JPH08165734A - 可動床を有する室装置 - Google Patents

可動床を有する室装置

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JPH08165734A
JPH08165734A JP31098394A JP31098394A JPH08165734A JP H08165734 A JPH08165734 A JP H08165734A JP 31098394 A JP31098394 A JP 31098394A JP 31098394 A JP31098394 A JP 31098394A JP H08165734 A JPH08165734 A JP H08165734A
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JP
Japan
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floor
movable floor
room
movable
chamber
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Pending
Application number
JP31098394A
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English (en)
Inventor
Norio Chiba
範夫 千葉
Hideya Uchiyama
秀也 内山
Teru Yamada
照 山田
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SOMENO SEISAKUSHO KK
Yamada Kensetsu KK
Original Assignee
SOMENO SEISAKUSHO KK
Yamada Kensetsu KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動床を有する室の実質的な使用効率を向上
し、付随室を含めて空間利用効率を向上する。 【構成】 付随室6の固定床19を高く設定し、その下
方に床下空間Aを形成する。該空間Aに配置した電動ウ
インチによりワイヤ23…を介して可動床17を昇降す
る。可動床17に一体に階段蓋部17aを設け、該可動
床17の上昇位置Uでは、固定床19から階段20bを
通って固定基床16上に出入りし、可動床17の下降位
置Dでは、固定床19から蓋部17aを通って可動床1
7上に出入りする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可動床を有する室装
置、特に1ルームマンションに用いて好適であり、詳し
くは可動床を有する室と固定床からなる室を備えた室装
置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、都市における地価上昇と、個人の
プライバシー確保等の要求から、1個の居室空間とユニ
ットバス等を有する付随空間とからなる1ルームマンシ
ョンと呼ばれる、比較的狭い区画なる集合住宅が現出し
ている。
【0003】該1ルームマンションは、その専有面積の
狭さから、1個の居室空間は、ベットを置けば略一杯と
なり、快適な生活からはほど遠く、居間等の更に1個の
居室スペースが望まれている。
【0004】同様に、地価上昇に起因して、オフィス及
び一般住宅においても、専有面積をそのまま維持しつ
つ、生活空間が増大し得ることが望まれている。
【0005】従来、特公昭44−7318号公報、実開
昭48−37531号公報、実開昭60−94507号
公報、実開平1−111963号公報及び特開平4−2
77247号に示すように、固定基床の上方に、可動床
を昇降自在に設け、該可動床を上昇した状態において、
基床上方を使用空間とし、また可動床を下降した状態で
は、該可動床上方を使用空間として、同じ専有面積で空
間を2倍に利用する室装置が各種案出されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の室装置は、可動
床の昇降装置として、ネジ柱、電動巻上機、ロッドレス
シリンダ及び油圧シリンダ等の各種装置を用いている
が、そのいずれも、その駆動装置を含めて各種昇降装置
が、可動床を有する室内に配置されている。
【0007】このため、該可動床を有する室は、その高
さ方向の要求寸法が大きくなると共に、該室の実質的な
使用面積が減少し、建物全体としてのコストに見合う分
の利益を見い出せず、現在の処、前述したようにその要
求があるにも拘らず、いずれもがアイディアだけで実現
していない。
【0008】そこで、本発明は、可動床を有する室と、
該室に付随する固定床を有する室とを綜合して、可動床
を有する室の実質的な使用効率を向上すると共に、前記
付随する室を含めての空間利用効率を向上して、室装置
全体でコスト増を充分に収縮し得る、可動床を有する室
装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、固定基床(16)の上方にて
昇降し得る可動床(17)を有する第1の室(2)と、
固定床(19)を有する第2の室(6)と、を備えてな
る室装置(1)において、前記第1の室の可動床(1
7)を下降位置(D)及び上昇位置(U)に昇降する床
昇降装置(23…)(25)と、該床昇降装置を駆動す
る駆動装置(30)と、前記第2の室(6)の固定床
