JPH08163065A - ノイズ除去回路 - Google Patents
ノイズ除去回路Info
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- JPH08163065A JPH08163065A JP29689094A JP29689094A JPH08163065A JP H08163065 A JPH08163065 A JP H08163065A JP 29689094 A JP29689094 A JP 29689094A JP 29689094 A JP29689094 A JP 29689094A JP H08163065 A JPH08163065 A JP H08163065A
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Abstract
パルスノイズだけをキャンセルする。 【構成】ハイパスフィルタ9を通過したノイズ成分は、
増幅回路10において増幅される。増幅回路10の出力
信号は、AGC回路11に印加され、増幅回路10の出
力信号に応じたAGC信号が発生する。前記AGC信号
は、増幅回路10に印加され、そのゲインは可変される
とともに、基準電源13に印加され、比較回路12の基
準レベルを可変する。増幅回路10の出力信号は、比較
回路12にも印加され、基準レベル以上のノイズが検出
される。そして、比較回路12の出力信号に応じて、ゲ
ート信号が単安定マルチバイブレータ14から発生し、
前記ゲート信号に応じてパイロットキャンセル信号がゲ
ート回路15で遮断され、FMコンポジット入力信号の
ノイズ成分が引き算回路16でキャンセルされる。
Description
中のノイズ成分を除去するノイズ除去回路に関する。
波されて得られるFMコンポジット信号中に含まれるパ
ルス性のノイズを除去するためのノイズ除去回路が備え
られている。ところで、FM放送において、受信信号の
電界強度が弱くなると、弱電界ノイズと呼ばれるホワイ
トノイズが増大するようになる。その為、弱電界時で
は、前記ノイズ除去回路が弱電界ノイズを検出してしま
い、ノイズ除去回路が誤って動作するということがあっ
た。そこで、従来は、図2の如き、AGC回路を備えた
ノイズ除去回路が提案されていた。
パルスノイズが含まれていない場合には、FMコンポジ
ット信号が遅延回路(1)を介して、引き算回路(2)
の(+)端子に印加される。また、FMコンポジット信
号は、HPF(ハイパスフィルタ)(3)に印加され
る。FMコンポジット信号中には、ノイズ成分が含まれ
ていないので、HPF(3)から出力信号が発生せず、
ゲート信号発生回路(4)からゲート信号は発生しな
い。その為、ゲート回路(5)はオンし、パイロットキ
ャンセル信号がゲート回路(5)を介して引き算回路
(2)の(−)端子に印加される。引き算回路(2)
で、遅延回路(1)の出力信号とパイロットキャンセル
信号とが引き算され、その出力端にオーディオ信号が発
生する。尚、パイロットキャンセル信号は、FMコンポ
ジット信号中のパイロット信号と同一のレベル、周波数
及び位相を有する信号である。
イズが含まれていると、前記パルスノイズだけがHPF
(3)を通過する。HPF(3)の出力信号は、レベル
制御回路(6)を介してゲート信号発生回路(4)に印
加される。そして、ゲート信号発生回路(4)でレベル
制御回路(6)の出力信号が所定レベル以上か否か検出
され、所定レベル以上であると所定幅のゲート信号が発
生する。前記ゲート信号に応じて、ゲート回路(5)は
オフし、パイロットキャンセル信号が引き算回路(2)
に印加されなくなる。その為、パルスノイズを含むFM
コンポジット信号は引き算回路(2)の2つの入力端に
等しく印加され、引き算回路(2)の出力端にパルスノ
イズは発生しない。この時、引き算回路(2)の(+)
及び(−)端子に接続されるコンデンサー(7)の両端
電圧は、ゲート回路(5)がオフするオフする直前の入
力レベルを保持しているので、前記コンデンサー(7)
の両端電圧に応じた電圧のみが、引き算回路(2)の出
力端に発生する。
ト信号中に弱電界ノイズが増大する。前記弱電界ノイズ
はHPF(3)を介してレベル制御回路(6)に印加さ
れる。レベル制御回路(6)で、弱電界ノイズが増大し
たことが検出されると、レベル制御回路(6)は入力信
号のレベルを低下するように動作する。その為、レベル
制御回路(6)の出力信号によって、ゲート信号はゲー
ト信号発生回路(5)から発生しない。よって、弱電界
時の弱電界ノイズによるノイズ除去の誤動作を防ぐこと
ができる。
時において、図3(a)の如く、コンポジット信号中に
弱電界ノイズとともに、パルスノイズが含まれた場合に
は、レベル制御回路(6)は弱電界ノイズの検出を優先
するので、レベル制御回路(6)は入力信号のレベルを
低下するように動作する。その為に、図3(a)のパル
スノイズのレベルは図3(b)の如く低下し、ゲート信
号発生回路(b)で所定レベルよりも低くなることがあ
り、レベル制御が行われない場合に検出されるべきパル
スノイズが検出されず、ノイズ除去が行われないという
問題があった。
成されたものであり、入力信号中のノイズ成分を通過さ
せるハイパスフィルタと、該ハイパスフィルタの出力信
号を増幅する増幅回路と、該増幅回路の出力信号に応じ
て、前記増幅回路の利得を可変する為のAGC信号を発
生するAGC回路と、前記AGC信号に応じて基準レベ
ルが可変され、前記基準レベル以上のノイズを検出する
ノイズ検出回路と、該ノイズ検出回路の出力信号に応じ
て、ゲート信号を発生するゲート信号発生回路と、前記
ゲート信号に応じて、前記入力信号中のノイズ成分をキ
ャンセルするキャンセル回路とから成ることを特徴とす
る。
ノイズ成分は、増幅回路において増幅される。増幅回路
の出力信号は、AGC回路に印加され、増幅回路の出力
信号に応じたAGC信号が発生する。前記AGC信号
