JPH08158616A - 建物躯体側に点検口を設けた張壁 - Google Patents

建物躯体側に点検口を設けた張壁

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JPH08158616A
JPH08158616A JP33168594A JP33168594A JPH08158616A JP H08158616 A JPH08158616 A JP H08158616A JP 33168594 A JP33168594 A JP 33168594A JP 33168594 A JP33168594 A JP 33168594A JP H08158616 A JPH08158616 A JP H08158616A
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JP
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wall
building
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stretched
inspection hole
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Kenji Yanai
賢治 柳井
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Toyo Shutter Co Ltd
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Toyo Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設建物躯体を改修することなく、また、建
物設計の自由度を低下させることなく、設備能力の向上
やインテリジェント化をコスト安かつ早期に達成でき、
しかも室内側から設備部材の点検をおこなうことのでき
る張壁を提供する。 【構成】 建物躯体1の外壁2との間に所要の間隔を隔
てて張壁3を展張し、その張壁3と前記建物躯体1との
間の空間に、配管や配線等の設備部材5を設け、かつそ
れらの設備部材5を点検するための点検口7を前記建物
躯体1の外壁2に開設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物躯体の外壁面を覆
う張壁に係り、詳しくは、張壁の内側に設けた設備部材
を建物躯体側から点検できるように建物躯体側に点検口
を設けた張壁に関する。
【0002】
【従来の技術】張壁は、新設の建物の例えばコンクリー
ト打ち放しの躯体の外壁面を覆い飾る新装用や、既設建
物の陳腐化したり傷んだりした躯体外壁面を覆い飾る改
装用として広く利用されており、例えば特公平4−42
513号公報には、改装用の張壁構造が提案されてい
る。
【0003】上記のような張壁構造によれば、既設建物
の外装タイルや化粧モルタル等を剥がし取って新外壁材
を張設する改装等に比して、粉塵の発生等の不都合を伴
うことなく、短期間で既設建物の改装が達成される。ま
た、新設建物のコンクリート打ち放しの躯体外壁面を張
壁によって覆い飾ることも容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、張壁による
既設建物の外壁面の改修に際しては、機能的に時代遅れ
になった既設の動力設備や情報通信設備、その他空調や
給排水設備等の機能を向上させたいという要望がある。
近時は、特に、インテリジェント化への要望が多い。
【0005】インテリジェント化に対処するためには、
動力ケーブルや光ファイバー、設備配管等の設備部材の
増設や新設が必要とされる。それらの水平方向の設備部
材の増設については、天井裏を利用することが可能であ
るが、上下方向の設備部材の増設については、既設のダ
クトスペースだけではスペースが不足することが多い。
【0006】また、このような増設だけでなく、既設の
設備部材を全て新しいものと交換する場合もある。しか
し、躯体の内部に埋設されている給排水管やケーブル等
の交換は不可能な場合が多く、交換可能な場合でもその
交換作業の期間中は給電や給排水等の機能を停止せざる
を得ず、甚だ不便である。
【0007】このようなことから、ダクトスペースを拡
大するような改修をおこなおうとすれば、莫大な費用が
かかる上に不便でもあるため、インテリジェント化や設
備の増強を断念せざるを得ないことが多い。
【0008】一方、将来のインテリジェント化を考慮し
て、建物を新設する際にダクトスペースを大きく設定し
ておくことも可能であるが、そのために、その他のスペ
ースが制約され、建物設計の自由度が低下してしまう難
点がある。
【0009】そこで、張壁と建物躯体との間の空間に、
配管や配線等の設備部材を収納できるようにした構成が
考えられる。このような構成では、必要に応じて、建物
躯体の側からそれらの設備部材を点検できることが望ま
しい。
【0010】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
既設建物躯体を改修することなく、また、建物設計の自
由度を低下させることなく、設備能力の向上やインテリ
ジェント化をコスト安かつ早期に達成でき、しかも室内
側から設備部材の点検をおこなうことのできる張壁を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
達成するための手段を以下のように構成している。すな
わち、建物躯体の外壁との間に所要の間隔を隔てて張壁
を展張し、その張壁と前記建物躯体との間の空間に、配
