JPH0893358A - 金属製ネットの張設装置 - Google Patents

金属製ネットの張設装置

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JPH0893358A
JPH0893358A JP23170794A JP23170794A JPH0893358A JP H0893358 A JPH0893358 A JP H0893358A JP 23170794 A JP23170794 A JP 23170794A JP 23170794 A JP23170794 A JP 23170794A JP H0893358 A JPH0893358 A JP H0893358A
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net
frame
loading member
cutting
rubber
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JP23170794A
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Junichi Nishio
純一 西尾
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AYAHA ENG KK
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AYAHA ENG KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製ネットの張設作業を自動的に行うこと
ができると共に、ネットの縁を枠体の溝部に完全に入れ
込むことのできる金属製ネットの張設装置を提供する。 【構成】 ネット張設装置1を、作業台2と、作業台2
の上に設けられ、網戸等の枠体を固定する枠体固定手段
と、作業台2の上に固定された枠体の上に金属製のネッ
ト7をセットするネットセット手段3と、枠体の上にセ
ットされたネット7を枠体の大きさに応じて切断するネ
ット切断手段と、枠体の溝部にネット7の縁と共にゴム
を挿入するゴム挿入手段4とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステンレス鋼などで形
成された金属製ネットを網戸等の枠体に張り付ける金属
製ネットの張設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、網戸等の枠体に金属製ネットを張
設する作業は、作業者の手作業によって行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、金属製ネット
の張設作業は、ネットの縁を枠体の溝部にゴム等の装填
部材と共に挿入した後、外部にはみ出したネットをカッ
ター等で切断するものであるため、大変な作業であり、
これを作業者自身の手作業によって行っていたのでは、
作業性が非常に悪く、量産体制を確立することはできな
い。また、このようにネットの縁を枠体の溝部に装填部
材と共に挿入した後に、外部にはみ出したネットを切断
するものであるため、ネットの縁を枠体の溝部に完全に
入れ込むことはできない。その結果、網戸の外観を損な
うと共に、外部にはみ出したネットによって人に傷を負
わせるおそれもある。また、外部にはみ出したネットを
切断する際に、製品としての網戸等に傷を付けてしまう
おそれもある。
【0004】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するため、ネットの張設作業を自動的に行うことがで
きると共に、ネットの縁を枠体の溝部に完全に入れ込む
ことのできる金属製ネットの張設装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る金属製ネットの張設装置の構成は、作
業台と、前記作業台の上に設けられた枠体固定手段と、
前記作業台の上に固定された枠体の上に金属製のネット
をセットするネットセット手段と、前記枠体の上にセッ
トされたネットを前記枠体の大きさに応じて切断するネ
ット切断手段と、前記枠体の溝部にネットの縁と共に紐
状の装填部材を挿入する装填部材挿入手段とを少なくと
も備えたものである。
【0006】また、前記本発明の構成においては、枠体
固定手段が、作業台の上に固定されたL字状の位置決め
部材と、前記位置決め部材の各辺に相対向して設けら
れ、前記作業台の上で平行移動可能な一対の固定部材と
を備えているのが好ましい。また、この場合には、固定
部材に付設され、作業台の上に突出して枠体を内側から
固定する内側固定部材を備えているのが好ましい。
【0007】また、前記本発明の構成においては、ネッ
トセット手段が、作業台の長手方向に移動可能な第1の
フレームと、前記第1のフレームに設けられ、巻回され
たネットを保持しておくためのネット保持部と、前記ネ
ットを搬出するためのネット搬出機構と、前記ネットの
先端部をクランプすることができるネットクランプ機構
とを備えているのが好ましい。また、この場合には、ネ
ット保持部が、第1のフレームの上部に設けられ、上端
に切欠きを有する一対の支持部材からなるのが好まし
い。また、この場合には、ネット保持部とネット搬出機
構との間に、ネットの巻き癖を修正する巻き癖修正手段
を備えているのが好ましい。また、この場合には、第1
のフレームに、ネットの一側部近傍を押さえる第1のネ
ット押さえ機構を設ける一方、作業台の上に、その長手
方向に移動可能で、かつ、上下動可能な剣山状の可動部
材を設けるのが好ましい。
【0008】また、前記本発明の構成においては、ネッ
ト切断手段が、作業台の長手方向に移動可能な第1及び
第2のフレームと、前記作業台の長手方向と直交する方
向を向き、前記第1のフレームに沿って移動可能な第1
