JPH08161049A - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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Publication number
JPH08161049A
JPH08161049A JP32359594A JP32359594A JPH08161049A JP H08161049 A JPH08161049 A JP H08161049A JP 32359594 A JP32359594 A JP 32359594A JP 32359594 A JP32359594 A JP 32359594A JP H08161049 A JPH08161049 A JP H08161049A
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JP
Japan
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shaft
sun
gear
planetary
sample
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Pending
Application number
JP32359594A
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English (en)
Inventor
Chuji Tomita
忠二 富田
Tsutomu Tsubouchi
勉 坪内
Manabu Funabashi
学 船橋
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Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Industrial Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平面座標系において、対象物の方向と位置を
任意に決定し、また対象物の方向を一定に保ったまま任
意の位置に移動させることができ、なおかつ真空中やク
リーンな雰囲気での使用が可能である位置決め装置を提
供する。 【構成】 位置決め装置は、独立して回転駆動される3
重軸である太陽軸4と、それらに固定される2つの太陽
歯車9,11および太陽アーム5と、太陽歯車9,11
に連動される3つの遊星歯車10,12,13および試
料歯車16と、前記遊星歯車10,12,13が固定さ
れる2重軸である遊星軸8および遊星軸8に固定される
遊星アーム13と、前記試料歯車16が固定される試料
軸14に固定される試料台17とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平面座標系において、
対象物の方向と位置を任意に決定する位置決め装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】原点をOとする平面座標系X−Yにおけ
る位置決め装置には、例えば、図10に示すように、位
置決め対象物たる試料を載せる試料台41の中心C1
原点Oとの距離rと、試料台41の中心C1 まわりの回
転角θとから位置決めする(r,θ)位置決め装置、ま
たは、図11に示すように、試料台42の中心C1 と原
点Oを結ぶ線分とX軸とのなす角uと、試料台42の中
心C2 まわりの回転角θとから位置決めする(u,θ)
位置決め装置がある。さらに、図12に示すように、試
料台43の中心C3 の座標(x,y)と、試料台43の
中心C3 まわりの回転角θとから位置決めする(X,
Y,θ)位置決め装置もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
(r,θ)位置決め装置および(u,θ)位置決め装置
技術では、位置決めのための独立したパラメータを2つ
しかもっていないため、試料の位置は任意に決められる
が、試料の方向は任意には決められない。すなわち、試
料台41,42の中心C1 ,C2 まわりの回転動作は独
立して試料の方向を決めるものではなく、この回転も含
めて試料の平面座標系X−Yにおける位置を決めるた
め、試料を位置決めした結果、試料が試料台41,42
の中心C1 ,C2 に合致した場合には、試料台41,4
2を回転して試料を任意の方向に向けられるが、試料が
試料台41,42の中心C1 ,C2 から外れた位置にあ
る場合には、平面座標系X−Yにおける位置を維持する
ために試料台41,42の回転に制限を受け、試料を任
意の方向に向けられない。
【0004】前記従来の(X,Y,θ)位置決め装置に
おいては、位置決めのための独立したパラメータを3つ
もっているので、試料の位置および方向を任意に決めら
れる。すなわち、試料が試料台43のどこに載せられて
