JPH08160348A - 頭部搭載型ディスプレイ - Google Patents

頭部搭載型ディスプレイ

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JPH08160348A
JPH08160348A JP6306723A JP30672394A JPH08160348A JP H08160348 A JPH08160348 A JP H08160348A JP 6306723 A JP6306723 A JP 6306723A JP 30672394 A JP30672394 A JP 30672394A JP H08160348 A JPH08160348 A JP H08160348A
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JP
Japan
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light
amount
light source
head
dimming
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JP6306723A
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English (en)
Inventor
Kenji Tozaki
健司 戸崎
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
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Priority to GB9525203A priority patent/GB2295938B/en
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Priority to GB9921360A priority patent/GB2337680B/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像表示機構に投影される映像を視聴してい
る場合であっても、視聴に支障を来すことなく、生活空
間等の外部環境を認識することが可能であり、映像の視
聴中に外部環境をより確実に認識する必要がある場合で
あっても、HMDを頭部から取り外すことなく外部環境
を確実に認識することを可能にする。 【構成】 外光を透過させながら所定の映像を表示する
透過型のディスプレイ装置2と、ディスプレイ装置2を
頭部の前面に支持する頭部装着装置10と、ディスプレ
イ装置2に入射する外光量を減少させるバイザー80
と、を備え、バイザー80を、ディスプレイ装置2の外
側前面を覆う位置と開放する位置との間を移動自在に配
設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭部に装着して、ディ
スプレイ装置等の映像表示機構に投影される映像を視聴
する頭部搭載型ディスプレイ(以下、「HMD」とい
う)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、頭部に装着することにより、
前面に配設された映像表示機構であるディスプレイ装置
に投影される映像を視聴する装置としてHMDが存在す
る。このHMDは、例えば、平面的な画像を視聴した
り、三次元空間(仮想空間)内で展開されるゲームを行
うためや、建物の内装等を三次元的にシュミレーション
するために使用される等、様々な分野に利用されるよう
になっている。
【0003】前記HMDとしては、例えば、前面にディ
スプレイ装置を備え、このディスプレイ装置をヘッドバ
ンド等で支持し、このヘッドバンドをプレイヤーの頭部
に締結することにより、当該ディスプレイ装置を頭部に
固定するようにしたものがある。また、前記ヘッドバン
ドの代わりにスライド式のフレームを有し、当該フレー
ムの長さを調整して、ディスプレイ装置を頭部に確実に
固定することができるタイプのものも存在する。
【0004】また、HMDは、通常、装着時にプレイヤ
ーの目や耳を包囲する構造を備えている。したがって、
これを装着したプレイヤーは、外部環境から孤立でき、
ディスプレイ装置に投影された映像の視聴に集中するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造のHMDは、外部環境から孤立でき、映像の視
聴に集中することができる反面、映像の視聴中に外部環
境を認識しにくい(見にくい)。ここで、例えば、アミ
ューズメントパーク等のように、プレイヤーに対してプ
レイ専用の椅子等が用意され、この椅子に腰掛けた状態
で映像を視聴する等、プレーヤーに専用プレイポジショ
ンが確保されている場合は、映像の視聴中に外部環境を
認識しにくくても特に問題はない。これに対して、例え
ば、家庭内等の生活空間においてHMDを使用する場合
は、映像の視聴中であっても、HMDとしての機能、す
なわち、視聴する画像の鮮明さや集中して視聴できる等
の機能を低下することなく、外部環境を認識し、生活情
報を得ることが望まれる。
【0006】そこで、本発明は、映像表示機構に投影さ
れる映像を視聴している場合であっても、視聴する画像
の鮮明さや集中して視聴できる等、HMDの機能に支障
を来すことなく、生活空間等の外部環境を認識すること
が可能なHMDを提供することを目的とするものであ
る。また、映像の視聴中に外部環境をより確実に認識す
る必要がある場合であっても、HMDを頭部から取り外
すことなく外部環境を確実に認識することが可能なHM
Dを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、外光を透過させながら所定の映像を表示
する透過型の映像表示機構と、この映像表示機構を頭部
の前面に支持する支持機構と、前記映像表示機構に入射
する外光量を減少させる減光機構と、を備え、前記減光
機構が、前記映像表示機構の外側前面を覆う位置と開放
する位置との間を移動自在に配設されてなる頭部搭載型
ディスプレイを提供するものである。
【0008】また、前記減光機構を通過して目に到達す
る外光量は、前記ディスプレイ装置の光源から目に到達
する光量より小さく、前記減光機構を通過せずに目に到
達する外光量は、当該光源から目に到達する光量より大
きい頭部搭載型ディスプレイを提供するものである。
【0009】前記減光機構は、バイザーから構成され、
側頭部側両上端を支点として上下に回動することにより
前記移動を行うことができる。
【0010】前記映像表示機構は、液晶表示体と、側面
が光源と対向した位置に配設されかつ前記液晶表示体に
光源から照射される光を伝達する導光板と、を備え、前
記液晶表示体は、導光板表面の略中央部と対向した位置
に配設され、前記導光板は、前記光源に近接した側面の
長さが、この側面に対向した側面の長さより短い略台形
状を備えることができる。
【0011】また、前記映像表示機構は、液晶表示体
と、表面が光源と対向した位置に配設されかつ光源から
照射される光を拡散させて当該液晶表示体に伝達する拡
散板と、前記光源を包囲してこの光源から照射された光
を前記拡散板に向けて反射させる反射板と、を備えるこ
とができる。
【0012】そしてまた、前記映像表示機構は、目に到
