JPH08160743A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH08160743A
JPH08160743A JP33091094A JP33091094A JPH08160743A JP H08160743 A JPH08160743 A JP H08160743A JP 33091094 A JP33091094 A JP 33091094A JP 33091094 A JP33091094 A JP 33091094A JP H08160743 A JPH08160743 A JP H08160743A
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JP
Japan
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developer
blade
contact surface
toner
developing
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JP33091094A
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Satoshi Inami
聡 居波
Atsutoshi Ando
温敏 安藤
Junichi Kato
淳一 加藤
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本出願に係る発明の目的は、弾性ブレードと
現像スリーブ間に均一な当接圧を得るために、ブレード
と現像容器の固定の安定性を高め、ブレードの倒れを防
ぎ、安定した均一の濃度を得ることと、現像容器との接
触面からのトナー漏れを防止することのできる現像装置
を提供することにある。 【構成】 現像容器8のブレード取り付け部8aとブレ
ード4との接触面に、現像スリーブ3側の下端から、例
えば4mm程度のところに、幅2mm、奥行き1.5m
m程度の溝を設け、その溝に、トナー漏れ防止シール1
2として、例えば幅2mm、奥行き2.5mm角程度の
発泡ポリウレタンを両面テープ13により現像容器8側
に貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置等の画像
形成装置に用いられる一成分現像剤を使用する現像装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一成分現像方式の画像形成装置の一例を
図6に示す。図6において、1は像担持体としての感光
ドラム、2は帯電ローラ、3はアルミニウムやステンレ
ススチールのパイプから形成された現像剤担持体として
の非磁性現像スリーブで、現像スリーブ3は、現像装置
の一成分現像剤としての磁性トナー5を収容した現像容
器8の感光ドラム1に対向した開口部の箇所に回転自在
に設置されている。この現像スリーブ3内には、磁極
N、Sが交互に複数個形成された磁石31が、現像スリ
ーブ3の回転に対して不動に設置されており、この磁石
31の磁気作用により、現像容器8内のトナー5が、矢
印R2方向へ回転する現像スリーブ3の表面上に担持さ
れる。
【0003】現像スリーブ3の上方には、現像剤規制部
材としての弾性ブレード42が、現像容器8に取り付け
られた支持部材たる板金41に接着して取り付けられ、
ホットメルト溶着により現像容器8のブレード取り付け
部8aに取り付けられている。弾性ブレード42は、現
像スリーブ3上に上方から垂下して、現像スリーブ3の
矢印R2で示す回転方向と逆向きに伸びた自由端部の腹
部で現像スリーブ3上に当接している。従って、現像ス
リーブ3上に担持されたトナー5は、弾性ブレード42
が当接する箇所を通過する間にその層厚を規制され、こ
れにより現像スリーブ3上の薄層のトナー層が形成され
る。
【0004】そして、この現像スリーブ3上のトナー層
は、現像スリーブ3の回転により感光ドラム1と対向し
た現像部へと搬送され、そこで感光ドラム1上に形成さ
れている潜像にトナー5が供給、付着されて、これによ
り潜像が現像されてトナー像として可視化される。
【0005】得られたトナー像は、転写装置(転写ロー
ラ)9により転写材10上に転写される。転写ローラ9
によりトナー像が転写された転写材10は、定着装置
(図示せず)に搬送され、そこで熱及び圧力によりトナ
ー像が転写材10上に定着され永久画像とされた後、画
像形成装置の機外に排出される。
【0006】一方、感光ドラム1は、転写されずにその
表面上に残ったトナーをクリーニング装置6により清掃
・除去された後、再び帯電ローラ3によって帯電され、
上記画像形成工程を繰り返す。
【0007】尚、以上のような画像形成装置において
