JP3060948U - ワイヤストリッパ - Google Patents
ワイヤストリッパInfo
- Publication number
- JP3060948U JP3060948U JP1999000223U JP22399U JP3060948U JP 3060948 U JP3060948 U JP 3060948U JP 1999000223 U JP1999000223 U JP 1999000223U JP 22399 U JP22399 U JP 22399U JP 3060948 U JP3060948 U JP 3060948U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- wire
- pair
- air cylinder
- electric wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電線の径に関わらず刃物の交換を必要と
せず、確実でかつ容易に線材の外皮体を剥離することが
可能なワイヤストリッパを提供する。 【解決手段】 一対のエアシリンダ50,51によって
駆動される刃物スライダに44,45にそれぞれ電線の
外皮体を切断するための略V形状の刃先を有する刃物4
6,47が取り付けられており、エアシリンダ50,5
1のシリンダロッドの最大移動量を設定するための位置
調整部材80が設けられている。
せず、確実でかつ容易に線材の外皮体を剥離することが
可能なワイヤストリッパを提供する。 【解決手段】 一対のエアシリンダ50,51によって
駆動される刃物スライダに44,45にそれぞれ電線の
外皮体を切断するための略V形状の刃先を有する刃物4
6,47が取り付けられており、エアシリンダ50,5
1のシリンダロッドの最大移動量を設定するための位置
調整部材80が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、電線等のように芯線の外周に外皮体が被覆された被覆線材の外皮体 を剥離するためのワイヤストリッパに関する。
【0002】
従来、電線などの被覆線材(以下、電線を例にとって説明する)の外皮体を剥 離する場合には、カッターやニッパーなどの手工具が用いられている。また、特 開昭62-18908号公報に示されるように、空気圧を利用して半自動的に外皮体を剥 離する装置も提供されている。 前述した公報に記載されている装置では、チャック部によって電線を挟持する とともに、固定刃物と移動刃物との間で電線の外皮体を切断し、刃物台を移動さ せることによって、電線の先端部の外皮体を剥離させるように構成されている。
【0003】 このような装置では、電線の外皮体を切断するための刃物が、固定刃物と移動 刃物とで構成されており、固定刃物に当接した電線に対して移動刃物を当接させ る際に、電線に不要に食い込み芯線を損傷するおそれがある。また、固定刃物側 では外皮体が十分に切断されないおそれがある。 このような問題点に鑑みて、出願人は実願平2-24370号に、線材を把持するチ ャック部材と、チャック部材に把持される線材の軸線と交差する方向にスライド 可能な1対の刃物とを備えたワイヤストリッパを提案した。
【0004】 この装置では、1対の刃物は、外皮体の剥離を行う線材に応じた半円形の刃先 を有しており、エアシリンダによって線材の軸線と交差する方向にスライド可能 となっている。 電線の外皮体を剥離する場合には、チャック部によって電線を把持するととも に、エアシリンダにより1対の刃物を線材の外皮体を切断する位置まで移動させ る。次に、刃物台とチャック部とを線材の長さ方向に相対的に移動させることに よって、電線の先端部の外皮体を剥離することが可能である。
【0005】
上述したような装置の場合、電線の径によってそれぞれ異なる刃物を用意する 必要がある。また、刃物を移動させるためのエアシリンダは、取り付けられる刃 物にかかわらずそのストロークが定まっており、異なる径の電線に対して外皮体 の剥離を行う場合には、その都度刃物を交換する必要ある。 本考案の目的は、電線の径に関わらず刃物の交換を必要とせず、確実でかつ容 易に線材の外皮体を剥離することが可能なワイヤストリッパを提供することにあ る。
【0006】
本考案に係るワイヤストリッパは、外周に外皮体を有する被覆線材の外皮体を 剥離するためのワイヤストリッパであって、チャック部材と、1対の刃物スライ ダと、1対のカッターと、刃物スライダ駆動手段と、移動位置調整手段と、剥離 用駆動手段とを備えている。チャック部材は線材を把持するためのものである。 1対の刃物スライダは、チャック部材に把持される線材の軸線と交差する方向に 互いに接近・離反自在であり、それぞれ相互に対向する面に刃物装着部を備えて いる。1対のカッターは、略V字形状の刃先を有し、互いの刃先が対向するよう に1対の刃物スライダのそれぞれに装着されている。スライダ駆動手段は、1対 の刃物スライダのそれぞれを駆動するためのものである。移動位置調整手段は、 1対のカッターの刃先が所定位置となるように、刃物スライダ駆動手段による刃 物スライダの移動距離を調整する。剥離用駆動手段は、チャック部材および1対 のカッターを相互に接近・離反させて線材から外皮体を剥離するためのものであ る。
