JPH08157460A - イソチアゾール誘導体の製造方法 - Google Patents

イソチアゾール誘導体の製造方法

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JPH08157460A
JPH08157460A JP6331731A JP33173194A JPH08157460A JP H08157460 A JPH08157460 A JP H08157460A JP 6331731 A JP6331731 A JP 6331731A JP 33173194 A JP33173194 A JP 33173194A JP H08157460 A JPH08157460 A JP H08157460A
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JP
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represented
formula
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carbon atoms
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Application number
JP6331731A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Kagano
宏和 加賀野
Hiroshi Itsuda
博 五田
Mikio Yamamoto
幹生 山本
Shigeki Sakagami
茂樹 坂上
Yoshinori Tofuji
美紀 東藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Priority to CA002206235A priority patent/CA2206235A1/en
Priority to PCT/JP1995/002484 priority patent/WO1996017834A1/ja
Priority to US08/836,697 priority patent/US5856504A/en
Priority to TW084112919A priority patent/TW305841B/zh
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D275/00Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings
    • C07D275/04Heterocyclic compounds containing 1,2-thiazole or hydrogenated 1,2-thiazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems

Abstract

(57)【要約】 【構成】2−(アルキルチオ)ベンズアルデヒドオキシ
ム類にハロゲン化合物を作用させることを特徴とする
1,2−ベンズイソチアゾール類の製造方法、及び1,
2−ベンズイソチアゾール類とハロゲン化剤とを反応さ
せることを特徴とする3−ハロ−1,2−ベンズイソチ
アゾール類の製造方法、並びにこうして得られた3−ハ
ロ−1,2−ベンズイソチアゾール類にピペラジン類を
反応させることを特徴とする1−(1,2−ベンズイソ
チアゾール−3−イル)ピペラジン類の製造方法。 【効果】本発明の製造方法により、精神病薬等の医薬中
間体として有用な1,2−ベンズイソチアゾール類およ
び3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類が、さら
にそれらから1−(1,2−ベンズイソチアゾール−3
−イル)ピペラジン類が従来より短い工程で、しかも高
価な原料を使用することなく容易なプロセスにより、高
収率に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2−(アルキルチオ)
ベンズアルデヒドオキシム類を原料とする1,2−ベン
ズイソチアゾール類および3−ハロ−1,2−ベンズイ
ソチアゾール類の新規な製造方法に関する。さらに、本
発明で得られた3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾー
ル類を原料とする1−(1,2−ベンズイソチアゾール
−3−イル)ピペラジン類の製造方法に関する。1−
(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジ
ン類は、中枢神経疾患治療剤(抗精神病薬)や神経弛緩
剤としてあるいはそれらの製造に必要な中間原料として
有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】従来、1,2−ベンズイソチアゾール類
および3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類の製
造方法としては、下記に挙げる方法などが知られてい
る。
【0003】(A)Ann. Chim.(Rome) 53(5), 577-87(1
963)
【0004】
【化13】
【0005】(B)Synthesis(1), 58-60(1978)
【0006】
【化14】
【0007】(C)Ger. Offen. 3530089, (1986)
【0008】
【化15】
【0009】(D)特開昭63−83085号公報
【0010】
【化16】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの製造
方法には、次のような欠点がある。(A)および(B)
の方法は、1,2−ベンズイソチアゾールの製造方法の
例であるが、原料として用いる2−置換ベンズアルデヒ
ドオキシムの工業的に有利な製造方法の記載がないた
め、詳細は不明である。また、収率も高くはない。
(C)および(D)の方法は、3−クロロ−1,2−ベ
ンズイソチアゾールの製造方法の例である。(C)の方
法は、原料として用いる1,2−ベンズイソチアゾール
−3−オンが高価である上、収率も高くはない。(D)
の方法は、高価なチオサリチル酸を出発原料としてお
り、収率も低いため、工業的に有利な方法であるとは言
い難い。このように、公知のいずれの方法によっても、
1,2−ベンズイソチアゾール類および3−ハロ−1,
2−ベンズイソチアゾール類を工業的に有利に製造する
ことは困難であった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の状
況に鑑み、工業的に有利な、しかも高価な原料を使用す
