JPH08162616A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH08162616A
JPH08162616A JP6297260A JP29726094A JPH08162616A JP H08162616 A JPH08162616 A JP H08162616A JP 6297260 A JP6297260 A JP 6297260A JP 29726094 A JP29726094 A JP 29726094A JP H08162616 A JPH08162616 A JP H08162616A
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capacitor
electrode
plate electrode
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敬 山田
Hitomi Kawaguchiya
ひとみ 川口谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は充分なキャパシタ容量を確保し、プレ
ート電極の配線抵抗を減少させノイズ問題を緩和させる
とともに、プレート電極とビット線接続路との間の耐圧
が充分確保できるメモリセル構造を提供する。 【構成】スタック型キャパシタとMOSトランジスタか
らなるDRAMセルにおいて、ビット線コンタクト13
上部にキャパシタの蓄積電極9と同様のパッド15を形
成してビット線接続路14pを構成し、キャパシタのプ
レート電極11の少なくとも表面部とビット線接続路1
4pとは、キャパシタ絶縁膜10とこれよりもビット線
接続路側に形成されたキャパシア絶縁膜以外の他の絶縁
膜16との少なくとも2層の絶縁膜によって絶縁されて
いることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特にトランジスタとキャパシタからなるメモリセルを有
するダイナミック型の半導体記憶装置(DRAM)に関
する。
【0002】
【従来の技術】DRAMなどの半導体記憶装置は、微細
加工技術の進歩により、高集積化の一途を辿り、これに
伴い情報(電荷)を蓄積するキャパシタの面積も微細化
が進められている。キャパシタ面積の微細化に伴い、キ
ャパシタ容量が減少し、この結果メモリ内容が誤って読
み出されたり、あるいはα線等によりメモリ内容が破壊
されるソフトエラー等が問題になっている。
【0003】このような問題を解決し、高集積化、大容
量化を図る為の方法の1つとして、MOSキャパシタを
メモリセル領域上に積層し、このキャパシタの1電極と
半導体基板上に形成されたトランジスタの1電極とを導
通させることにより、実質的にキャパシタの占有面積を
拡大し、MOSキャパシタの静電容量を増大させるよう
にした積層型メモリセルと呼ばれるメモリセル構造が提
案されている。
【0004】このような積層型のキャパシタでは、電荷
蓄積層である蓄積電極を素子分離領域の上まで拡大する
ことができ、また蓄積電極の膜厚を厚くしてその側壁を
キャパシタ面積の一部として使用できることから、キャ
パシタ容量を平面だけで構成した場合の数倍に高めるこ
とができる。
【0005】しかしながら、このような積層型メモリセ
ル構造のDRAMにおいても、高集積化に伴う素子の微
細化が進むにつれて、メモリセル占有面積が縮小され、
充分なキャパシタ容量を確保するためには、蓄積電極の
実効的な高さを高くして側面をキャパシタとして利用す
ることが要求される。このために、キャパシタの上部に
形成される上層配線と半導体基板上の下層配線とを接続
するための配線コンタクトを深く形成しなければなら
ず、コンタクトホールの形成が困難になったり、オーバ
ーエッチングにより下層配線周辺のショートが起き易く
なる等の問題があった。
【0006】このため図13に示すように蓄積電極と同
一工程で形成した導体層からなるパッドもしくはプラグ
型の電極を、コンタクト形成領域に形成(この図ではビ
ット線コンタクト部)するようにした提案がある。図1
3はMOSトランジスタと積層型キャパシタからなるD
RAMメモリセル2ビット分を示したものである。図に
おいて(a)は模式的な平面図で、工程で使用するマス
ク図面を重ね合わせてレイアウト関係を示したものであ
り、(b)は(a)の矢視A−A’線に沿った断面図で
ある。素子分離領域102によって囲まれた半導体基板
101の表面の素子領域103にはゲート絶縁膜104
を介してゲート電極105が形成されている。ゲート電
極105の両側の基板表面には基板101とは反対の導
電型の拡散層106が形成され、ソース、ドレイン領域
を形成している。ゲート電極105は層間絶縁膜107
で保護され、ソース、ドレイン領域と共にトランジスタ
を形成している。
【0007】ソース、ドレイン領域の一方はキャパシタ
の蓄積電極とのコンタクト領域となっており、その上に
は箱型の電荷蓄積層109が形成されている。ソース、
ドレイン領域の他方はビット線とのコンタクト領域11