達する外光量を検知する外光量検知手段と、当該外光量
検知手段で得られたデータに基づいて光源から照射する
光量を制御する光量制御手段とを備えることができる。
【0013】また、前記減光機構は、目に到達する外光
量を検知する外光量検知手段と、当該外光量検知手段で
得られたデータに基づいて減光機構の透過率を制御する
透過率制御手段とを備えることができる。
【0014】そしてまた、前記減光機構の移動状態を検
知する移動検知手段と、当該移動検知手段で得られたデ
ータに基づいて、前記光源の点滅を制御する光源点滅制
御手段と、をさらに備えることができる。
【0015】また、前記減光機構の移動状態を検知する
移動検知手段と、当該移動検知手段で得られたデータに
基づいて、電源のオン/オフを制御する電源オン・オフ
制御手段と、をさらに備えることもできる。
【0016】さらに、任意に設定された時間の経過に基
づいて前記減光機構を開放状態にする減光機構開放手段
を備えることができる。
【0017】そして、前記支持機構には、ヘッドホン端
子およびヘッドホンのボリューム調整部を設けることが
できる。また、前記ボリューム調整部を前記支持機構の
前方に設けることができる。
【0018】
【作用】本発明に係るHMDは、映像表示機構が透過性
を備えかつ減光機構が移動可能となっているため、映像
の視聴中であっても前記減光機構を開放する位置に移動
させることにより、HMDを頭部から取り外すことな
く、迅速かつ簡単に外部環境を確実に認識することがで
きる。ここで、減光機構が非透過性である場合、減光機
構が、映像表示機構の外側前面を覆う位置にある際に
は、外部からの光がHMD内に侵入することがないた
め、視聴に集中することができる。このため、特に映像
表示機構がゲーム映像を提供している場合には、ゲーム
への没入感を損なうことなく、必要な時に減光機構を開
放させて外部環境を認識することができる。一方、前記
減光機構が透過性である場合には、当該減光機構が、映
像表示機構の外側前面を覆っていても、プレイヤーは、
映像表示機構に投影された映像の視聴に支障を来すこと
なく、かつ視聴しながら、映像表示機構および減光機構
を通して生活空間等の外部環境を見ることができる。
【0019】これより、減光機構の透過率は、比較的低
い値にしてもよく、また全ての外光を遮断する値として
もよい。この減光機構の透過率は、例えば、映像表示機
構が映像を表示している最中でも、生活空間に置かれて
いる機材や家具等の外縁ラインが認識できる程度にする
ことが好ましい。この程度の透過率であれば、同時に映
像表示機構からの映像を鮮明に再生することができる。
【0020】また、前記減光機構を通過して目に到達す
る外光量を、前記映像表示機構の光源から目に到達する
光量より小さくすることにより、減光機構により映像表
示機構の外側前面を覆っている際に映像表示機構に投影
される映像をより鮮明にすることができる。一方、前記
減光機構を通過せずに目に到達する外光量を、前記光源
から目に到達する光量より大きくすることにより、減光
機構を開放状態にしている際の外部環境をより認識しや
すく(見え易く)することができる。
【0021】前記減光機構は、側頭部側両上端を支点と
して上下に回動することにより、その移動を行うことが
できるため、当該減光機構の移動をさらに簡単に行うこ
とができる。
【0022】また、前記映像表示機構の導光板を、前記
光源に近接した側面の長さが、この側面に対向した側面
の長さより短い略台形状とすることにより、当該光源か
ら照射された光を導光板の略中央部に集中させることが
できる。このため、液晶表示体に光源から照射された光
を効率よく伝達することができる。
【0023】さらにまた、前記映像表示機構が、光源か
ら照射された光を拡散させて液晶表示手段に伝達する拡
散板と、当該光を拡散板に向けて反射させる反射板とを
備えることで、液晶表示体に光源から照射された光を一
層効率よく伝達することができる。
【0024】そしてまた、前記映像表示機構に、目に到
達する外光量を検知する外光量検知手段と、当該外光量
検知手段で得られたデータに基づいて光源から照射する
光量を制御する光量制御手段とを備えることで、HMD
を使用する場所の光量が極端に少ないまたは多くても、
前記作用を確実に得ることができる。
【0025】また、前記減光機構に、目に到達する外光
量を検知する外光量検知手段と、当該外光量検知手段で
得られたデータに基づいて減光機構の透過率を制御する
透過率制御手段とを備えることで、HMDを使用する場
所の光量が極端に少ないまたは多くても、前記作用を確
実に得ることができる。
【0026】さらにまた、前記減光機構の移動状態を検
知する移動検知手段と、当該移動検知手段で得られたデ
ータに基づいて前記光源の点滅を制御する光源点滅制御
手段とを備えることで、減光機構を開放した際には、映
像表示機構の光源を消灯し、減光機構により映像表示機
構の外側前面を覆った際には、当該光源を点灯すること
ができる。したがって、減光機構を開放して外部環境を
見る際には、映像表示機構に映像が投影されていない状
態となるため、外部環境をより確実に認識することがで
きる。一方、減光機構により映像表示機構の外側前面を
覆った際には、前記光源が点灯するため、鮮明な映像を
視聴することができる。
【0027】また、前記減光機構の移動状態を検知する
移動検知手段と、当該移動手段で得られたデータに基づ
いて電源のオン/オフを制御する電源オン/オフ制御手
段とを備えることで、減光機構を開放した際には電源が
切れ、減光機構により映像表示機構の外側前面を覆った
際には電源を入れた状態とすることができる。したがっ
て、減光機構を開放して外部環境を見る際には、映像表
示機構への投影プログラムが中断されるとともに、映像
表示機構から映像が消え、減光機構により映像表示機構
の外側前面を覆った際には、映像表示機構に映像が投影
され、鮮明な映像を視聴することができる。
【0028】そしてまた、任意に設定された時間の経過
に基づいて前記減光機構を開放状態にする減光機構開放
手段を備えることで、外部環境を定期的に確実に認識す
ることができる。また、この減光機構開放手段と、前記
移動検知手段および光源点滅制御手段とを組み合わせれ
ば、外部環境を定期的にさらに確実に認識することがで
きる。また、この減光機構開放手段と、前記移動検知手
段および電源オン/オフ制御手段とを組み合わせれば、
外部環境を定期的にさらに確実に認識することができる
とともに、定期的に映像の視聴を終了させることができ
る。
【0029】また、前記支持機構にヘッドホン端子およ
びボリューム調整部を設け、ヘッドホンによる視聴を行
うことで、HMD自身にヘッドホンスピーカーを設ける
必要がなくなるため、HMDの重量を軽くすることがで
きる。そして、前記ボリューム調整部を支持機構の前方
に設けることで、ボリューム調整部の操作を簡単に行う
ことができる。
【0030】
【実施例】次に、本発明に係る実施例について、図面を
参照して説明する。
【0031】図1は本発明の実施例に係るHMDの斜視
図、図2は図1の平面図、図3および図4は図2のX−
X断面図、図5および図6は図1に示すHMDのディス
プレイ装置の一部を示す平面図、図7は、図1に示すH
MDのディスプレイ装置の正面図、図8は図3のY−Y
断面図、図9は図1に示すHMDの後部の一部を示す平
面図、図10は図9のZ−Z断面図である。
