JPH0815860A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

Info

Publication number
JPH0815860A
JPH0815860A JP15111494A JP15111494A JPH0815860A JP H0815860 A JPH0815860 A JP H0815860A JP 15111494 A JP15111494 A JP 15111494A JP 15111494 A JP15111494 A JP 15111494A JP H0815860 A JPH0815860 A JP H0815860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
support
layer
photosensitive layer
forming material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15111494A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Akiyama
健夫 秋山
Nobumasa Sasa
信正 左々
Yasuo Kojima
康生 児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP15111494A priority Critical patent/JPH0815860A/ja
Publication of JPH0815860A publication Critical patent/JPH0815860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】解像性が良好で、濃度むらの生じない乾式転写
による画像形成方法を提供する。 【構成】一般式〔I〕で表されるジカルボン酸単位と
一般式〔II〕及び〔III〕で表される各グリコール単位
とからなるポリエステルを含有する感光層を支持体上に
有する画像形成材料を画像露光し、画像受容体と重ねて
剥離転写現像し感光層の未露光部を画像受容体に転写す
る。上記の画像形成材料を画像受容体と重ねて画像
露光し、加熱かつ加圧した後、両者を剥離転写現像す
る。上記の感光層上にカバーシートを設けた画像形
成材料を画像露光した後、カバーシートを剥離現像し、
画像層を画像受容体へ転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成方法に関し、
さらに詳しくは、乾式転写によって画像を形成する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォトレジストを用い、画像露光
により露光部と非露光部との間に溶解度に差異を生じさ
せ、液体現像液による溶出現像で画像を形成する技術が
知られている。しかしながら、近年、環境への影響か
ら、処理廃液の処分が問題となっており、また、液体を
用いる処理工程が複雑で省力化ができない等の問題があ
った。この問題の解決手段として、画像転写により液体
による現像によらずに画像を形成する方法が提案されて
いる。これは、露光部と非露光部との間で軟化点すなわ
ち粘着温度に差異を生じる感光性組成物の層を支持体上
に設けた写真記録材料を用い、画像露光の後、非露光部
の感光性組成物層を受像要素面に熱転写して画像を形成
するものである。
【0003】例えば、特公昭50-36971号公報には、支持
体と、活性光線に露光した際、露光域において非露光域
よりも高い粘着温度を有する感光性層からなる転写像を
つくるための感熱性写真記録材料であって、該感光性層
に、光架橋可能ポリマーの連続相とこの連続相に均一に
分散された顔料からなる不連続相を含み、該顔料が顔料
粒子の集塊の形で存在する感熱性写真記録材料が開示さ
れている。
【0004】また、特開昭49-94317号公報には、特定構
造の光架橋基を側鎖に有する感光性ポリマーを主成分と
する感光層を支持体上に形成し、画像露光及び加熱をし
て未露光部感光層の選択的軟化、粘着化を生じさせ、受
容体へ転写する感光熱転写方法が開示されている。
【0005】また、特開昭52-9501号公報には、砂目立
てしたアルミニウム板、感光性層及び透明カバーシート
がこの順に設けられた積層物を画像露光し剥離現像して
印刷画像を形成する感光性平版印刷版材料が開示されて
いる。また、特開平1-219741号公報には、第1支持体、
光重合性感光性層及び第2支持体からなる画像形成材料
を画像露光し、第2支持体を剥離して露光部の感光性層
を除去し、第1支持体上に形成された画像を画像受容体
に転写する技術が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれにも、転写されて得られた画像の解像性が不充分
である問題、また転写画像に素抜けが生じる問題、さら
に画像転写の際に感光層の膜厚方向の一部のみが転写す
る現象(凝集破壊)が生じるため、カラー画像を形成す
る際等に濃度むらが発生する問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の技術の問題を改良し
ようとするもので、本発明の目的は、解像性が良好で、
転写後の画質が素抜け等がなく良好で、また、画像の転
写が凝集破壊でなく感光層の膜厚方向の全部が転写し色
画像を形成する際に濃度むらの生じない画像形成技術を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記(1),(2)又は(3)によって達成される。
【0009】(1)支持体上に少なくとも下記一般式
〔I〕で表されるジカルボン酸単位と下記一般式〔II〕
で表されるグリコール単位及び下記一般式〔III〕で表
されるグリコール単位とからなるポリエステルを含有す
る感光性組成物からなる感光層を少なくとも1層有する
画像形成材料を活性光線で画像露光した後、上記感光性
組成物層からなる層の未露光部を画像受容体に転写する
ことにより画像形成することを特徴とする画像形成方
法。
【0010】
【化2】
【0011】(2)上記(1)に記載の画像形成材料の
感光層の側を画像受容体と重ねた後、活性光線で画像露
光し、加熱及び加圧した後、又は加熱及び加圧と同時に
該画像形成材料と該画像受容体とを剥離し、該感光層の
該画像形成材料の支持体への接着力の大きい部分を除去
し、該感光層の該画像受容体への接着力の大きい部分を
該画像受容体へ転写することを特徴とする画像形成方
法。
【0012】(3)支持体上に上記(1)に記載の感光
層及び該感光層の上にカバーシートを設けた画像形成材
料を活性光線で画像露光した後、該カバーシートを除去
して該感光層の該カバーシートへの接着性の大きい部分
