JPH1044637A - 平版印刷版における支持体として使用するための平版アルミニウム基体の親水性面を製造する方法 - Google Patents

平版印刷版における支持体として使用するための平版アルミニウム基体の親水性面を製造する方法

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JPH1044637A
JPH1044637A JP9099781A JP9978197A JPH1044637A JP H1044637 A JPH1044637 A JP H1044637A JP 9099781 A JP9099781 A JP 9099781A JP 9978197 A JP9978197 A JP 9978197A JP H1044637 A JPH1044637 A JP H1044637A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚れのない平版アルミニウム基体の親水性面
を作ることにある。 【解決手段】 アルミニウム箔の側を粗面化し、陽極酸
化し、アルミニウム箔の前記側を少なくとも5秒間70
℃〜100℃の温度範囲内の熱水で封止し、アルミニウ
ム箔の前記側を水洗する工程を含み、前記熱水処理と前
記水洗の間でアルミニウム箔の前記側を、70℃〜10
0℃の温度範囲内で少なくとも5秒間水性シリケート溶
液で処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、印刷版を作るための画像形成材料のための支
持体として使用するのに好適である平版アルミニウム基
体の親水性面を製造する方法に関する。
【0002】発明の背景 平版印刷は、面の或る領域が平版印刷インクを受容で
き、一方他の領域が、水で湿潤させたとき、インクを受
容しない特別に作った面から印刷する方法である。イン
クを受容する領域は、印刷画像領域を形成し、インクを
弾く領域は背景領域を形成する。
【0003】それぞれ写真平版及び感熱平版の技術分野
において、それぞれ写真及び感熱写真材料は、それぞれ
露光された又は熱露光された領域(ネガ作用)又は親水
性背景上の非露光領域(ポジ作用)で油性又はグリース
性インクに対して像に従って受容性にされる。
【0004】普通の平版印刷版(これは表面リソ印刷版
又はプラノグラフィック印刷版とも称される)の製造に
おいては、化学的処理によって水に対する親和性を有す
るか又はかかる親和性を得る支持体が、それぞれ感光性
組成物又は感熱性組成物の薄層で被覆される。感光性組
成物のための被覆は、ジアゾ化合物、重クロム酸塩増感
した親水性コロイド及び非常に多数の各種合成感光性重
合体を含有する感光性重合体層を含む。特にジアゾ増感
システムが広く使用されている。
【0005】感光性層の像に従った露光をしたとき、露
光された画像領域は不溶性になり、非露光領域は可溶性
のまま残る。次いで版は、非露光領域中のジアゾニウム
塩又はジアゾ樹脂を除くために好適な液体で現像され、
次いで水洗される。
【0006】感熱性組成物のための被覆は、例えばEP
−A95202874.4に記載されている。ここで
も、感熱層の像に従った露光をしたとき、露光領域は不
溶性になり、非露光領域は可溶性のまま残る。次いで版
は、非露光領域で感熱性組成物を除去するために好適な
液体で現像され、次いで水洗される。
【0007】前述した感光性又は感熱性平版印刷版プリ
カーサーの現像及び水洗中、大量の液体(稀釈された)
廃物が発生する。感光層の除去できる領域が現像液に溶
解されず、乾式方法で薄い受容体箔に転写される光層剥
離による平版印刷版の完全乾式製造が、より容易でかつ
経済的観点から好ましい。かかる方法は、EP−A50
2562,522616,653684,65368
5,95201017.1,95202291.7、及
び95202725.8に記載されている。この原理の
ための可能な別法において、接着における変化を、光化
学的に行う代りに熱的に誘起させる熱層剥離が使用され
る。かかる方法はEP−A95203494.0に記載
されている。
【0008】この印刷版を製造する乾式方法は、使用者
に対し二つの大きな利点を有する。それは有害な化合物
を含有できる化学液体と使用者の接触を避け、環への衝
撃を最小にする、何故ならば化学廃物を固体の高度に濃
縮された形で集められ、最後には再循環できるからであ
る。
【0009】平版印刷版のための好ましい支持体は、粗
面化し、陽極酸化したアルミニウム支持体である。積層
/層剥離法によって処理し、粗面化し、陽極酸化したア
ルミニウム支持体を含むのに好適な感光性又は感熱性平
版印刷版を使用するに当っては、下記の問題が発生す
る。像に従った露光後剥離することによって像を形成す
るに当り、受容体層に対する大なる接着力を有する感光
性又は感熱性層の領域が、受容体層と共に除去されると
き、受容体層と共に剥離されるべき領域の一部が、粗面
化され、陽極酸化された支持体(平版基体の親水性面)
上に残る。従ってかくして作られた材料を平版印刷のた
めの版として使用する場合、印刷インクが非像領域にさ
えも接着し、背景の汚れを生ぜしめる、従ってかかる材
料は実際上使用できない。従って、前記支持体を特別な
処理を用いることなく、汚れを含まないで得られるよう
に、粗面化され、陽極酸化された支持体を含む平版印刷
版プリカーサーを積層し、層剥離して処理することは不
可能である。
【0010】GB1530410には、次の順序で、
(i)陽極酸化したアルミニウム支持体、(ii)親水性
有機重合体被覆、(iii) 感光性層、(iv)透明カバーフ
ィルムを含む層剥離によって処理できる感光性材料が記
載されている。しかしながら、結果はなお完全に満足で
きるものでなく、改良の余地を残している。
【0011】発明の概要 本発明の目的は、像に従った露光後、積層/層剥離によ
って処理される感光性又は感熱性平版印刷版における支
持体として使用したとき、汚れを含まぬアルミニウム平
版基体の親水性面を生ぜしめる粗面化され、陽極酸化さ
れたアルミニウム支持体を製造する方法を提供すること
にある。
【0012】本発明の別の目的は以下の説明から明らか
になるであろう。
【0013】本発明によれば、アルミニウム箔の側を粗
面化し、陽極酸化する工程、及び少なくとも5秒間70
