JPH03225317A

JPH03225317A - 表示装置

Info

Publication number: JPH03225317A
Application number: JP1925790A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Furuya; 嘉之古屋; Makoto Takashima; 誠高島; Masao Suzuki; 正男鈴木; Kazuhiro Itami; 伊丹　和弘
Original assignee: Yazaki Corp
Current assignee: Yazaki Corp
Priority date: 1990-01-31
Filing date: 1990-01-31
Publication date: 1991-10-04
Anticipated expiration: 2013-09-24
Also published as: JP2803757B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は表示装置に係り、特にヘルメットに内蔵され、
表示ユニットからの表示情報をヘルメットを装着した状
態で視認することを可能とした表示装置に関する。

〔従来の技術〕

従来から、例えば、航空機、ヘリコプタ等において、そ
の速度等の表示情報を表示する表示装置を操縦者が装着
するヘルメットに装備したものが知られている。

第１２図はこのような従来の表示装置の概略を示したも
ので、図示しないヘルメットの内部に各種表示情報を表
示する筒状のＣＲＴＩを設け、このＣＲＴＩの表示側に
は、所定の方向に指向させると共に焦点を合わせるため
の反射鏡２及びレンズ３が配設されている。このレンズ
３の出光側には、上記ＣＲＴ１からの表示情報を視認者
方向に指向させる反射板４が配設されている。

そして、上記ＣＲＴ１から上記反射鏡２およびレンズ３
を介して送られる表示情報を、反射板４により視認者側
に反射し、視認者から視認することができるようになっ
ている。

しかし、上記表示装置においてはＣＲＴｌを動作させる
ために高い電圧が必要であるため、視認者に対して非常
に危険である。

そのため、従来から、第１３図に示すように、ＣＲＴｌ
及びレンズ３を別体に設け、このレンズ３からの表示情
報を、先端部がヘルメット５のシ−ルド６の内側に指向
された光ケーブル７によりヘルメット５に伝送し、上記
シールド６の内側に結像された表示情報を視認者が視認
することができるようにした表示装置がある。

しかし、このような表示装置においては、比較的フレキ
シブル性の低い光ケーブル７を接続することから、ヘル
メット５装着時に光ケーブル７が極めてじゃまになって
しまっていた。

そのため、従来、第１４図に示すように、ヘルメット５
の上部内側にＬＥＤデイスプレィ８を配設し、このＬＥ
Ｄデイスプレィ８の表示情報をプリズム９を介してヘル
メット５のシールド６の内側に表示させることより、上
記ＬＥＤデイスプレィ８からの表示情報を視認者に視認
させる表示装置がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記第１４図に示す従来の表示装置においては
、ヘルメット上部または左右側方に表示ユニットが装備
されているため、ヘルメットの重心が高くなり、使用者
に不安定感を与え、使用感の良くないものとなる。また
、反射方向からシールドとは別にコンバイナーを必要と
し、眼の近傍に設置されるため、危険を伴う可能性もあ
る。

本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、適正に情
報を表示することのできるとともに、ヘルメットとして
の使用感を損なわない表示装置を提供することを目的と
するものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本発明に係る表示装置は、ヘル
メットの内部に所定の情報を表示する表示器を配設し、
この表示器からの表示情報を上記ヘルメットのシールド
により視認者側に反射させ、上記表示器の表示情報の虚
像を視認するようにした表示装置において、上記ヘルメ
ットのあご部分の内側に、表示ユニットを配設したこと
を特徴とするものである。

〔作　用〕

本発明によれば、表示ユニットにより表示画像が形成さ
れ、この表示画像は反射板により反射された後、シール
ドの内側に結像され、これにより、シールドの外側の所
定の位置に虚像が形成され、この虚像を視認者が視認す
ることにより、表示画像を認識することができるように
なっている。また、表示ユニットをヘルメットのあご部
分に配設すると共に、表示画像をシールドにより反射さ
せるようにしているので、表示ユニットがヘルメット装
着者に対してじゃまにならず、かつ、ヘルメットとして
の使用感を損なわないものとすることができ、安全性を
高めることができるものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図乃至第１１図を参照して
説明し、従来と同−分には同一符号を用いる。

第１図は本発明に係る表示装置の一実施例を示し、特に
オートバイ等の運転者が装着するヘルメットに使用され
る場合を示したもので、ヘルメット５の前面には、視認
用の開口１０が形成されており、この開口１０部分には
、透明なシールド６が装着されている。