を該画像形成材料から剥離除去し、該支持体上に該支持
体との接着力の大きい該感光層の部分を残して画像形成
した後、画像が形成された該支持体又は該カバーシート
を画像受容体と合わせて加熱及び加圧した後又は加熱及
び加圧と同時に該支持体又は該カバーシートと該画像受
容体とを剥離して該支持体上又は該カバーシート上の該
感光層を該画像受容体へ転写することを特徴とする画像
形成方法。
【0013】前記一般式〔I〕で示されるジカルボン酸
単位としては、フェニレンジアクリル酸、p-カルボキシ
桂皮酸、ビス(p-カルボキシベンザル)シクロヘキサノ
ン、ビス(p-カルボキシベンザル)シクロペンタノン、等
より誘導されるものが挙げられる。これらの中ではフェ
ニレンジアクリル酸より誘導される単位がとくに好まし
い。
【0014】また、一般式〔II〕で示されるグリコール
単位としてはジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、トリプロピレングリコール等から誘導されるも
のが挙げられる。
【0015】一般式〔III〕で示されるグリコール単位
としては水素添加されたビスフェノールF、水素添加さ
れたビスフェノールA等から誘導されるものが挙げられ
る。水素添加の程度は高い方が好ましく、前記一般式
〔III〕においてR3がシクロヘキサン環であるものがと
くに好ましい。
【0016】グリコール単位中に占める一般式〔II〕で
示されるグリコール単位の割合は好ましくは10〜90モル
%、さらに好ましくは30〜70モル%である。前記範囲よ
り多くなると耐薬品性が低下するし、逆に少なくなると
感度が低下する。
【0017】感光性ポリエステルの平均分子量はとくに
制限されないが、5000〜50000が好ましく、とくに9000
〜20000のものが好ましい。本発明でいう「平均分子
量」とは「重量平均分子量」を意味する。
【0018】このような感光性ポリエステルは周知の方
法、例えば米国特許第3622320号に記載される方法に従
って容易に製造できる。すなわち、前記一般式〔I〕で
示されるジカルボン酸単位を形成させるジカルボン酸の
エステルと前記一般式〔II〕及び〔III〕で示されるグ
リコール単位を形成させるグリコール混合物とを加熱溶
解させ、チタン系、ゲルマニウムけい触媒を添加してエ
ステル交換を行った後、徐々に減圧、昇温を行い過剰の
グリコールを留出させることにより製造する。反応時間
は一般に4時間程度であり、重合末期の温度は230〜240
℃、減圧は3mmHg程度になる。
【0019】本発明の感光性組成物は、一般に前記感光
性ポリマーを溶媒に溶解することによって製造される。
好適な溶媒はポリマーの分子量及び組成により異なる
が、普通、塩化メチレン、クロロホルム、トリクロロエ
タン、トリクロロエチレン、クロルベンゼン、ジクロル
ベンゼン、四塩化炭素等の塩素系溶媒;フルフリルアル
コール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ベンジル
アルコール等のアルコール系溶媒;ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル系溶媒;エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエ
ーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等の
エチレングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレン
グリコールモノアルキルエーテル系溶媒;エチレングリ
コールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコー
ルエチルエーテルアセテート、酢酸エチル等のエステル
系溶媒;ジメチルフオルムアミド、メチルピロリドン、
ニトロエタン、ニトロベンゼン等の含窒素化合物;メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン、メチルシクロヘキサノン、4-メチル-4-メトキ
シ-2-ペンタノン等のケトン系溶媒;ジメチルスルホキ
シド等のうちから適宜選択され使用される。
【0020】本発明の感光性組成物には増感剤を含有さ
せることが好ましい。増感剤としてはこの分野で使用さ
れているものがいずれも使用でき、例えばベンゾフェノ
ン誘導体、ベンズアンスロン誘導体、ナフトチアゾリン
誘導体、キノン類等の芳香族カルボニル化合物或いは芳
香族ニトロ化合物等が使用される。
【0021】ベンゾフェノン誘導体としてはミヒラーケ
トン、ジエチルアミノエチルベンゾフェノン等;ベンズ
アンスロン誘導体としてはベンズアンスロン、6,11-ジ
クロロベンズアンスロン、11-クロロ-6-ヒドロキシベン
ズアンスロン、1-カルボエトキシ-2-ケト-3-メチル-3-
アザ-1,9-ベンズアンスロン等;キノン類としては1,8-
ジメトキシアントラキノン、1,8-ジクロロアントラキノ
ン、1,2-ベンズアントラキノン等;芳香族ニトロ化合物
としては、5-ニトロアセナフテン、2-ニトロフルオレ
ン、2,7-ジニトロフルオレン、1-ニトロナフタレン、1,
5-ジニトロナフタレン等のモノ或いはポリニトロ化合
物;ナフトチアゾリン誘導体としては2-ジベンゾイルメ
チレン-3-メチルナフトチアゾリン、2-ベンゾイルメチ
レン-3-メチルナフトチアゾリン等が挙げられる。
【0022】本発明の感光性組成物は必要に応じ前記成
分以外に種々の成分を含んでいてもよく、例えばフタロ
シアニン、酸化亜鉛等の顔料、ビクトリア・ピュア・ブ
ルーBOH、エチルバイオレット等の染料を含有すること
ができる。
【0023】本発明の感光性組成物は、前記ポリエステ
ルを感光性組成物の唯一の重合体成分とすることがで
き、また別のポリマーをこの中に添加して組成物の物理
的性質を変えたり、希釈することができる。もし転写像
をフォトレジストとして用いる場合は例えばフォノール
樹脂、例えば熱可塑性ノポラック樹脂を組成物に添加し
てポリマーの耐腐食性を改善することができる。同様
に、最終的な使用において、像に親水性を付与したい場
合にはセルロース及びこれらの誘導体、ポリアルキレン
オキサイド、ポリビニルアルコール及びこれらの誘導体
等の親水性ポリマーを組成物に添加し、塗布物の親水性
を改善することができる。
【0024】本発明の感光性組成物からなる感光層は、
単層で構成されるものでも、2以上の層を積層して構成
されるものでもよい。例えば、光重合性化合物を含有す
る感光性層と、色剤を含有する着色層との2層から成る
ものでもよい。2以上の層から構成される場合、いずれ
の層が支持体の側に形成されてもよい。
【0025】感光層の膜厚は特に限定はなく、例えば0.
