JP3030465U - ケーブルの皮剥具 - Google Patents

ケーブルの皮剥具

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JP3030465U JP1996003300U JP330096U JP3030465U JP 3030465 U JP3030465 U JP 3030465U JP 1996003300 U JP1996003300 U JP 1996003300U JP 330096 U JP330096 U JP 330096U JP 3030465 U JP3030465 U JP 3030465U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルの外皮の剥き取りと、各芯線の外
皮の剥き取りとを1つの工具で簡単容易に行える皮剥具
を提供する。 【構成】 バイスヘッド11とカッターヘッド12とを
枢軸13で枢支連結し、両ヘッドを常時閉鎖位置に保持
する第1ばね14を設け、バイスヘッド11側に固定バ
イス部15と可動バイス部16とを設け、カッターヘッ
ド12側には、固定刃21と可動刃22とを設けると共
に、固定刃21及び可動刃22に、ケーブル外皮剥取用
刃部28a,28b、28a′,28b′と芯線外皮剥
取用刃部29a,29b、29a′,29b′とを並設
し、枢軸13には一対の操作レバー30,31を枢着
し、操作レバー30と可動バイス部16とを、また操作
レバー31と可動刃22とをリンク32,33により枢
着し、このリンクを介して可動バイス部16及び可動刃
22を固定バイス部15及び固定刃21からそれぞれ離
間させるように付勢する第2ばね34を両操作レバー間
に介装する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数の被覆芯線からなるケーブルの皮剥具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すような複数の被覆芯線1からなるケーブル2の皮剥き作業を行う場 合、従来では、先ず、同図に示すような皮剥具3を使用してケーブル2の外皮2 aを剥き取っている。即ち、この皮剥具3は、棒状の本体4と、この本体4の先 端部に取り付けられたばね板製のケーブル押え5と、本体4の先端面から突出し 、その突出量hをケーブル外皮2aの厚みに応じて本体後端部でドライバー7に より調整可能な刃物6とを備えてなるもので、本体4の先端面とケーブル押え5 との間にケーブル2を押し込むと共に、刃物6をケーブル2の外皮2aに突き刺 して図4に示す状態とし、この状態からケーブル2を固定したまま本体4をケー ブル2の周りに360度回転させることによって、ケーブル2の外皮2aをのみ をカットし、更に本体4をケーブル2の先端側へ平行に引っ張ることにより、カ ットした外皮2aを剥き取る。こうして皮剥具3によりケーブル2の外皮2aを 剥き取った後、各被覆芯線1の外皮を、ニッパー等の別の工具を使用して剥き取 っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように、従来では、ケーブル2の外皮2aの剥き取りと、各芯線1の外 皮の剥き取りとを別の工具によって行っているため、ケーブル2の皮剥き作業に 非常な手間と時間を要していた。
【0004】 本考案は、ケーブルの外皮の剥き取りと、各芯線の外皮の剥き取りとを1つの 工具で簡単容易に行える皮剥具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の請求項1に係るケーブルの皮剥具10は、バイスヘッド11とカッタ ーヘッド12との左右両ヘッド11,12の下端部相互を枢軸13によって両ヘ ッド11,12が左右方向に開閉するように連結すると共に、両ヘッド11,1 2を常時閉鎖位置に保持する第1ばね14を両ヘッド11,12間に介装し、バ イスヘッド11の上部側には、固定バイス部15とこれに対し上下方向に離接す る可動バイス部16とを設け、カッターヘッド12の上部側には、固定刃21と これに対し上下方向に離接する可動刃22とを設けると共に、固定刃21及び可 動刃22のそれぞれ上下に対向する位置に、ケーブル外皮剥取用の大円弧状刃部 28a,28b、28a′,28b′と芯線外皮剥取用の小円弧状刃部29a, 