JPH06141260A - 眼鏡型映像表示装置 - Google Patents

眼鏡型映像表示装置

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JPH06141260A
JPH06141260A JP4286525A JP28652592A JPH06141260A JP H06141260 A JPH06141260 A JP H06141260A JP 4286525 A JP4286525 A JP 4286525A JP 28652592 A JP28652592 A JP 28652592A JP H06141260 A JPH06141260 A JP H06141260A
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JP4286525A
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Masahiko Ito
雅彦 伊藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体(光学系)を顔面に装着してから、光学
系の光軸を眼球の光軸上に正確に合わせることができる
ようにする。 【構成】 装置本体10の背面両側に一対のヒンジ部1
3,13を回転自在に支持してある。この各ヒンジ部1
3に一対の柄20,20の先端側をピン枢支して折畳み
自在にしてあると共に、各ヒンジ部13を中心にして各
柄20を上下方向に回転自在に設けてある。各柄20
は、第1柄21と、この第1柄21に対して伸縮する第
2柄22とで構成してある。各第1柄21間に帯状のパ
ッド25を長さ調整自在に掛け渡してある。これによ
り、装置本体10をヒンジ部13を中心にして顔面側に
回転させ、レンズ鏡筒41の光軸C1を眼球Aの光軸C0
上に正確に合わせることができる。また、装置本体10
と額との間の通気性は良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、顔面装着状態におい
て例えば一対のLCD(液晶パネル)に表示されたビデ
オ映像,テレビ映像等の映像を一対の接眼レンズを介し
てそれぞれ拡大して見ることができるようにした眼鏡型
映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、本出願人はLCDを用いてビデ
オ映像等を見ることができる眼鏡型の映像表示装置を、
特願平3−251667号により開示している。この類
似構造を、図15,16によって簡単に説明すると、1
00は眼鏡型の映像表示装置であり、その前フレームと
なる略筐型の装置本体101と、この装置本体101の
両側に各ヒンジ部102aにより折り畳み自在に取付け
られた一対の柄102,102とで眼鏡型になってい
る。上記装置本体101内の下部中央の逆V字状になっ
た鼻当て部101a上には、逆V字状の反射鏡103を
取付けてある。この反射鏡103の上方には蛍光管10
4を配置してあると共に、この反射鏡103の両側には
鼻当て部101aを跨ぐように一対のカラー液晶パネル
(映像表示手段)105,105を立設してある。この
各カラー液晶パネル105には、偏向板107を介して
凸状の集光レンズ106をカラー液晶パネル105と略
一体に配置してある。また、上記装置本体101内の
左,右の眼球A,A側には凸状の一対の接眼レンズ10
8,108をそれぞれ配置してあると共に、該装置本体
101内の一対の集光レンズ106,106と一対の接
眼レンズ108,108との間には矩形板状の一対の反
射鏡109,109をそれぞれ配置してある。尚、図1
6中符号110は各柄102に取付けられたイヤホンで
ある。
【0003】そして、図16に示すように、上記眼鏡型
の映像表示装置100を顔面に装着し、例えば図示しな
い携帯用の小型VTRより一対のカラー液晶パネル10
5,105に映し出された映像は、蛍光管104により
照射され、一対の集光レンズ106,106から一対の
反射鏡109,109と一対の接眼レンズ108,10
8を経て左,右の眼球A,Aの各網膜aに拡大されて投