5μm程度あればよい。適正な塗布量は特に限定されない
が、例えば、0.5〜30g/m2が適当である。塗布に際し
ては、バーコーター等を用いることができ、その他例え
ばスピンコーター、ナイフコーター、グラビアコータ
ー、キスタッチコーター等のコーターを用いて塗布する
ことができる。
【0026】感光性層と別層で着色層を形成する場合
は、染料及び/または顔料を含み、通常光重合性を持た
ない塗料、印刷インキなどから適宜選択して、使用する
ことができる。例えば、熱可塑性樹脂、染料及び/また
は顔料、溶剤、その他の添加剤からなるものを用い、感
光性層の転写に伴って、画像に応じ転写できるものを用
いればよい。
【0027】感光層の上層(支持体とは逆の側)には、
カバーシートを形成することが好ましい。カバーシート
の材料としては、ポリエチレンフィルム、ポリエチレン
テレフタレートフィルム、アセテートフィルムのような
ものを挙げることができるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0028】また、本発明において、活性光線にて画像
露光後、カバーシートを剥離し、支持体上またはカバー
シート上に画像形成した後にこれを画像受容体と合わせ
て加熱加圧した後、或いは同時に支持体またはカバーシ
ートと画像受容体を剥離して画像転写を行う場合、支持
体とカバーシートとは、カバーシートの剥離によって、
実質的な現像が行われるため、感光層に対する接着性を
変えることが好ましい。接着性を変えるために、支持体
の材質を変える、同じ材質のものでは、接着性の差をコ
ロナ放電処理の程度を変えたり、離型処理の種類・程度
を変えることにより得ることができる。価格の面からは
コロナ放電処理の有無により得る方法が好ましい。
【0029】感光層は、その好ましい態様において着色
剤を用いて着色することができ、かかる着色剤として
は、各種の染料、顔料を用いることができる。本発明に
おいては、印刷刷版に用いるための各種の色、即ち例え
ば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと一致した
色調の顔料、染料や、ブルー、グリーン、レッドの顔
料、染料を用いることができる。その他金属粉、白色顔
料、蛍光顔料なども使うことができる。以下に、本発明
に用いることができる種々の顔料及び染料のうちの若干
例を示す。アゾ系、フタロシアニン系、キナクリドン
系、アントラキノン系、インジゴ系、メチン系などの有
機顔料または染料、或いは無機顔料であり、これらの具
体例のうちの若干例を以下に記載する。
【0030】 (C.I.はカラーインデックスを意味する) レモンクロームイエローM35 (C.I.77603) ミディアムクロームイエロー (C.I.77600) モリプデイトオレンジ (C.I.77605) ミロリブルー671 (C.I.77510) セイカライトブルー (C.I.74200) セイカライトローズ (C.I.45160:1) セイカライトマゼンタ (C.I.45170:2) セイカライトブルー (C.I.42595:2) セイカライトバイオレットB800 (C.I.42535:2) セイカファーストレーキレッドCZA665 (C.I.15585:1) セイカファーストレッドLR116 (C.I.15630:1) セイカファーストカーミン6B 1488 (C.I.15850:1) セイカファーストレッド8040 (C.I.15865:1) セイカファーストイエロー10GH (C.I.11710) セイカファーストイエローGH (C.I.11680) セイカファーストイエロー2015 (C.I.11741) セイカファーストイエローA−3 (C.I.11737) セイカファーストイエロー2300 (C.I.21090) セイカファーストイエロー2200 (C.I.21095) セイカファーストイエロー2400 (C.I.21105) セイカファーストイエロー2600 (C.I.21100) セイカファーストイエロー2500 (C.I.21096) セイカファーストイエロー2720 (C.I.21108) セイカファーストオレンジ2900 (C.I.21160) セイカファーストオレンジ900 (C.I.21110) セイカファーストオレンジ3044 (C.I.12075) セイカファーストレッド 930(B) (C.I.21120) セイカファーストスカーレットG conc (C.I.12315) セイカファーストカーミン3840 (C.I.12490) セイカファーストカーミン3870 (C.I.12485) セイカファーストルビンRK−1 (C.I.12317) セイカファーストバイオレットFR (C.I.12322) クロモファインブルー4920 (C.I.74160) クロモファイングリーン2GO (C.I.74260) クロモファインイエロー5910 (C.I.20035) クロモファインオレンジ6726 (C.I.not listed.) クロモファインスカーレト6750 (C.I.not listed.) クロモファインレッド6820 (C.I.46500) クロモファインバイオレット (C.I.51319) 以上大日本精化(株)製 シムラーファーストイエロー8GTF (C.I.21105) シムラーファーストイエロー4186 (C.I.11767) シムラーファーストイエロー4193G (C.I.21100) シムラーファーストイエローGHK−N4 (C.I.21090) シムラーファーストイエローGTF230T (C.I.not listed.) シムラーファーストイエローRF (C.I.21096) シムラーファーストイエロー4181 (C.I.21108) ファーストゲンスーパーイエローGRO (C.I.56280) シムラーファーストピラゾロンオレンジG (C.I.21110) シムラーファーストオレンジV (C.I.21160) シムラーファーストオレンジ4183H (C.I.11780) シムラーレーキレッドC conc 130 (C.I.15585:1) シムラーネオトールレッド2BY (C.I.15565:1) シムラーレッド2BS (C.I.15865:1) ファーストゲンスーパーレッド2Y (C.I.73905) ファーストゲンスーパーレッド7083Y (C.I.46500) シムラーレッド3013 (C.I.15865:2) シムラープリリアントカーミン6B246 (C.I.15850:1) ファーストゲンスーパーマゼンタR (C.I.73915) ファーストゲンスーパーバイオレットRNS (C.I.51319) ファーストゲンスーパーブルー6016 (C.I.69800) ファーストゲンブルーBSF−A (C.I.74160) ファーストゲンブルーTGR−L (C.I.74160) ファーストゲングリーンS (C.I.74260) ファーストゲングリーン2YK (C.I.74265) 以上大日本インキ(株)製 オリエンタルイエローGT (C.I.11680) ビクトリアピュアブルー (C.I.42595) リオノールレッド7B4401 (C.I.15830) リオノールレッド3901 (C.I.12120) リオノールレッドFB5500 (C.I.12490) リオノールレッドFBK (C.I.12490) No.7100リオノールイエロー (C.I.21096) リオノールイエローFGG−3 (C.I.21127) リオノールイエローNBR (C.I.21108) リオノールイエロー1806−G (C.I.21127) リオノールレッド2BK (C.I.15865:4) リオノールイエローK−5G (C.I.13960) リオノールイエローK−2R (C.I.13955) リオノールイエローFGG−3 (C.I.21127) リオノールブルー7210−V (C.I.74160) リオノールブルーSM (C.I.74160) リオノールブルーFG−7330 (C.I.74160) リオノールブルーSPG−8 (C.I.74160) リオノールブルーESP−S (C.I.74160) リオノールブルーES (C.I.74160) リオノールグリーンB−201 (C.I.74260) リオノールグリーンY−101 (C.I.74260) リオノールグリーン6Y−501 (C.I.74160) リオノゲンイエローG−F (C.I.70600) リオノゲンイエロー3G−F (C.I.not listed.) リオノゲンイエローRX−F (C.I.66280) リオノゲンオレンジR−F (C.I.11780) リオノゲンオレンジGR−F (C.I.71105) リオノゲンブラウンR−F (C.I.12510) リオノゲンレッドY−F (C.I.46500) リオノゲンレッド6B−F (C.I.46500) リオノゲンレッドGD−F (C.I.53900) リオノゲンマゼンタR−F (C.I.73915) リオノゲンバイオレッドRL−F (C.I.51319) リオノゲンブルーR−F (C.I.69800) リオノゲンブルーR3−F (C.I.69800) 以上東洋インキ(株)製 オーラミン (C.I.41000) カロチンブリリアントフラビン (C.I.ベーシック13) ローダミン6GCP (C.I.45160) ローダミンB (C.I.45170) サフラニンOK 70:100 (C.I.50240) エリオグラウシンX (C.I.42080) ファーストブラックHB (C.I.26150) ベンジジンイエロー4T−564 D (C.I.21095) 三菱カーボンブラックMA−1000 三菱カーボンブラック#30、#40、#50 感光層を設けて画像形成材料を構成するための支持体、
例えば着色光重合性接着層を設けて、画像形成材料を構
成するための支持体は、任意の材料から成ってよい。背
面露光を要する場合には一般に透明支持体が用いられ
る。支持体としては、ポリエステルフィルム、特にポリ
エチレンテレフタレートフィルム、とりわけ二軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルムが、水、熱に対する
寸法安定性の点で好ましい。そのほか、アセテートフィ
ルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリスチレンフィル
ム、ポリプリピレンフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリイミドフィルムも好ましく使用し得る。
【0031】これらの支持体の表面には感光層の塗布性
向上や感光層の接着性向上のため適当な下びき処理を施
すことが好ましい。さらにこれらの支持体の表面または
裏面にはハレーション防止等の目的で染料や顔料を含む
ハレーション防止層を設けてもよい。
【0032】またこの支持体の感光層を設ける側と反対
側の面は記録材料のすべり性向上や露光時の原稿との密
着性向上等の目的により表面がマット化していることが
好ましい。また、支持体の感光層と反対側の面にはバッ
クコート層を形成することが好ましい。バックコート層
はシリコン樹脂などによって形成することができる。
【0033】本発明の画像形成材料において、支持体の
表面には熱軟化離型層が設けられることが好ましい。こ
こで熱軟化離型層とは、熱軟化層として機能する層及び
/または離型層として機能する層の総称であり、支持体
上に形成された着色画像が被転写材料に転写される際
に、該着色画像が容易に支持体上から剥離するように設
けられるものを総称するものである。例えば熱により軟
化することによって該剥離を容易にするもの又は該剥離
を容易にしかつ画像受容体の転写面の凹凸に追従して変
形し、転写される層をこれら画像受容体の凹凸に押し込
む効果を有するもの(熱軟化層と称する)や、支持体表
面を揆曲性物質などで離型処理することにより形成され
る層(離型処理層と称する)などを含む概念である。例
えば、本発明の実施に際しては、支持体上に熱軟化層に
より離型層を設け(更にその上に離型処理層が形成され
るのが好ましい)、この上に着色感光層が形成される構
造をとることができる。このような熱軟化層としては、
例えば酢酸ビニル-エチレン共重合体などから構成でき
る。
【0034】離型処理層は、例えば、シリコーン樹脂、
フッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンエチレン-
α-オレフィン共重合体、プロピレン-α-オレフィン共
重合体、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-プロ
ピレン-ジエン共重合体、エチレン-アクリル酸共重合
体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹
脂、ワックス、ナイロン、共重合ナイロンの如きポリア
ミド樹脂等から形成することができる。
【0035】また、メラミン樹脂、ポリアクリル酸エス
テルウレタン樹脂にシリコン樹脂やフッ素樹脂を添加し