また、上記ヘルメット５の前部内側には、はぼく字状に
折曲形成された表示ユニット１１が配設されており、こ
の表示ユニット１１は、その上下端部がヘルメット５の
前側に位置するように配置されている。上記表示ユニッ
ト１１の下端部分には、所望の表示情報を表示する表示
器としての液晶セル１２が配設されており、この液晶セ
ル１２は、その所定の部分に所望の情報に基づいて電圧
を印加することにより、この電圧が印加された部分のみ
が透明となり、上記液晶セル１２の下方に配設される図
示しない光源からの光を透過できるようになっている。

また、上記表示ユニット１１の上記曲成部分内側には、
反射板１３が配設されており、上記表示ユニット１１の
上端部には、複数枚のレンズからなり上記液晶セル１２
からの表示情報を上記シールド６の内側に結像させる光
学ユニット１４が配設されている。

なお、上記液晶セル１２への表示情報の伝達手段として
は、信号ケーブルを接続する手段や上記液晶セル１２に
受信器を接続しておき、無線により信号を伝達する手段
等いずれの手段であってもよい。

次に、本実施例の作用について説明する。

本実施例においては、光源から液晶セル１２の裏側に光
を照射すると共に、所定の表示情報に基づいて液晶セル
１２に電圧を印加してその表示部分を透明にすることに
より、上記光源からの光が上記液晶セル１２の表示部分
を透過して表示画像が形成される。そして、この表示画
像は、反射板１３により反射された後、光学ユニット１
４を介してシールド６の内側に結像され、これにより、
シールド６の外側の所定の位置に虚像が形成され、この
虚像を視認者が視認することにより、表示画像を認識す
ることができるようになっている。この場合に、晴天あ
るいは逆光特等外部の光の照度が強い場合には、上記光
源の照度を高く調整することにより、上記液晶セル１２
に外部の光の照度に対して適度な光を照射するようにな
っている。

従って、本実施例においては、上記液晶セル１２の裏側
に光源から光を照射することにより、表示画像を形成す
るようにしているので、表示画像を適正に視認すること
ができる。また、表示ユニット１１をく字状に形成し、
液晶セル１２部分をヘルメット５の前側に配置させて反
射板１３により表示画像をシールド６方向に反射させる
ようにしているので、ヘルメット５の装着者に対してあ
ごの部分がじゃまにならず、また使用感を損なわずに安
全性を高めることができる。

なお、上記ヘルメット５のシールド６にホログラム板を
形成すると共に、表示ユニット１１の光学ユニット１４
を除去し、液晶セル１２からの表示画像を上記ホログラ
ム板に照射することにより、ホログラム像を視認するよ
うにしてもよい。

また、第２図乃至第６図は本発明の他の実施例を示した
もので、ヘルメット５側にユニット保持部材１５がその
ほぼ中央部の支持ピン１６を中心として左右に揺動自在
に取付けられており、このユニット保持部材１５の上部
両端部には、前方に突出する保持アーム１７が形成され
ている。上記ユニット保持部材１５の保持アーム１７の
間には、表示ユニッ）１１が支持軸１８を中心として前
後に揺動自在に取付けられている。

また、上記表示ユニット１１の下方には、下端部が円板
部とされた調整用軸１９が固着されており、この調整用
軸１９の下端部には、調整用円板２０がねじ２１により
固着されている。

本実施例においては、調整用円板２０を前後左右に操作
することにより、上記表示ユニット１１をユニット保持
部材１５の支持ピン１６及び支持軸１８を中心として前
後左右に揺動させることができ、これにより、上記表示
ユニット１１を所望の角度で設置することができ、表示
ユニット１１からの表示画像の結像位置を任意に調整す
ることが可能となる。即ち、第５図及び第６図に示すよ
うに、個人によって目の高さ、間隔が頭部の大きさ等で
異なることから、ヘルメット５装着時に、個人によって
目の位置が異なってしまい、表示ユニット１１からの表
示画像を適正に視認することができなくなることがある
が、本実施例においては、表示ユニット１１を所望の角
度で設置して表示画像の結像位置を任意に調整すること
ができるので、ヘルメット５の装着者に最適な位置に表
示画像を結像させることができる。

