JPH081604Y2 - 作業用車両の作業機連結用ヒッチ - Google Patents
作業用車両の作業機連結用ヒッチInfo
- Publication number
- JPH081604Y2 JPH081604Y2 JP1989077175U JP7717589U JPH081604Y2 JP H081604 Y2 JPH081604 Y2 JP H081604Y2 JP 1989077175 U JP1989077175 U JP 1989077175U JP 7717589 U JP7717589 U JP 7717589U JP H081604 Y2 JPH081604 Y2 JP H081604Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hitch
- downward
- work
- jaw side
- recess
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は作業用車両の作業機連結用ヒッチに関するも
のである。
のである。
作業用車両、例えば、トラクタは、その後部或いは前
部に各種作業機を連結して使用するために、三点リンク
機構を装備しており、しかも、三点リンク機構と作業機
との連結及び離脱を容易かつ自動的に行わせるため、三
点リンク機構にオートヒッチを装着できるようにしてい
る。
部に各種作業機を連結して使用するために、三点リンク
機構を装備しており、しかも、三点リンク機構と作業機
との連結及び離脱を容易かつ自動的に行わせるため、三
点リンク機構にオートヒッチを装着できるようにしてい
る。
従来のヒッチの構造は、第7図又は第8図に示すもの
が提供されている。
が提供されている。
第7図のものは、ヒッチ本体(イ)の係合凹所(ロ)
に対して、枢軸(ハ)を介して抜け止め部材(ニ)を開
閉可能に枢着し、レバー(ホ)によって、抜け止め部材
(ニ)を開閉操作するようにしている。
に対して、枢軸(ハ)を介して抜け止め部材(ニ)を開
閉可能に枢着し、レバー(ホ)によって、抜け止め部材
(ニ)を開閉操作するようにしている。
第8図のものは、ヒッチ本体(イ)の係合凹所(ロ)
に対して、上下に摺動できるようにした抜け止め部材
(へ)を使用している。
に対して、上下に摺動できるようにした抜け止め部材
(へ)を使用している。
従来のヒッチ構造であると、ロータリーハローやプラ
ウ等の如き作業用車両で牽引して作業する方式の作業機
では、牽引力が、ヒッチ本体(イ)ではなく、抜け止め
部材(ニ)(へ)自体に作用する。そのため、上記抜け
止め部材(ニ)(へ)は、剛性を持たせる必要があり、
コスト高となっていた。
ウ等の如き作業用車両で牽引して作業する方式の作業機
では、牽引力が、ヒッチ本体(イ)ではなく、抜け止め
部材(ニ)(へ)自体に作用する。そのため、上記抜け
止め部材(ニ)(へ)は、剛性を持たせる必要があり、
コスト高となっていた。
また、作業機の連結時、抜け止め部材(ニ)(へ)を
解除位置に保持するための操作を要し、手間がかかる難
点があった。
解除位置に保持するための操作を要し、手間がかかる難
点があった。
さらに、第7図の抜け止め部材(ニ)は、作業中の牽
引力によって、抜け止め部材(ニ)が開放しないよう
に、ストッパ(図示せず)を別途必要としており、構造
が複雑となり、高価となる欠点があった。
引力によって、抜け止め部材(ニ)が開放しないよう
に、ストッパ(図示せず)を別途必要としており、構造
が複雑となり、高価となる欠点があった。
また、従来、ヒッチ本体の係合凹所を上向きに開口形
成し、抜け止め部材をバネで閉鎖させる構造のものが実
開昭62−144405号公報、特公昭51−21881号公報で提案
されているが、これらのものは、作業機の連結時、ヒッ
チ本体を作業機の係合ピンに向けて接近させただけでは
連結させることができず、さらに、ヒッチ本体を持ち上
げ動作させて係合ピンを掬い取るように動作させる必要
があり、操作が煩雑となる欠点があるのみならず、ヒッ
チ本体が下方に傾斜した状態では、連結した作業機の牽
引反力で係合ピンが上向きに脱出する作用が発生する欠
点があり、また、バネが別に必要であり、その取付け部
を形成しなければならず、部品点数の増加と、取付け部
の構造が複雑となり、加工工数が増加し、コスト高とな
り、バネが雨水に曝されて錆付きを生じ、また、泥土等