にネット切断装置と、前記作業台の長手方向を向き、前
記第2のフレームに沿って移動可能な第2のネット切断
装置とからなるのが好ましい。また、この場合には、第
2のフレームに第2のネット押さえ機構を設けるのが好
ましい。また、この場合には、ネット切断装置が、楕円
形状に形成された回転刃と、前記回転刃を回転させる駆
動手段と、前記回転刃のフラット面が接触する固定刃と
を少なくとも備えた回転カッターであるのが好ましい。
この場合には、さらに、回転刃の回転数及びカッターの
移動速度を調整できる機構を設けるのが好ましい。この
場合には、さらに、固定刃の前端部が前方に傾斜してい
るのが好ましい。この場合には、さらに、回転刃もしく
は固定刃の材質が超硬金属又はセラミックであるのが好
ましい。
【0009】また、前記本発明の構成においては、装填
部材挿入手段が、作業台の長手方向に移動可能な第2の
フレームと、前記第2のフレームに設けられ、巻回され
た装填部材を保持しておくための装填部材保持部と、前
記第2のフレームに沿って移動可能な装填部材挿入装置
と、前記装填部材挿入装置に付設され、装填部材を切断
する装填部材切断装置と、同じく前記装填部材挿入装置
に付設され、切断後の装填部材をクランプする装填部材
クランプ機構とを備えているのが好ましい。また、この
場合には、装填部材保持部が、第2のフレームの上部に
設けられ、上端に切欠きを有する一対の支持部材からな
るのが好ましい。また、この場合には、装填部材挿入装
置が、装填部材を一定方向に支持する装填部材支持体
と、前記装填部材を下方向に押圧する装填部材押圧部材
とを備えているのが好ましい。また、この場合には、装
填部材挿入装置が、垂直軸を中心として270°回転可
能であるのが好ましい。
【0010】
【作用】前記本発明の構成によれば、作業台と、前記作
業台の上に設けられた枠体固定手段と、前記作業台の上
に固定された枠体の上に金属製のネットをセットするネ
ットセット手段と、前記枠体の上にセットされたネット
を前記枠体の大きさに応じて切断するネット切断手段
と、前記枠体の溝部にネットの縁と共に紐状の装填部材
を挿入する装填部材挿入手段とを少なくとも備えている
ことにより、固定された枠体の上に金属製のネットをセ
ットし、ネットを枠体の大きさに応じて切断しながら、
ネットの縁を装填部材と共に枠体の溝部に入れ込むこと
ができるので、枠体へのネット張設作業を自動的に行う
ことができる。その結果、作業性が向上し、量産体制を
確立することができる。
【0011】また、前記本発明の構成において、枠体固
定手段が、作業台の上に固定されたL字状の位置決め部
材と、前記位置決め部材の各辺に相対向して設けられ、
前記作業台の上で平行移動可能な一対の固定部材とを備
えているという好ましい構成によれば、枠体を位置決め
した状態でしっかりと固定することができる。また、こ
の場合、固定部材に付設され、作業台の上に突出して枠
体を内側から固定する内側固定部材を備えているという
好ましい構成によれば、枠体を外側と内側から同時に押
圧することができるので、枠体の曲りを防止することが
できる。
【0012】また、前記本発明の構成において、ネット
セット手段が、作業台の長手方向に移動可能な第1のフ
レームと、前記第1のフレームに設けられ、巻回された
ネットを保持しておくためのネット保持部と、前記ネッ
トを搬出するためのネット搬出機構と、前記ネットの先
端部をクランプすることができるネットクランプ機構と
を備えているという好ましい構成によれば、ネットの先
端部をクランプした状態で第1のフレームを枠体の先端
近傍まで移動させることにより、ネットの先端部を枠体
の先端にセットすることができる。また、この場合、ネ
ット保持部が、第1のフレームの上部に設けられ、上端
に切欠きを有する一対の支持部材からなるという好まし
い構成によれば、巻回されたネットを簡単に取り替える
ことができる。また、この場合、ネット保持部とネット
搬出機構との間に、ネットの巻き癖を修正する巻き癖修
正手段を備えているという好ましい構成によれば、ネッ
トをフラットな状態で搬出することができるので、ネッ
トを枠体にうまくセットすることができる。また、この
場合、第1のフレームに、ネットの一側部近傍を押さえ
る第1のネット押さえ機構を設ける一方、作業台の上
に、その長手方向に移動可能で、かつ、上下動可能な剣
山状の可動部材を設けるという好ましい構成によれば、
ネットの一側部近傍を、可動部材と第1のネット押さえ
機構との間に挟持し、可動部材を作業台の後方向に移動
させれば、剣山状の可動部材によってネットが引っ張ら
れるので、ネットを弛ませたり蛇行させたりすることな
く枠体の上にセットすることができる。その結果、枠体
の溝部の深さを考慮してネットを切断すれば、ネットの
縁を枠体の溝部内に完全に入れ込むことができるので、
網戸の外観を損なうことがないと共に、外側にはみ出し
たネットによって人に傷を負わせることもない。また、
ネットを先切りするものであるため、製品としての網戸
等に傷を付けてしまうこともない。
【0013】また、前記本発明の構成において、ネット
切断手段が、作業台の長手方向に移動可能な第1及び第
2のフレームと、前記作業台の長手方向と直交する方向
を向き、前記第1のフレームに沿って移動可能な第1に
ネット切断装置と、前記作業台の長手方向を向き、前記
第2のフレームに沿って移動可能な第2のネット切断装
置とからなるという好ましい構成によれば、第1のフレ
ームを所定の位置に固定して、第1のネット切断装置を
第1のフレームに沿って移動させることにり、ネットを
作業台の長手方向と直交する方向に沿って自在に切断す
ることができ、また、第2のネット切断装置を第2のフ
レームの所定の位置に固定して、第2のフレームを作業
台の長手方向に移動させることにより、ネットを作業台
の長手方向に沿って自在に切断することができる。ま
た、この場合、第2のフレームに第2のネット押さえ機
構を設けるという好ましい構成によれば、この第2のネ
