JPH081598A - ウインドーガラスの取り外し方法及びその装置 - Google Patents

ウインドーガラスの取り外し方法及びその装置

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JPH081598A
JPH081598A JP16622494A JP16622494A JPH081598A JP H081598 A JPH081598 A JP H081598A JP 16622494 A JP16622494 A JP 16622494A JP 16622494 A JP16622494 A JP 16622494A JP H081598 A JPH081598 A JP H081598A
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JP
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glass
sealant
knife
wire
cut
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JP16622494A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Yoshida
仁 吉田
Teruhiro Koizumi
輝宏 小泉
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KOIZUMI CO Ltd
KOIZUMI KK
Original Assignee
KOIZUMI CO Ltd
KOIZUMI KK
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Publication date
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のウンドーガラス等の取り外しを容易
に行う。 【構成】ガラスフレーム3にシーラント4で固定したガ
ラス2を該シーラント4に加熱ナイフ10の刃先を挿入
して溶断することにより取り外す取り外し装置として
は、先端に刃先を形成した薄肉状のナイフ11の基部に
該ナイフ11を加熱するヒータ12を設け、ナイフ11
及びヒータ12を柄14に取り付けた。他の取り外し方
法としてガラスフレーム3とガラス2の間にシーラント
4を介挿させてガラス2を取り付けたものを上記シーラ
ント4に線材20を挿通して、牽引移動させることによ
り切断してガラス2を取り外す方法において、上記線材
20の可動端と他端との間にループを形成し、該ループ
の可動端側を牽引移動させることによりシーラント4を
切断する。上記方法の装置は、機体1側若しくはガラス
2側にシーラント切断用の線材20の一端を固定する固
定具39と、機体1側若しくはガラス2側に固着され前
記シーラント切断用線材20の他端を巻取る巻取器30
とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車,船舶,他乗り物
等におけるウインドーガラスにおいてシーラントを介し
て貼着固定されたガラスを取り外す方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のフロント或いはリヤウ
インドウに装着されるガラスは、図9に示すようにガラ
ス2の窓枠となるガラスフレーム3の取付部3a全周
に、シリコン系の合成樹脂を帯状に形成したシーラント
4を介挿し、該シーラント4の上面にガラス2を装着し
て取り付けるとともに、ガラス2とガラスフレーム3と
の間に形成される溝3d内にモール6(図4(A)参
照)等を埋設している。
【0003】このようなガラスの取付構成において、上
記ガラス2が破損され、その修理を要するとき、又はガ
ラス2にUVカット等の表面処理を施したい場合に、前
記モール6を除去したのちシーラント4の全周を切断す
ることにより、ガラス2の取り外しが行われる。
【0004】従来上記シーラント4の切断はピアノ線等
のワイヤ(線材径約0.5ミリ)20を車外又は車内か
らシーラント4内を挿通させて他側方に引き出すととも
に、該ワイヤ20の両端を車内及び車外に居る作業者
が、両方からタイミングを合わせて交互に牽引動作をさ
せながらガラス2の一端から他端に向けて移動させ、シ
ーラント4の全周を切断することにより、ガラス2をガ
ラスフレーム3から取り外すようにしている。
【0005】また手動操作可能な振動カッタを用い、車
外あるいは車内の両側から前記シーラント4に重量構造
