JP3842398B2 - マンホールと接続管との継手構造 - Google Patents

マンホールと接続管との継手構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンホールの側壁に接続管を接続する際の継手構造に係り、特に、接続管に損傷を与えることなく、継手部において大きな可撓性を有するようにした継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の継手構造としては、例えば特開平8−41920号公報に開示されているものがある。
【0003】
このものは、図5に示すように、取付管(接続管)aの外径より十分大きな内径を有する剛性ソケットbを、マンホールcの側壁の取付孔dの周りに固定するとともに、上記ソケットbに、先端部の内径が取付管aの外径にほぼ等しい先細形柔軟筒体eの基部を固定し、さらに、上記マンホールcの取付孔d、剛性ソケットb及び柔軟筒体e内に、取付管aを挿入することにより、これを柔軟筒体eの先端部において支持するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の継手構造では、取付管aの基端が、マンホールcの取付孔dを挿通して内周面とほぼ整合する位置まで挿入されているため、取付管aに地震等により大きな曲げ荷重が作用して撓むと、取付孔dの内周面に取付管aの基端外周縁が当接したり、マンホールc内に挿入されるインバート(導水路)fの外周面に接触したりする。
【0005】
このようになると、取付管aの基端部に損傷を与えるだけでなく、十分な可撓性も得られなくなる。
【0006】
この問題を解決するためには、取付孔dの内径を大きくして、取付管aの外周面との間に大きな隙間gを設けることも考えられる。しかし、このようにすると、マンホールcの強度に影響を及ぼしたり、流体に含まれる夾雑物が隙間gに堆積する量が増加し、これが可撓性を阻害することも予想される。
【0007】
また、上記従来の継手構造においては、取付孔d及び剛性ソケットbと取付管aとの隙間gに、モルタル等を充填する場合があり、このようにした際には、取付管aがマンホールcに固定されてしまうので、その耐震性や可撓性は殆どなくなる。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、可撓性が大きく、かつマンホール等と接触して接続管が損傷するのを防止しうるようにしたマンホールと接続管との継手構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の継手構造は、マンホール内の流体を流通させる接続管を、マンホールの側壁に穿設された取付孔と連通可能に接続する際の継手構造であって、
前記接続管の外径よりも大径且つ前記取付孔よりも大径をなす大径部と前記接続管の外径よりも小径をなす小径部とからなる継手管を備え、前記継手管の小径部を、前記取付孔の周囲のマンホールの外周壁に水密性を保持して固着するとともに、前記継手管の前記大径部内に、前記接続管の基端部を、互いの隙間にシール部材を挟入して所定の長さに亘り遊挿し、前記接続管の外周面と前記継手管の内周面との間に形成された隙間の少なくとも管底部付近の開口端部を、伸縮又は可撓性を有する閉塞部材により塞いだことを特徴としている。
【0010】
上記継手管の基端部に、マンホールの取付孔内に挿入可能な案内筒部を設けるのが好ましい。
【0012】
本発明によると、マンホールの外周壁に、接続管の外径よりも大径の継手管を固着し、この継手管内に接続管を遊挿してあるので、継手管の管径を適宜に設計することにより、継手管内に大きな曲げ空間を形成することが可能となり、接続管の可撓性を大とすることができる。
【0013】
また、従来のように、マンホール内に接続管を挿入していないので、マンホール等と接触して接続管に損傷を与えることもない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明の第1実施例の平面図を示すもので、マンホール1における底部寄りの側壁には、取付孔2が貫設されている。
【0016】
取付孔2内には、鉄製の継手管3における小径部3aの基端部に連設された案内筒部3bが、マンホール1の内周面とほぼ整合する位置まで遊挿され、取付孔2の内面と案内筒部3bの外周面との間に形成される隙間は、Oリング4を挿入することにより密閉されている。
【0017】
小径部3aの外周面には、円形かつ曲面状の取付板5が連設され、この取付板5は、マンホール1の外周壁に埋設した複数の雌ねじアンカー6に、ボルト7を螺挿することにより、マンホール1に固定されている。なお、小径部3aの内径は、後記する接続管8の外径よりも若干小径とし、接続管8が小径部3a内に挿入されないようにしてある。
【0018】
継手管3における大径部3c内には、コンクリート製の管体の内外周面を繊維強化プラスチック(FRP)により覆ってなる接続管8の基端部が、大径部3cのほぼ半分の長さに亘って遊挿されている。大径部3cの管径は、接続管8の外径よりも十分に大きくしてあり、また大径部3cの開口端には、内周縁が接続管8の外周面に近接する内向環状片3dが連設されている。
【0019】
