JPH08162693A - レーザ装置における異常検出装置 - Google Patents

レーザ装置における異常検出装置

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JPH08162693A
JPH08162693A JP6304980A JP30498094A JPH08162693A JP H08162693 A JPH08162693 A JP H08162693A JP 6304980 A JP6304980 A JP 6304980A JP 30498094 A JP30498094 A JP 30498094A JP H08162693 A JPH08162693 A JP H08162693A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザ装置の異常を検出し、製品の品質を向上
させる。故障箇所を特定し、作業効率を向上させる。 【構成】レーザ発振指令検出手段10によってレーザ発
振指令aが検出されない場合に、レーザ発振検出手段1
1によってレーザ光Lの発振bが検出された場合に、レ
ーザ装置が異常であることを示す異常信号S1が出力さ
れる。また、レーザ発振指令検出手段10によってレー
ザ発振指令aが検出されてからの時間が設定時間に達し
た時点で、レーザ発振検出手段11によってレーザ光L
の発振bが検出されない場合に、レーザ装置が異常であ
ることを示す異常信号S2が出力される。また、第1お
よび第2の異常検出手段401の検出結果S1、S2に基
づいて、レーザ装置の故障箇所(サイラトロンまたは充
電回路)が判断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エキシマレーザ等のレ
ーザ装置の異常を検出する異常検出装置に関し、特にレ
ーザを光源とする半導体露光装置等の露光装置あるいは
加工装置の指令通りにレーザ光が発振されないという異
常を検出し、これにより不良品発生を未然に防止するこ
とができる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエキシマレーザを光源とする露光
装置では、いわゆるステップ・アンド・リピート方式
(ステッパ方式)により露光が行われている。
【0003】このステッパ方式では、ステージをレチク
ルおよび投影レンズに対して位置決めした後、レチクル
およびステージが停止した状態で、露光が行われる。そ
して、レーザの各パルスエネルギが積算され、所定のト
ータル光量となったら、レーザ発振が停止され、ステー
ジを移動させる。これを繰り返し行うことで露光光量を
制御する。
【0004】この露光方式では、レーザのパルスエネル
ギおよび繰返し周波数の多少のばらつき、ミスショット
があったとしても、トータル露光量をモニタして、これ
に基づいて露光しているために、高精度に光量を制御す
ることができる。
【0005】これは、個々のパルスエネルギがばらつい
ていても、ばらつきは正規分布等の一定の分布に従うの
で、数多くのパルス光を積算すれば、光のトータル光量
値は非常にばらつきが少ないという考え方に基づいてい
る。
【0006】しかし、ステッパ方式においてもミスショ
ットが頻発する場合には、光量を制御することは不可能
となる。
【0007】そこで、レーザでミスショットが発生した
場合に危険を回避すべくレーザ装置を緊急停止させる提
案がなされ、本出願人によってすでに特許出願されてい
る(特願平4ー268810号)。
【0008】この出願には、レーザ発振指令を発する毎
に、1回のパルス発振を起こすレーザ装置において、レ
ーザ光を検出した回数とレーザ発振指令回数とを比較し
て、レーザ発振指令が発せられてもレーザ光が発振しな
い回数が設定値を越えた場合に、レーザ装置を緊急停止
させる技術が開示されている。
【0009】こうしたレーザ停止制御が行われることに
より、トータル露光量がばらついた状態で次々に不良品
質の半導体が生産される事態を回避することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】露光方式としては、上
記ステッパ方式だけでなく、スキャン方式と呼ばれる方
式も存在する。このスキャン方式は、例えば「NIKK
EI MICRODEVICES 1993年9月号」
(54頁ー59頁)等によって公知である。
【0011】スキャン方式では、光がシートビーム状に
整形され、レチクルおよびウエハを移動(スキャン)さ
せながら露光が行われる。
【0012】このスキャン方式の利点は、大面積を露光
できる点にある。例えば、フィールドサイズ36mmφ
のレンズを使用した場合、ステッパ方式では、25mm
角(256MDRAM15×25mmが1チップ)とな
るのに対して、スキャン方式では、30×40mm(2
56MDRAM15×25mmが2チップ)といった大
面積の露光が可能となる。今後、集積度が増すにしたが
ってチップサイズは大きくなる(例えば64MDRAM