【0007】 ここで、刃物スライダ駆動手段はシリンダロッドの先端に刃物スライダが装着 された1対のエアシリンダであり、移動位置調整手段はエアシリンダのシリンダ ロッドの最大移動位置を決定するための位置規制部材で構成することができる。 また、位置規制部材によるエアシリンダのシリンダロッドの最大移動距離が可 変とすることができる。 さらに、位置規制部材によるエアシリンダのシリンダロッドの最大移動距離は 、1対のカッターが線材に当接し外皮体を切断する位置となるように刃物スライ ダを位置させることが可能な移動距離とすることができる。
【0008】
本考案の1実施形態によるワイヤストリッパを図に基づいて説明する。図1は ワイヤストリッパの斜視図、図2はその平面図、図3はその断面正面図、図4は 前方側から見た断面側面図である。 なお、図1〜図4では配管類は省略して示している。 本ワイヤストリッパは主に、ベース台20と、チャック部21と、刃物部22 と、刃物部22を移動させるためのメインエアシリンダ23とから構成されてい る。
【0009】 ベース台20上部のベースプレート20a上には、前後方向に延びる1対のガ イドレール28a、28bが固定されている。また、ベース台20の側方には、 フットスイッチを介してコンプレッサが接続されるマニホールド26の入り口ポ ートが設けられている。 チャック部21は、ガイドレール28a、28bの後端に、支持ブロック29 を介して固定されたチャックベース板30を有している。チャックベース板30 には、1対のチャック部材31,32が相対向して配置されている。これらのチ ャック部材31,32は、軸33,34によって、それぞれチャックベース板3 0に水平面内で回動自在に装着されている。各チャック部材31,32は、相互 に対向する挟持面31a,32aを有している。この挟持面31a,32aは、 前方から後方にかけて、外方に広がるような円弧面となっている。そしてその円 弧の中心は、軸33,34の中心と偏心している。これにより、各チャック部材 31,32が互いに接近するよう回動したとき、その挟持面31a,32aの間 隔が狭くなるように構成されている。また、各挟持面31a,32aは、電線を 挟持したときのすべり止めのために、鋸歯状に形成されている。
【0010】 各チャック部材31,32の下面には、その回動中心から中央寄りに、下方に 突出してロッド35,36が固定されている。チャックベース板30には、2つ の切り欠き溝30a,30bが形成されており、ロッド35,36はそれぞれこ れらの切り欠き溝30a,30bを貫通してチャックベース板30の下方にまで 延びている。一方、チャックベース板30の下面には、図5に示すようなエアシ リンダ24が取り付けられている。エアシリンダ24のシリンダロッド25の先 端は、スライドプレート27に固定されている。スライドプレート27は、各チ ャック部材31,32のロッド35,36をそれぞれ係合させる係合溝27a、 27bを有し、装置の前後方向に摺動可能に配置されている。このことにより、 エアシリンダ24のシリンダロッド25が前方に突出したとき、スライドプレー ト27が前方に移動し、チャック部材31,32が回動して電線を把持するよう に構成されている。
【0011】 刃物部22は、左右のガイドレール28a,28bにスライド自在に設けられ たスライド部材41を有している。スライド部材41は、ガイドレール28a, 28bのガイド溝に係合するガイド突起41aを有している。スライド部材41 の上端には刃物台42が固定されている。 刃物台42は左右対称となっており、左右両側には、ガイド溝の形成されたス ライダガイド部42bが形成されている。左右のスライダガイド部42bのそれ ぞれには、左右方向にスライド自在に刃物スライダ44,45が装着されている 。刃物スライダ44,45の前端面には、電線の外皮体を切断するための刃物4 6,47が刃物押さえ48,49によって固定されている。刃物46,47は、 図4に示すように、その中央部に電線の径に応じた略V字形状のカッター部46 a,47aが形成されている。刃物46,47のうちいずれか一方のまたは両方 において、カッター部の下部に位置して内方に突出して他方の刃物の下部と前後 方向に重合する案内突部46b,47bが形成されている。