ても用いることができる。
【0036】また、ポリプロピレンフィルム及びポリエ
チレンフィルム等は、特別な離型処理を施さなくても良
好な離型性を示すので、好ましい状態として支持体の厚
さより薄く、ポリプロピレン層またはポリエチレン層を
設けて離型層とすることができる。
【0037】支持体上にポリプロピレン層、またはポリ
エチレン層を設ける方法としては、いわゆる乾式ラミネ
ート法、ホットメルトラミネート法、押出ラミネート
法、共押出し法等を挙げることができる。
【0038】離型処理層の厚さは0.01〜30μmの範囲が
適当であり、特に好ましくは0.1〜5μmの範囲である。
【0039】熱軟化層は熱転写時の温度で軟化する性質
を有するものであり、熱可塑性樹脂により形成すること
ができる。該熱可塑性樹脂としては、軟化点が−30℃〜
200℃のものが好ましい。ここで言う軟化点温度は、VIC
AT軟化点または環球法で示した値である。本発明では、
具体的には、以下のものを好ましい樹脂として挙げるこ
とができる。
【0040】ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリ
オレフィン エチレンと酢酸ビニル、エチレンとアクリル酸エステ
ル、エチレンとアクリル酸の如きエチレン共重合体 ポリ塩化ビニル 塩化ビニルと酢酸ビニルの如き塩化ビニル共重合体 ポリ塩化ビニリデン 塩化ビニリデン共重合体 ポリスチレン スチレンと無水マレイン酸の如きスチレン共重合体 ポリアクリル酸エステル ポリエステル樹脂 ポリウレタン樹脂 アクリル酸エステルと酢酸ビニルの如きアクリル酸エス
テル共重合体 ポリメタアクリル酸エステル メタアクリル酸メチルと酢酸ビニル、メタアクリル酸メ
チルとアクリル酸の如きメタアクリル酸エステル共重合
体 ポリ酢酸ビニル 酢酸ビニル共重合体 ビニルブチラール樹脂 ナイロン、共重合ナイロン、N-アルコキシメチル化ナイ
ロンの如きポリアミド樹脂 合成ゴム 石油樹脂 塩化ゴム ポリエチレングリコール ポリビニルアルコールハイドロジンフタレート セルロース誘導体、セルロースアセテートフタレート、
セルロースアセテートサクシネート シェラック ワックス 熱軟化層は公知の方法を用いて支持体上に設けることが
できる。例えば、上記の熱軟化層形成用樹脂を有機溶剤
に溶解した溶液或いはエマルジョン化したもの、または
水素のラテックス、エマルジョン化したもの等を支持体
上に塗布する方法が挙げられる。
【0041】熱軟化層の厚さは好ましくは1〜50μmの
範囲が適当であり、特に好ましくは5〜30μmの範囲で
ある。
【0042】熱軟化層上に上記した離型処理層を設ける
こともでき、この方法としては、上記離型処理層形成用
樹脂を有機溶剤に溶解した溶液、またはエマルジョン化
したものを熱軟化層上に塗布する方法と、ポリプロピレ
ンフィルム、またはポリエチレンフィルムを熱軟化層上
にラミネートする方法等が挙げられる。
【0043】本発明の画像形成方法における画像受容体
として下記のようなものを使用することができる。
【0044】紙、ポリエチレン被覆紙、ポリプロピレン
被覆紙、布等の繊維質ベース材;アルミニウム、銅、マ
グネシウム、亜鉛等の如き金属のシート及び箔;ポリ
(アルキルメタクリレート)、例えばポリ(メチルメタク
リレート)、ポリエステルフィルムベース、例えばポリ
(エチレンテレフタレート)、ポリ(ビニルアセタール)ポ
リアミド、例えばナイロン、セルロースエステルフィル
ムベース、例えば硝酸セルロース、セルロースアセテー
ト、セルロースアセテートプロピオネート、セルロース
アセテートブチレートの如き合成重合体材料等。
【0045】本発明を印刷版形成方法に適用する場合、
本発明の画像形成材料を像様露光し、未露光部を砂目立
てしたアルミニウム板上に転写し、活性光線により露光
して印刷刷版を形成する。
【0046】画像形成材料の像様露光は、感光性化合物
(光重合性化合物)の種類に応じて、適宜の露光光源で
実施すればよく、例えば適宜の原画(網ポジフィルムな
ど)を重ね合わせて高圧水銀灯を用いてその露光を行う
ことができる。
【0047】請求項1に係る画像形成方法において、画
像形成材料の支持体に対してよりも画像受容体に対して
接着力の大きい部分(画像部)の転写は、加圧転写や、
熱転写などを適宜用いればよく、例えば、画像面と画像
受容体とを密着して、加圧して転写を行うようにするこ
とができる。
【0048】本発明において、請求項2に係る方法によ
り、画像形成をする場合、まず画像形成材料の感光層側
を画像受容体と重ねて密着させる。このラミネートの際
には、必要に応じて加熱及び加圧してもよい。この際、
加熱の温度は特に制限はないが、感光層や熱軟化層に物
性変化を与えない範囲にあることが好ましく、好ましく
は80℃以下、特に好ましくは60℃以下である。
【0049】次に画像露光を行う。用いる光は感光層
が、硬化反応を生じる光であれば特に制限はない。透過
原稿を介して密着露光を行ってもよいし、レーザー光の
ような変調可能な光源により線順次或いは点順次走査露
光を行っても良い。
【0050】次に、加熱及び加圧処理を行う。この加熱
及び加圧処理は、露光前のラミネートの際の加熱及び加
圧処理と同等もしくはそれ以上の条件で行うことが好ま
しい。加熱温度は好ましくは60℃以上、特に好ましくは
80℃以上、また加圧条件は好ましくは0.5kg/m2以上、
特に好ましくは1kg/m2以上である。
【0051】この加熱加圧処理と同時に或いは後に画像
形成材料と画像受容体を剥離する。好ましくは加熱加圧
と平行して剥離処理を行う。具体的には加熱加圧された
ローラ間にラミネートした記録材料を通過させながら、
画像形成材料を出口側で剥離する。この剥離処理の際
に、画像露光した感光層の、支持体に対してよりも、画
像受容体に対して接着力の大きい部分が画像受容体に転
写される。さらに画像受容体に転写された部分の強度を
増すため、活性光線にて全面露光することが好ましい。
【0052】転写後の画像受容体は、活性光線により再
度露光するが、この露光は、上述した画像形成材料の露
光と同様に行うことができる。この露光により、再現画
像をより強固にすることができる。
【0053】本発明の画像形成材料を用いて、画像受容
体を、砂目立てしたアルミニウム板として画像形成を行
えば印刷刷版を得ることができる。
【0054】上述のように、本発明によれば、現像液を
用いての現像の必要がなく、よって簡便で容易な工程で
印刷刷版を得ることができる。