では約10×20mm、256MDRAMでは約15×
25mm)。スキャン方式への移行の背景には、高集積
化に伴う大面積化、縮小投影露光装置のレンズの製造技
術が限界に近づいていること、高スループット化等が挙
げられる。
【0013】ところで、スキャン方式の不利な点は、原
理的に光量制御が非常に困難であるということである。
【0014】すなわち、エキシマレーザは、パルスレー
ザであるため、スキャン方式の場合、レチクルおよびウ
エハステージの移動とレーザの発振とを高精度に同期さ
せて露光する必要がある。
【0015】この場合、ステッパ方式のように、トータ
ル露光量を検出して、その結果に基づいて露光するよう
なトータル露光量のフィードバック制御は、不可能とな
る。したがって、高精度に露光光量を制御するために
は、レーザの発振命令(外部トリガ)がレーザ装置に入
力された時、直ちに(ないしは非常に小さな許容時間内
で)発振し、かつ、レーザのパルスエネルギのばらつき
が本質的に小さくなければならない。特に、スキャン方
式の場合、ミスショット(発振命令がないのに発振する
こと、または発振命令があっても発振しないこと)の発
生は、絶対に許されない。
【0016】このようにスキャン方式では、ミスショッ
トが発生したり、レーザ発振の同期が取れない状態にな
った場合には、直ちにこれを検出してレーザを緊急停止
させて、異常を露光装置に知らせる必要がある。
【0017】本発明は、スキャン方式で問題となる異常
を事前に検出して、これにより不良品発生を未然に防止
することができる装置を提供することを第1の目的とす
るものである。
【0018】また、こうした異常が発生した場合に、レ
ーザ装置の故障箇所を迅速に特定して、作業を即座に再
開させることは、作業効率を向上させる上で極めて重要
である。
【0019】本発明は、レーザ装置の故障箇所を迅速に
特定できる装置を提供することを第2の目的とするもの
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の第1発
明では、レーザ発振指令に応じてレーザ光を発振するレ
ーザ装置において、前記レーザ発振指令を検出するレー
ザ発振指令検出手段と、レーザ光の発振の有無を検出す
るレーザ発振検出手段と、前記レーザ発振指令検出手段
によって前記レーザ発振指令が検出されない場合に、前
記レーザ発振検出手段によって前記レーザ光の発振が検
出された場合に、レーザ装置が異常であることを示す異
常信号を出力する手段とを具えている。
【0021】また、本発明の第2発明では、同様なレー
ザ発振指令検出手段と、レーザ発振検出手段とを具え、
さらに、前記レーザ発振指令検出手段によって前記レー
ザ発振指令が検出されてからの時間が設定時間に達した
時点で、前記レーザ発振検出手段によって前記レーザ光
の発振が検出されない場合に、レーザ装置が異常である
ことを示す異常信号を出力する手段とを具えるようにし
ている。
【0022】また、本発明の第3発明では、同様なレー
ザ発振指令検出手段と、レーザ発振検出手段とを具え、
さらに、前記レーザ発振指令検出手段によって前記レー
ザ発振指令が検出されない場合に、前記レーザ発振検出
手段によって前記レーザ光の発振が検出された場合に、
レーザ装置が異常であることを示す第1の異常信号を出
力する第1の異常検出手段と前記レーザ発振指令検出手
段によって前記レーザ発振指令が検出されてからの時間
が設定時間に達した時点で、前記レーザ発振検出手段に
よって前記レーザ光の発振が検出されない場合に、レー
ザ装置が異常であることを示す第2の異常信号を出力す
る第2の異常検出手段と前記第1および第2の異常検出
手段の検出結果に基づいて、レーザ装置の故障箇所を判
断する故障箇所判断手段とを具えるようにしている。
【0023】
【作用】かかる第1発明の構成によれば、図1、図3に
示すように、レーザ発振指令検出手段10によってレー
ザ発振指令aが検出されない場合に、レーザ発振検出手
段11によってレーザ光Lの発振bが検出された場合
に、レーザ装置が異常であることを示す異常信号S1が
出力される。
【0024】また、第2発明の構成によれば、図1、図
3に示すように、レーザ発振指令検出手段10によって
レーザ発振指令aが検出されてからの時間が設定時間に
達した時点で、レーザ発振検出手段11によってレーザ
光Lの発振bが検出されない場合に、レーザ装置が異常
であることを示す異常信号S2が出力される。
【0025】また、第3発明の構成によれば、図14に
示すように、第1および第2の異常検出手段(ステップ
401)の検出結果S1、S2に基づいて、レーザ装置の
故障箇所(サイラトロンまたは充電回路)が判断され
る。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係るレーザ装
置の異常検出装置の実施例を説明する。
【0027】図1は、実施例のレーザ装置70とこのレ
ーザ装置70の外部にあってレーザ装置70で発生した
レーザ光Lによって露光が行われる露光装置12とを示
している。図2は、図1に示す放電チャンバ1と充電回
