JPH08160824A - クリーニング装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

クリーニング装置及びプロセスカートリッジ

Info

Publication number
JPH08160824A
JPH08160824A JP6329504A JP32950494A JPH08160824A JP H08160824 A JPH08160824 A JP H08160824A JP 6329504 A JP6329504 A JP 6329504A JP 32950494 A JP32950494 A JP 32950494A JP H08160824 A JPH08160824 A JP H08160824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
toner
cleaning container
magnet
cleaning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6329504A
Other languages
English (en)
Inventor
Naomasa Kimura
直雅 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6329504A priority Critical patent/JPH08160824A/ja
Publication of JPH08160824A publication Critical patent/JPH08160824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のクリーニングブレード6の近くにマグ
ネットローラ10等の回転搬送手段を設け、クリーニン
グ容器8にトナーが充満すると搬送手段の回転トルクが
大きくなることを検知して満たんを検出するものは、不
正確であったのを改善するのが目的である。 【構成】 クリーニング容器8に充満したトナーで押さ
れて軸24を中心に時計回りに回転する磁石取付板12
に取付けた磁石16をマグネットローラ10に対設し
た。磁石取付板12はばね13で反時計まわりに付勢さ
れているので充満したトナーでこのばね13のばね力に
抗して時計まわりに回転して磁石16がマグネットロー
ラ10に近ずく、磁石16とマグネットローラ10間の
磁気吸引力によるトルク増加割合は、ばね16のトルク
増加割合よりも大きいので、急激に磁石16はマグネッ
トローラ10に近接し、マグネットローラ10の回転ト
ルクは急上昇する。この急上昇するトルク増大は検知が
確実である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電複写機、同プリンタ
ーなど静電転写プロセスを利用する画像形成装置に備え
るクリーニング装置及び該クリーニング装置を備えたプ
ロセスカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16に示したのは静電複写機本体の断
面図である。図17に示したのは前記転写機本体に搭載
されているプロセスカートリッジ1の拡大断面図であ
る。プロセスカートリッジには像担持体であるところの
感光ドラム2が回転駆動されるように支持されていて、
図示矢印方向に回転している。感光ドラム2と接触従動
している帯電ローラ3が感光ドラム2に負の電位を与え
ている。帯電ローラ3によって電位が付与された後、感
光ドラム2の表面は、時計まわりの回転により、光学装
置30による露光−(静電潜像形成)−現像器27によ
る現像(トナー像形成)プロセスを経て転写ローラ5と
相対する位置において給紙カセット28から送り出さ
れ、レジストローラ29により感光ドラム2上のトナー
像の移動にタイミングを合わせて進行する転写材に、そ
のトナー像を移転させる。トナー像を支持した転写材は
搬送ベルト31により定着器32に送られて定着され、
機外へ排出される。
【0003】一方転写後、感光ドラム2上に残留したト
ナーはクリーニング装置34により清掃される。
【0004】上記、画像形成プロセスにあって周知のと
うり感光ドラム2に形成されたトナー像をすべて転写材
に移転させるには特殊な現像剤を用いることも考えられ
るが、現在は実際上不可能である。このような現像剤の
トナーは粉体であって転写後も感光ドラム2上に若干の
トナーが残り、現像剤としてのトナー以外に紙粉等を含
む。以下、この紙粉等を含むトナーを残留トナーとい
う。
【0005】このため転写部より後部位にクリーニング