【0032】図1ないし図9に示すHMD1は、所望の
映像を映し出す映像表示機構であるディスプレイ装置2
と、このディスプレイ装置2を頭部に装着・支持するた
めの装着装置10と、ディスプレイ装置2の外側に移動
自在に設けられた減光機構としてのバイザー80と、を
備えて構成されている。
【0033】ディスプレイ装置2は、図1および図3な
いし図7に示すように、右目に対応した位置に配設され
た右側ディスプレイ2Rと、左目に対応した位置に配設
された左側ディスプレイ2Lと、両ディスプレイ2Rお
よび2Lの上方に配設され、該ディスプレイ2Rおよび
2Lに光を供給する光源部70と、を備えて構成されて
いる。
【0034】左側ディスプレイ2Lは、特に図3および
図4に示すように、左目に対向する部分が透過性を備え
たクリアカバー77Lから構成され、このクリアカバー
77Lと対向する面が、透過性を備えたカバーガラス7
8Lから構成されたハウジング69Lを備えている。こ
こで、左側ディスプレイ2Lは、クリアカバー77Lお
よびカバーガラス78Lが透過性を備えているため、こ
れを装着した状態であっても左側ディスプレイ2Lを通
して生活環境が見える、いわゆる「シースルー」となっ
ている。
【0035】ハウジング69Lの上方には、LCD(液
晶表示体)73Lが配設されている。ハウジング69L
内には、LCD73Lの近傍かつLCD73Lの表示板
に平行に配設されたレンズ74Lと、レンズ74Lの下
方にレンズ74Lに対して45度に傾斜して配設された
ハーフミラー75Lと、ハーフミラー75Lの下方に配
設された非球面凹面反射ミラー76Lと、が収納されて
いる。光学系をこのような配置にすることで、光軸のズ
レを防止することができ、組立精度が向上する。
【0036】左側ディスプレイ2Lでは、図3および図
4に示す矢印のように、光源部70のLCD73Lから
照射された光(映像)がレンズ74Lを透過し、次いで
ハーフミラー75L透過して非球面凹面反射ミラーにて
反射され、この反射された光がハーフミラー75Lで9
0度の方向(右面方向)に反射され、クリアカバー77
Lを経てプレイヤーの左目に到達するように構成されて
いる。
【0037】さらに具体的に説明すれば、例えば、蛍光
管71の光量が3000nt、LCD73Lの透過率が
2%、レンズ74Lの透過率が92%、ハーフミラー7
5Lの透過率が50%、非球面凹面反射ミラー76Lの
反射率が85%、クリアカバー77Lの透過率が92%
である場合、蛍光管71から照射された光は、以下に示
す光量とまって目に到達するように構成されている。
【0038】目に到達する蛍光管71からの光量=蛍光
管71の光量×LCD73Lの透過率×レンズ74Lの
透過率×ハーフミラー75Lの透過率×非球面凹面反射
ミラー76Lの反射率×ハーフミラーの透過率×クリア
カバー77Lの透過率=3000×0.02×0.92
×0.5×0.85×0.5×0.92=11ntとな
る。
【0039】この左側ディスプレイ2Lは、プレイヤー
の視線に対して、10度〜20度程度の角度で下向きに
傾けられた状態で配設されている。このようにすること
で、プレイヤーの視聴による疲労を緩和することができ
る。
【0040】一方、右側ディスプレイ2Rは、左側ディ
スプレイ2Lと同様の構造を備えているため、各符号の
LをRに読み代えることによりその説明を省略する。
【0041】前記光源部70は、特に図5および図6に
示すように、光源となる蛍光管71と、蛍光管71から
照射された光をLCD73Lおよび73Rに伝達する導
光板72と、蛍光管71および導光板72を収容するハ
ウジング79とを備えて構成されている。
【0042】ハウジング79は、特に図5および図6に
示すように、プレイヤーに近接する側となる側面81が
長くこれと対向する側の側面82が短い略台形状を備え
ている。そして、側面82側中央部には、後述する前部
フレーム12にハウジング79を支持固定する支持部6
8が設けられている。ハウジング79の側面81側に
は、蛍光管71を側面81と平行に配設する蛍光管配設
部84が形成されている。また、ハウジング79の側面
82側には、蛍光管配設部84に隣接して導光板配設部
83が形成されている。すなわち、蛍光管71は、導光
板72の長手方向側面と対向した状態でハウジング79
内に配設され、蛍光管71から照射された光は、導光板
72の前記長手方向側面から入射するようになってい
る。
【0043】ハウジング79の前述した左右のディスプ
レイ2Lおよび2Rの上部に対応した部分(LCD73
Lおよび73Rに対向する部分)には、開口部79Lお
よび79Rが貫通されている。そしてこの開口部79L
および79Rを介して、光源部70からの光が左右のデ
ィスプレイ2Lおよび2Rに到達するようになってい
る。ハウジング79の左右の開口部79Lおよび79R
の間には、側面82の中央部を底辺とした二等辺三角形
を形成する側壁88が設けられている。この二等辺三角
形の両側の角度αは、蛍光管71から照射された光を導
光板72に伝達した際に、導光板72の側面82側から
放出される光を側壁88で反射して、再び導光板72内
の開口部79L(79R)に集束させることができる角
度に設定されている。このため、蛍光管71から照射さ
れた光を効率よくLCD73Lおよび73Rに伝達する
ことができる。なお、ハウジング79は、蛍光管71か
ら照射される光の反射効率を考慮して反射率の高い色、
例えば、白色とすることが好ましい。
【0044】前記バイザー80は、図1ないし図4に示
すように、ディスプレイ装置2の外側前面に、側頭部側
両上端を支点80Lおよび80Rとして、上下に回動自
在(移動自在)に配設されている。すなわち、ディスプ
レイ装置2内に入射する外光量を減少させたい場合(例
えば、ディスプレイ装置2に投影される映像の視聴に集
中したい場合等)には、支点80Lおよび80Rを支点
としてバイザー80を下方に回動(移動)させてディス
プレイ装置2の外側前面を図3に示すように閉鎖し、デ
ィスプレイ装置2内に入射する外光量を増加させたい場
合(例えば、外部環境をより確実に認識したい場合等)
には、支点80Lおよび80Rを支点としてバイザー8
0を上方に回動(移動)させてディスプレイ装置2の外
側前面を図4に示すように開放させるようになってい
る。このバイザー80は、図4に示すように開放された
際には、ディスプレイ装置2の外側上部と接触し、ここ
で生じる摩擦力によってこの位置を保持するようになっ
ている。また、この状態からバイザー80を軽く下に向
けて回動(移動)させれば、閉鎖状態とすることもでき
る。
【0045】ここで、バイザー80が閉鎖状態にある場
合、外光は、バイザー80を通過した後、カバーガラス
78L(78R)、ハーフミラー75L(75R)、ク
リアカバー77L(77R)を経て目に到達する。一
方、バイザー80が開放状態にある場合には、外光は、
カバーガラス78L(78R)、ハーフミラー75L
(75R)、クリアカバー77L(77R)を経て目に
到達する。
【0046】前記支点80Lには、バイザー80の閉鎖
および開放状態(すなわち移動状態)を関知する移動検
知手段であるスイッチ92が接続されている。このスイ
ッチ92は、図11に示すように、後に詳細する光量制
御装置91を介して蛍光管71に接続されており、蛍光
管71に点滅信号を送信する。すなわち、スイッチ92
