JPH064759Y2 - 安全装置を備えた電動式昇降ベッド - Google Patents
安全装置を備えた電動式昇降ベッドInfo
- Publication number
- JPH064759Y2 JPH064759Y2 JP1988167059U JP16705988U JPH064759Y2 JP H064759 Y2 JPH064759 Y2 JP H064759Y2 JP 1988167059 U JP1988167059 U JP 1988167059U JP 16705988 U JP16705988 U JP 16705988U JP H064759 Y2 JPH064759 Y2 JP H064759Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bed
- pedestal
- touch sensor
- guide rail
- electric
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C19/00—Bedsteads
- A47C19/20—Multi-stage bedsteads; e.g. bunk beds; Bedsteads stackable to multi-stage bedsteads
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C17/00—Sofas; Couches; Beds
- A47C17/84—Suspended beds, e.g. suspended from ceiling
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Nursing (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は電動式昇降ベッドに係り、詳しくは、使用時と
不使用時の間で移動が可能であり、不使用時には床面積
を有効に利用できるよう収納可能にしたベッド架台を複
数台装備した電動式昇降ベッドに関するものである。
不使用時の間で移動が可能であり、不使用時には床面積
を有効に利用できるよう収納可能にしたベッド架台を複
数台装備した電動式昇降ベッドに関するものである。
[従来の技術] 今日、生活様式の多様化に伴いベッドが備えつけられる
部屋が多くなっているが、いわゆる「ワンルーム・マン
ション」のような小規模の室内でベッドを固定式にする
と、その占有する床面積を有効に利用できないこととな
り、部屋面積の狭いところでは事実上ベッドを備え付け
ることができない。
部屋が多くなっているが、いわゆる「ワンルーム・マン
ション」のような小規模の室内でベッドを固定式にする
と、その占有する床面積を有効に利用できないこととな
り、部屋面積の狭いところでは事実上ベッドを備え付け
ることができない。
ベッドの一端を固定し、他端からこれを起立させて壁面
に収納できるようにしたものもあるが、このものは、使
用時に家具を移動させたり、起立させたあとの空間に復
帰させたりする面倒があり、また、収納時にマットや布
団がずれ落ちないように縛り付けたり、別個に収納する
不便があった。
に収納できるようにしたものもあるが、このものは、使
用時に家具を移動させたり、起立させたあとの空間に復
帰させたりする面倒があり、また、収納時にマットや布
団がずれ落ちないように縛り付けたり、別個に収納する
不便があった。
また、ベッドを水平のまま昇降させて天井の空間部に収
納させる形式の昇降ベッドも提案されているが、手動式
のものは、主婦などの日常作業には負担が大きく、電動
式のものにおいても、ベッドの昇降移動に関して安全性
が伴わなかったり、また、家具として洗練されるには至
らないものが多かった。
納させる形式の昇降ベッドも提案されているが、手動式
のものは、主婦などの日常作業には負担が大きく、電動
式のものにおいても、ベッドの昇降移動に関して安全性
が伴わなかったり、また、家具として洗練されるには至
らないものが多かった。
そこで、本出願人はさきに電動式の昇降ベッドを提案
(実願昭61−93889号、考案の名称「電動昇降ベ
ッド」等)し、各種の安全装置を装備して実用化を進展
させてきた。
(実願昭61−93889号、考案の名称「電動昇降ベ
