JPH081580U - 薬草剤温熱プラスター - Google Patents

薬草剤温熱プラスター

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JPH081580U
JPH081580U JP3835691U JP3835691U JPH081580U JP H081580 U JPH081580 U JP H081580U JP 3835691 U JP3835691 U JP 3835691U JP 3835691 U JP3835691 U JP 3835691U JP H081580 U JPH081580 U JP H081580U
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JP
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herbicide
plaster
adhesive
layer
heat
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JP3835691U
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Inventor
康郎 倉富
Original Assignee
合名会社釜屋商店
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 化学発熱剤からなる発熱体の発熱制約反対面
に薬草剤プラスターを貼設し、薬草剤プラスターの粘着
薬草剤層面を人体の患部皮膚面に貼着し、発熱体から発
する温熱効果と薬草剤の薬効作用更には、温熱による薬
効の促進をうながす医療用具を提供するものである。 【構成】 化学発熱剤からなる発熱体と薬草剤プラスタ
ーの組合せでなり、発熱体の発熱制約反対面に粘着剤層
を設けたもの或は、薬草剤プラスターの面部に粘着剤層
と粘着薬草剤層を設け、前記発熱体の発熱制約反対面に
薬草剤プラスターを貼設し、薬草剤プラスターの粘着薬
草剤層面を以つて人体の患部皮膚面に具体全体を貼用
し、諸疾患の治療緩解を行う事を特徴とするものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
目的の部 本考案は、医療用具に属する薬草剤と酸化鉄を主剤とした発熱体からなる薬草 剤温熱プラスターに関するものである。 発熱体の熱エネルギーと薬草剤から形成された薬草剤プラスターを併用し、其 の相剰効果が期待され得もので、人体の諸疾患部に当る皮膚面に貼用し、運動神 経・知覚神経、精神作用系の諸病の治療・緩解等の促進をうながす薬草剤温熱プ ラスターを提供する事を其の目的とするものである。 発熱体は、金属酸化物に属する酸化鉄を主成分とする発熱剤が適応する。 この発熱性組成物は、例えば、鉄粉52%・活性炭15%・繊維素14%・塩 素3%・水分15%等が配合組成され、これ等の適当量が包体壁に空気中の酸素 の供給が制約された通気構造を有する遍平状の袋体に収容された化学発熱組成物 である。以下、前記の発熱組成物を発熱体と呼称する。 この発熱体は、使い捨てカイロとして人体の所望の部位に近在せしめて使用さ れ、保温用が主たる目的で利用されている。 本考案になる発熱体は、人体の患部に当る皮膚面に直接的に貼用されるもので あるから、皮膚面と具体との貼着面間の体感温度が45℃以下にさるべきも、通 常、好適な温度は、40℃前後の温熱に設定された発熱体が使用される。 然して、この発熱体は、発熱時に8ミクロン以上の遠赤外線を放射する。 遠赤外線は、適正な照射により動植物類に対し未確認事由も存在するが、特有 作用があり、体内水分子、細肪組織を活性化する。