(19)を、前記固定基床(16)のレベルにより所定
量高い位置に配置して、該固定床の下方に形成した床下
空間(A)と、前記第1の室(2)の可動床(17)が
上昇位置(U)にある場合、該第1の室の固定基床(1
6)と前記第2の室の固定床(19)との間に配置され
る階段(20b)と、前記第1の室の可動床(17)が
下降位置(D)にある場合、前記階段の少なくとも一部
を閉塞する床部材(17a)と、を備え、前記床下空間
(A)に前記駆動装置(30)を収納してなる、ことを
特徴とする可動床を有する室装置にある。
【0010】好ましくは、前記固定床(19)は、前記
可動床(17)の下降位置(D)と略々同一レベルに配
置されてなる(図1、図5参照)。
【0011】又は、前記固定床(19)は、前記可動床
(17)の下降位置(D)に対して低い位置に配置され
てなり、かつ前記床部材は、所定段の段差部を有してな
る(図9、図10、図14、図15参照)。
【0012】また、前記床部材(17a)は、前記第1
の室の可動床(17)と一体に構成されてなる(図1、
図5、図9、図10、図11参照)。
【0013】又は、前記床部材(17a)は、前記第1
の室の可動床(17)に上方向に回動自在に連結され、
該可動床が上昇位置に移動する際、該床部材が上方向に
回動されてなる(図12、図13参照)。
【0014】また、前記床部材(17a)は、前記可動
床(17)に連結されると共に、複数枚の折畳み可能な
板部材(34…)から構成されてなる(図15、図16
参照)。
【0015】更に、前記床部材(17a)は、前記可動
床(17)に比してその厚さが薄く構成されてなる(図
11参照)。
【0016】また、 前記駆動装置は、電動ウインチ
(30)であり、かつ前記床昇降装置は、構造体に支持
された滑車(25)により案内されて、前記可動床の所
定複数箇所と前記電動ウインチ(30)を連結するワイ
ヤ等の可撓部材(23…)を有する(図3、図4、図7
参照)。
【0017】更に、前記可撓部材(23…)に、前記可
動床(17)から該可撓部材に作用する荷重より僅かに
軽いウェイト(26)を介在してなる(図1、図4、図
9参照)。
【0018】また、前記可動床(17)を上昇位置及
(U)び下降位置(D)にて保持するストッパ支持手段
(32)(45)を設け、前記可動床の上昇位置及び下
降位置にあっては、前記可撓部材(23…)に張力が作
用しないように構成してなる(図17、図18、図19
参照)。
【0019】そして、前記第1の室(2)は、前記可動
床(17)が上昇位置(U)にある場合、該可動床の下
方にダイニング、居間(2a)又はオフィス(2c)等
の昼間利用空間を形成し、また前記可動床が下降位置
(D)ある場合、該可動床の上方に寝室(2b)等の夜
間利用空間を形成してなる(図20、図21、図22参
照)。
【0020】更に、前記第1の室(2)には、収納手段
(11)を備え、該収納手段は、前記可動床(17)が
上昇位置(U)にあるときのみ使用し得る部分(11
b)と、該可動床が下降位置(D)にあるときのみ使用
し得る部分(11a)と、該可動床が上昇位置及び下降
位置にあっても使用し得る部分(11c)と、に区分し
てなる(図23参照)。
【0021】
【作用】以上構成に基づき、例えば昼間時、第1の室
(2)を居間、ダイニング又はオフィス等にて使用する
際、可動床(17)を上昇位置(U)に上昇する。この
状態では、人は、第2の室(6)の固定床(19)上か
ら、階段(2b)を下がって第1の室(2)の固定基床
(16)上に入り、該固定基床上が使用空間となる。
【0022】また、例えば夜間時、第1の室(2)を寝
室として使用する場合、可動床(17)を下降位置
(D)に下降する。この状態では、人は、第2の室
(6)の固定床(19)上から、床部材(17a)上を
通って第1の室(2)の可動床(17)上に入り、該可
動床上が使用空間となる。
【0023】そして、可動床(17)の昇降は、固定床
(19)の下方に形成された床下空間(A)に配置され
た駆動装置(30)が駆動されることにより、床昇降装
置(23),(25)により行なわれる。
【0024】
【発明の効果】本発明(請求項1)によると、第2の室
(6)の固定床(19)下方に床下空間(A)を形成
し、該空間(A)を、駆動装置(30)等を配置して機
械室とするので、可動床(17)を有する第1の室
(2)の面積を有効に利用することができ、かつ階段
(20b)を用いて第1の室の固定基床(16)上に出
入りすると共に該階段を閉塞する床部材(17a)によ
り可動床(17)上に出入りするので、可動床(17)
により第1の室(2)の使用空間高さが相違しても、そ
の出入りのために大きな面積を割くことがなく、室装置
(1)全体として空間利用効率を向上して、可動床に起
因するコストアップを充分に収縮し得る効率的な室装置
を得ることができる。
【0025】また、固定床(19)を、可動床(17)
の下降位置(D)と略々同一レベルにすると(請求項
2)、床下空間(A)を大容積とすることができ、充分
な機械室スペースを確保できると共に、床下に大きな収
納スペースを確保することができる。
【0026】また、固定床(19)を、可動床下降位置
(D)より低い位置に設定すると共に、床部材(17
a)に所定数の段差部(a)(c)を設けると(請求項
3)、第2の室(6)の天井高さを確保できると共に階
段室(20)での頭上高さを確保することができ、天井
が低いことによるうっとうしさを解消でき、かつ室装置
(1)全体の高さを押えることも可能である。
【0027】また、床部材(17a)を、可動床(1
