JPH08157667A - ポリスチレン系樹脂組成物及びポリスチレン系延伸フィルム - Google Patents

ポリスチレン系樹脂組成物及びポリスチレン系延伸フィルム

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JPH08157667A
JPH08157667A JP30365194A JP30365194A JPH08157667A JP H08157667 A JPH08157667 A JP H08157667A JP 30365194 A JP30365194 A JP 30365194A JP 30365194 A JP30365194 A JP 30365194A JP H08157667 A JPH08157667 A JP H08157667A
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JP
Japan
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resin composition
polystyrene
film
oriented film
weight
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JP30365194A
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English (en)
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Keisuke Funaki
圭介 舟木
Akihiko Okada
明彦 岡田
Takaaki Uchida
隆明 内田
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 延伸フィルムの滑剤の脱落防止及びフィルム
傷の低減を図り、一方で滑り性及び引裂強度にも優れた
延伸フィルムの材料を提供することである。また、各種
のフィルム基材として有用なポリスチレン系延伸フィル
ムを提供することである。 【構成】 高度のシンジオタクチック構造を有するスチ
レン系重合体を99.2〜99.95重量%、及び平均粒径
0.1〜3μmの球状定形エラストマーを0.05〜0.8重
量%含有し、且つ、300℃,2.16kg荷重下でのメ
ルトインデックスが1〜50の範囲であることを特徴と
するポリスチレン系樹脂組成物、及び該ポリスチレン系
樹脂組成物を成形してなるポリスチレン系延伸フィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリスチレン系樹脂組成
物及びポリスチレン系延伸フィルムに関し、更に詳しく
は、延伸フィルムの材料として有用なポリスチレン系樹
脂組成物、及び各種のフィルム基材、例えばコンデンサ
ーフィルム,粘着テープ用フィルム,電気絶縁用フィル
ム,包装用フィルムなどの基材として有用なポリスチレ
ン系延伸フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】シンジ
オタクチック構造を有するスチレン系重合体(以下、
「SPS」と略記することがある。)は、機械的強度,
耐熱性,外観,耐溶剤性等に優れていることから、種々
の用途が期待され、特に各種のフィルム,シートあるい
は繊維などの押出技術,成形品,用途等が提案されてい
る。一方、一般に押出成形品の物性は、材料や成形方法
により様々に変化するものであり、また成形条件は材料
特性に依存することから、優れた成形品を開発するには
成形品の材料開発が極めて重要である。特に、極薄フィ
ルムの開発においては、フィルムの滑り性が最も重要な
特性の1つであることから、滑り性を改良するためにS
PSフィルムにアンチブロッキング剤として種々の無機
粒子等を添加する方法が提案されている。このようなS
PSフィルムについては、特開平1−182346号公
報,特開平3−74437号公報,特開平6−5701
3号公報,特開平6−57014号公報,特開平6−5
7015号公報,特開平6−57016号公報,特開平
6−57017号公報,特開平6−64036号公報,
特開平6−64037号公報,特開平6−65399号
公報,特開平6−65400号公報,特開平6−654
01号公報,特開平6−65402号公報,特開平6−
80793号公報,特開平6−91748号公報,特開
平6−91749号公報,特開平6−114924号公
報,特開平6−114925号公報に開示されている。
また、SPSの力学物性を向上させるため、SPSとゴ
ム成分とからなる組成物が提案されている。このような
組成物については、特開平1−146944号公報,特
開平1−182344号公報,特開平1−182346
号公報,特開平1−182350号公報,特開平1−2