路5とHV電源装置6の具体的構成を示す回路図であ
る。なお、この実施例では、エキシマレーザを想定して
いる。
【0028】これら図に示すように、レーザ装置70の
放電チャンバ1には、希ガスおよびハロゲンガス等のレ
ーザガス21が封入されているとともに、熱交換器1
9、ファン20が配設されている。さらに、放電チャン
バ1には、予備電離を行う予備電離電極17、17およ
び主放電を行う主放電電極18が配設されている。
【0029】充電回路5は、主放電用コンデンサC1、
予備電離用コンデンサC2、C2およびコイルLcと、ス
イッチング素子であるサイラトロン15とから構成され
ている。HV電源装置6は、充電電源13と、トリガパ
ルス信号Trを発生するトリガパルス発生器14とから
構成されている。
【0030】レーザ制御装置7は、レーザ装置70を制
御する制御装置である。緊急停止装置8は、レーザ装置
70の異常が検出された場合に、レーザ装置70全体を
緊急停止させる。
【0031】ミスファイヤ検出装置9は、レーザ光のミ
スファイヤを検出し、これをレーザ制御装置7または露
光装置12に通知する。
【0032】発振トリガ検出器10は、上記トリガパル
ス信号(発振トリガ)Trが出力されたことを検出し、
発振トリガ検出信号aを出力する。
【0033】レーザ光検出器11は、放電チャンバ1に
おいてレーザ光Lが実際に発振されたか否かを検出し、
レーザ光Lの発振があった場合には、その旨の発振レー
ザ光検出信号bを出力する。
【0034】全反射ミラー2および部分反射ミラー3
は、光共振器を構成している。光共振器によって共振さ
れた光は、ビームスプリッタ4によって一部サンプルさ
れ、レーザ光検出器11に入力される。発振レーザ光L
は、露光装置12に供給される。
【0035】レーザ発振の際は、各パルス毎に次のよう
に動作する。
【0036】すなわち、まずレーザ制御装置7からHV
電源装置6に対して発振指令が出力される。すると、H
V電源装置6の充電電源13によって充電回路5に高電
圧HV(ハイボルテージ)が供給される。このため、放
電チャンバ1内の電極17、17ないし18、18間で
放電を起こすための電荷が各コンデンサC1、C2に蓄積
され、充電がなされる。
【0037】こうして充電が完了して、トリガパルス発
生器14からトリガパルス信号Trがサイラトロン15
に対して出力されると、サイラトロン15が駆動され、
サイラトロン15が導通する。この結果、コンデンサC
1の電荷が放電され、これが主放電に使用される。主放
電電極18、18間で主放電がなされると、レーザガス
21が励起され発光する。そして、発光した光は、上記
共振器を介してレーザ光Lとして発振、出力される。
【0038】発振トリガ検出器10は、トリガパルス信
号Trが検出される毎に発振トリガ検出信号aをミスフ
ァイヤ検出装置9に出力する。一方、レーザ光検出器1
1は、入力された発振レーザ光Lを検出する毎に、発振
レーザ光検出信号bをミスファイヤ検出装置9に出力す
る。
【0039】ミスファイヤ検出装置9は、上記発振トリ
ガ検出信号aおよび発振レーザ光検出信号bに基づい
て、ミスファイヤが発生したこと、つまりレーザ装置7
0の異常が発生したことを検出する。ここで、ミスファ
イヤ検出装置9は、異常検出信号S1、S2をいずれの装
置に出力すべきかを判断している。
【0040】レーザ装置70を緊急停止させる必要があ
ると判断した場合は、異常検出信号S1、S2を、緊急停
止装置8に出力する。
【0041】緊急停止装置8に異常検出信号S1、S2が
入力されると、同装置8は、レーザ装置70全体の運転
を緊急停止させるべく、充電回路5、HV電源装置6、
レーザ制御装置7に緊急停止命令を出力する。この緊急
停止命令の入力に応じて各機器は動作を停止し、レーザ
装置70全体の運転が停止される。
【0042】また、緊急停止の必要がないと判断した場
合は、異常検出信号S1、S2を、レーザ制御装置7に出
力する。この結果、レーザ制御装置7から露光装置12
に対してミスファイヤ(異常)が発生したことが通知さ
れる。なお、ミスファイヤ(異常)が発生したことを即
座に露光装置12に知らせる必要がある場合には、図1
の破線に示すように、ミスファイヤ検出装置9より異常
検出信号S1、S2を露光装置12に対して直接送出する
ようにしてもよい。
【0043】また、この実施例では、発振トリガ検出器
10を、HV電源装置6(トリガパルス発生器14)に
付設することによってトリガパルス信号Trを検出して
いるが、これに限定されることなく、レーザ発振指令を
検出できる場所であれば任意の場所に配設することがで
きる。例えば、発振トリガ検出器10を、露光装置12
とレーザ制御装置7と間に配設してもよく、HV電源装
置6とレーザ制御装置7との間に配設してもよい。
【0044】図3は、ミスファイヤ検出装置9の基本的
な構成を示す図である。
【0045】同図に示すように、ミスファイヤ検出装置
9は、発振の命令aが無い場合にレーザ光Lが発振した
という異常S1を検出する装置22と、発振トリガ信号