7)と一体に構成すると(請求項4)、極めて簡単な構
成により、可動床下降位置にて階段(20b)を蓋する
ことができ、信頼性及び安全性の高い構造を安価に提供
することができる。
【0028】更に、床部材(17a)を、可動床上昇時
に上方向に回動すると(請求項5)、階段室(20)で
の頭上高さを充分に確保することができ、背の高い人で
も、頭上を気にすることなく階段(2b)を登り降りで
きる。
【0029】また、床部材(17a)を、複数の板部材
(34…),(38…)にて折畳み可能にすると(請求
項6)、簡単な構成により階段室(20)での頭上高さ
を確保することができる。
【0030】また、床部材(17a)を、可動床に比し
て薄く構成すると(請求項7)、簡単な構成で、階段室
(2900)の頭上スペースを確保することができる。
【0031】また、可動床(17)を電動ウインチ(3
0)及び滑車(25)により案内されるワイヤ又はチェ
ーン等の可撓部材(23…)にて昇降すると(請求項
8)、可動床(17)からの荷重は、コンクリートスラ
ブ(7′)及びコンクリート壁(7)等の建物の構造体
に支持される電動ウインチ(30)及び滑車(25)に
作用するので、可動床(17)を昇降支持するための特
別の構造体を別に設ける必要がなく、可動床(17)を
昇降装置及び駆動装置を安価に構成し得、全体として大
幅なコストダウンを図ることができる。
【0032】更に、可撓部材(23…)にバランスウェ
イト(26)を介在すると(請求項9)、可動床(1
7)は少ない駆動力で昇降することができるので、電動
ウインチ(30)を小型・小容量のものを用いることが
でき、かつ人力によって昇降することも可能であり、更
に、可動床(17)の下降速度がゆっくりとなり、安全
性を向上することができる。
【0033】また、可動床(17)をストッパ支持手段
(32),(45)にて支持すると(請求項10)、一
日の内の僅かな時間である可動床昇降時にのみ可撓部材
(23…)に張力が作用するだけで、可動床の上昇位置
(U)及び下降位置(D)にあっては、可撓部材に張力
が作用せず、可撓部材の伸びをおさえて、寿命及びメン
テナンス時間を延ばすことができる。
【0034】そして、可動床の上昇位置(U)にて昼間
利用空間を形成し、その下降位置(D)にて夜間利用空
間を形成すると(請求項11)、オフィス及び居間等に
よる昼間利用時は固定基床(16)を用いて、多数の人
や比較的重いOA機器等もコンクリートスラブ(7′)
等からなる固定基床(16)により確実に支持し得、ま
た静寂となる夜間利用時は、高い床下空間を有する可動
床(17)を使用するので、階下等への音の伝播を防止
して静寂環境を保つことができる。
【0035】更に、収納手段(11)を、可動床(1
7)の上昇位置及び下降位置にて区分される3つの部分
から構成すると(請求項12)、例えば、寝具等は可動
床が下降位置(D)にあるときのみに使用する部分(1
1a)に収納し、書類等は可動床が上昇位置(U)にあ
るときのみに使用する部分(11b)に収納し、そして
テレビや食器等は上昇位置及び下降位置に拘らず使用し
得る共通部分(11c)に収納する等により、効率的に
収納手段を用いることができる。
【0036】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、何等本発明の構成を限定する
ものではない。
【0037】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明を1ルームマン
ションに適用した実施例について説明する。
【0038】1ルームマンションの1区画(室装置)1
は、図1ないし図4に示すように、居室空間となる主室
2と、トイレを有するユニットバス3及びキッチンセッ
ト5を備えた付随室6とからなる。該1区画(室装置)
1は、隣接区画との間はコンクリート壁7により仕切ら
れている共に、主室2と付随室6とは仕切り板4により
仕切られており、また主室2には窓8が設けられてお
り、付随室6は玄関9及びドア10が設けられている。
なお、図2中、11は主室2に配置された収納装置、1
2は収納用の棚であり、また、14はテラス、15はメ
ータ室である。
【0039】そして、図1及び図3に詳示するように、
主室2は、コンクリートスラブ7′上に配置されたフロ
ーリング等からなる固定基床16と、昇降自在に設けら
れた可動床17とを有しており、また付随室6には、コ
ンクリートスラブ7′より所定間隔離れて、即ち、前述
可動床17が下降位置Dにある場合と略々同一レベルに
て固定床19が設置されている。該固定床19は前記玄
関9を構成する1段下り部分19aを有し、該玄関部分
19aに対応して廊下13が設置され、かつ該固定床1
9とコンクリートスラブ7′との間に所定床下空間Aを
構成している。該床下空間Aは、図2に示す開閉床部1
9bにて開閉して、後述する可動床昇降用の機械室を構
成すると共に床下収納を構成する。
【0040】更に、図1、図2及び図5に詳示するよう
に、付随室6の一部は主室2部分から突出して階段室2
0が仕切られており、該階段室20は出入用ドア21を
有すると共に、固定床19から1段下がった踊り場20
aそして前記主室2の基床16に向かって下り階段20
bが形成されている。
【0041】また、可動床17は、平面視図6に示すよ
うに、主室2に対応した矩形形状に対して、前記収納装
置11部分が切欠かれている(d部分)と共に、前記階
段室20の階段20bに対応する階段蓋部17aが突出
して一体に形成され、凹凸形状となっており、かつ該可