影される(即ち、一対のカラー液晶パネル105,10
5で作られた像は一対の反射鏡109,109で反射さ
れ、一対の接眼レンズ108,108で拡大された虚像
が明視距離の位置に来るようになっている)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の眼鏡型映像
表示装置100では、一対の柄102,102により装
置本体101を顔面の前に装着した時に、眼の位置に一
対の接眼レンズ108,108の位置を正確に合わせな
くても映像が見れるようにするために、各接眼レンズ1
08及び各透明窓板111を大きく形成していたが、そ
の分上記装置本体101の重量が全体的に重くなって上
記一対の柄102,102に重量的な負担がかかる欠点
があった。尚、上記各接眼レンズを小型にして該各接眼
レンズと顔面を接近させるようにすると、装置本体10
1の背面が額に直接当たって眼の回りを覆って蒸れが発
生し易かった。
【0005】そこで、この発明は、一対の柄に重量的な
負担がかかることがなく、一対の接眼レンズと眼の位置
を正確に合わすことができる眼鏡型映像表示装置を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】装置本体の背面両側に該
装置本体を顔面に装着させる一対の柄を折畳み自在に設
け、この装置本体の顔面装着時に、該装着本体内に備え
られた一対の映像表示手段の各映像を一対の接眼レンズ
によって拡大して左右の眼球の網膜に投影させるように
した眼鏡型映像表示装置において、上記装置本体の背面
両側に一対のヒンジ部を回転自在に支持し、この一対の
ヒンジ部に上記一対の柄の先端側をそれぞれピン枢支し
て該各柄を装置本体の背面側に折畳み自在に設けると共
に各ヒンジ部を中心にして各柄を上下方向に回転自在に
設けてある。また、上記各柄を、第1柄と、この第1柄
に対して伸縮する第2柄とで構成し、この各第2柄の基
端部同士を係合手段と係止手段を介して係脱自在に設け
てある。さらに、上記各第1柄間に帯状のパッドを掛け
渡す一方、このパッドの掛け渡す長さを調整自在に構成
してある。
【0007】
【作用】装置本体を一対の柄により頭部に装着して顔面
の前にセットした後、一対のヒンジ部を中心にして装置
本体を上下方向に回転させる。これにより、装置本体を
頭部に装着した後で眼球の光軸上に装着本体の光学系の
光軸が正確に合わせられる。また、上記各柄は第1柄に
対して第2柄が伸縮され、且つ各第2柄の基端部同士を
係合手段と係止手段で係止することによりリング状にな
る。これにより、個人差により大きさが異なる頭部でも
装置本体が確実に装着される。この際に、上記第1柄間
に掛け渡された帯び状のパッドにより装置本体の背面側
が額に直接当たることがないので、装置本体と額との間
は通気性が良く、人体及び装置本体の熱により眼の回り
が蒸れて接眼レンズ等が曇ることがなく、常に鮮明な映
像が見られる。さらに、使用後は一対の柄を折り畳んこ
とにより全体がコンパクトになり、携帯性が良い。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。
【0009】図1〜4において、1は眼鏡型映像表示装
置であり、頭部に装着した時に顔面の前方に位置して眼
鏡部となる略筐型の装置本体10と、この装置本体10
の背面両側に折畳み自在に取付けられた一対の柄20,
20と、上記装置本体10内に収納され、バックライト
30と一対の光学視覚ユニット40,40から成る光学
視覚装置2とで大略構成されている。
【0010】上記装置本体10は、不透明な合成樹脂製
で縦断面逆コ字形の前キャビネット11と、この前キャ
ビネット11の後周縁部に前周縁部が接合されて中空筐
型を作る不透明な合成樹脂製の後キャビネット12で略
筐型に構成されている。図2に示すように、この後キャ
ビネット12は上片部12aと後片部12bと下片部1
2cで縦断面コ字形に形成してあり、この上片部12a
の両側の各傾斜部には円柱状の一対のヒンジ部13,1
3を突設してある。この一対のヒンジ部13,13は後
キャビネット12にホルダー15を介して回転自在に支
持された支軸14の両端にそれぞれ固定されて該支軸1