3となっており、その上には蓄積電極109と同時に形
成された箱型のプラグ電極115が形成されている。蓄
積電極109の表面からプラグ電極115の側面にかけ
てキャパシタ絶縁膜110が形成され、その上にプレー
ト電極111が形成されている。
【0008】プレート電極111の上には層間絶縁膜1
12を介してビット線114が形成され、層間絶縁膜1
12に開口されたコンタクトホール内に形成されたビッ
ト線短接続路114p’により、プラグ電極115と接
続されている。因みにビット線114の水平部とビット
線コンタクト113の間の垂直配線部をビット線接続路
114pと定義すると、本例ではビット線接続路114
pはビット線短接続路114p’とプラグ電極115と
で構成されている。
【0009】プレート電極111のビット線接続路11
4p周りはショートを避けるために深く掘り下げられて
いる。この掘り下げ加工の際、プレート電極111をプ
ラグ電極115から充分に遠ざけようとすると、隣接の
蓄積電極109の一部が露出してキャパシタ容量が減少
することがある。
【0010】また前記プレート電極111の掘り下げ加
工の際、図14に示すように掘り下げが不充分で、プレ
ート電極111の表面ががキャパシタ絶縁膜110を介
してプラグ電極115の下部に接するように加工される
ことも考えられる。この場合プレート電極111とプラ
グ電極115は薄いキャパシタ絶縁膜110によって絶
縁されていることになる。この接触面におけるプレート
電極111の表面のエッジ部には電界が集中するので、
ここでキャパシタ絶縁膜の耐圧劣化が生じる可能性があ
る。
【0011】また図13のようにビット線コンタクト周
辺でプレート電極111を掘り下げ加工し、かつ複数の
ビット線コンタクト113が近接して形成される状態に
おいては、この近接によって生じるビット線コンタクト
列を境界にしてプレート電極が分断され、各プレート電
極の配線抵抗が増大しプレート電極内の配線遅延時間が
長くなってしまう。このためプレート電極に誘起された
ノイズが長い時間残留することにより、それぞれの領域
が異なる電位を持つ状態が発生する。このような状態
は、特にNAND型DRAMのようなオープンビット線
方式のDRAMセルの場合において、データの書き込
み、読出し時にプレート電極に大きなノイズを発生し、
これによる誤動作を引き起こす。
【0012】またプラグ電極115とプレート電極11
1との間の耐圧を薄いキャパシタ絶縁膜110で持たせ
る状態では、この耐圧が劣化するとプラグ電極115と
プレート電極111とがショートすることになり、メモ
リセル部の広い領域で動作不能あるいは動作マージンの
減少を招いたり、消費電力の増大を招くことになる。特
にコンタクトホール側壁のキャパシタ絶縁膜110にプ
レート電極111が面接触する所よりも、プレート電極
111の表面が絶縁膜110に接触するエッジ部に電界
が集中し、耐圧が劣化することが予想される。
【0013】以上のようにスタック型キャパシタを用い
たメモリセル構造には、プレート電極の分断による誤動
作や、プレート電極とビット線接続路における絶縁性の
劣化の可能性があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、その目的とするところはメモリ
セル占有面積のさらなる縮小化に際して、充分なキャパ
シタ容量を確保し、プレート電極の配線抵抗を減少させ
ノイズ問題を緩和させるとともに、プレート電極とビッ
ト線コンタクト部のパッド電極との耐圧が充分確保でき
るメモリセル構造を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の半導体記憶装置においては、半導体基板と、
この半導体基板上に形成されたゲート電極と、このゲー
ト電極の両側の前記半導体基板表面に形成されたソー
ス、ドレイン領域とを有するMOSトランジスタと、前
記MOSトランジスタに乗り上げるように隣接して前記
半導体基板上に形成され、前記MOSトランジスタのソ
ース、ドレイン領域の一方に接続された蓄積電極と、こ
の蓄積電極上に形成されたキャパシタシタ絶縁膜と、こ
のキャパシタ絶縁膜を介して前記蓄積電極に対向して形
成されたプレート電極とからなるキャパシタと、前記半
導体基板上に形成され、前記MOSトランジスタのソー
ス、ドレイン領域の内前記蓄積電極に接続されない方の
領域に形成されたビット線コンタクトと、少なくとも前
記トランジスタと前記キャパシタを覆うように形成され
た層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜上に形成されたビット
線と、前記層間絶縁膜と前記プレート電極を絶縁的に貫
く様に形成され、前記ビット線コンタクトと前記ビット
線とを接続するビット線接続路とを含み、前記プレート
電極の少なくとも前記ビット線接続路側のパターンエッ
ジと前記ビット線接続路とは、前記キャパシタ絶縁膜と
これよりも前記ビット線接続路側に形成された前記キャ
パシタ絶縁膜以外の他の絶縁膜との少なくとも2層の絶
縁膜によって絶縁されていることを特徴としている。