ッド」等)し、各種の安全装置を装備して実用化を進展
させてきた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、限られた室内空間をより一層有効に利用
する見地より、電動昇降機能を持ち合わせた複数段ベッ
ドに対する要望が高まった。
する見地より、電動昇降機能を持ち合わせた複数段ベッ
ドに対する要望が高まった。
そして、そのような電動式昇降ベッドの開発において
は、ベッド架台の昇降に関して利用者の安全を確保する
ことが重要課題である。
は、ベッド架台の昇降に関して利用者の安全を確保する
ことが重要課題である。
また、安全装置を設けた場合においては、該安全装置
は、各ベッド架台の昇降作動を妨げるものであってはな
らない。
は、各ベッド架台の昇降作動を妨げるものであってはな
らない。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決することを目的として創案さ
れたものであって、かかる課題を解決するべく本願考案
が採用した技術手段は、構造体に設けたガイドレールに
沿って、電動駆動装置によりベッド架台を昇降させるよ
うにした電動式昇降ベッドにおいて、上記ベッド架台を
上下複数台装備するに、上方に位置するベッド架台の下
面には、押圧により作動し、下方に位置するベッド架台
の上昇を停止させるタッチセンサーを設けると共に、上
下ベッド架台の少なくともいずれか一方の架台には上記
タッチセンサーの作動を規制するスペーサーを設けたこ
とを特徴とするものである。
れたものであって、かかる課題を解決するべく本願考案
が採用した技術手段は、構造体に設けたガイドレールに
沿って、電動駆動装置によりベッド架台を昇降させるよ
うにした電動式昇降ベッドにおいて、上記ベッド架台を
上下複数台装備するに、上方に位置するベッド架台の下
面には、押圧により作動し、下方に位置するベッド架台
の上昇を停止させるタッチセンサーを設けると共に、上
下ベッド架台の少なくともいずれか一方の架台には上記
タッチセンサーの作動を規制するスペーサーを設けたこ
とを特徴とするものである。
[作用] 本考案は、安全装置として上方のベッド架台の下面にタ
ッチセンサーを設けているので、下方のベッド架台の使
用中に上昇操作が行われても、下方のベッドの使用者の
身体の一部がタッチセンサーに触れることにより、ベッ
ドの上昇が停止し、下方のベッドの使用者の安全を確保
することができる。
ッチセンサーを設けているので、下方のベッド架台の使
用中に上昇操作が行われても、下方のベッドの使用者の
身体の一部がタッチセンサーに触れることにより、ベッ
ドの上昇が停止し、下方のベッドの使用者の安全を確保
することができる。
また、少なくとも上下いずれかの架台にはタッチセンサ
ーの作動を規制するスペーサーを設けたので、ベッドを
収納する時には、タッチセンサーを作動させないで、ベ
ッド架台を上昇させることができる。
ーの作動を規制するスペーサーを設けたので、ベッドを
収納する時には、タッチセンサーを作動させないで、ベ
ッド架台を上昇させることができる。
[実施例] 本考案の昇降ベッドの構成を図面に示す好適な実施例に
基づいて詳細に説明する。まず第1図、第2図におい
て、本考案の電動式昇降ベッドの基本的な構成を説明す
る。図において、参照番号1は昇降ベッドの全体を示
し、2はこの昇降ベッド1を設置す居室の床であり、3
は天井、4は代表的に建物の構造体を示す壁体、5は昇
降ベッド1の主体の構造体である。構造体5は、ガイド
レールに適する水平断面を有する4本の柱6と、柱6の
頂部を連結するステー7とからなっており、柱6の下部
部材とステー7は、設置する室の高さ、内法に対応して
調節可能になっている。
基づいて詳細に説明する。まず第1図、第2図におい
て、本考案の電動式昇降ベッドの基本的な構成を説明す
る。図において、参照番号1は昇降ベッドの全体を示
し、2はこの昇降ベッド1を設置す居室の床であり、3
は天井、4は代表的に建物の構造体を示す壁体、5は昇
降ベッド1の主体の構造体である。構造体5は、ガイド
レールに適する水平断面を有する4本の柱6と、柱6の
頂部を連結するステー7とからなっており、柱6の下部
部材とステー7は、設置する室の高さ、内法に対応して
調節可能になっている。
10は昇降ベッド1の他の主体をなすベッド架台であっ