の振動機に装着されたカッタを突き差し、ガラス2に沿
って切断移動させることにより、ガラス2をフレームか
ら切り離して取り外すようにするガラスの取り外し手段
が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記前者のワ
イヤ20によるシーラント4の切断方法は、車内外に複
数の作業者を要するので、ガラス2の取り外し作業をコ
スト高にするとともに、複数の作業者が牽引往復動タイ
ミングを広範囲なガラス2の外周に沿わせてシーラント
4を正確に切断していくことは困難であり、切断途中に
おいて、ワイヤ20をガラス2に接触させ破損を生じさ
せる欠点がある。また上記切断には高度の熟練を必要と
する上に、長時間かけて注意深く作業を行わねばならな
い問題がある。
【0007】また後者の振動カッタを用いた作業では、
狭い隙間に刃先が振動するカッタを差し込みガラスの周
囲に沿って正確に切断していくことは手元が狂い易く、
該カッタがガラスに接当し易く、ガラスを破損させる欠
点があり、その操作に熟練を要する問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、第1にガラスフレーム3の内側にシーラン
ト4を介して固定したガラス2を該シーラント4に加熱
ナイフ10の刃先を挿入して溶断することにより取り外
すことを特徴としている。
【0009】第2の特徴は、先端に刃先を形成した薄肉
状のナイフ11の基部に該ナイフ11を加熱するヒータ
12を設けるとともに、ナイフ11及びヒータ12を柄
14に取り付けた装置にある。
【0010】第3の特徴は、ガラスフレーム3とガラス
2の間にシーラント4を介挿させてガラス2をガラスフ
レーム3に取り付けたものを上記シーラント4に線材2
0を挿通して、該線材20の少なくとも一端を牽引移動
させることにより上記シーラント4を切断してガラス2
を取り外す方法において、上記線材20の可動端と他端
との間にシーラント4の長手方向に沿って、且つガラス
2のシーラント4側においてループを形成し、該ループ
の可動端側を牽引移動させることによりシーラント4を
切断する方法にある。
【0011】第4の特徴は、線材ループの一端を固定し
て保持させ、他端を器具を用いて巻取ることによりシー
ラント4を切断する方法にある。
【0012】第5の特徴は、機体1側若しくはガラス2
側にシーラント切断用の線材20の一端を固定する固定
具39と、機体1側若しくはガラス2側に固着され前記
シーラント切断用線材20の他端を巻取る巻取器30と
からなる装置にある。
【0013】第6の特徴は、固定具39が吸盤31と線
材20を係止する係止部39aからなり、巻取器30が
吸盤31と巻取用ローラ33からなる装置にある。
【0014】
【作用】ヒータにより加熱されたナイフ11をシーラン
ト4に差し込み切断方向に移動させることにより、該シ
ーラント4を確実且つ容易に溶断することができ、ガラ
ス2の取り外し作業を能率よく行うことができる。また
シーラント4のループ状に挿通して張設された線材20
の一端を固定保持させ他端を牽引移動させることによ
り、シーラント4を的確に切断することができる。この
とき、線材20の可動端をを巻取器30で巻取りながら
切断させると能率よくガラス2の取り外し作業を行うこ
とができる。また上記巻取器30は吸盤31に巻取用ロ
ーラ33を一体的に構成することにより、該巻取器30
を機体1若しくはガラス2に簡単に着脱することがで
き、操作も簡単に行える。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、図1,図4(A)において車の機体1に装着され
るガラス2の一般的な取付構造について説明する。3は
上記機体1の後面又は全面に形成するフロントウインド
ウあるいはリヤウインドーガラス(複合ガラス及び透明
プラスチックを含む)を取り付けるガラスフレームであ
り、該ガラスフレーム3はガラス2を面一となるように
その外側面形状に沿って支持する取付部3aを段部3b
を介し凹入形成するとともに、窓用の開口部3cを開設
している。
【0016】図4(A)において4は上記取付部3a上
の全周に接着したシーラントであり、該シーラント4は
一般に多用されているシリコン系の合成樹脂を弾力性を
有する帯状に形成し、その上面にガラス2を接着固定す
るようにしている。5はシーラント4の内周側でガラス
2及び取付部3a間に介挿させたダムラバーである。
【0017】6はガラスフレーム3とガラス2との間に
形成される溝3dを着脱可能に覆う弾力性を有する帯状