熱吸収物体に対し熱深達性に 優れている。 体内に熱エネルギーを供給する有効な温熱効果を有し、薬草剤プラスターと併 用する事により、薬草剤による薬効成分の体内作用を促進し、薬効が速効的に増 大する。 薬草剤は、例えばビワバ・ヨモギ・モグサ・ニンニク・アシタバ・センブリ・ ドクダミ・朝鮮人参等があり、これ等の微細繊維、微粉末、抽出エキス等がプラ スターの基布面に添着剤状、塗着剤状に薬草剤層を形成し薬草剤プラスターを形 成するものである。 また、前記の薬草剤が複合体に薬草剤層を形成すれば有意義である。 以上の事から、本考案においては、発熱体から放熱される遠赤外線を含む赤外 線光熱の温熱効果と薬草剤プラスターの薬効効果の相剰作用が利用された薬草剤 温熱プラスターを提供する事を其の目的とするものである。 構成の部 次に、本考案になる実施例を図面に従つて説明する。 第1図の斜視図において、1は前記した発熱剤の適量が収容された発熱体、該 発熱体1の包体壁に通気性構造部2が形成され、発熱体1の最高の源発熱温度は 、55〜60℃に制約された遍平状の発熱体1が形成されている。 第2図の部分展開斜視図、第3図、第4図並びに第5図の部分展開切断面図は 、何れも、薬草剤プラスターの実施態様を示したものである。 第2図において、3は薬草剤プラスター、該薬草剤プラスター3は、基布4の 一面に不乾性粘着剤層5が他面には粘着薬草剤層6が形成され、その各々の層面 に剥離板7と7’貼付されている。 薬草剤温熱プラスターとして使用する場合、発熱体1を発熱状態にし、発熱体 1の発熱放熱反対面に薬草剤プラスター3の不乾性粘着剤層側5の剥離板7を剥 脱し、露出した粘着剤層面を以つて堅固に貼設し、然る後、粘着薬草剤層側6の 剥離板7’を剥脱し、露出した粘着薬草剤層面を以つて具体を患部皮膚面に貼用 する。 第3図において、3は薬草剤プラスター、該薬草剤プラスター3において、4 は薬草剤プラスターの基布、該基布4の両面に粘着薬草剤層6と6’が形成され 、其の各々の層面に剥離板7と7’が貼付された薬草剤プラスター3が形成され ている。 薬草剤温熱プラスターとして使用する場合、発熱体1を発熱状態にし、発熱体 1の発熱放熱面の反対面に薬草剤プラスター3の何れかの剥離板7を剥脱し、露 出した粘着薬草剤層面を以つて堅固に着設し、然る後、他の剥離板7を剥脱し、 露出した粘着薬草剤層面を以つて具体を体部の患部皮膚面に貼用する。 第4図において、3は薬草剤プラスター、該薬草剤プラスター3において、4 は薬草剤プラスターの基布、該基布4の一面に粘着薬草剤層面6が形成され、そ の反対面に、両面に不乾性粘着剤層8が形成された綿不織布9が着接され、前記 粘着薬草剤層面と綿不織布9の粘着剤層の露出面にそれぞれ剥離板7と7’が貼 付された薬草剤プラスター3が形成されている。前記綿不織布に替え通気性のテ トロン不織布、ナイロン不織布等が用いられるが特に、綿不織布は貼用感・熱緩 衝・吸汗性・剥脱性に優れている。 薬草剤温熱プラスターとして使用される場合、発熱体1を発熱状態にし、発熱 体1の発熱放熱面の反対面に粘着薬草剤層面6の剥離板7を剥脱し、露出した粘 着剤層面を以つて堅固に着設し、然る後、綿不織布側9の剥離板7’を剥脱し、 露出した粘着剤層面を以つて具体を体部の患部皮膚面に貼用する。 この場合、薬草剤の薬理作用は、綿不織布9と発汗水分を介して皮膚面から体 部に作用する。且つ、綿不織布が皮膚面に柔軟に貼用する事が出来て熱線の深達 性、具体の剥脱性がよい。更には、発汗水分が綿不織布に浸潤し、熱緩衝効果を 得て熱感が良く、粘着薬草剤層が直接した場合よりは粘着かぶれ、低温火傷現象 等の発生を予防する等の利点を有する。 