29b、29a′,29b′とを並設し、前記枢軸13には、それぞれ短辺部3 0a,31aと把持用の長辺部30b,31bとで略倒L字状に形成されて左右 対称状に配置された一対の操作レバー30,31の各短辺部先端を枢着し、一方 の操作レバー30の短辺部30a側と可動バイス部16とを、また他方の操作レ バー31の短辺部31a側と可動刃22とをそれぞれリンク32,33によって 枢支連結すると共に、これらのリンク32,33を介して可動バイス部16及び 可動刃22を固定バイス部15及び固定刃21からそれぞれ離間させるように付 勢する第2ばね34を両操作レバー30,31の両長辺部30b,31b間に介 装し、両長辺部30b,31bを第2ばね34に抗して押えることにより、可動 バイス部16及び可動刃22を固定バイス部15及び固定刃21にそれぞれ当接 させ、その状態で両長辺部30b,31bを更に第1ばね14に抗して押えるこ とにより前記両ヘッド11,12と開放させるようにしたものである。
【0006】 請求項2は、請求項1に記載のケーブルの皮剥具において、固定刃21及び可 動刃22には、径の異なる少なくとも2種類ずつのケーブル外皮剥取用大円弧状 刃部28a,28b、28a′,28b′及び芯線外皮剥取用小円弧状刃部29 a,29b、29a′,29b′が並設されている。
【0007】 請求項3は、請求項1または2に記載のケーブルの皮剥具において、第1ばね 14は、前記枢軸13に巻回された渦巻きばねからなる。
【0008】 請求項4は、請求項1〜3のいずれかに記載のケーブルの皮剥具において、第 2ばね34は圧縮コイルばねからなる。
【0009】
【実施例】
図1は、本考案に係る皮剥具10を示す正面図、図2の(A)はこの皮剥具1 0の左側面図、(B)は右側面図、(C)は背面図、図3の(A)〜(C)は皮 剥具10の作用を示す断面図である。これらの図において、11はバイスヘッド 、12はカッターヘッドで、図1及び図3ではバイスヘッド11が左側に、カッ ターヘッド12が右側に配置されている。これら左右の両ヘッド11,12は、 下端部相互が枢軸13で枢支連結されることによって、図2の(C)に示すよう に左右方向に開閉可能となっていると共に、両ヘッド11,12の下端部間に介 装された渦巻きばねからなる第1ばね14によって常時は閉鎖位置に保持されて いる。
【0010】 バイスヘッド11の上部側には、固定バイス部15とこれに対し上下方向に離 接移動する可動バイス部16とが設けられ、固定バイス部15はバイスヘッド1 1と一体に形成されており、可動バイス部16は、図2(A)に示すような側面 視倒L字状のスライド枠17の上枠部分に断面L字状に一体形成されている。こ のスライド枠17は、固定バイス部15の外側面にビス18止めされた側面視略 F字状のブラケット19の内側に形成される案内路(図示せず)に沿って上下方 向にスライド可能であって、可動バイス部16は、固定バイス部15とこれの上 方対向位置にある上部固定壁部20との間を上下動することができる。
【0011】 カッターヘッド12の上部側には、固定刃21とこれに対し上下方向に離接移 動する可動刃22とが設けられ、固定刃21は、カッターヘッド12と一体を成 す下部固定壁部23に当て付けられて、側面視略F字状のブラケット24と共に その固定壁部23にビス25によって固定されている。可動刃22は、図2(B )に示すような側面視倒L字状のスライド枠26の上枠部分に断面L字状に一体 形成されている。このスライド枠26は、上記ブラケット24の内側に形成され る案内路(図示せず)に沿って上下方向に摺動可能であって、可動刃22は固定 刃21に対して上下方向に離接移動することができる。27は、上記下部固定壁 部23の上方対向位置にある上部固定壁部である。
【0012】 図2の(A)及び(B)を参照して分かるように、固定刃21には、ケーブル 外皮剥取用の2種類の大円弧状刃部28a,28bと、芯線外皮剥取用の2種類 の小円弧状刃部29a,29bとが並設されており、これらの刃部28a,28 b、29a,29bはそれぞれ半円形状を成している。また、可動刃22には、 上記固定刃21の刃部28a,28b、29a,29bとそれぞれ上下に対向す る位置に、大円弧状刃部28a′,28b′及び小円弧状刃部29a′,29b ′が形成されており、これらの刃部28a′,28b′、29a′,29b′も それぞれ半円形状を成している。