手段を配設して次の画像形成時への悪影響がないように
することが技術的必須条件となっている。このようなク
リーニング手段を設ける方法は画像形成装置に組み付け
てしまうもの、クリーニング装置のみを画像形成装置に
着脱可能とするもの、本例のように感光ドラムと、帯電
手段、クリーニング装置を一体のプロセスカートリッジ
化し画像形成装置に図16の紙面に直角方向から着脱自
在とするもの、或は本例に更に現像手段を一体に組み込
んだプロセスカートリッジとして画像形成装置に着脱自
在としたものがある。
【0006】図17のプロセスカートリッジには、従来
から提案されているゴムなどの弾性部材からなるクリー
ニングブレード6の一縁のエッヂを感光ドラム2に当接
させて残留トナーをかき落とすタイプのクリーニング装
置が搭載されている。さらに前記クリーニングブレード
6で除去した残留物をクリーニングブレード6と感光ド
ラム2の当接部に平行でかつ近くの軸7aでもって回転
する可動の羽根部材7にてクリーニング容器8の図上左
側に給送するような構成となっている。
【0007】このクリーニング装置を含めたこの構成
は、羽根部材7の残留トナーの送り能力が充分ではない
為にクリーニングブレード6によって感光ドラム2から
除去された残留トナーが凝集度の高い状態で感光ドラム
2とクリーニングブレード6の当接部位近傍にたまり易
くなり、これが感光ドラム2に損傷を与えるという難点
を持っていた。
【0008】このような難点に対して羽根部材7に磁界
発生手段を配設するとか図1に示したようにマグネット
ローラ10なるものを設けたものが提案されている。
(公開公報の番号をご記入願います。)これによりクリ
ーニングブレードド6近傍の残留トナーやその中に含ま
れる紙粉等の異物を確実に、磁力により吸引し回収し、
感光ドラム2表面が損傷するのを防止することが可能に
なった。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、磁力によって残留トナーを吸引はするが
図1のマグネットローラの場合は周面に沿って残留トナ
ーが吸引されていきシート状のかき取り部材11によっ
てかき取られる動作をする為に、トナーをかき取ること
により先にかき取ったトナーを押す力はあるもののそれ
自体にはクリーニング容器8の奥側へトナーを積極的に
付勢して送る作用はもたない。よって次なるトナー搬送
手段例えば図1のトナー送り羽根部材17を設けたりす
るのだが残留トナーがクリーニング容器に最大限に収納
された後にクリーニングブレードに最も近いマグネット
ローラによってその回転トルクの上昇を検知してクリー
ニング容器にトナーが充満した充満検知を行なうという
ことが行われているが、これとても回転トルクの変動が
小さく、回転トルク変化を検知するのが困難である。
又、トナー送り羽根部材に磁界発生手段を設けクリーニ
ング容器にトナーが充満したことを検知する場合も動作
中はクリーニング容器にトナーが充満するまでに磁力に
よって残留トナーが磁界発生手段に吸着され磁界発生手
段が残留トナーにより棒状態となるので、やはりクリー
ニング容器内に残留トナーが充満したのをそれ自体の回
転トルクの上昇として、正確に検知するのは困難になっ
てしまった。
【0010】本発明は回収される残留トナーがクリーニ
ング容器中に充満したことを正確に検出できる検知手段
を備えたクリーニング装置及び該クリーニング装置を備
えた画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明はク
リーニング容器と、像担持体上の残留現像剤を清掃する
クリーニングブレードを有し、かつクリーニング容器内
にクリーニングブレードが清掃した残留現像剤をクリー
ニング容器の奥側へ送る1つ以上の搬送手段を有するク
リーニング装置において、前記搬送手段のうちクリーニ
ングブレード近傍に位置する第1の搬送手段の近傍ま
で、クリーニング容器に奥側から充満して来た残留現像
剤により力を加えられて移動可能で、第1の搬送手段に
磁気吸引される吸引部材を有することを特徴とするクリ
ーニング装置である。
【0012】本発明の第2の発明は前記第1の搬送手段
が磁性体であることを特徴とする第1の発明に記載のク
リーニング装置である。
【0013】本発明の第3の発明は前記第1の搬送手段
が磁界発生手段であることを特徴とする第1の発明に記
載のクリーニング装置である。
【0014】本発明の第4の発明は第1の搬送手段とク
リーニング容器の奥側とを仕切る仕切り部材を設けたこ
とを特徴とする第1から第3の発明の何れか1つに記載
クリーニング装置である。
【0015】本発明の第5の発明は仕切り部材は第1の
