JPH0816426B2 - 電動開閉装置 - Google Patents

電動開閉装置

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JPH0816426B2
JPH0816426B2 JP62107338A JP10733887A JPH0816426B2 JP H0816426 B2 JPH0816426 B2 JP H0816426B2 JP 62107338 A JP62107338 A JP 62107338A JP 10733887 A JP10733887 A JP 10733887A JP H0816426 B2 JPH0816426 B2 JP H0816426B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は例えば建築物等の窓又は換気口等に設けられ
たルーバーを自動的に開閉させることにより換気を行う
ための電動開閉装置に関する。
[従来の技術] 従来、ルーバーの開閉装置として、把手を回動するこ
とによりウオームとウオームホイルとを介して押杆を上
下動させ、連杆に連動する各ルーバーを同時に開閉する
ようにしたものが実開昭48−28744号公報で提案されて
いる。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術においては、把手を手動操作によって回
動することによりウオームとウオームホイルを介して押
杆を上下動させてルーバーを開閉するものであるため、
降雨、温度変化等の天候状況に応じてその都度手動によ
りルーバーを開閉操作しなければならずルーバーの開閉
操作が煩雑である上、ルーバーが高所段付窓や屋根裏等
の高所に設けられている場合においては、手が届かない
ため操作棒等を用いて開閉操作をしなければならず面倒
であるという問題があった。
このような問題点を解決するために、特開昭59−1573
5号公報には、サッシュ枠に開閉自在な複数のルーバー
を設けるとともに、モータ駆動により上下動する昇降枠
の切欠溝を各ルーバーの端部に設けられた回転中子に係
合し、ロータリースイッチの回動操作、または煙や温度
などの各種センサからの出力に基づきモータを正転/反
転させることで、ルーバーを外部の状況に応じて自動的
に開閉できる装置が開示されている。
しかしながら、上記構成のものは、モータを収納する
ユニットケースが、サッシュ枠を構成する左右縦枠の一
側上に取付け固定されるため、サッシュ枠に対しユニッ
トケースの部分のみが突出して、外観上使用者に著しい
違和感を与える。また、ユニットケースの側方よりセン
サへの配線が引出され、これらの配線が室内側から直接
見えるため、サッシュ枠周辺が引出された配線により雑
然とする。さらに、ユニットケースがサッシュ枠の一部
より突出している状態では、誤ってこのユニットケース
に外部から強い衝撃が加わる可能性も多く、ユニットケ
ース内において、断線やショートなどの電気的な不良を
起こす危険性がある。
一方、実開昭55−31920号公報には、自動ブラインド
が装着される窓の上部の四角筒状の固定支持枠を設け、
この固定支持枠の内部にスラットの傾斜角度を調節する
モーターを収容した自動開閉ブラインドが開示されてい
る。しかし、このような構成では、モーターなどの電動
ユニットを室内側および室外側から取付ける場合が考え
られ、電動ユニットを室外側から取付けるならば、高所
での足場設置の必要性や作業の危険性を伴うものとな
る。また、連動部材である作動ロッドとモーターとを、
作動リンクで連結する構造になっているものの、このク
ランクに相当する作動リンクはその中間部を軸受で支持
されており、作動ロットおよびモーターの駆動レバーか
ら容易に分離できる構造とはなっていないことから、電
動ユニットと外部との機械的,電気的な着脱を簡単に行
うことができない。したがって、電動ユニットの補修時
におけるメンテナンス性が劣るという問題点を有する。
しかも、上記特開昭59−15735号公報および実開昭55
−31920号公報に記載されたものは、いずれも温度変化
や降雨等の天候状況に応じて、ルーバーやスラットなど
の被開閉体の開閉を自動制御することが全くできない。