は、メンテナンスを容易にするために、現像装置102
を現像プロセスユニットとし、感光ドラム1、帯電ロー
ラ2、及びクリーニング装置6を一体化して画像形成プ
ロセス・クリーニングユニット101とし、これら各プ
ロセスユニットを装置本体に着脱自在な構成として設置
することが行われる。更に上記二つのユニットをプロセ
スカートリッジとして一体化して、メンテナンスを一層
簡単にしたものも普及している。
【0008】ところで、上記画像形成装置では、ブレー
ド4は現像容器8に固定されているが、物流、またはユ
ーザーがその現像装置102をプリンター本体に装着し
て使用したとき等の振動により、ブレード4と現像容器
8の接触面を通じてのトナー漏れ等が発生し易い。その
ため、トナー漏れ防止策として、図6のように接触面を
形成する現像容器8のブレード取り付け部8aの現像ス
リーブ3側の下面に、現像剤漏れ防止部材として、発泡
ポリウレタンから成るトナー漏れ防止シール12を設け
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように取り付けたトナー漏れ防止シール12は、
図6に示すP方向には動き易いため、弾性ブレード42
とブレード取り付け部8aとの接触面へのトナー侵入が
生じ、トナー漏れを完全に防ぎ切れないという問題があ
った。
【0010】またトナー漏れ防止シール12をブレード
取り付け部8aの下面に設けたことで、弾性ブレード4
2で削り取られたトナー5の動きを悪くし、トナーの循
環を悪くするという問題があった。
【0011】更に、近年、電子写真画像の解像度の向上
を目的として、トナーの粒径を6〜9μm程度に小粒径
化する傾向あるため、以下のような問題も発生してい
る。
【0012】小粒径化したトナーは、粒径の大きなトナ
ーに比べて単位体積当たりの粒子数が多いために、各ト
ナー粒子に均等に現像スリーブやブレード表面との接触
の機械を与えにくく、均一に帯電させることが難しい。
特に非接触現像方式の現像装置では、トナーの帯電効率
が低く、トナーの不均一帯電が生じ易く、画像濃度、及
び解像度が低下し、非画像部のカブリやトナーの飛散が
悪化する。
【0013】このため、小粒径のトナーに均一な帯電を
行うには、弾性ブレード42と現像スリーブ3間の当接
圧が、長手方向にも、寿命枚数までにおいても一定に保
たれていなければならず、そのためには、ブレードが現
像容器に確実に安定した固定がされていなければならな
い。
【0014】しかしながら、以上のようにトナー漏れ防
止シール12がP方向に移動することにより、弾性ブレ
ード42の安定性が悪くなり、現像スリーブ3に対する
当接圧が変化し、上記長手方向における当接圧を寿命枚
数まで一定に保つことは困難であった。
【0015】また、ブレード4は現像容器8にネジ等で
固定されることが多いが、この場合には、より一層その
接触面で隙間ができ易く、その隙間を通じてトナーが漏
れるという問題もある。
【0016】特に板金と板金、あるいはそれに相当する
剛性のある部材とで弾性ブレード42を挟み込む方法に
おいては、現像容器8のブレード取り付け部8aとの接
触面が、板金あるいはそれに相当する剛性のある部材で
あるため、ブレード取り付け部8aの接触面との密着性
が悪く、そこを通じてトナー漏れが起き易い。
【0017】本出願に係る発明の目的は、弾性ブレード
と現像スリーブ間に均一な当接圧を得るために、ブレー
ドと現像容器の固定の安定性を高め、ブレードの倒れを
防ぎ、安定した均一の濃度を得ることと、現像容器との
接触面からのトナー漏れを防止することのできる現像装
置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、現像剤を収容せしめる現像容器と、該現像容器の
開口部に回転自在に配設された現像剤担持体と、一方の
端部を上記現像容器に直接または支持部材を介して取り
付けられ、他方の自由端を上記現像剤担持体に当接させ
て配設された弾性体の現像剤規制部材とを備え、上記現
像剤担持体上の現像剤量を上記現像剤規制部材で規制し
て、上記現像剤担持体上に現像剤の薄層を形成しなが
ら、現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、形成
された潜像を現像して可視化する現像装置において、上
記現像容器の上記現像剤規制部材あるいは上記現像剤規
制部材の支持部材との接触面には、該接触面の上記現像
剤担持体側の下端を含まない位置に、溝が設けられてお
り、該溝に現像剤漏れ防止部材を設けていることにより
達成される。
【0019】
【作用】本発明によれば、現像容器の現像剤規制部材あ
るいは該現像剤規制部材の支持部材との接触面には、該
接触面の現像剤担持体側の下端を含まない位置に、溝が
設けられており、該溝に現像剤漏れ防止部材が設けられ