第5図において、3は薬草剤プラスター、該薬草プラスターにおいて、4は薬 草剤プラスターの基布、該基布4の片面に粘着薬草剤層6が形成され、該層面に 剥離板7が貼付された薬草剤プラスター3が形成されている。 薬草剤温熱プラスターとして使用される場合、薬草剤プラスターの基布4の露 出面に粘着剤層が無い事から、この薬草剤プラスター3は、発熱体1に貼設する 事が出来ない。依つて、発熱体1の発熱放熱面の反対面に第6図と第7図の側面 図に示すように、粘着剤層と剥離板からなる粘着剤層10が形成された発熱体1 の構成がなされなければならない。発熱体1の剥離板7を剥脱し、露出した粘着 剤層面に薬草剤プラスター3の基布無地面を以つて堅固に薬草剤プラスター3を 貼設し、然る後、薬草剤プラスター3の剥離板7を剥脱し、露出した粘着薬草剤 層面を以つて体部の患部皮膚面に貼用する。前記実施例に記載した薬草剤プラス ターもこの実施例に適応する。 前記薬草剤プラスターの薬草剤の構成は、前記薬草剤に就いて記述した何れか から選択さる。前記各実施例における基布は、可とう性の素材であれば何れの適 応素材が選択されてもよく、一般的には、綿布、合成樹脂フイルム等が用いられ ろ。 発熱体1と薬草剤プラスター3は、何れも機能しないように酸素バリヤ製の包 体に一対宛密封包蔵されるものである。 効果の部 以下、本考案になる実施例の作用・効果に就き記述すれば、実施例が前記の如 く構成されたものであるから、第2図に示す実施例では、使用に際し、外装包体 (図示省略)を破棄し、包体に収蔵されている発熱体1を取り出し、発熱状態に し、該発熱体1の発熱放熱面の反対面に薬草剤プラスター3の粘着剤層側5の剥 離板7を剥脱し、その粘着剤層の露出面を以つて堅固に貼設し、次に、薬草剤プ ラスター3の粘着薬草剤層面6の剥離板7’を剥脱し、露出した粘着薬草剤層面 を以つて人体の患部皮膚面に具体を貼着する。他の実施例においても薬草剤プラ スター3の粘着薬草剤層は発熱体1の外側に向けて貼用される事は当然なる事で ある。 包体の開封後は、空気中の酸素の存在により発熱体1が発熱を開始しているが 人体の患部皮膚面に貼用された後は、体温の誘導熱により速やかに体感温度の制 約温度が昇温する。 具体例として、包体内に発熱剤20gが収容された発熱体1は、予め、最高の 発熱源温度が60℃に設定され、その発熱継続時間は6〜7時間に亘る。発熱体 1から放熱される患部皮膚面の体感温度は、包体壁、薬草剤プラスター等により 熱緩衝されると共に、体内熱調整により、貼用時の温度環境に左右される事も少 くほぼ40℃程度の好適な体感温度を受熱する。 この発熱体1から放熱される赤外線は、長波長域に属する遠赤外線が放射され る事から、皮膚面から体内に温熱が深達し、熱エネルギー供給による温熱効果に 優れ、また、この温熱により、薬草剤プラスターから薬草剤の薬効成分が体部に 敏速に作用し、薬効が促進する。即ち、遠赤外線温熱の特有の温熱効果と薬草剤 の薬効成分の促進された薬効の相剰作用により、諸疾患の治療緩解が行われるも のである。 本考案の実施例の構成において一部作用効果を記述したが、これを補筆すれば 、薬草剤プラスターの表裏共に剥離板の貼付により粘着剤層が露出せず取り扱い が至極便利であり、粘着剤の老化を防止している。 包体壁、基布、薬草剤層等の介装材等により、発熱体から放射する熱線が熱緩 衝される。 皮膚面に貼用された具体の粘着剤層が温熱により程良く乾燥し、皮膚面からの 具体の剥脱性が良好である。 温熱による発汗水分も剥脱性を助長する。 人体は、熱吸収体であり熱放射体でもある事から、発熱体の発熱源温度が60 ℃程度に設定されていても、薬草剤温熱プラスターの貼着部位の体感温度は、異 状の環境下で無い限り設定された体感温度以上に昇温する事無く熱線放射による 危険を伴う事なく、低温火傷等の皮膚面の損傷が無い。 この事は、発熱体の源発生温度によつて体感温度が決定づけられる。 以上に記述したように、本考案になる薬草剤温熱プラスターは、治験例で豊富 な欠点の排除と優れた治療効果を得たが、薬事法に記載され得る効能・効果を越 える諸病の治療緩解に特段の有用性が存在するものである。