【0016】また本発明の半導体記憶装置の他の特徴
は、半導体基板と、前記半導体基板上にマトリックス状
に配設されたMOSトランジスタとキャパシタからなる
複数のメモリセルと、前記メモリセルの各々を選択する
複数のビット線と複数のワード線とを有する半導体記憶
装置であって、前記MOSトランジスタは前記半導体基
板上に形成され前記ワード線に接続されるゲート電極
と、このゲート電極の両側の前記半導体基板表面に形成
されたソース、ドレイン領域とを有し、前記キャパシタ
は前記MOSトランジスタに乗り上げるように隣接して
前記半導体基板上に形成され、前記MOSトランジスタ
のソース、ドレイン領域の一方に接続された蓄積電極
と、この蓄積電極上に形成されたキャパシタ絶縁膜と、
このキャパシタ絶縁膜を介して前記蓄積電極に対向して
形成されたプレート電極とからなり、前記ビット線は前
記MOSトランジスタと前記キャパシタの上に形成され
た層間絶縁膜上に形成され、この層間絶縁膜と前記プレ
ート電極を絶縁的に貫いて形成されたビット線接続路に
よって前記MOSトランジスタの前記蓄積電極が接続さ
れない方のソース、ドレイン領域に接続され、前記プレ
ート電極は所定領域に形成された複数の前記キャパシタ
に共通に使用され、対応する前記トランジスタを覆い、
対応する前記ビット線接続路を通過させる為に前記ビッ
ト線接続路毎に独立に形成された開口部を有し、その表
面は前記ビット線接続路と前記蓄積電極よりも高い位置
で対向するように形成された一枚板であることである。
【0017】本発明は前記ビット線がオープンビット方
式で接続された場合、とりわけ前記メモリセルが直列接
続されたNAND型DRAMである場合に好ましい効果
が得られる。
【0018】
【作用】本発明の第1の態様においては、ビット線接続
路とこれに隣接したプレート電極表面のエッジ部とは、
キャパシタ絶縁膜およびこれよりもビット線接続路側に
形成されたキャパシタ絶縁膜以外の他の絶縁膜の2層の
絶縁膜によって絶縁されているので、例えキャパシタ絶
縁膜が絶縁性を失っても、ビット線接続路とプレート電
極とはショートすることはない。従ってビット線接続路
側壁のキャパシタ絶縁膜と接しないようにプレート電極
を形成する必要がなくなるため、プレート電極の掘り下
げを従来より少なくできる。このため隣接の蓄積電極の
1部が露出してしまう心配がない。
【0019】またこのように従来よりもプレート電極の
掘り下げ量を低減できるため、オープンビット線方式に
見られるようなビット線コンタクトが列状に隣接して形
成される場合でも、各ビット線コンタクト間でプレート
電極が分断されることはなく1枚板に形成できる。これ
によりプレート電極の配線抵抗を増大させることがない
ので、オープンビット線方式で顕著になるプレートノイ
ズのアンバランスによる誤動作を防ぐことができる。
【0020】また本発明の第2の態様においては、プレ
ート電極がビット線接続路部のみを開口し、ビット線接
続路周辺も厚膜に形成された一枚板状であるので、プレ
ート電極上の電位は場所によらず実質的に一定であり、
オープンビット方式のビット線接続であっても、データ
読みだし、書き込み時の電位変動に基づく誤動作がさら
に発生しにくい。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。 (実施例1)本発明の第1の実施例に係るNAND型D
RAMについて説明する。図1はメモリセル部のレイア
ウトをマスク図面を重ね合わせた形で表現した模式的な
平面図、図2(a),(b)は図1の矢視A−A’線、
B−B’線にそれぞれ沿った断面図である。p型半導体
基板1上にトレンチ分離領域2により分離されたストラ
イプ状の素子領域3が形成されている。その上にゲート
絶縁膜4を介してトランジスタのゲート電極5が形成さ
れ、これが連続的に延在してワード線となる。ゲート電
極5の両側の基板1表面には、ソース、ドレイン領域と
なるn型拡散層6が形成されている。その上にゲート電
極5を覆うように層間絶縁膜7が形成された後、各ソー
ス、ドレイン領域に蓄積電極用コンタクト8が開口され
(図1では□に/が付されている部分)、キャパシタの
蓄積電極9が形成されている。
【0022】さらに素子領域全体を覆うように形成され
たキャパシタ絶縁膜10を介してキャパシタのプレート
電極11が全面に形成されている。プレート電極11の
上には層間絶縁膜12が形成され、ビット線コンタクト
13(図1では□に×が付してある領域)まで貫通する
ビット線コンタクトホール14hが開口されている。コ
ンタクトホール14hの内壁は絶縁膜16で被覆されて
いる。そして層間絶縁膜12の上にビット線14を形成
すると共に、コンタクトホール14hの中にも一体的に
ビット線接続路14pを形成してビット線コンタクト1
3と接続している。ここでビット線接続路14pは、ビ
ット線14の水平部とビット線コンタクト13の間の垂
直導体部と定義する。
【0023】ここではこのようなメモリセルが4個直列
に接続されており、ビット線コンタクトから5つ目のゲ