いるかに関係なく、試料台43の中心C3 まわりの回転
によって試料の方向を決めてから、試料台をX方向およ
びY方向に移動させれば、任意の位置で任意の方向を向
けられる。しかし、この(X,Y,θ)位置決め装置
は、駆動方式が複雑でかつ大型となり、油分や粉塵を排
出するおそれのある駆動モータを試料台43の置かれる
試料室の外へ設置することが困難である。そのため、X
線分析装置における試料室等の、真空中やクリーンな雰
囲気での使用が困難である。
【0005】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、平面座標系において、対象物の方向と位置を
任意に決定し、また対象物の方向を一定に保ったまま任
意の位置に移動させることができ、なおかつ真空中やク
リーンな雰囲気での使用が可能である位置決め装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の位置決め装置は、それぞれ回転駆動され
る第1太陽軸、第2太陽軸および第3太陽軸を備えた3
重軸である太陽軸と、前記第3太陽軸に固定された太陽
アームと、前記太陽アームの回転端部に回転自在に支持
された第1遊星軸と、その第1遊星軸に対して回転自在
に設けられた第2遊星軸を備えた2重軸である遊星軸と
を備えている。また、前記第2太陽軸に固定された第1
太陽歯車、前記第1遊星軸に固定され前記第1太陽歯車
と連動して回転される第1遊星歯車、前記第1太陽軸に
固定された第2太陽歯車、前記第2遊星軸に固定され前
記第2太陽歯車と連動して回転される第2遊星歯車、前
記第2遊星軸に固定された遊星アーム、およびその遊星
アームの回転端部に回転自在に支持された試料軸を備え
ている。さらに、前記第1遊星軸に固定された第3遊星
歯車、前記試料軸に固定され前記第3遊星歯車と連動し
て回転される試料歯車、および前記試料軸に固定された
試料台を備えている。
【0007】請求項2の位置決め装置は、さらに、前記
太陽軸から前記遊星軸までの距離と前記遊星軸から前記
試料軸までの距離が等しく、前記第1太陽歯車と前記第
1遊星歯車とのギア比が1対1であり、前記第2太陽歯
車と前記第2遊星歯車とのギア比が2対1であり、前記
第3遊星歯車と前記試料歯車とのギア比が1対1である
位置決め装置である。
【0008】
【作用および効果】本発明の位置決め装置では、独立し
て回転駆動される3重軸により、対象物を位置決めする
ので、簡単な構造でありながら、平面座標系において、
対象物の方向と位置を任意に決定し、また対象物の方向
を一定に保ったまま任意の位置に移動させることができ
る。さらに、1本の3重軸を介して、駆動モータを対象
物の置かれる室の隔壁外へ設置できるので、真空中やク
リーンな雰囲気での使用が可能である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。まず、本実施例の構成について説明する。図1
の側面断面図に示すように、本実施例の位置決め装置
は、図示しない駆動モータによりそれぞれ独立して回転
駆動される第1太陽軸1、第2太陽軸2および第3太陽
軸3を備えた3重軸である太陽軸4と、第3太陽軸3に
固定された箱状の太陽アーム5と、太陽アーム5の回転
端部に回転自在に支持された第1遊星軸6と、その第1
遊星軸6に対して回転自在に設けられた第2遊星軸7を
備えた2重軸である遊星軸8とを備えている。また、第
2太陽軸2に固定された第1太陽歯車9、第1遊星軸6
に固定され第1太陽歯車9と第1アイドラ歯車20を介
して連動して回転される第1遊星歯車10、第1太陽軸
1に固定された第2太陽歯車11、第2遊星軸7に固定
され第2太陽歯車11と第2アイドラ歯車22を介して
連動して回転される第2遊星歯車12、第2遊星軸7に
固定された遊星アーム13、およびその遊星アーム13
の回転端部に回転自在に支持された試料軸14を備えて
いる。
【0010】さらに、本実施例の位置決め装置は、第1
遊星軸6に固定された第3遊星歯車15、試料軸14に
固定され第3遊星歯車15と第3アイドラ歯車24連動
して回転される試料歯車16、および試料軸14に固定
された試料台17を備えている。第1、第2アイドラ歯
車20,22は、それぞれ太陽アーム5に回転自在に支
持された第1、第2アイドラ軸19,21に固定され、
第3アイドラ歯車24は、遊星アーム13に回転自在に
支持された第3アイドラ軸23に固定されている。
【0011】ここで、第1、第2太陽歯車9,11、第
1、第2遊星歯車10,12および第1、第2アイドラ
歯車20,22は、箱状の太陽アーム5の内部にあり、
各軸6,7,19,21は軸受け26,27,30,3
1によって、箱状の太陽アーム5の密閉性を保持しつつ
回転自在に支持されている。同様に、第3遊星歯車1
5、試料歯車16および第3アイドラ歯車24は、箱状
の遊星アーム13の内部にあり、各軸23,28は軸受