のモールであり、該モール6はその下面凹部に突設した
フック6aを、ガラスフレーム3に両面テープ7aを介
して着脱可能に接着したファスナ7の係止溝7bに噛合
させて取り付け、この取り付け状態においてモール6は
ガラスフレーム3及びガラス2を気密下に押圧してい
る。
【0018】以上の構成によりガラス2は機体1に防振
構造で確実に固定するとともに、該ガラス2を取り外す
必要性のある場合には、まずモール6をファスナ7から
上方に引き抜いて分離させるとともに、ファスナ7を両
面テープ7b部分から剥ぎ取って溝3dを図4(B)に
示すように開放状態とした後、後述する本発明手段によ
ってガラスの取り外し作業を行う。
【0019】次に図2,図3において、上記取り外し作
業に用いる取外装置として加熱ナイフ10について説明
する。11は弾力性及び耐熱性を備えたバネ鋼又はステ
ンレスバネ鋼よりなるナイフであり、偏平で薄肉(厚さ
約0.2〜1.0mm程度)状に形成し、充分な強度と
弾力性を有するとともに先端に切り込み可能な形状の刃
先を備えている。
【0020】上記ナイフ11の基部は、電源にコード1
2aを介して接続するヒータ12に挿通又は挾持させて
固定するとともに、筒状の断熱カバー13により該ヒー
タ12部分を囲撓させてその基部を柄14に挿通支持さ
せることにより加熱ナイフ10を構成している。
【0021】15はヒータ12の温度を任意に設定可能
とするように設置したダイヤル型の調節部であり、シー
ラント4の溶断可能温度の例えば100℃〜150℃に
設定自在にしている。16はナイフ11を覆う着脱可能
なカバーである。また上記ナイフ11は図3に示すよう
に柄14に対し取付角度を調節可能に設けることが好ま
しく、この場合には切断箇所の形状あるいは作業姿勢に
対応させて、シーラント4の切断作業をより安全且つ容
易に行うことができる。
【0022】即ち、同図(A)に示すナイフ11はヒー
タ12で加熱される頭部17に横方向の取付ネジ18及
びナット18aを介し、その軸芯を中心に前後方向に取
付角度を調節可能に取り付けている。
【0023】また同図(B)に示すナイフ11は頭部1
7に縦方向の取付ネジ18を介して左右方向に回動可能
に取着している。また同図(C)に示すナイフ11は前
記頭部17に取着された取付片19に、縦及び横方向の
取付ネジ18及びナット18aを介して取り付けること
により前後左右に姿勢変更可能にしている。
【0024】またナイフ11は上記構成により加熱ナイ
フ10に対し交換可能とし、また刃先は上記各図に示す
ようにシーラント4の切断箇所形状に適応させて形成す
るとよい。
【0025】以上の構成からなる加熱ナイフ10による
切断作業は図1(B)に示すように、溝3dを切断作業
可能に開放した状態において、車内側から加熱ナイフ1
0を操作しヒータ12で加熱されたナイフ11の刃先を
シーラント4の中程に突き差し、該ナイフ11をガラス
2の一側から他側に沿わせて移動させることにより、シ
ーラント4をガラス2及び取付部3a側に一部付着させ
た状態で溶断分離する。
【0026】また上記車内側からの切断作業時の前又は
後で車外から、シーラント4の溝3d側に臨む部分を点
線に示すようにナイフ11を突き立てて同方向に移動さ
せることにより、車内側からの切断部分と交差させ、ガ
ラス2の全周をガラスフレーム3と完全に切り離すこと
ができて簡単にガラス2を取り外すことができる。
【0027】上記切断作業において、ナイフ11は薄肉
で充分な強度を有しながら可撓性を備えているので、刃
先をシーラント4に適確に挿入した状態で下方に屈曲さ
せ、柄14をガラス2から離間させた握り易い操作姿勢
でシーラント4内を挿入移動させることができ、また加
熱された薄肉の刃先でシーラント4を溶かし過ぎること
なく適切に溶断することができるので、ガラス2の取り
外し作業を能率よく簡単且つ安全に行うことができる。
【0028】次に図4以下に示すように線材20により
シーラント4を切断しガラス2を取り外す本発明の取り
外し手段について説明する。既述実施例と同様に、溝3
dを開放した状態で図4(C)に示すように、まず溝3
d内に臨むシーラント4をガラス2の端面に沿って前記
加熱ナイフ10のナイフ11で溶断し、同図(D)に示
すように除去し、溝3dを開放し後述する線材20によ
るシーラント4への挿通及び切断作業を行い易くする。
【0029】即ち、図5(A),(B)に示すように車
内側から紐通具21をシーラント4内に差し込み、針状
の頭部に開設された2つの穴21aを前記溝3d内に突
出させる。この状態において高張力鋼又はピアノ線ある
いは他の素材からなるひねり線等で可及的に小径(0.