て、ベッド架台10は柱としてのガイドレール6に昇降
可能に装備してあり、ベッド架台10は、その下部の枠
体11、枠体11に固定して周囲に立ち上がらせた側板
12、枠体11から突出してベッド架台10をガイドレ
ール6に係合させるアーム部材13とからなっている。
アーム部材13は枠体11を長手方向に延長して、ガイ
ドレール6の対向面に形成した溝6a内に臨ませ、ガイ
ドレール6の間隔に合わせて係合するようにした中空の
部材で構成されている。
て、ベッド架台10は柱としてのガイドレール6に昇降
可能に装備してあり、ベッド架台10は、その下部の枠
体11、枠体11に固定して周囲に立ち上がらせた側板
12、枠体11から突出してベッド架台10をガイドレ
ール6に係合させるアーム部材13とからなっている。
アーム部材13は枠体11を長手方向に延長して、ガイ
ドレール6の対向面に形成した溝6a内に臨ませ、ガイ
ドレール6の間隔に合わせて係合するようにした中空の
部材で構成されている。
ベッド架台10の側板12の上面には、図の上部に示す
ように、手摺14を設け、15は板材、スプリング等で
枠体11上面間に張設される床であって、枠体11の下
面側には天井16が張設してある。枠体11は適宜の金
属製または木製材料によって周囲枠と内部梁材とによっ
て枠組され、ベッド架台10の躯体を構成している。
ように、手摺14を設け、15は板材、スプリング等で
枠体11上面間に張設される床であって、枠体11の下
面側には天井16が張設してある。枠体11は適宜の金
属製または木製材料によって周囲枠と内部梁材とによっ
て枠組され、ベッド架台10の躯体を構成している。
次に、昇降ベッド1を昇降駆動させる駆動装置20につ
いて説明する。第3図に示すように、駆動装置20は、
電動機21、支軸22、支軸22に固定された複数の巻
胴23、制御装置24等からなっており、ケーシング2
5内に収容されている。ケーシング25は、第2図に示
すように、壁体4に支持されるステー7の位置に設けら
れており、その内部では、ガイドレール6の上端に固定
された両端のブラケット26に両端部が回動可能に支承
される中空筒状の支軸22が内蔵されており、支軸22
の中空部には、電動機21が前記ブラケット26の一つ
に固定されて内装されている。
いて説明する。第3図に示すように、駆動装置20は、
電動機21、支軸22、支軸22に固定された複数の巻
胴23、制御装置24等からなっており、ケーシング2
5内に収容されている。ケーシング25は、第2図に示
すように、壁体4に支持されるステー7の位置に設けら
れており、その内部では、ガイドレール6の上端に固定
された両端のブラケット26に両端部が回動可能に支承
される中空筒状の支軸22が内蔵されており、支軸22
の中空部には、電動機21が前記ブラケット26の一つ
に固定されて内装されている。
また、支軸22の両端部には、所定の間隔をおいて、そ
れぞれ一対の鍔部27が突設された巻胴23を形成して
あり、両鍔部27間で巻胴23の周囲に平ベルト30が
固定され、電動機21の駆動によって、巻胴23上の平
ベルト30を駆動用の索体として巻取り、巻戻するよう
に支軸22を正逆回動させる。この構成によりケーシン
グ25が小容積でコンパクトになっていることが明らか
である。
れぞれ一対の鍔部27が突設された巻胴23を形成して
あり、両鍔部27間で巻胴23の周囲に平ベルト30が
固定され、電動機21の駆動によって、巻胴23上の平
ベルト30を駆動用の索体として巻取り、巻戻するよう
に支軸22を正逆回動させる。この構成によりケーシン
グ25が小容積でコンパクトになっていることが明らか
である。
平ベルト30は、支軸22の両端の2個の巻胴23に2
本ずつ、4本巻装され、それぞれの平ベルト30の一端
は、前記ベッド架台10のアーム部材13の先端、また
は内部に固定され、他端は巻胴23の外周部に係止され
ている。図示を省略するが、対向するガイドレール6内
に挿通される2系統の平ベルト30a(第1図、第3
図)の他端側が、同じ巻胴23に係止され、交互の積層
状に巻きつけられることになる。
本ずつ、4本巻装され、それぞれの平ベルト30の一端
は、前記ベッド架台10のアーム部材13の先端、また
は内部に固定され、他端は巻胴23の外周部に係止され
ている。図示を省略するが、対向するガイドレール6内