【0055】刷版の支持体として用いるアルミニウム板
は、砂目立てしてあるものであれば任意である。
【0056】本発明に用いるアルミニウム板(アルミナ
積層板を含む。以下同じ)は、表面を脱脂した後、ブラ
シ研磨法、ボール研磨法、化学研磨法、電解エッチング
法等による砂目立てが施され、好ましくは、深くて均質
な砂目の得られる電解エッチング法で砂目立てされる。
陽極酸化処理は例えばリン酸、クロム酸、ホウ酸、硫酸
等の無機塩もしくはシュウ酸等の有機酸の単独、或いは
これらの酸2種以上を混合した水溶液中で、好ましくは
硫酸水溶液中で、アルミニウム板を陽極として電流を通
じることによって行われる。陽極酸化被膜量は5〜60mg
/dm2が好ましく、更に好ましくは5〜30mg/dm2であ
る。
【0057】本発明の実施に際し、封孔処理を行う場
合、好ましくは濃度0.1〜3%のケイ酸ナトリウム水溶
液に、温度80〜95℃で10秒〜2分間浸漬してこの処理を
行う。より好ましくはその後に40〜95℃の水に10秒〜2
分間浸漬して処理する。
【0058】また、例えば、アルミニウム板の表面を砂
目立てした後、ケイ酸塩で処理する方法(米国特許第2,
714,066号)、有機酸塩で処理する方法(米国特許第2,7
14,066号)、ホスホン酸及びそれらの誘導体で処理する
方法(米国特許第3,220,832号)、ヘキサフルオロジル
コン酸カリウムで処理する方法(米国特許第2,946,683
号)、陽極酸化する方法及び陽極酸化後、アルカリ金属
ケイ酸塩の水溶液で処理する方法(米国特許第3,181,46
1号)も用いることができる。
【0059】本発明において、請求項3に係る方法によ
り画像形成をする場合には、まず画像露光を行い、次い
でカバーシートとともに、感光層の、支持体よりもカバ
ーシートに対する接着力の大きい部分を剥離除去する。
【0060】このカバーシートを剥離する際には、画像
形成材料を加熱及び/又は加圧した後にまたは加熱及び
/又は加圧と同時に行うことが好ましい。例えば加熱ロ
ーラ間でカバーシートを剥離する等の方法をとることが
可能である。もちろん、常温常圧で剥離することもでき
る。
【0061】次に支持体上またはカバーシートに形成さ
れた画像を、画像受容体に転写する。このときには支持
体上またはカバーシート上に形成された画像と画像受容
体とを合わせて加熱及び/又は加圧した後にまたは同時
に、支持体またはカバーシートと画像受容体とを剥離す
ることが好ましい。例えば支持体、又はカバーシートの
画像の形成されている面と画像受容体とを対面するよう
に配置した状態で一対の加熱された圧力ローラの間には
さんで通過させ、その直後に支持体又はカバーシートの
みを画像受容体より剥離除去するという方法が一例とし
て挙げられる。
【0062】本発明は、平版、凸版及びグラビア印刷に
おけるプレプレスカラープルーフィング、多色画像の形
成、プリント配線基板や銘板上でのレジスト画像の形成
など、転写画像の親油性を利用して平版印刷版、感光層
中にアルコール可溶性染料を混入してスピリット印刷
版、ナイロンスクリーンや典具帖紙のような多孔性支持
体へ画像を転写してスクリーン印刷版や謄写印刷版、透
明フィルム上に転写して投影スライドの作成などに応用
できる。
【0063】合成例1 感光性ポリエステルIの合成 フェニレンジエチルアクリレート2.74g(0.01モル)、
水素添加したビスフェノールA(新日本理化製、芳香族
成分0.2%以下)1.20g(0.005モル)及びトリエチレン
グリコール1.13g(0.007モル)をガラス製重合管に仕
込み、150℃の浴槽中で溶解させた。触媒としてチタン
酸テトライソプロピルを2滴添加後、アルゴンガスを重
合管に送気しながら約2時間かけて浴温を210℃まで昇
温しエタノールを完全に留出させた。次いで、3mmHgの
減圧下で約1時間30分かけて浴温を235℃まで昇温し、
過剰のトリエチレングリコールを留出させながら縮合を
行なった。冷却後、ガラス管を割って、透明な平均分子
量19000の感光性ポリエステル(A)(水素添加ビスフ
ェノールA/トリエチレングリコール(モル比)=1)
3.3gを得た。
【0064】合成例2 感光性ポリエステルIIの合成 フェニレンジアクリル酸ジエチル2.74g(10mmol)、
水素添加したビスフェノールA0.84g(3.5mmol)およ
びトリエチレングリコール1.37g(8.5mmol)をガラス
製重合管に仕込み、合成例1と同様に過剰のトリエチレ
ングリコールを留出しながら縮合を行ない、平均分子量
16,000の感光性ポリエステル(D)(水添ビスフェノー
ルA/トリエチレングリコール(モル比)=3.5/6.5)
を得た。 合成例3 感光性ポリエステルIIIの合成 2,6-ジ-(p-エトキシカルボニル-ベンザル)-シクロヘキ
サノン1.68g(4mmol)、水素添加したビスフェノー
ルA(新日本理化製、芳香族成分0.2%以下)0.48g
(2mmol)及びトリエチレングリコール0.42g(2.8m
mol)をガラス製重合管に仕込み、融媒としてチタン酸
テトライソプロピルを1滴添加後、窒素ガスを重合管に
送気しながら210℃で加熱した。約2時間かけて生成す
るエタノールを完全に留出させた後、3mmHgの減圧下で
1時間反応させて過剰のトリエチレングリコールを留出
させながら重縮合をおこなった。冷却後ガラス重合管を
割って、透明なポリマーを得た。
【0065】
【実施例】次に、本発明を実施例でより具体的に説明す
る。なお、以下の実施例中、「部」とあるのは「重量
部」を意味する。
【0066】実施例1 <画像形成材料の作成>ポリエチレンテレフタレート支
持体(厚さ25μm)上に下記組成の感光性組成物塗布液
A、B及びCを乾燥後の膜厚が2.2g/m2となるようそ
れぞれ塗布して、画像形成材料I、II及びIIIを得た。
【0067】 感光性組成物塗布液A 感光性ポリエステルII 100部 ジメトキシアントラキノン 5部 顔料(フタロシアニンブルー) 20部 シクロヘキサノン 2400部 感光性組成物塗布液B 感光性組成物塗布液Aにおいて感光性ポリエステルIIを
ケイ皮酸w-ビニロキシエチルエステルのホモポリマーと
したもの 感光性組成物塗布液C 感光性組成物塗布液Aにおいて感光性ポリエステルIIを
ポリ(ペンタメチレン-ビス-p-フェニレンジアクリレー
ト-コーアジレート)(37.5/62.5)としたもの。
【0068】<画像の形成>上記で得られた画像形成材
料I,II及びIIIの支持体側に、それぞれポジフィルムの
原稿及びウグラのプレートコントロールウェッジテスト