【0012】 図6〜図8に刃物スライダ44の詳細を示す。図6は刃物スライダの平面図、 図7はその正面図、図8は図7のVIII−VIII線断面図である。なお、刃物スライ ダ45も同様に形成されている。 これらの図に示すように、刃物スライダ44の前端面中央よりには、刃物46 が装着される刃物装着用凹部44aが形成されている。刃物46は、この凹部4 4aに装着されることにより、外方及び下方には移動不能となる。そして、前方 側から刃物押さえ48を、固定ねじ70によって締め付けることにより、簡単に 刃物46を着脱することができるようになっている。
【0013】 刃物台42の左右両端には、それぞれエアシリンダ50,51が固定されてい る。この各エアシリンダ50,51のロッドは、それぞれ刃物スライダ44,4 5に固定されている。 刃物台42の中央部後端側には、挿入される電線を支持するための支持部材3 7が設けられている。支持部材37は、刃物台42の上端面にボルトにより固定 される2つの固定片38,39と、固定片38,39に両端が固定され可撓性を 有する板ばね部材40とからなる。固定片38,39は、それぞれ左右方向に位 置調整を行って固定することが可能となっており、固定片38,39の固定位置 を調整することによって、板ばね部材40の中央部の撓みが調整でき、挿入され る電線の径に応じて支持位置を調整することが可能となっている。
【0014】 スライド部材41の上面で、刃物台42の前方には、カバー53が固定されて いる。カバー53は、刃物台42が最も後方に位置した状態で、下方のガイドレ ール28a,28bをカバーし得るような大きさとなっている。また、カバー5 3の側方一端は、図5に示すように上方に折り曲げられている。一方、カバー5 3の他端側は、下方に傾斜している。 前記カバー53の前端部には、固定ブロック55が設けられている。固定ブロ ック55には前後方向に孔55aが形成されており、この孔55aに位置決めロ ッド56がスライド自在に挿入されている。位置決めロッド56は、固定ブロッ ク55上方に設けられた固定ねじ57によってその位置が固定されるようになっ ている。また、位置決めロッド56の先端には、電線の径に比べて十分大きい径 を有する当接部56aが設けられている。そして、カバー53の中央部には、図 3に示すように、刃物46,47から前方にかけての寸法を計測するための目盛 り58が印刷されている。
【0015】 メインエアシリンダ23は、ベース台20の内部に固定されており、そのロッ ド59先端にはアーム60が固定されている。アーム60の上端は前記スライド 部材41に固定されており、メインエアシリンダ23のロッド59が伸縮するこ とにより、刃物台42がガイドレール28a、28bに沿って前後方向にスライ ドするようになっている。 エアシリンダ50,51の側面には、シリンダロッドの最大移動量を調整する ための位置調整部材80が設けられている。図11に示すように、エアシリンダ 51に内装されているシリンダロッド82は、先端部外周面にねじ部83を有し ており、調整ナット84が螺合している。この調整ナット84には、外周方向に 突出する係合ピン85が設けられている。
【0016】 エアシリンダ51の側面には、回動部材86が回転可能に設けられている。こ の回動部材86は、シリンダロッド82が図右方に移動した際に、調整ナット8 4に当接してシリンダロッド82の移動量を規制する当接面87を有している。 回動部材86には、シリンダロッド82を内包するカバー部材88が取り付け られている。このカバー部材88の周面にはスリット89が設けられており、こ のスリット89に調整ナット84の係合ピン85が係合している。また、カバー 部材88の先端部外周には回転操作を容易にするためのローレット部90が設け られている。
【0017】 このことにより、ローレット部90を回転させることで、カバー部材88およ び回動部材86が一体的に回動するとともに、係合ピン85がカバー部材88の スリット89に係合しているため、調整ナット84が回動する。カバー部材88 の外周面にはスリット89の近傍に目盛りが設けられており、係合ピン85が適 当な目盛り位置となるまで、ローレット部90を回転させれば、シリンダロッド 82の最大移動量を適当に設定することができる。
【0018】 エアシリンダ50側にも、エアシリンダ51側と同様の位置調整部材80が設 けられており、シリンダロッドの最大移動量を設定することが可能となっている 。なお、刃物スライダ44,45の移動量をピニオン機構などにより同期するよ うに構成した場合には、エアシリンダ50,51のいずれか一方に位置調整部材 80を設けることにより、他方のシリンダロッドの最大移動量を適切に設定する ことができる。