動床17は、複数箇所にローラ22が適宜配設されてお
り、これらローラ22がコンクリート壁7等に沿って設
けられたガイド24に案内され、滑らかに昇降し得る。
なお、図6中、鎖線32で示すものは、コンクリート壁
7(及び仕切り板4)に設けられた可動床支持用桟であ
り、該桟32は、可動床17が下降した位置、即ち該可
動床17が床として機能する状態において、該可動床の
縁部を支えるためのものである(図19参照)。
【0042】また、上記可動床17の階段蓋部17a
は、図5に示すように、階段室20における踊り場20
aの端部に整列する長さからなり、従って可動床17が
下降位置Dにある場合、踊り場20aから1段の上り段
となるが、上昇位置Uにある場合、人が階段29bを昇
降する際の頭上位置での障害とならない。
【0043】そして、図1ないし図4に示すように、可
動床17の4隅部分にはワイヤ23a,23b,23
c,23dが連結されており、これらワイヤ23…は、
構造体を構成するコンクリートスラブ7′又は壁7に支
持されている滑車25…を介して付随室6側に導かれて
いる。該ワイヤが導かれる部分は、前記仕切り板4と所
定間隔を隔てて平行に延びている仕切り板28により幅
狭の空間Bが形成されており、該空間B部分に各ワイヤ
23…が導かれ、かつ各ワイヤ23…はそれぞれバラン
スウェイト26a,26b,26c,26dの上端に連
通している。更に、各ウェイト26…の他端は、1本の
プレート27を介して1本のワイヤ29に連結されてお
り、該ワイヤの他端は滑車25を介して電動ウインチ3
0に連結している。なお、前記各ワイヤ23…は、可動
床17の昇降部分では前記ガイド24内に案内され、ま
た天井部分では図示しないコンジェットに案内されてい
る。
【0044】前記各ウェイト26…は、可動床17から
各ワイヤ23…に作用する張力よりも僅かに軽くなるよ
うに構成されており、従って前記電動ウインチ30は、
前記ウェイトと可動床から作用する張力との差分だけの
巻上げ力を有する比較的小容量のもので足り、かつ可動
床を上昇位置にて保持すべくブレーキ機能を備えてい
る。
【0045】そして、電動ウインチ30は、小容量のも
のであっても、比較的カサが大きくかつ重量物からなる
が、該電動ウインチ30は、その制御盤と共に前記床下
空間Bに配置され、かつコンクリートスラブ7′上に防
振ゴム等を介して設置されている。なお、図4におい
て、31は、停電等の非常時に用いる手動巻上げ機を示
す。
【0046】そして、図7に示すように、前記可動床1
7とウェイト26とを連結する各ワイヤ23…にはそれ
ぞれターンバックル等の長さ調節装置33が介在されて
おり、各ワイヤ23…の伸びを調節し得る。また、各ワ
イヤ23…にそれぞれ転接してワイヤ切断検知ローラ3
5が配設されており、これら各ローラ35は、ワイヤ2
3…が切断すると倒れて、安全スイッチ36をONす
る。また、可動床17が昇降して、上昇位置又は下降位
置になると、それぞれONする上限スイッチ37及び下
限スイッチ38が設けられている。なお、図2において
39で示すものは、主室2に人がいることを検知する赤
外線センサであり、また図2及び図3において40で示
すものは、可動床17の昇降スイッチを有する操作盤で
ある。
【0047】ついで、上述実施例の作用を説明する。
【0048】本1ルームマンションを、専ら昼間時にお
いてダイニング、居間又はオフィスとして使用する場合
(図18(a) 及び図19(a) 参照)、主室2における可
動床17は上昇位置Uに保持され、基床16を使用して
その上方が利用空間となると共の可動床17は該利用空
間の天井を構成する。この状態では、付随室6の固定床
19上にいる人は、ドア21を開閉して、階段室20の
踊り場20a及び階段20bを利用して主室2に出入り
する。
【0049】また、主室2を、専ら夜間において寝室と
して使用する場合(図18(b) 及び図19(b) 参照)、
可動床17は下降位置Dに保持され、該可動床を使用し
てその上方が利用空間となると共にコンクリートスラブ
7′が天井を構成する。この状態では、付随室6の固定
床19上にいる人は、ドア21を開閉して、階段室20
の踊り場20aから1段上がって主室2に出入りする。
【0050】図8に示すように、朝起床して、下降位置
Dにある可動床17を上昇する際、人は寝室となってい
る主室2から付随室6に出て、操作盤40の昇降スイッ
チを上昇側に操作する(F3)。すると、電動ウインチ
30のモータが正方向に回転し(F4)、ワイヤ29を
巻上げあることにより、可動床17は、ウェイト26に
よりアシストされつつ各ワイヤ23…により引張られて
上昇する。なおこの際、主室2に人がいると、赤外線セ
ンサ39が感知してONとなり、昇降スイッチは作動せ
ず、またワイヤ23…の一本でも切断するか又は過度に
伸びて張力が作用しないと、検知ローラ35により安全
スイッチ37がONとなり、昇降スイッチは作動せず、
これにより安全が確保されている。そして、可動床17
が上昇して、上限スイッチ37がONすると(F4)、
モータの回転が停止され(F6)、電動ウインチ30が
自動的にブレーキされることにより、可動床17は、上
昇位置Uに保持される。
【0051】一方、夜間、可動床17を下降して寝室と
して用いる場合、上述と同様に、付随室6において操作
盤40の昇降スイッチを下降側に操作する(F3)。こ
の際も同様に、主室2に人が残っていたりワイヤ23が
切断している場合、該昇降スイッチによる操作は停止さ
れる。そして、該昇降スイッチの操作により、電動ウイ