℃〜100℃の温度範囲内で熱水でアルミニウム箔の前
記側を封止する工程、及びアルミニウム箔の前記側を水
で洗う工程を含むアルミニウム平版基体の親水性面を製
造する方法を提供し、前記アルミニウム箔の側を前記熱
水処理し、前記水洗する間に、少なくとも5秒間70℃
〜100℃の温度範囲内で水性シリケート溶液で処理す
ることを特徴とする。
【0014】発明の詳細な開示 積層/層剥離法によって処理することができ、粗面化
し、陽極酸化したアルミニウム支持体を含むそれぞれ露
光された感光性及び感熱性平版印刷版を、積層/層剥離
法で処理したとき、前記アルミニウム支持体を本発明方
法により処理すると、汚れのない平版印刷版を得ること
ができることを見出した。更に正確には、前記印刷版は
高品質のものであり、好都合な方法で得られ、これによ
って経済的かつ環境問題上の利点を提供することが見出
された。
【0015】アルミニウム箔の粗面化され、陽極酸化さ
れた側は、少なくとも5秒間70℃〜100℃の温度範
囲で熱水で前記アルミニウム箔の前記側を封止した後で
かつ水で前記アルミニウム箔の前記側を洗う前に、好ま
しくは80℃〜95℃の温度範囲内で、更に好ましくは
約90℃で少なくとも5秒間、好ましくは10秒〜60
0秒の時間、更に好ましくは30秒〜500秒の時間、
最も好ましくは約300秒の時間水性シリケート溶液で
処理する。前記水性シリケート溶液中のシリケート化合
物の量は、好ましくは0.5重量%〜10重量%であ
り、更に好ましくは1.25重量%〜3.75重量%で
ある。前記水性シリケート溶液は好ましくはケイ酸カリ
ウム溶液であり、更に好ましくはケイ酸ナトリウム溶液
である。前記ケイ酸ナトリウム溶液中のSiO2 対Na
2 Oの重量比は、2〜3.35の間が好ましく、2〜
3.35の間が更に好ましい。
【0016】アルミニウム支持体は、熱水で封止された
粗面化され、陽極酸化されたアルミニウム箔である。
【0017】本発明による画像形成材料のアルミニウム
支持体は、純粋のアルミニウム又はアルミニウム合金
(そのアルミニウム含有率は少なくとも95%である)
から作ることができる。支持体の厚さは通常約0.13
〜約0.50mmの範囲である。
【0018】本発明によれば、アルミニウム箔の粗面化
は、当業者に良く知られた方法によって行うことができ
る。アルミニウム基体の表面は、機械的、化学的又は電
気化学的粒子化により又はこれらの組合せにより粗面化
することができ、アルミニウム支持体へのハロゲン化銀
乳剤層の満足できる接着性を得ること、及び版面上の非
印刷領域を形成する領域に良好な水保持特性を与えるこ
とができる。
【0019】電気化学的粒子化法が好ましい、何故なら
それは、非常に微細でかつ平版印刷版のために使用する
とき普通に所望される均一粒子を有する大きな平均表面
積を有する均一表面粗さを形成できるからである。
【0020】電気化学的粒子化は、交流又は直流を用
い、塩酸及び/又は硝酸含有電解質溶液中で行うことが
できる。電気化学的粒子化で使用できる他の水性溶液に
は、例えば、所望によって1種以上の腐蝕防止剤例えば
Al(NO33 、AlCl3、硼酸、クロム酸、硫酸
塩、塩化物、硝酸塩、モノアミン、ジアミン、アルデヒ
ド、リン酸塩、H22 等を含有するH2 SO4 、H3
PO4 の如き酸がある。
【0021】本発明との関連において電気化学的粒子化
は、単相及び三相交流を用いて行うことができる。アル
ミニウム版に印加する電圧は、10〜35Vが好まし
い。3〜150Amp/dm2 の電流密度を5〜240
秒間使用する。電気分解粒子化溶液の温度は5〜50℃
で変化させることができる。電気化学的粒子化は、好ま
しくは10Hz〜300Hzの交流を用いて行う。
【0022】粗面化は、アルミニウム箔の表面からグリ
ース状物質を主として除くため脱グリース処理を前もっ
て行うのが好ましい。
【0023】従って、アルミニウム箔は、界面活性剤及
び/又は水性アルカリ性溶液で脱グリース処理を受けさ
せることができる。
【0024】好ましくは粗面化に続いて、酸を含有する
水性溶液を用いて化学エッチング工程を行う。化学エッ
チングは、好ましくは少なくとも30℃の温度で、更に
好ましくは少なくとも40℃、最も好ましくは少なくと
も50℃の温度で行う。
【0025】水性エッチング溶液で使用するのに好適な
酸は、無機酸が好ましく、強酸が最も好ましい。水性エ
ッチング溶液中の酸の全量は少なくとも150g/lで
あるのが好ましい。化学エッチングの時間は、3秒〜5
分の間であるのが好ましい。
【0026】粗面化し、所望による化学エッチング後、
アルミニウム箔は次の如く行うことのできる陽極酸化を
する。
【0027】硫酸、リン酸、蓚酸、クロム酸又は有機酸
例えばスルファミン酸、ベンゾスルホン酸等又はそれら
の混合物を含有する溶液中に陽極として浸漬した粒子化
アルミニウム箔に電流を通す。1〜70重量%の電解質
濃度を0〜70℃の温度範囲内で使用できる。陽極電流
密度は1〜50A/dm2 で変え、1〜100Vの範囲
内で電圧を変え、1〜8g/m2 Al23 ・H2
の陽極酸フィルム重量を得ることができる。
【0028】アルミニウム箔の粗面化し、陽極酸化した
側は、続いて熱水で、好ましくは70℃〜100℃、更
に好ましくは85℃〜95℃、更に好ましくは約90℃
の温度を有する熱脱イオン水で、少なくとも10秒間、
好ましくは20秒〜200秒間、更に好ましくは25秒
〜120秒間封止する。
【0029】粗面化し、陽極酸化し、封止したアルミニ
ウム箔を少なくとも30秒間70℃〜100℃の温度範
囲内の水性シリケート溶液で処理した後、前記アルミニ
ウム箔は水で、好ましくは少なくとも5秒間、好ましく
は10℃〜40℃の温度での脱イオン水で洗う。平版ア
ルミニウム基体の親水性面が、かくして得られる。
【0030】本発明の一実施態様において、本発明によ
り作った親水性面及びそれに適用した疎水性感光性又は
感熱性組成物を有する平版アルミニウム基体を含む像形
成材料が得られる。
【0031】本発明によれば、下記工程: (i)前述した如く像形成材料を製造する、(ii)前記
像形成材料を化学放射線に対し、像に従って又は情報に
従って露光する、(iii) 前記露光の前又は後で、前記像
形成材料をその感光性又は感熱性側で受容体材料に積層
する、(iv)平版アルミニウム基体の親水性面から受容