ート電極は、右隣に同様にして形成された直列接続ユニ
ットとの素子分離のための分離用ワード線5’として働
き、常にそのトランジスタをオフ状態とするようにバイ
アスされている。
【0024】ここでビット線コンタクトホール14hは
蓄積電極9と同一層で形成されたパッド15を貫くよう
に形成されており、このコンタクトホール14hの側壁
には前述の側壁絶縁膜16が窒化シリコン膜等によって
形成されている。一方パッド15の外壁はキャパシタ絶
縁膜10を介してプレート電極と接している。ビット線
接続路14p周りのプレート電極11の表面は、ショー
トを防止するためにエッチバックされているが、そのエ
ッチバックの量はプレート電極11の表面のエッジ部分
がパッド側面の比較的上部に位置するように止められて
おり、この部分のプレート電極が充分な膜厚を有し、電
気抵抗が増大しないように考慮されている。このエッチ
バックは図1に11pと表示したマスクを用いて、等方
性エッチングにて行うが、このマスク11pは隣接する
ビット線コンタクト13上部を連続してエッチバックす
るようにストライプ状に開口されている。隣接するビッ
ト線接続路14pの間は、図2(b)に示すようにプレ
ート電極11によって充分な厚さで埋められている。
【0025】この構成ではプレート電極11とビット線
接続路14pとはキャパシタ絶縁膜10と側壁絶縁膜1
6の2層によって絶縁分離されていることになる。従っ
て例えばパッド15外壁部でプレート電極11とパッド
15とがショートしてもプレート電極11とビット線接
続路14pとがショートすることはない。
【0026】この場合パッド15はフローティング状態
で、電極としては機能しない。しかしこれがあるため
に、プレート電極11を形成直後はその表面がほぼ平坦
であり、後にビット線接続路14pが形成される領域の
プレート電極を、ショートを避けるため予めエッチバッ
クする際の加工を容易にしている。さらにビット線コン
タクトホール14hを開ける際に、一度に深く形成せず
パッド15の上面で一度止めて形成でき、コンタクトホ
ール14hの形成をも容易にしている。
【0027】つぎにこのメモリセルアレイの製造方法に
ついて図3、図4を参照して説明する。なお両図の
(a)、(b)は図1のA−A’線、B−B’線にそれ
ぞれ沿った断面図に相当し、途中工程の態様を表してい
る。まず比抵抗5Ω・cm程度のp型シリコン基板1の
表面にトレンチ分離層2を形成した後、熱酸化法により
膜厚10nm程度の酸化シリコン膜からなるゲート絶縁
膜4を形成する。この後ゲート電極材料としての多結晶
シリコン膜を全面に150nm程度堆積し、リソグラフ
ィ技術および異方性エッチング技術を用いてゲート電極
5をパターニングする。そしてこのゲート電極5をマス
クとしてAsもしくはPイオンをイオン注入し、ソー
ス、ドレイン領域となるn型拡散層6を形成し、このソ
ース、ドレイン領域を隣接するもの同士で共有する形で
直列に接続されたMOSトランジスタのアレイを構成す
る。この拡散層6の深さは例えば80nm程度とする。
【0028】この後ゲート絶縁膜の耐圧を向上させるた
めに必要であれば熱酸化を行い、さらにCVD法により
膜厚500nm程度の酸化シリコン層からなる層間絶縁
膜7を全面に堆積し、反応性イオンエッチング(RI
E)法により、n型拡散層6上の層間絶縁膜7を除去
し、キャパシタ形成用の蓄積電極コンタクト8を開口す
る。ただしビット線コンタクトが形成される予定のn型
拡散層6上の層間絶縁膜7は除去せずにそのままにして
おく。
【0029】次に全面に多結晶シリコン膜を400〜1
000nm堆積し、これにPまたはAsをドーピング
し、フォトリソグラフィとRIEによりパターン形成し
て蓄積電極9およびパッド15を形成する。そしてCV
D法により膜厚10nm程度以下の窒化シリコン膜を堆
積した後800〜900℃の酸素と塩酸の雰囲気中で3
0分程度酸化し、酸化シリコン膜を形成し、窒化シリコ
ン膜と酸化シリコン膜との2層構造のキャパシタ絶縁膜
10を形成する。さらにこの上層に多結晶シリコン膜を
堆積し、例えばPをドーピングしてプレート電極11を
形成する。
【0030】続いてフォトリソグラフィ技術および等方
性ドライエッチング技術により、プレート電極11のビ
ット線コンタクト領域のパッド15周りをエッチング除
去してパッド15の上部を露出させる(図3(a))。
このとき図3(b)から分かる様に隣接するパッド電極
15の間はプレート電極11で埋められた形になってい
る。この時プレート電極11の表面は、パッド15の表
面にできるだけ近くなるようにしてプレート電極の膜厚
を厚くすることが望ましい。プレート電極11は、上か
ら見たとき図5に示すようにパッド15の部分が開口し
た開口部22を有する一枚板状になっている。点線23
で挟まれた領域がエッチバックされた領域である。この
ことはプレート電極11へ重乗するノイズの影響を削減
する上で重要で、特にNAND型DRAMのようなオー
プンビット線方式の構成では、このようにプレート電極
の電位が場所に依らずに一定になる構造が必須である。