【0019】 図12は本装置の概略の空圧回路図である。 装置内における空圧配管は2系統のマニホールド26a、26bで構成されて いる。各マニホールド26a,26bは、フットスイッチ95を介して図示しな いエアコンプレッサに接続されている。 フットスイッチ95のポートはエアコンプレッサに接続されており、ポート はマニホールド26aに接続されており、ポートはマニホールド26bに接 続されている。マニホールド26aには4つの出口ポートが設けられており、そ れぞれチャック部材移動用のエアシリンダ24のポートA1、刃物移動用のエア シリンダ50,51のポートB1,C1およびメインエアシリンダ23のポート D1に接続されている。同様に、マニホールド26bには4つの出口ポートが設 けられており、それぞれチャック部材移動用のエアシリンダ24のポートA2、 刃物移動用のエアシリンダ50,51のポートB2,C2およびメインエアシリ ンダ23のポートD2に接続されている。
【0020】 次に、本実施形態の動作について説明する。 フットスイッチ95がオフの状態では、エアシリンダ24のシリンダロッド2 5が最も後退した状態であり、各チャック部材31,32はその挟持面31a, 32a間は最も開いた状態となっている。また、エアシリンダ50,51に接続 された刃物スライダ44,45は最も後退した位置に移動させられている。さら に、メインエアシリンダ23のロッド59も縮退した状態にあるので、刃物台4 2は最も後方に位置している。このような初期状態を図9に示す。
【0021】 このような状態で、電線2を支持部材37および刃物46,47の案内突部4 6b,47bに位置するように載置し、先端を位置決めロッド56の当接部56 aに当接させる。なお、位置決めロッド56は、電線2の外皮体2aを脱皮する 寸法に応じて、カバー53上に印刷された目盛り58を参考にしてその前後方向 の位置が調整されている。 以上のような作業により電線2をセットした後、フットスイッチ95をオンす ると、フットスイッチ95のポートを通じてマニホールド26aにエアコンプ レッサのエアが供給される。マニホールド26aは各エアシリンダの一方のポー トに接続されているため、コンプレッサのエアはマニホールド26aを通じて各 エアシリンダの一方の室に供給される。このとき、各エアシリンダの他方の室か らはマニホールド26bを通じて排気されるように構成されている。
【0022】 ここで、チャック部材移動用のエアシリンダ24のシリンダ径をr1、刃物移 動用のエアシリンダ50,51のシリンダ径をr2、メインシリンダ23のシリ ンダ径をr3とすると、r1<r2<r3という関係になっている。エアシリン ダのシリンダ径が大きくなるほどその慣性力が大きくなるため、エアコンプレッ サのエアがマニホールド26aまたは26bに供給されると、チャック部材移動 用のエアシリンダ24、刃物移動用のエアシリンダ50,51、メインシリンダ 23の順でシリンダが作動することとなる。
【0023】 したがって、まず、エアシリンダ24のシリンダロッド25が前方に突出し、 チャック部材31,32を回動させることとなる。このことにより、チャック部 材31,32の挟持面31a,32aが電線2に当接して電線2を把持すること となる。 次に、エアシリンダ50,51のシリンダロッドが作動して、刃物スライダ4 4,45をそれぞれ中央側にスライドさせる。
【0024】 このとき、エアシリンダ50,51に設けられた位置調整部材80によって、 各エアシリンダ50,51のシリンダロッドの最大移動量が調整されており、こ れに従って、刃物スライダ44,45の移動量も設定されている。通常は、セッ トされる電線2の径に基づいてその外皮体2aを切断するように、位置調整部材 80を設定する。このことにより、刃物スライダ44,45に固定された刃物4 6,47によって電線2の外皮体2aが切断される。
【0025】 このように、本装置では、左右両側から刃物46,47が移動することによっ て電線2の外皮体2aを切断するものであって、電線2に対して左右両側からほ ぼ同じ力で刃物46,47が圧接され、外皮体2aはその全周にわたって均一に 切断される。位置調整部材80を調整することによって、刃物46,47を取り 替えることなく電線2の径に対応させることが可能であり、操作が簡単となる。 また、位置調整部材80を調整することにより、芯線も含めて電線2を完全に切 断することも可能となる。
【0026】 次に、一番大きいエアシリンダ23のシリンダロッド59が作動して、アーム 60およびスライド部材41を介して刃物台42を前方にスライドさせる。 電線2の外皮体2aの剥離時には、刃物台42が前方に移動するので、電線2 は各チャック部材31,32に挟持された状態で、さらに前方に引っ張られる。 電線2が前方に引っ張られると、この力によって各チャック部材31,32はさ らに電線2を挟持するようにC方向に回動される。チャック部材31,32は、 その挟持面31a,32aの間隔がC方向に回動すればするほど狭くなるような 形状となっているので、くさび効果によって電線2はさらに強固に把持されるこ ととなる。