2〜0.3ミリ)に形成され所定長を有する線材20の
一端を該穴20内に挿通係止させた後、同図(B),
(C)に示すように紐通具21を車内側に引き抜くこと
により、上記線材20を車内側に引き入れる。尚、図例
ではガラス2の各縦横の各辺に張設される2本の線材2
0,20の端部を上記紐通具21で同時に引き込むよう
にして、同図(E)に示すようにガラス2の全辺に各線
材20を張設し、各辺のシーラント4を個別に切断でき
るようにしている。
【0030】この時、ガラス2の下辺には複数個のガラ
ス抑具22をガラスフレーム3に取り付けることによ
り、取り外し時におけるガラス2の下落を防止すること
ができる。従って線材20はシーラント4の両側におい
て車内に挿通されるとともに、その間の長手方向は溝3
d内のシーラント4に沿設されたループ状に形成してい
るので、車内において線材20の一端を固定端とし、他
端を可動端として該固定端側に牽引移動させることによ
り、シーラント4の厚みの中程をガラス2に接触させる
ことなく確実に切断することができる。
【0031】また、ループ状を形成する線材20のシー
ラント4に沿う一端は車外において固定する場合でも良
好に切断することができる。尚、線材20の両端は交互
に牽引移動させることにより一層速くシーラント4を切
断することができる。
【0032】さらに上記線材20による切断作業時にお
いて図6に示す巻取器30を用いるとともに、赤外線ラ
ンプ(250W)又は、遠赤外線(250W)を用い、
その光熱を該ガラス面シーラントの部位に5分〜10分
照射することにより、50℃〜90℃まで加熱し、シー
ラントを軟化させて緩める。これにより、切断作業を能
率よく正確に且つ容易に行うことができる。
【0033】上記巻取器30は機体1若しくはガラス2
に着脱可能に吸着する吸盤31と該吸盤31に支持され
るフレーム32に回転可能に枢支した前記線材20を巻
取る巻取用ローラ33とから構成している。
【0034】上記円板状の吸盤31は内央部にレバーピ
ン34を突設した取付板31aを弾力性のあるゴム又は
プラスチック製の吸盤部材内に埋設するとともに、該レ
バーピン34をフレーム32の取付孔32a内に張りバ
ネ34aを介挿して挿通支持させ、レバーピン34の先
端にピン35aにより起伏可能に枢着されるレバー35
を設けている。
【0035】また巻取用ローラ33にはハンドル33a
を付設し、フレーム32から突設した支柱36に、一方
向クラッチ又はラチェット機構等からなる逆防止と回転
固定を自在に行うことができる規制機構37を介して回
転可能に枢支している。
【0036】従って上記構成した巻取器30は図7,図
8に示すように用いることができる。即ち、図7に示す
ように巻取器30をガラス2の内側面に左右2個吸着さ
せて取り付ける場合には、ガラス2の下辺あるいは上辺
に張設された線材20の両端部を各左右の巻取用ローラ
33に巻き付け固定した後、該巻取用ローラ33を両方
同時に巻取回動させるか、又は一方のみを巻取回動させ
他方を前記規制機構37により停止固定させた固定具3
9として用いることにより、線材20の巻取回動される
可動端をガラス2に沿わせて移動させて、シーラント4
の切断辺の全長を安定した楽な姿勢で正確且つ能率よく
切断することができる。
【0037】また左辺及び右辺の巻取切断作業の場合に
は巻取器30を上下に設けることによって上述と同様な
操作で行うことができる。このとき巻取器30の着脱は
レバー35を矢印方向に起立させることにより、吸盤3
1が吸着方向に引かれ、ガラス2もしくは機体1の表面
に簡単に装着することができるとともに、逆向き操作
(実線状態)により外すことができる。
【0038】さらに前記した固定具39は図6に点線で
示すように、フレーム32の適所に線材20を取り付け
可能なピン状あるいはフック状の固定部材39aを付設
することにより構成してもよい。
【0039】また線材20は図8に示すように、ガラス
2を固定するシーラント4の1カ所から線材20の両端
を挿通させ、該線材20の長手方向をシーラント4の全
外周に単一のループ状に巻かけた状態で、線材20の可
動端を牽引移動させることにより一挙にシーラント4を
切断するようにしてもよい。この場合は切断のために大
きい牽引力を要するが、シーラント4を切断する線材2
0のシーラント4への挿通作業及び巻取器30の取り付
け並びに巻取操作が簡単となり、ガラス2の取り外し作
業を省力的に行うことができる特徴がある。
【0040】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれば
以下の効果を奏することができる。加熱ナイフはシーラ
ントの切断部を細溝となるように溶かしながら切ること
ができるので、少ない力で横方向に移動させるだけで簡
単且つ正確に切断することができるとともに、ガラスの
破損等を伴うことなく切断作業を容易に行い、この種ウ
インドーガラスの取り外し作業を能率よく安全に行うこ
とができる。
【0041】加熱ナイフのナイフは従来のもののように
切断に振動を伴うことなく、薄肉の加熱された刃先でシ
ーラントを細溝状に溶かしながら正確に切断することが
できるとともに、取外装置の構成を簡潔で軽量にするこ
とができ、シーラントの取り外し作業を熟練を要するこ
ことなく容易に行うことができる。
【0042】シーラントに挿通された線材を該シーラン
トにループ状に張設して切断部に正確に位置決めを行う
ことができるとともに、その可動端を一方向に牽引移動