搬送手段によるクリーニング容器奥側への搬送路を除い
てクリーニング容器を残留現像剤が移動しないように仕
切るものであることを特徴とする第4の発明に記載のク
リーニング装置である。
【0016】本発明の第6の発明は仕切り部材はクリー
ニング容器奥側へ充満した残留現像剤の仕切り部材とク
リーニングブレード間の空間への還流を制限するように
限定的に設けられていることを特徴とする第4の発明に
記載のクリーニング装置である。
【0017】本発明の第7の発明はクリーニング容器に
充満して来た残留現像剤により力を加えられて移動可能
で、第1の搬送手段に磁気吸引される部材は、前記力を
加えられる受圧部を仕切板よりもクリーニング容器奥側
に配したことを特徴とする第4又は第5の発明に記載の
クリーニング装置である。
【0018】本発明の第8の発明はクリーニング容器に
充満して来た残留現像剤により力を加えられて移動可能
で、第1の搬送手段に磁気吸引される部材は、前記力を
加えられる受圧部を仕切板よりもクリーニングブレード
側に配したことを特徴とする第4又は第6の発明に記載
のクリーニング装置である。
【0019】本発明の第9の発明は像担持体、クリーニ
ング装置、帯電手段、現像手段の内少なくとも像担持体
とクリーニング装置を備えた画像形成装置に着脱可能な
プロセスカートリッジにおいて、第1から第8の発明の
何れか1つに記載のクリーニング装置を備えたことを特
徴とするプロセスカートリッジである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0021】(第1の実施例)図1に本発明の実施例を
含む画像形成装置のプロセスカートリッジの断面図を示
した。画像形成装置としての全体は図16と同様であり
本プロセスカートリッジの周辺には帯電手段として帯電
ローラ3によって一様に帯電された感光ドラム2の表面
に光像を照射して静電潜像を形成する為の露光手段3
0、該潜像にトナーを供給してトナー像とする現像手段
27、トナー像を転写材に転写するための転写手段とし
ての転写ローラ5等が配設せしめられているがそれらの
詳細については説明を省略する。
【0022】さて図1の中で感光ドラム2のクリーニン
グ装置34には例えばウレタンゴム等の弾性材料からな
るクリーニングブレード6が配設されている。クリーニ
ングブレード6はクリーニング容器8の感光ドラム2に
向かって開口している部分の縁に固定されている。該ク
リーニングブレード6の根本の支持板金6bはクリーニ
ング容器8に固着されており、支持板金6bにその根本
を加硫成形して一体としたゴムブレード6aの他方の縁
部のエッヂが感光ドラム2の母線に当接していて、図1
には不図示の転写部において転写材に移転せず、図示矢
印方向に回転する感光ドラム2表面に付着したままの残
留トナーをかき落としている。かき落とされた残留トナ
ーはクリーニング容器8の感光ドラム2に向かって開口
している部分の下縁にその根本を固定され先端を感光ド
ラム2の母線に接するすくいシート14によって受けと
められてクリーニング容器8内に回収されていく。
【0023】クリーニング装置34内にはクリーニング
ブレード6の近傍に回転自在に支持されるマグネットロ
ーラ10が配設されている。マグネットローラ10はそ
の軸心がクリーニングブレード6と感光ドラム2の当接
部に平行、且つ、近い位置に有る。又、マグネットロー
ラ10を上方からクリーニングブレード6と共に囲むよ
うにクリーニング装置34内を区切っている仕切板15
がクリーニング容器8の天板に固定されている。仕切板
15の下端に固定され下方へ向かって突出している弾性
材の薄いシートのかきとり部材11(例えば50μ〜5
00μのPETシート)がマグネットローラ10の母線
に当接させられている。マグネットローラ10は中心に
芯金10a(直径4〜8mm)を有し、その外側に10
0ガウス〜1000ガウスの磁石10bが具備されると
いう構成となっている。マグネットローラ10は図示矢
印方向に回転駆動され、磁力で残留トナーを周面に吸着
してクリーニング容器8の底板とのすきまを通じて残留
トナーをクリーニング容器8の奥側へ送り出すものであ
る。
【0024】仕切板の端部右方に構成された軸支持部を
中心に回動自在に取付けられているのは磁石取付板12
である。該軸支持部は仕切板15の両端を折曲して軸受
ブラケット15aを設け、軸受ブラケット15aで支持
した軸24に磁石取付板12の中間のブラケット部12
aを回転自在に支持し、一端を軸受ブラケット15a、
他端を磁石取付板12に係止し軸24に挿入したねじり
コイルばね13を有し、このばね13により磁石取付板
12は反時計まわりに付勢されている。ねじりコイルば
