JPH08163239A

JPH08163239A - 拡張スロットに挿入するシリアル通信マルチプレクサ

Info

Publication number: JPH08163239A
Application number: JP33520294A
Authority: JP
Inventors: Akira Inoue; 明井上
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1994-12-08
Filing date: 1994-12-08
Publication date: 1996-06-21

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】拡張スロットに挿入したコンピュータで通信回
線の状態を監視し、リアルタイムで通信回線の接続と切
断を制御するとともに、レベル変換機能を持たせ、異な
るインタフェースを持つ多数の端末を混在させて、１対
Ｎ通信を行えるマルチプレクサを提供する。【構成】このシリアル通信マルチプレクサは、入力用シ
リアル通信ポート１、複数の出力用シリアル通信ポート
２、各出力用シリアル通信ポートの接続を制御する回線
接続制御部３、信号線の状態を監視する回線監視回路部
４、各々のレジスタを制御する制御回路部５、回線を接
続する回線接続スイッチ部６、及びドライバ・レシーバ
の機能切り替え回路部７を設け、通信用ソフトウエアで
も制御できるように、拡張スロット内で動作できる構成
にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、本発明のマルチプレ
クサを拡張スロットに挿入したコンピュータ（パソコ
ン）で、通信回線の状態を監視し、リアルタイムで通信
回線の、接続と切断を実現します。この発明は、本発明
のマルチプレクサにレベル変換機能を持たす事ができる
ため、新たにレベル変換器を必要としません。この発明
は、ＲＳ２３２Ｃ・ＲＳ４２２・ＲＳ４８５等のインタ
フェースを持つ多数の端末を混在させて、通信回線を接
続するものです。

【０００２】

【従来の技術】マルチプレクサとパソコンの通信用イン
タフェースとは、独立して動作しており、マルチプレク
サの制御はパソコンから、自由にできません。マルチプ
レクサに、レベル変換器の機能は、持っていません。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】マルチプレクサをソフ
トウエアにて、リアルタイムで通信回線の、接続と切噺
を自由に制御しようとするものです。マルチプレクサ
に、レベル変換器の機能を待たせようとするものです。
ＲＳ２３２Ｃ・ＲＳ４２２・ＲＳ４８５等のインタフェ
ースを持つ多数の端末を混在させて、１対Ｎ通信を実現
しようとするものです。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いま、その構成を説明す
ると、（イ）入力用シリアル通信ポート１を設ける。（ロ）複数の出力用シリアル通信ポート２を設ける。（ハ）各々のシリアル通信ポートの接続を制御する為、
回線接続制御部３を設ける。（ニ）信号線の状態を監視する為の、回線監視回路部４
を設ける。（ホ）各々のレジスタを制御する為の、制御回路部５を
設ける。（ヘ）通信回線を接続する為の、回線接続スイッチ部６
を設ける。（ト）通信用ソフトウエアでもマルチプレクサを制御で
きるよう、拡張スロットに挿入して、動作できる構造に
する。（チ）入力用シリアル通信ポート１のレベルと、出力用
シリアル通信ポート２のレベルと違えることで、レベル
変換機能を持つ事ができる構造にする。（リ）出力用シリアル通信ポート２のドライバ・レシー
バを切り替える為の、機能切り替え回路部７を設ける。以上の如く構成された装置。

【０００５】

【作用と実施例】次に本発明の作用と実施例を説明しま
す。

【０００６】図１に示される実施例は、本発明のマルチ
プレクサの構成図です。入力用シリアル通信ポート１
に、本発明のマルチプレクサを装着したパソコンの、シ
リアル通信インタフェースを接続します。複数の出力用
シリアル通信ポート２には、端末側のシリアル通信イン
タフェースを接続します。

【０００７】本発明のマルチプレクサを装着したパソコ
ンから、各々のシリアル通信ポートの接続を制御する為
の回線接続制御部３を設け、回線接続制御部レジスタ
（マスクレジスタ）に回線接続データをセットし、各ビ
ットに対応した回線接続スイッチ部６を動作させます。