に挿通される2系統の平ベルト30a(第1図、第3
図)の他端側が、同じ巻胴23に係止され、交互の積層
状に巻きつけられることになる。
この例では、支軸22の外周部に巻きつけて設けたコイ
ル状の弾機40が示されている。この弾機40の作用
は、巻胴23がワイヤロープ30を繰り出す方向に回転
するときに、弾機40はベッド架台10の下降に伴って
捻転して蓄勢され、平ベルト30を巻取ってベッド架台
10を上昇させるときに、電動機21の負荷を軽減させ
るように付勢して、本考案の昇降ベッド1に特徴ある利
点を与えている。
ル状の弾機40が示されている。この弾機40の作用
は、巻胴23がワイヤロープ30を繰り出す方向に回転
するときに、弾機40はベッド架台10の下降に伴って
捻転して蓄勢され、平ベルト30を巻取ってベッド架台
10を上昇させるときに、電動機21の負荷を軽減させ
るように付勢して、本考案の昇降ベッド1に特徴ある利
点を与えている。
さて、本考案においては、第1図、第2図に示すよう
に、昇降ベッド1として、上下2台のベッド架台10
を、ガイドレール6を共通にして装備してあり、その基
本の駆動操作は、駆動装置20が下方のベッド架台10
のみを昇降させ、その昇降によって、上方のベッド架台
10を従動させるように構成してある。両ベッドの相違
は、下方のものに手摺14を有しないか、あるいは起倒
式に構成することである。第2図の2点鎖線は、天井近
くへの収納の状態を示す。
に、昇降ベッド1として、上下2台のベッド架台10
を、ガイドレール6を共通にして装備してあり、その基
本の駆動操作は、駆動装置20が下方のベッド架台10
のみを昇降させ、その昇降によって、上方のベッド架台
10を従動させるように構成してある。両ベッドの相違
は、下方のものに手摺14を有しないか、あるいは起倒
式に構成することである。第2図の2点鎖線は、天井近
くへの収納の状態を示す。
各ベッド架台10はアーム部材13を同一のガイドレー
ル6に係合し、第4図に示すように、上下のベッド架台
10用に各個に設けたストッパー50,51によって下
限位置が定められており、上昇に際しては、駆動装置2
0によって駆動される下方のベッド架台10を上昇さ
せ、上方のベッド架台10の下面に到達してからは、両
者が一体に上昇させられる。そして、通常の上限のリミ
ットスイッチの規制によって停止する。このとき、上方
のベッド架台10の手摺14にセンサーを形成して、よ
り一層の安全管理をすることができる。また、上方のベ
ッド架台10に、ガイドレール6の溝6aの外部で昇降
するカウンタウェイトを設ければ、下方のベッド架台1
0の負荷を軽減することができる。
ル6に係合し、第4図に示すように、上下のベッド架台
10用に各個に設けたストッパー50,51によって下
限位置が定められており、上昇に際しては、駆動装置2
0によって駆動される下方のベッド架台10を上昇さ
せ、上方のベッド架台10の下面に到達してからは、両
者が一体に上昇させられる。そして、通常の上限のリミ
ットスイッチの規制によって停止する。このとき、上方
のベッド架台10の手摺14にセンサーを形成して、よ
り一層の安全管理をすることができる。また、上方のベ
ッド架台10に、ガイドレール6の溝6aの外部で昇降
するカウンタウェイトを設ければ、下方のベッド架台1
0の負荷を軽減することができる。
次に、下方のベッド架台10のためのストッパー50
は、通常のように、床2に近い低い位置でガイドレール
6の溝6a内に固着されるが、本考案においては、2台
のベッド架台10が共通のガイドレール6に沿って昇降
するものであり、上部において両者の昇降路が共通であ
るために、上方のベッド架台10用のストッパー51は
溝6a内に固着することができない。そこで、ストッパ
ー51はガイドレール6の側面に固着されており、アー
ム部材13の側方に突設した鋼製の金具52を介してベ
ッド架台10を支承するようになっている。図中の6b
は、ストッパー50,51の高さ位置をそれぞれ調節可
能にした固定用の孔である。なお(c)図には、17と
して、ガイドレール6に対するアーム部材13の抜け止
め装置を示してある。
は、通常のように、床2に近い低い位置でガイドレール
6の溝6a内に固着されるが、本考案においては、2台
のベッド架台10が共通のガイドレール6に沿って昇降