そこで本発明は、サッシュ枠周辺の外観性を高め、電
気的な安全性を確保しつつ、電動ユニットのメンテナン
ス性を向上させることのできる電動開閉装置を提供する
ことを目的とし、さらに、温度変化や降雨等の天候状況
に応じて被開閉体の開閉を自動制御することが可能な電
動開閉装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、枠状に形成された本体フレームに開閉可能
なルーバーを設け、このルーバーに連結されたモータに
より前記ルーバーの開閉を行う電動開閉装置において、
前記本体フレームの上横枠の下部にこの上横枠と略同一
幅の駆動箱を設け、この駆動箱の内部に前記ルーバーの
開閉を駆動,制御する前記モータを備えた電動ユニット
を収容し、前記電動ユニットに外部との電気的接続を行
なうコネクタを設けたものである。
また、本発明は、枠状に形成された本体フレームに開
閉可能なルーバーを設け、このルーバーに連結されたモ
ータにより前記ルーバーの開閉を行う電動開閉装置にお
いて、前記本体フレームの上横枠の下部にこの上横枠と
略同一幅の駆動箱を設け、この駆動箱の内部に前記ルー
バーの開閉を駆動,制御する前記モータを備えた電動ユ
ニットを収容し、前記ルーバーに連接する連動部材と接
離可能なクランクを前記モータに連結したものである。
また、本発明は、モーターの駆動により開閉可能な被
開閉体の開閉装置と、センサの出力に基づいて前記被開
閉体の開閉を制御する被開閉体制御装置とを具備し、前
記被開閉体制御装置は雨センサおよび温度センサを備
え、前記雨センサが雨を検出したときに前記被開閉体を
閉塞するとともに、前記温度センサの検出値と設定値と
の比較結果に基づいて前記被開閉体の開閉を制御するよ
うに構成し、さらに、前記雨センサの検出出力があった
場合には前記温度センサによる制御に優先して前記被開
閉体を制御する雨検出優先手段を前記被開閉体制御装置
に備えたものである。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第4図において、1は左右縦枠2,2と上下
横枠3,3とをビス4によりそれぞれ連結してなる本体フ
レームであり、前記上横枠3の下部には駆動箱5が凹凸
嵌合部6により嵌着され、さらに前記駆動箱5は左右縦
枠2,2の上端にはビス4Aにより止着固定されている。ま
た、左右縦枠2,2の室内側には、網戸取付枠62が設けら
れる。7はルーバーであり、例えばガラス製のルーバー
本体7Aの両端をホルダー7Bに装着して構成され、前記ホ
ルダー7Bには回動アーム8が一体に形成されている。ま
た、左右縦枠2,2の内面側には受杆9,9が縦方向で固定さ
れ、この受杆9,9には等間隔で複数のルーバー7の左右
回動アーム8が枢軸10,10により枢支されている。11,11
は前記左右縦枠2,2内面側に前記受杆9,9並列に位置して
上下動可能に設けられた連動部材たる連動杆であり、各
ルーバー7の回動アーム8の端部が枢支部12により連設
されている。13は前記駆動箱5内の一側に収容されたモ
ータであり、このモータ13の駆動軸13Aにクランクアー
ム14の一端がビス15により固定されている。16,16Aは上
下に二分割されたクランクロッドであり、この上下クラ
ンクロッド16,16Aはビス17により接離可能に連結され、
上クランクロッド16の端部が前記クランクアーム14の端
部に枢軸18の加締により連結され、下クランクロッド16
Aの端部が前記連動杆11の端部に連結されている。この
場合、下クランクロッド16Aの端部の円孔19には枢軸20
の一端が挿通して加締められていると共に、連動杆11の
端部の円孔21には周面に溝22を有する摘23付きのネジ24
が挿通され、かつ、前記枢軸20に螺着して下クランクロ
ッド16Aと連動杆11とが接離可能に連結されている。ま
た前記連動杆11にはバランスウエート25が取付固定され
ている。
そして、モータ13の正方向回転によってクランクアー
ム14及び上下クランクロッド16,16Aを介して連動杆11は
下降し左右の回動アーム8,8は枢軸10,10を中心に第1図
の右方向に回動して各ルーバー7は開放される。一方モ