は、バイザー80が閉鎖状態である際には、CPU94
に蛍光管71を点灯させる「ON」信号を出力し、バイ
ザー80が開放状態である際には、CPU94に蛍光管
71を消灯させる「OFF」信号を出力するように構成
されている。このようにすることで、バイザー80を開
放した際には、ディスプレイ装置2内に入射する外光量
が増加するとともに、ディスプレイ装置2に映像が投影
されなくなるため、ディスプレイ装置2を通して、すな
わち、HMD1を装着したまま外部環境をより確実に認
識する(見る)ことができる。
【0047】前記蛍光管71には、図11に示すよう
に、後に詳細する前部フレーム12の外側中央部に配設
されかつ目に到達する外光量を検知する光センサ90で
検知した外光量に応じて蛍光管71から照射される光量
を制御する光量制御装置91が接続されている。すなわ
ち、光センサ90は、ここで検知された外光量を光量制
御装置91のA/D変換器93に出力し、A/D変換器
93では、前記外光量をアナログからデジタルに変換し
た後、これをCPU94に出力する。CPU94には、
外光量と蛍光管71の光量との関係が予め設定されてお
り、この関係から得られたデータをA/D変換器95を
介して蛍光管71を駆動する駆動回路96に出力する。
駆動回路96では、A/D変換器95から受け取ったデ
ータに応じて蛍光管71に供給する電力量を決定し、こ
の電力量に応じて蛍光管71の光量が決定される。
【0048】本実施例における外光量と蛍光管71の光
量との関係は、バイザー80を閉鎖状態にした際に、バ
イザー80を通過して目に到達する外光量は、蛍光管7
1からLCD73L(73R)、レンズ74L(74
R)およびハーフミラー75L(75R)を通過した
後、非球面凹面反射ミラー76L(76R)およびハー
フミラー75L(75R)で反射して目に到達する光量
より小さくなるように設定される。このようにすること
で、バイザー80を閉鎖状態にした際に、ディスプレイ
装置2に投影される映像を鮮明にすることができ、映像
の視聴に集中することが可能となる。
【0049】一方、バイザー80を開放した際に、バイ
ザー80を通過せずに目に到達する外光量は、蛍光管7
1からLCD73L(73R)、レンズ74L(74
R)およびハーフミラー75L(75R)を通過した
後、非球面凹面反射ミラー76L(76R)およびハー
フミラー75L(75R)で反射して目に到達する光量
より大きくなるように設定される。このようにすること
で、バイザー80を開放した際に、生活環境がはっきり
と見えるようになる。
【0050】このような関係を満たすように、外光量に
応じて蛍光管71の光量が調整可能となるため、HMD
1を使用する場所の明るさに拘らず、プレイヤーは常に
鮮明な画像を視聴することができるとともに、必要に応
じて生活環境の確認も十分に行える。
【0051】前記装着装置10は、前頭部を包囲可能で
あって、頭部に装着した際に、両目を覆うことができる
とともに、前頭部の形状に対応した内側R形状を備えた
中空の略半リング形状を有する前部フレーム12と、後
頭部を包囲可能であって、後頭部の形状に対応した内側
R形状を備えた中空の略半リング形状を有する後部フレ
ーム14と、前記前部フレーム12と後部フレーム14
との両端部に配設され、前部フレーム12と後部フレー
ム14とを、頭部の前後方向に移動自在に連結する連結
装置30Aおよび30Bと、を備えている。
【0052】前部フレーム12は、頭部に装着した際に
両目に対向する位置に、前述したディスプレイ装置2が
配設されている。また、前部フレーム12は、両耳に対
向する位置より前側に、所定の音声を出力するヘッドホ
ン端子4およびヘッドホンから出力される音のボリュー
ムを調整するボリューム調整部5が配設されている。
【0053】特に図2に示すように、前部フレーム12
の内側であって、こめかみに対応する位置には、側頭部
の回りに周設される一対のベルト16Aおよび16Bの
端部が固定されている。このベルト16Aおよび16B
の取り付け端部には、HMD1を頭部に装着した際に、
両こめかみに圧接されるパッド材18Aおよび18B
が、内側に向けて突出形成されている。また、前部フレ
ーム12の中央には、前頭部から頭頂に沿ってR形状を
備えかつ頭頂近傍まで延出されたサポート部材22が配
設されている。このサポート部材22の頭頂側先端に
は、頭頂部と圧接可能なパッド材24が設けられてい
る。さらに、前部フレーム12の前頭部(特に、額)に
対応する部分には、前頭部と圧接可能なパッド材26が
配設されている。
【0054】この前部フレーム12は、特に図示しない
が、外側となる部分、すなわち外側ケーシング120A
が、内側となる本体部分、すなわち、ディスプレイ装置
2、ベルト16Aおよび16B等が設けられている前部
フレーム12の本体部分120Bに対して着脱自在に構
成されている。この実施例では、外側ケーシング120
Aは、前部フレーム12の本体120Bに、ねじ等によ
り着脱自在に固定されている。なお、両者を互いに係合
可能な係合部材によって、ねじ等を使用することなく着
脱自在にしてもよい。
【0055】外側ケーシング120Aを前部フレーム1
2の本体120Bに対して着脱自在に構成することによ
り、外側ケーシング120Aを必要に応じて簡単に交換
することができ、例えば、モデルチェンジに簡単に対応
することができる。
【0056】前記ベルト16Aおよび16Bの前記取り
付け端の他端である自由端側には、図9に示すようにラ
ック32Aおよび32Bが形成されている。このラック
32Aおよび32Bは、後に詳細するベルト締結装置2
0のピニオン34と常時かみ合っているように、当該ベ
ルト締結装置20まで導入されている。すなわち、ベル
ト16Aおよび16Bは、ベルト締結装置20をベルト
締結解除方向へ最大に作動させて、前部フレーム12と
後部フレーム14とを前後頭部方向に最大限に移動させ
ている場合でも、ピニオン34と、ラック32Aおよび
32Bとが、かみ合っている状態を保持できる長さを備
えている。
【0057】次に、前記ベルト締結装置20を詳細に説
明する。後部フレーム14は、図2に示すように、右後
頭部に対応した位置、すなわち、後部フレーム14の中
央部から右側に偏移(オフセット)した位置に、ベルト
締結装置20を備えている。このように、ベルト締結装
置20を後部フレーム14の中央部から右側に偏移した
位置に配設することで、プレーヤーがベルト締結装置2
0をコード46に妨げられることなく容易に操作するこ
とが可能となる。また、後述するように、コード46を
後部フレーム14の中央部から延出させることが可能と
なる。このベルト締結装置20は、図9および図10に
示すように、ピニオン34に回転力を付与するシャフト
36と、シャフト36を回転させるハンドル38と、を
備えている。
【0058】シャフト36は、ねじ35により後部フレ
ーム14に固定されたハウジング37内に、前部フレー
ム12側先端側に向けて突出可能な状態で内設されてい
る。シャフト36の前部フレーム12側先端には、断面
が正六角形からなる嵌合部分40が形成されており、こ
の嵌合部分40が、ピニオン34の中央部に開口されて
いる正六角形の穴に着脱自在(この構成は、後に詳細す
る。)に嵌合するようになっている。すなわち、シャフ
トの回転は、嵌合部分40を介してピニオン34に伝達
されるようになっている。また、シャフト36には、嵌