92049号公報に開示されている。しかしながら、従
来の無機粒子をSPSに任意に添加すると、滑剤である
無機粒子の脱落によるフィルムの傷付き、あるいは力学
特性の低下が認められることが問題とされていた。ま
た、SPSとゴム成分とを含有する組成物については、
そのフィルムの滑り性に関する検討が未だ充分なされた
ことがなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解消し、成形性が良好であり滑り性や引裂強度にも
優れたフィルムの製造を可能とすべく、SPS組成物に
ついて鋭意検討を行った。その結果、SPSに特定の球
状定形エラストマーを特定量添加することにより、フィ
ルム表面及び内部のモルホロジー制御に有効であり、脱
落のない突起を形成し、滑り性及び引裂強度の両方に優
れた延伸フィルムを製造できることを見出した。本発明
は、このような知見に基いて、延伸フィルムの滑剤の脱
落防止及びフィルム傷の低減を図り、一方で滑り性及び
引裂強度にも優れた延伸フィルムの材料を提供すること
を目的として、完成されたものである。
【0004】すなわち、本発明は、高度のシンジオタク
チック構造を有するスチレン系重合体を99.2〜99.9
5重量%、及び平均粒径0.1〜3μmの球状定形エラス
トマーを0.05〜0.8重量%、好ましくは0.1〜0.8重
量%からなり、且つ、300℃,2.16kg荷重下での
メルトインデックス(MI)が1〜50、好ましくは5
〜30の範囲であることを特徴とするポリスチレン系樹
脂組成物を提供するものである。また、本発明は、上記
球状定形エラストマーがアルキルアクリレート,アルキ
ルメタクリレート及び/又は共役ジエン型二重結合を有
する多官能性単量体の重合体であることを特徴とする上
記ポリスチレン系樹脂組成物を提供するものである。さ
らに、本発明は、上記ポリスチレン系樹脂組成物を成形
してなるポリスチレン系延伸フィルムをも提供するもの
である。以下に、本発明を更に詳細に説明する。
【0005】先ず、本発明のポリスチレン系樹脂組成物
の材料について説明する。本発明におけるシンジオタク
チック構造のスチレン系重合体とは、立体化学構造がシ
ンジオタクチック構造、即ち炭素−炭素結合から形成さ
れる主鎖に対して側鎖であるフェニル基や置換フェニル
基が交互に反対方向に位置する立体構造を有するもので
あり、そのタクティシティーは同位体炭素による核磁気
共鳴法(13C−NMR法)により定量される。13C−N
MR法により測定されるタクティシティーは、連続する
複数個の構成単位の存在割合、例えば2個の場合はダイ
アッド,3個の場合はトリアッド,5個の場合はペンタ
ッドによって示すことができるが、本発明にいう高度の
シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体と
は、通常はラセミダイアッドで75%以上、好ましくは
85%以上、若しくはラセミペンタッドで30%以上、
好ましくは50%以上のシンジオタクティシティーを有
するポリスチレン,ポリ( アルキルスチレン),ポリ( ハ
ロゲン化スチレン),ポリ( アルコキシスチレン),ポリ(
ビニル安息香酸エステル),これらの水素化重合体およ
びこれらの混合物、あるいはこれらの構造単位を含む共
重合体を指称する。なお、ここでポリ( アルキルスチレ
ン) としては、ポリ( メチルスチレン),ポリ( エチルス
チレン),ポリ( プロピルスチレン),ポリ( ブチルスチレ
ン),ポリ( フェニルスチレン),ポリ( ビニルナフタレ
ン),ポリ( ビニルスチレン),ポリ( アセナフチレン) な
どがあり、ポリ( ハロゲン化スチレン) としては、ポリ
( クロロスチレン),ポリ( ブロモスチレン),ポリ( フル
オロスチレン) などがある。また、ポリ( アルコキシス
チレン) としては、ポリ( メトキシスチレン),ポリ( エ
トキシスチレン) などがある。これらのうち特に好まし
いスチレン系重合体としては、ポリスチレン,ポリ( p
−メチルスチレン),ポリ( m−メチルスチレン),ポリ(
p−ターシャリーブチルスチレン),ポリ( p−クロロス
チレン),ポリ( m−クロロスチレン),ポリ( p−フルオ
ロスチレン) 、またスチレンとp−メチルスチレンとの
共重合体をあげることができる(特開昭62−1877
08号公報)。
【0006】更に、スチレン系共重合体におけるコモノ
マーとしては、上述の如きスチレン系重合体のモノマー
のほか、エチレン,プロピレン,ブテン,ヘキセン,オ
クテン等のオレフィンモノマー、ブタジエン,イソプレ
ン等のジエンモノマー、環状ジエンモノマーやメタクリ
ル酸メチル,無水マレイン酸,アクリロニトリル等の極
性ビニルモノマー等をあげることができる。またこのス
チレン系重合体は、分子量について特に制限はないが、
重量平均分子量が10,000以上3,000,000 以下のものが好