【0031】次に全面に層間絶縁膜12を形成後、図4
に示すようにビット線コンタクトホール14hを開口
し、ビット線コンタクト13を形成する。コンタクトホ
ール14hはリソグラフィ技術によりレジストパターン
を形成後、層間絶縁膜12をRIEでエッチングし、次
にパッド15を貫く様にRIEでエッチングし、さらに
層間絶縁膜7をもRIEでエッチングして形成する。そ
れぞれの層に最適なエッチング条件を設定できるので、
コンタクトホールの形成が容易になる。
【0032】この後必要ならば軽く酸化を行った後、シ
リコン窒化膜やシリコン酸化膜等から成る絶縁膜をコン
タクトホール内に堆積する。この絶縁膜をRIEでエッ
チングすることにより、コンタクトホールの側壁に残し
側壁絶縁膜16とする。その後層間絶縁膜12の上にビ
ット線14を堆積し、コンタクトホール14hを埋めて
ビット線接続路14pを形成することにより、図2のメ
モリセル構造が完成する。このとき前記側壁絶縁膜16
により、パッド15とビット線接続路14pとが絶縁分
離される。
【0033】ここでビット線コンタクト部にパッド15
を使用するのは、プレート電極11の加工マージンを向
上させるためである。図6はこの理由を説明するための
図で、プレート電極11の加工のためにレジストマスク
11pを塗布し、パターニングを行った状態を示す。パ
ッド15があると、図6(a)に示すようにプレート電
極11をパッド15上で加工することになり、レジスト
マスク11pの膜厚はほぼ一様になっている。これに対
し図6(b)に示す様に、パッドがない場合にはプレー
ト電極11の開口部でレジストマスク11pの膜厚が厚
くなってしまい、リソグラフィの解像度が落ちてしま
う。これによりパッド15は、プレート電極11の形成
およびビット線コンタクトホールの形成を行う上で重要
な役割を果たしている。 (実施例2)次に本発明の第2の実施例に関わるNAN
D型DRAMのメモリセル構造について説明する。本実
施例は第1の実施例の変形例であり、平面図は第1の実
施例と同じなので省略する。図7(a)はビット線に沿
った断面図であり、図7(b)はビット線コンタクト部
においてビット線に直交する方向の断面図である。
【0034】第1の実施例と同様にパッド15を貫く様
にビット線コンタクトホール14hを形成するものであ
る。第1の実施例では拡散層6に至るまでコンタクトホ
ール14hを開口してから側壁絶縁膜16を形成してい
たが、本実施例ではパッド15を貫いた時点で側壁絶縁
膜を形成しており、酸化工程によりパッド15の内側壁
に酸化膜17を形成して、その後側壁膜18を形成して
いる。側壁膜18を絶縁膜で形成すれば、ビット線接続
路路14pとプレート電極11とは、キャパシタ絶縁膜
10、側壁絶縁膜17、18の3層で絶縁されることに
なる。このとき酸化膜17により充分な耐圧が得られれ
ば側壁膜18としては絶縁膜でなくてもよく、ドーピン
グした多結晶シリコン等の導電性膜でもかまわない。こ
の場合でもキャパシタ絶縁膜10を含めた2層の絶縁層
が存在する。
【0035】このようにビット線コンタクト部の形成に
際しては、種々の変形が考えられ、セルフアライン的に
コンタクトホールを形成したり、第1、第2の実施例を
組み合わせることもできる。 (実施例3)本発明の第3の実施例に関わるNAND型
DRAMのメモリセル構造について説明する。本実施例
の平面図は基本的には図1と同様になるので省略する。
図8(a)は、ビット線に沿った方向の断面図、図8
(b)はビット線コンタクト領域においてビット線に直
交する方向の断面図である。この実施例の基本的な構成
は実施例1と同様なので、同一部分には同一番号を付し
て重複する説明は省略する。
【0036】本実施例のメモリセル構造では、ビット線
接続路14pがビット線コンタクト13上に形成された
プラグ電極25と、これとビット線14とを接続するビ
ット線短接続路14p’とで構成されている。即ちビッ
ト線コンタクト13の上に蓄積電極9と同一層で同時に
形成されプラグ電極25が形成され、これらの間で第1
のビット線コンタクトを形成しており、さらにプラグ電
極25の上に絶縁膜19を乗せ、プレート電極11のエ
ッジがキャパシタ絶縁膜10を介してこの絶縁膜19の
側面にくるようにしている。この絶縁膜19の中心部は
開口されてビット線14から垂直分岐したビット線短接
続路14p’がプラグ電極25の上面と第2のビット線
コンタクトを形成している。
【0037】このときビット線短接続路14p’とプレ
ート電極11のエッジ部との距離はキャパシタ絶縁膜の
膜厚より大きく設定することが可能なので、キャパシタ
絶縁膜1枚の場合より耐圧が大幅に向上し、このエッジ
部での耐圧劣化を防止している。また絶縁膜19の垂直
方向の膜厚は厚い方がプレート電極11をエッチバック
加工する際のマージンが大きくなる。
【0038】またプレート電極11のビット線接続路1
4p周りは、第1の実施例と同様に掘り下げられるが、
プレート電極11の表面のエッジ部は、前述のようにプ
ラグ電極25より上部で、換言すれば蓄積電極9よりも
高い位置で、キャパシタ絶縁膜10と絶縁膜19を介し