4と共に回転自在になっている。また、上記後キャビネ
ット12の後片部12bと下片部12cの中央部には前
側に略三角状に凹んだ鼻逃げ部16を形成してあると共
に、後片部12bの鼻逃げ部16を挾んだ両側には矩形
の一対の接眼窓部17,17をそれぞれ開口してある。
この一対の接眼窓部17,17には、図8に示すよう
に、ポリカーボネート等から成る矩形板状の各透明窓板
18を取付けてある。この各透明窓板18の外面周縁部
の光学系範囲以外の部分には、つや消し手段としての黒
色のつや消し印刷19をそれぞれ施してある。
【0011】図1〜図7に示すように、上記一対の柄2
0,20は、合成樹脂製で四角筒状の各第1柄21と、
この各第1柄21内に挿入嵌合されて任意の位置に出し
入れ(進退スライド動)自在になっている金属板製の各
第2柄22と、上記各第1柄21の内面中央の各コ字部
23に垂直平行に配列された3本のピン24に両端の鉤
部25aが係脱自在に支持された帯状のパッド25とで
リング状(環状)になるように構成されており、このパ
ッド25を介して装置本体10の後キャビネット12が
直接額に当たらないようになっている。この一対の柄2
0,20の各第1柄21の先端凸部21aは前記一対の
ヒンジ部13,13に形成された各凹部13aにピン枢
支してある。
【0012】また、上記各第2柄22の先端側に取付け
られたつまみ部22aを各第1柄21の長溝孔21bに
沿ってスライド自在に配してあり、この各第1柄21に
対して各第2柄22が進退動(伸縮)するようになって
いる。この各第2柄の先端には板バネ状のラチェット2
8を突設してある。図11に示すように、このラチェッ
ト28の下側の山部28aが第1柄21内に等間隔に形
成された各谷部21cに係脱自在になっている。この各
谷部21cは各第1柄21に対して各第2柄22が伸び
る時にきつく、縮む時は緩くラチェットするように伸び
側と縮み側の谷穴の傾斜角度を変えてある。これによ
り、リング状にした一対の柄20,20を絞める時には
軽い力で絞めることができ、一旦装着されてしまった後
は緩みににくくなり、装着時の緩みを防止できるように
なっている。
【0013】さらに、上記各第2柄22の基端部22b
には柔軟性のある各ゴム板26,27を固着してある。
この右側の第2柄22に固定された一方のゴム板26に
は瓢箪形の係合孔(係合手段)26aを形成してある。
また、左側の第2柄22に固定された他方のゴム板27
にはT字形のボス(係止手段)27aを一体突出形成し
てある。この一方のゴム板26の係合孔26aに他方の
ゴム板27のボス27aを係脱自在にしてある。尚、図
6に示すように、左側の第1柄21の基端側には、例え
ば携帯型ビデオプレーヤやTVチューナ等に接続される
接続コード29を取付けてある。
【0014】図2,12に示すように、前記光学視覚装
置2のバックライト30は、略半円筒状のリフレクタ
(反射鏡)31と、このリフレクタ31内に配置された
1本の長尺の蛍光灯32と、この蛍光灯32に電源を供
給する電源ユニット33と、上記リフレクタ31の前,
後面に突出した各突出部31a,31bに掛け渡された
一対のシャフト34,34等で構成されている。
【0015】また、上記光学視覚装置2の一対の光学視
覚ユニット40,40は、上記リフレクタ31の前後側
に配された一対のシャフト34,34に摺動自在に支持
された左眼用,右眼用の一対のレンズ鏡筒41,41
と、この各レンズ鏡筒41内において図示しないシャフ
ト等により上下移動自在に配設されたLCDホルダー4
2と、このLCDホルダー42の上側に取付けられた拡
散板43と、このLCDホルダー42内に取付けられた
透過型のカラー液晶パネル(映像表示手段)44と、上
記各レンズ鏡筒41内のLCDホルダー42の下方にお
いて斜めに固定された反射ミラー(反射板)45と、上
記各レンズ鏡筒41の背面側に垂直に起立するように固
定された接眼レンズ46とで構成されている。
【0016】尚、上記一対の光学視覚ユニット40,4
0の一対のレンズ鏡筒41,41は各シャフト34に対
して輻輳角が2°〜8°(この実施例の場合には例えば
輻輳角が6°に設定してある)になるようにその各前側
がリフレクタ31の中央側に少し傾いている。