体材料を剥離し、かくして前記疎水性感光性又は感熱性
組成物をパターンに従って受容体材料又は層に転写する
ことによって平版印刷版を得るための方法を提供する。
【0032】好ましい一実施態様においては、本発明に
より作った親水性面を有する平版アルミニウム基体及び
それに適用した、少なくとも1種の単量体、少なくとも
1種の重合体結合剤及び少なくとも1種の光開始剤を含
む疎水性光重合性組成物、及び前記光重合性組成物の上
の一つ以上の透明保護層を含み、それらの層の一つが、
(1)下にある隣接層及び受容体層に接着できる転写
層、(2)及び下にある隣接層に接着でき、若し存在す
るときには下にある前記転写層である受容体層からなる
群から選択した上層である像形成材料を提供する。
【0033】又前記像形成材料を有する平版印刷版を得
る方法も提供し、この方法は、(i)前述した如き像形
成材料を作り、(ii)前記像形成材料を化学放射線に対
して像に従って又は情報に従って露光し、(iii) 前記露
光前又は後に、前記像形成材料をその感光性又は感熱性
側で、受容体材料又は層に積層し、そして(iv)平版ア
ルミニウム基体の親水性面から受容体材料を剥離し、か
くして前記疎水性感光性又は感熱性組成物をパターンに
従って受容体材料又は層に転写する工程を含む。
【0034】前記光重合性組成物に含まれる少なくとも
1種の単量体は、少なくとも一つの重合性エチレン性不
飽和基を有する単量体であることができる。少なくとも
二つの重合性エチレン性不飽和基を含有する単量体を使
用するのが好ましい。特に好ましいのはウレタン系単量
体、例えば下表Iの化合物及びEP−A502562に
記載されているもの及びポリオールの不飽和エステル、
特にポリオールとα−メチレンカルボン酸のエスエルで
ある。
【0035】ウレタン系単量体の例を表Iに示す。
【0036】
【表1】
【0037】ポリオールとα−メチレンカルボン酸のエ
ステルの例には、エチレンジアクリレート、グリセロー
ルトリ(メタ)アクリレート、エチレンジメタクリレー
ト、1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,2,4−ブタントリオールトリ(メタ)アクリ
レート、1,4−シクロヘキサンジ(メタ)アクリレー
ト、1,4−ベンゼンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、1,
5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、分子量
200〜500のポリエチレングリコールのビスアクリ
レート及びメタアクリレート等がある。
【0038】光重合性組成物に使用するのに好適な単量
体の他の種類には、例えばEP−A5025262,D
EOS no.4109239,4005231,3643
216,3625203,3516257,35162
56及び3632657に記載された単量体がある、こ
のためこれらはここに引用して組入れる。光重合性組成
物に使用するのに好適な単量体の別の種類は、EP−A
522616に記載されている。これらの単量体は混合
物の形で使用できることは明らかであろう。
【0039】一般に光重合性組成物は、少なくとも1種
の光開始剤も含有する、これらは単一化合物又は組合せ
であることができる。好ましくは使用される光開始剤
は、化学光線によって活性化でき、そして感光性材料の
貯蔵条件以下で不活性である重合開始剤である。かかる
開始剤の例はEP−A522616に記載されている、
このためこれはここに引用して組入れる。
【0040】特に好ましい光開始剤は、ヘキサアリール
ビスイミダゾール、テトラアルキルジアミノベンゾフェ
ノン例えばミヒラーケトン及び連鎖移動剤(水素供与体
とも称される)例えばEP−A437259に記載され
ている如き2−メルカプトベンゾオキサゾールを含む組
成物である。
【0041】本発明において使用するため更に好ましい
光開始剤には、少なくとも2個のトリハロゲノメチル基
を含有するトリアジノ誘導体及び所望によって増感剤例
えばミヒラーケトン又はチオキサントンを含有する組成
物がある。
【0042】本発明によれば、熱重合抑制剤も光重合性
組成物に加えることができる。本発明により使用するた
めの抑制剤の例は、EP−A522616に記載されて
いる、このためこれはここに引用して組入れる。
【0043】好ましい型式によれば、少なくとも1種の
単量体及び少なくとも1種の重合体結合剤を含有する疎
水性光重合性組成物は、重合体結合剤として熱可塑性重
合体を含む。本発明により使用するのに好適な熱可塑性
重合体は、例えばEP−A522616に記載されてい
る、このためこれはここに引用して組入れる。
【0044】疎水性光重合性組成物に、一定の望ましい
性質を与えるため、例えば本発明により使用する平版ア
ルミニウム基体の前記親水性面に対する接着を改良する
ため、耐摩耗性、化学的不活性等を与えるため非熱可塑
性重合体も加えることができる。好適な非熱可塑性重合
体化合物には、セルロース、フェノール樹脂、及びメラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂等を含む。所望ならば、光
重合性組成物は、光重合性材料の露光のため使用する波
長で本質的に透過性である非混和性重合体又は非重合体
有機又は無機充填剤又は強化剤、例えば親有機性シリ
カ、ベントナイト、シリカ、粉末ガラス、コロイドカー
ボン、及び各種の染料及び顔料を、光重合性組成物の所
望の性質で変化する量で含有することもできる。充填剤
は、組成物の強度を改良し、粘着を減じるのに、更に着
色剤として有用である。
【0045】湿潤を改良し及び/又は光重合性組成物の
接着を調整するための薬剤を加えることができる。好適
な薬剤には、例えばケイ素、ケイ素含有重合体例えばポ
リ(ジメチルシロキサン)−ポリエーテル共重合体、ポ
リ(ジメチルシロキサン)−ポリエステル、ケイ素含有
界面活性剤、弗素含有共重合体、及び弗素含有界面活性
剤等がある。
【0046】EP−A522616に記載されている如
き各種の染料、顔料、サーモグラフィック化合物、UV
吸収剤、酸化防止剤及びカラー形成成分を、光重合性組
成物に加えて、処理後の像の変化を与えるために加える
ことができる。しかしながら、これらの添加材料は、好