ているので、現像容器と現像剤規制部材との接触部位か
らの現像剤の侵入を防ぎ、現像剤規制部材と現像容器間
の現像剤漏れを防ぐ。更に、上記溝は上記接触面の現像
剤担持体側の下端を含まない位置に設けられているの
で、上記溝によって現像容器の現像剤規制部材との接触
面の短手方向の長さを侵食することが無く、現像剤規制
部材は現像容器に安定して取り付けられる。従って、現
像剤担持体が現像剤規制部材に当接して回転し、現像剤
規制部材に力がかかっても、現像剤規制部材が現像容器
の接触面から離間することが無く、常に現像剤規制部材
が現像容器の接触面に沿うように取り付けられ、現像剤
担持体との当接圧が安定して得られ、寿命枚数まで均一
の濃度が得られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0021】(第1の実施例)図1は本発明の現像装置
の一例を示す断面図である。同図において、1は像担持
体としての感光ドラム、8は現像容器であり、5は一成
分磁性現像剤である磁性トナーである。そして、感光ド
ラム1と対向した開口部に、固定マグネットネット31
が内包された現像剤担持体としての非磁性の現像スリー
ブ3が回転自在に設置され、現像スリーブ3上には、現
像剤規制部材としての弾性ブレード4bが当接されてい
る。
【0022】本実施例によれば、現像スリーブ3は、直
径16mmのアルミニウムパイプからなり、図中矢印A
方向に周速50mm/秒で回転される。この現像スリー
ブ3内の固定マグネット31は、磁束密度75mTの4
極の磁極N1、S1、N2、S2が交互に配置されている。
【0023】現像容器8内のトナー5は、マグネット3
1の磁気力により現像スリーブ3上に担持され、現像ス
リーブ3に当接した弾性ブレード4bにより規制され
て、所定の厚みのトナー層に形成される。トナー層に形
成されたトナー5は、現像スリーブ3の回転に伴い感光
ドラム1と対向した現像部に搬送され、感光ドラム1上
の潜像の現像に供される。
【0024】本発明は、鉄ブレード、上述した弾性ブレ
ードをホットメルト溶着したブレード等、どの形状のブ
レードにおいても有効であるが、以下の実施例では、特
にトナー漏れの起き易い板金4aと板金4cで弾性ブレ
ード4bを挟み込む方式を例にとり説明する。
【0025】ブレード4は、支持部材たる支持板金4a
と押さえ板金4cによって挟み込まれた弾性ブレード4
bと、スぺーサー4dからなっている。弾性ブレード4
bは、ウレタン、ナイロン、シリコーン等のゴム部材で
ある。支持板金4aと押さえ板金4cは金属、あるいは
それに相当する剛性のある材質であれば良く、アルミニ
ウム、ステンレス、鉄等が代表的である。支持板金4a
と弾性ブレード4b間は作業性を良くするために粘着物
等により、仮止めの役割として貼り付けても良い。スぺ
ーサー4dは、押さえ板金4cが支持板金4aに対し傾
かないように、平行に挟み込み一定の圧力で押さえ込む
ための部材である。スぺーサー4dは、ブレード4の長
手方向全域に取り付けなくても良く、ブレード4を現像
容器8に固定するためのネジ止め位置だけに取り付けた
だけでも良い。ブレード4と現像容器8への固定はネジ
等により行われる。本実施例ではブレードは以下の部材
を用いて構成されている。
【0026】 弾性ブレード4b : ウレタンゴム 厚み=1.1mm スぺーサー4d : アクリル樹脂 厚み=1.1mm 支持板金4a、押さえ板金4c: 鋼材 厚み=1.5mm
【0027】本実施例によれば、現像容器8のブレード
取り付け部8aとブレード4との接触面には、現像スリ
ーブ3側の下端から4mmのところに、幅2mm、奥行
き1.5mmの溝を設けてあり、その溝に、トナー漏れ
防止シール12として幅2mm、奥行き2.5mm角の
発泡ポリウレタンを現像容器8側に貼り付けてある。1
3はトナー漏れ防止シール12を貼り付けるための両面
テープである。
【0028】現像スリーブ3とブレード4とそのブレー
ド4に固定される現像容器8の接触面の拡大図を図2に
示す。
【0029】ブレード4は、ネジ11の位置から接触面
の現像スリーブ3側の下端までの長さL0が長いほど、
安定して現像容器8に固定できる。例えば、図2(b)
のように、溝をブレード取り付け部8aの下面位置まで
下げ、この溝にトナー漏れ防止シール12を設けた場合
には、ネジ11の位置から接触面の現像スリーブ3側の
下端までの長さL1は、このようなトナー漏れ防止シー
ル12の無い場合の接触面の長さL0よりも短いため、
接触面に対する垂直方向に関して安定性が無くなり、現
像スリーブ3がブレード4に当接し回転した場合に、ブ
レード4にかかる力等により図中A方向の倒れが起き易
くなる。
【0030】それに対し、図2(a)のように接触面の
現像スリーブ3側の下端を含まないところに、トナー漏