【0017】また、上記一対の光学視覚ユニット40,
40は、装置本体10の後キャビネット12の下片部1
2c側に設けられた左眼,右眼用の一対の眼幅調整つま
み47L,47R等からなる各眼幅調整機構により水平
方向に近接,離反自在にして眼幅調整されるようになっ
ている。さらに、上記一対の光学視覚ユニット40,4
0の一対のLCDホルダー42,42は装置本体10の
後キャビネット12の上片部12a側に設けられた左
眼,右眼用の一対の視度調整つまみ48L,48R等か
らなる各視度調整機構により鉛直方向に上下移動して両
眼別々に視度調整(ピント調整)されるようになってい
る。この視度調整時、例えば、左眼用の光学視覚ユニッ
ト40の視度調整をする場合に、前キャビネット11の
上面の右側に配置されたテストスイッチ49Rを押し
て、右眼用のカラー液晶パネル44の画を黒くし,左眼
用のカラー液晶パネル44の画にテストパターンを出
し、ウィンクしなくても左眼用の視度調整つまみ48L
を動かしてピントを合わせることができるようになって
いる。また、右眼用の光学視覚ユニット40の視度調整
をする場合にも前キャビネット11の上面の左側に配置
されたテストスイッチ49Lと右眼用の視度調整つまみ
48Rにより上記左眼側と同様にして右眼側のピントを
合わせることができるようになっている。
【0018】さらに、図2に示すように、上記装置本体
10内の両側にはイヤホン51のコード52を巻き取る
一対のイヤホン収納機構50,50を配してある。この
各イヤホン収納機構50は、イヤホン51を収納する収
納ケース53と、この収納ケース53内に回転自在に支
持され、上記イヤホン51のコード52を巻き取るリー
ル54と、このリール54をイヤホン51のコード52
を巻き取る方向に付勢させる図示しないゼンマイバネ等
から大略構成されている。
【0019】以上実施例の眼鏡型映像表示装置1によれ
ば、装置本体10を頭部に装着する場合には、リング状
にした一対の柄20,20の各第2柄22をつまみ部2
2aを介して各第1柄21に対してスライドさせてその
長さを頭部に合わせた後で装着する。次に、上記装置本
体10の後キャビネット12の一対の透明窓板18,1
8を覗き、装置本体10の下側の各眼幅調整つまみ47
R,47Lを左右方向に別々にスライドさせて、左右の
眼に合わせる。これにより、使用者が鼻から左右の眼球
A,Aの距離が若干異なる人でも使用者の左右の眼球
A,Aの位置に一対の光学視覚ユニット40,40の各
接眼レンズ46の位置を確実に合わせることができる。
【0020】そして、図12に示すように、装置本体1
0の下部側を一対のヒンジ部13,13の回転中心であ
る支軸14を中心にして顔面側に回転させ、一対の光学
視覚ユニット40,40の光学系の光軸C1を眼球Aの
光軸C0上に正確に合わせる。この後、上記一対の光学
視覚ユニット40,40の視度調整を行う。この場合、
上記装置本体10の上側の各視度調整つまみ48R,4
8Lを左右方向に別々にスライドさせて左右の眼球A,
Aにそれぞれ合わせる。例えば、右眼の光学視覚ユニッ
ト40の視度調整を行う場合には、右側の視度調整つま
み48Rをスライドさせて前キャビネット11の上面の
左側のテストスイッチ49Lを押して左側のカラー液晶
パネル44の画を黒にしてから行う。さらに、左眼の光
学視覚ユニット40の視度調整は前キャビネット11の
上面の右側のテストスイッチ49Rを押して左側の視度
調整つまみ48Lを動かすことにより、上記右眼の視度
調整と同様にして行う。
【0021】次に、上記装置本体10の後キャビネット
12の両側より少し外に出ている一対のイヤホン51,
51を、該装置本体10内の両側に収納された一対のイ
ヤホン収納機構50,50の各収納ケース53より引き
出して外耳に挿入して、携帯型ビデオプレーヤ等より一
対の光学視覚ユニット40,40の各カラー液晶パネル
44に映像を映し出すと、バックライト30の1本の蛍
光灯32から発した光がリフレクタ31によって反射さ
れ、平行光として各カラー液晶パネル44を照射する。
この照射された光の透過光を各反射ミラー45により反
射させ、各接眼レンズ46にて透過光として見える映像
