JPH08163454A - 隣接チャンネル信号減衰装置 - Google Patents

隣接チャンネル信号減衰装置

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JPH08163454A
JPH08163454A JP30733494A JP30733494A JPH08163454A JP H08163454 A JPH08163454 A JP H08163454A JP 30733494 A JP30733494 A JP 30733494A JP 30733494 A JP30733494 A JP 30733494A JP H08163454 A JPH08163454 A JP H08163454A
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channel
signal
intermediate frequency
adjacent
frequency signal
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JP30733494A
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Mitsuaki Shiragami
光章 白神
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間周波数信号の隣接チャンネル信号を減衰
させる。 【構成】 チューナ2から入力される所定のチャンネル
に対応する中間周波信号は、負帰還増幅回路11に入力
される。負帰還増幅回路11においては、帰還路の抵抗
2とトラップ20の合成インピーダンスの変化分が、
利得の変化分に変換される。この利得の差によって、入
力された中間周波信号に含まれる隣接チャンネルの音声
キャリア、または映像キャリアが減衰させられ、SAW
F22に供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、テレビジョン
受像機において、チューナから出力される所定のチャン
ネルの映像中間周波信号から、隣接チャンネル信号を減
衰させるトラップ回路に用いて好適な隣接チャンネル信
号減衰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のトラップ回路より構成
されるテレビジョン受像機の一例の構成を示すブロック
図である。チューナ2は、所定の放送電波により、アン
テナ1に誘起された高周波信号の中から、所定のチャン
ネルの高周波信号を選局し、それを増幅しやすい中間周
波信号に周波数変換した後、トラップ回路3に供給する
ようになされている。
【0003】トラップ回路3は、バッファ3a、アンプ
3b、およびセラミック共振子(トラップ)3cより構
成され、チューナ2より供給された所定のチャンネルに
対応する中間周波信号に含まれる隣接チャンネル信号を
減衰させた後、弾性表面波フィルタ(SAWF(Sarfac
e Acoustic Wave Filter))に供給するようになされて
いる。
【0004】SAWFは、所望の周波数の信号だけを通
過させ、中間周波復調回路(IF復調回路)5に供給す
る。IF復調回路5は、入力された信号を復調し、映像
信号はY/C分離回路6を介して出力し、音声信号はア
ンプ7を介して出力するようになされている。
【0005】次にその動作を説明する。アンテナ1によ
り受信されたVHFまたはUHFの高周波信号は、チュ
ーナ2に供給される。チューナ2に供給された高周波信
号は、所定のチャンネルが選局され、中間周波信号に周
波数変換された後、出力される。この出力信号には、所
定のチャンネルに隣接するチャンネルに対応する中間周
波信号も含まれる。
【0006】図12に示すように、チューナ2において
選局され、出力された所定のチャンネルに対応する中間
周波信号の周波数が、33.4メガヘルツ(MHz)乃
至38.9MHzであるとする。このチャンネルの音声
キャリア(音声搬送波)の周波数(fs)は33.4M
Hzであり、クロマ・キャリアの周波数(fc)は3
4.47MHzである。また、ピックチャ・キャリア
(映像搬送波)の周波数(fp)は38.9MHzであ
る。
【0007】また、このチャンネルの上側に隣接するチ
ャンネルのピクチャ・キャリアの周波数は30.9MH
zであり、このチャンネルの下側に隣接するチャンネル
の音声キャリアの周波数は40.4MHzである。この
ように、隣接するチャンネルの音声キャリアまたはピク
チャ・キャリアに対応する信号が、チューナ2からの出
力信号に含まれる。
【0008】従って、この信号がそのままIF復調回路
5に供給されると、IF復調回路5において歪成分が生