が付着硬化して動作を不円滑とする等の問題がある。
成し、抜け止め部材をバネで閉鎖させる構造のものが実
開昭62−144405号公報、特公昭51−21881号公報で提案
されているが、これらのものは、作業機の連結時、ヒッ
チ本体を作業機の係合ピンに向けて接近させただけでは
連結させることができず、さらに、ヒッチ本体を持ち上
げ動作させて係合ピンを掬い取るように動作させる必要
があり、操作が煩雑となる欠点があるのみならず、ヒッ
チ本体が下方に傾斜した状態では、連結した作業機の牽
引反力で係合ピンが上向きに脱出する作用が発生する欠
点があり、また、バネが別に必要であり、その取付け部
を形成しなければならず、部品点数の増加と、取付け部
の構造が複雑となり、加工工数が増加し、コスト高とな
り、バネが雨水に曝されて錆付きを生じ、また、泥土等
が付着硬化して動作を不円滑とする等の問題がある。
本考案は、従来のヒッチ構造の上記欠点等に鑑みて提
案されたもので、その目的とするところは、ヒッチ本体
を作業機の係合ピンに向けて接近させるだけで作業機を
連結することができ、ヒッチ本体が下方に傾斜した状態
で作業を行なう場合でも抜け止め部材に牽引力が作用せ
ず、バネを不要とし得る作業用車両の作業機連結用ヒッ
チを提供しようとするものである。
案されたもので、その目的とするところは、ヒッチ本体
を作業機の係合ピンに向けて接近させるだけで作業機を
連結することができ、ヒッチ本体が下方に傾斜した状態
で作業を行なう場合でも抜け止め部材に牽引力が作用せ
ず、バネを不要とし得る作業用車両の作業機連結用ヒッ
チを提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、本考案は、上顎部側突部と
下顎部側突部とを一体に有し、これらの間に、前方に開
口した係合凹所を形成した作業用車両の作業機連結用ヒ
ッチにおいて、 下顎部側突部の前面を前下方へ突出する傾斜案内面と
し、かつ、下顎部側突部の奥側に、上記係合凹所と連通
し、しかも、前下方へ傾斜して凹入する下向き傾斜凹入
部を形成し、一方、上顎部側突部に、前方外部より係合
凹所への侵入を許容し、逆に、係合凹所からの脱出を防
止する扇形板状の逆止型ストッパ部材を扇形の頂点位置
で揺動可能で、かつ、自重により下向き傾斜凹入部上を
閉鎖保持するように取付けたものである。
下顎部側突部とを一体に有し、これらの間に、前方に開
口した係合凹所を形成した作業用車両の作業機連結用ヒ
ッチにおいて、 下顎部側突部の前面を前下方へ突出する傾斜案内面と
し、かつ、下顎部側突部の奥側に、上記係合凹所と連通
し、しかも、前下方へ傾斜して凹入する下向き傾斜凹入
部を形成し、一方、上顎部側突部に、前方外部より係合
凹所への侵入を許容し、逆に、係合凹所からの脱出を防
止する扇形板状の逆止型ストッパ部材を扇形の頂点位置
で揺動可能で、かつ、自重により下向き傾斜凹入部上を
閉鎖保持するように取付けたものである。
作業機の連結時では、作業機側の係合ピンに向けてヒ
ッチ本体の係合凹所を接近させると、先ず、下顎部側突
部の前面の傾斜案内面により、係合ピンが係合凹所に向
けて持ち上げられつつ案内され、かつ、逆止型ストッパ
部材を係合ピンで奥側へ押して揺動させ乍ら下向き傾斜
凹入部上から除去させ、下向き傾斜凹入部内に自重で落
下係合させることができる。尚、作業機の離脱時には、
逆止型ストッパ部材を解除位置に保持して行う。
ッチ本体の係合凹所を接近させると、先ず、下顎部側突
部の前面の傾斜案内面により、係合ピンが係合凹所に向
けて持ち上げられつつ案内され、かつ、逆止型ストッパ
部材を係合ピンで奥側へ押して揺動させ乍ら下向き傾斜
凹入部上から除去させ、下向き傾斜凹入部内に自重で落
下係合させることができる。尚、作業機の離脱時には、
逆止型ストッパ部材を解除位置に保持して行う。
作業中においては、係合ピンが逆止型ストッパ部材に
より、下向き傾斜凹入部からの脱出をデッドポイントな
いし逆止作用で力学的に確実に阻止させ、かつ、作業機
の牽引力を下顎部側突部の下向き傾斜凹入部内で支受さ
せることができ、逆止型ストッパ部材には該牽引力が作
用しない。
より、下向き傾斜凹入部からの脱出をデッドポイントな
いし逆止作用で力学的に確実に阻止させ、かつ、作業機
の牽引力を下顎部側突部の下向き傾斜凹入部内で支受さ
せることができ、逆止型ストッパ部材には該牽引力が作
用しない。