【提出日】平成3年9月3日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、医療用具に属する薬草剤と酸化鉄を主剤とした発熱体からなる薬草 剤温熱プラスターに関するものである。 発熱体の熱エネルギーと薬草剤プラスターの薬効作用が併用され、其の相剰が 期待されるものである。人体の諸疾患部に当る皮膚面に貼用し、運動神経、知覚 神経、精神作用系の諸病の治療緩解の促進をうながす薬草剤温熱プラスタを提供 する事を目的とする。
【0002】
【従来の技術】
従来、化学発熱剤が利用された温灸具が存在する。酸化鉄を主成分とした温灸 器或は、発熱剤ともぐさを混合組成した温灸器又は、発熱剤を収容した発熱体の 面部に接しもぐさを積層した温灸器該温灸器の外側面に粘着剤層を形成し、人体 の患部皮膚面に貼用する温灸具等が市販されている。
【0003】 これ等の欠点は、もぐさ板の着設介在により製品に厚昧が増大し、皮膚面に密 着対応が困難であつたり、商品体栽を損う欠点があつた。更には、製品化課程に おいて、発熱体、もぐさ板、粘着層等の積層手段が困難な熱融着又は、粘着剤に よる粘着積層による事から量産化に不向きで然かも製造費用の高騰等の欠点が生 じた。
【0004】 依つて、本考案における発熱体は、金属酸化物に属する酸化鉄を主成分とする 発熱剤が適応する。この発熱組成物は、例えば、鉄粉52%、活性炭15%、繊 維素14%、塩素物3%、水分15%等が配合組成され、これ等の適当量が包体 壁に空気中の酸素の供給が制約された通気構造部を有する偏平状の袋体に収容さ れた化学発熱性組成物である。以下、前記発熱性組成物を単に、発熱体と呼称す る。この発熱体は、使い捨てカイロとして人体の所望の部位に近在せしめて使用 され、主たる目的で利用されている発熱体である。
【0005】 本考案における発熱体は、人体の患部に当る皮膚面に直接的に貼用されるも のであるから、皮膚面と具体との貼着面間の体感温度が40%から42%程度の 好適な温度に設定された発熱体が使用される。 然して、この発熱体は、発熱時に8ミクロン以上の遠赤外線光熱を放射する。 遠赤外線は、適正な照射により、未確認事由も存在するが動植物類に対し遠赤外 線特有の有効作用があり、体内水分子、細肪組織を活性化する。熱吸収物体に対 し熱深達性に優れている。体内に熱エネルギーを供給する有効な温熱効果を有し 、薬草剤プラスターと併用する事により、薬草剤の薬効成分の体内作用を促進し 、薬効が速効的に増大する。
【0006】 薬草剤は、例えば、ビワバ、ヨモギ、モグサ、ニンニク、アシタバ、センプリ 、ドクダミ、朝鮮人参等があり、これ等の微細繊維、微粉未、抽出エキス等がプ ラスターの基布面に不乾性粘着剤と共に塗着剤状、浸潤剤状又は、添着剤状に薬 草剤層を形成し、薄板状の薬草剤プラスター形成する。また、前記の薬草剤を複 合し疾患に適応する薬草剤層を形成すれば有意義である。 以上の事から、本考案においては、発熱体から放熱される遠赤外線を含む赤外 光熱の温熱効果と薬草剤プラスターの薬効効果の相剰作用が利用された薬草剤温 熱プラスターを提供するものである。
【0007】
【作用】