じる。その結果、映像または音声にビート(バズ)とな
って現れる場合がある。そのため、中間周波信号がIF
復調回路5に供給される前に、隣接するチャンネルに対
応する信号(隣接妨害信号)を十分に減衰させる必要が
ある。
【0009】SAWF4は、上述したように、所望の周
波数の信号を通過させるように作用するが、隣接するチ
ャンネルに対応する信号を減衰する効果も有している。
図13のグラフは、SAWF4の単体特性を示してい
る。縦軸は、減衰量(単位はデシベル(dB))であ
り、横軸は、周波数を表している。このように、隣接す
るチャンネルに対応する周波数の信号レベルの減衰量
は、一般的に、40dB以上である。
【0010】しかしながら、現在欧州において見直しが
進められている規格(EN55020規格)を満足させ
るためには、この減衰量は不十分である。このため、ト
ラップ回路3が追加された。
【0011】このトラップ回路3は、図11に示したよ
うに、信号線8と、グランドの間にトラップ3cを構成
し、トラップ3cが直列共振時にトラップ域において、
インピーダンスが減少することを利用して、隣接するチ
ャンネル信号の減衰効果を作り出している。
【0012】図14は、このインピーダンスの周波数特
性を示した図である。縦軸はインピーダンスを表し、横
軸は周波数を表している。インピーダンスは、信号の周
波数がトラップ3cの共振周波数(Fr)に近づくに従
って急激に減少し、信号の周波数が共振周波数より大き
くなり、反共振周波数(Fa)に近づくに従って急激に
増加する。
【0013】トラップ3cの直列共振時におけるインピ
ーダンスの低下により、チューナ2より供給された信号
は、そこに含まれる所定のチャンネルに隣接したチャン
ネルに対応する信号が減衰させられた後、SAWF4に
供給される。そして、SAWF4に供給された信号のう
ち、所定のチャンネルに対応する周波数成分だけが選択
的にそこを通過する。
【0014】このように、トラップ回路3と、SAWF
4の作用により、所定のチャンネルに隣接するチャンネ
ルに対応する信号は、IF復調回路5に供給される段階
で、約50dBの減衰量が期待され、EN55020規
格を満足することができる。
【0015】SAWF4を介してIF復調回路5に供給
された信号は、そこで復調され、映像信号はY/C分離
部6に供給され、音声信号はアンプ7に供給される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トラップ回路3においては、製造ラインにおいてコイル
の値を調整する必要があり、さらに、温度ドリフト等の
特性補正や、十分なトラップ効果を得るために、クリテ
ィカルな入出力のインピーダンスの整合等を考慮しなけ
ればならず、回路の調整が複雑となり、コストが高くな
る課題があった。
【0017】また、最近、調整不要のセラミックタイプ
のトラップ素子が開発されるようになってきたが、直列
共振モードを利用していることに変わりはなく、チュー
ナ2にとっては、負荷として重く、場合によっては、歪
を生じる場合がある課題があった。また、セラミックタ
イプのトラップ素子を用いた場合においても、上述した
インピーダンス整合が必要なことに変わりはなく、回路
の調整が複雑となり、コストが高くなる課題があった。
【0018】さらに、トラップ回路の単体特性が十分で
あっても、それを実際に基盤に実装すると、グランドパ
ターンからの回り込みがあるため、性能を十分に発揮す
ることが困難な場合があり、版下設計の効率が低い課題
があった。
【0019】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、製造時の装置の調整を不要にすることがで
き、また、チューナ側の負荷を軽減することができ、歪
の発生を抑制することができるようにし、さらには、装
置の構成を簡単にし、版下設計の自由度を大きくするこ
とができ、トラップのインピーダンスの整合が厳密では
なくても、充分な性能を出すことができるようにするも
のである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の隣接チ
ャンネル信号減衰装置は、テレビジョン受像機のチュー
ナより、中間周波信号を増幅する帰還型増幅回路に供給
される所定のチャンネルに対応する中間周波信号に含ま
れる、所定のチャンネルの上下の隣接チャンネルに対応
する中間周波信号を減衰させる隣接チャンネル信号減衰
装置において、帰還型増幅回路の帰還路に並列に、所定
のチャンネルの上下の隣接チャンネルに対応する中間周
波信号を減衰させる減衰手段(例えば図1のセラミック
共振子(トラップ)20)を備えることを特徴とする。
【0021】また、減衰手段は、セラミック共振子とす
ることができる。
【0022】また、減衰手段は、所定のチャンネルに隣