第1図は本考案に係るヒッチ本体の一実施例を示す側
面図であって、同図において、(1)はヒッチ本体であ
り、上顎部側突部(2)と下顎部側突部(3)とを一体
に有し、これらの間に、前方に開口した係合凹所(4)
を形成してある。
面図であって、同図において、(1)はヒッチ本体であ
り、上顎部側突部(2)と下顎部側突部(3)とを一体
に有し、これらの間に、前方に開口した係合凹所(4)
を形成してある。
下顎部側突部(3)は、その前面を前下方に突出する
傾斜案内面(5)とし、かつ、下顎部側突部(3)の奥
側に、上記係合凹所(4)と連通し、しかも、前下方へ
傾斜して凹入する下向き傾斜凹入部(6)を形成してい
る。
傾斜案内面(5)とし、かつ、下顎部側突部(3)の奥
側に、上記係合凹所(4)と連通し、しかも、前下方へ
傾斜して凹入する下向き傾斜凹入部(6)を形成してい
る。
一方、上顎部側突部(2)には、枢着ピン(7)を介
して逆止型ストッパ部材(8)が揺動可能に枢着してあ
る。
して逆止型ストッパ部材(8)が揺動可能に枢着してあ
る。
この逆止型ストッパ部材(8)は、扇形板状をなし、
この扇形の頂点を、上顎部側突部(2)に枢着ピン
(7)で枢着しており、常に、自重で、下向き傾斜凹入
部(6)の上部を閉鎖保持させている。
この扇形の頂点を、上顎部側突部(2)に枢着ピン
(7)で枢着しており、常に、自重で、下向き傾斜凹入
部(6)の上部を閉鎖保持させている。
上記逆止型ストッパ部材(8)の枢着位置は、下向き
傾斜凹入部(6)の真上位置に制約されず、若干前後に
ずれていても問題はない。
傾斜凹入部(6)の真上位置に制約されず、若干前後に
ずれていても問題はない。
ヒッチ本体(1)の状態は、第2図又は第3図のよう
に若干変動していてもよい。
に若干変動していてもよい。
上記逆止型ストッパ部材(8)は、作業機の係合ピン
(10)が、前方外部より係合凹所(4)へ侵入すること
を許容するが、逆に、係合凹所(4)からの脱出を防止
するように設けるもので、通常では、自重により、下向
き傾斜凹入部(6)上を閉鎖保持させるように取付ける
ものである。
(10)が、前方外部より係合凹所(4)へ侵入すること
を許容するが、逆に、係合凹所(4)からの脱出を防止
するように設けるもので、通常では、自重により、下向
き傾斜凹入部(6)上を閉鎖保持させるように取付ける
ものである。
第4図は本考案を適用した作業用車両と作業機との連
結部の側面図であって、(A)は作業用車両、(B)は
三点リンク機構、(C)はオートヒッチ、(D)は作業
機を示している。
結部の側面図であって、(A)は作業用車両、(B)は
三点リンク機構、(C)はオートヒッチ、(D)は作業
機を示している。
作業用車両(A)は、車体上に運転席、エンジン、油
圧発生ユニット並びにそれらの操作手段を装備してあ
り、三点リンク機構(B)が車体の後部又は前部に装着
してある。
圧発生ユニット並びにそれらの操作手段を装備してあ
り、三点リンク機構(B)が車体の後部又は前部に装着
してある。
三点リンク機構(B)は、第5図に示す様に、複動シ
リンダ構造の1本の上部リンク(11)と、単動シリンダ
(図示省略)により、クランクシャフト(12)、リフト
アーム(13)(13)及びリフトロッド(14)(14)を介
して上方に駆動され、下方には自重降下する2本の下部
リンク(15)(15)とを有し、これら、上部リンク(1
1)及び下部リンク(15)(15)の基端は、作業用車両
(A)の車体に上下に揺動可能に枢着され、先端にはオ
ートヒッチ(C)が装着される。
リンダ構造の1本の上部リンク(11)と、単動シリンダ
(図示省略)により、クランクシャフト(12)、リフト
アーム(13)(13)及びリフトロッド(14)(14)を介
して上方に駆動され、下方には自重降下する2本の下部
リンク(15)(15)とを有し、これら、上部リンク(1
1)及び下部リンク(15)(15)の基端は、作業用車両
(A)の車体に上下に揺動可能に枢着され、先端にはオ
ートヒッチ(C)が装着される。
オートヒッチ(C)は作業機(D)との連結を容易化
するために使用されるもので、第6図に示す様に、所定
長の鋼製パイプ材の両端を下方へ弯曲させた横杆(16)
及び横杆(16)の中央上部に固着され、上向きに開口し
た係合凹部(17)を有する第1フック(18)並びに横杆
(16)の両側下部に固着された本考案のヒッチ本体
(1)(1)を有し、三点リンク機構(B)の上部リン