合部分40をピニオン34の中央部に開口された穴に嵌
合させた際に、ピニオン34のハンドル38側端面に当
接するように、フランジ39が設けられている。
【0059】シャフト36の他端寄りには、シャフト3
6を回転させる回転部材としてのハンドル38に、六角
ナット42およびボルト44(シャフト36に一体形成
されている)を介して固定されている。前記ハウジング
37のハンドル38側端部は、後部フレーム14からハ
ンドル38側に直角に突出する中空状の突出フランジ3
7Aとして形成されている。この突出フランジ37A
は、ハンドル38の厚さ方向に形成されている周溝内に
嵌装されている。そして、ハンドル38の突出フランジ
側内壁38Aおよび突出フランジ37Aのハンドル38
側内壁には、互いに歯合するギヤが形成されている。そ
して、ハンドル38を回すと、ハンドル38がピニオン
34から離間する方向に後退し、しかしながら、突出フ
ランジ37Aの歯と内壁38Aの歯とのかみ合いを維持
したままハンドル38が突出フランジ37Aの回りを回
転する。このとき、ハンドル38は、シャフト36を回
転させ、この回転をピニオン34に伝える。
【0060】一方、ハンドル38の非操作時は、ハンド
ル38とハウジング37の突出フランジ37Aとが歯合
して、ハンドル38がロックされている。従って、前記
ピニオン34は、ベルト16Aおよび16Bの先端に設
けられているラック32Aおよび32Bとかみ合って回
転している。図9に示すハンドル38を時計方向に回転
すると、ラック32Bは矢印R方向に、ラック32Aは
矢印L方向に、同時に移動し、ラック32Aおよび32
Bを頭部に締結させる方向に移動する。また、このハン
ドル38を反時計方向に回転すると、前記とは逆に、ラ
ック32Aおよび32Bは、頭部の締結が解除される方
向に移動する。
【0061】なお、ハンドル38には、これを回転させ
る際に指が当接して回転しやすくするために設けられた
凹部38Bが形成されている。
【0062】前記後部フレーム14の後頭部に対応する
部分には、後頭部と圧接可能なパッド材45が配設され
ている(図1参照)。
【0063】また、後部フレーム14の略中央部には、
ディスプレイ装置2に接続されるコード46が延出され
ている。このコード46は、HMD1を頭部に装着した
際に、該頭部より上方にある接続部分(例えば、ディス
プレイ装置2に映し出される映像等を制御するコントロ
ール装置の接続部分)等に接続される。このため、HM
D1を装着した際に、コード46の後部フレーム14と
は反対側の端部が、常に頭より上方に位置することにな
るため、コード46がプレーヤーの妨げになることを抑
制することができる。また、コード46の重量を、前記
接続部分で支えることになるため、コード46の重量の
大部分がフレームに加わることを軽減することができ
る。
【0064】さらに、前記コード46の後部フレーム1
4から離れた側の先端を、コード46にかかる張力に応
じてコード46の巻き取り及び巻き戻しを行うコード調
整装置に接続してもよい。このコード調整装置として
は、例えば、HMD1を装着したプレーヤーが、コード
46の先端部分が接続されている装置から離れる方向に
動いて、コード46に張力(テンション)をかけた場合
には、その張力に応じてコード46を巻き戻し、後部フ
レーム14から延出するコード46の長さを長くし、プ
レーヤーの前記動きが停止して前記張力がかからなくな
ると、コード46の巻き戻しを停止し、コード46を巻
き取るように構成されているもの等が挙げられる。この
ように、コード調整装置を設置することで、コード46
は、プレーヤの動きに応じて、後部フレーム14から延
出するコード46の長さが調整されるため、コード46
がプレーヤーの妨げになることをさらに抑制するととも
に、コード46の絡まりを防止する。
【0065】この後部フレーム14も前部フレーム12
と同様に、外側ケーシング140Aが、内側となる本体
部分140Bに対して着脱自在に構成され、前部フレー
ム12と同様に、ねじ等により着脱自在に固定されてい
る。また、側面についても同様に外側ケーシングを着脱
自在に構成してもよい。
【0066】前記連結装置30は、図1に示すように、
前部フレーム12の両端部に固定された第一の係合部材
50Aおよび50Bと、後部フレーム14の両端部に固
定された第二の係合部材60Aおよび60Bと、を備え
ている。
【0067】第一の係合部材50Aおよび50Bは、図
1ないし図3および図8に示すように側頭部に対応した
内側R形状を備えた中空のハウジング51と、ハウジン
グ51の内側に固定されかつ後に詳細する第二の係合部
材60Aおよび60Bのレール61と係合し、前記ハン
ドル38の操作に応じてレール61上を進退移動するス
ライダ52と、を備えている。
【0068】第二の係合部材60Aおよび60Bは、側
頭部に対応した内側R形状を備え、かつその内部にハウ
ジング51を進退自在に挿入可能な大きさを備えた中空
形状のハウジング62と、ハウジング62の内側にねじ
63により固定されたレール61と、を備えている。レ
ール61は、その前部フレーム12側がハウジング51
内に延出した状態で配設されている。一定幅のスライダ
52がレール61上を移動することにより、前記ハウジ
ング51が、ハウジング62内を進退運動するように構
成されており、この進退運動によって連結装置30自身
の前後方向長さが変更されるようになっている。
【0069】前記前部フレーム12の内壁12A(図2
参照)のコの字状端部12Bには、前記レール61の端
部より一回り大きい切穴(図示せず)が設けられてお
り、前記ベルト16Aおよび16Bが締結されて前後の
フレームが接近した時に、この切穴からレール61が前
部フレーム12の空間12C内に弾性変形しながら進入
する(一点鎖線参照)。これにより、スライダ52がレ
ール61に沿って後部フレーム14側に移動し、HMD
1を頭部に装着することを可能にする。
【0070】次に、本実施例に係るHMDの具体的動作
について説明する。なお、本実施例では、図12に示す
ようにHMDをゲーム機に接続して、所定のゲームを行
う場合について説明する。
【0071】図12は、HMD1をゲーム機200に接
続した状態を示す概念図であり、図面番号201は、公
知のコントロールパッド、図面番号202は、前述した
光量制御装置91が組み込まれたコントロールボック
ス、図面番号203は、コントロールボックス202に
接続されたACアダプタ、図面番号204は、ゲーム機
200に接続されたACアダプタである。
【0072】HMD1を頭部に装着する際には、先ず、
ベルト締結装置20のダイヤル38を所定の方向に回し
て、ベルト16Aおよびベルト16Bを適当な長さに伸
ばして連結装置30の長さを伸ばし、装着しやすい大き
さまで装着装置10の径を広げる。次に、HMD1を頭
部の装着すべき位置にセットし、パッド材18Aおよび
18Bをこめかみに、パッド材26を額に、パッド材2
4を頭頂に当接させた後、ダイヤル38を押し込んで、
嵌合部分40とピニオン34の中央部に開口された穴と
を嵌合させる。
【0073】次いで、ダイヤル38を前記とは逆の方向
に回す。この動作により、ピニオン34とラック32A
および32Bがかみ合って、ラック32Aは図9の矢印
L方向に、ラック32Bは図9の矢印R方向に移動し、
ベルト16Aおよび16Bの長さを徐々に短くする。こ