接するチャンネルに対応する中間周波信号に対して直列
共振するようにすることができる。
【0023】請求項4に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置は、テレビジョン受像機のチューナより、中間周波
信号を増幅する帰還型増幅回路に供給される所定のチャ
ンネルに対応する中間周波信号に含まれる、所定のチャ
ンネルの上下の隣接チャンネルに対応する中間周波信号
を減衰させる隣接チャンネル信号減衰装置において、帰
還型増幅回路の入力部に直列に、所定のチャンネルの上
下の隣接チャンネルに対応する中間周波信号を減衰させ
る減衰手段(例えば図2のセラミック共振子(トラッ
プ)20)を備えることを特徴とする。
【0024】また、減衰手段は、セラミック共振子とす
ることができる。
【0025】また、減衰手段は、所定のチャンネルに隣
接するチャンネルに対応する中間周波信号に対して並列
共振するようにすることができる。
【0026】請求項7に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置は、テレビジョン受像機のチューナより供給される
所定のチャンネルに対応する中間周波信号に含まれる、
所定のチャンネルの上下の隣接チャンネルに対応する中
間周波信号を減衰させる隣接チャンネル信号減衰装置に
おいて、中間周波信号の入力部に直列に、所定のチャン
ネルの上下の隣接チャンネルに対応する中間周波信号を
減衰させる減衰手段(例えば図3のセラミック共振子
(トラップ)20)を備えることを特徴とする。
【0027】また、減衰手段は、セラミック共振子とす
ることができる。
【0028】さらに、減衰手段は、所定のチャンネルに
隣接するチャンネルに対応する中間周波信号に対して並
列共振するようにすることができる。
【0029】
【作用】請求項1に記載の隣接チャンネル信号減衰装置
においては、帰還型増幅回路11の帰還路に並列に、セ
ラミック共振子20を挿入する。従って、帰還路に設け
られた抵抗17との合成インピーダンスの変化分を、帰
還型増幅回路11の利得の変化分に変換することができ
る。また、インピーダンスの整合が厳密ではなくても、
その性能を発揮するようにすることができる。
【0030】請求項2に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置においては、セラミック共振子20を用いる。従っ
て、製造時の調整をなくすことができる。
【0031】請求項3に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置においては、セラミック共振子20は、所定のチャ
ンネルに隣接するチャンネルの中間周波信号に対して直
列共振する。従って、隣接するチャンネルに対応する中
間周波信号の減衰効果を得ることができる。
【0032】請求項4に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置においては、帰還型増幅回路11の入力部に直列
に、セラミック共振子20を挿入する。従って、帰還路
に設けられた抵抗17との合成インピーダンスの変化分
を、帰還型増幅回路11の利得の変化分に変換すること
ができる。また、インピーダンスの整合が厳密ではなく
ても、その性能を発揮するようにすることができる。
【0033】請求項5に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置においては、セラミック共振子20を用いる。従っ
て、製造時の調整をなくすことができる。
【0034】請求項6に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置においては、セラミック共振子20は、所定のチャ
ンネルに隣接するチャンネルの中間周波信号に対して並
列共振する。従って、セラミック共振子20が、反共振
点で高インピーダンスになることを利用して、隣接する
チャンネルに対応する中間周波信号の減衰効果を得るこ
とができる。
【0035】請求項7に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置においては、中間周波信号の入力部に直列に、セラ
ミック共振子20を挿入する。従って、インピーダンス
の整合が厳密ではなくても、その性能を発揮するように
することができる。
【0036】請求項8に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置においては、セラミック共振子20を用いる。従っ
て、製造時の調整をなくすことができる。
【0037】請求項9に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置においては、セラミック共振子20は、所定のチャ