カイルを真空密着させた後、光源としてメタルハライド
ランプを用いて430nm付近での積算露光量で100mJ/cm2
になるよう露光した。
【0069】これら露光済みの画像形成材料の、それぞ
れの感光層側を両面アート紙、特菱アート110kg(三菱
製紙(株)製)に密着させラミネーターを用いて、圧力4
kg/cm2、ローラー表面温度110℃通過温度50cm/minの
条件でローラー間のニップにより画像転写し、ニップを
通過後ただちに剥離した。これにより、アート紙上に画
像露光時の未露光部からなる画像が形成された。
【0070】この画像の綱点再現性、ベタ部の素抜け、
ベタ部転写の際の感光層の凝集破壊の有無を表1にまと
めた。
【0071】
【表1】
【0072】実施例2 <支持体の作成>ポリエチレンテレフタレートフィルム
(厚さ14μm)上に、ヘキスト合成(株)社製水系エマル
ジョンLA-544M2を乾燥後の膜厚が12g/m2となるよう塗
布し、支持体Iを形成した。
【0073】<画像受容体の作成>アルミニウム板を10
wt%水酸化ナトリウム水溶液にて脱脂し、これを1.8%
塩酸浴中で25℃、30A/dm2、30秒の電流密度条件で電
解エッチングし、水洗後、30%硫酸浴中で30℃、6.5A
/dm2の条件で30秒間陽極酸化処理した。次に1wt%メ
タケイ酸ナトリウム水溶液により、85℃、30秒間封孔処
理し、水洗乾燥して、画像受容体Iを作成した。
【0074】<画像形成材料の作成>支持体I上に下記
組成の感光組成物塗布液Dを乾燥後の膜厚が2g/m2
なるよう塗布した後、感光層にポリプロピレンフィルム
(膜厚に12μm)をラミネートして画像形成材料IVを得
た。
【0075】 感光性組成物塗布液D 感光性ポリエステルI 100部 2-ジベンゾイルメチレン-3-メチル-β-ナフトチアゾリン 8部 顔料(フタロシアニンブルー) 15部 シクロヘキサノン 2400部 <画像の形成>上記で得られた画像形成材料Dを、実施
例1と同様にして画像露光した後ポリプロピレンフィル
ムを剥離し、感光層側を画像受容体Iに接触させ、ラミ
ネーターを用いて圧力4kg/cm2、ローラー表面温度95
℃、通過速度50cm/minの条件でローラー間のニップに
より画像転写し、ニップを通過後ただちに剥離した。
【0076】これにより画像受容体I上に画像露光時の
未露光部からなる画像が形成された。この画像の綱点再
現はハイライト2%、シャドウ98%でベタ部に素抜けは
みられず、また未露光部感光層の膜厚方向のすべてが転
写されており、凝集破壊は見られず、本発明の効果が確
認された。
【0077】画像受容体I上に転写された画像に更にメ
タルハライドランプを用いて再度露光を行った後、これ
を刷版として下記の印刷条件で印刷を行ったところ、10
万枚の印刷が可能であった。
【0078】印刷条件: 印刷機:ハイデルGTO 紙 :上質紙 インキ:東洋ブライト紅(東洋インキ社製) 湿し水:“SEU−1”の50倍希釈液(コニカ社製) 印刷スピード:5000枚/時 実施例3 <画像形成材料の作成>ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(厚さ12μm)上にシェル化学株式会社製クレイ
トンG1650を乾燥後の膜厚が10g/m2となるように塗布
した。さらに下記の組成の感光性組成物塗布液Eを乾燥
後の膜厚が2g/m2となるよう塗布した後、ポリプロピ
レンフィルム(膜厚100μm)をラミネートして画像形成
材料Vを得た。
【0079】 感光性組成物塗布液E 感光性ポリエステルII 100部 ジエトキシアントラキノン 10部 顔料(フタロシアニンブルー) 17部 シクロヘキサノン 2400部 <画像の作成>上記で作成した画像形成材料Vのポリプ
ロピレンフィルムを剥離した後、実施例2で作成した画
像受容体I上に1kg/m2の圧力をかけながら40℃でラミ
ネートした。画像形成材料Vの支持体であるポリエチレ
ンテレフタレートフィルム側より、積算光量を200mJ/c
m2となるようにした他は実施例1と同様に露光した。
【0080】次にこの試料を100℃に加熱され、4kg/c
m2に加圧されたローラ間を通加させ、その直後に画像形
成材料Vを剥離したところ、露光部が画像形成材料Vと
ともに除去され、画像受容体Iに未露光部よりなる画像
が形成された。
【0081】この画像の網点再現はハイライト1%、シ
ャドウ98%で、ベタ部に素抜けは見られず、また膜厚方
向のすべてが転写されており、凝集破壊は見られなかっ
た。この試料を実施例2と同様に再露光し、印刷したと
ころ、良好な印刷物が10万枚以上得られた。
【0082】実施例4 ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ14μm)上
にエチレン-酢酸ビニル共重合体(商品名:エバフレッ
クス,三井デュポンケミカル社製)を押し出しラミネー
ト法により10μm厚になるように塗布し、支持体IIを作
成した。
【0083】支持体IIに下記の感光組成物塗布液Fを乾
燥後の膜厚が1.5g/m2となるように塗布した後、コロ
ナ放電処理したポリエチレンテレフタレートフィルム
(膜厚75μm)の処理面をラミネートして画像形成材料V
Iを得た。
【0084】 感光性組成物塗布液F 感光性ポリエステルIII 100部 顔料(フタロシアニンブルー) 10部 シクロヘキサノン 2400部 この画像形成材料VIの支持体側に、ポジフィルムの原稿
及びウグラのプレートコントロールウェッジテストカイ
ルを真空密着させた後、光源として3kWの高圧水銀灯を
用いて75cmの距離から3分間露光した。
【0085】次に、この画像形成材料VIを80℃に加熱し
たラミネータを通過させ、直ちにカバーシートと支持体
IIを剥離したところ、支持体II側に未露光部感光層より
なる画像が形成された。
【0086】この支持体II上の形成された画像と、両面
アート紙特菱アート110kg(三菱製紙(株)製)をローラ
間のニップで接融するようにし、圧力6kg/cm2,ロー
ラ表面温度100℃,通過速度50cm/minの条件でラミネー
タを通し、ニップ通過後ただちに剥離した。これにより
アート紙上に画像露光時の未露光部からなる画像が形成
された。
【0087】この画像の網点再現はハイライト2%,シ
ャドウ99%で、ベタ部に素抜けは見られず、また膜厚方
向のすべてが転写されており、凝集破壊は見られなかっ
た。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、解像性が良好で、転写