てビット線短接続路14p’に接しているので、耐圧的
に問題ないばかりでなくプレート電極の11のビット線
接続路14p周りでの膜厚も充分に確保される。従って
プレート電極11を上から見た場合には、やはり図5の
ように一枚板になっており、配線抵抗が低いプレート電
極11が実現されている。
【0039】図9はこの実施例の製造法を説明するため
の図で、(a)はビット線に沿った断面図、(b)はビ
ット線コンタクトにおいてビット線に直交する方向の断
面図である。トランジスタおよびキャパシタの蓄積電極
9とプラグ電極25の形成が終了したのち、蓄積電極9
およびプラグ電極25の上にシリコン窒化膜やシリコン
酸化膜等の絶縁膜19をCVD法等により堆積加工し、
プラグ電極25のみ保護するレジストパターン20によ
り蓄積電極9上の絶縁膜19を選択的に除去する。この
後はレジストパターン20を除去し層間絶縁膜12を堆
積および加工してビット線14およびビット線短接続路
14p’を形成することにより、図8のメモリセル構造
が完成する。
【0040】図10はレジストパターン20の変形例を
示す。蓄積電極9上の絶縁膜19と層間絶縁膜7とが同
一膜だと絶縁膜19の除去とともに層間絶縁膜7も除去
されてしまうので、何等かのストッパ膜が必要になる。
勿論ストッパ膜を層間絶縁膜7の少なくとも一部に用い
てもよいが、図10ではレジストパターン20を蓄積電
極9上の絶縁膜19部分のみを開口した穴開きパターン
にすることにより、層間絶縁膜7は保護される様にして
いる。この場合絶縁膜19の除去はレジストパターン2
0が一部肩に懸かっているので等方性エッチングで行う
のが望ましい。この場合絶縁膜19の膜厚は厚い方がレ
ジストパターン20の合わせずれに対して有利である。
【0041】また絶縁膜19は蓄積電極9のリソグラフ
ィ工程における反射防止膜として用いることも可能で、
目的に応じて種々な材料をそれぞれ適した膜厚に設定し
て使用することができる。
【0042】またこの実施例ではプラグ電極25の上面
にのみ絶縁膜を介在させたが、例えばプラグ電極加工後
に全面に絶縁膜を堆積あるいは酸化膜を形成して、その
後図9のレジストパターン20等で蓄積電極9上の絶縁
膜を除去することにより、プラグ電極25の上面および
側面にも絶縁膜を介在させる様にしてもよい。この場合
プレート電極11とプラグ電極25の耐圧は表面のエッ
ジ部分のみならず接触面の全領域で向上される。 (実施例4)本発明の第4の実施例に係わるNAND型
DRAMのメモリセル構造について説明する。本実施例
の平面図も基本的には第1の実施例と同じなので省略す
る。図11(a)は本実施例のメモリセルアレイのビッ
ト線に沿った断面図であり、図11(b)はビット線コ
ンタクト領域においてビット線に直交する方向の断面図
である。本実施例ではキャパシタの容量を増大させるた
めに円筒型(いわゆるクラウン型)の電極9’をプラグ
型の電極9の頭側部に付加して蓄積電極を形成してい
る。ビット線接続路14pのプラグ電極25にも円筒型
電極9’が付加されている。その他の構成は第3の実施
例と類似しており、プラグ電極25の上には絶縁膜19
を形成しておき、プレート電極11の表面のエッジがこ
の絶縁膜19の側面にくる様にしている。従ってプレー
ト電極11の表面のエッジは、キャパシタ絶縁膜10と
絶縁膜19の2層を介してビット線短接続路14p’と
接しているので充分な耐圧が確保されている。またプレ
ート電極11は、やはり図5に示すような一枚板構造に
なっており、ビット線接続路14p周りのプレート電極
11の膜厚は充分厚く形成されて、配線抵抗の低いプレ
ート電極11を実現している。
【0043】次に図面を参照して本実施例の製造方法を
説明する。本実施例の製造方法は、プラグ電極25と蓄
積電極9を形成してそれぞれの上に絶縁膜19を形成す
るところまでは、第3の実施例と同じである。図12に
おいてレジストパターン20が無い状態から例えば蓄積
電極9と同じドープドポリシリコンを堆積し、異方性エ
ッチングにより蓄積電極9とプラグ電極25およびそれ
ぞれの上部の絶縁膜19の側壁に側壁電極9’を円筒形
に残置する。このときオーバエッチングにより側壁電極
9’の高さは絶縁膜19の上表面よりも低くなるように
形成する。これにより後工程でプレート電極11のエッ
ジが絶縁膜19の側壁に位置するように形成することが
できる。この後実施例3の図9や図10に示した方法等
でプラグ電極25の上以外の絶縁膜19を取り去ること
により、円筒状の側壁電極9’を有する蓄積電極9と、
上部に絶縁膜19を頂き側面に側壁電極9’を有するプ
ラグ電極25が同時に形成される。その後キャパシタ絶
縁膜10の形成からビット線14形成までは、実施例3
と同様に行われる。
【0044】以上本発明を実施例に基づき説明したが、
本発明は上記実施例に限られるものではなく、発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々の変形を採り得る。例えば蓄
積電極の構造は、上記の他フィン構造でも構わない。ま
