JPH08163590A - ディジタル色信号復調装置 - Google Patents

ディジタル色信号復調装置

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JPH08163590A
JPH08163590A JP6299489A JP29948994A JPH08163590A JP H08163590 A JPH08163590 A JP H08163590A JP 6299489 A JP6299489 A JP 6299489A JP 29948994 A JP29948994 A JP 29948994A JP H08163590 A JPH08163590 A JP H08163590A
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demodulation
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Kunihiko Fujii
邦彦 藤井
Osamu Hosoi
修 細井
Naoji Usuki
臼木  直司
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィールド間で復調軸の相対的な位相差をキ
ャンセルするディジタル色信号復調装置を提供する。 【構成】 低域変換搬送色信号を復調回路50で復調
し、バーストID信号発生回路10で、復調した色差信
号のバースト信号部分から復調軸の位相ずれを検出し、
1フィールド前の復調軸の位相ずれに対して現フィール
ドの相対的な位相ずれを差分により算出し、そのずれ分
から位相シフト量を求める。次に搬送波発生回路51で
キャリアの位相をシフトすることでフィールド間の相対
的な位相差をキャンセルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVTRの色信号の再生処
理で、特に低域変換搬送色信号を復調するディジタル色
信号復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】色信号の再生処理については数多く報告
されており、例えば特開平5-344537号公報(発
明の名称「ディジタル色信号復調装置」,出願人「松下
電器産業株式会社」)などが挙げられる。
【0003】図5に上述の従来例を示す。この従来の技
術では、搬送波発生回路51はAFC(Automatic Fre
quencyControl)でHS(水平同期信号:HSync)
の40倍の周波数に同期したのこぎり波を発生させたの
ち直交した2相の正弦波に変換し、RS(Rotary Swit
ch)でVHS規格のPS(Phase Shift)処理を行った
キャリアを発生させる。
【0004】そしてこのキャリアで低域変換搬送色信号
が復調回路50で復調される。ここで、AFCは周波数
にのみ追従するため、低域変換色信号とキャリアの位相
関係は一定に保たれず、復調軸はその位相差分だけずれ
た状態になる。
【0005】そこで、くし形フィルタ52,53を通っ
た色差信号のバースト信号部分をBG(Burst Gate)
で抜き取り、復調軸の位相ずれを位相誤差検出回路56
で検出して位相誤差補正回路57で瞬時に補正を行うこ
とを特徴としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したようにVHS
の色信号は記録時にはライン毎に90°位相シフトし、
かつフィールド単位で進相か遅相を切り替えるPS処理
が行われている。
【0007】この信号を上記ディジタル色信号復調装置
で処理すると、フィールド間のロータリー切り替え時の
キャリア位相が記録と再生とで合わなければ、AFCで
復調された信号の復調軸はフィールド毎にnπ/2(n
は整数)のオフセットが生じる。
【0008】上記従来の構成では、特に色差信号をくし
形フィルタで垂直方向に平均化した場合、復調軸の位相
によっては量子化精度が低下するためにこのオフセット
分を位相誤差検出回路56と位相誤差補正回路57とで
構成されるフィードフォワードAPCで正確にキャンセ
ルできず、その結果復調軸がフィールド毎に小刻みに変
動するという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、フィールド間のロータリー切り替え時のキャリア位
相が記録と再生とで合わず、復調軸位相がフィールド毎
にnπ/2のオフセットを有している場合でも垂直ブラ
ンキング期間にそのオフセット分を検出して補正信号を
