フランジ部 7……取付用凸部、8……鋸歯状凸部 9……キャップ状の緩衝部材 9a……基部、10……金属製のケース 10a……縮径部、10b……溝 11……枝管、12……ソケット管 13……蛇口、14……ハンドル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部の軸芯に沿って通水路を有し、該胴部
    の中央部の周側面に沿ってリング状の溝部が設けられ、
    該溝部を境にして下端部側に接続用のねじ部を設けると
    共に、上端部側に取付用凸部が形成され、該取付用凸部
    に弾性材からなるキャップ状の緩衝部材が取り付けら
    れ、更にその外側に一端が開口し且つ前記緩衝部材との
    間に充分な空間が形成される金属製のケースを取り付
    け、該ケースの開口側の内周面沿って溝を設け、該溝を
    前記リング状の溝部に対応させて加締めることにより前
    記ケースを取り付けたことを特徴とするウオータハンマ
    ー緩衝装置。
JP1990068827U 1990-06-28 1990-06-28 ウオ―タハンマ―緩和装置 Expired - Lifetime JP2508119Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11201363A (ja) * 1998-01-07 1999-07-30 Nippon Kokan Pipe Fittings Mfg Co Ltd 管継手

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