するものであり、上部において両者の昇降路が共通であ
るために、上方のベッド架台10用のストッパー51は
溝6a内に固着することができない。そこで、ストッパ
ー51はガイドレール6の側面に固着されており、アー
ム部材13の側方に突設した鋼製の金具52を介してベ
ッド架台10を支承するようになっている。図中の6b
は、ストッパー50,51の高さ位置をそれぞれ調節可
能にした固定用の孔である。なお(c)図には、17と
して、ガイドレール6に対するアーム部材13の抜け止
め装置を示してある。
本考案の安全装置としてのタッチセンサー60は、下方
のベッド架台10の上昇の上限を規制する装置であっ
て、第5図の(a),(b)図に詳細を示してある。タ
ッチセンサー60は、上方のベッド架台10の下面の天
井16の周囲の枠縁に組み込んで、上昇移動の規制セン
サーとして設置されている。このタッチセンサー60
は、作動体61と、電導体を対向させた検知スイッチ6
2と、作動体61を保持する支持枠63とからなり、作
動体61は弾性材で形成した筒体であり、支持枠63に
対して、変形可能の状態に支持されており、下方のベッ
ド架台10が使用中に不用意に上昇作動を起こされたと
きに、使用者の身体の一部が作動体61を押して変形さ
せると、内部の検知スイッチ62の接点を閉じ、これを
作動させて電動機21の電源を遮断するように構成す
る。
のベッド架台10の上昇の上限を規制する装置であっ
て、第5図の(a),(b)図に詳細を示してある。タ
ッチセンサー60は、上方のベッド架台10の下面の天
井16の周囲の枠縁に組み込んで、上昇移動の規制セン
サーとして設置されている。このタッチセンサー60
は、作動体61と、電導体を対向させた検知スイッチ6
2と、作動体61を保持する支持枠63とからなり、作
動体61は弾性材で形成した筒体であり、支持枠63に
対して、変形可能の状態に支持されており、下方のベッ
ド架台10が使用中に不用意に上昇作動を起こされたと
きに、使用者の身体の一部が作動体61を押して変形さ
せると、内部の検知スイッチ62の接点を閉じ、これを
作動させて電動機21の電源を遮断するように構成す
る。
このタッチセンサー60の電源コード64は、検知スイ
ッチ62の固定部側から、水平方向の伸縮ばね65を介
して、ベッド架台10の床15内に弾持されたプーリー
66を巻回したうえ、アーム部材13内に軸支されたプ
ーリー67を経て、ケーシング25内に導かれ、電動機
21の電源回路に接続されている。
ッチ62の固定部側から、水平方向の伸縮ばね65を介
して、ベッド架台10の床15内に弾持されたプーリー
66を巻回したうえ、アーム部材13内に軸支されたプ
ーリー67を経て、ケーシング25内に導かれ、電動機
21の電源回路に接続されている。
尚、図においては、タッチセンサー60を上方のベッド
架台10の側板12の下面の周囲に設けたものを示した
が、本願発明はこれに限定されるものではなく、支持体
61を板状に構成して、上方のベッド架台の下面16の
全面に張設してもよい。
架台10の側板12の下面の周囲に設けたものを示した
が、本願発明はこれに限定されるものではなく、支持体
61を板状に構成して、上方のベッド架台の下面16の
全面に張設してもよい。
また、本願にかかる電動式昇降ベッドは、下方のベッド
架台10の上昇に伴って上方のベッド架台10を押し上
げるものであるから、前者の下面、または後者の上面の
一部、例えば隅角部等に、タッチセンサー60を作動さ
せないためのスペーサー68を設けるものとする。
架台10の上昇に伴って上方のベッド架台10を押し上
げるものであるから、前者の下面、または後者の上面の
一部、例えば隅角部等に、タッチセンサー60を作動さ
せないためのスペーサー68を設けるものとする。
次に、本考案の昇降ベッド1の他の実施例を第6図によ
って説明する。前例の参照番号は該当部分について共通
にしてある。第6図に示す昇降ベッド1では、駆動装置
20が昇降ベッド10の枠体11内に装備してあり、本
例でとくに前記の実施例と相違している点は、昇降駆動
用の索体が通常のワイヤロープである点であり、2台の
ベッド架台10の構成は同様である。
って説明する。前例の参照番号は該当部分について共通
にしてある。第6図に示す昇降ベッド1では、駆動装置
20が昇降ベッド10の枠体11内に装備してあり、本