ータ13の逆方向回転によってクランクアーム14及び上下
クランクロッド16,16Aを介して連動杆11は上昇し回動ア
ーム8,8は枢軸10,10を中心に第1図の左方向に回動して
各ルーバー7は閉塞される。
このようにして上記実施例においては、上横枠3の下
部にモータ13を収容する駆動箱5を設けることにより、
駆動箱5の上部から上横枠3を通して、そのまま配線を
引き回すことができるため、駆動箱5から室内側に配線
を露出させることなく、後述する壁スイッチ操作パネル
28などへの電気的な接続を行うことが可能となる。さら
に、駆動箱5と上横枠3が略同一幅をなすため、本体フ
レーム1より駆動箱5が不自然に突出することなく、駆
動箱5を本体フレーム1の室内側において違和感なく配
置することができ、サッシュ枠1周辺の外観性を高める
ことが可能となる。また、本体フレーム1の室内側には
駆動箱5による突出部分がなく、駆動箱5に対して不用
意に外部からの衝撃が加わる可能性も少ないため、駆動
箱5内において、断線やショートなどの電気的な危険性
を回避することができる。
また、第4図からも明らかなように、制御ユニットや
モータ13などからなる電動ユニット61を収容する駆動箱
5を、本体フレーム1の上横枠3の下部、つまり本体フ
レーム1の内側から設置できることから、電動ユニット
61の補修作業を室内側から行なえるという利点がある。
したがって、特に2階以上の高所に装置を施工した場合
であっても、室外に足場などを設置する必要がなく、し
かも、高所における危険性を回避できることから、電動
ユニット61の補修時におけるメンテナンス性を従来より
も向上させることができる。
また、後述するコネクタ27,29を介して電動ユニット6
1と外部との電気的接続を行なうようにしているため、
いちいちドライバーなどの工具を用いなくても、電動ユ
ニット61に設けたコネクタ27,29により室内側から電動
ユニットを含む駆動箱5を簡単に着脱でき、メンテナン
ス性を一層向上できる。
さらに、後述する制御ユニット及びモータ13などから
なる電動ユニット61が収納された駆動箱5を、本体フレ
ーム1から分離して制御ユニット等を補修する場合にお
いては、下クランクロッド16Aと連結杆11とを摘み23付
きのネジ24を外して相互に分離させるか、あるいは、上
下クランクロッド16,16Aをビス17を外して相互に分離さ
せることによって、上クランクロッド16がモータ13側に
設けられた状態で駆動箱5を左右縦枠2,2及び上横枠3
から簡単に取り外すことができ、メンテナンス性を一層
向上できる。
しかも、ルーバー7の連動杆11への動力の伝達は、こ
の連動杆11とモータ13間に連結されるクランクアーム14
およびクランクロッド16,16Aだけで行なわれるため、モ
ータ13からルーバー7に至る動力伝達機構を簡単にする
ことができる。
また、モータ13駆動用のバッテリを備えてなく、停電
時においてルーバー7が開の状態であり雨が室内に吹き
込むような場合には、摘23付きのネジ24を枢軸20から外
して連動杆11と下クランクロッド16Aとを分離すること
によってルーバー7をフリーとし、手動でルーバー7を
閉じることができる。次いでルーバー7を閉塞した状態
で一個の止ビス26を第1図の一点鎖線のように受杆9に
螺着することにより、止ビス26によって各回動アーム8
の右方向回動を防止することができる。そして通電後連
動杆11と下クランクロッド16Aとを摘23付きネジ24によ
り連結することにより、通常の動作が可能である。
さらに、制御ユニットやモータ13などの電動ユニット
61が、本体フレーム1の室内側に突出しない状態で設け
られるため、室内側から本体フレーム1に網戸などを装
着する場合、モータ13からルーバー7に至る連動杆11,
クランクアーム14およびクランクロッド16,16Aなどの動
力伝達機構が邪魔にならず、しかも、網戸または網戸取
付枠62の設計に制約を受けない。
また、モータ13により各ルーバー7を自動的に開閉で
きるため操作が簡単であると共に、ルーバー7が手の届
かない高所に設けられている場合においてもモータ13の
オン・オフスイッチ操作によって簡単に開閉することが
できる。