生成し、その補正信号を用いて映像信号期間のキャリア
位相をシフトすることにより復調軸の変動しないディジ
タル色信号復調装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明では、低域変換搬送色信号と第1,第2のキャ
リアを入力とし、第1,第2の色差信号を出力する復調
回路と、第1,第2の色差信号をフィルタリングする第
1,第2のくし形フィルタと、第1,第2のくし形フィ
ルタの出力と第1,第2のゲート信号を入力とし、ID
信号を出力するバーストID信号発生回路と、バースト
ID信号発生回路の出力と第1,第2のパルス信号を入
力とし、第1,第2のキャリアを出力する搬送波発生回
路と、第1,第2のくし形フィルタの出力を所定期間遅
延させる第1,第2の遅延回路と、第1,第2のくし形
フィルタの出力と第1のゲート信号を入力とし、位相誤
差信号を出力する位相誤差検出回路と、第1,第2の遅
延回路の出力と位相誤差検出回路の出力を入力とし、誤
差補正された第1,第2の色差信号を出力する位相誤差
補正回路とを具備したという構成を有している。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、まず色差信号の
バースト信号部分から現在の復調軸のずれを検出し、1
フィールド前のずれとの差分をとる。
【0012】そして差分をとった結果がnπ/2であっ
た場合、nπ/2をキャンセルしてフィールド間のオフ
セット分がゼロとなるようなID信号を発生させ、その
ID信号で搬送波発生回路のキャリア位相をシフトする
ことによりフィールド間の復調軸の相対的な位相差をゼ
ロとする。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面と表を参
照しながら説明する。
【0014】図1は本発明の実施例のディジタル色信号
復調装置を説明するブロック図である。
【0015】図2は本発明の実施例のディジタル色信号
復調装置におけるバーストID信号発生回路10の動作
を説明するための波形図である。
【0016】図3は本発明のの実施例のディジタル色信
号復調装置におけるバーストID信号発生回路10の具
体的な構成を示すブロック図である。
【0017】図2に示すような垂直ブランキング期間付
近の色差信号とBGがバーストID信号発生回路10に
入力されると、まず位相検出回路30ではバースト信号
から現在の復調軸が正規な軸に対して何度ずれているか
を検出する。
【0018】検出された位相データθはホールド回路3
1に入力され、図2に示したポイントA、すなわちID
Gが閉じる直前のパルス信号Pのタイミングでの位相デ
ータθを1フィールド期間ホールドする。
【0019】ポイントAは映像信号期間であるが、これ
は現フィールドの位相情報を正しくつかむためにAFC
が十分収斂している場所として設定した。
【0020】減算器32はホールド回路31で保持され
ている1フィールド前の位相データと現フィールドの位
相データの差分を出力するが、この出力は1フィールド
前の復調軸の位相ずれと現フィールドの位相ずれの相対
的な差を表している。
【0021】この差分データのうちポイントBで求めら
れた相対差、すなわちIDGが開いた直後のパルス信号
Pのタイミングでの位相データθと演算を行ったデータ
が現フィールドのID信号の基準としてID信号生成回
路33で使用される。
【0022】ポイントBは垂直ブランキング期間の最後
であるが、これはID信号が更新されたことで映像信号
に影響が及ぶことを防止するためである。
【0023】(表1)はID信号生成回路33の具体的
な動作を説明するものである。
【0024】
【表1】
【0025】説明のために位相検出回路30の出力であ
る位相データθ(0≦θ<2π)が4ビットで表現され
ているとする。
【0026】従って減算器32の出力である相対差Sも
4ビットで表現され、分解能は22.5゜となる。
【0027】(表1)では相対差Sをシフト量+0゜,
+90゜,+180゜,+270゜の4つのグループに
分けており、基本的には差分値センターに対して±2
2.5゜の範囲にあるものが対象となる。
【0028】例えばシフト量+0゜の場合はセンター
(0,0,0,0)に対して−22.5゜(1,1,
1,1)〜+22.5゜(0,0,0,1)の範囲では
ずれなしと判断している。
【0029】ただし、このように設定すると16通り存
在する相対差Sに対し4つがどのグループにも属さなく
なってしまうため、本発明ではプラス側にさらに22.