たNAND型DRAMでなくとも一般のスタック型DR
AMにも適用できことは、基本的なメモリセルの構造や
ビット線コンタクト部の構造が同じであることから自明
である。さらに本発明の主旨はDRAMのビット線に限
定されず、一般の多層配線の半導体素子のコンタクト部
にも適用することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、パッドもしくはプ
ラグ電極を利用したビット線接続方式のDRAMセルに
おいて、プレート電極の表面部エッジとビット線接続路
とがキャパシタ絶縁膜とこれよりもビット線接続路側に
形成されたキャパシタ絶縁膜以外の絶縁膜の少なくとも
2層を介在させて分離されているため、これらの間の耐
圧劣化を防止できる。パッドまたはプラグ電極を使用し
ているのでプレート電極を厚く形成、加工するのが容易
で、ビット線のコンタクト形成も容易である。またプレ
ート電極がビット線接続路のための開口部のみを有する
一枚板で、ビット線接続路周辺の膜厚を厚く形成できる
ので、オープンビット方式のメモリセルにおいても誤動
作が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るNAND型DRA
Mセルの模式的な平面図。
【図2】(a),(b)は図1のA−A’線、B−B’
線に夫々沿った断面図。
【図3】第1の実施例の製造工程を説明するための図面
で(a)はビット線に沿った断面図、(b)はビット線
コンタクト部においてビット線に直交する方向の断面
図。
【図4】図3の次の段階を示すメモリセルの断面図。
【図5】第1の実施例におけるプレート電極の平面図。
【図6】ビット線接続領域に蓄積電極と同一形状のパッ
ドもしくはプラグを形成することの利点を説明する図
で、(a)はパッドが有る場合、(b)はパッドが無い
場合の断面図。
【図7】本発明の第2の実施例に関わるNAND型DR
AMセルを説明する図面で、(a)はビット線に沿った
断面図、(b)はビット線コンタクト部においてビット
線に直交する方向の断面図。
【図8】本発明の第3の実施例に関わるNAND型DR
AMセルを説明する図面で、(a)はビット線に沿った
断面図、(b)はビット線コンタクト部においてビット
線に直交する方向の断面図。
【図9】第3の実施例の製造工程を説明するための図面
で(a)はビット線に沿った断面図、(b)はビット線
コンタクト部においてビット線に直交する方向の断面
図。
【図10】第3の実施例の他の製造工程を説明するため
の図面で(a)はビット線に沿った断面図、(b)はビ
ット線コンタクト部においてビット線に直交する方向の
断面図。
【図11】本発明の第4の実施例に関わるNAND型D
RAMセルを説明する図面で、(a)はビット線に沿っ
た断面図、(b)はビット線コンタクト部においてビッ
ト線に直交する方向の断面図。
【図12】第4の実施例の製造工程を説明するための図
面で(a)はビット線に沿った断面図、(b)はビット
線コンタクト部においてビット線に直交する方向の断面
図。
【図13】従来技術によるDRAMセル構造を説明する
図で、(a)は模式的な平面図、(b)はA−A’線に
沿った断面図。
【図14】図13のDRAMセルにおいて、プレート電
極の加工が不十分な場合の問題点を説明するためのメモ
リセルの断面図。
【符号の説明】
1…p型半導体基板、2…素子分離領域、3…素子領
域、4…ゲート絶縁膜、5…ゲート電極、6…n型拡散
層、7…層間絶縁膜、8…蓄積電極コンタクト、9…蓄
積電極、9’…円筒型電極、10…キャパシタ絶縁膜、
11…プレート電極、11p…プレート電極加工マス
ク、12…層間絶縁膜、13…ビット線コンタクト、1
4…ビット線、14h…ビット線コンタクトホール、1
4p…ビット線接続路、14p’…ビット線短接続路、
15…パッド、16、17…側壁絶縁膜、18…側壁
膜、19…絶縁膜、20…レジスト、22…ビット線接
続路用開口部、23…プレート電極加工境界部、25…
プラグ電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されたゲート電極と、このゲー
    ト電極の両側の前記半導体基板表面に形成されたソー
    ス、ドレイン領域とを有するMOSトランジスタと、 前記MOSトランジスタに乗り上げるように隣接して前
    記半導体基板上に形成され、前記MOSトランジスタの
    前記ソース、ドレイン領域の一方に接続された蓄積電極
    と、この蓄積電極上に形成されたキャパシタシタ絶縁膜
    と、このキャパシタ絶縁膜を介して前記蓄積電極に対向
    して形成されたプレート電極とからなるキャパシタと、 前記半導体基板上に形成され、前記MOSトランジスタ
    のソース、ドレイン領域の内前記蓄積電極に接続されな
    い方の領域に形成されたビット線コンタクトと、 少なくとも前記トランジスタと前記キャパシタを覆うよ
    うに形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に形成されたビット線と、 前記層間絶縁膜と前記プレート電極を絶縁的に貫く様に