ット押さえ機構によってネットの先端部を枠体先端の溝
部に入れ込んだ状態で固定することができるので、ネッ
ト7の最初の位置決めをしっかりと行うことができる。
また、この場合、ネット切断装置が、楕円形状に形成さ
れた回転刃と、前記回転刃を回転させる駆動手段と、前
記回転刃のフラット面が接触する固定刃とを少なくとも
備えた回転カッターであるという好ましい構成によれ
ば、まず、ネットの縁を固定刃の上に載置し、次いで、
回転刃を回転させながら回転カッターを前方へ移動させ
れば、回転刃の回転によって回転刃の刃先のフラット面
が固定刃に接触しながらネットに食い込んでいくので、
切断時にネットが逃げることはない。これにより、ネッ
トをきれいに切断することができる。また、このように
回転刃の回転力によってネットを切断するようにしたこ
とにより、ネットを連続動作で切断することができ、カ
ット動作点が回転刃の刃先の全周にわたることになるの
で、電動バサミ等のようにカット作動点が刃先の一部分
に集中することはない。その結果、刃先が短期間で劣化
してしまうことはない。この場合、さらに、回転刃の回
転数及びカッターの移動速度を調整できる機構を設ける
という好ましい構成によれば、ネットの硬度や厚みに応
じて回転刃の回転数とカッターの移動速度を調整するこ
とにより、ネットを押さずに完全連続的に切断すること
ができるので、金網等のように変形し易い素材でも切断
していく段階で変形することはない。この場合、さら
に、固定刃の前端部が前方に傾斜しているという好まし
い構成によれば、ネットの縁を回転刃と固定刃との間に
確実に滑り込ませることができるので、固定刃がネット
の上を滑っていくといった切断不良を防止することがで
きる。この場合、さらに、回転刃もしくは固定刃の材質
が超硬金属又はセラミックであるという好ましい構成に
よれば、回転刃もしくは固定刃に耐久性を持たせること
ができる。
【0014】また、前記本発明の構成において、装填部
材挿入手段が、作業台の長手方向に移動可能な第2のフ
レームと、前記第2のフレームに設けられ、巻回された
装填部材を保持しておくための装填部材保持部と、前記
第2のフレームに沿って移動可能な装填部材挿入装置
と、前記装填部材挿入装置に付設され、装填部材を切断
する装填部材切断装置と、同じく前記装填部材挿入装置
に付設され、切断後の装填部材をクランプする装填部材
クランプ機構とを備えているという好ましい構成によれ
ば、装填部材を枠体の溝部に挿入した後、装填部材を切
断してクランプしておくことができるので、装填部材の
挿入作業を連続して行うことができる。また、この場
合、装填部材保持部が、第2のフレームの上部に設けら
れ、上端に切欠きを有する一対の支持部材からなるとい
う好ましい構成によれば、巻回された装填部材を簡単に
取り替えることができる。また、この場合、装填部材挿
入装置が、装填部材を一定方向に支持する装填部材支持
体と、前記装填部材を下方向に押圧する装填部材押圧部
材とを備えているという好ましい構成によれば、装填部
材を枠体の溝部にうまく挿入することができる。また、
この場合、装填部材挿入装置が、垂直軸を中心として2
70°回転可能であるという好ましい構成によれば、装
填部材挿入装置を作業台の長手方向に向け、かつ、装填
部材挿入装置を第2のフレームの所定の位置に固定し
て、第2のフレームを作業台の長手方向に移動させるこ
とにより、枠体の作業台の長手方向に沿った溝部に装填
部材を挿入することができ、また、装填部材挿入装置を
作業台の長手方向と直交する方向に向けて、第2のフレ
ームに沿って移動させることにより、枠体の作業台の長
手方向と直交する方向に沿った溝部に装填部材を挿入す
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。図1は本発明に係る金属製ネットの張設装
置の一実施例を示す平面図、図2はその側面図、図3は
その概略斜視図である。
【0016】図1〜図3に示すように、金属製ネットの
張設装置1は、作業台2と、作業台2の上に設けられ、
網戸等の枠体11を固定する枠体固定手段17と、作業
台2の上に固定された枠体11の上にネット7をセット
するネットセット手段3と、枠体11の上にセットされ
たネット7を枠体11の大きさに応じて切断するネット
切断手段と、枠体11の溝部11a(図4)にネット7
の縁と共に紐状のゴム20を挿入するゴム挿入手段4と
により構成されている。
【0017】まず、枠体固定手段17について説明す
る。作業台2の上には、作業台2の長手方向(前後方
向)と長手方向に直交する方向に沿ってL字状の位置決
め部材12が固定されており、この位置決め部材12に
枠体11を当接させてその位置決めを行うことができる
ようにされている。また、作業台2の上には、位置決め
部材12の各辺に相対向させて一対の固定部材13、1
4が設けられている。そして、枠体11を位置決めした
後、固定部材13、14を作業台2の上で平行移動させ
ることにより、固定部材13、14を枠体11に当接さ
せれば、枠体11をしっかりと固定することができる
(図4参照)。また、図5に示すように、固定部材1
3、14には、枠体11を内側から押圧するための内側
固定部材15が付設されている。この内側固定部材15
は、その途中が枢支されていると共に、下端がシリンダ
ー16に連結されている。そして、固定部材13、14
によって枠体11を固定した後、シリンダー16を駆動
させることにより、内側固定部材15の上端を作業台2
の上に突出させれば、枠体11を内側から押圧すること
ができる。このように枠体11を外側と内側から同時に
押圧することができるので、枠体11の曲りを防止する
ことができる。
【0018】次に、ネットセット手段3について説明す
る。作業台2の上には、その長手方向に移動可能な第1
のフレーム5が設けられている。第1のフレーム5の上
部には、上端に切欠きを有する一対の支持部材からなる