aが入力された後所定の許容時間内にレーザ光Lが発振
しないという異常S2を検出する装置23とから構成さ
れている。各装置22、23には、発振トリガ検出信号
aおよび発振レーザ光検出信号bが入力され、これら各
検出信号a、bに基づいて異常S1、S2がそれぞれ検出
され、異常検出信号S1、S2が各装置22、23からそ
れぞれ出力される。
【0046】異常検出信号S1、S2は、オア回路24に
入力され、オア回路24の出力である異常検出信号S1
またはS2は、露光装置12に加えられる。この結果、
露光装置12は、入力された異常検出信号S1またはS2
に基づいて所定の異常処理を実行することができる。例
えば、異常検出信号S1、S2を受け取った露光装置12
としては、レーザ制御装置7に対して発振停止命令を出
力してもよく、あるいはシャッタを閉じる等の露光停止
制御を実行するようにしてもよい。
【0047】また、異常検出信号S1、S2は、直接レー
ザ制御装置7に出力される。
【0048】レーザ制御装置7は、入力された異常検出
信号S1、S2および露光装置12から出力される信号に
基づきレーザ発振停止等の各種異常処理を実行する。
【0049】なお、この実施例では、充電回路5のスイ
ッチング素子としてサイラトロン15を使用している
が、スイッチング素子としては任意であり、例えばサイ
リスタ等の固体スイッチを使用するようにしてもよい。
【0050】以下、ミスフィイヤ検出装置9の具体的構
成について説明する。
【0051】まず、異常S1の検出装置22の具体的構
成について説明する。図4は、装置22を回路で構成し
た場合の一例を示す。
【0052】同図に示すように、発振トリガ検出信号a
および発振レーザ光検出信号bは、パルス発生器30お
よび31にそれぞれ入力される。パルス発生器30、3
1では、入力信号a、bがそれぞれ、所定のパルス幅に
変換、整形され、パルス信号がそれぞれ計数器32、3
3に出力される。
【0053】計数器32、33は、パルス信号が入力さ
れる毎に動作し、入力パルス数が計数(カウント)さ
れ、計数結果値Ca、Cbがそれぞれ減算器34に出力さ
れる。減算器34では、減算CbーCaが実行され、減算
値(異常回数)CbーCaが比較器36に出力される。
【0054】一方、数値設定器35では、ミスファイヤ
の許容値(回数)Cが予め設定されており、この設定値
Cが比較器36に出力される。
【0055】比較器36では、減算結果CbーCaと設定
値Cとが比較され、CbーCa≧Cが成立した場合に、異
常検出信号S1が出力される。
【0056】図5は、異常S1の検出をソフトウエアで
行う場合の実施例であり、異常検出処理をフローチャー
トにて示している。
【0057】すなわち、図5(a)に示すルーチンで
は、発振トリガ検出信号aが入力される毎に、CNT1
に1が順次加算されていく(ステップ101)。一方、
図5(b)に示すルーチンでは、発振レーザ光検出信号
bが入力される毎に、CNT2に1が順次加算されてい
く(ステップ102)。
【0058】そして、図5(c)に示すルーチンでは、
まず、異常と判断するための基準となる値(回数)Eが
入力される(ステップ103)。ついで、D=CNT2
ーCNT1(異常回数)が計算され(ステップ10
2)、つぎに、計算値Dと基準値Eとが比較される(ス
テップ110)。
【0059】この結果、D≦Eの場合は、ステップ10
4に戻る。一方、D>Eの場合は、つぎのステップ12
0に移行され、異常検出信号S1を出力して(ステップ
120)、終了する。
【0060】つぎに、異常S1の検出装置22をフリッ
プフロップを中心とした回路で構成した実施例を説明す
る。ここで図6は、回路構成図であり、図7(a)、
(b)は、それぞれ正常と判断される場合の回路各部の
信号のタイミングチャート、異常と判断される場合の回
路各部の信号のタイミングチャートである。
【0061】すなわち、発振レーザ光検出信号bおよび
発振トリガ検出信号aは、それぞれパルス発生器31お
よび30に入力され、所定のパルス波形A、Bに整形さ
れる(図7参照)。
【0062】パルス発生器31から出力されたパルス信
号Aは、フリップフロップ42のS(セット)端子およ
び遅延回路41にそれぞれ入力される。
【0063】一方、パルス発生器30から出力されるパ
ルス信号Bは、遅延回路40に入力され、パルス信号B
が遅延されてパルス信号Cとして出力され、フリップフ
ロップ42のR(リセット)端子に入力される。
【0064】フリップフロップ42の状態信号Qは、信
号Dとしてアンド回路43の一方の入力端子に入力され
る。一方、遅延回路41により遅延されたパルス信号E
は、アンド回路43の他方の入力端子に入力される。
【0065】そして、アンド回路43の出力信号Fは、
設定値(回数)のプリセットが可能なプリセットカウン
タ44に入力される。この結果、カウンタ44の計数値
(異常回数)が設定値を越えた場合に、異常検出信号S
1が出力される。
【0066】つぎに、図7(a)を参照して、レーザ装