ンネルに隣接するチャンネルの中間周波信号に対して並
列共振する。従って、セラミック共振子20が、反共振
点で高インピーダンスになることを利用して、隣接する
チャンネルに対応する中間周波信号の減衰効果を得るこ
とができる。
【0038】
【実施例】図1は、本発明の隣接チャンネル信号減衰装
置を応用したテレビジョン受像機の一実施例の構成を示
すブロック図である。チューナ2は、図示せぬアンテナ
より供給された高周波信号から所定のチャンネルの高周
波信号を選局し、それを中間周波信号(IF信号)に変
換した後、出力するようになされている。また、信号源
としてのチューナ2は、所定のインピーダンスRsを有
している。
【0039】バイアス抵抗13,14、抵抗15、トラ
ンジスタ16、抵抗18、バイパスコンデンサ19、お
よび帰還路に設けられた抵抗17,コンデンサ24から
なる負帰還増幅回路11には、帰還路に並列に、セラミ
ック共振子等のトラップ20を挿入し、チューナ2よ
り、コンデンサ12を介して供給された中間周波信号か
ら、選局された所定のチャンネルに隣接するチャンネル
に対応する中間周波信号を減衰させ、出力するようにな
されている。
【0040】SAWF22は、負帰還増幅回路11から
の出力信号を入力し、選局された所定のチャンネルに対
応する周波数のみを通過させるように作用する。SAW
F22を通過した映像中間周波信号(VIF)は、IF
復調回路5に供給され、そこで所定の信号に復調された
後、出力されるようになされている。
【0041】一方、AM音声の場合、チューナ2より出
力された中間周波信号を構成する音声中間周波信号(S
IF)は、SAWF23に入力される。SAWF23
は、チューナ2より供給された中間周波信号から、チュ
ーナ2により選局されたチャンネルに対応する周波数の
音声信号だけを通過させるようになされている。
【0042】SAWF23を通過した中間周波信号は、
IF復調回路5に供給され、そこで所定の信号に復調さ
れた後、出力されるようになされている。
【0043】次にその動作を説明する。図示せぬアンテ
ナよりチューナ2に供給された高周波信号は、そこで所
定のチャンネルに対応する高周波信号が選局され、中間
周波信号に変換される。所定のインピーダンスRsを有
するチューナ2は、選局した所定のチャンネルに対応す
る中間周波信号を、コンデンサ12を介して、負帰還増
幅回路11に供給する。
【0044】上述したように、負帰還増幅回路11の帰
還路に並列に、セラミック共振子等からなるトラップ2
0を挿入する。このトラップ20は、負帰還増幅回路1
1に入力された中間周波信号の所定の周波数に直列共振
する。
【0045】これにより、トラップ20の直列共振によ
るインピーダンスの変化と、負帰還増幅回路11の帰還
路に設けられた帰還抵抗R2を有する抵抗17との合成
インピーダンスの変化に対応して、負帰還増幅回路11
の利得調整が行われる。即ち、トラップ20のインピー
ダンスと負帰還増幅回路11の利得調整用の素子(この
場合抵抗17)によるインピーダンスとの合成インピー
ダンスの変化を、負帰還増幅回路11の利得の変化と
し、この利得の差によって、隣接チャンネルの中間周波
信号を減衰させている。
【0046】図1の実施例の場合、トラップ20の共振
時のインピーダンスをZ0(Ω(オーム))、それ以外
のときのインピーダンスをZ(Ω)として、共振時の利
得(減衰量)、およびそれ以外のときの利得を演算する
と、共振時の利得G1は、G1=(R2//Z0)/(RS
+R1)で表される。また、それ以外のときの利得G
2は、G2=(R2//Z)/(RS+R1)で表される。
ここで、値R2は、抵抗17の抵抗値であり、値R1は抵
抗15の抵抗値である。
【0047】従って、共振時以外の場合の利得G2
ら、共振時の利得G1を減算することにより、この実施
例において実現される隣接チャンネルの減衰量を算出す
ることができる。
【0048】図2は、図1の実施例において、トラップ
20を、負帰還増幅回路11の入力部に挿入するように
した場合の他の実施例の構成を示すブロック図である。
その他の構成、および動作は、図1の実施例の場合と基
本的に同様であるのでその詳細な説明は省略するが、こ
のように、トラップ20を負帰還増幅回路11の入力部
に挿入することにより、トラップ20は、所定の周波数
の入力信号と並列共振する。
【0049】この実施例において、トラップ20の共振
時のインピーダンスをZ0(Ω)、それ以外のときのイ
ンピーダンスをZ(Ω)として、共振時の利得、および
それ以外のときの利得を演算すると、共振時の利得G1
は、G1=R2/(RS+R1+Z0)で表され、それ以外
のときの利得G2は、G2=R2/(RS+R1+Z)で表
される。
【0050】従って、共振時以外の場合の利得G2