ましく、とりわけ50,000以上 1,500,000以下のものが更
に好ましい。ここで重量平均分子量が 10,000 未満であ
ると、延伸が充分にできない場合がある。さらに、分子
量分布についてはその広狭は制約がなく、 様々なものを
充当することが可能であるが、重量平均分子量(Mw)/
数平均分子量(Mn)が 1. 5以上8以下のものが好まし
い。なお、このシンジオタクチック構造を有するスチレ
ン系重合体は、従来のアタクチック構造のスチレン系重
合体に比べて耐熱性が格段に優れている。本発明のポリ
スチレン系樹脂組成物は、該組成物中に上記高度のシン
ジオタクチック構造を有するスチレン系重合体を99.2
〜99.95重量%、好ましくは98.0〜99.9重量%含
有する。
【0007】また、本発明のポリスチレン系樹脂組成物
は、球状定形エラストマーを0.05〜0.8重量%、好ま
しくは0.1〜0.8重量%含有する。球状定形エラストマ
ーが0.05重量%未満の場合には、フィルムの滑り性が
不充分であり、引裂強度も不充分である。0.8重量%を
超える場合には、薄いフィルムの引裂強度が不充分とな
り好ましくない。本発明で用いられるエラストマーは定
形性であり、常温付近でゴム状弾性を有するものをい
い、成分としてはアクリル系重合体,ジエン系モノマー
重合体,アクリロニトリル系重合体等の他、これらの共
重合体あるいはポリイソブチレン,ポリエチレン,特定
のポリエステル等の合成ゴム成分を有するものが広く用
いられるが、アルキルアクリレート,アルキルメタクリ
レート及び共役ジエン型二重結合を有する多官能性単量
体の重合体を成分として有するものが好ましい。また、
球状とは、真球状である場合の他、実質的に球状を有し
ている場合も含まれる。球状定形エラストマーでない場
合には、樹脂組成物をフィルムに加工した後の滑り性等
が不十分であり、滑り性等に良好な延伸フィルムを提供
することができない。上記球状定形エラストマーの平均
粒径は0.1〜3.0μm、好ましくは0.1〜2.0μmであ
る。平均粒径が0.1μmより小さい場合には、フィルム
の滑り性及び引裂強度が不充分であり、平均粒径が3.0
μmより大きい場合には、薄いフィルムの引裂強度が不
充分となり好ましくない。
【0008】さらに、本発明のポリスチレン系樹脂組成
物は、300℃,2.16kg荷重下でのメルトインデッ
クス(MI)が1〜50、好ましくは5〜30の範囲で
ある。MIが1より小さい場合には、メルトフラクチャ
ーが生じて押出成形が困難になり、MIが50より大き
い場合には、フィルム強度が低下してしまい好ましくな
い。
【0009】本発明のポリスチレン系樹脂組成物中に
は、必要に応じて、−NH−基を有しかつ10,000未
満の分子量を有する有機化合物が含有する。このような
有機化合物としては、−NH−基に電子吸引基が隣接し
ているものが好ましく、このような電子吸引基として
は、ベンゼン環,ナフタレン環,アントラセン環,ピリ
ジン環,トリアジン環,インデニル環及びこれらの誘導
体等の芳香族環又はカルボニル構造を含むことが好まし
い。また、上記有機化合物としては熱分解温度が260
℃以上のものが特に好ましい。具体的には以下の化合
物、例えば、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6
−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリ
ノ)−1,3,5−トリアジン、N,N’−ヘキサメチ
レンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
ヒドロシンナミド)、N,N’−ビス〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−ヒドロキシフェニル)プロピオニル〕
ヒドラジン、3−(N−サリチロイル)アミノ−1,
2,4−トリアゾール、デカメチレンジカルボン酸ジサ
リチロイルヒドラジド、イソフタル酸(2−フェノキシ
プロピオニルヒドラジド)、2,2−オギザミド−ビス
〔エチル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート〕、オギザリル−ビス
(ベンジリデン−ヒドラジド)、N−ホルミル−N’−
サリシロイルヒドラジン、2−メルカプトベンツイミダ
ゾール、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレン
ジアミン、4,4’−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)ジフェニルアミン、2−メルカプトメチルベンツイ
ミダゾール,スチレン化ジフェニルアミン、オクチル化
ジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミ
ン、ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロ
キノリン)、6−エトキシ−1,2−ジヒドロ−2,
2,4−トリメチルキノリン、N,N’−ジフェニル−
p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N’−(1,
3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン、N−
フェニル−N’−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)−p−フェニレンジアミン、チオジフェ
ニルアミン、p−アミノジフェニルアミン、N−サリシ
ロイル−N’−アルデヒドヒドラジン、N−サリシロイ
ル−N’−アセチルヒドラジン、N,N’−ジフェニル
−オキサミド、N,N’−ジ(2−ヒドロキシフェニ
ル)オキサミド、6−エトキシ−2,2,4−トリメチ
ル−1,2−ジヒドロキノリン、N−フェニル−N’−
イソプロピル−p−フェニレンジアミン等が挙げられ
る。上記−NH−基を有しかつ10,000未満の分子量
を有する有機化合物は、本発明のポリスチレン系延伸フ
ィルム中に、必要に応じて、30重量%未満の量で含有
される。
【0010】本発明のポリスチレン系樹脂組成物には、
その目的を阻害しない範囲で滑剤、他の熱可塑性樹脂、
酸化防止剤、無機充填剤、他のゴム類、相溶化剤、着色
剤、架橋剤、架橋助剤、核剤、可塑剤などを添加するこ
ともできる。滑剤としては、例えば無機微粒子を併用す
ることができる。ここで、無機微粒子とは、IA族,II
A族,IVA族,VIA族,VII A族,VIII族,IB族,II
B族,III B族,IVB族元素の酸化物,水酸化物,硫化
物,窒素化物,ハロゲン化物,炭酸塩,硫酸塩,酢酸
塩,燐酸塩,亜燐酸塩,有機カルボン酸塩,珪酸塩,チ
タン酸塩,硼酸塩及びそれらの含水化合物、それらを中
心とする複合化合物,天然鉱物粒子を示す。
【0011】具体的には、弗化リチウム,硼砂( 硼酸ナ
トリウム含水塩) 等のIA族元素化合物、炭酸マグネシ
ウム,燐酸マグネシウム,酸化マグネシウム( マグネシ
ア),塩化マグネシウム,酢酸マグネシウム,弗化マグネ
シウム,チタン酸マグネシウム,珪酸マグネシウム,珪
酸マグネシウム含水塩( タルク),炭酸カルシウム,燐酸
カルシウム,亜燐酸カルシウム,硫酸カルシウム( 石
膏),酢酸カルシウム,テレフタル酸カルシウム,水酸化
カルシウム,珪酸カルシウム,弗化カルシウム,チタン
酸カルシウム,チタン酸ストロンチウム,炭酸バリウ
ム,燐酸バリウム,硫酸バリウム,亜燐酸バリウム等の
IIA族元素化合物、二酸化チタン(チタニア),一酸化チ
タン,窒化チタン,二酸化ジルコニウム( ジルコニア),
一酸化ジルコニウム等のIVA族元素化合物、二酸化モリ
ブデン,三酸化モリブデン,硫化モリブデン等のVIA族
元素化合物、塩化マンガン,酢酸マンガン等のVII A族
元素化合物、塩化コバルト,酢酸コバルト等のVIII族元
素化合物、沃化第一銅等のIB族元素化合物、酸化亜
鉛,酢酸亜鉛等のIIB族元素化合物、酸化アルミニウム
(アルミナ),水酸化アルミニウム,弗化アルミニウム,
アルミノシリケート( 珪酸アルミナ,カオリン,カオリ
ナイト) 等のIII B族元素化合物、酸化珪素( シリカ,
シリカゲル),石墨, カーボン,グラファイト,ガラス等
のIVB族元素化合物、カーナル石,カイナイト,雲母(
マイカ, キンウンモ),バイロース鉱等の天然鉱物の粒子
が挙げられる。ここで用いる無機微粒子の平均粒径は、
特に制限はないが、好ましくは 0. 01〜3μm、成形
品中の含量は 0. 001〜5重量%、好ましくは 0. 0
05〜3重量%である。この無機微粒子は最終的な成形
品に含有されるが、含有される方法に限定はない。例え
ば、重合中の任意の過程で添加あるいは析出させる方
法、溶融押出する任意の過程で添加する方法が挙げられ
る。
【0012】本発明において上記のスチレン系重合体
に、添加できる他の熱可塑性樹脂としては各種のものが
あるが、例えば、アタクチック構造のスチレン系重合
体,アイソタクチック構造のスチレン系重合体,ポリフ
ェニレンエーテル等が、挙げられる。これらの樹脂は前
述のシンジオタクチック構造のスチレン系重合体と相溶
しやすく、延伸用予備成形体を作成するときの結晶化の
制御に有効で、その後の延伸性が向上し、延伸条件の制
御が容易で、且つ力学物性に優れたフィルムを得ること
ができる。このうち、アタクチック構造および/または
アイソタクチック構造のスチレン系重合体を含有させる
場合は、シンジオタクチック構造のスチレン系重合体と
同様の単量体からなるものが好ましい。また、これら相
溶性樹脂成分の含有割合は1〜70重量%、特に2〜5
0重量%とすればよい。ここで相溶性樹脂成分の含有割
合が70重量%を超えると、シンジオタクチック構造の