大径部3cの開口端部の内周面に形成された環状溝9内には、ゴム製のシールリング10が嵌合され、その内周面が接続管8の外周面に圧接することにより、水密性が保持されている。
【0020】
上記第1実施例において、地震等により接続管8に曲げ荷重が作用すると、接続管8は、大径部3c内においてそれらの隙間分だけ撓むことができる。この際の撓み量は、従来のように接続管8がマンホール1の取付孔2内に挿入されていないため、取付孔2の孔径と無関係に大とすることができる。
【0021】
すなわち、接続管8の外径に応じて、大径部3cの径を自由に設計変更することができるため、大径部3c内に大きな曲げ空間を形成することもできる。従って、従来のもののように、接続管8の基端部が、マンホール1の取付孔2やマンホール1内に挿入されるインバート11に当接して損傷する恐れはなくなる。
【0022】
また、マンホール1の取付孔2の大きさは、所要の流量が確保される最小限の孔径でよく、マンホール1の強度に影響を及ぼすこともない。
【0023】
図2は、本発明の第2実施例を示すもので、この実施例では、継手管3における大径部3cの内周面と接続管8の基端部外周面との間の隙間Sを、ウレタンスポンジ等の伸縮性を有する充填材12を挿入することにより塞いである。
【0024】
このようにすると、隙間S内に、流体に含まれる夾雑物が入り込んで堆積し、接続管8の可撓性が妨げられるのを防止することができる。
【0025】
図3は、本発明の第3実施例を示すもので、この実施例では、接続管8の基端部外周面に、マンホール1側に向って伸長する蛇腹状のシール部材13を固着し、その先端を、継手管3の小径部3aと大径部3cとの段差部に圧接することにより、隙間Sの開口部を閉塞してある。
【0026】
この実施例においても、隙間S内に夾雑物が堆積するのを防止しうるので、接続管8の可撓性が妨げられることはない。なお、流体中に含まれる夾雑物は、管底付近に堆積し易いことから、上記のような充填材12やシール部材13等の閉塞部材を、管底部付近にのみ設けられるようにしてもよい。
【0027】
本発明は、上記実施例に限定されるものではない。
【0028】
例えば、継手管3における案内筒部3bを省略してマンホール1の取付孔2内に挿入しないようにし、取付板5を直接マンホール1の周壁に水密性を保持して取付けるようにしてもよい。
【0029】
また、小径部3aを形成しないで、接続管8よりも大径の大径部3cのみとすることもある。
【0030】
なお、継手管3に対するシールリング10の固定方法は前述の実施例に限定されるものではなく、図4に示されるようなフランジ3eと止め輪14との間にシールリング10を挟んでこれらをボルト15で締め付ける構造でもよい。特にこの構成によれば継手管3に対して接続管8を挿入した後にボルト15を締め付けることにより、両管の接続が容易なものとなる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、接続管をマンホールまで挿入することなく、継手管内に挿入してあるので、継手管内に大きな曲げ空間を形成することが可能となり、接続管の可撓性を増大することができる。また、接続管と継手管との間の隙間に、夾雑物が入り込んで堆積するのが防止されるので、接続管の可撓性が妨げられる恐れはない。
【0032】
また、マンホールに接続管を挿入しないことから、接続管が撓んでもこれに損傷を与えることはない。
【0033】
請求項2の発明によると、継手管をマンホールの取付孔の周囲に容易に位置決めして固定することができ、作業性が向上する。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部切欠平面図である。
【図2】同じく、第2実施例を示す一部切欠平面図である。
【図3】同じく、第3実施例を示す一部切欠平面図である。
【図4】継手管と接続管との接続部における他の実施例を示す局部断面図である。
【図5】従来例を示す一部切欠平面図である。
【符号の説明】
1 マンホール
2 取付孔
3 継手管
3a 小径部
3b 案内筒部
3c 大径部
3d 内向環状片
3e フランジ
4 Oリング
5 取付板
6 雌ねじアンカー
7 ボルト
8 接続管
9 環状溝
10 シールリング
11 インバート
12 充填材(閉塞部材)
13 シール部材(閉塞部材)
14 止め輪
15 ボルト
S 隙間

Claims (2)

  1. マンホール内の流体を流通させる接続管を、マンホールの側壁に穿設された取付孔と連通可能に接続する際の継手構造であって、
    前記接続管の外径よりも大径且つ前記取付孔よりも大径をなす大径部と前記接続管の外径よりも小径をなす小径部とからなる継手管を備え、前記継手管の小径部を、前記取付孔の周囲のマンホールの外周壁に水密性を保持して固着するとともに、前記継手管の前記大径部内に、前記接続管の基端部を、互いの隙間にシール部材を挟入して所定の長さに亘り遊挿し、前記接続管の外周面と前記継手管の内周面との間に形成された隙間の少なくとも管底部付近の開口端部を、伸縮又は可撓性を有する閉塞部材により塞いだことを特徴とするマンホールと接続管との継手構造。
  2. 継手管の基端部に、マンホールの取付孔内に挿入可能な案内筒部を設けた請求項1に記載のマンホールと接続管との継手構造。
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