れ防止シール12を設けることで、支持板金4aとブレ
ード取り付け部8aとの接触面の長さL0が短くなるこ
とがないため、現像スリーブ3がブレード4に当接して
回転しても、ブレード4にかかる力等によるブレード4
の矢印A方向の倒れを防ぎ、常にブレード4がブレード
取り付け部8aの接触面に沿うように固定されるため、
現像スリーブ3との当接圧が安定して得られ、寿命枚数
まで均一の濃度が得られる。
【0031】更に、このようにブレード4の支持板金4
aがブレード取り付け部8aに対して安定して固定さ
れ、しかもトナーの侵入経路にはトナー漏れ防止部材1
2が取り付けられているため、支持板金4aとブレード
取り付け部8aとの接触面からのトナー漏れを防ぐこと
が可能である。
【0032】このように、ブレード4を現像容器8にネ
ジ等で固定するような場合は、トナー5が支持板金4a
と現像容器8を伝わり支持板金4aのネジ穴から漏れる
のを防ぐため、トナー漏れ防止シール12の位置は、上
述したように接触面の現像スリーブ3側の下端を含まな
い位置より上側で、かつネジ穴位置以下であることが必
要である。
【0033】尚、トナー漏れ防止シール12は、発泡ポ
リウレタンのような極め細やかなスポンジ類、あるいは
シリコーンゴム等のかなり弾性のあるゴム類等が適して
いる。
【0034】以上のように、トナー漏れ防止シール12
をブレード取り付け部8aの接触面の現像スリーブ3側
の下端を含まない位置に設けることで、トナー漏れを防
ぎ、かつ、ブレード4と現像スリーブ3との当接圧の変
化による濃度薄を防止することが可能となる。
【0035】(第2の実施例)本実施例では、第1の実
施例のトナー漏れ防止シール12が支持板金側に接着、
あるいは貼り付けてある場合である。
【0036】図3は、トナー漏れ防止シール12の設置
位置の拡大図である。本実施例では第1の実施例と同じ
構成のブレード4であり、トナー漏れ防止シール12は
支持板金4a側に両面テープ13で貼り付けてある。ト
ナー漏れ防止シール12は、接着剤で支持板金4aに接
着しても構わない。
【0037】本実施例の特徴とするところは、両面テー
プの面はトナーがすり抜けないので、トナーがすり抜け
られる可能性のあるルート(図中B方向)を、図3のよ
うにコの字型にしてトナーがすり抜けづらくすること
で、トナー漏れ防止シール12の効果と併せて、トナー
漏れを完全に抑えることが可能となる。
【0038】更に、第1の実施例で述べたように、支持
板金4aと現像容器8の接触面のネジ11の位置から現
像スリーブ3側の下端までの長さL0を減らすことが無
いため、ブレード4の矢印A方向の倒れを防ぎ、現像ス
リーブ3との当接圧が安定して得られる。
【0039】以上のように、トナー漏れ防止シール12
を支持板金4a側に、現像容器8側の接触面の現像スリ
ーブ3側の下端を含まない位置に設けることで、トナー
漏れを防止しつつ、ブレード4と現像スリーブ3との当
接圧の変化による濃度薄を防止し、トナーシール性を高
めることが可能となる。
【0040】(第3の実施例)本実施例は、第1の実施
例の構成であるブレード4において、現像容器8側の接
触面に設けたトナー漏れ防止シール12の貼り付けるた
めの溝に段差を付けた形状にしたものである。
【0041】本実施例の現像容器8のブレード4を固定
する接触面の拡大図を図4に示す。本実施例は、第1の
実施例と同様にトナー漏れ防止シール12を現像容器8
側の接触面の現像スリーブ3側の下端を含まない位置に
設けることで、ブレード4の矢印A方向の倒れを防ぎ、
ブレード4と現像スリーブ3との当接圧の変化による濃
度薄を防止することが可能となる。
【0042】更に本実施例では、現像容器8側の接触面
に設けたトナー漏れ防止シール12の貼り付けるための
溝に段差を付けた形状にしたことにより、以下の効果が
現れる。
【0043】図4(a)において、高さのあるトナー漏
れ防止シール12が貼り付けられ、ブレード4の支持板
金4aが固定されたときに、その支持板金4aによりト
ナー漏れ防止シール12の潰れ量は大きいため、トナー
漏れ防止シール12は図4(b)のX方向に潰れるだけ
でなく、Y方向にも広がろうとする。そのため、図5の
ように溝に段差がない場合、X方向に潰れ切れない量が
支持板金4aと現像容器8との接触面上のY方向に広が
り、接触面が平面でなくなるため、図のように、ブレー
ド4を固定するには不安定となってしまう。これに対
し、図4(b)のような本実施例では溝に段差を付けた
形状にしたことにより、Y方向に広がったトナー漏れ防
止シール12の逃げ道を作り、支持板金4aと現像容器
8との接触面がトナー漏れ防止シール12によって凹凸
状態になることを防止することが可能となる。
【0044】以上の構成によって、トナー漏れ防止シー
ル12の高さがばらつきが大きくとも問題が無い。ま
