JPH0648994Y2 - ノイズブランカ回路 - Google Patents

ノイズブランカ回路

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JPH0648994Y2
JPH0648994Y2 JP1985025175U JP2517585U JPH0648994Y2 JP H0648994 Y2 JPH0648994 Y2 JP H0648994Y2 JP 1985025175 U JP1985025175 U JP 1985025175U JP 2517585 U JP2517585 U JP 2517585U JP H0648994 Y2 JPH0648994 Y2 JP H0648994Y2
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noise
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pulse
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主としてトランシーバー等の無線機に内蔵
されているノイズブランカ回路に関するものである。
(従来の技術) この種の一般的なノイズブランカ回路は、ノイズパルス
の幅を検出してこれに相当する時間またはノイズ入力時
点から一定の設定時間をブランク時間としてノイズゲー
トを閉じ、パルス性ノイズを除去する構成になってい
る。
また、特開昭52−151551号公報には、受信ベースバンド
における受信信号の伝送路に挿入される遅延回路と、こ
の受信信号に含まれるインパルス性雑音の時間幅を検出
するインパルス雑音検出回路と、この検出された時間幅
信号により所定のパルス幅を形成する可変パルス幅発生
回路と、前記インパルス雑音の時間幅信号および前記パ
ルス幅信号との論理和ゲート回路と、前記遅延回路によ
って遅れた受信信号を前記ゲート回路の出力によってス
イッチ制御するスイッチ手段とからなるインパルス雑音
除去回路が開示されている。上記可変パルス幅発生回路
において時間延長される幅は、伝送系の帯域幅およびFM
復調器の帯域幅によって定められる一定値である。
また、特開昭55−97755号公報には、中間周波信号に変
換された受信信号を増幅する中間周波増幅器、増幅され
た中間周波信号を検波するFM検波器およびマルチプレッ
クス回路を有するFM受信回路において、蒸気中間周波増
幅器のリミッタ動作が充分に行われていない部分から中
間周波信号を取り出し、この中間周波信号のレベルがあ
る設定値以下のときにONとなるスイッチング回路の出力
と上記中周波信号のレベルが上記設定値以下に転じた後
予定時間の間励起されるタイミング回路の出力とをOR回
路に供給し、OR回路の出力が“1"のときは上記FM検波器
により検波された音声信号の高域部をアースに逃がし、
ステレオ受信状態よりモノフォニック受信状態に切り換
えるようにしたことを特徴とするFM受信回路が開示され
ている。
このFM受信回路は、中間周波信号のレベルがある設定値
以下のときにステレオ受信状態よりモノフォニック受信
状態に切り換えるようにした回路において、スイッチン
グ回路の出力と、その出力をモノマルチやタイマ等のタ
イミング回路によって引き伸ばした信号との倫理和信号
を得ることによって、スイッチング回路から出力される
パルス状信号のパルス幅を延長するものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ノイズパルスの幅をブランク時間とした
場合、フィルタ等のノイズ伝播経路の影響によりノイズ
パルスがリンギングのような尾を引いた波形となった
り、あるいは立ち上がりのゆるやかなノイズに対して
は、ノイズの除去残しが生じる欠点がある。一方、一定
のブランク時間を設定する場合、その時間幅が広すぎる
と必要な信号までも消去してしまう不都合が生じ、逆に
狭すぎるとパルス幅の広い信号に対し効果がないという
問題点を有していた。
また、上記した特開昭52−151551号公報と特開昭55−97
755号公報との技術は、ともに受信信号経路を遮断する
時間をノイズの存在時間より若干延長するような構成と
なっているが、その延長時間はノイズの存在時間にかか
わらず一定の時間となっている。そして、上記延長時間
の設定については従来同様の問題を含んでいる。
よって、特にSSB/AMの受信において見られるような、ノ
イズパルス幅が数μs(イグニッションノイズ)〜数ms
(ウッドペッカーノイズ)の変化がある場合は適切なノ
イズ除去ができないという問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のノイズブランカ回路においては、前記の種々の
問題を解決するために、ノイズアンプの出力を検出する
検波器とノイズゲートとの間に、前記検波器からノイズ
パルスが入力される時ノイズパルスを積分して出力信号
のレベルを単調増加させ、ノイズパルスの入力がなくな
れば出力信号のレベルを単調減少させる積分回路と、こ
の出力信号のレベルが所定のレベル以上の時に信号を出
力するコンパレータと、前記検波器の出力信号と前記コ
ンパレータの出力信号との論理和信号を出力するオア回
路とから成るゲート制御回路を介挿接続し、前記論理和
信号により前記ノイズゲートを開閉制御するように構成
した。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
図1において、NGは中間周波増幅器1FAの前段に接続さ
れ受信信号を後述するゲート制御回路が出力するブラン
ク信号によってオンオフするノイズゲート,NAは普通の
受信信号レベルを越える振幅のパルス性ノイズが入力端
子Iに入力された時にそのパルス成分を増幅する、例え
ば高利得のOPアンプを用いて成るノイズアンプ,DEはノ
イズアンプNAの出力を2つのダイオードで両波整流して
コンデンサで平滑してノイズパルスを出力する検波器で
ある。検波器DEの出力は積分回路ICとオア回路ORの一方