ましくは重合反応を妨害したり又は露出波長の光の大量
を吸収してはならない。
【0047】保護層は転写層であることができる、これ
は下にある隣接層及び受容体層、例えば熱接着層又は圧
力接着層に接着させることができる。
【0048】本発明において使用するのに好適な熱接着
層(TAL)は、Du Pont Co. の1090 THER
MOANALYZERで測定したとき10℃〜100℃
のガラス転移温度Tgを有する。積層及び層剥離工程
中、エネルギーを節約し、材料変化又は変形の危険を最
小にするため、最小の熱的負荷を材料に印加すべきであ
る。これらの理由のため、TALのTgは60℃以下で
あるのが好ましい。TALのTg値は、使用する重合体
のTg値により及び/又は重合体可塑剤又は低分子可塑
剤又は熱溶剤の添加によって決定することができる。
【0049】TALの受容体層への接着性は又Tg以上
に加熱しながらTALの流動性によって決定できる。こ
の性質を評価するためパラメーターには溶融粘度があ
る。本発明により使用するためのTALは、Rheometric
s Co.(英国Surrey)のVISCOELASTIC M
ELT TESTERで、120℃で測定して3000
ポアズ以上の溶融粘度を有する。
【0050】TALの像形成媒体の裏側への又は他の材
料への望まぬ粘着をすることなく、容易にフィルム形成
を誘起させるため、TALは、好ましくは、20℃〜4
5℃のTg値、7000ポアズより大なる溶融粘度及び
Rheometrics Co.(英国Surrey)のVISCOELAS
TIC MELT TESTERで、120℃で測定し
て1.30より大なる(tg δ)-1値に相当する弾性
を有するTALを使用する。(tg δ)-1値は、ニュ
ーヨークのM. Dekker Inc. によって編集された(19
84年)P. C. Hiemenz による“Polymer Chemistry:
the Basic Concept ”に記載されている如く弾性に対
する測度である。
【0051】環境問題及び実際的な理由のため、TAL
は水性媒体から被覆するのが好ましい。従って重合体は
ラテックスとして加えるのが好ましい。
【0052】好ましいラテックスは、スチレン、スチレ
ン−ブタジエン、スチレン−(メタ)アクリレート及び
n−ブチルアクリレート−メチルメタクリレート−アク
リロニトリルのラテックスである。これらのラテックス
は、ラテックスの安定性を改良する他の共単量体、例え
ばアクリル酸、メタクリル酸及びアクリルアミドを含有
できる。他の可能なラテックスには、ポリビニルアセテ
ート、ポリエチレン−ビニルアセテート、ポリアクリロ
ニトリル−ブタジエン−アクリル酸、ポリメチルメタク
リレート−ブチルメタクリレート、ポリメチルメタクリ
レート−エチルアクリレート、ポリスチレン−ブチルア
クリレート、ポリメチルメタクリレート−ブタジエン、
テレフタル酸−スルホイソフタル酸−エチレングリコー
ルのポリエステル、テレフタル酸−スルホイソフタル酸
−ヘキサンジオール−エチレングリコールのコポリエス
テルを含む。
【0053】TALに使用するための特に好適な重合体
はドイツ国のBayer AG によって市販されているBAY
STALポリマータイプがあり、これは40/60〜8
0/20の重量比でのスチレン−ブタジエン共重合体を
基本にしている。所望ならば、数重量%(約10%以
下)のアクリルアミド及び/又はアクリル酸を含有させ
ることができる。他の有用な重合体には、これもBayer
AG からのEUDERMポリマーがあり、これはn−ブ
チルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリロニ
トリル及び少量のメタクリル酸を含有する共重合体であ
る。
【0054】層形成又は層の性質を改良するため、TA
L中に各種の添加剤、例えば増粘剤、界面活性剤、レベ
リング剤、熱溶剤及び顔料を存在させることができる。
【0055】受容体層を積層し、前述した要件に応じな
ければならない熱接着層とは別に、材料は、層剥離工程
後、良い像品質を得るという観点で、例えば疎水性光重
合性組成物に対する接着を最良にするため、上方TAL
と疎水性光重合性組成物の間に置かれる一つ以上の補助
熱接着層を含有できる。この(これらの)他のTAL
は、上方TALに課せられる組成及び/又は物理的性質
とは異なる組成及び/又は物理的性質を有することがで
きる。この(これらの)層は、所望により可塑剤又は熱
溶剤の如き低分子添加剤と組合せた、1種の重合体又は
重合体の混合物を含有できる。混入できる他の成分に
は、ワックス、充填剤、重合体ビーズ、ガラスビーズ、
シリカ等を含む。
【0056】本発明において使用するのに好適な圧力接
着層(PAL)は、1種以上の感圧接着剤を含む。前記
感圧接着剤には、好ましくは粘着性エラストマー例えば
スチレン/イソプレンのブロック共重合体、スチレン/
ブタジエンゴム、ブチルゴム、イソブチレンとシリコー
ンの重合体がある。特に好ましいのは天然ゴム及びUS
−P3857731に記載されている如きアクリレート
共重合体である。使用する感圧接着剤は、未処理紙に適
用したとき、好ましくは1〜10N/cm幅、更に好ま
しくは2〜7N/cm幅の連続被覆(100%被覆)剥
離接着値を有する。
【0057】感圧接着剤を含む圧力接着層は結合剤を含
有できる。感圧接着剤と組合せて使用するのが好適な結
合剤には、感圧接着剤に対して不活性である、即ちそれ
らが感圧接着剤を化学的に侵害せず、又はそれらに対す
る溶剤として作用しない結合剤がある。かかる結合剤の
例には、ニトロセルロース、ウレタン、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコール等がある。
【0058】結合剤の量は、感圧接着剤が疎水性光重合
性組成物に有効に定着されるように選択すべきである。
好ましくは結合剤の量は、感圧接着剤に対して2.5重
量部未満、更に好ましくは0.6重量部未満である。
【0059】感圧接着剤を含有する圧力接着層は、粘着
付与剤例えばロジン石けん又はテルペンも含有できる。
【0060】圧力接着層を含む画像形成材料は、前記圧
力接着層の上に受容体材料も含有するのが好ましい。一
般に前記受容体材料は、前記圧力接着層に隣接する透明