の結果、ベルト16Aおよび16Bが側頭部を締め付け
始め、これと同時に、係合部52がレール61上を後方
に移動し、ハウジング51がハウジング62内に挿入さ
れて、連結部材30自身の長さが短くなり、前部フレー
ム12と、後部フレーム14との間が縮まり、パッド材
45が、後頭部に当接される。さらに、ダイヤル38を
回すと、前部フレーム12により前頭部が、後部フレー
ム14により後頭部が締め付けられ、ベルト16Aおよ
び16Bにより側頭部が締め付けられる。
【0074】このように、装着装置10により、前頭
部、後頭部および側頭部を確実に締め付けることができ
る。このため、頭を激しく動かしてもHMD1が頭部か
らずれることがない。また、こめかみをパッド材18A
および18Bが、額をパッド材26が、後頭部をパッド
材45が、頭頂をパッド材24が、それぞれ圧接するた
め、優れたフィット感を得ることができる。
【0075】次に、HMD1が、頭を激しく動かしても
ずれないことを確認してダイヤル38の回転を停止す
る。ここで、ベルト締結装置20は、プレーヤーが操作
しやすい場所(後部フレーム14の中央より右側)に設
けられているため、HMD1をさらに容易に装着するこ
とができる。
【0076】次いで、ヘッドホン端子4にヘッドホンを
接続し、ゲーム機200、コントロールボックス202
およびHMD1の電源を入れる。この時、バイザー80
は、閉鎖状態にしておく。次に、コントロールパッド2
01のスタートボタンを押すとゲームが開始され、所望
の映像がディスプレイ装置2に投影される。なお、必要
に応じてボリューム調整部5により音量を調整する。こ
の時、バイザー80は閉鎖状態となっており、かつ外光
量(ゲームをしている場所の明るさ)は、光センサ90
により検知され、このデータに応じて光量制御装置91
により蛍光管71が照射する光量が最適な量となるよう
にコントロールされているため、プレイヤーは鮮明な映
像を視聴できるとともに、ゲーム(視聴)に集中するこ
とができる。ここで、このようにゲーム中(視聴中)の
状態であっても、バイザー80およびディスプレイ装置
2は、ある程度の透過性を有しているため、外部環境も
認識することができる。したがって、より安全にゲーム
を行うことができる。
【0077】ゲーム中に外部環境をより確実に認識した
い場合には、支点80Lおよび80Rを支点としてバイ
ザー80を上方に回動し、バイザー80を開放状態にす
る。このようにすることで、ディスプレイ装置2に外部
から入射する外光量が増加するとともに、蛍光管71の
スイッチ92がOFFされて、ディスプレイ装置2に投
影される映像が消える。したがって、HMD1を装着し
たままであっても、外部環境を確実に認識することがで
きる。このとき、コントロールパッド201のポーズボ
タンを押し、ゲームを一時停止することも可能である。
【0078】ゲームを再び開始する場合には、支点80
Lおよび80Rを支点としてバイザー80を下方に回動
し、蛍光管71のスイッチ92をONし、蛍光灯71を
点灯すればよい。そして、ゲームが一時停止されている
場合には、コントロールパッド201のポーズボタンを
再び押してポーズ状態を解除すればよい。
【0079】一方、HMD1を頭部から取り外す際に
は、前記とは逆にダイヤル38を回して、ラック32A
および32Bを前記とは逆の方向に移動し、ベルト16
Aおよび16Bを緩め、連結装置30の長さを伸ばし
て、装着装置10の径を広げればよい。
【0080】なお、本実施例では、減光機構として、バ
イザー80を使用した場合について説明したが、これに
限らず、減光機構としては、サングラスのような眼鏡式
のもの等、他の構造を備えていてもよい。
【0081】また、本実施例では、透過性を備えたバイ
ザー80を使用した場合について説明したが、これに限
らず、バイザー80は、ディスプレイ装置2の外側前面
を覆う位置と開放する位置との間を移動自在に配設され
ていれば、非透過性であってもよい。この場合は、バイ
ザーが、ディスプレイ装置2の外側前面を覆う位置にあ
る際には、外部からの光がディスプレイ装置内に侵入す
ることがないため、さらに視聴に集中することができる
し、バイザーを開放させれば、HMDを頭部から取り外
すことなく生活空間を認識することができる。
【0082】すなわち、このバイザー80の透過率は、
比較的低い値(外光を通しにくい値)にしてもよく、ま
た全ての外光を遮断する値としてもよい。この減光機構
の透過率は、例えば、映像表示機構が映像を表示してい
る最中でも、生活空間に置かれている機材や家具等の外
縁ラインが認識できる程度にすることが好ましい。この
程度の透過率であれば、同時に映像表示機構からの映像
を鮮明に再生することができる。なお、HMDを使用す
る外部環境の明るさとしては、例えば、晴天時に日光が
直接差し込むような部屋の窓際(例えば、光量が650
0〜4500nt)や、蛍光灯が点灯された部屋の真ん
中あたりで、テレビ等を見る位置(例えば、3000〜
1500nt)や、照明から離れた暗い部屋(例えば、
1500〜700nt)等が想定されるが、バイザー8
0の透過率は、これらの範囲の明るさの際に、映像表示
機構が映像を表示している最中でも、生活空間に置かれ
ている機材や家具等の外縁ラインが認識できる値を示す
ことは勿論のこと、これ以外の明るさであっても、光セ
ンサ90および光量制御装置91の存在により、鮮明な
映像を視聴することができる。
【0083】また、本実施例では、バイザー80の開閉
および蛍光灯71の光量の調整により、ディスプレイ装
置2に投影される映像の画質をコントロールしたが、こ
れに限らず、例えば、図13に示すように、ディスプレ
イ装置2の外側前面に、液晶シャッター301を配設
し、光センサ90で検知した外光量に応じて液晶シャッ
ター301の透過率を制御する光量制御装置391を接
続し、これにより前記画質をコントロールしてもよい。
【0084】すなわち、図13に示すように、光センサ
90は、ここで検知した外光量をA/D変換器393を
介してCPU394に出力する。CPU394には、外
光量と液晶シャッター301の透過率との関係が予め設
定されており、この関係から得られたデータをA/D変
換器395を介して液晶シャッター301を所定の透過
率にする駆動回路396に出力する。このようにして、
液晶シャッター301の透過率を制御することで、外光
量に拘らずディスプレイ装置2に投影される映像の画質
をコントロールすることもできる。
【0085】また、バイザー80や他の光学系部品の透
過率や反射率等を所望の値に設定すれば、光センサ90
や光量制御装置91は、必ずしも設置しなくてもよい。
【0086】また、本実施例では、前述した構成の光源
部70を使用した場合について説明したが、これに限ら
ず、例えば、図14および図15に示すように、蛍光管
71の下側に配設されかつ蛍光管71から照射された光
を拡散させてLCD73Lおよび73Rに伝達する拡散
板172と、蛍光管71の上側に配設され、蛍光管71
から照射された光を図14に示す矢印のように、拡散板
172に向けて反射させる反射板171と、を備えて構
成してもよい。
【0087】すなわち、図14および図15に示すよう
に、本実施例で説明したLCD73Lおよび73R上に
拡散板172を水平に配設し、拡散板172の上側略中
央部に、拡散板172の長手方向に対して平行に蛍光管