ンチ30のモータを逆方向に回転してワイヤ29を緩め
(F7)、可動床17は、その重力により、各ワイヤ2
3…を介してウェイト26…を持上げながらゆっくりと
下降する。そして、該可動床17が下降して支持用桟3
2に当接すると同時に、下限スイッチ37がONすると
(F8)、モータの回転が停止される(F6)。この状
態では、可動床17は、コンクリート壁7等に固定され
ている支持用桟32によりその四辺をしっかりと支持さ
れており、該可動床17に人が乗っても確実かつ安全に
機能する。
【0052】ついで、一部変更した実施例を、図9及び
図10に沿って説明する。先の実施例が、付随室6の固
定床19を、主室2の可動床17の下降位置Dに面一に
配置したのに対し、本実施例では、該固定床19を、下
降位置Dにある可動床17に対して1段低い位置に設定
している。これにより、前記実施例が、階段室20に、
固定床19に対して1段低い踊り場20aを設けたのに
対し、本実施例では、該踊り場20aを必要せず、階段
室20の入口部分20a′は、固定床19と面一にな
る。また、図19に示すように、ウェイト26は、1個
の板状のものにまとめられ、該ウェイト26の上面に、
各ワイヤ23…が長さ調節装置33を介して連結されて
いる(図9参照)。
【0053】従って、本実施例によると、機械室及び床
下収納を構成する床下空間Aは、先の実施例に比して幾
分小さくなるが、階段室20における頭上スペースを確
保するための1段低い踊り場を必要としない。従って、
人は、ドア21を開けて、固定床19と同一レベルから
なる階段室20に出入りができ、可動床17が下降位置
Dにある状態では、段差部aを1段登って可動床上に上
がり、また可動床17が上昇位置Uにある場合、階段2
0bを所定段(例えば3段)下って、固定基床16に下
りる。
【0054】ついで、図11に沿って、一部変更した実
施例について説明する。
【0055】本実施例は、可動床17の階段蓋部17a
の下面bが削られて、該蓋部が他の部分に比して薄く構
成されている。従って、該削り取られた部分bだけ、階
段室20における階段20b上の頭上スペースを確保で
きる。なお、該薄い部分bは、階段20bのすべてに対
応しなくともよく、例えば1段目の階段20b1 に対応
するのみ薄くしてもよい。また、本実施例は、固定床1
9を1段下げた実施例について図示しているが、これに
限らず、固定床19を可動床17下降位置と面一にして
踊り場20aを設けたものにも適用し得る。
【0056】図12、図13に沿って、更に変更した実
施例について説明する。
【0057】本実施例は、付随室6の固定床19を、可
動床17の下降位置Dに面一にすると共に、可動床17
の階段蓋部17aが階段室20の踊り場20aを含めて
蓋するように構成している。このため、可動床17の上
昇位置における階段室20の頭上スペースを確保する必
要があり、可動床17の上昇時、階段蓋部17aが更に
上方に逃げるように構成されている。
【0058】具体的には、図13に示すように、可動床
17における階段蓋部17a(正確にはその先部分)が
蝶番41に上方向にのみ回動自在に連結されており、か
つ該蓋部17aは、その先端に足台17eが固定されて
いると共に、その両側部17cが所定幅にて可動床本体
17側に延びている。該可動床本体17は、その両側が
上記蓋部両側部17cを受入れるために切欠かれており
(17d)、また階段室20の両側壁20dの所定高さ
にローラ42が植設されている。
【0059】従って、可動床17の下降位置Dにあって
は、階段蓋部17aは、可動床17に面一に水平に延び
ており、その足台17eが踊り場20aに当接して、踊
り場20aを含めて階段室20の床面を完全に閉塞して
いる。この状態では、人は、ドア21を開閉して、固定
床19と同一レベルの階段蓋部17aを介して同じ高さ
の可動床17上に出入りし得る。
【0060】そして、可動床17を前述したように電動
ウインチにより持上げると、該上昇位置の僅かに手前
で、側壁20dに固定されているローラ42に蓋部の両
側部17cが当接し、それ以上の上昇を阻止されるが、
可動床本体17はそのまま上昇位置Uまで持上げられる
ため、蓋部17aは蝶番41により矢印E方向に回動さ
れる。この状態では、階段蓋部17aは上方に逃げた状
態にあり、人はドア21を開閉して、固定床19から1
段下がった踊り場20aに入り、頭上スペースを気にす
ることなく、階段20bを通って、固定基床16からな
る主室2に出入りし得る。
【0061】なお、本実施例は、固定床19を、可動床
下降位置Dに整列した実施例に基づき説明したが、固定
床19を下降位置Dに対して1段下げた実施例、即ち踊
り場のないものにも同様に適用できる。更に、図14に
示すように、前記階段蓋部17aを、複数の段差部a,
cを有する階段状により構成し、従ってその分付随室6
の固定床19及びそれと同一レベルの階段室入口部の床
20a′を低く構成してもよい。
【0062】該実施例によると、床下空間Aは狭くなる
が、その分、付随室6の頭上空間を充分に確保し得る。
これにより、室装置1全体の高さを抑えながら、特に昼
間利用時の利便性を高めることができる。即ち、例え
ば、主室2の固定基床16上を小オフィスとして用いる
場合、付随室6及び階段室20の天井部を高くして、快
適な環境を提供できると共に、付随室6と主室2の出入
も、少ない段差の階段により行なわれる。この際、先の
実施例(図12、図13参照)と同様に、階段蓋部17
aを上方に逃がすと好ましい。
【0063】そして、夜間利用時は、通常この種オフィ