また連動杆11にはバランスウエート25が設けられて各
ルーバー7を開方向に付勢しているためモータ13のルー
バー7開放時の負荷を軽減できると共に、停電時におい
て手動でルーバー7を閉じる場合にルーバー7が緩やか
に閉塞される。
また上記実施例において、上下クランクロッド16,16A
及び連動杆11の連結構造は第5図のような偏平摘23A付
きネジ24Aを有するものあるいは第6図のようにヒンジ
部16B付きの上クランクロッド16を有するもの等適宜変
形可能であり、またバランスウエート25に代えて第7図
のようにテンションバネ25Aによってルーバー7を開方
向に付勢してもよい。
次に、上記のようにして構成された電動ルーバー開閉
装置のルーバーを制御する装置について説明する。
前記駆動箱5内には第4図に示すようにAC100V電源接
続用コネクタ27,壁スイッチ操作パネル28の接続用コネ
クタ29,トランス30,回路部品を配した基板31等からなる
制御ユニットが収納され、さらに駆動箱5の室内側には
リモコン用受光部32,表示ランプ33,33A,チャンネル選択
スイッチ34及び温度センサ35が設けられ、室外側には雨
センサ36が設けられている。図中37は送信機である。こ
れらの制御ユニットおよびモータ13などにより、ルーバ
ー7の開閉を駆動,制御する電動ユニット61が構成され
る。
第9図は送信機37の概略を示すブロック図であり、SW
1〜SWnスイッチはn個の個々の被開閉体開閉装置たるル
ーバー開閉装置を指定するための番号指定用のスイッチ
群で、所望番号のルーバー開閉装置を動作したい場合に
オンされる。SWaスイッチは、n個の全てのルーバー開
閉装置を同時に動作したい場合にオンされる。SWclスイ
ッチは、n個の全てのルーバー開閉装置を、動作中、不
動作中にかかわらず、状態を解除して次の操作に備える
場合にオンされる。SWoスイッチは、被開閉体であるル
ーバーを開く場合にオンされ、SWcスイッチはルーバー
は閉じる場合にオンされ、SWsスイッチはルーバーの開
閉動作を途中で停止する場合にオンされる。SWauスイッ
チは、n個の全てのルーバー開閉装置をセンサの検出出
力に基づいて自動制御するように切り替える場合にオン
される。SWmaスイッチは、n個の全てのルーバー開閉装
置をリモートコントロールでマニュアルで制御するよう
に切り替える場合にオンされる。
DTは、スイッチ入力の検出回路でありスイッチ群SWの
うち、どのスイッチがオンされたかを検出すると共に、
単発的なスイッチ検出信号dtを出力する。ENはエンコー
ダであり、スイッチ検出信号dtを入力変換してこの信号
に対応して予め定められているシリアルなコード信号cd
を出力する。TMは送信回路であり、コード化された信号
cdを入力変調して、電源,赤外線,音波などの無線信号
を出力する。
第8図は各ルーバー開閉装置に装備される被開閉体制
御装置たるルーバー制御装置及び受信機、センサの概略
を示すブロック図であり、38は全波整流回路,トランジ
スタ,抵抗素子などから構成される電源回路であり、電
源トランス38Aで降圧したAC100VをDC5Vに整流してモー
タ13に供給すると共に、DC5Vに整流して制御回路に供給
している。39は前記電源回路38に接続された停電検出回
路であり、電源回路38からの通電がなくなったときに停
電したものと判断して停電検出信号steを出力し、この
停電検出信号steによりバッテリ切替回路40の常開スイ
ッチ40Aが閉成されて壁スイッチ操作パネル28に収納さ
れたDC5V電源28Aが前記電源回路38に接続されるように
構成されている。また壁スイッチ操作パネル28には開ス
イッチ41,閉スイッチ42,停止スイッチ43,オートスイッ
チ44及びマニュアルスイッチ45が設けられ、これらのス
イッチのオン・オフ出力は信号発信回路46で処理されて
壁スイッチ信号Waとしてマイクロコンピュータ47へ出力
される。48は無線信号rd例えば赤外線を受光する受光部
32に接続された受光回路であり、受光部32の出力信号を
復調してコード化し、コード化信号cdとしてマイクロコ
ンピュータ47へ出力する。またマイクロコンピュータ47
にはチャンネル選択スイッチ34のチャンネル信号chが出