例でとくに前記の実施例と相違している点は、昇降駆動
用の索体が通常のワイヤロープである点であり、2台の
ベッド架台10の構成は同様である。
各巻胴23には駆動用の索体としてのワイヤロープ30
の一端が巻装され、他端は、枠体11内に軸支した複数
のシーブ31と、ガイドレール6側に突出するアーム部
材13の中空部とを通り、アーム部材13に軸支したシ
ーブ32に巻回されて方向を転換したのち、ガイドレー
ル6内を通ってその上端に達して固定されている。33
は電動機21に給電するためのコードであって、ベッド
架台10の昇降に備えて、カールコードを使用してあ
る。従って、ワイヤロープ30は電動機21の正、逆回
転によって巻胴23に巻取り、巻き戻され、ベッド架台
10とその付属品とを昇降させる。ここで下方のベッド
架台10の昇降が上方のベッド架台10の昇降と関連づ
けられる。
の一端が巻装され、他端は、枠体11内に軸支した複数
のシーブ31と、ガイドレール6側に突出するアーム部
材13の中空部とを通り、アーム部材13に軸支したシ
ーブ32に巻回されて方向を転換したのち、ガイドレー
ル6内を通ってその上端に達して固定されている。33
は電動機21に給電するためのコードであって、ベッド
架台10の昇降に備えて、カールコードを使用してあ
る。従って、ワイヤロープ30は電動機21の正、逆回
転によって巻胴23に巻取り、巻き戻され、ベッド架台
10とその付属品とを昇降させる。ここで下方のベッド
架台10の昇降が上方のベッド架台10の昇降と関連づ
けられる。
ワイヤロープ30および前記の平ベルト30には、枠体
11またはケーシング25内に、弾機によって付勢され
た係合部材の作動によって、張力喪失または破断を検知
する装置を、他の安全装置として装備しておく。
11またはケーシング25内に、弾機によって付勢され
た係合部材の作動によって、張力喪失または破断を検知
する装置を、他の安全装置として装備しておく。
本考案の上記のような構成から明らかなように、昇降ベ
ッド1の昇降は、第3図に示すような、押釦スイッチ3
4によって操作することができる。第1図、第2図の例
に従って、その作用について説明すれば、天井3に上昇
収容した昇降ベッドを使用するに際しては、降下ボタン
によってベッド架台10を作動させれば、両方のベッド
架台10が降下し始め、まず、上方のベッド架台10が
ストッパー51の位置で停止し、ついで下方のベッド架
台10だけが降下して、ストッパー50の位置で停止
し、第2図の状態で使用可能になる。室内の空間を有効
利用する必要があるときには、同様に、上昇の押釦スイ
ッチを押せば、電動機21によって駆動用の平ベルト3
0が巻取られ、下方のベッド架台10が上昇し、やがて
上方のベッド架台10の下面に達すれば、スペーサー6
8によってタッチセンサー60は作動せず、以後、両者
が一体に上昇させられる。天井3の下面での停止は上限
のリミットスイッチの作動で行われる。
ッド1の昇降は、第3図に示すような、押釦スイッチ3
4によって操作することができる。第1図、第2図の例
に従って、その作用について説明すれば、天井3に上昇
収容した昇降ベッドを使用するに際しては、降下ボタン
によってベッド架台10を作動させれば、両方のベッド
架台10が降下し始め、まず、上方のベッド架台10が
ストッパー51の位置で停止し、ついで下方のベッド架
台10だけが降下して、ストッパー50の位置で停止
し、第2図の状態で使用可能になる。室内の空間を有効
利用する必要があるときには、同様に、上昇の押釦スイ
ッチを押せば、電動機21によって駆動用の平ベルト3
0が巻取られ、下方のベッド架台10が上昇し、やがて
上方のベッド架台10の下面に達すれば、スペーサー6
8によってタッチセンサー60は作動せず、以後、両者
が一体に上昇させられる。天井3の下面での停止は上限
のリミットスイッチの作動で行われる。
タッチセンサー60の作動については、作動用電源コー
ド64には、ベッド架台10の上昇に伴って弛みを生ず
ることになるが、ばね65が対向側から収縮側に付勢さ
れているために、折り返しの状態でプーリー66,67
に巻回されたまま、張力が与えられて弛みが吸収され、
常に緊張が保たれる。従って、両ベッド架台10の相対
位置に関係なく、組み合うような障害は発生せず、安全
装置として確実に作動し、利用者が両ベッド間に挟まれ