薬草剤プラスターの粘着剤層面の剥離板を剥脱し、露出した粘着剤層面を以つ て発熱体の発熱制約面の反対面に薬草プラスターを堅固に貼設する。次に、薬草 剤プラスターの粘着薬草剤層面の剥離板を剥脱し、露出した粘着薬草剤層面を以 つて臭体全体を人体の患部皮膚面に貼着する。貼着により、発熱体から放熱され る温熱が体部を与熱する。温熱の加温により薬草剤の薬効成分が薫蒸促進し貼用 患部から体内作用が行われる。然かも、薬草剤プラスターが薄いフイルム状に発 熱体の面部に貼設されて居る事から、体部部位に対応して密着貼用する事が出来 る。
【0008】
【実施例】
次に、本考案になる実施例を図面に従って説明する。 第1図の斜視図において、1は発熱剤の適量が収容された発熱体、該発熱体1 の包体壁に通気構造部2が形成され、発熱体1の源発熱温度は55〜60℃に制 約された偏平状の発熱体1が形成されている。
【0009】 第2図の部分展開斜視図、第3図、第4図並びに第5図の部分展開切断面図は 、何れも、薬草剤プラスターの実施態様を示したものである。第2図において、 3は薬草剤プラスター、該薬草剤プラスター3は、基布4の一面に不乾性粘着剤 層5が他面には粘着薬草剤層6が形成され、その各々の層面に剥離板7と7’が 貼付されている。
【0010】 薬草剤温熱プラスターとして使用する場合、発熱体1を発熱状態にし、発熱体 1の発熱制約面の反対面に薬草剤プラスター3の不乾性粘着剤層側5の剥離板7 を剥脱し、露出した粘着剤層面を以つて堅固に貼設し、然る後、粘着薬草剤層側 6の剥離板7’を剥脱し、露出した粘着薬草剤層面を以つて具体を患部皮膚面に 貼用する。
【0011】 第3図において、3は薬草剤プラスター、該薬草剤プラスター3において、4 薬草剤プラスターの基布、該基布4の両面に粘着薬草剤層6と6’が形成され、 其の各々の層面に剥離板7と7が貼付された薬草剤プラスター3が形成されたも のである。
【0012】 薬草剤温熱プラスターとして使用される場合、発熱体1を発熱状態にし、発熱 体1の発熱制約面の反対面に薬草剤プラスター3の何れか一方の剥離板7を剥脱 し、露出した粘着薬草剤層面を以つて堅固に貼設し、然る後、他の剥離板7を剥 脱し、露出した粘着薬草剤層面を以つて具体を体部の患部皮膚面に貼用する。
【0013】 第4図において、3は薬草剤プラスター、該薬草剤プラスター3において、4 は薬草剤プラスターの基布、該基布4の一面に粘着薬草剤層6が形成され、その 反対面に、両面に不乾性粘着剤層8が形成された綿不織布9が着接され、前記粘 着薬草剤層面と綿不織布9の粘着剤層の露出面にそれぞれ剥離板7と7’が貼付 された薬草剤プラスター3が形成されたものである。前記綿不織布に替え通気性 のナイロン不織布、テトロン不織布が用いられるが特に、綿不織布の場合は、貼 用感、熱緩衝、吸汗性、皮膚面からの具体の剥脱性等に優れている。
【0014】 薬草剤温熱プラスターとして使用する場合、発熱体1を発熱状態にし、発熱体 1の発熱制約面の反対面に粘着薬草剤層側6の剥離板7を剥脱し、露出した粘着 剤層面を以つて堅固に着設し、然る後、綿不織側9の剥離板7’を剥脱し、露出 し粘着剤層面を以つて具体を患部皮膚面に貼用する。この場合、薬草剤の薬理作 用は、綿不織布と発汗水分を介して皮膚面から体内に作用する。且つ、綿不織布 が皮膚面に柔軟に直接して貼用され、熱線の体内深達性がよい。更には、発汗水 分が綿不織布に浸潤し、熱緩衝効果を得て受熱感がよく、低温火傷現象が発生し にくい等の利点がある。
【0015】 第5図において、3は薬草剤プラスター、該薬草剤プラスター3において、4 は薬草剤プラスターの基布、該基布4の一面に粘着薬草剤層6が形成され、該層 面に剥離板7が貼付された薬層剤プラスター3が形成されたものである。
