JP4258950B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭部に装着されて使用される頭部装着型の映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、頭部に装着されて眼前にて使用される頭部装着型の映像表示装置が個人観賞用の映像表示装置として普及している。一般に、頭部装着型の映像表示装置は、映像を表示する表示器と、表示器に表示した映像の光を観察者の眼に導く接眼光学系と、これらを収容する筺体とを備える。接眼光学系を備えて、眼に近い位置に表示される実像そのものではなく、眼から適度に離れた虚像を提供することで、映像を自然に観察することが可能になり、また、接眼光学系に拡大機能をもたせることで、小型の表示器を使用しながらも、大きな映像を提供することができる。
【0003】
頭部に装着するための構成には、頭部全体を締め付けるようにしたものと、鼻と耳または側頭部で支持される普通の眼鏡のようにしたものとがある。前者は、例えば、特開平9−508711号公報や特開平7−92441号公報に開示されており、後者は、例えば、特開平10−294983号公報に開示されている。
【0004】
特開平9−508711号公報の装置では、左右の表示器を収容した1つの筺体の両端にベルト状の部材を取り付けて、筺体およびベルトで頭部の額およびそれ以外の部位を締め付けるようにしている。表示器や接眼光学系は筺体に固定されており、使用者の眼幅すなわち左右の眼の間隔に応じて、左右の映像の間隔を調節することはできない。特開平7−92441号公報の装置では、頭部の全周をベルト状の部材で締め付けるようにするとともに、この部材に左右の筺体を移動可能に取り付けて、左右の映像の間隔を調節し得るようにしている。
【0005】
特開平10−294983号公報の装置では、1つの筺体に左右の表示器および接眼光学系を収容し、筺体に鼻当てと1対のテンプルを取り付けている。表示器や接眼光学系は筺体に固定されており、左右の映像の間隔を使用者の眼幅に応じて調節することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
頭部の全周を締め付けるようにした装置では、装着後の装置の安定性はよいが、装着がやや困難である上、使用者に違和感や苦痛を与え易い。一方、普通の眼鏡のように装着する装置は、装着は容易であるが、装着後の装置の安定性が悪い。
【0007】
いずれの装着方法を採用する装置でも、左右の映像の間隔を固定した構成では、眼幅にかかわらずけられのない映像を提供するために、使用者の眼に導く光束の径を大きくする必要があり、このために大きな接眼光学系を備えなければならない。また、1つの筺体に左右の表示器や接眼光学系を収容する構成では、当然、大きな筺体が必要になる。接眼光学系や筺体の大型化は、装置の重量化を招いて使用者の疲労を増すだけでなく、重量のアンバランスを増大させて装着後の装置を不安定にする。特に、眼鏡のように装着する装置では不安定化は顕著になり、安定性を高めるためにテンプルで頭部を強く挟むようにすると、使用者に苦痛を与えることになる。
【0008】
筺体の大型化は、映像の周囲の視界を大きく遮る結果ともなる。映像の周囲の視界が遮られることは映像の観察そのものには影響しないが、映像以外の現実の環境を視認できるようにすることが安全上必要なことも多く、筺体で視界が大きく遮られることは好ましくない。
【0009】
また、筺体をベルト状の部材に取り付けるようにした装置では、装着時のベルトの上下方向の位置により眼と接眼光学系の相対位置が変わり易く、しかも、使用者の額の形状により左右の接眼光学系の光軸の向きが変動し易い。これらは使用者の眼にかかる負担を増すことになり、健康上好ましくない。
【0010】