5゜まで同一の範囲と見なすようにした(マイナス側を
同一の範囲と見なしてもかまわない)。
【0030】ID信号生成回路33は1フィールド前の
復調軸に対して現フィールドの復調軸が何度進んでいる
かを検出してそれをキャンセルするような新たなID信
号を発生させる回路である。
【0031】従って90゜進んでいればAFCのキャリ
ア位相も90゜進めれば相対的な位相差はなくなるが、
ここで注意しなけらばならないのは、1フィールド前の
ID信号すなわち現在のID信号が0゜以外であったな
らば、それを考慮に入れて新たなID信号を発生させな
ければならない点である。
【0032】具体的には(表1)に示したように現在の
ID信号に対してシフト量が求まれば、それらを加算し
たものを新たなID信号とすればよい。
【0033】シフト量は4種類であるのでID信号は2
ビットで表現できる。例えば、(0,0),(0,
1),(1,0),(1,1)を+0゜から+270゜
のシフト量と定義すれば、図4に示すような簡単なハー
ドウェアで(表1)のロジックを実現できる。
【0034】すなわち、Dフリップフロップ44の出力
である現在のID信号と相対差Sの上位2ビットおよび
ANDゲート41の出力を加算器40で加算するだけで
よい。
【0035】このとき、相対差Sの下位2ビットが共に
1のときに上位2ビットをインクリメントすることで相
対差Sに対するシフト量が正しく表現できることは(表
1)から明らかである。
【0036】このようにして求められたID信号がPG
42のイネーブル信号によりスイッチ43を介してDフ
リップフロップ44で新たなID信号として1フィール
ド間保持される。
【0037】なお、PG42はIDパルスが“H”とな
った直後のパルス信号Pのみをアクティブにする論理回
路である。
【0038】そしてこのID信号が搬送波発生回路51
に渡され、AFCで発生させたのこぎり波の位相をシフ
トすることでフィールド間における復調軸の相対的な位
相差がキャンセルできる。
【0039】本発明のディジタル色信号復調装置におけ
るバーストID信号発生回路ではフィールド間の相対的
な位相差をキャンセルする方式を採用したが、これは検
出した位相差を常に基準の位相に合わせ込む従来のバー
ストID方式に比べて誤補正の可能性を低くするためで
ある。
【0040】例えば従来方式が90゜単位で位相シフト
する方式であったとすると、検出した位相が90゜を少
しでも越えると位相シフトされるが越えなければシフト
されない。
【0041】このような動作を防止するには位相情報に
必要とするビット数を多くする必要があるが、本方式に
よれば上述の例のごとく位相情報は4ビット程度でかま
わない。
【0042】
【発明の効果】本発明のディジタル色信号復調装置を用
いればAFC+フィードフォワードAPCの組み合わせ
によって生じる復調軸の変動を量子化精度を向上させず
に防止することが可能となる。
【0043】しかも、位相検出回路30は位相誤差検出
回路56と実際には兼用できるため、数十ゲート程度で
本装置が実現できるので非常に効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるディジタル色信号復調
装置のブロック図
【図2】本発明の実施例におけるディジタル色信号復調
装置のバーストID信号発生回路10の動作を説明する
ための波形図
【図3】図1のバーストID信号発生回路10の具体的
なブロック図
【図4】図3のID信号生成回路33の具体的な回路図
【図5】従来のディジタル色信号復調装置のブロック図
【符号の説明】
10 バーストID信号発生回路 30 位相検出回路 31 ホールド回路 32 減算器 33 ID信号生成回路 40 加算器 41 ANDゲート 42 PG 43 スイッチ 44 Dフリップフロップ 50 復調回路 51 搬送波発生回路 52,53 くし形フィルタ 54,55 遅延回路 56 位相誤差検出回路 57 位相誤差補正回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低域変換搬送色信号と第1,第2のキャ
    リアを入力とし、第1,第2の色差信号を出力する復調
    回路と、 前記第1,第2の色差信号をフィルタリングする第1,
    第2のくし形フィルタと、 前記第1,第2のくし形フィルタの出力と第1,第2の
    ゲート信号を入力とし、ID信号を出力するバーストI
    D信号発生回路と、 前記バーストID信号発生回路の出力と第1,第2のパ
    ルス信号を入力とし、前記第1,第2のキャリアを出力
    する搬送波発生回路と、 前記第1,第2のくし形フィルタの出力を所定期間遅延
    させる第1,第2の遅延回路と、 前記第1,第2のくし形フィルタの出力と前記第1のゲ
    ート信号を入力とし、位相誤差信号を出力する位相誤差
    検出回路と、 前記第1,第2の遅延回路の出力と前記位相誤差検出回
    路の出力を入力とし、誤差補正された第1,第2の色差
    信号を出力する位相誤差補正回路と、を具備したディジ
    タル色信号復調装置。
  2. 【請求項2】 バーストID信号発生回路は現フィール
    ド復調軸位相と1フィールド前の復調軸位相の相対差を
    検出し、その相対差が常にゼロとなるようなID信号を
    出力することを特徴とする請求項1記載のディジタル色
    信号復調装置。
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