JPH10126644A - 垂直同期分離回路 - Google Patents

垂直同期分離回路

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JPH10126644A
JPH10126644A JP27577696A JP27577696A JPH10126644A JP H10126644 A JPH10126644 A JP H10126644A JP 27577696 A JP27577696 A JP 27577696A JP 27577696 A JP27577696 A JP 27577696A JP H10126644 A JPH10126644 A JP H10126644A
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JP
Japan
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signal
minimum amplitude
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amplitude data
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JP27577696A
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Inventor
Kenji Ishikawa
賢二 石川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ受信機、VTR等の映像機器に入力さ
れる映像信号の垂直同期分離に関するもので、同期信号
スライスレベルを演算する際の最小振幅値を積分するこ
とで、入力の急激なレベル変化が生じても、誤った位置
に同期信号をスライスすることなく、安定した垂直同期
分離を実現する。 【解決手段】 最小振幅積分回路を設けることで、現在
と1ライン前の最小振幅データを用いて積分した最小振
幅データを同期スライス回路でのスライスレベル演算に
使用することで、安定した垂直同期分離の動作を実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビ受信機、VT
Rなどの映像機器に入力される映像信号の垂直同期信号
の分離のための垂直同期分離回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の垂直同期分離回路につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0003】図2は従来の垂直同期分離回路のブロック
図である。図において1は入力された映像信号1aの高
周波成分を除去し、同期成分信号1bを出力するLP
F、3は同期成分信号1bを入力とし、入力映像信号1
aの水平同期信号の前後を含めた期間を示すゲート信号
3aに応じて、ゲート期間内に入力された同期成分信号
振幅の最小値を検出して最小振幅データ3bを出力する
最小値検出回路、2は最小振幅データ3bとシステムに
よって決定される入力映像信号1aのペデスタルレベル
データ2aにより、スライスレベルを演算し、このレベ
ルによって同期成分信号1bをスライスし、コンポジッ
ト同期信号2bを出力する同期スライス回路、4はコン
ポジット同期信号2bより同期信号期間をカウントし、
システムで決定される設定値になれば垂直同期信号4b
を出力する垂直積分回路である。
【0004】以上のように構成された垂直同期分離回路
について図3、図4、図5、図7を用いてその動作を説
明する。
【0005】入力映像信号1aは、LPF1によって高
周波成分を除去され同期成分信号1bとなる。
【0006】図3は最小振幅検出回路3のやや詳細なブ
ロック図である。図において、選択回路31は一方の入
力を同期成分信号1b、他方の入力を現時点までの最小
振幅データ32bを入力とし、比較回路33にて同期成
分信号1bと現時点までの最小振幅データ3bとの大小
比較を行い、振幅が小さい方の信号を選択回路31で選
ばれるように選択信号33bとして出力する。選択され
た出力信号31bはラッチ回路32にて現時点での最小
振幅データ32bとして出力される。
【0007】以上の比較動作をゲート信号3aが有効期
間の時に行い、最終的には、ゲート信号3aの最終のタ
イミングでラッチ回路34で保持され、最小振幅データ
3bとして出力される。
【0008】図4は同期スライス回路のやや詳細なブロ
ック図である。同期スライス回路2では最小振幅データ