力されている。49はサーモスタ等の温度センサ35の出力
信号を可変抵抗等により可変可能に設定された設定値と
比較し、設定値より高いときにH信号を出力する温度検
出回路、50は一対の降雨感知電極を有するもの等の雨セ
ンサ36に接続されセンサ36が雨を検知したときH信号を
出力する雨検出回路である。51は雨検出優先回路であ
り、前記温度検出回路49からの出力信号によって開信号
opを出力し、雨水検出回路50からの出力信号によって閉
信号clを出力すると共に、両信号が同時に入力したとき
に雨を優先して検出したものとして閉信号clを出力する
ようにしている。この雨検出優先回路51の出力は過負荷
停止回路52を介してオート・マニュアル切替回路53を経
てモータ駆動回路54へオート制御信号auとして出力され
る。55はモータ駆動回路54に接続された過負荷検出回路
であり、この過負荷検出回路55からの過負荷信号olによ
って過負荷停止回路52の常閉の過負荷停止スイッチ54A
が開成してモータ13を停止するようにしている。また前
記過負荷信号olはマイクロコンピュータ47へ出力してい
る。前記オート・マニュアル切替回路53は切替スイッチ
53Aを有し、マイクロコンピュータ47からの開・閉・停
止のマニュアル信号maとセンサ35,36、雨検出優先回路5
1、過負荷停止回路52により開・閉・停止のオート信号a
uとを、マイクロコンピュータ47から出力されるオート
・マニュアル切替信号au,maによって切り替えてモータ
駆動回路54へ制御信号coとして出力されモータ13が制御
される。またマイクロコンピュータ47からのオート・マ
ニュアル切替信号au,maはLEDランプ点灯回路56へ出力さ
れオート用表示ランプ33又はマニュアル用表示ランプ33
Aが点灯表示される。また停電検出回路39からの停電検
出信号steはオート・マニュアル切替回路53へ出力さ
れ、切替スイッチ53Aをマニュアル側へ切り替えるよう
にしている。
そして、各ルーバー開閉装置のチャンネル選択スイッ
チ34を操作して1〜nの番号を設定し、マイクロコンピ
ュータ47に記憶させる。また、送信機37のSWmaスイッチ
をオンさせてマイクロコンピュータ47から出力されるオ
ート・マニュアル切替信号maによってオート・マニュア
ル切替回路53のスイッチ53Aをマニュアル側に接続す
る。この状態で動作させたいルーバー開閉装置の設定番
号に対応するSW1〜SWnスイッチをオンすると、このオン
信号は無線信号rdとして送信されると共に、ルーバー開
閉装置の受光部32で受光され受光回路48を介してマイク
ロコンピュータ47へコード化信号cdが出力され、動作さ
せたルーバー開閉装置のマイクロコンピュータ47は予め
記憶された番号との一致が確認される。次いでSWcスイ
ッチをオンすると動作させたいルーバー開閉装置のマイ
クロコンピュータ47から閉のマニュアル信号maがオート
・マニュアル切替回路53を通ってモータ駆動回路54へ出
力されて保持されモータ13を介してルーバー7が閉じら
れる。ルーバー7が全閉すると、各ルーバー7同士が突
き当りモータ13が過負荷になって過負荷検出回路55から
過負荷信号olがマイクロコンピュータ47へ出力される。
そしてマイクロコンピュータ47から停止信号がオート・
マニュアル切替回路53を通ってモータ駆動回路54へ出力
されてモータ13は停止する。またSWoスイッチをオンす
ると上記と同様にしてルーバー7は開けられ、ルーバー
7が全開するとルーバー7と駆動箱5端とが突き当りモ
ータ13が過負荷になってモータ13は停止する。また複数
のルーバー開閉装置を同時に動作する場合はそれらのブ
ラインドに対応する複数のSW1〜SWnスイッチを順次オン
すればよい。なお、これらの動作は出願人が提案した実
開昭60−172995号公報のようにマイクロコンピュータ47
により制御すればよい。また、ルーバー7の開・閉・停
止及びオート・マニュアルの切替動作は各ルーバー開閉
装置に設けられた壁スイッチ操作パネル28のスイッチ操
作によって可能である。一方、送信機37のSWotスイッチ
又は壁スイッチ操作パネル28のオートスイッチ44をオン
するとマイクロコンピュータ47から出力されるオート・
