JPH0632023U - ゴム紐の製造装置 - Google Patents

ゴム紐の製造装置

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JPH0632023U
JPH0632023U JP7548592U JP7548592U JPH0632023U JP H0632023 U JPH0632023 U JP H0632023U JP 7548592 U JP7548592 U JP 7548592U JP 7548592 U JP7548592 U JP 7548592U JP H0632023 U JPH0632023 U JP H0632023U
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JP
Japan
Prior art keywords
roller
rubber sheet
shaped rubber
cutter
drive roller
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Withdrawn
Application number
JP7548592U
Other languages
English (en)
Inventor
修 藤木
稔矢 松山
Original Assignee
東洋ゴム工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東洋ゴム工業株式会社 filed Critical 東洋ゴム工業株式会社
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Publication of JPH0632023U publication Critical patent/JPH0632023U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中古のタイヤチューブ10を利用して任意幅
のリボン状のゴム紐14を製造する。 【構成】 中古のタイヤチューブ10を少なくとも1本
の周方向線11または12に沿って切り開き、これを広
げて無端の帯状とし、得られた無端の帯状ゴムシート1
3を駆動ローラ21に掛け、あらかじめ帯状ゴムシート
13の側縁に切れ目を入れて形成したゴム紐14となる
べき部分の先端部を引取りローラ24と押さえローラ2
5のニップ部に導入し、駆動ローラ21上の帯状ゴムシ
ート13にカッタ34を当て、駆動ローラ21および引
取りローラ24を回転して帯状ゴムシート13を、その
一方の側縁側からカッタ34でラセン状に切断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、タイヤチューブを切断してリボン状のゴム紐を製造するための装 置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自転車用の中古タイヤチューブについては、その中間を切断して1本の 紐状にし、これを積み荷の緊締用に使用することが一部で行われていたが、自動 車用においては、太すぎて用途がなく、ほとんどがそのまま廃棄されていた。そ して、自転車用においても、1本のチューブをそのまま使うので、長さが不足し たり、太さが過大であったりして用途が制限されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、あらかじめ中古のタイヤチューブを周方向線に沿って切り開いて 得られた無端の帯状ゴムシートを原料とし、その一方の側縁側からカッタでラセ ン状に切断して所定幅のリボン状のゴム紐とするための装置を提供し、自動車用 および自転車用の中古タイヤチューブの用途を拡大するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案にかかるゴム紐の製造装置は(図1参照)、タイヤチューブ10を周 方向線11、12に沿って切り開いて得られる無端の帯状ゴムシート13を掛け ることができるように片持ち状に支持されて回転し、基部22側に周方向のカッ タ溝23が凹設された駆動ローラ21をフレーム20(図2参照)の前部に取付 け、その後方に上記駆動ローラ21と同期して回転する引取りローラ24および 該引取りローラ24の上面に接する押さえローラ25を設け、上記駆動ローラ2 1の上方に上記帯状ゴムシート13を周方向に切断するためのカッタ34を昇降 自在に、その下降時に上記カッタ34の刃先が上記カッタ溝23に入るように設 け、上記駆動ローラ21の基部22側前方に上記帯状ゴムシート13の側縁に接 して該帯状ゴムシート13の切断幅を制御するためのガイド22aを設けたこと を特徴とする。ただし、図1の例では、駆動ローラ21の基部22を帯状ゴムシ ート13が掛かる部分よりも太く形成し、その間の段部22aがガイドを構成し ている。