ね13によるそのモーメントは、自重を含めて、わずか
に約50gf−cm〜200gf−cmの反時計まわり
のモーメントが発生するように設定されている。そして
クリーニング容器8内に設けられたストッパー22に当
接してその最初の姿勢を決めている。磁石取付板12は
中間部を除いて図の紙面に直交して長手方向がほぼマグ
ネットローラ10と同長であり、該中間部は長手方向の
両端にのみある。磁石取付板12の一端の長手方向全域
にわたって磁石16が配させられている。仕切板15を
間にしてマグネットローラ10と反対側には、トナー送
り羽根部材17が回動自在に設けられ回転駆動源より回
転力を受けるようになっている。
【0025】このような構成で作動時の様子を表わした
のが図2〜図6である。図2〜図6においてクリーニン
グ容器8内の右上りの点線群は回収された残留トナーを
表示してある。クリーニングブレード6によってかき落
とされた感光ドラム2上の残留トナーはすくいシート1
4によって受けとめられクリーニング容器8内に回収さ
れて排トナーとして底面に留まってくる。この排トナー
をマグネットローラ10の磁力によって引きつけられ時
計まわりに回転しているマグネットローラ10の表面に
付着し搬送されていく。そしてかき取り部材11によっ
てマグネットローラ10表面からかきとられて仕切板1
5の図上左下部に溜まる(図3)。コピー動作を重ねて
いくと、次々と排トナーが搬送されてきて、仕切板15
の図上左側のトナー送り羽根部材17によってさらにク
リーニング容器8奥側へと送り込まれる(図4)。
【0026】クリーニング容器8内に排トナーが充満し
てくると、磁石取付板12の軸24よりも図5において
左側の受圧部に圧力を与えるようになり、磁石取付板1
2は軸24を中心として時計まわりのモーメントを受け
ることになる。排トナーによる時計まわりのモーメント
がねじりコイルばね13による反時計まわりのモーメン
トより大きくなった瞬間に磁石取付板12は、時計まわ
りにその姿勢を変えていく(図5)。そして最終的に、
磁石16がマグネットローラ10と相対する位置まで移
動してくる。するとねじりコイルばね13のばね力によ
る反時計まわりの回転力の増加は一次的であるが磁界の
吸引力は距離の逆数に二次的に増加し、磁石16とマグ
ネットローラ10間に強力な磁界が形成され、マグネッ
トローラ10の回転トルクは急激に増加し、磁石取付板
12は急激に時計回りに回転する(図6)。
【0027】図7は、プロセスカートリッジの駆動系の
系統図を模式的に表したものである。マグネットローラ
10への回転は、感光ドラム2に圧入され、一体となっ
ているドラムギア21は軸26上で軸方向へ移動自在な
アイドラギア19にかみ合い、軸26に対しては軸方向
へは移動しないように取り付けられたアイドラギア20
とカップリングギア18がかみ合い、カップリングギア
18がカップリング25を介してマグネットローラ10
に連結されていることにより成り立っている。ドラムギ
ア21への駆動伝達は不図示の複写機本体側のギアから
なされる。
【0028】ここでアイドラギア19の側面(アイドラ
ギア20と面する方)には円周方向に沿って登ること約
60°の斜面をもった山型の突起を複数有しており、又
アイドラギア20の側面(アイドラギア19と面する
方)には上記突起に相対するように同形状のくぼみを有
している。即ち、アイドラギア19,20は爪クラッチ
で連結されており、両者は軸方向へ図示しないばねによ
り圧せられている。両アイドラギア19,20はこの山
型突起とくぼみが連結する事によって回転が伝達する構
成となっている。従って構成上からわかるようにある一
定の回転負荷がマグネットローラ10側が持つと、両ア
イドラギア19,20の連結部は、ばねに抗してアイド
ラギア19が軸26上をすべってはずれドラムギア21
からの回転がアイドラギア20及びその下流側の構成部
品には伝達されないように動作する(動作トルク約1k
gf−cm〜3kgf−cm)。
【0029】さて、図6において磁石16の移動によっ
て、マグネットローラ10の回転トルクが急激に大きく
なることによって上述したようにスラスト位置決めをな
されたアイドラギア20に対してアイドラギア19が図
7の下側へ逃げる。
【0030】このアイドラギア19のスラスト移動動作
によって、充満検知センサー(不図示)がオンーオフさ
せられる。クリーニングブレード6直後にマグネットロ
ーラ10なる磁気を有する回転部材を配した為に、マグ
ネットローラ10の負荷トルクを検出しにくい場合で
も、以上のような構成で確実にクリーニング容器8の排
トナー充満を検知できるようになった。