ら、共振時の利得G1を減算することにより、この実施
例において実現される隣接チャンネルの減衰量を算出す
ることができる。
【0051】図3は、図1および図2に示した実施例を
押し進めた場合のさらに他の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。この実施例においては、図1または図2の
負帰還増幅回路11をバッファ(エミッタフォロア)回
路とし、トラップ20を、チューナ2からの所定の中間
周波信号が入力される入力部に設けるようにしている。
その他の構成および動作は、図1または図2の実施例の
場合と基本的に同様であるのでその説明は省略する。
【0052】この実施例においては、トラップ20をバ
ッファ(エミッタフォロア)回路の外に設けたため、ト
ラップ20の本来の特性をそのまま利用することができ
る。従って、単体で十分な性能を出すことができれば、
従来のようにグランドパターンからの影響を受けること
なく、部品点数を少なくするとともに、版下設計の自由
度を広げることが可能となる。
【0053】図4は、上記各実施例における利得(減衰
量)を測定する際に用いた測定装置の構成を示すブロッ
ク図である。Network−Analyzer(HP
8752A)31の出力部からは所定の中間周波信号
が、試験回路33の入力部に供給される。試験回路33
は、入力された信号に対応して、所定の信号をその出力
部より出力する。
【0054】試験回路33より出力されたIF信号は、
FET−PROBE32により、信号レベルが例えば1
/10に減衰させられた後、ピックアップされる。この
信号は、Network−Analyzer31の入力
部に供給される。Network−Analyzer3
1は、その出力部より出力した信号の周波数、および信
号レベルと、入力部に供給された信号の信号レベルとか
ら、試験回路33の利得の周波数特性を演算し、その結
果を出力する。図8乃至図10は、この出力結果をグラ
フに表したものである。
【0055】ここでは、図4の試験回路33として、図
5に示した従来例に対応する試験回路を比較のために接
続し、その利得を測定する。次に、図6,図7に示した
上記各実施例に対応した試験回路を接続し、それらの回
路の利得を測定する。
【0056】図5は、従来例に対応する試験回路であ
る。この回路においては、図11のチューナ2のインピ
ーダンスを50Ωとし、図11のトラップ回路3のバッ
ファ3aとしてのコイルの自己インダクタンスを0.2
2μH(マイクロヘンリー)とする。また、4700P
F(ピコファラド)のコンデンサ42を介して、アンプ
3bが接続されている。アンプ3bを構成する抵抗4
3,44の抵抗値を2.2KΩ、抵抗45の抵抗値を3
3Ω、コンデンサ46の容量を4700PF、帰還抵抗
47の抵抗値を100Ωとする。
【0057】また、トランジスタ48は2SC3779
を用い、抵抗49の抵抗値を220Ω、コンデンサ50
の容量を4700PF、さらにコイル51のインダクタ
ンスを1.5μHとする。また、電源電圧を9ボルト
(V)とする。
【0058】この試験回路に入力された入力信号の周波
数と、測定点A,Bそれぞれにおける利得は、図8のグ
ラフに示すような相関関係を有する。図8において、縦
軸は利得を表し、横軸は入力信号の周波数を表してい
る。
【0059】このように、入力信号の周波数が、図12
に示した所望のチャンネルの下側に隣接する音声キャリ
アの周波数である40.4MHz付近になると、急激に
インピーダンスが減少し、入力信号の減衰率が大きくな
る。
【0060】図6は、図1に示した実施例に対応する試
験回路である。この回路においては、図1のチューナ2
のインピーダンスを50Ωとし、コンデンサ12の容量
を4700PFとしている。負帰還増幅回路11を構成
する抵抗13,14の抵抗値を2.2KΩ、抵抗15の
抵抗値を33Ωとしている。また、トランジスタ16と
して、2SC3779を用い、その帰還路の抵抗17の
抵抗値を100Ωとし、容量4700PFのコンデンサ
61を接続している。また、この帰還路に並列にセラミ
ック共振子(トラップ)20が接続されている。
【0061】さらに、抵抗18の抵抗値を220Ωと
し、バイパスコンデンサ19の容量を4700PFとす
る。また、この負帰還増幅回路11からの出力信号は、
SAWF22,23に供給されるようになされている。
【0062】この試験回路に入力された入力信号の周波
数と、測定点A,Bそれぞれにおける利得は、図9のグ
ラフに示すような相関関係を有する。図9において、縦
軸は利得を表し、横軸は入力信号の周波数を表してい
る。
【0063】このように、入力信号の周波数が、図12
に示した所望のチャンネルの下側に隣接する音声キャリ
アの周波数である40.4MHz付近になると、急激に