【0027】 このようにして電線2が強固に把持された状態で刃物台42が前方に移動する と、図10に示すように外皮体2aが前方に移動し、電線2から先端部の外皮体 2aが剥離される。 外皮体2aの剥離長さを設定するために、刃物台42の移動を規制するための 規制部材(図示せず)が設けられており、この規制部材を適宜設定することによ って、外皮体2aの剥離長さを設定することが可能となっている。刃物台42が 規制部材によって規制される位置まで移動すると、メインエアシリンダ23のシ リンダロッド59はその位置で停止する。
【0028】 ここで、フットスイッチ95を再度操作すると、フットスイッチ95のポート を通じてマニホールド26bにエアコンプレッサのエアが供給される。マニホ ールド26bは各エアシリンダの他方のポートに接続されているため、コンプレ ッサのエアはマニホールド26bを通じて各エアシリンダの他方の室に供給され る。このとき、各エアシリンダの一方の室からはマニホールド26aを通じて排 気されるように構成されている。
【0029】 この場合も前述と同様に、チャック部材移動用のエアシリンダ24、刃物移動 用のエアシリンダ50,51、メインシリンダ23の順でシリンダが作動するこ ととなる。したがって、まず、チャック部材移動用のエアシリンダ24のシリン ダロッド25が元の位置に復帰し、電線2を把持しているチャック部材31,3 2を開放する方向に回動させる。次に、刃物移動用のエアシリンダ50,51が 作動して、刃物46,47を電線2から離間する方向に移動させる。さらに、メ インエアシリンダ23のシリンダロッドが元の位置に復帰して刃物台42を初期 位置に復帰させる。
【0030】
本考案によれば、電線の径に関わらず、カッターを交換することなく、容易に 外皮体を剥離することが可能となる。
【図1】本考案の1実施形態が採用されるワイヤストリ
ッパの斜視図。
ッパの斜視図。
【図2】ワイヤストリッパの平面図。
【図3】その断面正面図。
【図4】その断面側面図。
【図5】一部を切り欠いて下方より見た斜視図。
【図6】刃物スライダの平面図。
【図7】その正面図。
【図8】そのVIII−VIII線断面図。
【図9】動作を説明するための一部平面図。
【図10】動作を説明するための一部平面図。
【図11】要部拡大断面図。
【図12】空圧回路図。
2 電線 2a 外皮体 21 チャック部 22 刃物部 23 メインエアシリンダ 30 チャックベース部 31 チャック部材 32 チャック部材 42 刃物台 43 ガイドパイプ 44 刃物スライダ 45 刃物スライダ 46 刃物 47 刃物 50 エアシリンダ 51 エアシリンダ 80 位置調整部材
Claims (4)
- 【請求項1】外周に外皮体を有する被覆線材の外皮体を
剥離するためのワイヤストリッパであって、 線材を把持するためのチャック部材と、 前記チャック部材に把持される線材の軸線と交差する方
向に互いに接近・離反自在であり、それぞれ相互に対向
する面に刃物装着部を備える1対の刃物スライダと、 略V字形状の刃先を有し、互いの刃先が対向するように
前記1対の刃物スライダのそれぞれに装着される1対の
カッターと、 前記1対の刃物スライダのそれぞれを駆動するための刃
物スライダ駆動手段と、 前記1対のカッターの刃先が所定位置となるように、前
記刃物スライダ駆動手段による前記刃物スライダの移動
距離を調整する移動位置調整手段と、 前記チャック部材および1対のカッターを相互に接近・
離反させて線材から外皮体を剥離するための剥離用駆動
手段と、を備えるワイヤストリッパ。 - 【請求項2】前記刃物スライダ駆動手段はシリンダロッ
ドの先端に前記刃物スライダが装着された1対のエアシ
リンダであり、前記移動位置調整手段は前記エアシリン
ダのシリンダロッドの最大移動位置を決定するための位
置規制部材である、請求項1に記載のワイヤストリッ
パ。 - 【請求項3】前記位置規制部材による前記エアシリンダ
のシリンダロッドの最大移動距離が可変である、請求項
2に記載のワイヤストリッパ。 - 【請求項4】前記位置規制部材による前記エアシリンダ
のシリンダロッドの最大移動距離は、前記1対のカッタ
ーが前記線材に当接し外皮体を切断する位置となるよう
に前記刃物スライダを位置させることが可能な移動距離