【0031】(第2の実施例)図8から図11に実施例
2を示す。図においてクリーニング容器8内の多数の黒
点の範囲は回収された残留トナー、即ち排トナーを表示
している。排トナーの圧力を受けて回動する磁石取付板
12を仕切板15に対してトナー搬送部材なるマグネッ
トローラ10のある領域内に収めるように配置すること
で、充満検知を行なうまでのクリーニング容器8内の排
トナー密度をさらに上げることができ、又、収容断面積
も広げることができる。よって結果的に排トナー容量を
増やすことができるのである。
【0032】図8は第2の実施例の構成を示す断面図で
ある。仕切板15のクランク形状の下部の右側に磁石取
付板12が配置されている。この磁石取付板12は前実
施例と同じく仕切板15に一体の軸支持用ブラケット1
5aに同様にその中間が取り付けられている。この磁石
取付板12はねじりコイルばね13によって反時計まわ
りに付勢されていて、自重を含め反時計まわりに約50
gf−cm〜200gf−cmのモーメントが作用した
状態で不図示のストッパーに阻止されて静止している。
磁石取付板12は仕切板15に近い一端の3角形状をし
た断面をもつ図の紙面に直交する方向に延在する端部1
2bに下から排トナーの圧力を受け、他端には磁石16
を具備する構成となっている。磁石取付板12の下方で
かつクリーニングブレード6直後の位置にマグネットロ
ーラ10が配設されており、反時計まわりに回転して、
クリーニングブレード6によってかき取られた残留トナ
ーをクリーニング容器8奥側(図8上左側)へ搬送して
いる。マグネットローラ10の左上の母線に先端が接し
て、マグネットローラ10の周面の移動方向に対向して
かき取り部材11が設けられ、かき取り部材11はクリ
ーニング容器8の底板に固定した支持部材11aに固定
されている。
【0033】図9〜11はその動作の様子を順を追って
説明している。クリーニングブレード6、マグネットロ
ーラ10で送られた排トナーはかき取り部材11、支持
部材11aへ進められ、トナー送り羽根部材17によ
り、クリーニング容器8の最奥部へ案内される。この排
トナーは図10に示すとおり仕切板15の左側部に充満
する。そして、しだいに仕切板15とマグネットローラ
10の間の空間に進入してきて、磁石取付板12の端部
12bに圧力を及ぼすようになる。この力によって磁石
取付板12に時計まわりのモーメントが働くようにな
る。すると磁石取付板12は時計まわりに回動を始め、
磁石16がマグネットローラ10に近づいてきて、或程
度以上に近づくと、急速に時計周りに回転する(図1
1)。このため磁石16とマグネットローラ10間で形
成される磁界でマグネットローラ10の回転負荷が急激
に増加する。
【0034】その後は、実施例1で説明したように駆動
系に組み込んだトルクリミッター機構によってその回転
トルクの増加を検知し、クリーニング容器8の充満を検
知する信号を送る。
【0035】上述した第2の実施例の構成にすることで
仕切板15の奧側で排トナーが充分密度が高くなってか
ら、仕切板15右側のマグネットローラ10の領域内へ
排トナーが送り込まれこの排トナーで磁石取付板12を
回動させるようにしたから、磁石16が接近しマグネッ
トローラ10の回転負荷が急増した時点でのクリーニン
グ容器8内部の排トナー容量を増やすことができた。
【0036】(第3の実施例)図12、図13に実施例
3を示す。図において多数の黒点は残留トナー(排トナ
ー)を表わす。この実施例3は前実施例2においてマグ
ネットローラ10をなくし、マグネットローラ10のあ
った位置にトナー送り羽根部材17を配設したものであ
る。この場合トナー送り羽根部材17は鉄製である。即
ち、クリーニングブレード6直後のトナーの搬送手段と
しては、マグネットローラ10なる磁界発生手段に限る
ものではなく、鉄等の磁性体であれば良い(図12)。
又このとき磁性体であるトナー送り羽根部材17自体に
トナーを搬送する能力があるので、更に送り羽根は不要
である。
【0037】従来、この形状のトナー送り羽根部材の回
転負荷の増加をトナー送り羽根部材の駆動系に介装した
回転トルク検知手段で検知していたのだが、クリーニン
グ容器8が充分に充満になる前にトナーを送り込む動作
によって誤検知をする場合がみられた、特に、高温多湿
の環境下でトナーの流動性が悪いときや、原稿を押える
圧板を開けた状態でブック物をコピーするときブック物
の外側の原稿台を圧板で遮光できないために生じる局所
的な大量の排トナーがクリーニング容器8に入ったとき
などに誤検知を起こしていた。
【0038】本実施例の場合には、トナー送り羽根部材
17の駆動系において検知するトルクの値を高めに設定