3bとシステムによって決定される入力映像信号1aの
ペデスタルレベル2aの2つのデータにより(2a−3
b)/2+3b=(2a+3b)/2なる演算をスライ
スレベル演算回路21にて行い、スライスレベル21b
を出力する。
【0009】この演算はペデスタルレベル2aと最小振
幅データ3b(=入力されている同期信号のボトムレベ
ル)との中間値を求めている。こうすることで、図7に
示すような入力映像信号の同期信号レベルが圧縮されて
しまった場合でも、常に同期信号のボトムとペデスタル
レベルとの中間をスライスすることが可能となり、コン
スタントな同期信号再生を可能にする。
【0010】比較回路22ではスライスレベル21bを
基準として同期成分信号1bを比較し、1b>21bな
らばハイレベル、1b<21bならばローレベルなるコ
ンポジット同期信号2bを出力する。(ハイ・ローレベ
ルの論理は逆であっても構わない)図5は積分回路5の
やや詳細なブロック図である。
【0011】アップダウンカウンタ51はコンポジット
同期信号2bを入力とし、入力がローレベルの期間はカ
ウントアップ、ハイレベルの期間はカウントダウンを行
う。
【0012】このようにすることで、水平同期信号の期
間と垂直同期信号の期間でのカウントアップの値に大き
な差がが生じ、水平と垂直の同期信号の識別を可能にす
る。比較回路52では、システムにて決定される垂直同
期信号の幅を示す設定値5aと、アップダウンカウンタ
51bの出力を比較し、設定値5aを超えれば垂直の同
期信号とみなして垂直同期信号5bを出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では図8に示すように、VTRの早送りや、
デスクランブルなどによる不完全な信号復調などにより
直流成分が重畳され、急激な信号振幅の変化を持った映
像信号1aが入力された場合、最小振幅検出回路3によ
って検出される最小振幅データ3bはペデスタルレベル
2aよりも大きくなってしまう(リミッタをペデスタル
レベル2aでかけたと場合においても)。
【0014】同期スライス回路2で演算されるスライス
レベル21bの値が図8に示すような状態となったライ
ン内では、スライスして出力されるコンポジット同期信
号2bは図に示すように、本来の同期信号は検出され
ず、また違った位置に同期信号が検出され、垂直同期信
号のとして検出されてしまう程の幅をもったコンポジッ
ト同期信号2bとなってしまう場合があり、以降の同期
確立のアルゴリズムによっては本来の垂直同期信号の位
置に同期が立たなかったり、さらに、弱電界時では最小
振幅を求める際に、ノイズ等の影響によって正確な同期
信号のボトムを求めるのが困難になり、映像信号のスラ
イス動作が不安定になってしまうという問題点を有して
いた。
【0015】また定常的に映像信号の振幅に直流成分が
部分的に重畳された場合では、本来の垂直同期信号位置
以外でシステムが同期してしまうという問題も同時に有
していた。
【0016】さらに、弱電界時では最小振幅を求める際
に、ノイズ等の影響によって正確な同期信号のボトムが
求めろのが困難になり、映像信号のスライス動作が不安
定になってしまうという問題点も有していた。
【0017】本発明は上記問題点に鑑み、急激な入力映
像信号の振幅や直流成分の変化が生じたり、定常的に直
流成分が部分的に重畳された非標準映像信号が入力され
た場合でも、垂直同期信号の同期確立が乱されることな
く、さらに弱電界時の映像入力でも安定な垂直同期分離
を可能にする垂直同期分離回路を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ために本発明の垂直同期分離回路は、本発明は、入力映
像信号の高周波成分を除去し、同期成分信号を出力する
ローパスフィルタ(以下LPF)と、前記LPFの出力
を入力とし、前記入力映像信号の水平同期信号の前後を
含めた期間を示すゲート信号に応じて、ゲート期間内に
入力された同期成分信号の振幅の最小値を検出して最小
振幅データを出力する最小振幅検出回路と、前記最小振
幅データを入力とし、前記ゲート信号のゲート期間の最
終タイミングでラッチしたラッチデータと前記最小振幅
データとの大小比較を行い、等しければラッチデータ
を、最小振幅データが小さければラッチデータに対して
N1(N1はシステムにより決定される整数)だけ小さ
くし、最小振幅データが大きければラッチデータに対し
てNだけ大きくして積分最小振幅データとして出力する
最小振幅積分回路と、前記同期成分信号を入力とし、前
記積分最小振幅データとシステムによって決定される映