ク(11)の先端が第1フック(18)の一部にピン(19)
で枢着連結され、下部リンク(15)(15)の先端がヒッ
チ本体(1)(1)の一部に設けたピン(20)(20)で
枢着連結されている。
するために使用されるもので、第6図に示す様に、所定
長の鋼製パイプ材の両端を下方へ弯曲させた横杆(16)
及び横杆(16)の中央上部に固着され、上向きに開口し
た係合凹部(17)を有する第1フック(18)並びに横杆
(16)の両側下部に固着された本考案のヒッチ本体
(1)(1)を有し、三点リンク機構(B)の上部リン
ク(11)の先端が第1フック(18)の一部にピン(19)
で枢着連結され、下部リンク(15)(15)の先端がヒッ
チ本体(1)(1)の一部に設けたピン(20)(20)で
枢着連結されている。
そして、作業機(D)には、第7図に示す様に、オー
トヒッチ(C)の第1フック(18)に係合する第1係合
ピン(21)と本考案のヒッチ本体(1)(1)に係合す
る係合ピン(10)(10)が設けられている。
トヒッチ(C)の第1フック(18)に係合する第1係合
ピン(21)と本考案のヒッチ本体(1)(1)に係合す
る係合ピン(10)(10)が設けられている。
上記構造であるから、作業機(D)の連結時には、作
業用車両(A)を後進又は前進させて、オートヒッチ
(C)を作業機(D)に接近させ、本考案のヒッチ本体
(1)(1)で作業機(D)の係合ピン(10)(10)
を、第1図に示す様に、傾斜案内面(5)上を夫々すべ
らせて係合凹所(4)に案内する。続いて、逆止型スト
ッパ部材(8)を後退させて係合ピン(10)(10)を夫
々下向き傾斜凹入部(6)(6)に自重で嵌入落下させ
る。係合ピン(10)(10)の係合が完了すれば、逆止型
ストッパ部材(8)(8)は、自重により、下向き傾斜
凹入部(6)(6)の上部を閉鎖保持するように揺動復
帰し、係合ピン(10)(10)の脱出を防止する。
業用車両(A)を後進又は前進させて、オートヒッチ
(C)を作業機(D)に接近させ、本考案のヒッチ本体
(1)(1)で作業機(D)の係合ピン(10)(10)
を、第1図に示す様に、傾斜案内面(5)上を夫々すべ
らせて係合凹所(4)に案内する。続いて、逆止型スト
ッパ部材(8)を後退させて係合ピン(10)(10)を夫
々下向き傾斜凹入部(6)(6)に自重で嵌入落下させ
る。係合ピン(10)(10)の係合が完了すれば、逆止型
ストッパ部材(8)(8)は、自重により、下向き傾斜
凹入部(6)(6)の上部を閉鎖保持するように揺動復
帰し、係合ピン(10)(10)の脱出を防止する。
第1フック(18)と第1係合ピン(21)との係合は、
上部リンク(11)を伸縮させて行う。
上部リンク(11)を伸縮させて行う。
上記構造のヒッチ本体(1)(1)で作業機(D)を
連結して牽引しつつ作業を行うと、この牽引力は、ヒッ
チ本体(1)(1)の下顎部側突部(3)に前下方へ傾
斜して凹入形成した下向き傾斜凹入部(6)(6)の前
壁面に作用することになり、逆止型ストッパ部材(8)
(8)には作用しない。
連結して牽引しつつ作業を行うと、この牽引力は、ヒッ
チ本体(1)(1)の下顎部側突部(3)に前下方へ傾
斜して凹入形成した下向き傾斜凹入部(6)(6)の前
壁面に作用することになり、逆止型ストッパ部材(8)
(8)には作用しない。
上記ヒッチ本体(1)(1)は、従来から十分な剛性
をもつ厚板鋼板で構成されるため、上記牽引力が作用し
ても問題はない。尚、作業中、係合ピン(10)(10)に
上方向の力が作用したときは、逆止型ストッパ部材で支
受することになるが、このような力は、三点リンク機構
(B)の下部リンク(15)(15)が単動シリンダで上向
きにはフリーとなっているために逃がすことができ、大
きな負荷がかからない。
をもつ厚板鋼板で構成されるため、上記牽引力が作用し
ても問題はない。尚、作業中、係合ピン(10)(10)に
上方向の力が作用したときは、逆止型ストッパ部材で支
受することになるが、このような力は、三点リンク機構
(B)の下部リンク(15)(15)が単動シリンダで上向
きにはフリーとなっているために逃がすことができ、大
きな負荷がかからない。
本考案によれば、下顎部側突部の前面を前下方へ突出
する傾斜案内面としてあるため、作業機と連結する際、
作業機側の係合ピンに向けてヒッチ本体の係合凹所を接
近させると、上記傾斜案内面で係合ピンを持ち上げつつ