【０００８】回線接続スイッチ部６は、入力用シリアル
通信ポート１からの入力信号は、接続された、出力用シ
リアル通信ポート２のドライバから出力します。

【０００９】出力用シリアル通信ポート２のレシーバか
ら入力された信号は、他の接続された出力用シリアル通
信ポート２からの信号と一緒にされて、入力用シリアル
通信ポート１のドライバから出力します。

【００１０】出力用シリアル通信ポート２の信号線の状
態を監視する為の、回線監視回路部４を設け、回路内部
に読み込みゲート・レジスタ（ステータスレジスタ）に
て、本発明のマルチプレクサを装着したパソコンから、
信号線の状態を読みだします。

【００１１】出力用シリアル通信ポート２をＲＳ４２２
／４８５のドライバ・レシーバとした場合で、ＲＳ４２
２とＲＳ４８５の切り替え等、ドライバ・レシーバの機
能切り替え回路部７（モードレジスタ）を設けます。

【００１２】本発明のマルチプレクサを装着したパソコ
ンから、ソフトウエアで機能切り替え回路部７（モード
レジスタ）にＲＳ４２２／ＲＳ４８５モード切り替えデ
ータをセットします。

【００１３】機能切り替えデータは、ＲＳ４２２／ＲＳ
４８５のドライバが、通信制御信号によって回線を開放
（ＲＳ４８５）するか、常時回線を使用状態（ＲＳ４２
２）にするかを制御します。

【００１４】出力用シリアル通信ポート２のドライバ・
レシーバをＲＳ４２３・ＲＳ４８５・ＲＳ２３２Ｃ等と
混在させることができ、ソフトウエアで機能切り替え回
路部７で制御できる構造にすることもできる為、拡張し
た１対Ｎ通信を実現できます。

【００１５】機能切り替え回路部７は、ディップスイッ
チ等でも、機能切り替えができる構造にします。

【００１６】本発明のマルチプレクサを装着したパソコ
ンから、ソフトウエアで各々のレジスタの書き込み読み
込みを制御する為の、制御回路部５を設けます。

【００１７】制御データ信号１０は、パソコンからのア
ドレス信号、データ信号、書き込み信号、読み込み信号
等、本発明のマルチプレクサのレジスタを制御する信号
です。

【００１８】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１９】本発明のマルチプレクサは、パソコンの拡
張スロットに挿入して使用する為、パソコンのソフトウ
エアで、出力用シリアル通信ポート２の信号線の状態を
監視し、その状態によって、接続する出力用通信ポート
２を制御することができます。

【００２０】出力用シリアル通信ポート２がＲＳ４２２
／４８５のドライバ・レシーバの場合、各々の出力用シ
リアル通信ポート２に、複数の端末装置をマルチドロッ
プにて接続することができ、全体として多数の端末装置
と通信ができます。

【００２１】出力用シリアル通信ポート２のドライバ・
レシーバをＲＳ４２３．ＲＳ４８５・ＲＳ２３２Ｃ等と
混在させることができ、ソフトウエアで機能切り替え回
路部７で制御できる構造にすることもできる為、各種の
端末装置が混在した１対Ｎ通信が実現できます。

【００２２】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の構成図

【符合の説明】

１入力用シリアル通信ポート２出力用シリアル通信ポート３回線接続制御部（マスクレジスタ）４回線監視回路部（ステータスレジスタ）５制御回路部。６回線接続スイッチ部７機能切り替え回路部（モードレジスタ）８入力シリアル信号９出力シリアル信号１０制御データ信号

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）入力用シリアル通信ポート１を設け
る。（ロ）複数の出力用シリアル通信ポート２を設ける。（ハ）回線接続制御部３を設ける。（ニ）回線監視回路部４を設ける。（ホ）制御回路部５を設ける。（ヘ）回線接続スイッチ部６を設ける。（ト）拡張スロット内にて、動作する構造にする。（チ）入力用シリアル通信ポート１のレベルから、出力
用シリアル通信ポート２のレベルに変換する、レベル変
換の機能を持つ構造にする。（リ）機能切り替え回路部７を設ける。以上の如く構成された、拡張スロットに挿入するシリア
ル通信マルチプレクサ。