スチレン系重合体の長所である耐熱性等が損なわれるこ
とがあるため好ましくない。
【0013】また、本発明で用いられる上記のスチレン
系重合体に添加し得る他の樹脂であって、非相溶性樹脂
としては、例えば、ポリエステル,ポリプロピレン,ポ
リブテン,ポリペンテン等のポリオレフィン、ポリエチ
レンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート,ポ
リエチレンナフタレート等の結晶性のポリエステル、ナ
イロン−6やナイロン6,6等のポリアミド、ポリフェ
ニレンスルフィド等のポリチオエーテル、ポリカーボネ
ート,ポリスルホン,ポリエーテルエーテルケトン,ポ
リエーテルスルホン,ポリイミド,テフロン等のハロゲ
ン化ビニル系重合体、ポリビニルアルコール等、上記相
溶性の樹脂以外はすべて相当し、さらに、上記相溶性の
樹脂を含む架橋樹脂が挙げられる。製品として使用する
温度が高い場合は、比較的耐熱性のある非相溶性樹脂を
用いることが好ましい。
【0014】酸化防止剤としてはリン系酸化防止剤,フ
ェノール系酸化防止剤,硫黄系酸化防止剤を用いること
ができる。このような酸化防止剤を用いることにより、
極めて熱安定性のよいポリスチレン系樹脂組成物が得ら
れる。ここでリン系酸化防止剤としては種々のものが挙
げられ、モノホスファイトやジホスファイト等であるこ
とを問わない。モノホスファイトとしてはトリス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト;トリス
(モノおよびジ−ノニルフェニル)ホスファイト等が挙
げられる。またジホスファイトとしては、一般式
【0015】
【化1】
【0016】〔式中、R1 及びR2 は同一でも異なって
いてもよく、それぞれ炭素数1〜20のアルキル基,炭
素数3〜20のシクロアルキル基あるいは炭素数6〜2
0のアリール基を示す。〕で表わされるホスファイトが
用いられ、具体例としては、ジステアリルペンタエリス
リトールジホスファイト;ジオクチルペンタエリスリト
ールジホスファイト;ジフェニルペンタエリスリトール
ジホスファイト;ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト;ビス(2,
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリ
スリトールジホスファイト;ジシクロヘキシルペンタエ
リスリトールジホスファイト;トリス(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)ホスファイト;テトラキス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレン
ホスフォナイトなどが挙げられる。これらの中でもビス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイト;ビス(2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト;トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホス
ファイト;テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)−4,4’−ビフェニレンホスフォナイトが好まし
く用いられる。
【0017】また、フェノール系酸化防止剤としては種
々のものを使用することができるが、具体的には、ジア
ルキルフェノール,トリアルキルフェノール,ジフェニ
ルモノアルコキシフェノール,テトラアルキルフェノー
ル等が用いられる。ジアルキルフェノールとしては、
2,2' −メチレンビス(6−t−ブチル−4−メチル
フェノール);1,1−ビス(5−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン;2,2' −メ
チレンビス( 4−メチル−6−シクロヘキシルフェノー
ル);4,4’−チオビス(6−t−ブチル−3−メチ
ルフェノール);2,2−ビス(5−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−4−n−ドデシル
メルカプト−ブタンなどが挙げられる。トリアルキルフ
ェノールとしては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチ
ルフェノール;2,2'−メチレンビス(6−t−ブチ
ル−4−エチルフェノール);2,2' −メチレンビス
〔4−メチル−6−(α−メチルシクロヘキシル)フェ
ノール〕;2,2' −メチレンビス(4−メチル−6−
ノニルフェノール);1,1,3−トリス−(5−t−
ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタ
ン;エチレングリコール−ビス〔3,3−ビス(3−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレート〕;1
−1−ビス(3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−3−(n−ドデシルチオ)−ブタン;1,3,5
−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン;2,2−
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)マロン酸ジオクタデシルエステル;n−オクタデシ
ル−3−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフ
ェニル)プロピオネート;テトラキス〔メチレン(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシハイドロシンナメ
ート)〕メタン;3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2
−(β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)プロピオニルオキシ)エチル−2,4,
8,10−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン;
トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)イソシアヌレイト等が挙げられる。また、ジフ
ェニルモノアルコキシフェノールとしては2,6−ジフ
ェニル−4−メトキシフェノール等が挙げられ、テトラ
アルキルフェノールとしてはトリス−(4−t−ブチル
−2,6−ジ−メチル−3−ヒドロキシベンジル)−イ
ソシアヌレイト等が挙げられる。
【0018】更に硫黄系酸化防止剤としては、チオエー
テル系のものが好ましく、具体的にはジラウリル−3,
3’−チオジプロピオネート;ジミリスチル−3,3’
−チオジプロピオネート;ジステアリル−3,3’−チ
オジプロピオネート;ペンタエリスリトール−テトラキ
ス−(β−ラウリル−チオプロピオネート);ビス〔2
−メチル−4−(3−n−アルキルチオプロピオニルオ
キシ)−5−t−ブチルフェニル〕スルフィド;2−メ
ルカプトベイゾイミダゾール等が挙げられる。これらの
中でも特にペンタエリスリトール−テトラキス−(β−
ラウリル−チオプロピオネート)が好ましい。
【0019】このような材料からなる本発明に係るポリ
スチレン系樹脂組成物は、任意の方法、即ち従来の熱可
塑性樹脂に用いられている種々の方法で製造することが
でき、例えば、(A)高度のシンジオタクチック構造を
有するスチレン系重合体成分と(B)球状定形エラスト
マー成分を混合し押出機等で溶融混練する方法、(A)
成分の押出工程のいずれかの段階で(B)成分を添加す
る方法、(A)成分の製造工程のいずれかの段階で
(B)成分を添加する方法、(A)成分と(B)成分を
混合した材料と(A)成分を溶融混練する方法、等が適
用可能である。本発明のポリスチレン系樹脂組成物を用
いてなる成形品は、いずれの形状においても優れた効果
を有し、例えばフィルム,シート,繊維,ヤーン,パイ
プ,トレイ,射出成形により得られる三次元成形体等に
適用される。特に、このポリスチレン系樹脂組成物を用
いて延伸フィルムの製造を行えば、連続製膜時の白粉発
生量が少なく、且つ、表面に傷が少なく滑り性や引裂強
度が良好な延伸フィルムを提供することができる。本発
明のポリスチレン系樹脂組成物を用いてシートを製造す
る場合は、通常の押出成形等を用いればよい。この時、
加熱溶融温度は270〜350℃が適当である。また、
得られたシートをガラス転移温度〜融点の間の温度で熱
処理を施してもよい。本発明のポリスチレン系樹脂組成
物を用いて延伸フィルムを製造する場合、その方法は特
に制限されず、これらの材料を加熱溶融後、予備成形体
とし、加熱延伸して、さらに必要に応じて熱処理するこ
と等によって得られる。
【0020】次に、本発明に係るポリスチレン系延伸フ
ィルムについて説明する。本発明のポリスチレン系延伸
フィルムは、上記ポリスチレン系樹脂組成物を成形して
なる延伸フィルムである。本発明のポリスチレン系延伸
フィルムを製造する際、加熱溶融から熱固定までの操作
を具体的に説明すれば、次の通りである。まず、上述の
如く得られたポリスチレン系樹脂組成物を成形素材とし
て、これを通常は押出成形して、延伸用予備成形体( フ
ィルム,シートまたはチューブ)とする。この成形にあ
っては、上記成形素材の加熱溶融したものを押出成形機
にて所定形状に成形するのが一般的であるが、成形素材
を加熱溶融させずに、軟化した状態で成形してもよい。
ここで用いる押出成形機は、一軸押出成形機,二軸押出