は、増幅回路に印加され、そのゲインは可変されるとと
もに、ノイズ検出回路に印加され、ノイズ検出回路の基
準レベルを可変する。増幅回路の出力信号は、ノイズ検
出回路にも印加され、基準レベル以上のノイズが検出さ
れる。そして、ノイズ検出回路の出力信号に応じて、ゲ
ート信号がゲート信号発生回路から発生し、前記ゲート
信号に応じて入力信号のノイズ成分がキャンセルされ
る。ノイズにより、ノイズ検出回路の基準レベルが変化
するので、ノイズレベルが変化しても、常にノイズを確
実に検出し、ノイズをキャンセルできる。
(8)はFMコンポジット信号を遅延する遅延回路、
(9)はFMコンポジット信号中のノイズ成分を抽出す
るHPF、(10)はHPF(9)の出力信号を増幅す
る増幅回路、(11)は増幅回路(10)の出力信号に
応じてAGC信号を発生するAGC回路、(12)は増
幅回路(10)の出力信号と基準電源(13)の基準レ
ベルとを比較する比較回路、(14)は比較回路(1
2)の出力信号に応じて所定幅のゲート信号を発生する
単安定マルチバイブレータ、(15)は前記ゲート信号
によってパイロットキャンセル信号を通過または遮断さ
せるゲート回路、(16)は遅延回路(8)及びゲート
回路(15)の出力信号を引き算する引き算回路であ
る。
ノイズ成分が含まれていない場合、FMコンポジット信
号は、遅延回路(8)を介して、引き算回路(16)の
(+)端子に印加される。また、FMコンポジット信号
がHPF(9)に印加されても、ノイズ成分がないの
で、HPF(9)から出力信号は発生しない。よって、
単安定マルチバイブレータ(14)は動作せず、ゲート
信号が発生しないので、ゲート回路(15)は図示の状
態となりオンする。そして、パイロットキャンセル信号
は、ゲート回路(15)を介して、引き算回路(16)
の(−)端子に印加され、(+)端子に印加される遅延
回路(8)の出力信号、即ち、FMコンポジット信号と
引き算される。パイロットキャンセル信号は、FMコン
ポジット信号中のパイロット信号と同一のレベル、周波
数及び位相を有する信号なので、引き算回路(16)の
出力端にはオーディオ信号が発生する。
のノイズが含まれている場合、FMコンポジット信号は
HPF(9)に印加され、その出力端からパルスノイズ
のみが発生する。HPF(9)の出力信号は、ゲインが
大となる増幅回路(10)で増幅された後、AGC回路
(11)及び比較回路(12)の(+)端子に印加され
る。AGC回路(11)において、増幅回路(10)の
出力信号は整流され、ノイズがパルスノイズであるの
で、整流された信号レベルは小となる。そして、整流さ
れた信号に応じたAGC回路(11)から出力信号は増
幅回路(10)に印加され、増幅回路(10)のゲイン
はそのまま大となるように制御される。また、AGC回
路(11)の出力信号は基準電源(13)に印加され、
基準電源(13)は前記出力信号に応じて基準レベルが
大となるように制御される。比較回路(12)の(−)
端子には、レベルが大となった基準レベルが印加され、
比較される。パルスノイズのレベルが基準レベル以上で
あると、比較回路(12)から出力信号が発生する。比
較回路(12)の入力信号と基準レベルとの関係は図4
(a)の如くなるので、確実にパルスノイズを検出でき
る。比較回路(12)の出力信号は単安定マルチバイブ
レータ(14)に印加され、前記出力信号に応じて単安
定マルチバイブレータ(14)から所定幅のゲート信号
が発生する。そして、前記ゲート信号が印加されたゲー
ト回路はオフし(図示と逆の状態)、パイロットキャン
セル信号が遮断される。
ト信号は、遅延回路(8)で、HPF(9)乃至単安定
マルチバイブレータ(14)で遅延される時間と同一の
時間だけ遅延される。その後、引き算回路(16)には
パイロットキャンセル信号が印加されていないので、遅
延回路(8)の出力信号は引き算回路の(+)及び
(−)端子に印加され、引き算される。その為、引き算
回路(7)の出力端にノイズは発生しない。その時、引
き算回路(16)の(+)及び(−)端子の間にコンデ
ンサー(17)が接続され、コンデンサー(17)の両
端電圧はゲート回路(15)がオンする直前の入力信号
のレベルを保持しているので、前記コンデンサー(1
7)の両端電圧に応じた信号が、ゲート信号の所定幅の
間だけ、引き算回路(16)の出力端に発生する。これ
により、パルスノイズが除去できる。
信号中に弱電界ノイズが増大し、前記FMコンポジット
信号が印加されたHPF(9)の出力信号は、図4
(b)の如くなる。HPF(9)の出力信号は通常ゲイ
ンが大である増幅回路(10)で増幅され、AGC回路
(11)及び比較回路(12)に印加される。AGC回
路(11)で整流された信号のレベルは大となり、AG
C回路(11)のAGC信号により、増幅回路(10)
のゲインは小となり、増幅回路(10)の出力レベルは
図4(c)の(イ)の如く低下する。また、AGC回路
(11)の出力信号により、基準電源(13)の基準レ
ベルが図4(c)の(ロ)の如く、点線から一点鎖線に
低下する。よって、比較回路(12)において、入力信
号と基準レベルとの関係は図4の如くなり、増幅回路
(10)の出力信号は基準レベルより低いので、比較回
路(12)から出力信号は発生せず、ゲート信号は発生
しない。よって、パイロットキャンセル信号はゲート回
路(15)を介して引き算回路(15)に印加され、遅
延回路を介して印加される引き算回路(16)にFMコ
ンポジット信号と引き算される。それにより、引き算回
路(16)の出力端にオーディオ信号が発生する。
ンポジット信号中に含まれる場合、HPF(9)の出力
信号は図3(a)の如くなる。HPF(9)の出力信号
は、増幅回路(10)で増幅された後、AGC回路(1
1)で整流される。FMコンポジット信号中には弱電界
ノイズが含まれているので、整流された信号レベルは大
となる。その為、AGC回路(11)のAGC信号によ