【0013】 バイスヘッド11とカッターヘッド12とを枢支連結している枢軸13には、 図1に示すように、それぞれ短辺部30a,31aと把持用の長辺部30b,3 1bとで略倒L字状に形成されて左右対称状に配置された一対の操作レバー30 ,31の各短辺部30a,31aの先端部が枢着されている。一方の操作レバー 30の短辺部30a内端と、可動バイス部16を形成しているスライド枠17の 下端部とがリンク32によって枢支連結され、また他方の操作レバー31の短辺 部31a内端と、可動刃22を形成しているスライド枠26の下端部とがリンク 33によって枢支連結され、そしてこれらのリンク32,33を介して可動バイ ス部16及び可動刃22を固定バイス部15及び固定刃21からそれぞれ上方へ 引き離すように付勢する第2ばね34が、両操作レバー30,31の両長辺部3 0b,31b間に介装されている。
【0014】 上記一方のリンク32の上端はスライド枠17の下端に一体に突設された軸部 35を介して枢着され、同リンク32の下端はピン36によって操作レバー30 の短辺部30aに枢着されており、また他方のリンク33の上端はスライド枠2 6の下端に一体に突設された軸部37を介して枢着され、同リンク33の下端は ピン38によって操作レバー31の短辺部31aに枢着されている。また、前記 第2ばね34は、図示のように両端部から中央部にかけて漸次径大となるように 形成された圧縮コイルばねからなるもので、その両端部が操作レバー30,31 側に着脱可能に取り付けられる。
【0015】 次に、上述のような構成を有する皮剥具10の使用方法について図3(A)〜 (B)を参照して説明する。
【0016】 複数の被覆芯線1からなるケーブル2をその一端から所要長さにわたって皮剥 きするにあたり、図3の(A)に示すように、ケーブル2を、閉鎖位置にある左 右両ヘッド11,12の固定バイス部15と可動バイス部16との間、及び固定 刃21と可動刃22との間に通し入れて、先ずケーブル外皮2aの剥き取りを行 う。この場合、ケーブル2は、固定刃21及び可動刃22のケーブル外皮剥取用 大円弧状刃部28a,28a′間に挿入させるものとし、また一方の手、例えば 右手で操作レバー30,31の長辺部30b,31bを把持し、左手でケーブル 2の手前側所要部を保持するようにする。
【0017】 しかして、図3(A)の状態から、両操作レバー30,31の長辺部30b, 31bを第1ばね34の付勢力に抗して対向方向に押えてゆくと、両操作レバー 30,31の短辺部30a,31aが枢軸13を中心に外向きに回動し、それに よりリンク32,33を介してバイスヘッド11側のスライド枠17及びカッタ ーヘッド12側のスライド枠26がそれぞれ下向きにスライドして、同図(B) に示すように、下動する可動バイス部16と固定バイス部15とでケーブル2の カット位置手前部位を挟持固定すると共に、可動刃22が固定刃21に当接し、 両刃21,22のケーブル外皮剥取用大円弧状刃部28a,28a′がケーブル 2の外皮2aに食い込んで当該外皮2aを全周にわたりカットする。
【0018】 図3(B)に示すように、固定刃21に可動刃22が当接して両刃21,22 のケーブル外皮剥取用大円弧状刃部28a,28a′がケーブル外皮2aに食い 込むと共に、可動バイス部16と固定バイス部15とでケーブル2のカット位置 手前部位を挟持した状態では、両スライド枠17,26の下動が阻止されて、両 リンク32,33が固定されているため、両操作レバー30,31の長辺部30 b,31bを更に押え込むことによって、同図(C)に示すようにバイスヘッド 11とカッターヘッド12とが第1ばね14の付勢力に抗して枢軸13を中心に 開放する。このように両ヘッド11,12が開放すると、ケーブル外皮剥取用大 円弧状刃部28a,28a′によってカットされたケーブル外皮2aが同図仮想 線図示のように剥き取られ、複数の被覆芯線1が露出することになる。
【0019】 上記のように、一方の手で両操作レバー30,31を把持し、他方の手でケー ブル2を、両ヘッド11,12の固定バイス部15と可動バイス部16との間か ら、固定刃21及び可動刃22のケーブル外皮剥取用大円弧状刃部28a,28 a′間に通して、両操作レバー30,31の長辺部30b,31bを対向方向に 押え込むだけのきわめて簡単な操作で、ケーブル外皮2aを剥き取ることができ る。