成形機のいずれでもよく、またベント付き,ベント無し
のいずれでもよい。なお、押出機には適当なメッシュを
使用すれば、夾雑物や異物を除去することができる。ま
たフィルターの形状は、平板状,円筒状等適当に選定し
て使用することができる。またここで押出条件は、特に
制限はなく、種々の状況に応じて適宜選定すればよい
が、好ましくは温度を成形素材の融点〜分解温度より5
0℃高い温度の範囲で選定し、剪断応力を5×106 dy
ne/cm2 以下とする。用いるダイはT−ダイ,円環ダイ
等をあげることができる。
【0021】上記押出成形後、得られた延伸用予備成形
体を冷却固化する。この際の冷媒は、気体,液体,金属
ロール等各種のものを使用することができる。金属ロー
ル等を用いる場合、エアナイフ,エアチャンバー,タッ
チロール,静電ピニング法等の方法によると、厚みムラ
や波うち防止に効果的である。冷却固化の温度は、通常
は0℃〜延伸用予備成形体のガラス転移温度より30℃
高い温度の範囲、好ましくはガラス転移温度より70℃
低い温度〜ガラス転移温度の範囲である。また冷却速度
は200〜3℃/秒の範囲で適宜選択する。冷却,固化
した予備成形体は二軸延伸の場合は縦方向及び横方向に
同時に延伸してもよいが、任意の順序で逐次延伸しても
よい。また延伸は一段で行ってもよく、多段で行っても
よい。この延伸倍率は面積比で2倍以上、好ましくは3
倍以上である。この範囲の延伸倍率であると、フィルム
の結晶化度が25%以上となり、物性の好ましいものが
得られる。
【0022】ここで延伸方法としては、テンターによる
方法,ロール間で延伸する方法,気体圧力を利用してバ
ブリングによる方法,圧延による方法など種々のものが
使用でき、これらを適当に選定あるいは組み合わせて適
用すればよい。延伸温度は、一般には予備成形体のガラ
ス転移温度と融点の間で設定すればよい。また延伸速度
は、通常は1×10〜1×105 %/分、好ましくは1
×103 〜1×105%/分である。上述の如き条件で
延伸して得られた延伸フィルムに、さらに高温時の寸法
安定性,耐熱性,フィルム面内の強度バランスが要求さ
れる場合などには、さらに熱固定を行うことが好まし
い。熱固定は、通常行われている方法で行うことができ
るが、この延伸フィルムを緊張状態,弛緩状態あるいは
制限収縮状態の下で、該フィルムのガラス転移温度〜融
点、好ましくは融点より100℃低い温度〜融点直前の
温度範囲にて、0.5〜120秒間保持することによって
行えばよい。なお、この熱固定は、上記範囲内で条件を
変えて二回以上行うことも可能である。また、この熱固
定はアルゴンガス,窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下
で行っても良い。このように製造される本発明のポリス
チレン系延伸フィルムは、滑り性及び引裂強度の両方に
優れた性能を有する。
【0023】
【実施例】以下に、本発明を実施例によりさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定され
るものではない。 参考例1 アルゴン置換した内容積500ミリリットルのガラス製
容器に、硫酸銅5水塩( Cu SO4 ・5H2 O)17g
(71ミリモル),トルエン200ミリリットル及びトリ
メチルアルミニウム24ミリリットル(250ミリモ
ル)を入れ、40℃で8時間反応させた。その後、固体
部分を除去して接触生成物 6. 7gを得た。このものの
凝固点降下法によって測定した分子量は610であっ
た。
【0024】製造例1 〔シンジオタクチック構造を有
するスチレン系重合体の製造〕 内容積2リットルの反応容器に、上記参考例1で得られ
た接触生成物をアルミニウム原子として7.5ミリモル,
トリイソブチルアルミニウムを7.5ミリモル,ペンタ
メチルシクロペンタジエニルチタントリメトキシドを
0. 038ミリモル及び精製スチレンを1リットルと
り、90℃で5時間重合反応を行った。反応終了後、水
酸化ナトリウムのメタノール溶液で触媒成分を分解後、
生成物をメタノールで繰り返し洗浄し、乾燥して重合体
466gを得た。得られた重合体の重量平均分子量を1,
2,4−トリクロロベンゼンを溶媒として、130℃で
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにて測定した
ところ290,000であり、また重量平均分子量/数平
均分子量は2.72であった。更に融点及び13C−NMR
の測定により、得られた重合体はシンジオタクチック構
造のポリスチレンであることが確認された。
【0025】実施例1〜4、比較例2〜4 製造例1の様にして得られたシンジオタクチック構造の
スチレン系重合体に、第1表に記載された種類及び性状
の球状定形エラストマーを表中の添加量加えて粉体混合
し、300℃で溶融押出し後、ペレットにした。得られ