って、増幅回路(10)の利得は小となり、基準レベル
も小となり、比較回路(12)の入力信号と基準レベル
との関係は図4(d)の如くなる。図4(d)におい
て、パルスノイズのレベルのみが基準レベルより高いの
で、比較回路(12)はパルスノイズが印加されたとき
にのみ、出力信号を発生することができ、パルスノイズ
のみを確実に検出することができる。そして、比較回路
(12)の出力信号に応じて、単安定マルチバイブレー
タ(14)からゲート信号が発生する。前記ゲート信号
により、ゲート回路(15)がオフし、パイロットキャ
ンセル信号の引き算回路(16)への印加が停止され
る。よって、引き算回路(16)においては、FMコン
ポジット信号中にパルスノイズのみが含まれた場合と同
様なノイズ除去動作が行われ、FMコンポジット信号か
らパルスノイズのみを確実に除去できる。
変する増幅回路の増幅率を制御するAGC信号を利用
し、前記AGC信号に応じてノイズ検出するための回路
の基準レベルを可変することにより、弱電界時において
もパルスノイズだけを確実に除去することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号中のノイズ成分を通過させるハイ
パスフィルタと、 該ハイパスフィルタの出力信号を増幅する増幅回路と、 該増幅回路の出力信号に応じて、前記増幅回路の利得を
可変する為のAGC信号を発生するAGC回路と、 前記AGC信号に応じて基準レベルが可変され、前記基
準レベル以上のノイズを検出するノイズ検出回路と、 該ノイズ検出回路の出力信号に応じて、ゲート信号を発
生するゲート信号発生回路と、 前記ゲート信号に応じて、前記入力信号中のノイズ成分
をキャンセルするキャンセル回路とから成ることを特徴
とするノイズ除去回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29689094A JP3213495B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ノイズ除去回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29689094A JP3213495B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ノイズ除去回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08163065A true JPH08163065A (ja) | 1996-06-21 |
JP3213495B2 JP3213495B2 (ja) | 2001-10-02 |
Family
ID=17839492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29689094A Expired - Fee Related JP3213495B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | ノイズ除去回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3213495B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003010894A1 (fr) * | 2001-07-25 | 2003-02-06 | Niigata Seimitsu Co., Ltd. | Circuit d'extraction de signal faible |
JP2007158759A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Fujitsu Ltd | 無線通信装置 |
WO2007122923A1 (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-01 | Panasonic Corporation | 雑音抑圧装置 |
US9319803B2 (en) | 2011-01-17 | 2016-04-19 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Hearing aid and method for controlling the same |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29689094A patent/JP3213495B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2007122923A1 (ja) * | 2006-04-24 | 2009-09-03 | パナソニック株式会社 | 雑音抑圧装置 |
JP4531837B2 (ja) * | 2006-04-24 | 2010-08-25 | パナソニック株式会社 | 雑音抑圧装置 |
US8050646B2 (en) | 2006-04-24 | 2011-11-01 | Panasonic Corporation | Noise suppressing device |
US9319803B2 (en) | 2011-01-17 | 2016-04-19 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Hearing aid and method for controlling the same |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3213495B2 (ja) | 2001-10-02 |
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