後の画質が素抜け等がなく良好で、また、画像の転写が
凝集破壊でなく感光層の膜厚方向の全部が転写し色画像
を形成する際に濃度むらの生じない乾式転写による画像
形成方法が提供される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも下記一般式〔I〕
    で表されるジカルボン酸単位と下記一般式〔II〕で表さ
    れるグリコール単位及び下記一般式〔III〕で表される
    グリコール単位とからなるポリエステルを含有する感光
    性組成物からなる感光層を少なくとも1層有する画像形
    成材料を活性光線で画像露光した後、上記感光性組成物
    層からなる層の未露光部を画像受容体に転写することに
    より画像形成することを特徴とする画像形成方法。 【化1】
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成材料の感光層の
    側を画像受容体と重ねた後、活性光線で画像露光し、加
    熱及び加圧した後、又は加熱及び加圧と同時に該画像形
    成材料と該画像受容体とを剥離し、該感光層の該画像形
    成材料の支持体への接着力の大きい部分を除去し、該感
    光層の該画像受容体への接着力の大きい部分を該画像受
    容体へ転写することを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 支持体上に請求項1記載の感光層及び該
    感光層の上にカバーシートを設けた画像形成材料を活性
    光線で画像露光した後、該カバーシートを除去して該感
    光層の該カバーシートへの接着性の大きい部分を該画像
    形成材料から剥離除去し、該支持体上に該支持体との接
    着力の大きい該感光層の部分を残して画像形成した後、
    画像が形成された該支持体又は該カバーシートを画像受
    容体と合わせて加熱及び加圧した後又は加熱及び加圧と
    同時に該支持体又は該カバーシートと該画像受容体とを
    剥離して該支持体上又は該カバーシート上の該感光層を
    該画像受容体へ転写することを特徴とする画像形成方
    法。
JP15111494A 1994-07-01 1994-07-01 画像形成方法 Pending JPH0815860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15111494A JPH0815860A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15111494A JPH0815860A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0815860A true JPH0815860A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15511669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15111494A Pending JPH0815860A (ja) 1994-07-01 1994-07-01 画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0815860A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0277038B1 (en) Multi-color transfer image forming method
JPH0623845B2 (ja) 感光性受像シート材料及び画像転写方法
US5565303A (en) Photosensitive printing plate developed by a peel-apart process
US5534905A (en) Thermal-transfer recording process
JPH07281423A (ja) 印刷版の製版方法
JPH02198448A (ja) 剥離現像性、単一シートカラープルーフ系を用いて受容体シートに画像を作製する方法
JPH1044637A (ja) 平版印刷版における支持体として使用するための平版アルミニウム基体の親水性面を製造する方法
JPH0549978B2 (ja)
JPH1097063A (ja) バーニッシュ処理フィルム及びそれを使用するプレプレスカラープルーフの表面光沢度調整方法
US5223374A (en) Process for preparing a multicolored proof and radiation-sensitive recording material for use in this process
JPH05142778A (ja) 張り合わせ接着層を備えた剥離現像、単シート色校正システム
JPH0815860A (ja) 画像形成方法
JPS62247349A (ja) 着色画像形成材料および画像形成方法
JPS61286858A (ja) 多色画像形成方法
JPS63127243A (ja) 転写画像形成方法
JPH10153855A (ja) 感光性転写材料及び製造方法
US4987050A (en) Light-sensitive transfer material and image-forming process using the same
JPS62247348A (ja) 画像形成材料および転写画像形成方法
JPS63121046A (ja) 画像受容シ−ト及び転写画像形成方法
WO1995032454A1 (en) Single coating transfer color proofing system
US6057077A (en) Method for producing a positive or negative color-proof using the same materials
JP2629043B2 (ja) 画像形成材料
JPS63121040A (ja) 画像受容シ−ト及び転写画像形成方法
JPH01213635A (ja) 転写画像形成材料及び転写画像形成方法
EP0887704A1 (en) A method for producing a positive or negative colour-proof using the same materials