従来の頭部装着型の映像表示装置では、これらの問題点のいずれかが顕著に現れる。本発明は、このような現状に鑑みてなされたもので、装着が容易で、快適に使用することができ、しかも、映像以外の視界を広く確保することが可能な頭部装着型の映像表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の映像表示装置は、頭部に装着されて眼前で使用される映像表示装置において、映像を表示する表示器と、表示器に表示した映像の光を眼に導いて虚像を提供する接眼光学系と、表示器および接眼光学系を保持する筺体とを含む2つの表示部と、当該装置を装着した使用者から見たときを基準に方向を定めるとき、左右方向の長さが眼幅以上で、左右方向のどの部位においても前後方向の長さが上下方向の長さよりも大きい略板状の形状を有し、2つの表示部を支持するフレームと、フレームの左右方向の中央付近に取り付けられ、鼻に接する鼻当てと、フレームの左右方向の両端付近に取り付けられ、耳、側頭部または後頭部に接する1対のテンプルとを含む装着部と、を備え、表示部は眼前に位置し、接眼光学系の光軸の上下方向の位置が眼の瞳の上下方向の位置に略一致するように、フレームに取り付けられており、表示部を支持している箇所以外のフレームの中央部と両端部が、眼と略同じ高さになるように構成されており、表示部の左右方向外側の周辺部において視界が確保されていることを特徴とする。
【0012】
この映像表示装置は、鼻に接する鼻当てと、耳、側頭部または後頭部に接する1対のテンプルとを含む装着部を備えており、普通の眼鏡のように装着されて3部位で支持される。表示部は片眼に映像を提供するものであり、表示部を2つ備えることで、眼用の映像表示装置となる。フレームは左右方向に長く、使用者の顔前に位置して、2つの表示部を支持するとともに装着部を成す3部材を連結する。フレームの前後方向すなわち使用者の視線の方向の長さは上下方向の長さよりも大きい。したがって、撓み等の変形を防ぐに足る強度をフレームにもたせながら、フレームにより遮られる視界の範囲を小さくすることができる。
【0013】
ここで、フレームが表示部を左右方向に移動可能に支持するようにするとよい。このようにすると、表示部と眼の相対位置の調節が可能になり、接眼光学系を小さくすることができる。表示部を2つ備えて両眼用の装置とするときは、左右の映像の間隔を使用者の眼幅に合わせることも容易である。
【0014】
また、フレームおよび表示部の重心が眼よりも下方に位置するようにするとよい。フレームおよび表示部は主として鼻で支持されるが、これらの重心から鼻までの距離が長ければ、回転モーメントが大きくなって、使用者が下方を向いたときに装置が不安定になる。フレームと表示部の重心を眼よりも下方に位置させることにより回転モーメントを小さくすることができて、装置の安定性を高めることが可能になる。
【0015】
さらに、頭部への装着用の部材と、筺体の前面の略全体を覆うカバーと、を備えるとよい
【0016】
筺体は、使用者の視界を遮る範囲を小さくし、また軽量とするために、表示器と接眼光学系を保持するという機能を損なわない範囲で、小さくかつ簡素な構成とすることが望ましい。しかし、そのような筺体の外観は、必ずしも美しいとはいえない。筺体の前面の略全体を覆うカバーを備えることで、視界を遮る範囲を小さくし、軽量にしながらも、美しい外観の装置とすることができる。
【0017】
カバーは着脱可能とするとよい。数種のカバーを用意しておくことでカバーを任意に取り替えることが可能になり、使用者の好みに応じた外観の装置とすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の映像表示装置について図面を参照しながら説明する。本発明の一実施形態の映像表示装置1の外観を図1〜図4に示す。図1、図2、図3は、使用時つまり頭部に装着された状態を表しており、それぞれ上面図、正面図、側面図である。図4は非使用時の上面図である。
【0019】
映像表示装置1は、左右1対の表示部10L、10R、フレーム20および装着部30を有する。表示部10Lおよび10Rは、それぞれ映像を表示して使用者の左眼ELおよび右眼ERに提供する。フレーム20は表示部10L、10Rを支持し、使用時に表示部10L、10Rを左右の眼EL、ERの直前に位置させる。装着部30は鼻当て31および左右1対のテンプル32L、32Rより成り、頭部に対するフレーム20の位置を規定する。
【0020】