インピーダンスが減少し、入力信号の減衰率が大きくな
る。その結果、下側の隣接チャンネルの音声キャリアを
減衰させるように作用する。
【0064】図7は、図2に示した他の実施例に対応す
る試験回路である。この回路においては、図2のチュー
ナ2のインピーダンスを50Ωとし、新たに抵抗値18
0Ωの抵抗71、1.0μHのコイル73、それに並列
に680Ωの抵抗72を設けるようにしている。そし
て、セラミック共振子20がコイル21に対して並列に
なるように接続されている。
【0065】さらに、コンデンサ12の容量を4700
PFとし、負帰還増幅回路11を構成する抵抗13,1
4の抵抗値を2.2KΩ、抵抗15の抵抗値を220Ω
としている。また、トランジスタ16として、2SC3
779を用い、その帰還路の抵抗17の抵抗値を470
Ωとし、そこに新たに容量が4700PFのコンデンサ
74が接続されている。
【0066】さらにまた、抵抗18の抵抗値を220Ω
とし、バイパスコンデンサ19の容量を4700PFと
する。また、この負帰還増幅回路11からの出力信号
は、SAWF22,23に供給されるようになされてい
る。
【0067】この試験回路に入力された入力信号の周波
数と、測定点A,Bのそれぞれにおける利得は、図10
のグラフに示すような相関関係を有する。図10におい
て、縦軸は利得を表し、横軸は入力信号の周波数を表し
ている。
【0068】このように、入力信号の周波数が、図12
に示した所望のチャンネルの下側に隣接する音声キャリ
アの周波数である40.4MHz付近になると、トラッ
プ20のインピーダンスが増加し、入力信号の減衰率が
大きくなる。その結果、下側の隣接チャンネルの音声キ
ャリアを減衰させるように作用する。
【0069】このように、図6または図7に示した、図
1または図2の実施例に対応する試験回路を用いて、図
5に示した従来の装置に対応する試験回路の場合と同様
に、所定のチャンネルに隣接するチャンネルの音声キャ
リアを減衰させることができる。
【0070】なお、上記各実施例においては、主に、所
望のチャンネルの下側に隣接するチャンネルの音声キャ
リアを減衰させる場合について説明したが、上述した場
合と基本的に同様にして、所望のチャンネルの上側に隣
接するピクチャ・キャリアを減衰させることができるの
は言うまでもない。
【0071】また、上記各実施例においては、所望のチ
ャンネルの周波数を33.4MHz乃至38.9MHz
としたが、その他の任意の中間周波数のチャンネルに適
用することも可能である。
【0072】
【発明の効果】請求項1に記載の隣接チャンネル信号減
衰装置によれば、帰還型増幅回路の帰還路に並列に、減
衰手段を挿入するようにしたので、帰還路に設けられた
利得調整素子との合成インピーダンスの変化分を、帰還
型増幅回路の利得の変化分に変換することができる。従
って、クリティカルなトラップの特性を増幅回路の利得
を可変にすることにより実現することができる。また、
グランドからの影響を受けにくくし、版下設計の自由度
を向上させることができる。また、インピーダンスの整
合が厳密ではなくても、その性能を発揮するようにする
ことが可能である。
【0073】請求項2に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置によれば、減衰手段にセラミック共振子を用いるよ
うにしたので、製造時の調整をなくすことができる。ま
た、装置の部品点数を削減することができる。従って、
装置のコストを下げることが可能となる。
【0074】請求項3に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置によれば、減衰手段は、所定のチャンネルに隣接す
るチャンネルの中間周波信号に対して直列共振するよう
にしたので、隣接するチャンネルに対応する中間周波信
号に対する減衰効果を得ることができる。
【0075】請求項4に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置によれば、帰還型増幅回路の入力部に直列に、減衰
手段を挿入するようにしたので、帰還路に設けられた利
得調整素子との合成インピーダンスの変化分を、帰還型
増幅回路の利得の変化分に変換することができる。従っ
て、クリティカルなトラップの特性を増幅回路の利得を
可変にすることにより実現することができる。また、グ
ランドからの影響を受けにくくし、版下設計の自由度を
向上させることができる。また、インピーダンスの整合
が厳密ではなくても、その性能を発揮するようにするこ
とが可能となる。
【0076】請求項5に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置によれば、減衰手段にセラミック共振子を用いるよ
うにしたので、製造時の調整をなくすことができる。従