置70が正常に動作をしている場合(異常S1が発生し
ていない場合)について説明する。
【0067】すなわち、発振レーザ光検出信号bに応じ
たパルス信号Aは、発振トリガ検出信号aに応じたパル
ス信号Bよりも時間的にタイミングが遅い。そこで、遅
延回路40によって発振トリガ検出信号aのパルスBを
発振レーザ光検出信号bのパルスAよりも遅らせたパル
スCを出力し、フリップフロップ42のR(リセット)
端子に入力させる。
【0068】正常動作の場合には、発振レーザ光検出信
号bによってフリップフロップ42がセットされ、発振
トリガ検出信号aによってリセットされる。このため、
フリップフロップ42の状態信号Qは、信号Dのような
パルス波形として出力される。
【0069】一方、発振レーザ光検出信号bのパルスA
は、遅延回路41に入力され、パルス波形Dより遅れた
パルスEとして出力される。
【0070】ここで、パルスDおよびEは、時間的に完
全にずれている。このため、アンド出力Fは、常にLo
w状態(論理‘0’レベル)となる。この結果、プリセ
ットカウンタ44では、異常が発生した回数のカウント
は行われない。
【0071】つぎに、図7(b)を参照して、レーザ装
置70が異常動作をしている場合(異常S1が発生した
場合)について説明する。
【0072】すなわち、発振トリガ検出信号aが出力さ
れていない状態で、レーザが発振をすると、発振レーザ
光検出信号bのパルスAが、フリップフロップ42のセ
ット端子Sに入力され、フリップフロップ42の出力Q
は、High状態(信号D)になる。
【0073】ところが、リセットパルスが入力されない
状態、つまり信号B、Cが論理‘0’レベルのままであ
るため、フリップフロップ42の出力Qは、常にHig
h状態(信号D)のままとなる。
【0074】発振レーザ光検出信号bのパルスAは遅延
回路41によって遅延され、High状態の波形Eとな
る。この結果、入力信号D、Eによってアンド回路43
からは、High状態のパルスFが出力される。このパ
ルスFは、プリセットカウンタ44に入力され、異常回
数がカウントされる。この結果、設定値よりもカウント
数が大きくなった場合に、異常検出信号S1が出力され
る。
【0075】つぎに、異常S1の検出をソフトウエアで
行う場合の他の実施例を図8に示すフローチャートを参
照して説明する。
【0076】図8(a)は、発振トリガ検出サブルーチ
ンであり、発振トリガ検出信号aが入力される毎に、こ
のサブルーチンが起動され、発振トリガのフラグが立て
られる(ステップ201)。
【0077】図8(b)は、レーザ光検出サブルーチン
であり、発振レーザ光検出信号bが入力される毎に起動
される。
【0078】まず、レーザ光Lの発振が検出されると、
ステップ210に移行され、発振トリガのフラグがすで
に立っているか否かが判断される。ここで、発振トリガ
フラグが立っている場合には、ステップ211に移行さ
れ、発振トリガのフラグがリセットされる。一方、発振
トリガフラグが立っていない場合には、ステップ212
に移行され、CNに1が加算される。
【0079】図8(c)は、メインルーチンであり、初
期化処理としてCNが0にイニシャライズされる(ステ
ップ220)。異常検出サブルーチン(ステップ22
1)、つづいてレーザ発振制御する処理などの処理(ス
テップ222)が繰り返し実行される。
【0080】図8(d)は、異常検出サブルーチンであ
り、まず、最初に異常と判断するための基準となる値
(異常発生回数)Eが入力される(ステップ230)。
【0081】ついで、現在のCNと基準値Eとが比較さ
れる(ステップ231)。この結果、CN>Eとなった
場合には、異常発生回数が基準値よりも大きくなった場
合なので、ステップ232に移行される。この結果、異
常検出信号S1が出力され(ステップ232)、CNを
0にリセットして(ステップ233)、メインルーチン
にリターンされる。
【0082】つぎに、発振トリガ検出信号a入力後、所
定時間を過ぎてもレーザ光が発振しないという異常S2
を検出する装置23をフリップフロップを中心とした回
路で構成した実施例を説明する。ここで、図9は、回路
構成図であり、図10(a)、(b)は、それぞれ正常
と判断される場合の回路各部の信号のタイミングチャー
ト、異常と判断される場合の回路各部の信号のタイミン
グチャートである。
【0083】すなわち、発振トリガ検出信号aは、パル
ス発生器30に入力され、所定のパルス信号Aが発生す
る。この発振トリガ検出信号aのパルスAは、2つの信
号線によって分岐され、一方は、フリップフロップ53
のS(セット)端子入力され、他方は、パルス整形器5
0に入力される。
【0084】パルス整形器50によってパルス信号A
は、所定のパルス幅に整形される。ここで、パルス幅の
長さは、トリガパルス信号Trが発生してからレーザ光
Lが発振するまでの許容時間に応じた長さに設定され
る。つまり、パルス幅は、異常を判断するためのしきい
値とされる。かかるパルス信号Cは、アンド回路52の
一方の入力端子に入力される。