層、例えば透明有機樹脂層である。
【0061】転写層の厚さは、積層/層剥離工程中接着
にとって重要である。好ましくは前記転写層の厚さは、
0.1〜30μmの間、更に好ましくは0.1〜15μ
mの間にある。
【0062】本発明による保護層は、下にある隣接層に
接着することができ、若し存在するならば転写層を上に
おいてある受容体層であることもできる。前記受容体層
は処理条件下で安定であるのが好ましい。使用する個々
の層には、透明有機樹脂例えばセルロースアセテート、
セルロースプロピオネート及びセルロースブチレートの
如きセルロースエステル、ポリビニルアセタール、ポリ
スチレン、ポリカーボネート又はポリビニルクロライド
がある。好ましい受容体層は、ポリエチレンテレフタレ
ートの如きポリエステルンのフィルム又はポリエチレン
もしくはポリプロピレンの如きポリ−α−オレフィンの
フィルムである。
【0063】本発明による受容体材料は、少なくとも一
つの受容体層を含む。使用する個々の層は、画像形成材
料の組成物の種類によって決まる。前記受容体層を、画
像形成材料にその露光前に適用するとき、それは前述し
た如き透明有機樹脂でなければならない。前記受容体層
を、露光に画像形成材料に適用するときには、好適な受
容体層は、紙;ポリ−α−オレフィン被覆紙;カードボ
ード;金属シート;箔及びメッシュ例えばアルミニウ
ム、銅、鋼、ブロンズ等の;透明有機樹脂;不透明発泡
もしくは顔料化ポリエステル;絹;木綿及びビスコース
レーヨン布帛又はスクリーンを含む。好ましい受容体層
は、PCT/EP 94/02063に記載されている
如き市場で入手しうる紙ブランド(このため上記特許は
引用してここに組入れる)及びポリエチレンテレフタレ
ートの如きポリエステルのフィルム又はポリエチレンも
しくはポリプロピレンの如きポリ−α−オレフィンのフ
ィルムである。
【0064】前記受容体材料は、更に薄い追加の層を含
有できる。かかる受容体材料の例には、薄い金属層を設
けた支持体例えば蒸着金属層を設けたポリエステル支持
体及び最も有用なポリエチレン被覆紙がある。受容体材
料は裏塗層の如き追加層も含有できる。
【0065】別の好ましい実施態様において、前記受容
体材料は、受容体層として、可撓性支持体に適用した接
着層を含む。好ましい接着層及び可撓性支持体は前述し
てある。
【0066】画像形成材料は、相互に層を被覆すること
により又は相互に層又は層パックを積層することにより
作ることができる。
【0067】実際的な実施態様において、画像形成材料
は、次の工程:本発明による平版アルミニウム基体の前
記親水性面上に、(i)少なくとも1種の単量体及び少
なくとも1種の重合体結合剤を含む疎水性光重合性組成
物及び(ii)所望によって下にある圧力接着層を有する
熱接着層を被覆する工程によって作る。
【0068】別の実際的な実施態様において、画像形成
材料は、受容体層上に又は受容体層上に被覆した圧力接
着層上に、熱接着層を有する前述した画像形成材料を積
層することによって作る。
【0069】更に別の実際的な実施態様において、画像
形成材料は次の工程: (1)本発明による平版アルミニウム基体の親水性面上
に、少なくとも1種の単量体及び少なくとも1種の重合
体結合剤を含む疎水性光重合性組成物を被覆し、(2)
光重合性組成物を有する上述した画像形成材料を、受容
体層上に又は受容体層上に被覆した圧力接着層又は熱接
着層上に積層する工程によって作る。
【0070】画像を得るための方法により、前述した如
き画像形成材料を、化学放射線に対し像に従って又は情
報に従って露光し、光重合性組成物をパターンに従って
硬化する。露光は、例えば紫外放射線を用いる接触露
光、カメラ露光、走査露光又はレーザー露光であること
ができる。露光工程を行うに当って使用する放射線源に
は、例えば太陽光、白熱電球、水銀蒸気ランプ、ハロゲ
ンランプ、キセノンランプ、蛍光灯、発光ダイオード、
レーザー、電子線、及びX線を含む。
【0071】前記露光のため、保護層は前記放射線に対
して透明でなければならないことは言うまでもない。
【0072】像に従った又は情報に従った露光に続い
て、(i)前記露光前又は後に受容体層に対して上方非
受容体層を有する前記画像形成材料を積層し、(ii)平
版アルミニウム基体の親水性面から前記受容体層を含む
受容体材料を剥離し、かくして前記疎水性光重合性組成
物をパターンに従って、そして所望によって下にある層
を、受容体材料に転写し、平版アルミニウム基体及び保
持された疎水性光重合性組成物からなる画像を露光させ
ることによって画像が得られる。
【0073】画像形成材料が圧力接着層を含まないとき
には、前記積層は、好ましくは40℃〜180℃の温
度、更に好ましくは65℃〜120℃の温度で加熱工程
により行う。前記加熱は、受容体層を画像形成材料の上
方非受容体層と接触状態にもたらす前、もたらす間又は
もたらした後で、画像形成材料及び受容体材料の何れか
又は両方に適用する。受容体材料として、異なる種類の
安価な無地紙を用いることができる。種々の物理的性質
を有する広い範囲の市販の紙を使用できる。
【0074】画像形成材料が圧力接着層を含むときに
は、前記積層は圧力工程を必要とする。前記圧力は、受
容体層が画像形成材料の上方非受容体層と接触状態にあ
る間に適用する。
【0075】画像形成材料及び受容体材料は、露光前に
接触状態にもたらすことができる。かかる実施態様にお
いて、受容体材料は光重合性組成物の露光のため使用す
る放射線に対して透明であることが必要である。
【0076】像に従った露光の前又は後で、全般的な露
光が画像形成材料に適用でき、これは高い感度をもたら
す。
【0077】平版印刷版を光及び/又は熱に対して全般
的に露光することは、その安定性を増強するために有利
であることがある。かかる方法は、画像形成材料がポジ
作用であるとき又は平版印刷版の耐掻傷性を改良するた
めに特に好ましい。
【0078】前記平版印刷版は、水で又は水性溶液で、
例えば湿ったスポンジで拭くことにより、非加熱水又は
水性溶液の噴霧で洗うことにより更にきれいにすること
ができる。
【0079】本発明による画像形成材料は、平版アルミ
ニウム基体の親水性面上に疎水性光重合性組成物を含有
することから、得られた画像は平版印刷版として使用で
きる。受容体材料への光重合性組成物のパターンに従っ