スユーズでは緊急避難的なので、幾分使い勝手は落ちる
が、可動床17を下降位置Dにして、階段状の蓋部17
aを登り降りして、寝室となる可動床17上の空間に出
入りする。この際、天井を低くすることにより、該緊急
避難的な夜間利用を少し犠牲にして、室装置1の全体高
さを抑え、建物全体として大幅なコストダウンが可能で
ある。
【0064】ついで、図15に沿って、一部変更した実
施例について説明する。
【0065】本実施例は、階段蓋部17aが複数の板部
材34a,34b,34c,34d,34eを直列状に
かつ互に回動自在に連結して折畳み自在に構成されてい
る。更に、可動床17の先端部には受け金具17gが設
けられており、前記板部材34…を折畳んだ状態で支持
し得る。
【0066】従って、可動床17を下降位置に降ろした
状態では、(b) に示すように、1番目の板部材34aの
みを受け金具17gに受けて各板部材を引伸ばし、階段
20bを塞ぐと共に1個の段差部aを構成する。この状
態では、(c) に示すように、各板部材34c〜34eは
桟20eに支持されて平坦床となっており、該平坦床、
段差a及び1番目の板部材34aにより、可動床17上
に出入りし得る。
【0067】そして、可動床17を上昇するに先立ち、
例えば手により、(b) に示すように各板部材34…を折
畳み、そして(a) に示すように、支持金具17g上に載
せて固定する。この状態で、前述と同様に可動床17を
上昇位置に上昇する。この際、階段蓋部17aは折畳ま
れているので、主室2の固定基床上に出入りするため、
階段20bを登り降りしても、頭上が邪魔になることは
ない。
【0068】更に、図16に沿って、一部変更した実施
例について説明する。
【0069】本実施例も、階段蓋部17aが2枚の板部
材34f,34gからなり、かつ折畳み自在になってい
る。即ち、可動床17の先端部に、ピン17j等により
1枚目の板部材34fが連動されており、かつ該板部材
の先端部に蝶番17iにより2枚目の板部材34gが連
結されている。そして、1枚目の板部材34f先端部に
L型の金具17hが固定されており、また該板部材34
fと可動床17との間にトグルスプリング44が張設さ
れている。
【0070】従って、可動床17を下降位置Dに下降し
た状態にあっては、把手48を持って蓋部17aを(a)
に示す位置に移動する。この状態は、1枚目の板部材3
4fがスプリング44により可動床先端面に当接して位
置決めされ、かつ2枚目の板部材34gは金具17h上
に支えられている。これにより、1枚目の板部材34f
が段差部aになると共に、2枚目の板部材34gが足踏
み部となり、かつ該板部34gと階段室入口部の床部2
0aとの間の空間が段差部cを構成し、蓋部17aは2
段の階段を構成している。従って、人は、該階段を構成
する蓋部17aにより、固定床部20aから可動床17
上に出入りし得る。
【0071】一方、可動床17を上昇するに先立ち、把
手48を持ってまず2枚目の板部材34gを上方に折畳
み、ついで重ねられた状態にある1枚目及び2枚目の板
部材34f,34gを上方に持上げる。すると、(b) に
示す状態となり、この状態では、トグルスプリング44
がピン17j(思案点)を越えて、板部材34gを可動
床17面に当接した安定状態となり、該位置に安定・保
持される。この状態で、可動床17は、前述と同様に、
上昇位置Uに上昇され、主室2は、固定基床16上が使
用空間となり、少ない段数の階段20bを通って出入り
し得る。
【0072】ついで、図17ないし図19に沿って、他
の実施例について説明する。
【0073】前述した実施例は、可動床17をウェイト
26にてバランスしつつ昇降しているが、該実施例で
は、常にワイヤ23…に張力が作用する。本実施例は、
可動床17を動かすのは、1日の内のほんの僅かな時間
だけなので、バランスウェイトを設けずに、該可動床1
7の可動時のみワイヤに張力を作用し、上昇位置及び下
降位置での停止時には該可動床を直接側壁7にて支持し
て、ワイヤに張力が作用しないようにするものである。
【0074】可動床17の上昇位置Uでのストッパ支持
装置45は、コンクリート側壁7を一部切欠いた凹部7
bに配置され、枢支軸46にて回動自在に支持された1
対のストッパアーム47及びソレノイド又は電動シリン
ダからなるリニヤアクチュエータ49を有する。更に、
前記ストッパアーム47にピン50にて連結されている
リンク51と、側壁7にピン52にて連結されているリ
ンク53との先端がピン55にて互に連結され、トッグ
ルリンクを構成しており、かつ該連結ピン55近傍のリ
ンク51に前記アクチュエータ49の先端が連結されて
いる。また、前記1対のストッパアーム47の下面所定
位置を橋絡してストッパプレート56が固定されてお
り、該プレート56には前記トッグルリンク51,53
が思案点を越えた位置にて当接する。そして、前記リニ
ヤアクチュエータ49は、可動床17が上昇する際、そ
の上昇位置Uの近傍において収縮作動し、また可動床の
下降信号によって伸長作動し、かつこれら収縮位置及び
伸長位置にて安定保持(双安定)される。
【0075】本実施例は、以上のような構成からなるの
で、可動床17を下降位置Dから上昇するには、前述と
同様に、電動ウインチ30によりワイヤ23…が巻上げ
られる。この際、ワイヤ23…にはバランスウェイトが
介在していないので、ウインチ30は可動床17の重量
(ベット等の備品も含む)に見合った比較的大容量のも
のが必要であるが、その作動時間は極めて僅かであり、
またストッパ支持装置45は側壁7の凹部7b内に収納