ネット保持部6が設けられている。そして、このネット
保持部6に、巻回されたステンレス製などのネット7を
保持しておくことができると共に、巻回されたネット7
を簡単に取り替えることができる。また、第1のフレー
ム5には、ネット7を引き出して前方へ搬出するための
複数の回転ローラー8が設けられており、回転ローラー
8は駆動モーター9によって回転駆動させることができ
るようにされている。また、第1のフレーム5にはネッ
トクランプ機構50が設けられており、ネット7の先端
側部をクランプした状態で第1のフレーム5を枠体11
の前端近傍まで移動させることにより、ネット7の先端
部を枠体11の前端部にセットすることができるように
されている。また、ネット保持部6と回転ローラー8と
の間には、ネット7の巻き癖を修正するための巻き癖修
正ローラー51が設けられている。これにより、ネット
7をフラットな状態で搬出することができるので、ネッ
ト7を枠体11の上にうまくセットすることができる。
【0019】次に、ネット切断手段について説明する。
作業台2の上には、第1のフレーム5の後方に位置して
第2のフレーム18が設けられており、この第2のフレ
ーム18は作業台2の長手方向に移動することができる
ようにされている。第1のフレーム5には、その前部に
第1のフレーム5に沿って移動可能な第1のネット切断
装置23が設けられている。また、第2のフレーム18
には、第1のフレーム5との対向側に第2のフレーム1
8に沿って移動可能な第2のネット切断装置22が設け
られている。
【0020】以下に、第1及び第2のネット切断装置2
2、23について説明する。図6は本発明に係る金属製
ネットの張設装置の一実施例に使用したネット切断装置
(回転カッター)の背面図、図7はネット切断装置の回
転刃装着部の側面図、図8はネット切断装置のギヤ室の
断面図である。図6〜図8に示すように、ネット切断装
置22は、回転刃装着部24と、回転刃25を回転させ
るための駆動部33とにより構成されている。ここで、
回転刃装着部24と駆動部33はブラケット27を介し
て固定されている。回転刃装着部24は、ギヤ室28
と、ギヤ室28から外部に突出した第1の回転軸26
と、同じくギヤ室28から外部に突出した第2の回転軸
52と、第2の回転軸52の突出部に固定された楕円形
状の回転刃25と、一端部がギヤ室28の背面に固定さ
れ、他端部が回転刃25よりも外側でかつ若干下方に水
平状態で配置されたネット支持体29とにより構成され
ている。また、ネット支持体29の前端部には前方に傾
斜した傾斜部29bが形成されている。これにより、ネ
ット支持体29の上にネットの縁を容易に滑り込ませる
ことができる。また、ネット支持体29の上端には、回
転刃25との対向面に固定刃29aが一体成形されてお
り、回転刃25が回転する際に、回転刃25の刃先のフ
ラット面が固定刃29aと接触するようにされている。
また、第1の回転軸26と第2の回転軸52は増速ギヤ
31、32を介して連結されている。駆動部33には電
動モーター34が使用されており、電動モーター34は
タイミングベルト35を介して第1の回転軸26に連結
されている。これにより、電動モーター34を駆動させ
れば、電動モーター34の回転数をアップさせた状態で
回転刃25に伝達することができる。また、電動モータ
ー34は、駆動電流を増減させることにより、回転数を
自由に調整することができるようにされている。従っ
て、回転刃25の回転数も自由に調整することができ
る。
【0021】また、ネット切断装置23も、ネット切断
装置22と同様に構成されている。そして、ネット切断
装置22は、回転刃25が作業台2の長手方向に平行と
なるように配置されており、ネット切断装置23は、回
転刃25が作業台2の長手方向と直交する方向に平行と
なるように配置されている。これにより、ネット切断装
置22を第2のフレーム18の所定の位置に固定して、
第2のフレーム18を作業台2の長手方向に移動させれ
ば、ネット7を作業台2の長手方向に沿って自在に切断
することができる。また、第1のフレーム5を所定の位
置に固定して、ネット切断装置23を第1のフレーム5
に沿って移動させれば、ネット7を作業台2の長手方向
と直交する方向に沿って自在に切断することができる。
【0022】図1〜図3に示すように、第2のフレーム
18には、その長手方向に沿って上下動可能な複数の第
2のネット押さえ機構53が設けられている。これによ
り、ネット7の先端部を枠体11の前端の溝部11aに
入れ込んだ状態でしっかりと固定することができるの
で、ネット7の最初の位置決めをしっかりと行うことが
できる。また、第1のフレーム5には、その前部の一方
端に上下動可能な第1のネット押さえ機構10が設けら
れている。また、図21に示すように、固定部材14の
上面には、剣山状の可動部材75が取り付けられてお
り、この可動部材75はシリンダー76によって作業台
2の長手方向に移動することができるようにされてい
る。これにより、ネット7の先端部をゴム20と共に枠
体11の前端の溝部に入れ込んで固定した後、ネット7
の一側部近傍を、固定部材14と第1のネット押さえ機
構10との間に挟持し、シリンダー76を駆動して可動
部材75を作業台2の後方向(図21矢印a)へ移動さ
せれば、剣山状の可動部材75によってネット7が引っ
張られ、ネット7を弛ませたり蛇行させたりすることな
く枠体11の上にセットすることができる(図13参
照)。その結果、枠体11の溝部11aの深さを考慮し
てネット7を切断すれば、ネット7の縁を枠体11の溝
部11a内に完全に入れ込むことができるので、網戸の
外観を損なうことがないと共に、外側にはみ出したネッ
ト7によって人に傷を負わせることもない。また、ネッ
ト7を先切りするものであるため、製品としての網戸等
に傷を付けてしまうこともない。また、固定部材14の
前部には、ネット7を浮かせるためのレバー77が軸支