【0085】一方、発振レーザ光検出信号bは、パルス
発生器31に入力され、所定のパルス信号Bが発生され
る。この発振レーザ光検出信号bのパルスBは、アンド
回路52の他方の入力端子に入力される。
【0086】アンド回路52の出力信号Dは、フリップ
フロップ53のR(リセット)端子に入力される。そし
て、このフリップフロップ53の状態信号Qである信号
Eは、アンド回路54の一方の入力端子に入力される。
【0087】また、発振トリガ検出信号aのパルスA
は、遅延回路51にも入力されており、この遅延回路5
1によって遅延されたパルスFが、アンド回路54の他
方の入力端子に入力される。
【0088】アンド回路54の出力信号Gは、プリセッ
トカウンタ55に入力され、High状態のパルスGを
カウントする。そして、カウント値が設定値よりも大き
くなった場合に、カウンタ55から異常検出信号S2が
出力される。
【0089】つぎに、図10(a)を参照して、レーザ
装置70が正常に動作をしている場合(異常S2が発生
していない場合)について説明する。
【0090】すなわち、まず、発振トリガ検出信号aの
パルスAによってフリップフロップ53がセットされ
る。一方、パルスAは、パルス整形器50によって上記
所定のパルス幅(許容時間幅)のパルスCに整形され
る。
【0091】このため、アンド回路52において、この
パルスCと発振レーザ光検出信号bのパルスBとの論理
積がとられ、許容時間内に正常にレーザが発光した場合
には、アンド回路52からは、High状態(論理
‘1’レベル)のパルスDが出力される。そして、この
パルスDによってフリップフロップ53がリセットされ
る。
【0092】この結果、フリップフロップ53からは出
力信号Qとして、パルスEが発生する。このパルスEと
遅延回路51から出力されるパルスFとは時間的に重な
ることがない。このためアンド回路54の出力Gは、常
にLow状態(論理‘0’レベル)となり、プリセット
カウンタ55は異常回数をカウントアップしない。
【0093】つぎに、図10(b)を参照して、レーザ
装置70が異常動作をしている場合(異常S2が発生し
た場合)について説明する。
【0094】すなわち、まず、発振トリガ検出信号aの
パルスAによってフリップフロップ53がセットされ
る。一方、パルスAは、パルス整形器50によって上記
所定のパルス幅(許容時間幅)のパルスCに整形され
る。
【0095】アンド回路52によって、このパルスCと
発振レーザ光検出信号bのパルスBとの論理積がとられ
ると、例えばレーザが許容時間よりも遅れて発光したよ
うな場合には、アンド回路52の出力側にパルスが発生
せず、常にLow状態のままとなる(論理‘0’の信号
D)。この結果、フリップフロップ53はリセットされ
ることはない。
【0096】そして、フリップフロップ53の出力Q
は、常にHigh状態となり(信号E)、アンド回路5
4に入力される。一方、発振トリガ検出信号aのパルス
Aを遅延したパルスFは、アンド回路52に入力されて
おり、そのままHigh状態のパルスGとして出力され
る。このパルスGがプリセットカウンタ55に入力さ
れ、異常回数のカウントアップがなされる。この結果、
カウント数がプリセットされた回数よりも大きくなる
と、カウンタ55から異常検出信号S2が出力されるこ
とになる。
【0097】つぎに、異常S2を検出する装置23を回
路で構成した他の実施例について説明する。ここで、図
11は、回路構成図であり、図12(a)、(b)は、
それぞれ正常と判断される場合の回路各部の信号のタイ
ミングチャート、異常と判断される場合の回路各部の信
号のタイミングチャートである。
【0098】すなわち、発振トリガ検出信号aは、パル
ス発生器30に入力され、所定のパルスAが発生され
る。この発振トリガ検出信号aのパルスAは、パルス整
形器50に入力される。このパルス整形器50によって
パルス信号Aは、所定のパルス幅に整形される。ここ
で、パルス幅の長さは、トリガパルス信号Trが発生し
てからレーザ光Lが発振するまでの許容時間に応じた長
さに設定される。つまり、パルス幅は、異常を判断する
ためのしきい値とされる。かかるパルス信号Cは、イン
バータ60に入力される。そして、インバータ60によ
って信号Cが反転された信号Dは、アンド回路61の一
方の入力端子に入力される。
【0099】一方、発振レーザ光検出信号bは、パルス
発生器31に入力され、所定のパルスBが発生される。
【0100】この発振レーザ光検出信号bのパルスB
は、アンド回路61の他方の入力端子に入力される。こ
のアンド回路61からは、信号Eが出力され、これがプ
リセットカウンタ61に入力される。プリセットカウン
タ62は、High状態(論値‘1’レベル)のパルス
Eをカウントし、カウント数がプリセットされた数より
も大きくなった場合に、異常検出信号S2を出力する。
【0101】つぎに、図12(a)を参照して、レーザ
装置70が正常に動作をしている場合(異常S2が発生
していない場合)について説明する。
【0102】すなわち、まず発振トリガ検出信号aのパ