された状態にある。この状態で、可動床17が上昇し
て、支持装置45部分を越えて上昇位置Uに至ると、リ
ミットスイッチからの信号に基づきリニヤアクチュエー
タ49が収縮する。すると、該アクチュエータ49の支
点49aがストッパアーム47の枢支点46の垂直線に
対して偏倚していることに基づき、該アーム47は起立
方向に回動し、リンク51,53が直線状になるように
移動し、そして図18に示すように、該一直線状になっ
た点(思案点)を越えて連結ピン53が逆方向に移動し
た時点でリンク51がストッパプレート56に当接す
る。
【0076】この状態で、アクチュエータ49への通電
は解除されるが、トッグルリンク51,53が思案点越
えをしてストッパプレート56に保持されるため、スト
ッパアーム47が起立位置に保持される。そして、電動
ウインチ30を僅かに逆転してワイヤ23…を緩めるこ
とにより、可動床17は、下降してストッパアーム47
上に載置され、かつ該ストッパアーム47に作用する可
動床17の重量は、思案点を越えて突張り状態となって
いるリンク51,53及びピン52を介して側壁7に支
持される。
【0077】一方、該可動床17を上昇位置Uから下降
するには、まず、電動ウインチ30を僅かに巻上げ方向
に回転し、ワイヤ23…の緩みをとると共に、可動床1
7を僅かに持上げて、ストッパアーム47に作用してい
る荷重を除去する。そしてこの状態で、リニヤアクチュ
エータ49を伸長する方向に作動し、トッグルリンク5
1,53を思案点越えして折畳み、図19に示すよう
に、ストッパアーム47を下方に回動して、ストッパ支
持装置45を凹部7b内に収納する。この状態で、アク
チュエータ49への通電を断つが、該支持装置45は重
力により該収納位置に保持される。この状態で、電動ウ
インチ30は逆回転してワイヤ23…は緩められ、可動
床17はゆっくりと下降して下降位置Dに至ると、該可
動床17は、下降位置でのストッパ支持装置を構成する
支持用桟32に当接して支持される。この状態で、電動
ウインチ30は停止されるが、可動床17は支持用桟3
2にて支持され、ワイヤ23…に張力は作用しない。
【0078】図20ないし図22は、本発明を適用した
具体例を示す図であって、図20に示すように、多数に
細かく区画された集合住宅、いわゆる1ルームマンショ
ンビル60に適用し得る。該ビル60の各区画1におけ
る主室2は、可動床17を備えており、該可動床は、昼
間時(DAY TIME)上昇位置Uに保持され、固定
基床16が使用床となり、また夜間(NIGHT TI
ME)は下降位置Dに保持され、該可動床17が使用床
となる。
【0079】そして、上記区画1の使用例を図21及び
図22に示すが、図21のものは、固定基床16上に応
接セット61を置いて、昼間時リビングルーム2aとし
て用い((a) 参照)、また可動床17上にベット62を
置いて、夜間時ベットルーム2bとして用いる((b) 参
照)。また、図22のものは、固定基床16上にデスク
63を置いて、昼間時オフィス2cとして用い((a) 参
照)、また可動床17上にベット62を置いて、夜間時
ベットルーム2bとして使用する((b) 参照)。 な
お、この際、応接セット61の背もたれを折り畳むと
か、またデスク63上のOA機器をデスク内に収納する
とかして、可動床17の下降位置Dを確保することが好
ましい。また、図23に示すように、収納装置11は、
上下方向3段に区分され、可動床17が上昇位置Uにあ
る場合、1番上の収納部11aのみが使用不能となり
((a) 参照)、また可動床が下降位置Dにある場合、1
番下の収納部11bのみが使用不能となり((b) 参
照)、そして可動床の上昇及び下降位置に拘らず、中段
収納部11cは常に使用可能となる。即ち、上段の収納
部11aは、可動床17が下降位置Dにある場合のみ使
用可能であり、下段の収納部11bは、可動床17が上
昇位置Uにある場合のみ使用可能であり、そして中段の
収納部11cは、可動床が上昇位置及び下降位置にあっ
て共通して使用可能である。
【0080】なお、上述実施例は、1ルームマンション
に適用した実施例について説明したが、これに限らず、
一般住宅及びバー等の飲食店等の他の室空間にも同様に
適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る1ルームマンションの
1区画を示す斜視図。
【図2】その平面断面図。
【図3】図2のA−A線による断面図。
【図4】図2のB−B線による断面図。
【図5】図2のC−C線により断面図。
【図6】可動床を示す平面図。
【図7】可動床の昇降装置を示す概略図。
【図8】可動床の昇降作動を示すフロー図。
【図9】他の実施例を示す斜視図。
【図10】その階段室を含む断面図。
【図11】一部変更した実施例を示す断面図。
【図12】更に変更した実施例を示す断面図。
【図13】その要部を示す図で、(a) は側面図、(b) は
その平面図。
【図14】一部変更した実施例を示す断面図。
【図15】更に変更した実施例による階段蓋部を示す断
面図で、(a) は折畳み・収納状態、(b) は中間過程状
態、(c) は伸長・使用状態を示す。
【図16】更に変更した階段蓋部を示す断面図、(a) は
使用状態、(b) は収納状態を示す。
【図17】他の実施例を示すストッパ支持装置の平面
図。
【図18】その起立状態における側断面図。
【図19】その収納状態における側断面図。
【図20】本発明を具体化した1ルームマンションビル
を示す一部切欠いた斜視図。
【図21】本発明の適用例を示す図で、(a) は昼間時、