るような不慮の事故が防止される。
ド64には、ベッド架台10の上昇に伴って弛みを生ず
ることになるが、ばね65が対向側から収縮側に付勢さ
れているために、折り返しの状態でプーリー66,67
に巻回されたまま、張力が与えられて弛みが吸収され、
常に緊張が保たれる。従って、両ベッド架台10の相対
位置に関係なく、組み合うような障害は発生せず、安全
装置として確実に作動し、利用者が両ベッド間に挟まれ
るような不慮の事故が防止される。
また、昇降ベッド1に装備された2台のベッド架台10
は、ガイドレール6を共通の昇降路にしているが、上方
のストッパー51はガイドレール6の側面に、高さを調
節可能に固着されているから、両ベッド架台10は、下
方のベッド架台10の駆動のみによって、天井3の面で
の収容の位置まで昇降可能である。
は、ガイドレール6を共通の昇降路にしているが、上方
のストッパー51はガイドレール6の側面に、高さを調
節可能に固着されているから、両ベッド架台10は、下
方のベッド架台10の駆動のみによって、天井3の面で
の収容の位置まで昇降可能である。
一方、ケーシング25が壁体4に沿って支持されるガイ
ドレール6の上部に設けられており、ケーシング25内
の駆動装置20の重量を壁体4で支持している。従っ
て、駆動装置20がベッド架台10の内部に装備されて
いた場合に比べて、電動機21の負荷が減少され、構造
体5自体の構造を軽微にすることができるばかりでな
く、平ベルト30の採用によって、ケーシング25の容
積が小さく、ベッド架台上部の空間の使用者の利用効率
がよい。しかも、全体の動力は、カールコード33を使
用せず、電動機21に直結されてベッド架台10の昇降
に無関係であり、また、タッチセンサー60の電源コー
ド64は、枠体11内で伸縮処理されて、使用者には一
切障害を与えない。
ドレール6の上部に設けられており、ケーシング25内
の駆動装置20の重量を壁体4で支持している。従っ
て、駆動装置20がベッド架台10の内部に装備されて
いた場合に比べて、電動機21の負荷が減少され、構造
体5自体の構造を軽微にすることができるばかりでな
く、平ベルト30の採用によって、ケーシング25の容
積が小さく、ベッド架台上部の空間の使用者の利用効率
がよい。しかも、全体の動力は、カールコード33を使
用せず、電動機21に直結されてベッド架台10の昇降
に無関係であり、また、タッチセンサー60の電源コー
ド64は、枠体11内で伸縮処理されて、使用者には一
切障害を与えない。
[考案の効果] 本考案は、構造体に設けたガイドレールに沿って、電動
駆動装置によりベッド架台を昇降させるようにした電動
式昇降ベッドにおいて、上記ベッド架台を上下複数台装
備するに、上方に位置するベッド架台の下面には、押圧
により作動し、下方に位置するベッド架台の上昇を停止
させるタッチセンサーを設けると共に、上下ベッド架台
の少なくともいずれか一方の架台には上記タッチセンサ
ーの作動を規制するスペーサーを設けたものであるの
で、収容人員を増大させる効率の良い昇降ベッドを提供
するものでありながら、両ベッド架台の間に、利用者が
不慮に挟まれたりすることのない安全性を確保すること
ができる。
駆動装置によりベッド架台を昇降させるようにした電動
式昇降ベッドにおいて、上記ベッド架台を上下複数台装
備するに、上方に位置するベッド架台の下面には、押圧
により作動し、下方に位置するベッド架台の上昇を停止
させるタッチセンサーを設けると共に、上下ベッド架台
の少なくともいずれか一方の架台には上記タッチセンサ
ーの作動を規制するスペーサーを設けたものであるの
で、収容人員を増大させる効率の良い昇降ベッドを提供
するものでありながら、両ベッド架台の間に、利用者が
不慮に挟まれたりすることのない安全性を確保すること
ができる。
また、少なくとも上下いずれかの架台にはタッチセンサ
ーの作動を規制するスペーサーを設けたので、押圧によ
り作動し、下方に位置するベッド架台の上昇を停止させ
るタッチセンサーを設けたものでありながら、ベッド収
納時の、ベッド架台の上昇作動を妨げることがない。
ーの作動を規制するスペーサーを設けたので、押圧によ
り作動し、下方に位置するベッド架台の上昇を停止させ
るタッチセンサーを設けたものでありながら、ベッド収
納時の、ベッド架台の上昇作動を妨げることがない。
第1図は本考案の電動式昇降ベッドの全体の斜視図、第