って、装置のコストを下げることが可能となる。
【0077】請求項6に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置によれば、減衰手段は、所定のチャンネルに隣接す
るチャンネルの中間周波信号に対して並列共振するよう
にしたので、減衰手段が反共振点において、高インピー
ダンスになることを利用して、隣接するチャンネルに対
応する中間周波信号の減衰効果を得ることができる。従
って、チューナ側の負担を軽減することが可能となる。
また、バッファやアンプを削除し、単に信号線間に直列
に挿入し、SAWFと併せて使用することにより、減衰
効果を得ることができるため、装置の部品点数を削減す
ることが可能となる。
【0078】請求項7に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置によれば、中間周波信号の入力部に直列に、減衰手
段を挿入するようにしたので、グランドからの影響を受
けにくくし、版下設計の自由度を向上させることができ
る。また、インピーダンスの整合が厳密ではなくても、
その性能を発揮するようにすることが可能となる。
【0079】請求項8に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置によれば、減衰手段にセラミック共振子を用いるよ
うにしたので、製造時の調整をなくすことができる。従
って、装置のコストを下げることが可能となる。
【0080】請求項9に記載の隣接チャンネル信号減衰
装置によれば、減衰手段は、所定のチャンネルに隣接す
るチャンネルの中間周波信号に対して並列共振するよう
にしたので、減衰手段が反共振点において、高インピー
ダンスになることを利用して、隣接するチャンネルに対
応する中間周波信号の減衰効果を得ることができる。従
って、チューナ側の負担を軽減することが可能となる。
また、バッファやアンプを削除し、単に信号線間に直列
に挿入し、SAWFと併せて使用することにより、減衰
効果を得ることができるため、装置の部品点数を削減す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の隣接チャンネル信号減衰装置を応用し
たテレビジョン装置の一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の隣接チャンネル信号減衰装置を応用し
たテレビジョン装置の他の実施例の構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の隣接チャンネル信号減衰装置を応用し
たテレビジョン装置のさらに他の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】試験回路の測定装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】従来のテレビジョン受像機のトラップ回路に対
応する試験回路の構成を示すブロック図である。
【図6】図1の実施例のトラップ回路に対応する試験回
路の構成を示すブロック図である。
【図7】図2の実施例のトラップ回路に対応する試験回
路の構成を示すブロック図である。
【図8】図5の試験回路の測定点Aと測定点Bにおける
利得の周波数特性を示すグラフである。
【図9】図6の試験回路の測定点Aと測定点Bにおける
利得の周波数特性を示すグラフである。
【図10】図7の試験回路の測定点Aと測定点Bにおけ
る利得の周波数特性を示すグラフである。
【図11】従来のトラップ回路より構成されるテレビジ
ョン受像機の一例の構成を示すブロック図である。
【図12】所定のチャンネルとその上下に隣接するチャ
ンネルの周波数を示す図である。
【図13】SAWFの単体特性を示す図である。
【図14】トラップ3cのインピーダンスの周波数特性
を示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 チューナ 3 トラップ回路 3a バッファ 3b アンプ 3c セラミック共振子 4 SAWF 5 IF復調回路 6 Y/C分離回路 7 アンプ 11 負帰還増幅回路 12 コンデンサ 13,14 バイアス抵抗 15 抵抗 16 トランジスタ 17,18 抵抗 19 バイパスコンデンサ 20 セラミック共振子(トラップ) 21 コイル 22,23 SAWF 24 コンデンサ 31 Network−Analyzer 32 FET−PROBE 33 試験回路 42 コンデンサ 43,44 バイアス抵抗 45,47,49 抵抗 46 コンデンサ 48 トランジスタ 50 バイパスコンデンサ 51 コイル 52 SAWF 61 コンデンサ 71,72 抵抗 73 コイル 74 コンデンサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン受像機のチューナより、中