    形成され、前記ビット線と前記ビット線コンタクトとを
    接続するビット線接続路とを含み、 前記プレート電極の前記ビット線接続路側のパターンエ
    ッジと前記ビット線接続路とは、前記キャパシタ絶縁膜
    とこれよりも前記ビット線接続路側に形成された前記キ
    ャパシタ絶縁膜以外の他の絶縁膜との少なくとも2層の
    絶縁膜によって絶縁されていることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板上にマトリックス状に配
    置された前記MOSトランジスタと前記キャパシタから
    なる複数のメモリセルと、 前記メモリセルの各々を選択するために設けられた複数
    の前記ビット線および前記ゲート電極に接続された複数
    のワード線を有し、 前記プレート電極は所定領域に形成された複数の前記キ
    ャパシタに共通に使用され、対応する前記トランジスタ
    を覆い、対応する前記ビット線を通過させるために前記
    ビット線接続路毎に独立に形成された開口部を持つよう
    に形成された1枚板であることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板と、 前記半導体基板上にマトリックス状に配設されたMOS
    トランジスタとキャパシタからなる複数のメモリセル
    と、 前記メモリセルの各々を選択するための複数のビット線
    と複数のワード線とを有する半導体記憶装置であって、 前記MOSトランジスタは、前記半導体基板上に形成さ
    れ前記ワード線に接続されるゲート電極と、このゲート
    電極の両側の前記半導体基板表面に形成されたソース、
    ドレイン領域とを有し、 前記キャパシタは前記MOSトランジスタに乗り上げる
    ように隣接して前記半導体基板上に形成され、前記MO
    Sトランジスタのソース、ドレイン領域の一方に接続さ
    れた蓄積電極と、この蓄積電極上に形成されたキャパシ
    タ絶縁膜と、このキャパシタ絶縁膜を介して前記蓄積電
    極に対向して形成されたプレート電極とからなり、 前記ビット線は前記MOSトランジスタと前記キャパシ
    タの上に形成された層間絶縁膜上に形成され、この層間
    絶縁膜と前記プレート電極を絶縁的に貫いて形成された
    ビット線接続路によって前記MOSトランジスタの前記
    蓄積電極が接続されない方のソース、ドレイン領域に接
    続され、 前記プレート電極は所定領域に形成された複数の前記キ
    ャパシタに共通に使用され、対応する前記トランジスタ
    を覆い、対応する前記ビット線接続路を通過させる為に
    前記ビット線毎に独立に形成された開口部を有し、前記
    プレート電極の表面が前記ビット線接続路と前記蓄積電
    極よりも高い位置で対向する様に形成された一枚板であ
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記プレート電極の少なくとも前記ビッ
    ト線接続路側のパターンエッジと前記ビット線接続路と
    は、前記キャパシタ絶縁膜とこれよりも前記ビット線接
    続路側に形成された前記キャパシタ以外の絶縁膜との少
    なくとも2層の絶縁膜によって絶縁されていることを特
    徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記ビット線がオープンビット方式で接
    続されていることを特徴とする請求項2または3に記載
    の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 複数の前記トランジスタが、前記ソー
    ス、ドレイン領域の一方を隣接する前記トランジスタ同
    士で共有する形で直列接続され、前記トランジスタの各
    々に対応する前記キャパシタの前記蓄積電極が、前記ト
    ランジスタの対応するソース、ドレイン領域に接続さ
    れ、前記ビット線は直列接続された前記トランジスタの
    一方の末端のソース、ドレイン領域に接続されることを
    特徴とする請求項1、2および3のいずれかに記載の半
    導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100557644B1 (ko) * 1998-12-28 2006-05-22 주식회사 하이닉스반도체 반도체장치의 캐패시터 제조방법_
KR100676200B1 (ko) * 2004-12-14 2007-01-30 삼성전자주식회사 노이즈에 둔감한 플레이트 전압을 갖는 메모리 셀 어레이,메모리 장치 및 플레이트 전압 공급 방법
CN111504540A (zh) * 2019-01-30 2020-08-07 美蓓亚三美株式会社 传感器装置

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