け32,28,29によって、箱状の遊星アーム13の
密閉性を保持しつつ回転自在に支持されている。
【0012】また、太陽アーム5、遊星軸8、遊星アー
ム13、試料軸14および試料台17は、試料台17に
載せられる位置決め対象物たる試料とともに、隔壁18
より上の試料室内に設置されている。それら試料室内の
全機構は、太陽軸4のみに支持され、第3太陽軸3は、
軸受け25によって、試料室の密閉性を保持しつつ、隔
壁18に対し回転自在に支持されている。さらに、3重
軸たる太陽軸4および2重軸たる遊星軸8において、各
同心軸間も、図示しない軸受けによって密閉性を保持し
つつ回転自在に支持されている。
【0013】そして、本実施例の位置決め装置において
は、前記太陽軸4から前記遊星軸8までの距離と前記遊
星軸8から前記試料軸14までの距離が等しく設定さ
れ、前記第1太陽歯車9と前記第1遊星歯車10とのギ
ア比を1対1に、前記第2太陽歯車11と前記第2遊星
歯車12とのギア比を2対1に、前記第3遊星歯車15
と前記試料歯車16とのギア比を1対1に設定されてい
る。
【0014】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、動作の第1原理について説明する。動作の第1原
理は、試料台17の座標系X−Yの原点Oに対する公転
半径の変更に関するものである。今、図2の平面図に示
すように、座標系X−Yに対し、太陽アーム5および遊
星アーム13が、それらの中心線50,51がX軸に重
なるように、一直線状に延びた位置にあるとする。ここ
で、太陽アーム5の中心線50とは、第2太陽歯車11
の中心(座標系X−Yの原点Oに一致)Oと第2遊星歯
車12の中心Aとを結ぶ直線であり、遊星アーム13の
中心線51とは、第2遊星歯車12の中心Aと試料台1
7の中心Bとを結ぶ直線である。
【0015】ここで、図3に示すように、隔壁18(図
1)下で第1太陽軸1を回転駆動する駆動モータの回転
を固定することにより、第2太陽歯車11の座標系X−
Yに対する回転を固定して、第3太陽軸3を回転駆動す
る駆動モータの回転により、太陽アーム5を座標系X−
Yに対して例えば反時計方向に角度αだけ回転させる。
すると、第2太陽歯車11と第2遊星歯車12とのギア
比が2対1であることから、第2遊星歯車12は、第2
アイドラ歯車22を介して、中心Aまわりに時計方向に
角度2αだけ回転する。その結果、線分OAと線分AB
の長さdは等しく設定されていることから、試料台17
の中心BはX軸上を原点Oに向けて移動し、2d−2d
cos αだけ原点Oに近づく。さらに、太陽アーム5を回
転させれば、試料台17の中心BはX軸上をX座標2d
から−2dまで移動させられる。これが、試料台17の
座標系X−Yの原点Oに対する公転半径OBの変更であ
る。
【0016】次に、動作の第2原理について説明する。
動作の第2原理は、試料台17の座標系X−Yの原点O
に対する公転運動に関するものである。図3の状態か
ら、第1太陽軸1と第3太陽軸3を同じ方向に同じ角度
だけ回転駆動させると、すなわち、第2太陽歯車11と
太陽アーム5を一体化して回転させると、太陽アーム5
と遊星ア−ム13とのなす角2αは維持されたまま、す
なわち試料台17の公転半径OBは2dcos αのまま、
試料台17は原点Oのまわりを公転する。これが、試料
台17の座標系X−Yの原点Oに対する公転運動であ
る。以上の第1および第2の原理から、試料台17の中
心Bは、原点Oを中心とする半径2dの円内の任意の位
置をとることできる。
【0017】次に、動作の第3原理について説明する。
動作の第3原理は、座標系X−Yにおける試料台17の
中心Bまわりの回転運動に関するものである。今、動作
の第1原理における図2の状態と同様に、図4に示すよ
うに、太陽アーム5および遊星アーム13が、それらの
中心線50,51がX軸に重なるように、一直線状に延
びた位置にあるとし、かつ、試料台17が例えばX軸か
ら反時計方向に角度βをなす方向を向いているとする。
【0018】この状態から、図5に示すように、第2太
陽軸2を回転駆動する駆動モータの回転を固定すること
により、第1太陽歯車9の座標系X−Yに対する回転を
固定して、前記第2の原理に基づいて太陽アーム5と遊
星ア−ム13を一体化した状態で例えば反時計方向に角
度γだけ回転させる。すると、第1太陽歯車9と第1遊
星歯車10のギア比が1対1であることから、ともに第
1遊星軸6(図1)に固定された第1および第3遊星歯
車10,15は、第1アイドラ歯車20を介して中心A
まわりに時計方向に角度γだけ回転するので、第1およ
び第3遊星歯車10,15の座標系X−Yにおける方向
は維持される。同様に、第3アイドラ歯車24を介して
第3遊星歯車15と連動する試料歯車16および試料台
17の座標系X−Yにおける方向も維持されており、試
料台17のX軸から反時計方向に角度βをなす方向も維