マニュアル切替信号auによってオート・マニュアル切替
回路53のスイッチ53Aがオート側に接続する。そして温
度センサ35の出力が設定値より高い場合には温度検出回
路49から開信号が出力され雨検出優先回路51、過負荷停
止回路52及びオート・マニュアル切替回路53を通ってモ
ータ駆動回路54へ出力されてモータ13を介してルーバー
7が開けられる。ルーバー7が全開するとモータ13が過
負荷になって過負荷信号olによって過負荷停止回路52の
スイッチ52Aが開成し、モータ13は停止する。また温度
センサ35の出力が設定値より低い場合には温度検出回路
49から閉信号が出力されモータ13を介してルーバー7は
閉じられ、ルーバー7が全閉すると過負荷信号olによっ
てスイッチ52Aが開成しモータ13は停止する。又雨セン
サ36が雨を検知すると雨検出回路50から閉信号が出力さ
れ上記と同様にしてモータ13を介してルーバー7は閉じ
られ、全閉時にモータ13は停止する。また温度検出回路
49からの開信号と雨検出回路50からの閉信号が同時に雨
検出優先回路51へ出力されたときは雨検出が行われたも
のと判断して閉信号clが優先的に出力され、ルーバー7
は閉じられる。
さらに、停電時においては、停電検出回路39から停電
検出信号steがバッテリ切替回路40へ出力されて切替ス
イッチ40Aは閉成し、壁スイッチ操作パネル28内のバッ
テリ28Aが電源回路38に接続され、モータ及び制御回路
の電源がバッテリ28Aに切り替えられる。また前記停電
検出信号steはオート・マニュアル切替回路53へ出力さ
れて切替スイッチ53Aはマニュアル側へ切り替えられ
る。このため、停電時にはバッテリ28Aを電源としてリ
モコン又は壁スイッチによるマニュアル制御が可能であ
る。
またオート・マニュアル切替状態は表示ランプ33,33A
の点灯によって表示される。
上記のように本実施例においては、壁スイッチ制御及
びリモコン制御が可能である上、温度変化、降雨等の天
候状況に応じて自動制御でき、加えて停電時にもマニュ
アル制御が可能であるためルーバー開閉制御による優れ
た換気効果が得られる。具体的には、雨センサ36の検出
出力があった場合には、温度センサ35による制御に優先
してルーバー7を制御する雨検出優先回路51を備えてい
るので、暖かい場合に雨が降りだした場合には、温度セ
ンサ35によりルーバー7を開けたままにしようとする
が、雨センサ36の検出出力が優先してルーバー7が閉じ
る。また、寒い場合に雨が降りだした場合には、当然ル
ーバー7は閉じているが、雨が止まないまま気温が上が
っても、雨センサ36の検出出力が優先してルーバー7が
閉じたままとなる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく
本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能で
ある。
[発明の効果] 本発明の特許請求の範囲第1項は、枠状に形成された
本体フレームに開閉可能なルーバーを設け、このルーバ
ーに連結されたモータにより前記ルーバーの開閉を行う
電動開閉装置において、前記本体フレームの上横枠の下
部にこの上横枠と略同一幅の駆動箱を設け、この駆動箱
の内部に前記ルーバーの開閉を駆動,制御する前記モー
タを備えた電動ユニットを収容し、前記電動ユニットに
外部との電気的接続を行なうコネクタを設けたものであ
るから、サッシュ枠周辺の外観性を高め、電気的な安全
性を確保しつつ、電動ユニットのメンテナンス性を向上
させることができる。
また、本発明の特許請求の範囲第2項は、枠状に形成
された本体フレームに開閉可能なルーバーを設け、この
ルーバーに連結されたモータにより前記ルーバーの開閉
を行う電動開閉装置において、前記本体フレームの上横
枠の下部にこの上横枠と略同一幅の駆動箱を設け、この
駆動箱の内部に前記ルーバーの開閉を駆動,制御する前
記モータを備えた電動ユニットを収容し、前記ルーバー
に連接する連動部材と接離可能なクランクを前記モータ
に連結したものであるから、サッシュ枠周辺の外観性を
高め、電気的な安全性を確保しつつ、電動ユニットのメ
ンテナンス性を向上させることができる。また、モータ