ルスAは、パルス整形器50によって上記所定のパルス
幅(許容時間幅)のパルスCに整形される。このパルス
波形Cは、インバータ60によって反転され、波形Dと
なる。
【0103】そして、アンド回路61によって、上記反
転された信号Dと発振レーザ光検出信号bのパルスBと
の論理積がとられ、上記許容時間内で発光するような場
合には、アンド回路61の出力は常にLow状態となる
(論理‘0’レベルの信号E)。
【0104】つぎに、図12(b)を参照して、レーザ
装置70が異常動作をしている場合(異常S2が発生し
た場合)について説明する。
【0105】まず、発振トリガ検出信号aのパルスA
は、パルス整形器50によって上記所定のパルス幅(許
容時間幅)のパルスCに整形される。この波形Cは、イ
ンバータ61によって反転され、波形Dとして出力され
る。ここで、発振レーザ光検出信号bのパルスBが上記
許容時間によりも後に発生した場合には、アンド回路6
1からはこの論理‘1’レベルのパルスBは、パルスE
としてアンド回路61からそのまま出力される。
【0106】このパルスEは、プリセットカウンタ62
によってカウントアップされる。この結果、カウント数
が設定回数よりも大きくなった場合に、カウンタ62か
ら異常検出信号S2が出力されることになる。
【0107】つぎに、異常S2の検出をソフトウエアで
行う場合の実施例を図13に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0108】図13(a)は、発振トリガ検出サブルー
チンであり、発振トリガ検出信号aが入力される毎に、
このサブルーチンが起動され、発振トリガのフラグが立
てられる(ステップ301)。発振トリガ検出信号aが
入力されてからの時間Tが計時されており、この時間T
が所定の設定時間Kよりも小さいか否かが判断される
(ステップ302)。ここで、時間Tが設定時間K以上
になった場合には、発振トリガのフラグがリセットされ
て(ステップ303)、リターンされるが、時間Tが設
定時間Kよりも小さい場合には、発振トリガのフラグを
立てた状態でリターンされる。
【0109】図13(b)は、レーザ光検出サブルーチ
ンであり、発振レーザ光検出信号bが入力される毎に起
動される。
【0110】まず、レーザ光Lの発振が検出されると、
ステップ310に移行され、発振トリガのフラグがすで
に立っているか否かが判断される。ここで、発振トリガ
のフラグが立っている場合には、リターンされるが、発
振トリガのフラグが立っていない場合には、CNに1が
加算される(ステップ311)。
【0111】図13(c)は、メインルーチンであり、
初期化処理としてCNが0にイニシャライズされる(ス
テップ320)。異常検出サブルーチン(ステップ32
1)、つづいてレーザ発振制御などの処理(ステップ3
22)が、繰り返し実行される。
【0112】図13(d)は、異常検出サブルーチンで
あり、まず、最初に異常と判断するための基準となる値
(異常発生回数)Eが入力される(ステップ330)。
【0113】ついで、現在のCNと基準値Eとが比較さ
れる(ステップ331)。この結果、CN>Eとなった
場合には、異常発生回数が基準値よりも大きくなった場
合なので、ステップ332に移行される。この結果、異
常検出信号S1が出力され(ステップ332)、CNを
0にリセットして(ステップ333)、メインルーチン
にリターンされる。
【0114】つぎに、レーザ装置70の故障診断を行う
実施例について図14を参照して説明する。
【0115】この故障診断ルーチンでは、まずレーザ装
置70のミスファイヤの検出が、図3に示すミスファイ
ヤ検出装置9によって行われ(ステップ401)、その
結果、上記異常検出信号S1または異常検出信号S2が出
力される。
【0116】ここで、異常検出信号S1が出力された場
合には、レーザ発振の指令がない場合に、レーザ光が発
振した場合である(ステップ402)。そこで、このよ
うな異常の原因は、図2に示すスイッチング素子である
サイラトロン15が自爆、つまりトリガパルス信号Tr
の入力なしでスイッチングが行われたものであると判断
し、「サイラトロン15に異常が発生した」と故障箇所
を特定し、レーザ装置70の外部にその旨の通知をする
(ステップ403)。これによって、サイラトロン15
の交換、調整等の措置を迅速にとることが可能となる。
【0117】一方、異常検出信号S2が出力された場合
には、トリガパルスTrが出力されてから所定の許容時
間を経過しても、レーザ光の発振が行われない場合であ
る(ステップ404)。そこで、このような異常の原因
は、図2に示す充電回路5の異常(例えばコンデンサが
ショートした等)と判断し、「充電回路5に異常が発生
した」と故障箇所を特定し、レーザ装置70の外部にそ
の旨の通知をする(ステップ405)。これによって、
充電回路5の点検等の措置を迅速にとることが可能とな
る。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本発明は、スキャン方式で問題となる異常を事前に検出