【0005】
【作用】
あらかじめ、タイヤチューブ10を内側の周方向線11および外側の周方向線 12の少なくとも一方に沿って切り開くことにより無端の帯状ゴムシート13を 用意し、かつその一方の側縁に切れ目を入れてリボン状のゴム紐14となるべき 部分の先端部を形成する。しかるのち、駆動ローラ21の上方にカッタ34を退 避させ、この駆動ローラ21に自由端側から上記の帯状ゴムシート13を掛け、 上記ゴム紐14となるべき部分の先端部を引取りローラ24および押さえローラ 25のニップ部に導入し、次いで上記のカッタ34を下降させ、その先端をカッ タ溝23に挿入する。そして、上記の側縁がガイド22aに接触するようにして 駆動ローラ21および引取りローラ24を回転させると、帯状ゴムシート13が ラセン状に切断され、カッタ溝23とガイド22a間の距離と等しい幅のリボン 状ゴム紐14が製造される。
【0006】
【実施例】
図2において、20は柱状のフレームであり、フレーム20の上端手前に駆動 ローラ21が片持ち状に取付けられている。この駆動ローラ21は、取付け部側 に大径の基部22を有し、この基部22に近接した位置にカッタ溝23を凹設し たものであり、この駆動ローラ21の後方には、引取りローラ24が片持ち状に 取付けられ、その上面に接するように押さえローラ25が設けられる。なお、押 さえローラ25は、引取りローラ24に対して昇降自在に形成し、足踏みレバー 等に連動させることができる。
【0007】 26は駆動用モータであり、足踏みスイッチ(図示されていない)の踏み動作 で駆動される。この駆動用モータ26の軸はフレーム20の裏側に突出し、その 突出端に固定したモータスプロケット26a(図4参照)、上記駆動ローラ21 の支軸突出端に固定した駆動スプロケット21aおよび上記引取りローラ24の 軸突出端に固定した引取りスプロケット24aに無端チェーン27が巻掛けられ 、これらが駆動モータ26の駆動で反時計方向に回転する。そして、これらのス プロケット21a、24a、26aがカバー28(図2参照)で被覆される。
【0008】 図2に示すように、上記柱状のフレーム20の上端に引取りローラ24の上方 へ水平に突出するカッタ支軸30が固定され、このカッタ支軸30の突出部にス リーブ31が回転自在に嵌合し、このスリーブ31の取付け側に付勢アーム32 が上向きに接続され、反対の自由端側にカッタ支持アーム33が前向きに固定さ れる。そして、このカッタ支持アーム33の先端にナイフ状のカッタ34が押さ え金具35および蝶ねじ36によって着脱自在に取付けられ、上記カッタ34の 下端の刃先が駆動ローラ21のカッタ溝23に挿入される。上記の押さえ金具3 5には、押さえローラ37が回転自在に取付けられ、駆動ローラ21に掛けた帯 状ゴムシート13の上面に圧接する。
【0009】 上記付勢アーム32の前方の垂直アーム38は、フレーム20の上端に立設さ れ、この垂直アーム38および付勢アーム32の上端間に環状ゴムバンド39が 掛けられ、このゴムバンド39の弾力によって付勢アーム32が時計方向に付勢 される。また、フレーム20の上部には、L字形のフック40が駆動ローラ21 と平行に突設され、その水平部上面が駆動ローラ21および引取りローラ24に またがるゴム紐14の下面に接し(図4参照)、その上向き垂直部が上記ゴム紐 14の側縁を係止するようになっている(図3参照)。
【0010】 上記フレーム20の上端部前面(図2参照)に固定した短い角筒状のブラケッ ト41に角形バー42が上記駆動ローラ21と平行に、かつ摺動自在に挿通され 、蝶ねじ43によって任意位置に固定される。そして、上記角形バー42の駆動 ローラ21側端部に前記帯状ゴムシート13の側縁を案内するための板状のガイ ド44が垂直に、その後縁上部が駆動ローラ21の基部22の前面上部を覆うよ うに固定される。
【0011】 上記の構造において、付勢アーム32に掛けられているゴムバンド39を外し てカッタ支持アーム33を上方に退避させ、駆動ローラ21にあらかじめゴムチ ューブ10(図1参照)を鋏またはナイフで切り開き、側縁に切り目を入れて用 意した帯状ゴムシート13を掛ける。次いで、引取りローラ24と押さえローラ 25のニップ部に、上記の帯状ゴムシートの縁部にあらかじめ切れ目を入れて形 成されているゴム紐14の先端部を当て、足踏みスイッチを踏んで駆動ローラ2 1および引取りローラ24を少量回転させ、上記先端部を引取りローラ24およ び押さえローラ25との間に挟む。