からルーバーに至る動力伝達機構を簡単にでき、停電時
においても手動でルーバーを閉じることができるととも
に、網戸または網戸取付枠の設計に制約を受けず、室内
側から本体フレームに網戸などを支障なく装着すること
が可能となる。
さらに、本発明の特許請求の範囲第3項は、モータの
駆動により開閉可能な被開閉体開閉装置と、センサの出
力に基づいて前記被開閉体の開閉を制御する被開閉体制
御装置とを具備し、前記被開閉体制御装置は雨センサお
よび温度センサを備え、前記雨センサが雨を検出したと
きに前記被開閉体を閉塞するとともに、前記温度センサ
の検出値と設定値との比較結果に基づいて前記被開閉体
の開閉を制御するように構成し、さらに、前記雨センサ
の検出出力があった場合には前記温度センサによる制御
に優先して前記被開閉体を制御する雨検出優先手段を前
記被開閉体制御装置に備えたものであるから、温度変化
や降雨等の天候状況に応じて被開閉体の開閉を自動制御
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の縦断側面図、第2図は要部の横断平面
図、第3図は要部の縦断正面図、第4図は分解斜視図、
第5図,第6図,第7図は他の実施例を示す断面図、第
8図,第9図はブロック図である。 1……本体フレーム 3……上横枠 5……駆動箱 7……ルーバー(被開閉体) 11……連動杆(連動部材) 13……モータ 14……クランクアーム(クランク) 16,16A……クランクロッド(クランク) 27,29……コネクタ 35……温度センサ 36……雨センサ 51……雨検出優先回路(雨検出優先手段) 61……電動ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 壁谷 明典 東京都葛飾区細田3丁目8番9号 トーヨ ーサッシ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−15735(JP,A) 特開 昭59−114390(JP,A) 実開 昭50−38647(JP,U) 実開 昭55−31920(JP,U)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠状に形成された本体フレームに開閉可能
    なルーバーを設け、このルーバーに連結されたモータに
    より前記ルーバーの開閉を行う電動開閉装置において、
    前記本体フレームの上横枠の下部にこの上横枠と略同一
    幅の駆動箱を設け、この駆動箱の内部に前記ルーバーの
    開閉を駆動,制御する前記モータを備えた電動ユニット
    を収容し、前記電動ユニットに外部との電気的接続を行
    なうコネクタを設けたことを特徴とする電動開閉装置。
  2. 【請求項2】枠状に形成された本体フレームに開閉可能
    なルーバーを設け、このルーバーに連結されたモータに
    より前記ルーバーの開閉を行う電動開閉装置において、
    前記本体フレームの上横枠の下部にこの上横枠と略同一
    幅の駆動箱を設け、この駆動箱の内部に前記ルーバーの
    開閉を駆動,制御する前記モータを備えた電動ユニット
    を収容し、前記ルーバーに連接する連動部材の接離可能
    なクランクを前記モータに連結したことを特徴とする電
    動開閉装置。
  3. 【請求項3】モータの駆動により開閉可能な被開閉体開
    閉装置と、センサの出力に基づいて前記被開閉体の開閉
    を制御する被開閉体制御装置とを具備し、前記被開閉体
    制御装置は雨センサおよび温度センサを備え、前記雨セ
    ンサが雨を検出したときに前記被開閉体を閉塞するとと
    もに、前記温度センサの検出値と設定値との比較結果に
    基づいて前記被開閉体の開閉を制御するように構成し、
    さらに、前記雨センサの検出出力があった場合には前記
    温度センサによる制御に優先して前記被開閉体を制御す
    る雨検出優先手段を前記被開閉体制御装置に備えたこと
    を特徴とする電動開閉装置。
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