表示部10L、10Rは、筺体16L、16Rとこれに保持された光学系より成る。表示部10L、10Rの光学系の構成を図5に示す。各表示部の光学系は、光源11、凹面反射鏡12、プリズム13、液晶表示器(LCD)14および接眼光学系15を有する。光源11は、例えば発光ダイオード(LED)アレイより成り、液晶表示器14を照明するための光を発する。凹面反射鏡12は光源11からの光を集光しつつプリズム13に入射させ、プリズム13は入射光を屈折させてLCD14に導く。プリズム13の入射面には、P偏光を透過させS偏光を反射する偏光分離(PBS)膜13aが設けられており、光源11からの光のうちP偏光のみがLCD14に導かれる。
【0021】
LCD14は反射型であり、表示した映像により入射光を変調しつつ反射する。LCD14は変調により偏光面が90゜回転した光が映像を表すように設定されている。LCD14によって反射された光は、プリズム13に再度入射する。この光のうち、変調後も偏光面が変わらなかった光は、P偏光としてPBS膜13aに入射して透過し、変調により偏光面が回転した映像を表す光は、S偏光としてPBS膜13aに入射して反射される。
【0022】
接眼光学系15は凹レンズ15aおよび凸レンズ15bより成る。接眼光学系15は、PBS膜13aによって反射された映像を表す光を使用者の眼に導いて、LCD14に表示された映像の拡大虚像を提供する。この虚像の位置は眼から数m程度に設定されており、拡大率は数十倍に設定されている。
【0023】
接眼光学系15の2つのレンズ15a、15bの光軸方向の位置や両レンズ間の距離は可変であり、これらを変えることで視度を調整することができる。図1に示すように、筺体16L、16Rにはそれぞれ視度調節用の操作部材17L、17Rが設けられており、使用者は左右の眼の視力に応じて、左右の表示部16L、16Rの視度を設定することができる。
【0024】
LCD14の表示や光源11の点灯は、映像表示装置1の外部に設けられた制御装置(不図示)によって制御される。制御装置はケーブル40によって映像表示装置1に接続されており、表示部10L、10Rの光源11およびLCD14に電力を供給し、また、表示する映像を表す映像信号をLCD14に与える。制御装置が左右の表示部10L、10RのLCD14に表示させる映像には視差があり、使用者には立体感のある映像が提供される。
【0025】
フレーム20は軽量で強度の高いチタン等の金属で作製されている。フレーム20の左右方向の長さは、成人男性の標準的な眼幅よりも大きく設定されており、その両端は顔面の両端付近に位置する。フレーム20は、左右方向のどの部位においても、前後方向の長さが上下方向の長さよりも大きく、略板状である。また、フレーム20の両端部は後方に向かって滑らかに湾曲している。
【0026】
フレーム20の中央部は両端部よりも低く、中央部と両端部の間の部位は中央部よりもさらに低い。最も低いこれらの部位は、左右の眼EL、ERの前方下方に位置し、これらの部位に表示部10L、10Rが取り付けられている。これにより、表示部10L、10Rが眼EL、ERの直前に位置し、接眼光学系15の光軸の上下方向の位置が眼EL、ERの瞳の上下方向の位置に略一致する。
【0027】
図1に矢印Aで示すように、表示部10L、10Rは左右方向に移動し得るようにフレーム20に取り付けられており、接眼光学系15の光軸が眼EL、ERの瞳の中心を通るように設定することができる。したがって、けられのない映像を提供するために観察者の眼に導く光束の径をあまり大きくする必要がなく、接眼光学系15は小型の構成とすることが可能である。
【0028】
なお、前述のケーブル40は、一方の端部からフレーム20に挿入されており、フレーム20の内部を通って表示部10L、10Rに接続されている。ケーブル40はフレーム20から後方の外側に向かって突出する形態となり、使用者の腕の動きを制約したり目障りになったりすることはない。
【0029】
装着部30の鼻当て31は、やや弾性のある樹脂で作製されており、フレーム20の中央部に取り付けられている。鼻当て31とフレーム20の間にはバネ(不図示)が介装されており、鼻当て31は、図1に矢印Bで示したように前後方向に移動可能であり、後方に向けて軽く付勢されている。
【0030】