である、請求項3に記載のワイヤストリッパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000223U JP3060948U (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | ワイヤストリッパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000223U JP3060948U (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | ワイヤストリッパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3060948U true JP3060948U (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=43194748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999000223U Expired - Lifetime JP3060948U (ja) | 1999-01-21 | 1999-01-21 | ワイヤストリッパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060948U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107331477A (zh) * | 2017-08-31 | 2017-11-07 | 凯里市浪金科技有限责任公司 | 一种自动剥线机 |
CN109921267A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-06-21 | 鹤壁海昌专用设备有限公司 | 一种线束切剥机构 |
JP2022044513A (ja) * | 2020-09-07 | 2022-03-17 | 株式会社Mkエレクトロニクス | 面積可変ストッパ |
-
1999
- 1999-01-21 JP JP1999000223U patent/JP3060948U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107331477A (zh) * | 2017-08-31 | 2017-11-07 | 凯里市浪金科技有限责任公司 | 一种自动剥线机 |
CN109921267A (zh) * | 2019-03-21 | 2019-06-21 | 鹤壁海昌专用设备有限公司 | 一种线束切剥机构 |
JP2022044513A (ja) * | 2020-09-07 | 2022-03-17 | 株式会社Mkエレクトロニクス | 面積可変ストッパ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6978071B2 (en) | Apparatus for cleaving optical fiber | |
US20050166712A1 (en) | Insulation stripping tool | |
US8875599B2 (en) | Wire stripping apparatus | |
JP2003029049A (ja) | 非晶質光導波路ケーブルを切断する方法とニッパ | |
JP2007532147A (ja) | 様々な導線断面積に合わせて自動的に適応調節されるケーブルストリッパー | |
JP2009106549A (ja) | ケーブル皮剥用工具 | |
US6311581B1 (en) | Automatic optical fiber stripping machine with stripping length control means | |
JP3060948U (ja) | ワイヤストリッパ | |
US6370759B1 (en) | Apparatus for stripping insulation from a wire | |
JP2011010531A (ja) | 電線皮剥き装置 | |
CN109921264A (zh) | 一种免换刀气动剥皮机 | |
WO2019146038A1 (ja) | テープ切断治具 | |
CN209344506U (zh) | 一种免换刀气动剥皮机 | |
JPH08271387A (ja) | ロール防止レーキ | |
CN110732890A (zh) | 刀片夹持装置及包括该装置的切削角度可调的刀具 | |
JPH09182235A (ja) | 被覆電線用ストリップ装置 | |
CN219041257U (zh) | 一种线缆剥皮机 | |
JP2003050320A (ja) | 光ファイバ被覆剥離除去方法及び装置 | |
JP2001025126A (ja) | 電線皮剥き装置 | |
CN109866001A (zh) | 一种用于雨刮拆解的辅助装置及方法 | |
JP3030465U (ja) | ケーブルの皮剥具 | |
JP3006416B2 (ja) | 被覆電線用皮剥機構 | |
JP2613287B2 (ja) | 接点素材切断移送装置 | |
JPS6138525Y2 (ja) | ||
JPH0653537U (ja) | ピンチャーの当接具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |