JPH08165764A - 軒樋取付具 - Google Patents

軒樋取付具

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JPH08165764A
JPH08165764A JP34116494A JP34116494A JPH08165764A JP H08165764 A JPH08165764 A JP H08165764A JP 34116494 A JP34116494 A JP 34116494A JP 34116494 A JP34116494 A JP 34116494A JP H08165764 A JPH08165764 A JP H08165764A
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angle
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eaves gutter
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Hiromitsu Kaga
博光 加賀
Nobuo Katsuura
信夫 勝浦
Masakatsu Asano
雅克 浅野
Chikamitsu Nakamura
周光 中村
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Nikko Kogyo KK
Toyo Kagaku Co Ltd
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Nikko Kogyo KK
Toyo Kagaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製造が簡易であると共にネジ止めをすることな
く簡易に出寸法と角度の調整ができる軒樋取付具を提供
する。 【構成】支持具1の先端に備えた板状の角度調整部12
の先端と後端にそれぞれ回動軸用の孔13と角度調節用
の複数の突部14を備える。該取付具2の上面の長手方
向に沿って穿設した長穴22の端縁に所定間隔で突出さ
せた突出部23を備える。取付具2の側面の長手方向に
沿って伸びる凹部24と凸部25をそれぞれ備える。係
止具3の先端に上記孔13および上記凹部24との係合
で回動軸となる突起31、32を配設する。係止具3の
略中央部に上記突出部23と係合する形状を備えたロツ
ク部33を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軒樋を上方又は下方から
支持する軒樋取付具に係り、特に角度と出寸法の調整を
ネジの締め付けなしで行うことができる軒樋取付具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、軒樋の出寸法の調整にあっては、
例えば実開平4ー76841号公報のように出寸法の調整方向
に沿って伸びる凹凸を設けると共に該凹凸に係合する突
起を延設したものがある。
【0003】一方、軒樋の出寸法と角度の調整に対応さ
せた取付具としては、例えば実開昭54-136623号のよう
にその中央に角度調整用の板を配設する一方、その回動
軸を出寸法の調整方向に摺動自在にしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
手段にあっては、角度調整を行えないという点、係合用
の突起を支持する部分の弾性力が余りに強いと調整が困
難になり余りに弱いとの経時的な変化により係合が解け
てしまうため成型時の弾性力の調整が困難である点およ
び弾性力で位置固定するため一旦出寸法を決定すると施
工後の再調整に手間がかかる点の3点の課題があった。
また、後述の手段にあってはネジの締め付けを一つ一つ
行わなければ成らず、一軒の家の雨樋を施工する際には
100個以上のネジの締め付けを行わなければならないと
いう課題があった。
【0005】したがって、本発明の目的は、軒樋の出寸
法と角度の調整に対応させた取付具において、製造が簡
易であると共にネジ止めをすることなく簡易に出寸法と
角度の調整ができる軒樋取付具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記に鑑み
鋭意検討を行った結果、建屋に固定されつつ全体を支持
する支持部と、該支持部に支持されると共に軒樋を支持
する取付部と、該支持部と該取付部を固定する係止具を
有する軒樋取付具において、該取付具の取付部に設けた
凹凸と支持部の凹凸によって角度調節を行う一方、該取
付部に設けた長穴内の凹凸と係止具のロツク部で出寸法
の調整を行うことによって上記課題を解決できることを
見出だし、本発明を完成した。
【0007】ここで、本発明にかかる軒樋取付具の係止
具は、上記支持具と上記取付具のそれぞれを回動自在に
する突起を回転軸として備えたものである。また、この
回転軸としての突起は、取付具の凹部に摺動自在に取り
付けられることにより支持具と取付具を摺動自在にす
る。この摺動の位置固定としては上記係止具のロツク部
と上記取付具の突出部の係合によって行われる。なお、
かかる取付具の凹部は、上記係止具の突起を摺動・回動
自在にするものであれば、底を有するものであっても底
まで開口されたものであってもよいのは勿論である。
【0008】上記支持具と上記取付具との角度調整は、
該取付具の側面の長手方向に沿って延設した凸部と、支
持具の先端にある板状の角度調整部の後端に設けた複数
の突部で行われる。
【0009】具体的な角度調整と出寸法の調整の仕方に
ついて説明する。最初に希望する角度位置の前記突部の
間に上記凸部を挿入することによって、角度調整が行わ
れる。この突部と凸部が摺動自在であるため、出寸法の
調整が可能である。出寸法を調整したらその位置で係止
具のロツク部を取付具の長穴にある突出部に係合させれ
ば出寸法の固定も終了する。
【0010】本発明における係止具に回動軸となる突起
を設けたが、他の構成部材である支持具や取付具に突起
を設けつつ他の部材に孔を設けても良いのは勿論であ
る。しかしながら、それぞれの部材の構成上、かかる係
止具に回動軸としての突起を設けるのが好ましい。
【0011】本発明にかかる軒樋取付具の素材として
は、軒樋および該軒樋に収容される雨や雪その他のゴミ
を支持する剛性力を有するものであれば適宜選択使用で
き、例えばステンレス、鉄、鋼、銅、アルミニウム、亜
鉛、ニツケルなどの単体又はこれらの合金といった金
属、熱可塑性樹脂(例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリスチレン、ABS(アクリロニ
トリル・ブタジエン・スチレン)、ポリカーボネート)
や熱硬化性樹脂の単体又は複合体といった合成樹脂や、
合成樹脂に補強繊維(例えばガラス繊維、アラミド繊
維、金属繊維など)を含有させた合成樹脂がある。な
お、金属、合成樹脂若しくはゴムなどのそれぞれが被覆
又は積層されたような複合体であっても良いのは勿論で
ある。
【0012】なお、本発明にかかる取付具は、上記の構
成を有するものであれば軒樋を上から吊るす形態であっ
ても下から受ける形態であっても良く、該取付具の先端
と後端に設けられた取付部は取り付けられる軒樋の形状
に応じて適宜選択使用できる。また、本発明で使用され
る軒樋は、屋外側壁と建屋側壁の双方の先端に耳部を備
えていれば、他の部分の形状はいずれの形状であっても
良く、いずれの素材であっても良い。
【0013】
【作用】本発明の軒樋取付具は、該取付具の取付部に設
けた凹凸と支持部の凹凸によって角度調節を行うと共に
該取付部に設けた長穴内の凹凸と係止具のロツク部で出
寸法の調整を行うことにより、製造が簡易であると共に
ネジ止めをすることなく簡易に出寸法と角度の調整がで
きる。
【0014】
【実施例】本発明にかかる一実施例を図1乃至図3に開
示する。図1(A)は本発明の一実施例にかかる軒樋取
付具の分解したものを一部透視しつつ模式的に示した斜
視図である。同図(B)は図1(A)の係止具を図の下
から見た底面図であり、同図(C)は図1(A)のX−
X断面図である。また、図2は本発明にかかる一実施例
を建屋に施工した状態の断面を模式的に示した説明図で
ある。
【0015】本実施例で開示されている軒樋取付具は、
建屋Wに固定されつつ全体を支持する支持部1と、該支
持部に支持されると共に軒樋を支持する取付部2と、該
支持部1と該取付部2を固定する係止具3で主要部が構
成されている。
【0016】上記支持具1は、その先端と後端に板状の
角度調整部12と建屋W固定用の固定部11をそれぞれ
備える一方、該角度調整部12の先端と後端にそれぞれ
回動軸用の孔13と角度調節用の複数の突部14、1
4、…を備えている。
【0017】上記取付具2は、その先端と後端に軒樋N
取付用の取付部21、21をそれぞれ設け、該取付具2
の上面の長手方向に沿って穿設した長穴22の端縁に所
定間隔で突出させた突出部23、23、…を備え、さら
に該取付具2の側面の長手方向に沿って伸びる凹部24
と凸部25をそれぞれ備えている。なお、図中符号26
は軒樋の耳部を内側から押圧する弾性片である。
【0018】また、上記係止具3は、その先端に上記孔
13および上記凹部24との係合で回動軸となる突起3
1、32を配設し、さらにその略中央部に上記突出部2
3と係合する形状を備えたロツク部33を備えている。
なお、図中符号34は回動用のレバーである。
【0019】ここで、具体的な角度調整と出寸法の調整
の仕方について説明する。最初に希望する角度位置の上
記突部14、14の間に上記凸部25を挿入することに
よって、角度調整が行われる。次に出寸法の調整にあっ
ては、前記突部14、14を凸部25上で摺動させて行
う。出寸法を調整したらその位置で係止具3のロツク部
33を取付具2の長穴22にある突出部23、23に係
合させれば出寸法の固定が終了する。
【0020】本実施例にあっては、該取付具の取付部に
設けた凹凸と支持部の凹凸によって角度調節を行う一
方、該取付部に設けた長穴内の凹凸と係止具のロツク部
で出寸法の調整を行い、これにより製造が簡易であると
共にネジ止めをすることなく簡易に出寸法と角度の調整
ができ、さらに施工後の再調整もレバーを持ち上げるだ
けで簡易にできるという効果を有する。
【0021】
【発明の効果】本発明は、後端に設けられた建屋固定用
の固定部で建屋に固定されつつ全体を支持する略棒状ま
たは略板状の支持具と、該支持具に支持されると共に軒
樋を支持する略棒状または略板状の取付具と、該支持具
と該取付具を任意の出寸法および角度で固定する係止具
を有する軒樋取付具において、前記支持具の先端に板状
の角度調整部を備えると共に該角度調整部の先端と後端
にそれぞれ回動軸用の孔と角度調節用の複数の突部を備
え、前記取付具の先端と後端に軒樋取付用の取付部をそ
れぞれ設け、該取付具の上面の長手方向に沿って穿設し
た長穴の端縁に所定間隔で突出させた突出部を備えると
共に該取付具の側面の長手方向に沿って伸びる凹部と凸
部をそれぞれ備え、上記係止具の先端に上記孔および上
記凹部との係合で回動軸となる突起を配設しつつ該係止
具の略中央部に上記突出部と係合する形状を備えたロツ
ク部を備え、これにより製造が簡易であると共にネジ止
めをすることなく簡易に出寸法と角度の調整ができ、さ
らに施工後の再調整もレバーを持ち上げるだけで簡易に
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施例にかかる軒樋取付具
の分解したものを一部透視しつつ模式的に示した斜視図
であり、(B)は(A)の係止具を図の下方から見た底
面図であり、(C)は(A)のX−X断面図である。
【図2】本発明にかかる一実施例を建屋に施工した状態
の断面を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
1 支持具 11 固定部 12 角度調整部 13 孔 14 突部 2 取付具 21 取付部 22 長穴 23 突出部 24 凹部 25 凸部 3 係止具 31 突起 32 突起 33 ロツク部 N 軒樋 W 建屋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 雅克 神奈川県鎌倉市台2丁目13番1号 東洋化 学株式会社内 (72)発明者 中村 周光 神奈川県鎌倉市台2丁目13番1号 東洋化 学株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後端に設けられた建屋固定用の固定部
    (11)で建屋(W)に固定されつつ全体を支持する略
    棒状または略板状の支持具(1)と、該支持具(1)に
    支持されると共に軒樋(N)を支持する略棒状または略
    板状の取付具(2)と、該支持具(1)と該取付具
    (2)を任意の出寸法および角度で固定する係止具
    (3)を有する軒樋取付具において、前記支持具(1)
    の先端に板状の角度調整部(12)を備えると共に該角
    度調整部(12)の先端と後端にそれぞれ回動軸用の孔
    (13)と角度調節用の複数の突部(14)を備え、前
    記取付具(2)の先端と後端に軒樋取付用の取付部(2
    1)をそれぞれ設け、該取付具(2)の上面の長手方向
    に沿って穿設した長穴(22)の端縁に所定間隔で突出
    させた突出部(23)を備えると共に該取付具(2)の
    側面の長手方向に沿って伸びる凹部(24)と凸部(2
    5)をそれぞれ備え、上記係止具(3)の先端に上記孔
    (13)および上記凹部(24)との係合で回動軸とな
    る突起(31、32)を配設しつつ該係止具(3)の略
    中央部に上記突出部(23)と係合する形状を備えたロ
    ツク部(33)を備えたことを特徴とする軒樋取付具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002070259A (ja) * 2000-08-31 2002-03-08 Otis:Kk 回転ロック式の雨樋支持具
GB2429985A (en) * 2005-09-13 2007-03-14 John Peter Attrill Guttering support
JP5458450B1 (ja) * 2012-11-27 2014-04-02 ソングン キム 軒樋組立体及びその施工方法

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