テンプル32L、32Rはフレーム20の左右両端部に設けられたヒンジ21に取り付けられている。テンプル32L、32Rはヒンジ21の回転軸21aを中心に水平方向に回転可能であり、映像表示装置1は、図1に示す開いた状態と、図4に示す畳んだ状態をとる。テンプル32L、32Rは略円弧状であり、チタン等の金属の表面を樹脂で覆って作製されている。テンプル32L、32Rの前半部は上下方向に薄く水平方向に広く形成されており、後半部は、逆に、上下方向に広く水平方向に薄く形成されている。したがって、テンプル32L、32Rの前半部は水平方向の剛性が高く、後半部は水平方向の弾性に富む。
【0031】
使用者は、テンプル32L、32Rを図1の符号αに示すように外側に撓ませて装着する。装着した状態では、鼻当て31が使用者の鼻に当たり、テンプル32L、32Rが耳の付け根の上端と側頭部から後頭部にかけての部位に当たる。これにより、使用者の頭部に対する映像表示装置1の位置が定まる。鼻当て31が前後方向に可動であり、テンプル32L、32Rの後半部が弾性を有するから、頭部の大小にかかわらず、多くの人が映像表示装置1を装着することができ、また装着した映像表示装置1の安定性は高い。しかも、テンプル32L、32Rの後半部の上下方向の幅が広いから、使用者が受ける押圧感も少ない。
【0032】
また、フレーム20は、板状でありながら前後方向の長さが大きいから、テンプル32L、32Rからの力を受けても撓むことがない。したがって、表示部10L、10Rの向きが変化することはなく、接眼光学系15の光軸の方向を常に一定に保つことができる。
【0033】
表示部10L、10Rとフレーム20の重心は眼EL、ERよりも下方に位置しており、鼻当て31が当たる鼻の部位からその重心までの距離は短い。使用者が下方を向くと回転モーメントが働くが、このような設定では回転モーメントは小さいから、テンプル32L、32Rにより頭部を強く押圧しなくても、映像表示装置1の安定性が損なわれることはない。
【0034】
上記構成のテンプル32L、32Rは、図4に示す畳んだ状態でも、一方の前半部と他方の後半部が干渉することがない。したがって、映像表示装置1は非使用時には携帯に便利な大きさとなる。
【0035】
筺体16L、16Rは、表示部10L、10Rの光学系を保持するに足るだけの大きさで、簡素な直方体状とされている。このため、使用者の視界のうち筺体16L、16Rによって遮られる範囲は小さい。また、フレーム20は板状であって、上下方向の長さが小さいから、フレーム20によって遮られる視界の範囲も小さい。図6に、筺体16L、16Rよりも左右方向外側の視界を示す。フレーム20によって遮られる範囲V1は全範囲V0のごく一部である。このように、映像表示装置1では映像の周囲に広い視界を確保することが可能であり、映像観賞中であっても、使用者は環境の変化を容易に視認することができる。
【0036】
筺体16L、16Rの前面には、その略全体を覆う薄いカバー50L、50Rが備えられている。カバー50L、50Rは不透明であり、また、着脱可能である。筺体16L、16R自体の美感はあまり高くないが、カバー50L、50Rを備えたことで映像表示装置1は十分に高い美感を有する。
【0037】
形状、模様および色彩の異なる種々のカバーを用意すれば、使用者の好みに応じた外観の装置とすることができ、また、使用する環境に応じて外観を変え得る装置となる。ただし、カバーをあまり大きくすると、カバーによって視界が遮られるようになるから、カバーは筺体の前面の略全体を覆う程度の大きさにとどめるのがよい。カバーの取り付けはネジを用いて行ってもよく、カバーの縁部を挿入する溝等の係合部を筺体またはフレームに設けて、係合によって行ってもよい。
【0038】
なお、本実施形態の映像表示装置1では2つの表示部10L、10Rを備える構成としたが、一方を省略して片眼用の装置とすることも可能である。
【0039】
【発明の効果】
左右方向の長さが眼幅以上で、左右方向のどの部位においても前後方向の長さが上下方向の長さよりも大きい略板状の形状を有するフレームを備えて、このフレームにより2つの表示部を支持するとともに、鼻当てと左右1対のテンプルとを含む装着部を備えるようにした本発明の映像表示装置は、普通の眼鏡のように容易に装着することが可能である。また、装着するだけで眼に対する表示部の上下方向の相対位置が定まり、しかも、フレームは撓み等の変形を防ぐに足る強度を確保することが容易な形状であるから、接眼光学系の光軸の方向が変化して眼に負担がかかるのを避けることができて、快適に使用することができる。さらに、フレームによって遮られる視界の範囲は小さく、使用時の安全性も高い。