像信号のペデスタルレベルデータによりスライスレベル
を決定し、このスライスレベルによって入力された同期
成分信号との比較を行い、コンポジット同期信号を出力
する同期スライス回路と、前記コンポジット同期信号の
同期信号期間をカウントし、システムにより設定された
同期幅のカウント値に達成すれば垂直の同期信号と判断
して垂直同期信号を出力する垂直積分回路という構成を
備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、入力映像信号の高周波
成分を除去し、同期成分信号を出力するローパスフィル
タ(以下LPF)と、前記LPFの出力を入力とし、前
記入力映像信号の水平同期信号の前後を含めた期間を示
すゲート信号に応じて、ゲート信号期間内に入力された
同期成分信号の振幅の最小値を検出して最小振幅データ
を出力する最小振幅検出回路と、前記最小振幅データを
入力とし、前記ゲート信号のゲート期間の最終タイミン
グでラッチしたラッチデータと前記最小振幅データとの
大小比較を行い、等しければラッチデータを、最小振幅
データが小さければラッチデータに対してN1(N1は
システムにより決定される整数)だけ小さくし、最小振
幅データが大きければラッチデータに対してNだけ大き
くして積分最小振幅データとして出力する最小振幅積分
回路と、前記同期成分信号を入力とし、前記積分最小振
幅データとシステムによって決定される映像信号のペデ
スタルレベルデータによりスライスレベルを決定し、こ
のスライスレベルによって入力された同期成分信号との
比較を行い、コンポジット同期信号を出力する同期スラ
イス回路と、前記コンポジット同期信号の同期信号期間
をカウントし、システムにより設定された同期幅のカウ
ント値に達成すれば垂直の同期信号と判断して垂直同期
信号を出力する垂直積分回路とを備えたことを特徴とす
るものであり、入力の映像信号の急激な振幅や直流成分
の変化が生じた場合でも、最小振幅データを検出する際
に、ライン内だけでなく1ライン前の最小振幅データと
の大小比較を行い、小さい方を直ちに最小振幅データと
して置き換えるのではなく、1ライン前の最小振幅デー
タに、システムによって決定される値を加算したものを
最小振幅データとして使用することで、急激な入力映像
信号の振幅や直流成分の変化をそのままスライスしてし
まうことなく、コンポジット同期信号2bを出力するこ
とが可能となるので、本来の同期信号とは違う位置に同
期信号が出力されることはなく、垂直同期信号の同期確
立が乱されることのない安定な垂直同期分離が可能とな
る。
【0020】本発明は、上記発明において最小振幅検出
回路の検出は、水平同期信号の前後を含むゲート信号期
間内に入力された同期成分信号の振幅の最小値を検出し
て最小振幅データを出力するのではなく水平同期信号内
の幅を持ったゲート信号期間内での平均値を最小振幅デ
ータとして出力することを特徴とするものであり、弱電
界時の映像入力については、水平同期信号期間内で幅を
持つゲート信号で最小振幅データを積分し、その平均を
取ることによってノイズ等による最小振幅データの誤差
をなくすことで、安定な同期信号のスライスを行うとが
可能となり、弱電界時でもさらに安定な同期分離を実現
出来るものである。
【0021】本発明は、上記発明において、最小振幅検
出回路の検出は、入力映像信号の標準、非標準の検出情
報により、水平同期信号の前後を含むゲート信号期間内
に入力された同期成分信号の振幅の最小値を検出して最
小振幅データを出力するか、水平同期信号内の幅を持っ
たゲート信号期間内での平均値を最小振幅データとして
出力することを特徴とするものであり、入力映像信号の
標準・非標準の検出データによって水平同期信号の位相
が大きくジッタしてしまう非標準の映像信号入力の場合
でも、ゲート信号の期間幅が広い最小振幅検出回路の出
力を選択することでさらに安定な同期検出を実現出来る
ものである。
【0022】本発明は、上記発明において、最小振幅検
出回路の出力データの大きさとシステムによって決定さ
れる入力映像信号の大きさを比較し、ペデスタルレベル
よりも大きいと判断した時は、以降N2(N2は整数)
ラインに渡って前記コンポジット同期信号をマスクする
同期マスク信号を出力するマスク信号発生回路と前記同
期マスク信号により前記コンポジット同期信号をマスク
するマスク回路とを備えたことを特徴とするものであ
り、定常的に振幅に直流成分が部分的に重畳された非標
準の映像信号が入力された場合でも、最小振幅データと
ペデスタルデータとの大小比較を行い、非標準信号であ
ることを判別してマスク信号を発生させ、誤ってスライ