(b) は夜間時を示す。
【図22】本発明の他の適用例を示す図で、(a) は昼間
時、(b) は夜間時を示す。
【図23】収納装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1 室装置(1ルームマンション) 2 第1の室(主室) 2a 居間 2b 寝室 2c オフィス 4 仕切り板 6 第2の室(付随室) 7 (コンクリート)側壁 7′ コンクリートスラブ 11 収納手段(装置) 11a 上段収納部 11b 下段収納部 11c 中段収納部 16 固定基床 17 可動床 17a 床部(階段蓋部) 19 固定床 20 階段室 20a 踊り場 20b 階段 23 可撓部材(ワイヤ) 25 滑車 26 ウェイト 30 駆動装置(電動ウインチ) 32 下降位置用ストッパ支持手段(支持用桟) 34 板部材 45 上昇位置用ストッパ支持手段(装置) 60 1ルームマンションビル a,c 段差部 b 薄い部分 A 床下空間 D 下降位置 U 上昇位置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定基床の上方にて昇降し得る可動床を
    有する第1の室と、固定床を有する第2の室と、を備え
    てなる室装置において、 前記第1の室の可動床を下降位置及び上昇位置に昇降す
    る床昇降装置と、 該床昇降装置を駆動する駆動装置と、 前記第2の室の固定床を、前記固定基床のレベルにより
    所定量高い位置に配置して、該固定床の下方に形成した
    床下空間と、 前記第1の室の可動床が上昇位置にある場合、該第1の
    室の固定基床と前記第2の室の固定床との間に配置され
    る階段と、 前記第1の室の可動床が下降位置にある場合、前記階段
    の少なくとも一部を閉塞する床部材と、を備え、 前記床下空間に前記駆動装置を収納してなる、 ことを特徴とする可動床を有する室装置。
  2. 【請求項2】 前記固定床は、前記可動床の下降位置と
    略々同一レベルに配置されてなる、 請求項1記載の可動床を有する室装置。
  3. 【請求項3】 前記固定床は、前記可動床の下降位置に
    対して低い位置に配置されてなり、かつ前記床部材は、
    所定段の段差部を有してなる、 請求項1記載の可動床を有する室装置。
  4. 【請求項4】 前記床部材は、前記第1の室の可動床と
    一体に構成されてなる、 請求項2又は3記載の可動床を有する室装置。
  5. 【請求項5】 前記床部材は、前記第1の室の可動床に
    上方向に回動自在に連結され、該可動床が上昇位置に移
    動する際、該床部材が上方向に回動されてなる、 請求項2又は3記載の可動床を有する室装置。
  6. 【請求項6】 前記床部材は、前記可動床に連結される
    と共に、複数枚の折畳み可能な板部材から構成されてな
    る、 請求項2又は3記載の可動床を有する室装置。
  7. 【請求項7】 前記床部材は、前記可動床に比してその
    厚さが薄く構成されてなる、 請求項4ないし6のいずれか記載の可動床を有する室装
    置。
  8. 【請求項8】 前記駆動装置は、電動ウインチであり、
    かつ前記床昇降装置は、構造体に支持された滑車により
    案内されて、前記可動床の所定複数箇所と前記電動ウイ
    ンチを連結するワイヤ等の可撓部材を有する、 請求項1記載の可動床を有する室装置。
  9. 【請求項9】 前記可撓部材に、前記可動床から該可撓
    部材に作用する荷重より僅かに軽いウェイトを介在して
    なる、 請求項7記載の可動床を有する室装置。
  10. 【請求項10】 前記可動床を上昇位置及び下降位置に
    て保持するストッパ支持手段を設け、前記可動床の上昇
    位置及び下降位置にあっては、前記可撓部材に張力が作
    用しないように構成してなる、 請求項7記載の可動床を有する室装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の室は、前記可動床が上昇位
    置にある場合、該可動床の下方にダイニング、居間又は
    オフィス等の昼間利用空間を形成し、また前記可動床が
    下降位置ある場合、該可動床の上方に寝室等の夜間利用
    空間を形成してなる、 請求項1記載の可動床を有する室装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の室には、収納手段を備え、
    該収納手段は、前記可動床が上昇位置にあるときのみ使
    用し得る部分と、該可動床が下降位置にあるときのみ使
    用し得る部分と、該可動床が上昇位置及び下降位置にあ
    っても使用し得る部分と、に区分してなる、 請求項1記載の可動床を有する室装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008138381A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Asahi Kasei Homes Kk 階段利用構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008138381A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Asahi Kasei Homes Kk 階段利用構造

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