【0020】 上記のようにしてケーブル外皮2aを剥き取ったならば、ケーブル2を皮剥具 10から一旦抜き取った後、露出した各被覆芯線1を、両ヘッド11,12の固 定バイス部15と可動バイス部16との間から、固定刃21及び可動刃22の芯 線外皮剥取用小円弧状刃部29a,29a′(あるいは刃部29b,29b′) 間に通し、しかして前述したケーブル外皮2aの剥き取りの場合と全く同様な作 用によって、被覆芯線1の外皮の剥き取りを簡単容易に行うことができる。
【0021】 従って、この皮剥具10によれば、ケーブル2の外皮2aの剥き取り作業と、 被覆芯線1の外皮の剥き取り作業とを、この皮剥具10だけで行うことができる 。また、固定刃21及び可動刃22には、径の異なる2種類ずつのケーブル外皮 剥取用大円弧状刃部28a,28a′、28b,28b′及び芯線外皮剥取用小 円弧状刃部29a,29a′、29b,29b′が並設されているから、径の異 なる2種類のケーブル2の皮剥きを行うことができる。尚、この実施例では、固 定刃21及び可動刃22に、2種類のケーブル外皮剥取用大円弧状刃部28a, 28a′、28b,28b′及び芯線外皮剥取用小円弧状刃部29a,29a′ 、29b,29b′を並設しているが、3種類以上のケーブル外皮剥取用大円弧 状刃部及び芯線外皮剥取用小円弧状刃部を並設することが可能である。
【0022】 また、この皮剥具10では、第1ばね14として渦巻きばねを採用しているか ら、バイスヘッド11とカッターヘッド12との間への介装が容易となると共に 、比較的小さなばねで大きなばね力を与えることができる。尚、この実施例にお いて、渦巻きばねからなる第1ばね14は、図2の(A)〜(C)に示すように 、枢軸13の後端部に巻回された状態で一端がバイスヘッド11に、他端がカッ ターヘッド12にそれぞれ連結されていると共に、この枢軸13後端部に取り付 けてあるキャップ39によりカバーされている。また、第2ばね34は、両端部 から中央部にかけて漸次径大となるように形成された圧縮コイルばねからなるた め、両操作レバー30,31への取り付けが簡単容易であり、且つ両操作レバー 30,31に対し十分な付勢力を与えることができる。
【0023】
【考案の作用及び効果】
請求項1に係る皮剥具によれば、複数の被覆芯線からなるケーブルをその一端 から所要長さにわたって皮剥きするにあたり、閉鎖位置にある左右両ヘッドの固 定バイス部と可動バイス部との間、及び固定刃及び可動刃の上下に対向するケー ブル外皮剥取用大円弧状刃部間に通し入れて、先ずケーブル外皮の剥き取りを行 う。この場合、一方の手で操作レバーの長辺部を把持し、他方の手でケーブルの 所要部を保持すればよい。
【0024】 しかして、両操作レバーの長辺部を第1ばねの付勢力に抗して押えてゆくと、 両操作レバーの短辺部が枢軸を中心に外向きに回動し、それによりリンクを介し てバイスヘッド側の可動バイス部が下動して固定バイス部との間でケーブルのカ ット位置手前部位を挟持固定すると共に、可動刃が固定刃に当接し、両刃のケー ブル外皮剥取用大円弧状刃部がケーブルの外皮に食い込んで当該外皮を全周にわ たりカットする。こうして、固定刃及び可動刃のケーブル外皮剥取用大円弧状刃 部がケーブル外皮に食い込むと共に、可動バイス部と固定バイス部とでケーブル のカット位置手前部位を挟持した状態では、両方のリンクが固定されているため 、両操作レバーの長辺部を更に押え込むことにより、バイスヘッドとカッターヘ ッドとが第1ばねの付勢力に抗して枢軸を中心に開放する。両ヘッドが開放する と、ケーブル外皮剥取用大円弧状刃部によってカットされたケーブル外皮が剥き 取られ、被覆芯線が露出する。
【0025】 上記のように、一方の手で両操作レバーを把持し、他方の手でケーブルを、両 ヘッドの固定バイス部と可動バイス部との間から、固定刃及び可動刃のケーブル 外皮剥取用大円弧状刃部間に通して、両操作レバーの長辺部を対向方向に押え込 むだけのきわめて簡単な操作で、ケーブル外皮を剥き取ることができる。こうし て、ケーブル外皮を剥き取った後、露出した各被覆芯線を、両ヘッドの固定バイ ス部と可動バイス部との間から、固定刃及び可動刃の芯線外皮剥取用小円弧状刃 部間に通し、上記ケーブル外皮の剥き取りの場合と全く同様な作用によって、被 覆芯線の外皮の剥き取りを簡単容易に行うことができる。従って、本考案の皮剥 具によれば、ケーブルの外皮の剥き取り作業と、被覆芯線の外皮の剥き取り作業 とを、この皮剥具だけで行うことができる。