されており、このレバー77はシリンダー78によって
作動するようにされている。
【0023】次に、ゴム挿入手段4について説明する。
第2のフレーム18の上部には、上端に切欠きを有する
一対の支持部材からなるゴム保持部19が設けられてい
る。これにより、このゴム保持部19に、巻回された紐
状のゴム20を保持しておくことができると共に、巻回
されたゴム20を簡単に取り替えることができる。ま
た、第2のフレーム18には、その長手方向に沿って移
動可能なゴム挿入装置54が設けられている。
【0024】図10に示すように、ゴム挿入装置54
は、ゴム保持部19に保持されたゴム20を引き出して
一定方向に支持するゴム支持ローラー55と、一定方向
に支持されたゴム20を下方向に押圧して溝部11aに
挿入するゴム挿入用回転ローラー57と、溝部11aの
コーナー部近傍のゴム20を溝部11aに圧入するヘラ
押さえ56とにより構成されている。ここで、ゴム挿入
用回転ローラー57及びヘラ押さえ56は、それぞれシ
リンダー59、70によって上下動できるようにされて
いる。また、ゴム挿入装置54は、垂直軸60を中心と
して90°だけ回転することができるようにされてい
る。これにより、ゴム挿入装置54を作業台2の長手方
向に向け、かつ、ゴム挿入装置54を第2のフレーム1
8の所定の位置に固定して、第2のフレーム18を作業
台2の長手方向に移動させれば、枠体11の作業台2の
長手方向に沿った溝部11aにゴム20を挿入すること
ができる。また、第2のフレーム18を所定の位置に固
定し、かつ、ゴム挿入装置54を作業台2の長手方向と
直交する方向に向けて、ゴム挿入装置54を第2のフレ
ーム18に沿って移動させれば、枠体11の作業台2の
長手方向と直交する方向に沿った溝部11aにゴム20
を挿入することができる。また、図11に示すように、
ゴム挿入装置54には、ゴム20を切断するゴム切断装
置61と、切断後のゴム20をクランプするゴムクラン
プ機構62とが付設されている。これにより、ゴム20
を枠体11の溝部11aに挿入した後、ゴム20を切断
してクランプしておくことができるので、ゴム20の挿
入作業を連続して行うことができる。ここで、ゴム切断
装置61は、シリンダー63によってゴム20と直角方
向に移動するゴム切断刃64と、ゴム切断刃64の対向
側に配置された切断刃受け部材65(図10参照)とに
より構成されている。また、ゴムクランプ機構62は、
ゴム切断刃64に固定された設けられた板バネ66によ
り構成されている。尚、ゴム切断装置61は、シリンダ
ー71によって上下動できるようにされている。
【0025】尚、第1のフレーム5、駆動モーター9、
第1のネット押さえ機構10、固定部材13、14、内
側固定部材15、第1のフレーム18、ネット切断装置
22、23、第1のネット押さえ機構53、ゴム挿入装
置54、ゴム切断装置61、可動部材75は、マイクロ
コンピューターを内蔵した制御装置(図示せず)によっ
て自動制御される。特に、ネット切断装置22、23及
び第2のフレーム18の移動速度は任意に設定すること
ができる。
【0026】次に、以上のように構成された金属製ネッ
トの張設装置を用いて、網戸の枠体11にステンレス鋼
などで形成された金属製のネットを張り付ける場合につ
いて、図12〜図18を参照しながら説明する。
【0027】まず、作業台2の上に、枠体11を位置決
め部材12に当接させた状態でセットする。次いで、制
御装置の始動スイッチをONにすると、固定部材13、
14が平行移動して枠体11に当接する(図3、図4参
照)。そして、固定部材13、14が枠体11に当接す
ると同時に、シリンダー16が駆動し、内側固定部材1
5の上端が作業台2の上に突出して、枠体11を内側か
ら押圧する(図5参照)。このように枠体11は外側と
内側から同時に押圧され、曲りを防止した状態でしっか
りと固定される。
【0028】次いで、ネットクランプ機構50によって
ネット7の先端側部をクランプした状態で(図3参
照)、第1のフレーム5が枠体11の前端近傍まで移動
し、ネット7の先端部が枠体11の前端部にセットされ
る(図12)。このとき、ネット7の先端部は、枠体1
1の前端の溝部11aから5〜7mmだけ前方へはみ出
した状態にあり、ネット7の一側部は、枠体11の一側
部の溝部11aから5〜7mmだけ側方へはみ出した状
態にある。また、第2のフレーム18は枠体11の前端
近傍に位置した状態にある(図3参照)。
【0029】次いで、第2のフレーム18に設けられた
第2のネット押さえ機構53が下動し、ネット7の先端
部が枠体11の前端の溝部11aに入れ込まれた状態で
固定される。これにより、ネット7の最初の位置決めを
しっかりと行われる。この場合、前記したように溝部1
1aの深さを考慮してネット7の先端部が溝部11aか
ら5〜7mmだけはみ出した状態でセットされているの
で、ネット7の先端部を枠体11の溝部11a内に完全
に入れ込むことができる(図13)。次いで、第1のフ
レーム5が後退し、枠体11の後端よりも多少後ろで停
止する。
【0030】次いで、第2のフレーム18に設けられた
第2のネット押さえ機構53が上動する。このとき、第
2のフレーム18に設けられたゴム挿入装置54は、作
業台2の長手方向と直交する方向を向いており、ゴム挿
入装置54のゴム挿入用回転ローラー57及びヘラ押さ
え56は、枠体11の前端の溝部11aのすぐ上に位置
している。そして、この状態で、ゴム挿入用回転ローラ
ー57が枠体11の前端の溝部11aに押し付けられ、
ゴム挿入装置54が第2のフレーム18に沿って移動す
る。これにより、枠体11の前端の溝部11aにゴム2
0が挿入される。枠体11の前端の溝部11aにゴム2
0が挿入されたら、シリンダー63が駆動してゴム切断
刃64が突出し、ゴム20が切断される。そして、コー
ナー部近傍のゴムは、ヘラ押さえ56によって溝部11
aに圧入される。これにより、ネットの先端部が枠体1
1にしっかりと固定される(図14)。尚、ゴム20の
新たな先端部はゴムクランプ機構62によってクランプ
された状態となる(図11参照)。
【0031】次いで、第1のフレーム5に設けられた第
1のネット押さえ機構10が下動し、ネット7の一側部
近傍が固定部材14(図3参照)と第1のネット押さえ
機構10との間に挟持される。ここで、固定部材14に
は、前記したように、剣山状の可動部材75が作業台2
の長手方向に移動可能な状態で取り付けられているので
(図21)、シリンダー76が駆動して可動部材75が
作業台2の後方向へ移動することにより、剣山状の可動
部材75によってネット7が引っ張られ、ネット7は弛
みや蛇行を防止された状態で枠体11の上にセットされ
る。すなわち、ネット7の一側部は、枠体11の一側部
の溝部11aから均一に5〜7mmだけ側方へはみ出し
た状態で維持される(図14)。
【0032】次いで、ゴム挿入装置54を作業台2の長
手方向に向けた状態で枠体11の一側部に位置させる。
そして、この状態で、ゴム挿入用回転ローラー57が枠
体11の一側部の溝部11aに押し付けられ、第2のフ
レーム18がゴム挿入装置54と共に作業台2の長手方
向に移動する。これにより、枠体11の一側部の溝部1
1aにゴム20が挿入される(図15)。枠体11の一
側部の溝部11aにゴム20が挿入されたら、シリンダ
ー63が駆動してゴム切断刃64が突出し、ゴム20が
切断される。そして、コーナー部近傍のゴム20は、ヘ
ラ押さえ56によって溝部11aに圧入される。これに
より、ネットの一側部が枠体11にしっかりと固定され
る(図15)。尚、ゴム20の新たな先端部はゴムクラ
ンプ機構62によってクランプされた状態となる(図1
1参照)。
【0033】次いで、ネット切断装置23が第1のフレ
ーム5に沿って多少前進し、ネット7の縁がネット切断
装置23のネット支持体29の上に滑り込む(図9
(a))。ここで、ネット支持体29の前端部には傾斜
部29bが設けられているため、ネット7の縁をネット
支持体29の上に確実に滑り込ませることができる。そ
の結果、ネット支持体29がネット7の上を滑っていく
といった切断不良を防止することができる。その後、ネ
ット切断装置23の駆動モーター34(図6参照)が駆
動して回転刃25が回転し(図9(b)矢印A)、ネッ
ト切断装置23が第2のフレーム18に沿って移動す
る。この場合、回転刃25は楕円形状に形成されてお
り、ネット7はネット支持体29によって下方から支持
されているので、回転刃25の回転によって回転刃25
の長軸が水平状態(図9(a)の状態)から垂直状態
(図9(b)の状態)へ移行する際に、回転刃25の刃
先のフラット面が固定刃29aに接触しながらネット7
に食い込んでいく。これにより、ネット7が、第1のネ
ット押さえ機構10よりも多少後方で作業台2の長手方
向と直交する方向に沿って切断される(図15の一点鎖
線)。また、回転刃25の回転数及びネット切断装置2
3の移動速度をネット7の素材に応じた回転数及び移動
速度に調整することにより、ネット7を押さずに完全連
続的に切断することができるので、切断していく段階で
ネット7が変形してしまうことはない。
【0034】次いで、第2のフレーム18に設けられた
ネット切断装置22が枠体11の他側部まで移動し、第
2のフレーム18が作業台2の長手方向に移動すること
により、ネット7の他側部が切断される。この場合、ネ
ット7の他側部は、枠体11の他側部の溝部11aから
5〜7mmだけ側方へはみ出した状態で切断される。次
いで、ゴム挿入装置54を作業台2の長手方向に向けた
状態で枠体11の他側部に位置させる。そして、この状
態で、ゴム挿入用回転ローラー57が枠体11の他側部
の溝部11aに押し付けられ、第2のフレーム18がゴ
ム挿入装置54と共に作業台2の長手方向に移動する。
これにより、枠体11の他側部の溝部11aにゴム20
が挿入される。枠体11の他側部の溝部11aにゴム2
0が挿入されたら、シリンダー63が駆動してゴム切断
刃64が突出し、ゴム20が切断される。そして、コー
ナー部近傍のゴム20は、ヘラ押さえ56によって溝部
11aに圧入され、これによりネットの他側部が枠体1
1にしっかりと固定される(図16)。尚、ゴム20の
新たな先端部はゴムクランプ機構62によってクランプ
された状態となる(図11参照)。
【0035】次いで、第1のネット押さえ機構10が上
動すると共に、固定部材14に設けられたレバー77
(図21)が作動して枠体11の後端部近傍のネット7
が浮き上がる。そして、第1のフレーム5が枠体11の
後端近傍まで移動し、ネット切断装置23が第1のフレ
ーム5に沿って移動する。これにより、ネット7の後端
が枠体11の後端の溝部11aから5〜7mmだけ後方
へはみ出した状態で切断される(図17)。
【0036】次いで、第2のフレーム18が、ゴム挿入
装置54のゴム挿入用回転ローラー57及びヘラ押さえ
56が枠体11の後端の溝部11aのすぐ上に位置する
まで移動する。尚、このとき、ゴム挿入装置54は、作
業台2の長手方向と直交する方向を向いている。そし
て、この状態で、ゴム挿入用回転ローラー57が枠体1
1の後端の溝部11aに押し付けられ、ゴム挿入装置5
4が第2のフレーム18に沿って移動する。これによ
り、枠体11の後端の溝部11aにゴム20が挿入され
る。枠体11の後端の溝部11aにゴム20が挿入され
たら、シリンダー63が駆動してゴム切断刃64が突出
し、ゴム20が切断される。そして、溝部11aのコー
ナー部近傍のゴム20は、ヘラ押さえ56によって溝部
11aに圧入される。これにより、ネット7の全周縁部
が枠体11にしっかりと固定される(18)。尚、ゴム
20の新たな先端部はゴムクランプ機構62によってク
ランプされた状態となる。
【0037】以上により、網戸の枠体11にネット7を
張設することができる。以後、同様の工程を繰り返すこ
とにより、網戸へのネット張設作業を自動的に行うこと