持される。これは、第2太陽軸2を固定しておけば、前
記第2の原理に基づいて試料台17を原点Oまわりに公
転させても、座標系X−Yにおける試料台17の方向を
維持できることを意味する。
【0019】同様に、図4の状態から、第2太陽軸2を
回転駆動する駆動モータの回転を固定することにより第
1太陽歯車9の座標系X−Yに対する回転を固定して、
前記第1の原理に基づいて、試料台17の座標系X−Y
の原点Oに対する公転半径OBを変更する場合にも、試
料台17のX軸から反時計方向に角度βをなす方向が維
持される。すなわち、第2太陽軸2を固定しておけば、
前記第2の原理に基づいて試料台17の座標系X−Yの
原点Oに対する公転半径OBを変更しても、座標系X−
Yにおける試料台17の方向を維持できる。
【0020】以上から、第2太陽軸2を固定しておけ
ば、試料台17を座標系X−Yのどこに移動させても、
座標系X−Yにおける試料台17の方向を維持できるこ
とが分かる。また、逆に、試料台17が座標系X−Yの
どこにあっても、第2太陽軸2のみを回転駆動すれば、
その回転は、ギア比1対1で第1太陽歯車9から試料歯
車16まで伝わるので、同じ方向かつ同じ角度で試料台
17を回転させられる。すなわち、試料台17が座標系
X−Yのどこにあっても、その位置を維持したまま、試
料台17の方向を任意に決めることができる。これが、
座標系X−Yにおける試料台17の中心Bまわりの回転
運動に関する動作の第3原理である。
【0021】次に、試料台17上の試料を、所望の方向
で所望の位置に設定する手順の1例を示す。図7に示す
ように、座標系X−Yにおいて、試料を移動させるべき
所望の位置がD点であり、所望の方向がX軸の方向から
反時計方向に角度δだけ回転した方向であるとする。こ
れに対し、本実施例の位置決め装置の太陽アーム5およ
び遊星アーム13は、それらの中心線50,51がX軸
の負方向に重なるように、一直線状にたたまれた位置に
設定しておく。この出発時の設定状態は、説明の容易の
ための一例であってこれに限定されるものではない。こ
こで、まず前記第3の原理に基づいて、第2太陽軸2の
みを回転させることにより第1太陽歯車9を回転させ、
試料台17を回転させてその方向を所望の方向に一致さ
せる。そしてこれ以後第2太陽軸2を固定することによ
り第1太陽歯車9を固定しておけば、やはり前記第3の
原理により、試料台17を座標系X−Yのどこに移動さ
せても、座標系X−Yにおける試料台17の方向は維持
される。
【0022】次に、図8に示すように、前記第2の原理
に基づいて、第1太陽軸1と第3太陽軸3を同じ方向に
同じ角度だけ回転駆動させることにより、太陽アーム5
および遊星アーム13を一体化させた状態で回転させ、
それらの中心線50,51を、原点Oと所望の位置Dと
を結ぶ直線52と直交させる。そして、図9に示すよう
に、前記第1の原理に基づいて、第1太陽軸1を固定す
ることにより第2太陽歯車11を固定し、第3太陽軸3
を回転させることにより太陽アーム5を回転させて、試
料台17を直線52に沿って移動させ、その中心Bを所
望の点Dに一致させる。以上の手順により、試料台17
上の試料を、所望の方向で所望の位置に設定することが
できる。
【0023】また、本実施例の位置決め装置では、1本
の回転3重軸により対象物を位置決めするので構造が簡
単で、従来の(X,Y,θ)位置決め装置のように複雑
な駆動方式で大型となることがない。さらに、本実施例
の位置決め装置では、油分や粉塵を排出するおそれのあ
る駆動モータは、3重軸である太陽軸4を介して、試料
の置かれる試料室の隔壁18外へ設置でき、また油分や
粉塵を排出するおそれのある各歯車は、箱状の太陽アー
ム5または遊星アーム13の中に収められ、かつ、太陽
アーム5、遊星アーム13および隔壁18の密閉性は各
軸受けによって保持されているので、真空中やクリーン
な雰囲気での使用が可能である。
【0024】なお、本実施例では、遊星アーム13に連
動する第1太陽軸1、試料台17に連動する第2太陽軸
2および太陽アーム5に連動する第3太陽軸3を、それ
ぞれ太陽軸4の内軸、中軸および外軸とし、かつ、試料
台17に連動する第1遊星軸6および遊星アーム13に
連動する第2遊星軸7をそれぞれ遊星軸8の内軸および
外軸としたが、このような組合せに限らず、たとえば、
第1太陽軸、第2太陽軸および第3太陽軸を、それぞれ
太陽軸4の中軸、内軸および外軸とし、かつ、第1遊星
軸および第2遊星軸をそれぞれ遊星軸8の外軸および内
軸などとしてもよい。また、本実施例では、連動すべき
各歯車を第1、第2および第3アイドラ歯車20,2
2,24を介して連動させたが、アイドラ歯車の代わり
にそれぞれベルトを用いて連動させてもよい。
【0025】さらに、本実施例では、太陽軸4から遊星
軸8までの距離dと遊星軸8から試料軸14までの距離
dが等しく、かつ、第1太陽歯車9と第1遊星歯車10
とのギア比が1対1であり、第2太陽歯車11と第2遊