さらに、第７図乃至第１１図は本発明の他の実施例を示
したもので、ヘルメット５をあご部分で分割してなるあ
ごカバー２２が独立して形成されており、このあごカバ
ー２２の内部には、ガイドバー２３が突出形成されてい
る。上記ヘルメット５のシールド６の内側部分には、上
記ガイドバー２３を保持する鼻ガード２４が配設されて
おり、上記あごカバー２２は、上記ガイドバー２３が鼻
ガード２４に沿って摺動することにより前後に進退自在
とされている。また、シールド６の前部下端縁は、上記
あごカバー２２の上端縁に連結されており、上記あごカ
バー２２が前後に移動した場合に、シールド６があごカ
バー２２に追随して移動されてシールド６の傾斜が変化
するようになされている。さらに、上記あごカバー２２
の内側面には、ラックギア２５が取付けられており、こ
のラックギア２５には、ヘルメット５側に取付けられた
あごカバー用モータ２６の出力ピニオン２７が噛合され
ている。

また、ヘルメット５の内部前側には、表示ユニット１１
が上部両側面に固着された保持ビン２８を中心として前
後に揺動自在に配設されており、この表示ユニット１１
の一側面には、円弧状のラックギア２９が取付けられて
いる。このラックギア２９には、ヘルメット５側に取付
けられた表示ユニット用モータ３０の出力ピニオン３１
が噛合されている。

また、第１１図に示すように、ヘルメット５内部に設け
られた図示しない制御装置の制御回路３２には、オート
バイ等の車体の速度センサ３３が接続されると共に、表
示ユニット１１の液晶セル１２が接続されており、上記
速度センサ３３からの速度情報に基づいて液晶セル１２
の表示画像を形成するようになされている。また、上記
制御回路３２には、上記あごカバー用モータ２６及び表
示ユニット用モータ３０が接続されており、上記速度セ
ンサ３３からの速度情報に応じて上記各モータ２６．３
０を駆動するようになされている。

本実施例においては、車体の速度を速度センサ３３によ
り検出して制御回路３２に出力し、この制御回路３２に
より、表示ユニット１１の液晶セル１２に表示画像を形
成し、この表示画像をシールド６の内側に結像させて視
認するものである。

そして、上記車体の速度が一定以上の速度に達すると、
上記制御回路３２により、あごカバー用モータ２６及び
表示ユニット用モータ３０が駆動され、それぞれ出力ビ
ニオン２７．３１及びラックギア２５．２９を介してあ
ごカバー２２が前方に突出されると共に、表示ユニット
１１が保持ピン２８を中心に前方に揺動される。これに
より、シールド６の傾斜が変化し、しかも、表示画像の
結像位置が上方に移動することになるので、高速走行時
等のようにヘルメット５の装着者の視点が遠方になるよ
うな場合に、その遠方視点に応じた位置に表示画像を形
成することができ、表示画像を視認する時の視点の移動
量を減少させて、安全に、かつ、確実に表示画像を視認
することができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明に係る表示装置は、表示ユニッ
トにより表示画像を形成するようにしたので、表示画像
を適正に視認することができる。

また、表示ユニットをヘルメットのあご部分に配設する
と共に、表示画像をシールドにより反射させるようにし
ているので、表示ユニットがヘルメット装着者に対して
じゃまにならず、また使用感を損なわずに安全性を高め
ることができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る表示装置を適用したヘルメットの
一実施例を示す構成図、第２図乃至第６図は本発明の他の実施例を示したもので
、第２図は表示ユニットの側面図、第３図は表示ユニットの正面図、第４図は調整用軸部分の分解斜視図、第５図及び第６図は表示画像と視点位置との関係を示す
それぞれ説明図、第７図乃至第１１図は本発明の他の実施例を示したもの
で、第７図はヘルメットの側面図、第８図はあごカバ一部分の縦断面図、第９図はあごカバ一部分の側面図、第１Ｏ図は表示ユニットの側面図、第１１図は制御装置のブロック図、第１２図は従来の表示装置の概略を示す構成図、第１３
図は従来の表示装置を示す構成図、第１４図は従来の他
の表示装置を示す一部の縦断面図である。５・・・ヘルメット、６・・・シールド、１１・・・表
示ユニット、１２・・・液晶セル、１３・・・反射板、
１４・・・光学ユニット、１５・・・ユニット保持部材
、２２・・・あごカバー第１図７第図第図第図第図どじ第図第１１図第１４図

Claims

【特許請求の範囲】　ヘルメットの内部に所定の情報を表示する表示器を配
設し、この表示器からの表示情報を上記ヘルメットのシ
ールドにより視認者側に反射させ、上記表示器の表示情
報の虚像を視認するようにした表示装置において、上記ヘルメットのあご部分の内側に、表示ユニットを配
設したことを特徴とする表示装置。