    間周波信号を増幅する帰還型増幅回路に供給される所定
    のチャンネルに対応する中間周波信号に含まれる、前記
    所定のチャンネルの上下の隣接チャンネルに対応する中
    間周波信号を減衰させる隣接チャンネル信号減衰装置に
    おいて、 前記帰還型増幅回路の帰還路に並列に、前記所定のチャ
    ンネルの上下の隣接チャンネルに対応する中間周波信号
    を減衰させる減衰手段を備えることを特徴とする隣接チ
    ャンネル信号減衰装置。
  2. 【請求項2】 前記減衰手段は、セラミック共振子であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の隣接チャンネル信
    号減衰装置。
  3. 【請求項3】 前記減衰手段は、前記所定のチャンネル
    に隣接するチャンネルに対応する中間周波信号に対して
    直列共振することを特徴とする請求項1または2に記載
    の隣接チャンネル信号減衰装置。
  4. 【請求項4】 テレビジョン受像機のチューナより、中
    間周波信号を増幅する帰還型増幅回路に供給される所定
    のチャンネルに対応する中間周波信号に含まれる、前記
    所定のチャンネルの上下の隣接チャンネルに対応する中
    間周波信号を減衰させる隣接チャンネル信号減衰装置に
    おいて、 前記帰還型増幅回路の入力部に直列に、前記所定のチャ
    ンネルの上下の隣接チャンネルに対応する中間周波信号
    を減衰させる減衰手段を備えることを特徴とする隣接チ
    ャンネル信号減衰装置。
  5. 【請求項5】 前記減衰手段は、セラミック共振子であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の隣接チャンネル信
    号減衰装置。
  6. 【請求項6】 前記減衰手段は、前記所定のチャンネル
    に隣接するチャンネルに対応する中間周波信号に対して
    並列共振することを特徴とする請求項4または5に記載
    の隣接チャンネル信号減衰装置。
  7. 【請求項7】 テレビジョン受像機のチューナより供給
    される所定のチャンネルに対応する中間周波信号に含ま
    れる、前記所定のチャンネルの上下の隣接チャンネルに
    対応する中間周波信号を減衰させる隣接チャンネル信号
    減衰装置において、 前記中間周波信号の入力部に直列に、前記所定のチャン
    ネルの上下の隣接チャンネルに対応する中間周波信号を
    減衰させる減衰手段を備えることを特徴とする隣接チャ
    ンネル信号減衰装置。
  8. 【請求項8】 前記減衰手段は、セラミック共振子であ
    ることを特徴とする請求項7に記載の隣接チャンネル信
    号減衰装置。
  9. 【請求項9】 前記減衰手段は、前記所定のチャンネル
    に隣接するチャンネルに対応する中間周波信号に対して
    並列共振することを特徴とする請求項7または8に記載
    の隣接チャンネル信号減衰装置。
JP30733494A 1994-12-12 1994-12-12 隣接チャンネル信号減衰装置 Withdrawn JPH08163454A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6583826B1 (en) 1999-05-31 2003-06-24 Alps Electric Co., Ltd. Intermediate frequency circuit in television tuner with large attenuation of audio if signal in adjacent channel
US6647253B2 (en) 2000-01-12 2003-11-11 Alps Electric Co., Ltd. High gain intermediate frequency input circuit with satisfactory trap characteristics

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6583826B1 (en) 1999-05-31 2003-06-24 Alps Electric Co., Ltd. Intermediate frequency circuit in television tuner with large attenuation of audio if signal in adjacent channel
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