係合凹所に案内し、該係合ピンで逆止型ストッパ部材を
奥側へ押し除けて係合凹所の上部から傾斜凹入部へ係合
ピンの自重で落下係合させることができる。この係合ピ
ンの落下係合作用は、上記傾斜案内面により係合ピンを
持ち上げつつ係合凹所に案内させていることによって得
られており、確実な係合を保障することができる。
する傾斜案内面としてあるため、作業機と連結する際、
作業機側の係合ピンに向けてヒッチ本体の係合凹所を接
近させると、上記傾斜案内面で係合ピンを持ち上げつつ
係合凹所に案内し、該係合ピンで逆止型ストッパ部材を
奥側へ押し除けて係合凹所の上部から傾斜凹入部へ係合
ピンの自重で落下係合させることができる。この係合ピ
ンの落下係合作用は、上記傾斜案内面により係合ピンを
持ち上げつつ係合凹所に案内させていることによって得
られており、確実な係合を保障することができる。
また、本考案は、作業機側の係合ピンを受け入れる係
合凹所を、前下方へ傾斜して凹入する下向き傾斜凹入部
として形成したから、作業機を連結して牽引作業する
際、ヒッチ本体を通じて係合ピンに作用する牽引反力
で、係合ピンを下向きに移動させる力を発生させること
ができ、逆止型ストッパ部材に牽引力が作用することを
防止し、また、過大な脱出力が作用することも防止する
ことができる。
合凹所を、前下方へ傾斜して凹入する下向き傾斜凹入部
として形成したから、作業機を連結して牽引作業する
際、ヒッチ本体を通じて係合ピンに作用する牽引反力
で、係合ピンを下向きに移動させる力を発生させること
ができ、逆止型ストッパ部材に牽引力が作用することを
防止し、また、過大な脱出力が作用することも防止する
ことができる。
さらに、係合ピンの脱出を防止する逆止型ストッパ部
材は、扇形板状とし、その扇形の頂点位置で上顎部側突
部に揺動可能で、自重により下向き傾斜凹入部上を閉鎖
保持し、かつ、前方外部より係合凹所への係合ピンの侵
入を許容するように取付けたから、作業機の連結時に
は、逆止型ストッパ部材の解除操作を省略でき、また、
係合ピンの係合完了後の閉鎖操作も不要化でき、しか
も、作業機の連結状態での作業機による作業中は、逆止
型ストッパ部材の自重による閉鎖保持作用によって、係
合ピンの脱出を確実に防止させておくことでき、構造の
簡単化、及び、低コスト化が図れ、係合ピンの脱出防止
機能の信頼性も向上させることができる。
材は、扇形板状とし、その扇形の頂点位置で上顎部側突
部に揺動可能で、自重により下向き傾斜凹入部上を閉鎖
保持し、かつ、前方外部より係合凹所への係合ピンの侵
入を許容するように取付けたから、作業機の連結時に
は、逆止型ストッパ部材の解除操作を省略でき、また、
係合ピンの係合完了後の閉鎖操作も不要化でき、しか
も、作業機の連結状態での作業機による作業中は、逆止
型ストッパ部材の自重による閉鎖保持作用によって、係
合ピンの脱出を確実に防止させておくことでき、構造の
簡単化、及び、低コスト化が図れ、係合ピンの脱出防止
機能の信頼性も向上させることができる。
また、逆止型ストッパ部材の操作は、作業機の連結時
は不要であり、離脱時のみ解除すればよく、手間がかか
らない。
は不要であり、離脱時のみ解除すればよく、手間がかか
らない。
さらに、逆止型ストッパ部材であるから、作業中に係
合ピンが勝手に離脱することはなく、ヒッチの構造を非
常に簡単化することができる。
合ピンが勝手に離脱することはなく、ヒッチの構造を非
常に簡単化することができる。
勿論、下顎部側突出部の前面に傾斜案内面を形成した
ことによって、作業機連結時のミスを防止し、確実な連
結を実現できるものである。
ことによって、作業機連結時のミスを防止し、確実な連
結を実現できるものである。
第1図は本考案に係るヒッチ本体の一実施例を示す側面
図、第2図および第3図は他の変形実施例を示す側面
図、第4図は本考案を適用した作業用車両と作業機との
連結部の側面図、第5図は三点リンク機構の斜視図、第
6図はオートヒッチと作業機との連結部の構成を示す分
解斜視図、第7図及び第8図は従来のヒッチ本体の側面
図である。 (1)……ヒッチ本体、(2)……上顎部側突部、
(3)……下顎部側突部、(4)……係合凹所、(5)
……傾斜案内面、(6)……下向き傾斜凹入部、(7)
……枢着ピン、(8)……逆止型ストッパ部材、(10)
……係合ピン、(A)……作業用車両、(B)……三点
リンク機構、(C)……オートヒッチ、(D)……作業