【0040】
フレームが表示部を左右方向に移動可能に支持するようにすると、眼に対する表示部の左右方向の相対位置を調節することが可能になって、接眼光学系として小さなものを用いることができる。したがって、装置が軽量化し、快適性がさらに増す。また、表示部を2つ備え両眼用の装置であるため、左右の映像の間隔を使用者の眼幅に合わせることができて、誰でも快適に使用し得る装置となる。
【0041】
また、フレームおよび表示部の重心が眼よりも下方に位置するようにすると、使用者が下方を向いたときに、装置が不安定になるのを避けることができて、一層快適に使用できる装置となる。
【0042】
表示器および接眼光学系を保持する筺体の前面の略全体を覆うカバーを備えるようにした本発明の映像表示装置では、カバーによって美感を確保することができるから、筺体として表示器と接眼光学系を保持するに足るだけの簡素で小さなものを備えればよい。したがって、軽量で美しく、しかも筺体によって遮られる視界の範囲が小さい装置となり、快適にかつ安全に使用することができる。また、カバーを着脱可能とすることで、使用者の好みに応じた外観の装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の映像表示装置の使用時の上面図。
【図2】 上記映像表示装置の使用時の正面図。
【図3】 上記映像表示装置の使用時の側面図。
【図4】 上記映像表示装置の非使用時の上面図。
【図5】 上記映像表示装置の表示部の光学系の構成を示す断面図。
【図6】 上記映像表示装置を装着した使用者の視界を示す断面図。
【符号の説明】
1 映像表示装置
10L、10R 表示部
11 光源
12 凹面反射鏡
13 プリズム
13a 偏光分離膜
14 液晶表示器
15 接眼光学系
15a 凹レンズ
15b 凸レンズ
16L、16R 筺体
17L、17R 視度調節部材
20 フレーム
21 ヒンジ
21a 回転軸
30 装着部
31 鼻当て
32L、32R テンプル
40 ケーブル
50L、50R カバー

Claims (5)

  1. 頭部に装着されて眼前で使用される映像表示装置において、
    映像を表示する表示器と、表示器に表示した映像の光を眼に導いて虚像を提供する接眼光学系と、表示器および接眼光学系を保持する筺体とを含む2つの表示部と、
    当該装置を装着した使用者から見たときを基準に方向を定めるとき、左右方向の長さが眼幅以上で、左右方向のどの部位においても前後方向の長さが上下方向の長さよりも大きい略板状の形状を有し、2つの表示部を支持するフレームと、
    フレームの左右方向の中央付近に取り付けられ、鼻に接する鼻当てと、フレームの左右方向の両端付近に取り付けられ、耳、側頭部または後頭部に接する1対のテンプルとを含む装着部と、を備え、
    表示部は眼前に位置し、接眼光学系の光軸の上下方向の位置が眼の瞳の上下方向の位置に略一致するように、フレームに取り付けられており、
    表示部を支持している箇所以外のフレームの中央部と両端部が、眼と略同じ高さになるように構成されており、表示部の左右方向外側の周辺部において視界が確保されていることを特徴とする映像表示装置。
  2. フレームが表示部を左右方向に移動可能に支持していることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  3. フレームおよび表示部の重心が眼よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置。
  4. さらに、頭部への装着用の部材と、筺体の前面の略全体を覆うカバーと、を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の映像表示装置。
  5. カバーが着脱可能であることを特徴とする請求項4に記載の映像表示装置。
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