するようにしたので、不良品発生を未然に防止すること
ができる。
【0119】また、異常が発生した場合に、レーザ装置
の故障箇所を迅速に特定できるようにしたので、作業を
即座に再開することができ、作業効率を飛躍的に向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るレーザ装置の異常検出装置
の実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は図1に示す放電チャンバ、充電回路およ
びHV電源装置の構成を示す回路図である。
【図3】図3は図1に示すミスファイヤ検出装置の構成
を概念的に示すブロック図である。
【図4】図4は図3に示す異常S1の検出装置の具体的
構成を示すブロック図である。
【図5】図5(a)、(b)、(c)は図3に示す異常
S1の検出装置で行われる検出処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】図6は図3に示す異常S1の検出装置の具体的
構成を示すブロック図である。
【図7】図7(a)、(b)は図6に示す装置各部の信
号のタイミングチャートであり、(a)は正常動作をし
ている場合、(b)は異常動作をしている場合のタイミ
ングチャートである。
【図8】図8(a)、(b)、(c)、(d)は図3に
示す異常S1の検出装置で行われる検出処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】図9は図3に示す異常S2の検出装置の具体的
構成を示すブロック図である。
【図10】図10(a)、(b)は図9に示す装置各部
の信号のタイミングチャートであり、(a)は正常動作
をしている場合、(b)は異常動作をしている場合のタ
イミングチャートである。
【図11】図11は、図3に示す異常S2の検出装置の
具体的構成を示すブロック図である。
【図12】図12(a)、(b)は図11に示す装置各
部の信号のタイミングチャートであり、(a)は正常動
作をしている場合、(b)は異常動作をしている場合の
タイミングチャートである。
【図13】図13(a)、(b)、(c)、(d)は図
3に示す異常S2の検出装置で行われる検出処理手順を
示すフローチャートである。
【図14】図14はレーザ装置の故障診断の処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
9 ミスファイヤ検出装置 10 発振トリガ検出器 11 レーザ光検出器 70 レーザ装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振指令に応じてレーザ光を
    発振するレーザ装置において、 前記レーザ発振指令を検出するレーザ発振指令検出手段
    と、 レーザ光の発振の有無を検出するレーザ発振検出手段
    と、 前記レーザ発振指令検出手段によって前記レーザ発振指
    令が検出されない場合に、前記レーザ発振検出手段によ
    って前記レーザ光の発振が検出された場合に、レーザ装
    置が異常であることを示す異常信号を出力する手段とを
    具えたレーザ装置の異常検出装置。
  2. 【請求項2】 レーザ発振指令に応じてレーザ光を
    発振するレーザ装置において、 前記レーザ発振指令を検出するレーザ発振指令検出手段
    と、 レーザ光の発振の有無を検出するレーザ発振検出手段
    と、 前記レーザ発振指令検出手段によって前記レーザ発振指
    令が検出されてからの時間が設定時間に達した時点で、
    前記レーザ発振検出手段によって前記レーザ光の発振が
    検出されない場合に、レーザ装置が異常であることを示
    す異常信号を出力する手段とを具えたレーザ装置の異常
    検出装置。
  3. 【請求項3】 レーザ発振指令に応じてレーザ光を
    発振するレーザ装置において、 前記レーザ発振指令を検出するレーザ発振指令検出手段
    と、 レーザ光の発振の有無を検出するレーザ発振検出手段
    と、 前記レーザ発振指令検出手段によって前記レーザ発振指
    令が検出されない場合に、前記レーザ発振検出手段によ
    って前記レーザ光の発振が検出された場合に、レーザ装
    置が異常であることを示す第1の異常信号を出力する第
    1の異常検出手段と前記レーザ発振指令検出手段によっ
    て前記レーザ発振指令が検出されてからの時間が設定時
    間に達した時点で、前記レーザ発振検出手段によって前
    記レーザ光の発振が検出されない場合に、レーザ装置が
    異常であることを示す第2の異常信号を出力する第2の
    異常検出手段と前記第1および第2の異常検出手段の検
    出結果に基づいて、レーザ装置の故障箇所を判断する故
    障箇所判断手段とを具えたレーザ装置の異常検出装置。
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