71を配設し、蛍光管71の上側(拡散板172と反対
側)に、拡散板172側が開放された断面略コの字形を
備えるとともに、内側に反射材が敷設された反射板17
1を配設させた構成としてもよい。このような構成にす
ることにより、蛍光管71から反射板171に向けて照
射された光は、ここで拡散板172に向けて全反射され
る。したがって、蛍光管71から照射された光を効率よ
く拡散板172に集中させることができる。拡散板17
2は、光をLCD73Lおよび73Rに均一に伝達させ
るため、LCD73Lおよび73R全体を均一に明るく
することができる。
【0088】なお、前記反射板171は、蛍光管71か
ら照射された光を拡散板172に向けて効率よく反射さ
せることができる形状であればよいことは勿論である。
【0089】そしてまた、本実施例では、バイザー80
の開閉により、蛍光管71のON/OFFを行い、外部
環境の認識の程度や、映像の画質の程度が一層最適とな
るようにしたが、これに限らず、スイッチ92は、必ず
しも設置しなくてもよい。また、これに代えて、例え
ば、前記液晶シャッター301を用いた場合には、図1
3に示すように、スイッチ392をOFFして、液晶シ
ャッター301の透過率を透明に近い状態まで低下させ
ることで、本実施例のようにバイザーを開放させた状態
と同様の効果を得ることができる。また、スイッチ39
2をONさせれば、液晶シャッター301の透過率のコ
ントロールを前記に基づいて再び行うことができる。
【0090】そしてまた、本実施例に係るHMD1に
は、バイザー80を開放した際に、ゲームを自動的にポ
ーズ状態とする一時停止装置を接続してもよい。
【0091】さらに、本実施例に係るHMD1には、任
意に設定された時間の経過に基づいてバイザー80を自
動的かつ強制的に開放状態にするバイザー強制開放装置
を接続してもよい。このバイザー強制開放装置を接続す
ることで、外部環境を定期的に確実に認識することがで
きるとともに、定期的に映像の視聴を終了させることが
できる。
【0092】また、本実施例では、ディスプレイ装置2
の光学系のレイアウトを前述した構成にしたが、これに
限らず、ディスプレイ装置2の光学系のレイアウトは、
ディスプレイ装置2が透過性を有しており、所定の映像
を投影することが可能であれば、他の構成としてもよ
い。
【0093】そしてまた、本実施例では、ディスプレイ
装置2の光源として蛍光管71を用い、これと導光板7
2を収容するハウジング79を備えた場合について説明
したが、これに限らず、他の光源を備えてもよく、導光
板72の代わりに反射板等を備えてもよく、また、ハウ
ジングの形状もこれに限定されるものではない。
【0094】また、本実施例では、第一の係合部材50
Aおよび50Bと、第二の係合部材60Aおよび60B
と、からなる連結装置30について説明したが、これに
限定されるものではなく、本発明に係る連結装置は、前
部フレームと後部フレームとを前後頭部方向に移動自在
に連結することが可能な構造を有していればよい。
【0095】そして、本実施例では、ベルト16Aおよ
び16Bの両端に設けたラック32Aおよび32Bとか
み合うピニオン34を備えたベルト締結装置について説
明したが、これに限らず、本発明に係るベルト締結装置
は、ベルト16Aおよび16Bの長さを調整してベルト
16Aおよび16Bを締結することが可能な構造を有し
ていればよい。
【0096】また、本実施例では、前部フレーム12本
体120Bと、前部フレーム12の外側となる部分12
0Aとの着脱、および後部フレーム14本体140B
と、後部フレーム14の外側となる部分140Bとの着
脱を、ねじ等の固定部材を使用して行う場合について説
明したが、これに限らず、前部フレーム12本体120
B(後部フレーム14本体140B)と、前部フレーム
12の外側となる部分120A(後部フレーム14の外
側となる部分140A)に、互いに係合し合う係合部を
設け、この係合部を係合させることで、両者を着脱自在
に固定する等、他の方法を採用してもよい。また、フレ
ーム本体と、フレームの外側となる部分とに分割しなく
てもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
HMDは、前記減光機構を開放することで、HMDを頭
部から取り外すことなく、迅速かつ簡単に外部環境を確
実に認識することができる。そして、前記減光機構が非
透過性であれば、視聴に集中することができ、前記減光
機構が透過性であれば、映像表示機構に投影された映像
の視聴に支障を来すことなく、かつ映像を視聴しながら
映像表示機構および減光機構を通して生活空間等の外部
環境を見ることができる。この結果、HMDを頭部から
取り外すことなく、かつHMDの機能に支障を来すこと
なく、必要に応じて生活空間等の外部環境を迅速かつ簡
単に認識することが可能になるという効果が得られる。
【0098】また、前記減光機構により映像表示機構の
外側前面を覆った際に、これを通して目に到達する外光
量を、前記映像表示機構の光源から目に到達する光量よ
り小さくすることで、映像表示機構に投影される映像を
より鮮明にすることができる。
【0099】一方、前記バイザーを開放した際に、目に
到達する外光量を、前記光源から目に到達する光量より
大きくすることで、外部環境をより認識し易くすること
ができる。また、前記減光機構を上下に回動することに
より前記移動を行うことで、当該移動をさらに簡単に行
うことができる。
【0100】また、前記映像表示機構の導光板を略台形
状とすることにより、当該光源から照射された光を効率
良く反射させて導光板の略中央部に集中させることがで
き、液晶表示体に光源から照射された光を効率よく伝達
することができる。
【0101】さらにまた、前記映像表示機構が、光源か
ら照射された光を拡散させて液晶表示手段に伝達する拡
散板と、当該光を拡散板に向けて反射させる反射板とを
備えることで、液晶表示体に光源から照射された光を一
層効率よく伝達することができる。
【0102】そしてまた、前記映像表示機構に外光量検
知手段と、該外光量検知手段で得られたデータに基づい
て光源の光量を制御する光量制御手段を備えることで、
HMDを使用する場所の光量に拘らず前記効果を確実に
得ることができる。
【0103】また、前記減光機構に、前記外光量検知手
段および透過率制御手段を備えることで、HMDを使用
する場所の光量に拘らず、前記効果を確実に得ることが
できる。
【0104】さらにまた、前記HMDに前記移動検知手
段および光源点滅制御手段を備えることにより、減光機
構を開放した際には、映像表示機構の光源を消灯し、減
光機構を閉鎖した際には、当該光源を点灯することがで
きる。この結果、減光機構を開放すると外部環境をより
確実に認識でき、閉鎖すると一層鮮明な映像を視聴する
ことができるという効果がある。
【0105】また、前記移動検知手段および電源オン/
オフ制御手段を備えることにより、減光機構の開放によ
りと映像表示機構への投影プログラムが中断されるとと
もに映像が消え、閉鎖により当該映像を投影することが
できる。この結果、減光機構を開放すると外部環境をよ
り確実に認識でき、閉鎖すると一層鮮明な映像を視聴す
ることができるという効果がある。
【0106】そしてまた、減光機構開放手段を備えるこ
とにより、外部環境を定期的に確実に認識することがで