し、磁石によりトナー送り羽根部材17の回転トルクが
上昇したときはそのトルク値以上に急激に増加するよう
に設定することで、いかなる環境下、あるいは条件下で
も誤検知しないように構成することができた。
【0039】(第4の実施例)図14、図15は実施例
4を示す。図においてクリーニング容器8内の多数の黒
点は回収された残留トナーを表わしている。マグネット
ローラを第1の排トナー搬送手段として配設するときに
クリーニング容器8の断面が比較的小さい場合には第1
の実施例において記載したトナー送り羽根部材17は不
要である。
【0040】図14、図15では図1においてトナー送
り羽根部材17を設けておらず、クリーニング容器8の
容積は小さい。その他の点は図1と同じ構成である。本
例ではマグネットローラ10の搬送力は大きくないとし
ても、図15に示すように、クリーニング容器8の容積
が小さい故にクリーニング容器8には排トナーは黒点の
ようにクリーニング容器8の奥側に充満し、磁石取付板
12を作動させることができる。
【0041】上記各実施例は画像形成装置に着脱可能な
プロセスカートリッジについてのべたが、クリーニング
装置のみを画像形成装置に着脱可能な場合及びクリーニ
ング装置を画像形成装置に組付けた場合にも本発明が適
用されるものである。又、プロセスカートリッジとして
は、実施例以外に現像手段を更に加えて構成したものに
ついて本発明は成立つものである。
【0042】
【発明の効果】本発明の第1の発明によれば、クリーニ
ングブレード直後の残留現像剤の第1の搬送手段に残留
現像剤がクリーニング容器へ充満すると接近する部材
と、第1の搬送部材との間で磁気吸引力が大きくなる磁
界発生手段を構成することによって、残留現像剤搬送手
段が円型の断面をもつような形状でそれ自体で残留現像
剤の充満による回転トルクの増加を検知できない場合で
も、確実に残留現像剤がクリーニング容器内に充満した
ことを検知できるようになった。残留現像剤搬送手段と
して例えば特に残留現像剤回収性に優れているマグネッ
トローラはこれに該当する例だが、確実に作動する残留
現像剤の充満の検知手段を構成できるようになった。加
えて、第1の搬送部材に磁気吸引される部材を第1の搬
送手段の上方のクリーニング容器部に配置することで、
充満してくる残留現像剤が最終段階にきて、はじめて第
1の搬送部材に磁気吸引される部材を作動させるという
ことができる。これにより所定の容量を残留現像剤で満
たす前に充満と検知する誤認識の確率も減少し、より的
確なタイミングでクリーニング容器への残留現像剤の充
満検知を作動させることができるようになった。又、同
じクリーニング容器の容積でもより多い残留現像剤を収
容するという効果もでてきた。
【0043】又第1の搬送手段として従来の送り羽根部
材を配置した場合でも本発明を実施することができる。
この場合、高温多湿環境下で残留現像剤の流動性が著し
く悪い場合や、原稿圧板を開放してブック物をコピーす
るときに局所的に大量の残留トナーが流れ込んできた場
合など従来なら、残留現像剤の充満前なのに誤検知して
いた状態に対して検知トルクを高めに設定して、第1の
搬送手段に磁気吸引される部材が磁気吸引されて第1の
搬送手段の回転トルクが増加する以外には残留現像剤充
満として作動しないようにすることができるのである。
【0044】本発明の第2の発明は、第1の発明におい
て、磁性体の第1の搬送手段を用いて好適に実現でき
る。
【0045】本発明の第3の発明は、第1の発明におい
て磁界発生手段の第1の搬送手段を用いて好適に実現で
きる。
【0046】本発明の第4の発明は、第1から第3の発
明の何れか1つに記載の発明において、第1の搬送手段
とクリーニング容器の奥側とを仕切る仕切り部材を設け
たのでクリーニング容器内の残留トナーが充満して来な
い限り、残留現像剤により力を加えられて第1の搬送部
材に向かって移動可能な部材に作用しないので、クリー
ニング容器中に残留現像剤が充満しない内に、残留現像
剤の充満が検知されるという誤検知がなくなる。
【0047】本発明の第5の発明は、第4の発明におい
て、仕切り部材は第1の搬送手段によるクリーニング容
器奥側への搬送路を除いてクリーニング容器を仕切るも
のであることにより、残留現像剤は確実にクリーニング
容器を充満させ、充満後に第1の搬送部材の回転トルク
を増大させることができる。
【0048】本発明の第6の発明は、第4の発明におい
て、仕切り部材はクリーニング容器奥側へ充満した残留
現像剤が仕切り部材とクリーニングブレード間の空間へ
還流するのを制限するように限定的に設けられているこ
とにより、残留現像剤がクリーニング容器に充満後に仕