たペレットの300℃,2.16kg荷重下でのメルトイ
ンデックスは10であった。この材料を用いて、平均温
度290℃で溶融押出し後、冷却して原反シートを作成
した。この原反シートを連続的に110℃で3.0倍に縦
方向に延伸し、続いて120℃で3.0倍に横延伸し、2
30℃で熱処理を施した。なお、この連続製膜過程のロ
ール表面の白粉の発生状況を観察した。得られた厚さ1
0μmの延伸フィルムの表面を顕微鏡で観察し、滑剤脱
落状況及びフィルム傷の有無を確認した。また、摩擦係
数をASTM D-1984 法、及び引裂強度をASTM D-1922 法に
準拠して測定した。結果を第2表に示す。
【0026】比較例1 実施例1において、球状定形エラストマーを添加しなか
ったこと以外は実施例1と同様にして実施した。結果を
第2表に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明のポリ
スチレン系樹脂組成物は、延伸フィルムの滑剤の脱落防
止及びフィルム傷の低減に極めて優れた効果を発揮し、
一方で滑り性及び引裂強度に優れた延伸フィルムの製造
を可能とするものである。また、本発明のポリスチレン
系延伸フィルムは、滑り性や引裂強度等に優れた性能を
有し、コンデンサー,粘着テープ用フィルム,電絶フィ
ルムの基材等として、あるいは包装用フィルムの基材等
として好適に用いられ、その工業的利用価値は極めて大
きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101:00) (C08L 25/00 33:08) (C08L 25/00 9:00) B29K 25:00 105:16 B29L 7:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高度のシンジオタクチック構造を有する
    スチレン系重合体99.2〜99.95重量%、及び平均粒
    径0.1〜3μmの球状定形エラストマー0.05〜0.8重
    量%からなり、且つ、300℃,2.16kg荷重下での
    メルトインデックスが1〜50の範囲であることを特徴
    とするポリスチレン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記球状定形エラストマーがアルキルア
    クリレート,アルキルメタクリレート及び共役ジエン型
    二重結合を有する多官能性単量体の重合体であることを
    特徴とする請求項1記載のポリスチレン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1〜2記載のポリスチレン系樹脂
    組成物を成形してなるポリスチレン系延伸フィルム。
JP30365194A 1994-12-07 1994-12-07 ポリスチレン系樹脂組成物及びポリスチレン系延伸フィルム Ceased JPH08157667A (ja)

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US08/682,570 US5798172A (en) 1994-12-07 1995-11-28 Styrenic resin composition and polystyrene oriented film
PCT/JP1995/002420 WO1996017889A1 (fr) 1994-12-07 1995-11-28 Composition de resine de polystyrene et feuille de polystyrene orientee
CN95191518A CN1140461A (zh) 1994-12-07 1995-11-28 苯乙烯属树脂组合物和聚苯乙烯取向薄膜
EP95937201A EP0747432B1 (en) 1994-12-07 1995-11-28 Polystyrene resin composition and oriented polystyrene film
KR1019960704293A KR100370450B1 (ko) 1994-12-07 1995-11-28 스티렌계수지조성물및폴리스티렌계연신막
DE1995629738 DE69529738T2 (de) 1994-12-07 1995-11-28 Polystyrolharzzusammensetzung, sowie orientierter polystyrolfilm

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000046422A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型電動圧縮機と空気調和機

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