【0016】 薬草剤温熱プラスターとして使用される場合、薬草剤プラスター3の基布4の 露出面に粘着剤層が形成されていない事からこの薬草剤プラスター3は、発熱体 1の面部に貼設する事が出来ない。依つて、発熱体1の発熱制約面の反対面に第 6図と第7図の側面図に示すように、粘着剤層と剥離板からなる粘着剤層10が 形成された発熱体1の構成が必要である。発熱体1に形成された粘着剤層の剥離 板7を剥脱し、露出した粘着剤層面に薬草剤プラスター3の基布4の露出無地面 を以つて堅固に発熱体1面に薬草剤プラスターを貼設し、然る後、薬草剤プラス ター3の剥離板7を剥脱し、露出した粘着薬草剤層面を以つて体部の患部皮膚面 に貼用する。前記実施例に記載した薬草剤プラスターもこの実施例に適応する。
【0017】 第8図は、本考案になる薬草剤プラスターの用法を示す斜視図である。薬草剤 プラスター3の剥離板7を剥脱し、露出した粘着薬草剤層面を以つて発熱体1の 発熱制約面の反対面に粘着薬草剤層側6の剥離板7を剥脱し、露出した粘着薬草 剤層面6を以つて体部の患部皮膚面に具体を貼用する。
【0018】 前記薬草剤プラスターの薬草剤の構成は、前記したように薬草剤の単体又は、 複合体でなり、基布面に塗着剤状、浸潤剤状又は、添着剤状に形成され、剥離板 と共に薄板状を呈する。基布は、織布、合成樹脂フイルム等が用いられる。然し て何れも機能しないように酸素バリヤ製の外装袋体に密封包蔵される。
【0019】
【考案の効果】
以下、本考案の実施例の作用効果を記述すれば、実施例が前記の如き構成にな るものであるから、第2図に示す実施例では、使用に際し、外装袋体(図示は省 略)を破棄し、包体に収蔵されている発熱体1を取り出し、発熱状態にし、該発 熱体1の発熱制約面の反対面に薬草剤プラスター3の粘着剤層側5の剥離板7を 剥脱し、その粘着剤層の露出面を以つて堅固に貼設し、次に、薬草剤プラスター 3の粘着薬草剤層側6の剥離板7’を剥脱し、露出した粘着薬草剤層面を以つて 体部の患部皮膚面に具体全体を貼着する。他の実施例においても薬草剤プラスタ ー3の粘着薬草剤層は、発熱体1の外側に向けて貼用される事は当然なる用法で ある。 包体の開封後は、空気中の酸素の存在により発熱体1が発熱を開始しているが 人体の患部皮膚面に貼用された後は、体温の誘導熱により速やかに体感温度の制 約温度に昇温する。
【0020】 実験例として、包体に発熱剤20gが収容された発熱体1は、予め、最高の発 熱源温度が60℃に設定され、その発熱継続時間は5〜6時間に亘る。発熱体1 から放熱される患部皮膚面の体感温度は、包体壁、薬草剤プラスター等により熱 緩衝されると共に、体内の熱調整により、貼用時の温度環境に左右される事なく ほぼ40〜41℃の好適な体感温度が推移する。この発熱体1から放熱される赤 外線温熱は、長波長境に属する遠赤外線が放射される事から、皮膚面より体内に 温熱が深達し、熱エネルギーの継続供給による温熱効果に優れ、またこの温熱に より薬草剤プラスターから薬草剤の薬効成分が体部敏速に作用し、薬効が促進す る。即ち、遠赤外線温熱特有の温熱効果と薬草剤の薬効成分の促進された薬効の 相剰作用により、諸疾患の治療緩解を行う事が出来る。
【0021】 本考案の実施例の構成において、一部作用効果を記載したが、これを補筆すれ ば、薬草剤プラスターの表裏共に剥離板の貼付により、粘着剤層が露出する事無 く、取り扱いが至便であり、粘着剤の劣化を防止する。包体壁、基布、薬草剤層 、粘着剤層等の介装資材により発熱体から放熱される熱線が熱緩衝される。発熱 体と薬草剤プラスターとの併用が簡便である。この種用具においては、製造費用 が最低で一般に廉価な商品として提供する事が出来る。
【0022】 人体は、熱吸収体であり熱放射体でもある事から、発熱体の発熱源温度が60 ℃程度に設定されていても薬草剤温熱プラスターの貼着部位の体感温度は、異状 な環境下でない限り設定された体感温度以上に昇温する事無く、熱による危険が ない。 以上に記述したように、本考案になる薬草剤温熱プラスターは、治験例で豊福 な欠点の排除と優れた治療効果を得た。