を左右の眼球A,Aの網膜a,aで拡大して見ることが
できると共に、各イヤホン51により映像の音声を聞く
ことができる。尚、両眼視差の立体表示の原理に基づい
て生成された左右の映像信号を、左右の各カラー液晶パ
ネル44にそれぞれ表示させることにより立体映像を楽
しむこともできる。
【0022】この時、図12に示すように、上記各眼球
Aに各光学視覚ユニット40の各接眼レンズ46を可及
的に接近させることができるので、各透明窓板18を通
して各カラー液晶パネル44の鮮明な映像を見ることが
できる。また、上記各透明窓板18の周縁部の接眼レン
ズ光学系範囲以外の部分(透明窓板18の周縁の接着部
分)に外部より光が当たっても、この部分に施された黒
色等のつや消し印刷19の部分により外光の照り込み反
射の光量が軽減される。これにより、各透明窓板18の
周縁部における不必要な外光の表面反射が防止され、各
カラー液晶パネル44の映像以外の不必要な光が各眼球
Aに入ることがなく、各透明窓板18を通して各カラー
液晶パネル44の鮮明な映像を見ることができ、映像自
体の品位を向上させることができる。さらに、各光学ユ
ニット40の各接眼レンズ46と各眼球Aを可及的に接
近させても各カラー液晶パネル44の鮮明な映像を見る
ことができるので、各接眼レンズ46の径を小さくする
ことが可能となり、各光学視覚ユニット40の小型化を
より一層図ることができる。
【0023】また、前記一対の柄20,20を、各第1
柄21と、この第1柄21に対して進退動する第2柄2
2で構成し、この各第2柄22の基端部22b同士を係
合孔26aとボス27aにより係脱自在に取付けたの
で、一対の柄20,20を個人差により大きさが異なる
頭部にすべて合うリング状にセットすることができる。
これにより、一対の柄20,20に重量的な負担を与え
ることなく、装置本体10を確実に顔面の前に装着する
ことができる。また、一対の柄20,20は、図1に示
すように、一対のヒンジ部13,13に対して折り畳み
できるようになっているので、眼鏡型映像表示装置1の
使用後に、上記一対の柄20,20を折り畳んでコンパ
クトにまとめることができ、携帯性が良い。
【0024】さらに、図13,14に示すように、パッ
ド25の両端の鉤部25aを第1柄21のコ字部23に
起立した前側のピン24や後側のピン24等に係止させ
ることにより、上記パッド25の掛け渡し長さを調整す
ることができる。この調整により、装置本体10と額と
の間の間隔を調整することができる。また、このパッド
25により、装置本体10の背面側が直接額に当たるこ
とがなく、装置本体10と額の間の通気性を良くするこ
とができる。これにより、装置本体10と頭部間の熱の
伝達がなくなり、装置本体10等の熱により眼の回りに
発生し易い蒸れを確実に防止することができ、蒸れない
ことで映像を見ているときに違和感、不快感を与えな
い。
【0025】尚、前記実施例によれば、右側の第2柄2
2に固定された一方のゴム板26に係合手段としての瓢
箪形の係合孔26aを形成すると共に、左側の第2柄2
2に固定された他方のゴム板27に係止手段としてのT
字形のボス27aを一体突出形成したが、一方のゴム板
26にボスを、他方のゴム板27に係合孔をそれぞれ形
成してもよく、また、係合手段及び係止手段は係合孔及
びボスに限られるものではない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、装置本体の背面両側に該装置本体を顔面に装着させ
る一対の柄を折畳み自在に設け、この装置本体の顔面装
着時に、該装着本体内に備えられた一対の映像表示手段
の各映像を一対の接眼レンズによって拡大して左右の眼
球の網膜に投影させるようにした眼鏡型映像表示装置に
おいて、上記装置本体の背面両側に一対のヒンジ部を回
転自在に支持し、この一対のヒンジ部に上記一対の柄の
先端側をそれぞれピン枢支して該各柄を装置本体の背面
側に折畳み自在に設けると共に各ヒンジ部を中心にして
各柄を上下方向に回転自在に設けたので、装置本体を顔
面の前に装着した後で、装置本体をヒンジ部を中心にし
て回転させて眼球と装置本体の光学系の各光軸同士を正
確に合わせることができ、装置本体の光学系の眼球への