させるだけで該シーラントを一側から他側に向けて確実
に切断することができるとともに、線材によるシーラン
トの切断作業と機体内あるいは機体外の一側において、
1人作業で簡単に行うことができるので、ガラスの取り
外し作業を低コストにすることができる。
【0043】また従来のもののようにガラスの両側から
線材を往復牽引させる必要がないので、線材の線径を小
さくすることができて少ない力で良好に切断することが
でき、ガラスの取り外し作業を能率よく行うことができ
る。
【0044】線材の一端を固定保持した状態でシーラン
トの切断部に可動端を安定よく正確に位置決めすること
ができるとともに、該可動端を器具を用いて巻取ること
によりシーラントを簡単且つ能率よく切断することがで
きる。
【0045】線材は固定具と巻取器により適切なループ
状態に保持し、シーラントの切断部に確実に位置決めす
ることができるので、線材を巻取り操作によって牽引移
動させて正確且つ容易に切断作業を行うことができる。
【0046】機体若しくはガラスへの巻取器の着脱を簡
単且つ迅速に、またこれらを傷めることなく行うととも
に、取り扱い易い装置の構成を簡潔で廉価に製作するこ
とができる。またいずれの方法による場合でも高度な熟
練を要することがなく、場所,人を問わずに手軽に作業
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はは加熱ナイフによるウインドーガラス
の取り外し作業を示す斜視図である。(B)は同図
(A)の切断状態を示す断面図である。
【図2】(A)は加熱ナイフの平面図である。(B)は
同図(A)を一部破断して示す側面図である。
【図3】(A),(B),(C)はそれぞれナイフの取
付構成の他の例を示す平面及び側面図である。
【図4】(A)はウインドーガラスの取付構造を示す断
面図である。(B),(C),(D)はそれぞれ同図
(A)のシーラントを切除する工程を示す断面図であ
る。
【図5】(A)はシーラントに線材を挿通する作業を示
す斜視図である。(B),(C),(D)は同図(A)
の工程を示す断面図である。(E)は線材の挿通完了状
態を示す一実施例の斜視図である。
【図6】(A)は巻取器の平面図である。(B)は同図
(A)のA−A線断面図である。
【図7】巻取器を用いて線材を牽引する状態を示す一実
施例の斜視図である。
【図8】巻取器を用いて線材を牽引する状態を示す別実
施例の斜視図である。
【図9】(A)は従来例によるガラスの取り外し作業を
示す側断面図である。(B)は同図(A)のシーラント
切断作業を示す断面図である。
【符号の説明】
1 機体 2 ガラス 3 ガラスフレーム 3a 取付部 3d 溝 4 シーラント 6 モール 10 加熱ナイフ 11 ナイフ 12 ヒータ 13 カバー 14 柄 17 頭部 20 線材 21 紐通具 30 巻取器 31 吸盤 32 フレーム 33 巻取用ローラ 35 レバー 39 固定具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスフレーム(3)の内側にシーラン
    ト(4)を介して固定したガラス(2)を該シーラント
    (4)に加熱ナイフ(10)の刃先を挿入して溶断する
    ことにより取り外すことを特徴とするウインドーガラス
    の取り外し方法及びその装置。
  2. 【請求項2】 先端に刃先を形成した薄肉状のナイフ
    (11)の基部に該ナイフ(11)を加熱するヒータ
    (12)を設けるとともに、ナイフ(11)及びヒータ
    (12)を柄(14)に取り付けてなるウインドーガラ
    スの取外装置。
  3. 【請求項3】 ガラスフレーム(3)とガラス(2)の
    間にシーラント(4)を介挿させてガラス(2)をガラ
    スフレーム(3)に取り付けたものを上記シーラント
    (4)に線材(20)を挿通して、該線材(20)の少
    なくとも一端を牽引移動させることにより上記シーラン
    ト(4)を切断してガラス(2)を取り外す方法におい
    て、上記線材(20)の可動端と他端との間にシーラン
    ト(4)の長手方向に沿って、且つガラス(2)のシー
    ラント(4)側においてループを形成し、該ループの可
    動端側を牽引移動させることによりシーラント(4)を
    切断するウインドーガラスの取り外し方法。
  4. 【請求項4】 線材ループの一端を固定して保持させ、
    他端を器具を用いて巻取ることによりシーラント(4)
    を切断する請求項3記載のウインドーガラスの取り外し
    方法。
  5. 【請求項5】 機体(1)側若しくはガラス(2)側に
    シーラント切断用の線材(20)の一端を固定する固定
    具(39)と、機体(1)側若しくはガラス(2)側に
    固着され前記シーラント切断用線材(20)の他端を巻
    取る巻取器(30)とからなるウインドーガラスの取外
    装置。
  6. 【請求項6】 固定具(39)が吸盤(31)と線材
    (20)を係止する係止部(39a)からなり、巻取器
    (30)が吸盤(31)と巻取用ローラ(33)からな
    る請求項5記載の取外装置。
JP16622494A 1994-06-24 1994-06-24 ウインドーガラスの取り外し方法及びその装置 Pending JPH081598A (ja)

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