の入力端子に接続されている。積分回路ICの出力信号は
コンパレータCPに入力され、コンパレータCPの出力は前
記オア回路ORの他方の入力端子に入力されている。積分
回路ICとコンパレータCPとオア回路ORとから、ゲート制
御回路GCが構成されている。ここで、ブランク信号が論
理和信号に対応している。
次に、図2と図3を使って上記の構成のノイズブランカ
回路の動作を説明する。
図3はノイズアンプNAの入出力特性のグラフで、ノイズ
アンプNAに入力された高周波信号は、電圧E1より小さい
場合は殆ど出力がなく、電圧E1より大きい場合はノイズ
アンプNAが飽和して、出力は一定電圧E2でクリップされ
る。本考案においては、検波器DEからノイズアンプNAに
出力されるAGC電圧を加減することによって、電圧E2を
調節し、オア回路ORとの整合を図っている。
図2は本考案の実施例のタイミングチャートで、図2
(a)が図1の点aでの信号aの変化を表し、以下、図
2(b)が同じく図1の点bでの信号b,(c)が点cで
の信号c,……,(f)が点fでの信号fの各信号電圧を
それぞれ表している。
先ず、入力端子Iに入力された高周波の信号aは、図2
(a)に示すようにタイミングT1までは、ノイズアンプ
NAの所定の電圧E1より小さいので、通常のノイズレベル
ではノイズアンプNAからの出力信号つまり信号bの信号
電圧は殆どない。ところが、タイミングT1の時点で、ノ
イズアンプNAに所定の電圧E1より大きなノイズパルスが
入力して、タイミングT4まで減衰しながら遅延していっ
たとする。タイミングT1でこのように、ノイズアンプNA
の入力に電圧E1より大きなノイズが入力されると、その
出力(信号b)には飽和したために尖頭電圧がカットさ
れたパルス信号が表れる。そして、タイミングT3で信号
aが電圧E1より小さくなると、信号bの電圧はほぼ0に
戻る。この信号bを検波器DEの2つのダイオードで両波
整流しコンデンサで平滑すると、図2(c)に表すノイ
ズパルスとしての信号cとなる。そのノイズパルスの電
圧E3は、ほぼ電圧E2に等しい。図中、太い点線は平滑前
の両波整流の信号電圧を表している。
信号cは、積分回路ICでミラー積分され、図2(b)の
信号dの波形にされる。その信号dがコンパレータCPに
入力されると、点線で示される閾値E4によって電圧比較
される。そのため、コンパレータCPからは図2(e)の
信号eの制御パルスが出力される。この制御パルスは前
記ノイズパルスより遅延時間Tだけ遅くまで出力されて
いる。この制御パルスと前記ノイズパルスがオア回路OR
に入力されると、オア回路ORからはノイズパルスの幅を
遅延時間Tだけ延長した図2の(f)に示すブランク信
号としての信号fが出力される。このブランク信号の有
無によって、ノイズゲートNGがオンオフされる。
つまり、ノイズパルスが持続する時間の長短によって遅
延時間Tも連動して長短変化し、ノイズゲートNGがオン
オフするので、従来のノイズブランカ回路であれば消去
できないタイミングT3からタイミングT4までのノイズも
消去できるのである。
前記遅延時間TはコンパレータCPの閾値を調整すること
により任意に変えられる。普通は、入力ノイズパルスの
幅の1.5〜2倍にするのが望ましい。
(考案の作用効果) 本考案のノイズブランカ回路によれば、先ず検波器は、
ノイズアンプの出力を検出し、それをノイズパルスとし
て積分回路に出力する。積分回路は、このノイズパルス
を積分して単調増加又は、単調減少の信号変化に変え
る。この信号はコンパレータで所定のレベルと比較され
て、それ以上の時には信号が出力される。次に、オア回
路からこのコンパレータの出力信号と前記検波器の出力
であるノイズパルスとの論理和信号が出力される。この
論理和信号によりノイズゲートが開閉制御されるので、
ノイズの除去残しがなく、しかも必要最小限のブランク
時間が設定され、必要な信号が消されることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のノイズブランカ回路の実施例のブロッ
ク図、第2図は各部の出力信号のタイミングチャート、
第3図はノイズアンプの入出力特性図である。 NG……ノイズゲート,NA……ノイズアンプ,DE……検波
器,GC……ゲート制御回路,IC……積分回路,CP……コン
パレータ,OR……オア回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノイズアンプの出力を検出する検波器とノ
    イズゲートとの間に、 前記検波器からノイズパルスが入力される時ノイズパル
    スを積分して出力信号のレベルを単調増加させ、ノイズ
    パルスの入力がなくなれば出力信号のレベルを単調減少
    させる積分回路と、 この出力信号のレベルが所定のレベル以上の時に信号を
    出力するコンパレータと、 前記検波器の出力信号と前記コンパレータの出力信号と
    の論理和信号を出力するオア回路とから成るゲート制御
    回路を介挿接続し、 前記論理和信号により前記ノイズゲートを開閉制御する
    ように構成したことを特徴とするノイズブランカ回路。
JP1985025175U 1985-02-22 1985-02-22 ノイズブランカ回路 Expired - Lifetime JPH0648994Y2 (ja)

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JPS61140642U JPS61140642U (ja) 1986-08-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5612276Y2 (ja) * 1976-05-13 1981-03-20
JPS5597755A (en) * 1979-01-22 1980-07-25 Hitachi Ltd Fm receiver circuit

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