た転写は、油性又はグリース状インクで印刷するため使
用できる疎水性部分と親水性部の像に従った示差を生ぜ
しめる。疎水性部分は平版インクを受容でき、一方親水
性領域は、水で湿潤したとき、インクを受容しない。イ
ンクを受容する領域は印刷画像領域を形成し、撥インク
領域は背景領域を形成する。
【0080】画像形成材料は、例えば単量体と(熱可塑
性)重合体の間の疎水性光重合性組成物中での重量比に
よってポジ作用又はネガ作用の何れかであることができ
る。ネガ作用システムのためには、前記比は一般に1よ
り小である。ポジ作用システムのためには、前記比は一
般に2より大である。
【0081】本発明によるネガ作用画像形成材料におい
ては、化学放射線に対する像に従った露光は、化学放射
線の情報に従った分布に相当するパターンに従って光重
合性組成物を硬化する。情報に従った露光に続いて、
(i)前記露光の前又は後で受容体層に対して、上方非
受容体層を有する前記画像形成材料を積層し、(ii)平
版アルミニウム基体から前記受容体層を含む受容体材料
を剥離し、かくして疎水性光重合性組成物及び所望によ
って下にある層の非硬化部分又は不充分に硬化した部分
を受容体材料に転写し、平版アルミニウム基体の親水性
面及びバリヤー層の下にある部分と共に疎水性光重合性
組成物の保持された硬化した部分からなる画像を露出さ
せることによって画像が得られる。
【0082】本発明によるポジ作用画像形成材料におい
ては、化学放射線に対する情報に従った露光は、化学放
射線の情報に従った分布に相当するパターンに従って光
重合性組成物を硬化する。情報に従った露光に続いて、
(i)前記露光前又は後で前記画像形成材料をその上方
非受容体層で受容体層に対して積層し、(ii)前記受容
体層を含む受容体材料を平版アルミニウム基体の親水性
面から剥離し、かくして疎水性光重合性組成物の硬化し
た部分及び所望により下にある層を受容体材料に転写
し、平版アルミニウム基体の親水性面及びバリヤー層の
下にある部分と共に疎水性光重合性組成物の保持された
非硬化部分を露出させることによって画像が得られる。
【0083】本発明による別の好ましい実施態様におい
ては、本発明により作った親水性面を有する平版アルミ
ニウム基体及びそれに適用した疎水性光重合性組成を含
み、少なくとも一つの重合性エチレン性不飽和基を有す
る少なくとも1種の不飽和化合物、少なくとも1種の疎
水性熱可塑性重合体及び少なくとも1種の光開始剤を含
有するネガ作用感光性画像形成材料を提供し、この場合
前記疎水性光重合性組成物は、次の順序で(i)前記少
なくとも1種の不飽和化合物の少なくとも部分を含みか
つ平版アルミニウム基体の前記親水性面に隣接した重合
性層及び(ii)前記少なくとも1種の光開始剤及び前記
少なくとも1種の疎水性熱可塑性重合体の少なくとも部
分を含む、前記重合性層に隣接した疎水性感光性層を含
む。好ましくは感光性画像形成材料は、感光性の上に、
(i)下にある隣接層及び受容体層に接着できる転写層
及び(ii)下にある隣接層に接着でき、かつ若し存在す
るなら前記転写層の上にある受容体層からなる群から選
択した一つ以上の保護層を含む。更なる詳細はEP−A
95202725.8に与えられている、このためこれ
は引用してここに組入れる。
【0084】又EP−A95202725.8には、
(i)前述した如き画像形成材料を作り、(ii)前記画
像形成材料を化学放射線に対して像に従って又は情報に
従って露光し、(iii) 前記露光の前又は後で、受容体材
料又は層に前記画像形成材料をその感光性又は感熱性側
で積層し、そして(iv)平版アルミニウム基体の親水性
面から受容体材料を剥離し、かくして前記疎水性感光性
又は感熱性組成物をパターンに従って受容体材料又は層
に転写する工程を含む前記画像形成材料を用いて平版印
刷版を得る方法も提供されている。
【0085】更に別の好ましい実施態様において、本発
明により作った親水性面を有する平版アルミニウム基体
及びそれに適用した、疎水性重合体結合剤、光を熱に変
えることのできる化合物、及び前記化合物又は化合物の
混合物のための疎水性重合体結合剤の吸収容量を越える
量で存在する反応性化合物又は反応性化合物の混合物を
含む疎水性感熱性組成物を含む感熱性画像形成材料を提
供し、前記反応性化合物又は化合物の混合物は、感熱性
化合物の分解によって得られる試薬の影響の下に又は熱
の影響の下に反応性である。
【0086】本発明によれば、次の工程: (i)前述した如き画像形成材料を作り、(ii)前記画
像形成材料を化学放射線に対して像に従って又は情報に
従って露光し、(iii) 前記画像形成材料をその感光性又
は感熱性側で受容体材料又は層に対して、前記露光の前
又は後で積層し、(iv)平版アルミニウム基体の親水性
面から受容体材料を剥離し、かくして前記疎水性感光性
又は感熱性組成物をパターンに従って受容体材料又は層
に転写する工程を含む平版印刷版を得る方法も提供す
る。
【0087】更に別の好ましい実施態様において、
(1)ヒートモード記録組成物を本発明による平版アル
ミニウム基体の親水性面に積層してある間に、可撓性透
明支持体上に、疎水性熱融蝕性及び/又は転写性化合物
及びレーザービーム放射線を熱に変えることのできる物
質を含む記録組成物を含みヒートモード記録材料をレー
ザービームを用いて像に従って露光し、(2)前記ヒー
トモード記録材料を前記平版アルミニウム基体の親水性
面から分離する工程を含む湿式処理を必要としない平版
印刷版を得る方法を提供する。
【0088】前記ヒートモード記録材料は、照射の時点
で、ヒートモード記録材料が平版アルミニウム基体の親
水性面に積層されている限り、プリンターによって組立
てることができ或いは工場で平版アルミニウム基体と組
立てることができる。
【0089】下記実施例は本発明を示すが、発明をこれ
らに限定するものではない。
【0090】実施例 1 平版アルミニウム基体の親水性面の製造
【0091】電気化学的に粒子化し、陽極酸化したアル
ミニウムシート(KALLE type7722から得た。
0.15mm)を脱イオン水中で90℃で30秒間封止
した。次に前記封止したアルミニウムシートをケイ酸ナ
トリウム(重量比SiO2/Na2 O=3.17)の
2.5重量%水性溶液中で、90℃で5分間処理した。
その後前記処理したアルミニウムシートを20℃の脱イ