位置決めを容易且つ正確に行うことができる。さらに、
使用後、一対の柄を折り畳んでコンパクトにまとめるこ
とができるので、眼鏡型映像表示装置の携帯性を向上さ
せることができる。
【0027】また、上記一対の柄を、各第1柄と、この
各第1柄に対して伸縮する各第2柄とで構成し、この各
第2柄の基端部同士を係合手段と係止手段により係脱自
在に設けたので、上記一対の柄を個人差により大きさが
異なる頭部にすべて合うリング状にセットすることがで
きる。即ち、このリング状に形成できて頭部の寸法個人
差を吸収できる一対の柄により、該一対の柄に重量的負
担を与えることなく、装置本体を顔面の前に正確に装着
させることができる。
【0028】さらに、上記各第1柄間に帯状のパッドを
掛け渡したり、また、該パッドの掛け渡す長さを調整自
在に構成したので、装置本体が直接額に当たることがな
く、装置本体と額との間の通気性を良くすることができ
る。これにより、装置本体等の熱により眼の回りに発生
し易い蒸れを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す眼鏡型映像表示装置
の斜視図。
【図2】上記眼鏡型映像表示装置の分解斜視図。
【図3】上記眼鏡型映像表示装置の平面図。
【図4】上記眼鏡型映像表示装置の正面図。
【図5】上記眼鏡型映像表示装置の一対の柄の連結部分
の説明図。
【図6】上記眼鏡型映像表示装置の左側面図。
【図7】上記眼鏡型映像表示装置の右側面図。
【図8】上記眼鏡型映像表示装置の装置本体の背面図。
【図9】上記装置本体の底面図。
【図10】上記眼鏡型映像表示装置の柄の要部の斜視
図。
【図11】上記柄の要部の断面図。
【図12】上記眼鏡型映像表示装置の使用説明図。
【図13】上記眼鏡型映像表示装置の使用説明図。
【図14】上記眼鏡型映像表示装置の使用説明図。
【図15】従来の眼鏡型映像表示装置の概略構成図。
【図16】従来の眼鏡型映像表示装置の使用状態を示す
斜視図。
【符号の説明】
1…眼鏡型映像表示装置 10…装置本体 13,13…一対のヒンジ部 20,20…一対の柄 21…第1柄 22…第2柄 22b…基端部 25…パッド 26a…係合孔(係合手段) 27a…ボス(係止手段) 44,44…一対のカラー液晶パネル(一対の映像表示
手段) 46,46…一対の接眼レンズ A…眼球 a…網膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の背面両側に該装置本体を顔面
    に装着させる一対の柄を折畳み自在に設け、この装置本
    体の顔面装着時に、該装着本体内に備えられた一対の映
    像表示手段の各映像を一対の接眼レンズによって拡大し
    て左右の眼球の網膜に投影させるようにした眼鏡型映像
    表示装置において、上記装置本体の背面両側に一対のヒ
    ンジ部を回転自在に支持し、この一対のヒンジ部に上記
    一対の柄の先端側をそれぞれピン枢支して該各柄を装置
    本体の背面側に折畳み自在に設けると共に各ヒンジ部を
    中心にして各柄を上下方向に回転自在に設けたことを特
    徴とする眼鏡型映像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の眼鏡型映像表示装置にお
    いて、上記各柄を、第1柄と、この第1柄に対して伸縮
    する第2柄とで構成し、この各第2柄の基端部同士を係
    合手段と係止手段を介して係脱自在に設けたことを特徴
    とする眼鏡型映像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の眼鏡型映像表示装置にお
    いて、上記各第1柄間に帯状のパッドを掛け渡したこと
    を特徴とする眼鏡型映像表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の眼鏡型映像表示装置にお
    いて、上記パッドの掛け渡す長さを調整自在に構成した
    ことを特徴とする眼鏡型映像表示装置。
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