きる。また、この減光機構開放手段と、前記移動検知手
段および光源点滅制御手段とを組み合わせれば、外部環
境を定期的にさらに確実に認識することができる。ま
た、この減光機構開放手段と、前記開放検知手段および
電源オン/オフ制御手段とを組み合わせれば、外部環境
を定期的にさらに確実に認識することができるととも
に、定期的に映像の視聴を終了させることができるとい
う効果が得られる。
【0107】また、前記支持機構にヘッドホン端子およ
びボリューム調整部を設け、ヘッドホンによる視聴を行
うことで、HMD自身にヘッドホンスピーカーを設ける
必要がなくなる結果、HMDの重量を軽くすることがで
きる。そして、前記ボリューム調整部を支持機構の前方
に設けることで、ボリューム調整部の操作を簡単に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るHMDの斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】図2のX−X断面図である。
【図5】図1に示すHMDのディスプレイ装置の一部を
示す平面図である。
【図6】図1に示すHMDのディスプレイ装置の一部を
示す平面図である。
【図7】図1に示すHMDのディスプレイ装置の正面図
である。
【図8】図3のY−Y断面図である。
【図9】図1に示すHMDの後部の一部を示す平面図で
ある。
【図10】図9のZ−Z断面図である。
【図11】本発明の実施例に係るブロック図である。
【図12】本発明の実施例に係る概念図である。
【図13】本発明の他の実施例に係るブロック図であ
る。
【図14】本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置
の一部を示す断面図である。
【図15】本発明の他の実施例に係るディスプレイ装置
の一部を部分的に断面にした斜視図である。
【符号の説明】 1 HMD 2 ディスプレイ装置 4 ヘッドホン端子 5 ボリューム調整部 70 光源部 71 蛍光管 73L,73R LCD 74L,74R レンズ 75L,75R ハーフミラー 76L,76R 非球面凹面反射ミラー 77L,77R クリアカバー 78L,78R カバーガラス 80 バイザー 83 導光板 90 光センサ 91 光量制御装置 92 スイッチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外光を透過させながら所定の映像を表示
    する透過型の映像表示機構と、この映像表示機構を頭部
    の前面に支持する支持機構と、前記映像表示機構に入射
    する外光量を減少させる減光機構と、を備え、前記減光
    機構が、前記映像表示機構の外側前面を覆う位置と開放
    する位置との間を移動自在に配設されてなる頭部搭載型
    ディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記減光機構を通過して目に到達する外
    光量は、前記映像表示機構の光源から目に到達する光量
    より小さく、前記減光機構を通過せずに目に到達する外
    光量は、当該光源から目に到達する光量より大きい請求
    項1記載の頭部搭載型ディスプレイ。
  3. 【請求項3】 前記減光機構は、バイザーから構成さ
    れ、側頭部側両上端を支点として上下に回動することに
    より前記移動を行う請求項1または請求項2記載の頭部
    搭載型ディスプレイ。
  4. 【請求項4】 前記映像表示機構は、液晶表示体と、側
    面が光源と対向した位置に配設されかつ前記液晶表示体
    に光源から照射される光を伝達する導光板と、を備え、
    前記液晶表示体は、導光板表面の略中央部と対向した位
    置に配設され、前記導光板は、前記光源に近接した側面
    の長さが、この側面に対向した側面の長さより短い略台
    形状を備えた請求項1ないし請求項3のいずれか一項に
    記載の頭部搭載型ディスプレイ。
  5. 【請求項5】 前記映像表示機構は、液晶表示体と、表
    面が光源と対向した位置に配設されかつ光源から照射さ
    れる光を拡散させて当該液晶表示体に伝達する拡散板
    と、前記光源を包囲してこの光源から照射された光を前
    記拡散板に向けて反射させる反射板と、を備えた請求項
    1ないし請求項3のいずれか一項に記載の頭部搭載型デ
    ィスプレイ。
  6. 【請求項6】 前記映像表示機構は、目に到達する外光
    量を検知する外光量検知手段と、当該外光量検知手段で
    得られたデータに基づいて光源から照射する光量を制御
    する光量制御手段とを備えた請求項1ないし請求項5の
    いずれか一項に記載の頭部搭載型ディスプレイ。
  7. 【請求項7】 前記減光機構は、目に到達する外光量を
    検知する外光量検知手段と、当該外光量検知手段で得ら
    れたデータに基づいて減光機構の透過率を制御する透過
    率制御手段とを備えた請求項1ないし請求項5のいずれ
    か一項に記載の頭部搭載型ディスプレイ。
  8. 【請求項8】 前記減光機構の移動状態を検知する移動
    検知手段と、当該移動検知手段で得られたデータに基づ
    いて、前記光源の点滅を制御する光源点滅制御手段と、
    をさらに備えた請求項1ないし請求項7のいずれか一項
    に記載の頭部搭載型ディスプレイ。
  9. 【請求項9】 前記減光機構の移動状態を検知する移動
    検知手段と、当該移動検知手段で得られたデータに基づ
    いて、電源のオン/オフを制御する電源オン・オフ制御
    手段と、をさらに備えた請求項1ないし請求項7のいず
    れか一項に記載の頭部搭載型ディスプレイ。
  10. 【請求項10】 任意に設定された時間の経過に基づい
    て前記減光機構を開放状態にする減光機構開放手段を備
    えた請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の頭
    部搭載型ディスプレイ。
  11. 【請求項11】 前記支持機構にヘッドホン端子および
    ヘッドホンのボリューム調整部を設けた請求項1ないし
    請求項10のいずれか一項に記載の頭部搭載型ディスプ
    レイ。
  12. 【請求項12】 前記ボリューム調整部を前記支持機構
    の前方に設けた請求項11記載の頭部搭載型ディスプレ
    イ。
JP6306723A 1994-12-09 1994-12-09 頭部搭載型ディスプレイ Pending JPH08160348A (ja)

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JP6306723A JPH08160348A (ja) 1994-12-09 1994-12-09 頭部搭載型ディスプレイ
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GB9921361A GB2337681B (en) 1994-12-09 1995-12-08 Head mounted display and head mounted video display system
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