オン水で120秒間洗った。この方法で前記アルミニウ
ムシート上に不溶性親水性疎有機性層が形成された。こ
れは平版アルミニウム基体の親水性面を構成する。
【0092】画像形成材料の製造 平版アルミニウム基体の上記の得られた親水性面上に、
1.0重量%のSARTOMER 399(CRAY
VALLEYからのジペンタエリスリトールペンタアク
リレート)、7.32重量%のTONER RESIN
OT 5154(DEGUSSAからのスチレン−ブ
チルメタクリレート共重合体、0.27%の青色染料
(C.I.61551)、0.66重量%のオルソ−ク
ロロヘキサアリールビスイミダゾール、0.24重量%
のミヒラーケトン及び0.07重量%のメルカプトベン
ゾオキサゾールのメチル−エチルケトン中の溶液からな
る感光性組成物を被覆した。混合物は30μmの湿潤被
覆厚さに被覆した。
【0093】上記の得られた画像形成材料を、 Baystal
P2000(ドイツ国の BayerAGからの)の20重量
%水性分散液からなる溶液で上塗被覆した。 Baystal
P2000は、34℃のガラス転移温度( Dupont Co.
の1090 Thermolyzerで測定した)、13420ポ
アズより大なる溶融粘度及び3.54の(tg δ)-1
値に相当する弾性(後者の二つの性質は、英国のRheome
trics Co.の viscoelastic melt tester で120℃
で測定した)を有するスチレン、ブタジエン及びアクリ
ル酸を含有する共重合体である、湿潤厚さは30g/m
2 にした。
【0094】次に画像形成材料の上に、面対面接触で、
スクリーン1cmについて60本の線を有し、微細なポ
ジ線とネガ線を有する試験ターゲットを置き、画像形成
材料をそれを通して紫外放射線に対して露光した。
【0095】次に露光した画像形成材料を、下塗したポ
リエチレンテレフタレート支持体(シリカとゼラチンを
含有する上方下塗層を有する)である受容体材料と面対
面接触で置いた。
【0096】接触している材料を、90℃でかつ0.3
m/分の速度でロール積層装置を通して運んだ、そして
材料を剥離し、これによって感光性層の非露光部分を除
去し、露光領域を平版アルミニウム基体上に残した、従
ってネガ作用システムであった。
【0097】15μmの線に対する線再生を有する良好
な画像が得られた。
【0098】親水性基体上に得られた画像は、普通に使
用されるインク及び湿し水を用いて従来のオフセット印
刷機で印刷するために使用できた。この試料で良好なコ
ピーが得られた。
【0099】実施例 2 封止/シリケート処理の効果を証するため、アルミニウ
ムシートを封止せず、ケイ酸ナトリウムで処理しなかっ
たこと以外は実施例1に記載した如くして比較画像形成
材料を作った。
【0100】露光し、積層し、そして層剥離した後、露
光領域のみならず非露光領域が平版アルミニウムシート
上に残り、画像形成をもたらさなかった。
【0101】実施例 3 封止処理の効果を証するため、ケイ酸ナトリウム処理に
先立つ封止工程を省略したこと以外は実施例1に記載し
た如くして比較画像形成材料を作った。
【0102】露光し、積層し、層剥離した後、露光領域
のみならず非露光領域が除去され、画像形成をもたらさ
なかった。
【0103】実施例 4 シリケート処理の効果を証するため、ケイ酸ナトリウム
処理を除いたこと以外は実施例1に記載した如くして比
較画像形成材料を作った。
【0104】露光し、積層し、層剥離した後、露光領域
のみならず非露光領域が平版アルミニウムシート上に残
り、像形成をもたらさなかった。
【0105】実施例 5 カーボンブラック分散液(CBD−1)の製造 ボールミル中で900gのメチルエチルケトン中に60
gのPLIOTONE3015(GOODYEARから
のビニルトルエン−ブタジエン共重合体)を溶解し、4
0gのCORAX L6(DEGUSSAからのカーボ
ン顔料)及び0.5gのSOLSPERSE 2400
0 GR(ZENECA RESINSからの分散助
剤)を加えてカーボンブラック分散液を作った。72時
間混練後分散液を使用に供した。
【0106】画像形成材料の製造 実施例1に記載した如くして作った粒子化し、陽極酸化
し、封止したアルミニウム箔上に、カーボンブラック分
散液CBD−Iの85gに、メチルエチルケトン中のA
IBN(AKZOからの2,2′−アゾビスイソブチロ
ニトリル)の10重量%溶液5g及びメチルエチルケト
ン中のSARTOMER 399(CRAY VALL
EYからのジペンタエリスリトールペンタアクリレー
ト)の10重量%溶液10gを加えて作った感熱性組成
物を被覆した。混合物は20μmの湿潤被覆厚さに被覆
した。
【0107】上述した如く作った画像形成材料を Bayst
al P2000(ドイツ国のBayerAG からの)の20重
量%の水性分散液からなる溶液で上塗被覆した、 Bayst
alP2000は、34℃のガラス転移温度( Dupont C
o.の1090 Thermolyzer で測定した)、13420
ポアズ以上の溶融粘度及び3.54の(tg δ)-1
に相当する弾性(この最後二つの性質は120℃で、英
国のRheometricsCo.の viscoelastic melt tester で
測定した)を有するスチレン、ブタジエン及びアクリル
酸を含有する共重合体である、湿潤被覆厚さは30g/
2 にした。
【0108】画像形成材料を、8.8m/秒の速度でN
DYLFレーザーで露光した。出力は0.29Wから
0.80Wまで変化させた。1/e2 でのレーザービー
ムのスポットの大きさは、14.9μmを生じた。単一
走査線が画像形成された。
【0109】露光した画像形成材料を、下塗したポリエ
チレンテレフタレート支持体(ゼラチンとシリカを含有
する上方塗装を有する)である受容体材料と面対面接触
に置いた。接触している材料を、90℃で0.3m/分
の速度でロール積層装置を通して運んだ、そして材料を
剥離した、これによって感熱層部分の非露光部分が除去
され、露光領域は平版アルミニウム基体の親水性面上に
残った。
【0110】良好な画像が得られた。親水性基体上の得
られた画像は、普通に使用されるインク及び湿し水を用
いて従来のオフセット印刷機で印刷するために使用でき
た。良好なコピーがこの試料で得られた。