切り板側から第1の搬送手段側へ若干還送するようにし
てからクリーニング容器への残留現像剤の充満を検知す
るので、クリーニング容器の残留トナー収容容積を増大
することができる。
【0049】本発明の第7の発明は、第4又は第5の発
明において、クリーニング容器に充満して来た残留現像
剤により力を加えられて移動可能で、第1の搬送手段に
磁気吸引される部材は、前記力を加えられる受圧部を仕
切板よりもクリーニング容器奥側に配したので、クリー
ニング容器の奥側から、第1の搬送手段とこの第1の搬
送手段に磁気吸引する部材側へは残留現像剤が進入しな
いので残留現像剤のクリーニング容器の充満の検知が残
留現像剤に妨げられることなく、確実に行われる。
【0050】本発明の第8の発明は第4又は第6の発明
においてクリーニング容器に充満して来た残留現像剤に
より力を加えられて移動可能で、第1の搬送手段に磁気
吸引される部材は、前記力を加えられる受圧部を仕切板
よりもクリーニングブレード側に配したことにより、ク
リーニング容器へ充満させる残留現像剤の量をより多く
にすることができる。
【0051】本発明の第9の発明は、像担持体、クリー
ニング装置、帯電手段、現像手段の内少くとも像担持体
とクリーニング装置を備えた画像形成装置に着脱可能な
プロセスカートリッジにおいて、第1から第8の発明の
何れか1つのクリーニング装置を備えたから、クリーニ
ング容器に残留現像剤(排現像剤)が充満したことが確
実に把握されるという効果があり、プロセスカートリッ
ジのリサイクル時期の把握を的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の縦断面図である。
【図2】図1の作用を示す縦断面図である。
【図3】図1の作用を示す縦断面図である。
【図4】図1の作用を示す縦断面図である。
【図5】図1の作用を示す縦断面図である。
【図6】図1の作用を示す縦断面図である。
【図7】図1におけるマグネットローラの駆動系統を示
す展開断面図である。
【図8】本発明の実施例2の縦断面図である。
【図9】図8の作用を示す縦断面図である。
【図10】図8の作用を示す縦断面図である。
【図11】図8の作用を示す縦断面図である。
【図12】本発明の実施例3の縦断面図である。
【図13】図12の作用を示す縦断面図である。
【図14】本発明の実施例4の縦断面図である。
【図15】図14の作用を示す縦断面図である。
【図16】画像形成装置の縦断面図である。
【図17】従来例のプロセスカートリッジの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
2 感光ドラム 3 帯電ローラ 6 クリーニングブレード 8 クリーニング容器 10 マグネットローラ 12 磁石取付板 15 仕切板 16 磁石 17 トナー送り羽根部材 27 現像手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーニング容器と、像担持体上の残留
    現像剤を清掃するクリーニングブレードを有し、かつク
    リーニング容器内にクリーニングブレードが清掃した残
    留現像剤をクリーニング容器の奥側へ送る1つ以上の搬
    送手段を有するクリーニング装置において、前記搬送手
    段のうちクリーニングブレード近傍に位置する第1の搬
    送手段の近傍まで、クリーニング容器に奥側から充満し
    て来た残留現像剤により力を加えられて移動可能で、第
    1の搬送手段に磁気吸引される吸引部材を有することを
    特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の搬送手段が磁性体であること
    を特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の搬送手段が磁界発生手段であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装
    置。
  4. 【請求項4】 第1の搬送手段とクリーニング容器の奥
    側とを仕切る仕切り部材を設けたことを特徴とする請求
    項1から3の何れか1つに記載クリーニング装置。
  5. 【請求項5】 仕切り部材は第1の搬送手段によるクリ
    ーニング容器奥側への搬送路を除いてクリーニング容器
    を残留現像剤が移動しないように仕切るものであること
    を特徴とする請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 仕切り部材はクリーニング容器奥側へ充