2図はその正面図、第3図はその駆動装置の説明図であ
り、第4図はガイドレールの説明図であって、(a)図
は正面図、(b)図は側面図、(c)図は上部の平面
図、第5図は安全装置の説明図であって、(a)図はベ
ッド架台の断面図、(b)図はその直角方向の断面図で
ある。第6図は他の例を示す側面図である。 1…昇降ベッド、6…柱、ガイドレール、7…ステー、
10…ベッド架台、13…アーム部材、14…手摺、1
6…天井、20…駆動装置、21…電動機、23…巻
胴、25…ケーシング、30…平ベルト、ワイヤロー
プ、40…弾機、50,51…ストッパー、52…金
具、60…安全装置、タッチセンサー、61…作動体、
62…検知スイッチ、63…支持枠、64…電源コー
ド、65…ばね、66,67…プーリー、68…スペー
サー。
2図はその正面図、第3図はその駆動装置の説明図であ
り、第4図はガイドレールの説明図であって、(a)図
は正面図、(b)図は側面図、(c)図は上部の平面
図、第5図は安全装置の説明図であって、(a)図はベ
ッド架台の断面図、(b)図はその直角方向の断面図で
ある。第6図は他の例を示す側面図である。 1…昇降ベッド、6…柱、ガイドレール、7…ステー、
10…ベッド架台、13…アーム部材、14…手摺、1
6…天井、20…駆動装置、21…電動機、23…巻
胴、25…ケーシング、30…平ベルト、ワイヤロー
プ、40…弾機、50,51…ストッパー、52…金
具、60…安全装置、タッチセンサー、61…作動体、
62…検知スイッチ、63…支持枠、64…電源コー
ド、65…ばね、66,67…プーリー、68…スペー
サー。
Claims (1)
- 【請求項1】構造体に設けたガイドレールに沿って、電
動駆動装置によりベッド架台を昇降させるようにした電
動式昇降ベッドにおいて、上記ベッド架台を上下複数台
装備するに、上方に位置するベッド架台の下面には、押
圧により作動し、下方に位置するベッド架台の上昇を停
止させるタッチセンサーを設けると共に、上下ベッド架
台の少なくともいずれか一方の架台には上記タッチセン
サーの作動を規制するスペーサーを設けたことを特徴と
する電動式昇降ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167059U JPH064759Y2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 安全装置を備えた電動式昇降ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167059U JPH064759Y2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 安全装置を備えた電動式昇降ベッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0288565U JPH0288565U (ja) | 1990-07-13 |
JPH064759Y2 true JPH064759Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31455013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988167059U Expired - Lifetime JPH064759Y2 (ja) | 1988-12-24 | 1988-12-24 | 安全装置を備えた電動式昇降ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064759Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5165904U (ja) * | 1974-11-20 | 1976-05-25 |
-
1988
- 1988-12-24 JP JP1988167059U patent/JPH064759Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0288565U (ja) | 1990-07-13 |
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