た、トナー漏れ防止シール12の高さを高くすることが
可能となり、トナー漏れのシール性が非常に高まるとい
う利点がある。
【0045】本実施例での溝の形状は、現像容器8側の
接触面の現像スリーブ3側の下端から4mmのところ
に、幅2mm、奥行き3mmの溝の寸法に、図4(a)
中のt=1mm、s=2mmの段差を設け、トナー漏れ
防止シール12は発泡ポリウレタンで、幅2mm、高さ
5.5mmの背の高いものである。
【0046】以上のように、現像容器8側の接触面に設
けたトナー漏れ防止シール12の貼り付けるための溝に
段差を設けることで、トナー漏れ防止シール12の潰れ
によって接触面上に広がり、接触面が凹凸状態になるの
を防ぎ、背の高いトナー漏れ防止シール12を使用する
ことができることからトナー漏れのシール性を高めるこ
とが可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像容器の現像剤規制部材あるいは該現像剤規制部材の
支持部材との接触面には、該接触面の現像剤担持体側の
下端を含まない位置に、溝が設けられており、該溝に現
像剤漏れ防止部材が設けられているので、現像剤規制部
材と現像容器間の現像剤漏れを防ぐことが可能であると
共に、現像剤規制部材と現像容器の接触面の短手方向の
長さが短くなることがないため、現像剤規制部材の接触
面から離間する方向の倒れを防ぎ、常に現像剤規制部材
が現像容器の接触面に沿うように固定され、現像剤担持
体との当接圧が安定して得られ、寿命枚数まで均一の濃
度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例における現像装置の
断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるトナー漏れ防止
シールの位置関係を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるブレード付近の
拡大図である。
【図4】本発明の第3の実施例におけるブレード付近の
拡大図である。
【図5】段差の無い溝の場合のブレード付近の拡大図で
ある。
【図6】従来例を示す画像形成装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 3 現像スリーブ(現像剤担持体) 4a 支持板金(支持部材) 4b 弾性ブレード(現像剤規制部材) 5 トナー(現像剤) 8 現像容器 12 トナー漏れ防止シール(現像剤漏れ防止部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 淳 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収容せしめる現像容器と、該現
    像容器の開口部に回転自在に配設された現像剤担持体
    と、一方の端部を上記現像容器に直接または支持部材を
    介して取り付けられ、他方の自由端を上記現像剤担持体
    に当接させて配設された弾性体の現像剤規制部材とを備
    え、上記現像剤担持体上の現像剤量を上記現像剤規制部
    材で規制して、上記現像剤担持体上に現像剤の薄層を形
    成しながら、現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送
    し、形成された潜像を現像して可視化する現像装置にお
    いて、上記現像容器の上記現像剤規制部材あるいは上記
    現像剤規制部材の支持部材との接触面には、該接触面の
    上記現像剤担持体側の下端を含まない位置に、溝が設け
    られており、該溝に現像剤漏れ防止部材を設けているこ
    とを特徴とする現像装置。
JP33091094A 1994-12-09 1994-12-09 現像装置 Pending JPH08160743A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10620564B2 (en) 2017-11-22 2020-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Developing device having a regulating blade of resin

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10620564B2 (en) 2017-11-22 2020-04-14 Canon Kabushiki Kaisha Developing device having a regulating blade of resin

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