【0111】実施例 6 封止/シリケート処理の効果を証するため、アルミニウ
ムシートを封止せずケイ酸ナトリウムで処理しなかった
こと以外は実施例5に記載した如く比較画像形成材料を
作った。
【0112】露光し、積層し、層剥離した後、露光領域
のみならず非露光領域は平版アルミニウムシート上に残
り、画像形成を生じなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/09 501 G03F 7/09 501 7/34 7/34 (72)発明者 ジョン・ヴルメールシュ ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム箔の側を粗面化し、陽極酸
    化し、アルミニウム箔の前記側を70℃〜100℃の温
    度範囲内の熱水で少なくとも5秒間封止し、アルミニウ
    ム箔の前記側を水洗する工程を含むアルミニウム平版基
    体の親水性面を製造する方法において、前記熱水処理と
    前記水洗の間に、アルミニウム箔の前記側を、70℃〜
    100℃の温度範囲内の水性シリケート溶液で少なくと
    も5秒間処理することを特徴とするアルミニウム平版基
    体の親水性面を製造する方法。
  2. 【請求項2】 前記アルミニウム箔を、80℃〜95℃
    の温度範囲内の水性シリケート溶液で処理することを特
    徴とする請求項1のアルミニウム平版基体の親水性面を
    製造する方法。
  3. 【請求項3】 前記アルミニウム箔を、10秒〜600
    秒の時間水性シリケート溶液で処理することを特徴とす
    る請求項1又は2のアルミニウム平版基体の親水性面を
    製造する方法。
  4. 【請求項4】 前記水性シリケート溶液中のシリケート
    化合物の量が、0.5重量%〜10重量%であることを
    特徴とする請求項1〜3の何れか1項のアルミニウム平
    版基体の親水性面を製造する方法。
  5. 【請求項5】 前記陽極酸化したアルミニウム箔を、8
    5℃〜95℃の温度範囲内の熱脱イオン水で封止するこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れか1項のアルミニウ
    ム平版基体の親水性面を製造する方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか1項の方法により
    作った親水性面を有する平版アルミニウム基体及びそれ
    に適用した疎水性感光性又は感熱性組成物を含むことを
    特徴とする画像形成材料。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5の何れか1項の方法により
    作った親水性面を有する平版アルミニウム基体及びそれ
    に適用した、少なくとも1種の単量体、少なくとも1種
    の重合体結合剤及び少なくとも1種の光開始剤を含む疎
    水性光重合性組成物、及び前記光重合性組成物の上の一
    つ以上の透明保護層を含み、それらの層の一つが、
    (1)下にある隣接層及び受容体層に接着できる転写
    層、(2)及び下にある隣接層に接着でき、若し存在す
    るときには上にある前記転写層である受容体層からなる
    群から選択した上層であることを特徴とする画像形成材
    料。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5の何れか1項の方法により
    作った親水性面を有する平版アルミニウム基体及びそれ
    に適用した、少なくとも一つの重合性エチレン性不飽和
    基を有する少なくとも1種の不飽和化合物、少なくとも
    1種の疎水性熱可塑性重合体及び少なくとも1種の光開
    始剤を含有する疎水性光重合性組成物を含む画像形成材
    料であり、前記疎水性光重合性組成物が、次の順序で、
    平版アルミニウム基体の前記親水性面に隣接し、前記少
    なくとも1種の不飽和化合物の少なくとも部分を含む重
    合性層及び前記少なくとも1種の疎水性熱可塑性重合体
    及び前記少なくとも1種の光開始剤の少なくとも部分を
    含む前記重合性層に隣接した疎水性感光性層を含むこと
    を特徴とする画像形成材料。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5の何れか1項の方法により
    作った親水性面を有する平版アルミニウム基体及びそれ
    に適用した、疎水性重合体結合剤、光を熱に変えること
    ができる化合物、及び前記化合物又は化合物の混合物に
    対する疎水性重合体結合剤の吸収容量を越える量で存在
    する反応性化合物又は反応性化合物の混合物を含む疎水
    性感熱性組成物を含む画像形成材料であり、前記反応性
    化合物又は反応性化合物の混合物が、熱の影響下又は感
    熱性化合物の分解によって得られる試薬の影響下に反応
    性であることを特徴とする画像形成材料。
  10. 【請求項10】 (i)請求項6〜9の何れか1項の画
    像形成材料を像に従って又は情報に従って露光し、 (ii)画像形成材料を、その感光性又は感熱性側で、前
    記露光前又は後に受容体材料又は層に積層し、 (iii) 平版アルミニウム基体の親水性面から受容体材料
    又は層を剥離し、かくして前記疎水性組成物を受容体材
    料又は層に転写する工程を含むことを特徴とする平版印
    刷版を得る方法。
  11. 【請求項11】 (i)請求項1〜5の何れか1項の平
    版アルミニウム基体の親水性面に前記ヒートモード記録
    組成物が積層されている間に、レーザービーム放射線を
    熱に変換できる物質及び疎水性熱融蝕性及び/又は転写
    性化合物を含む記録組成物を可撓性透明支持体上に含む
    ヒートモード記録材料をレーザービームを用いて像に従
    って露光し、 (ii)前記ヒートモード記録材料を、前記平版アルミニ
    ウム基体の親水性面から分離する工程を含むことを特徴
    とする平版印刷版を得る方法。
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