【0023】
【図面の簡単な説明】
第1図は、発熱体の斜視図、第2図は、薬草剤プラスタ
ーの展開斜視図、第3図、第4図並びに第5図は、薬草
剤プラスターの部分展開切断面図、第6図は、粘着剤層
を設けた発熱体の側面図、第7図は、粘着剤層を設けた
発熱体と薬草剤プラスターとの組合せによる部分展開使
用説明図である。 符 号 1〜発熱体 2〜通気性構造部 3〜薬草剤プラスター 4〜基布 5〜不乾性粘着剤層 6〜粘着薬草剤層 7〜剥離板 8〜粘着剤層 9〜綿不織布 10〜粘着剤層(発熱体裏面の粘着剤層)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年9月3日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 薬草剤温熱プラスター
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】発熱体の斜視図である。
【図2】薬草剤プラスターの部分展開斜視図である。
【図3】薬草剤プラスターの部分展開切断面図である。
【図4】他の薬草剤プラスターの部分展開切断面図であ
る。
【図5】其の他の薬草剤プラスターの部分展開切断面図
である。
【図6】粘着剤層を設けた発熱体の側面図である。
【図7】粘着剤層を設けた発熱体と薬草剤プラスターの
使用説明図である。
【図8】発熱体と薬草剤プラスターとの組合せによる使
用説明図である。
【符号の説明】 1〜発熱体 2〜通気性構造部 3〜薬草剤プラスター 4〜基布 5〜不乾性粘着剤層 6〜粘着薬草剤層 7〜剥離板 8〜粘着剤層 9〜綿不織布 10〜粘着剤層(発熱体に形成された粘着剤層)
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 酸素の供給が制約された包体に収容された発熱剤か
    らなる発熱体と薬草剤からなる薬草剤プラスターの組合
    せでなり、前記発熱体と薬草剤プラスターが一対で酸素
    バリヤ製の袋体に密封収蔵されてなる事を特徴とする薬
    草剤温熱プラスター。 2 薬草剤プラスターが基布の一面に粘着薬草剤層を他
    面に粘着剤層面を形成し、前記粘着薬草剤層面と粘着剤
    層面にそれぞれ剥離板が貼付された事を特徴とする請求
    項第1項記載の薬草剤温熱プラスター。 3 薬草剤プラスターが基布の一面に粘着薬草剤層を裏
    面に、両面に粘着剤層を形成した綿不織布、テトロン不
    織布又はナイロン不織布の何れかからなる粘着板を貼設
    し、前記粘着薬草剤層面と粘着剤層の外側面にそれぞれ
    剥離板が貼付された薬草剤プラスターからなる事を特徴
    とする請求項第1項記載の薬草剤温熱プラスター。 5 薬草剤プラスターが基布の一面に粘着薬草剤層を形
    成し、前記粘着薬草剤層面に剥離板が貼付された薬草剤
    プラスターからなる事を特徴とする請求項第1項記載の
    薬草剤温熱プラスター。 6 薬草剤プラスターが薬草の微細繊維、微紛末又は抽
    出エキスの何れかからなる事を特徴とする請求項第1
    項、第2項、第3項、第4項並びに第5項記載の薬草剤
    温熱プラスター。 7 発熱体の放熱反対面に粘着剤層を設け、該粘着剤層
    面に剥離板が貼付された発熱体と薬草剤プラスターから
    なる事を特徴とする請求項第1項、第2項、第3項、第
    4項、第5項並びに第6項記載の薬草剤温熱プラスタ
    ー。
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