    満した残留現像剤の仕切り部材とクリーニングブレード
    間の空間への還流を制限するように限定的に設けられて
    いることを特徴とする請求項4に記載のクリーニング装
    置。
  7. 【請求項7】 クリーニング容器に充満して来た残留現
    像剤により力を加えられて移動可能で、第1の搬送手段
    に磁気吸引される部材は、前記力を加えられる受圧部を
    仕切板よりもクリーニング容器奥側に配したことを特徴
    とする請求項4又は5に記載のクリーニング装置。
  8. 【請求項8】 クリーニング容器に充満して来た残留現
    像剤により力を加えられて移動可能で、第1の搬送手段
    に磁気吸引される部材は、前記力を加えられる受圧部を
    仕切板よりもクリーニングブレード側に配したことを特
    徴とする請求項4又は6に記載のクリーニング装置。
  9. 【請求項9】 像担持体、クリーニング装置、帯電手
    段、現像手段の内少なくとも像担持体とクリーニング装
    置を備えた画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリ
    ッジにおいて、請求項1から8の何れか1つに記載のク
    リーニング装置を備えたことを特徴とするプロセスカー
    トリッジ。
JP6329504A 1994-12-02 1994-12-02 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ Pending JPH08160824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6329504A JPH08160824A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6329504A JPH08160824A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08160824A true JPH08160824A (ja) 1996-06-21

Family

ID=18222118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6329504A Pending JPH08160824A (ja) 1994-12-02 1994-12-02 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08160824A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030269A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006030269A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3657142B2 (ja) トナー搬送装置
JPH06186844A (ja) 現像剤収納容器及び現像剤補給装置
JPH0546026A (ja) トナー残量検出装置
EP0604191B1 (en) Developing device and image forming apparatus
JP4678758B2 (ja) トナー搬送スクリューと該このトナー搬送スクリューを備えた画像形成装置
JPH10301393A (ja) 現像器
JPH08160824A (ja) クリーニング装置及びプロセスカートリッジ
JP3384912B2 (ja) 画像形成装置
JP3248822B2 (ja) 画像形成装置
JP2010224284A (ja) 廃トナー回収装置及び画像形成装置
JP3600452B2 (ja) 画像形成装置
JP3138034B2 (ja) 画像形成装置
JPH0792875A (ja) 電子写真記録装置
JP2928376B2 (ja) 画像形成装置
JPH05265356A (ja) 画像形成装置
JPH07210048A (ja) トナー再利用装置
JP3369286B2 (ja) トナー供給装置
JP2002287588A (ja) 画像形成装置
JPS616679A (ja) 廃トナ−回収装置
JPH08248748A (ja) 現像装置
JP3973791B2 (ja) 画像形成装置のプロセスカートリッジ、画像形成装置
JPH11316529A (ja) トナーリサイクル装置
JP3914697B2 (ja) 画像形成装置
JPH0315885A (ja) クリーニング装置
JPH11160990A (ja) 現像装置及び電子写真画像形成装置