ができるので、量産体制を確立することができる。
【0038】尚、本実施例においては、ネット切断装置
22、23として回転カッターを使用しているが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、例えば、電動バサ
ミ等を使用してもよい。また、本実施例においては、装
填部材としてゴムを使用しているが、必ずしもこれに限
定されるものではなく、例えば、発泡樹脂を使用するこ
ともできる。また、本実施例においては、可動部材75
を固定部材14に設けているが、必ずしもこの構成に限
定されるものではなく、作業台2に直接設けてもよい。
【0039】また、本実施例においては、枠体11の溝
部11aにゴム20を挿入する際に、図14〜図18に
示すように、一辺単位で挿入しているが、必ずしもこの
挿入方法に限定されるものではない。例えば、図19に
示すように、隣接する2辺に一度に挿入してもよいし
(2辺連続式;→)、図20に示すように、途中で
切断することなく一度に挿入してもよい(4辺連続式;
)。しかし、図19、図20に示すように、溝部11
aのコーナーをまたいでゴム20を挿入する場合には、
コーナーを曲がる際に一旦挿入したゴム20が最短距離
を取ろうとして溝部11aから外れてしまう。この場合
には、図10に示すように、ゴム挿入用回転ローラー5
7とゴム切断装置61との間にコーナー押さえロッド6
7を設け、ゴム挿入用回転ローラー57、ヘラ押さえ5
6、ゴム切断装置61及びコーナー押さえロッド67を
適宜上下動させて、コーナーの角のポイントをコーナー
押さえロッド67で押さえたまま方向転換することによ
り、次の辺にゴム20を挿入していけばよい。
【0040】また、ネット7のコーナー部を5mm×5
mmで斜めにカットすれば、ゴム20で押さえた場合
に、枠体11のコーナー部においてネット7が外部に出
てくることはないので、網戸等をきれいに仕上げること
ができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る金属
製ネットの張設装置によれば、固定された枠体の上に金
属製のネットをセットし、ネットを枠体の大きさに応じ
て切断しながら、ネットの縁を装填部材と共に枠体の溝
部に入れ込むことができるので、枠体へのネット張設作
業を自動的に行うことができる。その結果、作業性が向
上し、量産体制を確立することができる。また、ネット
を変形させることなく枠体の上にセットすることができ
るので、枠体の溝部の深さを考慮してネットを切断する
ことにより、ネットの縁を完全に枠体の溝部内に入れ込
むことができる。その結果、網戸の外観を損なうことが
ないと共に、外側にはみ出したネットによって人に傷を
負わせることもない。また、ネットを先切りするもので
あるため、製品としての網戸等に傷を付けてしまうこと
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実施
例を示す平面図である。
【図2】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実施
例を示す側面図である。
【図3】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実施
例を示す概略斜視図。
【図4】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実施
例における枠体固定手段の拡大斜視図である。
【図5】図1におけるI−I断面図である。
【図6】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実施
例に使用した回転カッターの背面図である。
【図7】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実施
例に使用した回転カッターの回転刃装着部の側面図であ
る。
【図8】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実施
例に使用した回転カッターのギヤ室の断面図である。
【図9】ネットの切断工程図である。
【図10】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実
施例におけるゴム挿入装置の側面図である。
【図11】本発明に係る金属製ネットの張設装置の一実
施例におけるゴム切断装置の平面図である。
【図12】網戸等の枠体に金属製のネットを張り付ける
工程を示す第1の工程図である。
【図13】網戸等の枠体に金属製のネットを張り付ける
工程を示す第2の工程図である。
【図14】網戸等の枠体に金属製のネットを張り付ける
工程を示す第3の工程図である。
【図15】網戸等の枠体に金属製のネットを張り付ける
工程を示す第4の工程図である。
【図16】網戸等の枠体に金属製のネットを張り付ける
工程を示す第5の工程図である。
【図17】網戸等の枠体に金属製のネットを張り付ける
工程を示す第6の工程図である。
【図18】網戸等の枠体に金属製のネットを張り付ける
工程を示す第7の工程図である。
【図19】ゴムの挿入手順の他の実施例を示す説明図で
ある。
【図20】ゴムの挿入手順のさらに他の実施例を示す説
明図である。
【図21】ネットを引っ張る機構を示す斜視図である。