星歯車12とのギア比が2対1であり、第3遊星歯車1
5と試料歯車16とのギア比が1対1であるとしたが、
本発明の位置決め装置はこのように限定されるものでは
ない。たとえば、図2において原点O付近に位置決めす
る必要がない場合は、太陽軸4から遊星軸8までの距離
1 よりも遊星軸8から試料軸14までの距離d2 を短
くしてもよい。この場合は、原点Oを中心とする半径
(d1 +d2 )の円内から、原点Oを中心とする半径
(d1 −d2 )の円内を除いたドーナツ状の範囲が位置
決めできる範囲となる。
【0026】太陽軸4から遊星軸8までの距離と遊星軸
8から試料軸14までの距離が等しくない場合、また
は、本実施例のように各ギア比を限定しない場合は、前
記各原理および位置決め手順の実行にあたって、第1、
第2および第3太陽軸の回転駆動制御は本実施例よりも
複雑になる。しかし、第1、第2および第3太陽軸は、
それぞれ独立して、遊星アーム、試料台および太陽アー
ムを回転制御するので、太陽軸から遊星軸までの距離、
遊星軸から試料軸までの距離および各ギア比が既知であ
れば、本実施例と同様に各原理および位置決め手順が実
行できるように、第1、第2および第3太陽軸を回転駆
動制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の側面断面図である。
【図2】図3とともに本実施例の第1原理を示す平面図
である。
【図3】図2とともに本実施例の第1原理を示し、また
第2原理を示す平面図である。
【図4】図5,6とともに本実施例の第3原理を示す平
面図である。
【図5】図4,6とともに本実施例の第3原理を示す平
面図である。
【図6】図4,5とともに本実施例の第3原理を示す平
面図である。
【図7】本実施例を用いた位置決め手順の第1段階を示
す平面図である。
【図8】本実施例を用いた位置決め手順の第2段階を示
す平面図である。
【図9】本実施例を用いた位置決め手順の第3段階を示
す平面図である。
【図10】従来の(r,θ)位置決め装置を示す平面図
である。
【図11】従来の(u,θ)位置決め装置を示す平面図
である。
【図12】従来の(X,Y,θ)位置決め装置を示す平
面図である。
【符号の説明】
1…第1太陽軸、2…第2太陽軸、3…第3太陽軸、4
…太陽軸、5…太陽アーム、6…第1遊星軸、7…第2
遊星軸、8…遊星軸、9…第1太陽歯車、10…第1遊
星歯車、11…第2太陽歯車、12…第2遊星歯車、1
3…遊星アーム、14…試料軸、15…第3遊星歯車、
16…試料歯車、17…試料台。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ回転駆動される第1太陽軸1、
    第2太陽軸2および第3太陽軸3を備えた3重軸である
    太陽軸4と、 前記第3太陽軸3に固定された太陽アーム5と、 前記太陽アーム5の回転端部に回転自在に支持された第
    1遊星軸6、およびその第1遊星軸6に対して回転自在
    に設けられた第2遊星軸7を備えた2重軸である遊星軸
    8と、 前記第2太陽軸2に固定された第1太陽歯車9、および
    前記第1遊星軸6に固定され前記第1太陽歯車9と連動
    して回転される第1遊星歯車10と、 前記第1太陽軸1に固定された第2太陽歯車11、前記
    第2遊星軸7に固定され前記第2太陽歯車11と連動し
    て回転される第2遊星歯車12、前記第2遊星軸7に固
    定された遊星アーム13、およびその遊星アーム13の
    回転端部に回転自在に支持された試料軸14と、 前記第1遊星軸6に固定された第3遊星歯車15、前記
    試料軸14に固定され前記第3遊星歯車15と連動して
    回転される試料歯車16、および前記試料軸14に固定
    された試料台17とを備えている位置決め装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の位置決め装置において、 前記太陽軸4から前記遊星軸8までの距離と前記遊星軸
    8から前記試料軸14までの距離が等しく、 前記第1太陽歯車9と前記第1遊星歯車10とのギア比
    が1対1であり、 前記第2太陽歯車11と前記第2遊星歯車12とのギア
    比が2対1であり、 前記第3遊星歯車15と前記試料歯車16とのギア比が
    1対1である位置決め装置。
JP32359594A 1994-11-30 1994-11-30 位置決め装置 Pending JPH08161049A (ja)

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JP32359594A JPH08161049A (ja) 1994-11-30 1994-11-30 位置決め装置

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