【0026】 請求項2によれば、固定刃及び可動刃に、径の異なる少なくとも2種類ずつの ケーブル外皮剥取用大円弧状刃部及び芯線外皮剥取用小円弧状刃部が並設される から、径の異なる少なくとも2種類のケーブルの皮剥きを行うことができる。
【0027】 請求項3によれば、第1ばねとして渦巻きばねを採用することにより、バイス ヘッドとカッターヘッドとの間への介装が容易となると共に、比較的小さなばね で大きなばね力を与えることができる。
【0028】 請求項4によれば、第2ばねとして圧縮コイルばねを採用することより、両操 作レバーへの取り付けが簡単容易となり、且つ両操作レバーに対し十分な付勢力 を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る皮剥具を示す正面図である。
【図2】 (A)は図1に示す皮剥具の左側面図、
(B)は右側面図、(C)は背面図である。
【図3】 (A)〜(C)は同上の皮剥具の作用を示す
断面図である。
【図4】 従来の皮剥具を示す平面図である。
【符号の説明】
1 被覆芯線 2 ケーブル 2a ケーブル外皮 10 皮剥具 11 バイスヘッド 12 カッターヘッド 13 枢軸 14 第1ばね 15 固定バイス部 16 可動バイス部 21 固定刃 22 可動刃 28a 固定刃側のケーブル外皮剥取用大円弧状刃
部刃部 28a′ 可動刃側のケーブル外皮剥取用大円弧状刃
部刃部 28b 固定刃側の他のケーブル外皮剥取用大円弧
状刃部刃部 28b′ 可動刃側の他のケーブル外皮剥取用大円弧
状刃部刃部 29a 固定刃側の芯線外皮剥取用小円弧状刃部 29a′ 可動刃側の芯線外皮剥取用小円弧状刃部 29b 固定刃側の他の芯線外皮剥取用小円弧状刃
部 29b′ 可動刃側の他の芯線外皮剥取用小円弧状刃
部 30 操作レバー 30a 短辺部 30b 長辺部 31 操作レバー 31a 短辺部 31b 長辺部 32 リンク 33 リンク 34 第2ばね

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイスヘッドとカッターヘッドとの左右
    両ヘッドの下端部相互を枢軸によって両ヘッドが左右方
    向に開閉するように連結すると共に、両ヘッドを常時閉
    鎖位置に保持する第1ばねを両ヘッド間に介装し、バイ
    スヘッドの上部側には、固定バイス部とこれに対し上下
    方向に離接する可動バイス部とを設け、カッターヘッド
    の上部側には、固定刃とこれに対し上下方向に離接する
    可動刃とを設けると共に、固定刃及び可動刃のそれぞれ
    上下に対向する位置に、ケーブル外皮剥取用の大円弧状
    刃部と芯線外皮剥取用の小円弧状刃部とを並設し、前記
    枢軸には、それぞれ短辺部と把持用の長辺部とで略倒L
    字状に形成されて左右対称状に配置された一対の操作レ
    バーの各短辺部先端を枢着し、一方の操作レバーの短辺
    部側と可動バイス部とを、また他方の操作レバーの短辺
    部側と可動刃とをそれぞれリンクによって枢支連結する
    と共に、これらのリンクを介して可動バイス部及び可動
    刃を固定バイス部及び固定刃からそれぞれ離間させるよ
    うに付勢する第2ばねを両操作レバーの両長辺部間に介
    装し、両長辺部を第2ばねに抗して押えることにより、
    可動バイス部及び可動刃を固定バイス部及び固定刃にそ
    れぞれ当接させ、その状態で両長辺部を更に第1ばねに
    抗して押えることにより前記両ヘッドと開放させるよう
    にしたケーブルの皮剥具。
  2. 【請求項2】 固定刃及び可動刃には、径の異なる少な
    くとも2種類ずつのケーブル外皮剥取用大円弧状刃部及
    び芯線外皮剥取用小円弧状刃部が並設されている請求項
    1に記載のケーブルの皮剥具。
  3. 【請求項3】 第1ばねは、前記枢軸に巻回された渦巻
    きばねからなる請求項1または2に記載のケーブルの皮
    剥具。
  4. 【請求項4】 第2ばねは、圧縮コイルばねからなる請
    求項1〜3のいずれかに記載のケーブルの皮剥具。
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