【符号の説明】 1 金属製ネットの張設装置 2 作業台 3 ネットセット手段 4 ゴム挿入手段 5 第1のフレーム 6 ネット保持部 7 金属製のネット 8 回転ローラー 9 駆動モーター 10 第1のネット押さえ機構 11 枠体 11a 溝部 12 位置決め部材 13、14 固定部材 15 内側固定部材 16、58、59、63、76、78 シリンダー 17 枠体固定手段 18 第2のフレーム 19 ゴム保持部 20 ゴム 22、23 ネット切断装置 24 回転刃装着部 25 回転刃 26 第1の回転軸 27 ブラケット 28 ギヤ室 29 ネット支持体 29a 固定刃 29b 傾斜部 31、32 増速ギヤ 33 駆動部 34 電動モーター 35 タイミングベルト 50 ネットクランプ機構 51 巻き癖修正ローラー 52 第2の回転軸 53 第2のネット押さえ機構 54 ゴム挿入装置 56 ヘラ押さえ 57 ゴム挿入用回転ローラー 60 垂直軸 61 ゴム切断装置 62 ゴムクランプ機構 64 ゴム切断刃 65 切断刃受け部材 66 板バネ 67 コーナー押さえロッド 75 可動部材 77 レバー

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業台と、前記作業台の上に設けられた
    枠体固定手段と、前記作業台の上に固定された枠体の上
    に金属製のネットをセットするネットセット手段と、前
    記枠体の上にセットされたネットを前記枠体の大きさに
    応じて切断するネット切断手段と、前記枠体の溝部にネ
    ットの縁と共に紐状の装填部材を挿入する装填部材挿入
    手段とを少なくとも備えた金属製ネットの張設装置。
  2. 【請求項2】 枠体固定手段が、作業台の上に固定され
    たL字状の位置決め部材と、前記位置決め部材の各辺に
    相対向して設けられ、前記作業台の上で平行移動可能な
    一対の固定部材とを備えた請求項1に記載の金属製ネッ
    トの張設装置。
  3. 【請求項3】 固定部材に付設され、作業台の上に突出
    して枠体を内側から固定する内側固定部材を備えた請求
    項2に記載の金属製ネットの張設装置。
  4. 【請求項4】 ネットセット手段が、作業台の長手方向
    に移動可能な第1のフレームと、前記第1のフレームに
    設けられ、巻回されたネットを保持しておくためのネッ
    ト保持部と、前記ネットを搬出するためのネット搬出機
    構と、前記ネットの先端部をクランプすることができる
    ネットクランプ機構とを備えた請求項1に記載の金属製
    ネットの張設装置。
  5. 【請求項5】 ネット保持部が、第1のフレームの上部
    に設けられ、上端に切欠きを有する一対の支持部材から
    なる請求項4に記載の金属製ネットの張設装置。
  6. 【請求項6】 ネット保持部とネット搬出機構との間
    に、ネットの巻き癖を修正する巻き癖修正手段を備えた
    請求項4に記載の金属製ネットの張設装置。
  7. 【請求項7】 第1のフレームに、ネットの一側部近傍
    を押さえる第1のネット押さえ機構を設ける一方、作業
    台の上に、その長手方向に移動可能で、かつ、上下動可
    能な剣山状の可動部材を設けた請求項4に記載の金属製
    ネットの張設装置。
  8. 【請求項8】 ネット切断手段が、作業台の長手方向に
    移動可能な第1及び第2のフレームと、前記作業台の長
    手方向と直交する方向を向き、前記第1のフレームに沿
    って移動可能な第1にネット切断装置と、前記作業台の
    長手方向を向き、前記第2のフレームに沿って移動可能
    な第2のネット切断装置とからなる請求項1に記載の金
    属製ネットの張設装置。
  9. 【請求項9】 第2のフレームに第2のネット押さえ機
    構を設けた請求項8に記載の金属製ネットの張設装置。
  10. 【請求項10】 ネット切断装置が、楕円形状に形成さ
    れた回転刃と、前記回転刃を回転させる駆動手段と、前
    記回転刃のフラット面が接触する固定刃とを少なくとも
    備えた回転カッターである請求項8に記載の金属製ネッ
    トの張設装置。
  11. 【請求項11】 回転刃の回転数及びカッターの移動速
    度を調整できる機構を設けた請求項10に記載の金属製
    ネットの張設装置。
  12. 【請求項12】 固定刃の前端部が前方に傾斜している
    請求項10に記載の金属製ネットの張設装置。
  13. 【請求項13】 回転刃もしくは固定刃の材質が超硬金
    属又はセラミックである請求項10に記載の金属製ネッ
    トの張設装置。
  14. 【請求項14】 装填部材挿入手段が、作業台の長手方
    向に移動可能な第2のフレームと、前記第2のフレーム
    に設けられ、巻回された装填部材を保持しておくための
    装填部材保持部と、前記第2のフレームに沿って移動可
    能な装填部材挿入装置と、前記装填部材挿入装置に付設
    され、装填部材を切断する装填部材切断装置と、同じく
    前記装填部材挿入装置に付設され、切断後の装填部材を
    クランプする装填部材クランプ機構とを備えた請求項1
    に記載の金属製ネットの張設装置。
  15. 【請求項15】 装填部材保持部が、第2のフレームの
    上部に設けられ、上端に切欠きを有する一対の支持部材
    からなる請求項14に記載の金属製ネットの張設装置。
  16. 【請求項16】 装填部材挿入装置が、装填部材を一定
    方向に支持する装填部材支持体と、前記装填部材を下方
    向に押圧する装填部材押圧部材とを備えた請求項14に
    記載の金属製ネットの張設装置。
  17. 【請求項17】 装填部材挿入装置が、垂直軸を中心と
    して270°回転可能な請求項14に記載の金属製ネッ
    トの張設装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016075027A (ja) * 2014-10-02 2016-05-12 Ykk株式会社 網戸製造装置および網戸製造方法
CN114941118A (zh) * 2022-05-31 2022-08-26 佛山先进表面技术有限公司 一种丝网热喷涂自动生产线及其喷涂方法

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