スしたコンポジット同期信号をマスクするので、誤った
位置で垂直同期信号が出力されることを防ぐことが出来
るものである。
【0023】(実施の形態1)以下本発明の一実施の形
態である垂直同期分離回路いついて、図面を参照しなが
ら説明する。
【0024】図1は本発明の一実施の形態における垂直
同期分離回路のブロック図を示すものである。
【0025】図1においてLPF1、同期スライス回路
2、最小振幅検出回路3、垂直積分回路5は従来例のブ
ロックと同等である。最小振幅積分回路4は図6に示す
ように、最小振幅データ3bを入力として、ラッチ回路
42にてゲート信号3aの最終のタイミングでデータを
ラッチし、1ライン前の最小振幅データ42bを出力す
るラッチ回路。43は最小振幅データ3bと1ライン前
の最小データ42bとの比較を行い42b>3bなら
ば、1ライン前の最小データ42bに対して、システム
によって決定される積分値4aを加減算回路44によっ
て加算、42b=3bならば現状のまま、42b<3b
ならば減算を行い最小振幅積分データ4bとして出力す
る最小振幅積分回路である。
【0026】以上のように構成された垂直同期分離回路
について、以下図1、図3、図4、図5、図6、図8を
用いてその動作を説明する。
【0027】入力映像信号1aの振幅が図8に示すよう
に急激に振幅、直流成分が変化した場合、LPF1の出
力1bは図のような出力となる(図では同期信号部分と
ペデスタルレベルのみで説明する。実際の信号としては
垂直ブランキング期間の信号に近い。)。
【0028】最小振幅検出回路3では水平同期信号期間
の前後を示すゲート信号3aがハイレベルの期間に入力
される同期成分信号1bの最小振幅を検出し、ゲート信
号3aの立ち下がりのタイミングで最小振幅データ3b
を出力する。
【0029】さらに図6に示す最小振幅積分回路4で
は、この最小振幅データ3bをゲート信号3aによって
ラッチし、1ライン前の最小振幅データ42bとして出
力される。現在の最小振幅データ3bと1ライン前の最
小振幅データ42bとの大小比較を行い、1ライン前の
最小データ42bよりも現在の最小振幅データ3bがが
大きければ、システムによって決定される値4aを加算
し、小さければ4aを減算、等しければ4a=0として
処理する。
【0030】このような処理を行うことで、同期スライ
ス回路2では現在の最小データ値3bをそのままスライ
スレベル21bに反映するのではなく、ライン間の積分
を行い、急激な変化に対しては徐々にスライスレベル2
1bを変化させることで、本来の同期信号位置以外のタ
イミングで信号をスライスしてしまうことを防ぐことが
出来る。従って垂直同期確立の際に誤動作を生じること
がなく、急激な振幅変化や直流成分の変化が生じた場合
でも安定した垂直同期分離を実現することが可能とな
る。
【0031】(実施の形態2)以下本発明の一実施の形
態について説明する。構成は実施の形態1と同様であ
り、最小振幅検出回路3の機能構成が若干違うのみであ
る。
【0032】以下本発明の一実施の形態の最小振幅検出
回路について図9を用いて説明する。
【0033】図9において、LPF1の同期成分信号1
bを加算回路331とラッチ回路332を用いて積分す
る。積分する期間は水平同期信号内に幅を持ったゲート
信号33aである。
【0034】積分が終了すると、分周回路333によっ
て1/N(Nはゲート信号33aの幅によって決定され
る。)され、ゲート信号33a期間内の平均値が求めら
れ、平均最小振幅データ33bとして出力される。
【0035】弱電界時ではLPF1の出力1bが図10
のようになり、同期信号のボトムが一定でなくなる。従
って図に示すように同期信号期間内で幅を持ったゲート
信号33aによってゲート期間内の振幅の平均を加算器
331とラッチ332によって積分し、その結果を分周
器333によって平均値を求め、平均最小振幅データ4
4bを出力する。
【0036】このように最小振幅データを期間内の1点
で代表せず、平均値で代表させた方が、弱電界入力時で
は、正確なデータを得ることができ、同期信号をスライ
スする際にも有利になり、より安定した同期分離を実現
することが可能となる。
【0037】(実施の形態3)本発明の一実施の形態に
ついて説明する。
【0038】図11は一実施の形態のブロック図であ
る。実施の形態1と異なる点は最小振幅データを実施の
形態2における最小振幅検出回路33に設け、2つの出
力をシステムからの標準検出信号8aの情報により選択
回路8によっ選択し、最小振幅データ81b、ゲート信
号82bとして最小振幅積分積分回路4へ入力している
点であり、その他は同一である。
【0039】図11において入力映像信号1aの水平同
期信号の位相ジッタが大きくなり、ゲート信号33aの
ゲート期間よりも大きくなった場合、システムでは入力
信号が非標準の状態であると判断し、標準検出信号8a
によって選択回路8ではゲート期間幅の広い3aとその
最小振幅データ3bを選択し最小振幅積分回路4へ出力
する。このように、水平同期信号のジッタの大きな入力
であっても、ゲート期間の十分広い期間内で検出した最
小振幅データを用いてスライスレベルを演算するので、
大きなジッタがあっても、安定な垂直同期分離を実現出
来る。
【0040】(実施の形態4)本発明の一実施の形態に
ついて説明する。
【0041】図12は一実施の形態における垂直同期分
離回路のブロック図である。実施の形態1のブロックと
違うところは、マスク信号発生回路6とマスク回路7を
設けた点であり、その他は同一である。
【0042】図12においてマスク信号発生回路6で
は、最小振幅検出回路3の最小振幅データ3bとシステ
ムによって決定されるペデスタルレベル2aの大小比較
を行い、最小振幅データ3bがペデスタルレベル2aよ
りも大きい場合は、マスク幅データ6aに応じたマスク
信号6bを出力し、小さい場合はマスク信号6bを出力
しない。
【0043】従って、図8に示すような映像信号が入力
された場合、最小振幅データ3bがペデスタルレベル2
aが大きくなり、マスク信号6bが出力され、マスク回
路7によって、コンポジット同期信号がマスクされる。
従って、不要な位置に同期信号がスライスされることは
なく、安定な垂直同期信号分離を行うことが出来る。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力映像信号の
高周波成分を除去し、同期成分信号を出力するローパス
フィルタ(以下LPF)と、前記LPFの出力を入力と
し、前記入力映像信号の水平同期信号の前後を含めた期
間を示すゲート信号に応じて、ゲート期間内に入力され
た同期成分信号の振幅の最小値を検出して最小振幅デー
タを出力する最小振幅検出回路と、前記最小振幅データ
を入力とし、前記ゲート信号のゲート期間の最終タイミ
ングでラッチしたラッチデータと前記最小振幅データと
の大小比較を行い、等しければラッチデータを、最小振
幅データが小さければラッチデータに対してN1(N1
はシステムにより決定される整数)だけ小さくし、最小
振幅データが大きければラッチデータに対してNだけ大
きくして積分最小振幅データとして出力する最小振幅積
分回路と、前記同期成分信号を入力とし、前記積分最小
振幅データとシステムによって決定される映像信号のペ
デスタルレベルデータによりスライスレベルを決定し、
このスライスレベルによって入力された同期成分信号と
の比較を行い、コンポジット同期信号を出力する同期ス
ライス回路と、前記コンポジット同期信号の同期信号期
間をカウントし、システムにより設定された同期幅のカ
ウント値に達成すれば垂直の同期信号と判断して垂直同
期信号を出力する垂直積分回路とを設けることにより、
急激な映像信号振幅変化や直流成分の変化に対して本来
の同期信号と違う位置に信号をスライスしてしまう様な
場合でも、スライスレベルを徐々に変化させることで、
本来の同期信号位置以外のタイミングで信号をスライス
してしまうことを防ぐことが可能となり、安定した垂直
同期分離を実現することができる。
【0045】さらに、上記した構成の最小振幅検出回路
の検出を同期信号期間内の振幅の平均をとるような構成
にすることで、弱電界時の映像入力でも、ノイズに影響
されないさらに安定した垂直同期分離を実現出来る。
【0046】また水平同期信号のジッタが非常に大きな
場合でも、ゲート信号期間幅の広い方式で検出した最小
振幅データを選択してスライスレベルの演算を行うの
で、安定した垂直同期分離が行える。
【0047】また上記した構成においてマスク信号発生
回路とマスク回路をさらに設けることで、最小振幅デー
タとペデスタルレベルの大きさを比較して、最小振幅デ
ータが大きければマスク信号発生回路でマスク信号を発
生し、コンポジット同期信号をマスクすることにより、
急激な振幅変化ばかりでなく定常的に発生している映像
信号についても、安定した垂直同期分離を実現すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における垂直同期分離回
路のブロック図
【図2】従来の垂直同期分離回路のブロック図
【図3】最小振幅検出回路のブロック図
【図4】同期スライス回路のブロック図
【図5】垂直積分回路のブロック図
【図6】最小振幅積分回路のブロック図
【図7】従来の動作を示すための動作波形図
【図8】本発明の一実施の形態の動作を示すための動作
波形図
【図9】本発明の一実施の形態における最小振幅検出回
路のブロック図
【図10】本発明の一実施の形態の最小振幅検出回路の
動作を示すための動作波形図
【図11】本発明の一実施の形態のブロック図
【図12】本発明の一実施の形態のブロック図
【符号の説明】
1 ローパスフィルタ 2 同期スライス回路 3 最小振幅検出回路 4 垂直積分回路 5 最小振幅積分回路 6 マスク信号発生回路 7 ゲート回路 8 選択回路 31 選択回路 31、34 ラッチ回路 33 比較回路 21 スライスレベル演算回路 22 比較回路 51 アップダウン回路 52 比較回路 42 ラッチ回路 43 比較回路 44 加減算回路 331 加算回路 332 ラッチ回路 333 分周回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の高周波成分を除去し、同
    期成分信号を出力するローパスフィルタ(以下LPF)
    と、前記LPFの出力を入力とし、前記入力映像信号の
    水平同期信号の前後を含めた期間を示すゲート信号に応
    じて、ゲート信号期間内に入力された同期成分信号の振
    幅の最小値を検出して最小振幅データを出力する最小振
    幅検出回路と、前記最小振幅データを入力とし、前記ゲ
    ート信号のゲート期間の最終タイミングでラッチしたラ
    ッチデータと前記最小振幅データとの大小比較を行い、
    等しければラッチデータを、最小振幅データが小さけれ
    ばラッチデータに対してN1(N1はシステムにより決
    定される整数)だけ小さくし、最小振幅データが大きけ
    ればラッチデータに対してNだけ大きくして積分最小振
    幅データとして出力する最小振幅積分回路と、前記同期
    成分信号を入力とし、前記積分最小振幅データとシステ
    ムによって決定される映像信号のペデスタルレベルデー
    タによりスライスレベルを決定し、このスライスレベル
    によって入力された同期成分信号との比較を行い、コン
    ポジット同期信号を出力する同期スライス回路と、前記
    コンポジット同期信号の同期信号期間をカウントし、シ
    ステムにより設定された同期幅のカウント値に達成すれ
    ば垂直の同期信号と判断して垂直同期信号を出力する垂
    直積分回路とを備えたことを特徴とする垂直同期分離回
    路。
  2. 【請求項2】 最小振幅検出回路の検出は、水平同期信
    号の前後を含むゲート信号期間内に入力された同期成分
    信号の振幅の最小値を検出して最小振幅データを出力す
    るのではなく水平同期信号内の幅を持ったゲート信号期
    間内での平均値を最小振幅データとして出力することを
    特徴とする請求項1記載の垂直同期分離回路。
  3. 【請求項3】 最小振幅検出回路の検出は、入力映像信
    号の標準、非標準の検出情報により、水平同期信号の前
    後を含むゲート信号期間内に入力された同期成分信号の
    振幅の最小値を検出して最小振幅データを出力するか、
    水平同期信号内の幅を持ったゲート信号期間内での平均
    値を最小振幅データとして出力することを特徴とする請
    求項1記載の垂直同期分離回路。
  4. 【請求項4】 最小振幅検出回路の出力データの大きさ
    とシステムによって決定される入力映像信号の大きさを
    比較し、ペデスタルレベルよりも大きいと判断した時
    は、以降N2(N2は整数)ラインに渡って前記コンポ
    ジット同期信号をマスクする同期マスク信号を出力する
    マスク信号発生回路と前記同期マスク信号により前記コ
    ンポジット同期信号をマスクするマスク回路とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の垂直同期分離回路。
JP27577696A 1996-10-18 1996-10-18 垂直同期分離回路 Pending JPH10126644A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100556465B1 (ko) * 1998-12-01 2006-08-30 엘지전자 주식회사 티브이(tv)신호에서의 동기신호 분리장치

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