【0012】 続いて、上記のゴムバンド39をアーム32、38間に掛けてカッタ支持アー ム33を付勢し、カッタ34の刃先を帯状ゴムシート13の切り目から駆動ロー ラ21のカッタ溝23に挿入し、カッタ34の横の押さえローラ37で帯状ゴム シート13を押さえる。しかるのち、駆動ローラ21の手前側で帯状ゴムシート 13を手に持ち、この帯状ゴムシート13の側縁をガイド44に押し当てながら 、足踏みスイッチを踏んで駆動用モータ26を駆動すると、駆動ローラ21およ び引取りローラ24が回転して上記の帯状ゴムシート13がラセン状に切断され 、上記ガイド44の位置で決定される幅のゴム紐14が製造される。
【0013】
【考案の効果】
この考案は、上記のとおり、タイヤチューブを切り開いて得られる無端の帯状 ゴムシートを掛けて回転させるための駆動ローラ、その後方に位置する引取りロ ーラ、該引取りローラの上面に接する押さえローラ、上記駆動ローラの上方に位 置するカッタ、上記帯状ゴムシートの側縁に接するガイドによって構成されるの で、上記の駆動ローラにあらかじめタイヤチューブを周方向線に沿って切り開い て得られた無端の帯状ゴムシートを掛け、該帯状ゴムシートの一方の側縁に切り 目を入れて形成したリボン状の紐部分を引取りローラと押さえローラとの間に挟 み込んで駆動ローラおよび引取りローラを駆動することにより、上記の帯状ゴム シートをラセン状に切断して任意の幅の長尺のリボン状ゴム紐を製造することが できる。なお、通常のトラック、バス用のチューブから20m程度の長さのゴム 紐を作ることができ、これを所望の長さに切断し両端を接続してリング状のバン ドとし、乗用車を覆うカバーの固定やごみ箱に入れた袋の口止めに使用したり、 両端にフックを取付けて積荷の固定に使用したりすることができる。
【0014】 また、上記の駆動ローラを片持ち状に設けたので、上記無端の帯状ゴムシート を容易に掛けることができる。また、フレームの前部に駆動ローラを、また後方 に引取りローラをそれぞれ設け、駆動ローラにカッタ溝を設け、このカッタ溝に カッタの刃先を挿入して帯状ゴムシートを切断するようにしたので、上記ゴムシ ートを円滑に切断し、この切断で得られたゴム紐を帯状ゴムシートから容易に分 離して引き取ることができる。また、駆動ローラの基部側にカッタ溝を設け、そ の基部側前方にガイドを設けたので、リボン状のゴム紐を、その両端を除く全長 を一定の幅に切断することができる。また、カッタを昇降自在に設けたので、カ ッタを駆動ローラの上方に退避させたのち、駆動ローラに帯状ゴムシートを容易 に掛けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴム紐の製造方法を説明する斜視図である。
【図2】ゴム紐の製造装置を示す斜視図である。
【図3】図2の要部の平面図である。
【図4】図2の駆動系を示す側面図である。
【符号の説明】 10:タイヤチューブ 11、12:周方向線 13:無端の帯状ゴムシート 14:リボン状のゴム紐 20:フレーム 21:駆動ローラ 22:基部 22a:段部(ガイド) 23:カッタ溝 24:引取りローラ 25:押さえローラ 26:駆動用モータ 33:上下揺動自在のカッタ支持アーム 34:カッタ 37:押さえローラ 39:カッタ付勢用の環状ゴムバンド 40:フック 42:角形バー 44:板状のガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤチューブを周方向線に沿って切り
    開いて得られる無端の帯状ゴムシートを掛けることがで
    きるように片持ち状に支持されて回転し、基部側に周方
    向のカッタ溝が凹設された駆動ローラをフレームの前部
    に取付け、その後方に上記駆動ローラと同期して回転す
    る引取りローラおよび該引取りローラの上面に接する押
    さえローラを設け、上記駆動ローラの上方に上記帯状ゴ
    ムシートを切断するためのカッタを昇降自在に、その下
    降時に上記カッタの刃先が上記カッタ溝に入るように設
    け、上記駆動ローラの基部側前方に上記帯状ゴムシート
    の側縁に接して該帯状ゴムシートの切断幅を制御するた
    めのガイドを設けたことを特徴とするゴム紐の製造装
    置。
JP7548592U 1992-10-05 1992-10-05 ゴム紐の製造装置 Withdrawn JPH0632023U (ja)

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JPH0632023U true JPH0632023U (ja) 1994-04-26

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JP7548592U Withdrawn JPH0632023U (ja) 1992-10-05 1992-10-05 ゴム紐の製造装置

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Effective date: 19970306