機。
図、第2図および第3図は他の変形実施例を示す側面
図、第4図は本考案を適用した作業用車両と作業機との
連結部の側面図、第5図は三点リンク機構の斜視図、第
6図はオートヒッチと作業機との連結部の構成を示す分
解斜視図、第7図及び第8図は従来のヒッチ本体の側面
図である。 (1)……ヒッチ本体、(2)……上顎部側突部、
(3)……下顎部側突部、(4)……係合凹所、(5)
……傾斜案内面、(6)……下向き傾斜凹入部、(7)
……枢着ピン、(8)……逆止型ストッパ部材、(10)
……係合ピン、(A)……作業用車両、(B)……三点
リンク機構、(C)……オートヒッチ、(D)……作業
機。
Claims (1)
- 【請求項1】上顎部側突部と下顎部側突部とを一体に有
し、これらの間に、前方に開口した係合凹所を形成した
作業用車両の作業機連結用ヒッチにおいて、 下顎部側突部の前面を前下方へ突出する傾斜案内面と
し、かつ、下顎部側突部の奥側に、上記係合凹所と連通
し、しかも、前下方へ傾斜して凹入する下向き傾斜凹入
部を形成し、一方、上顎部側突部に、前方外部より係合
凹所への侵入を許容し、逆に、係合凹所からの脱出を防
止する扇形板状の逆止型ストッパ部材を扇形の頂点位置
で揺動可能で、かつ、自重により下向き傾斜凹入部上を
閉鎖保持するように取付けたことを特徴とする作業用車
両の作業機連結用ヒッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989077175U JPH081604Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 作業用車両の作業機連結用ヒッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989077175U JPH081604Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 作業用車両の作業機連結用ヒッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0316806U JPH0316806U (ja) | 1991-02-20 |
JPH081604Y2 true JPH081604Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31619315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989077175U Expired - Lifetime JPH081604Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 作業用車両の作業機連結用ヒッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081604Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6304747B2 (ja) * | 2014-01-15 | 2018-04-04 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 作業車両及びその走行機体 |
JP6342790B2 (ja) * | 2014-12-19 | 2018-06-13 | 三菱マヒンドラ農機株式会社 | 農用トラクタのヒッチ装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5121881A (ja) * | 1974-08-15 | 1976-02-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Teikoondokeisochi |
JPS62144405U (ja) * | 1986-03-05 | 1987-09-11 |
-
1989
- 1989-06-29 JP JP1989077175U patent/JPH081604Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0316806U (ja) | 1991-02-20 |
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