管や配線等の設備部材を設け、かつそれらの設備部材を
点検するための点検口を前記建物躯体の外壁に開設して
なることを特徴としている。なお、その点検口は、開閉
式の扉もしくは着脱式の蓋体等で閉塞されていることが
好ましい。
【0012】
【作用】張壁と建物躯体との間に配管や配線等の設備部
材を設けることにより、既設の建物躯体を改修すること
なく、あるいは建物設計の自由度を低下させることな
く、設備能力の向上やインテリジェント化をコスト安か
つ早期に達成できる。
【0013】また、建物躯体の外壁に点検口を開設した
ことにより、室内側から、必要に応じて随時、設備部材
の点検を容易におこなうことができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の建物躯体側に点検口を設けた
張壁の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は
建物躯体側に点検口を設けた張壁の構成を示す要部横断
面図、図2は横断面図、図3は縦断面図である。これら
の図において、符号1は既設(もしくは新設)の建物躯
体、2はその外壁、3はその外壁2との間に間隔をおい
て展張される張壁、4はその張壁3を外壁2に支持する
ための支持部材、5(51,52)は、動力用ケーブル
や、各種通信用の電信や光ケーブル、あるいは給排水管
等のインテリジェント化に要する設備部材で、両支持部
材4,4間に架設した型鋼材よりなる横桟6に取付金具
等を介して固定されている。
【0015】7はその建物躯体1の外壁2に設けた点検
用扉(点検口)で、特に、建物躯体1が既設の場合に
は、既設の窓等を改修して設ければよく、その一側縁を
外壁2に取り付けた枠体9にヒンジ10を介して枢支さ
れ、その他側縁に取り付けたハンドル11で内側に向け
て開閉できるようになっており、これにより、室内側か
ら設備部材5を容易に点検することができる。この点検
用扉7は各階に設けるのが好ましいが、外壁2と張壁3
との間に点検用の通路や昇降装置が設けられている場合
には、必ずしも各階に設ける必要はなく、適当な階にの
み設ければよい。
【0016】上述の張壁3とその支持構造について説明
すると、張壁3は、方形状の金属薄板31の外周を金属
製の補強枠32で包囲してなり、図示は省略するが、適
当な個所に光透過性の例えば合成樹脂製の薄板やガラス
板を嵌め込んだ窓が開設されているのが好ましい。この
ような張壁3を支持する支持部材4は以下のように構成
される。建物躯体1の外壁2の上下、左右方向に所定の
間隔をおいてボルト締結等によって取り付けた支持骨4
1に、第1ファスナ42を出入方向に位置調整自在にボ
ルト締結で固定し、その第1ファスナ42に対して上下
方向に位置調整自在にボルト締結で第2ファスナ43を
固定し、その第2ファスナ43に上下方向の方立44を
ボルト締結で固定するとともに、各方立44,44間に
左右方向の無目45,45を架設し、この方立44と無
目45とによる格子状の空間内に張壁3が嵌め込み固定
される。なお、図3中、21は屋上に据え置かれた空調
用キュービクル、22,23は空調装置である。
【0017】以上のような構成により、既設建物躯体1
を改修することなく、あるいは新設建物の設計の自由度
を低下させることなく、張壁3と外壁2との間に所望の
配管や配線等の設備部材5を設けることができ、コスト
安かつ早期に設備能力の向上やインテリジェント化を達
成することができる。
【0018】そして、建物躯体1の外壁2に点検用扉7
を開設したことにより、室内側から、必要に応じて、随
時、設備部材5の点検を容易におこなうことができ、保
守管理上有利となる。
【0019】図4は異なる実施例を示し、設備部材5を
保護するために上下方向に閉空間を画成するカバー部材
20を外壁2に付設したもので、この場合、特に、その
カバー部材20に外側から出入りできる点検口や足場を
設けなくても、室内側から点検が容易となる利点が大き
い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
建物躯体の外壁と張壁との間に配管や配線等の設備部材
を設けたので、既設建物の改修をすることなく、また、
新設建物の設計の自由度を低下させることなく、早期
に、コスト安に、設備能力の向上やインテリジェント化
を図ることができる。そして、その設備部材を点検する
ための点検口を建物躯体の外壁に開設したので、室内側
から設備部材の点検を容易におこなえ、保守管理が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物躯体側に点検口を設けた張壁の一
実施例を示す要部横断面図である。
【図2】同張壁と建物躯体の外壁の横断面図である。
【図3】同縦断面図である。
【図4】異なる実施例を示す要部横断面図である。
【符号の説明】
1…建物躯体、2…外壁、3…張壁、5…設備部材、7
…点検用扉(点検口)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体の外壁との間に所要の間隔を隔
    てて張壁を展張し、その張壁と前記建物躯体との間の空
    間に、配管や配線等の設備部材を設け、かつそれらの設
    備部材を点検するための点検口を前記建物躯体の外壁に
    開設してなることを特徴とする建物躯体側に点検口を設
    けた張壁。
JP33168594A 1994-12-10 1994-12-10 建物躯体側に点検口を設けた張壁 Expired - Lifetime JP2706923B2 (ja)

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