ることなく、簡易かつ経済的に有利に1,2−ベンズイ
ソチアゾール類および3−ハロ−1,2−ベンズイソチ
アゾール類を製造する方法を提供すべく鋭意検討した。
その結果、一般式(I)で表される2−(アルキルチ
オ)ベンズアルデヒドオキシム類にハロゲン化合物を作
用させることにより、一般式(II)で表される1,2−ベ
ンズイソチアゾール類が得られることを見出した。
【0013】
【化17】
【0014】(式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基
を表し、R2 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル
基もしくはそのエステル、又はハロゲン原子を表す。)
【0015】さらに、本発明者らは、一般式(II)で表さ
れる1,2−ベンズイソチアゾール類とハロゲン化剤と
を反応させることにより、一般式(III) で表される3−
ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類が得られること
を見出した。
【0016】
【化18】
【0017】(式中、Xは塩素原子または臭素原子を表
し、R2 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素
数1〜4のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基も
しくはそのエステル、又はハロゲン原子を表す。)
【0018】そして、上記の2反応を連続して行い2−
(アルキルチオ)ベンズアルデヒドオキシム類の環化反
応に用いたハロゲン化合物が系内に残留しても、次のハ
ロゲン化工程には特に影響を与えないため、上記2反応
をワンポットで行うことができること、即ち一般式
(I)で表される2−(アルキルチオ)ベンズアルデヒ
ドオキシム類から一般式(III) で表される3−ハロ−
1,2−ベンズイソチアゾール類をワンポットで得られ
ることを見出した。さらに、本発明の製造方法で得られ
た一般式(III) で表される3−ハロ−1,2−ベンズイ
ソチアゾール類と一般式(IV)で表されるピペラジン類
とを反応させることにより一般式(V)で表される1−
(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジ
ン類が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0019】
【化19】
【0020】(式中、Xは塩素原子または臭素原子を表
し、R2 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素
数1〜4のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基も
しくはそのエステル、又はハロゲン原子を表し、R3
水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の
置換アルキレン基を表す。)
【0021】即ち、本発明の要旨は、(1) 一般式
(I)で表される2−(アルキルチオ)ベンズアルデヒ
ドオキシム類にハロゲン化合物を作用させることを特徴
とする一般式(II)で表される1,2−ベンズイソチアゾ
ール類の製造方法、(2) ハロゲン化合物が塩化チオ
ニルである前記(1)記載の製造方法、(3) ハロゲ
ン化合物がオキシ塩化リンである前記(1)記載の製造
方法、(4) 一般式(I)で表される化合物が2−
(メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシムである前記
(1)〜(3)いずれか記載の製造方法、(5) 一般
式(II)で表される1,2−ベンズイソチアゾール類とハ
ロゲン化剤とを反応させることを特徴とする一般式(II
I) で表される3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾー
ル類の製造方法、(6) ハロゲン化剤が塩素または臭
素である前記(5)記載の製造方法、(7) ハロゲン
化剤が塩化スルフリルである前記(5)記載の製造方
法、(8) 一般式(II)で表される化合物が1,2−ベ
ンズイソチアゾールである前記(5)〜(7)いずれか
記載の製造方法、(9) 一般式(I)で表される2−
(アルキルチオ)ベンズアルデヒドオキシム類にハロゲ
ン化合物を作用させて一般式(II)で表される1,2−ベ
ンズイソチアゾール類を得、得られた該1,2−ベンズ
イソチアゾール類とハロゲン化剤とを反応させることを
特徴とする一般式(III) で表される3−ハロ−1,2−
ベンズイソチアゾール類の製造方法、(10) ハロゲ
ン化合物が塩化チオニルである前記(9)記載の製造方
法、(11) ハロゲン化合物がオキシ塩化リンである
前記(9)記載の製造方法、(12) ハロゲン化剤が
塩素または臭素である前記(9)記載の製造方法、(1
3) ハロゲン化剤が塩化スルフリルである前記(9)
記載の製造方法、(14) 一般式(I)で表される化
合物が2−(メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシムで
ある前記(9)〜(13)いずれかに記載の製造方法、
並びに(15) 一般式(I)で表される2−(アルキ
ルチオ)ベンズアルデヒドオキシム類にハロゲン化合物
を作用させて一般式(II)で表される1,2−ベンズイソ
チアゾール類を得、ついで得られた該1,2−ベンズイ
ソチアゾール類にハロゲン化剤を反応させて一般式(II
I) で表される3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾー
ル類を得、さらに該3−ハロ−1,2−ベンズイソチア
ゾール類と一般式(IV)で表されるピペラジン類とを反
応させることを特徴とする一般式(V)で表される1−
(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジ
ン類の製造方法、に関する。
【0022】以下に本発明について詳細に説明する。本
発明の3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類の製
造方法において、原料として用いる2−(アルキルチ
オ)ベンズアルデヒドオキシム類は、相当する2−(ア
ルキルチオ)ベンズアルデヒドとヒドロキシルアミンを
反応させることにより容易に得られる。従って、本発明
の特徴は、工業的に容易に入手できる2−(アルキルチ
オ)ベンズアルデヒドオキシム類にハロゲン化合物を環
化剤として作用させることにより、環化反応を選択性良
く進行せしめて、1,2−ベンズイソチアゾール類を製
造できること、また、1,2−ベンズイソチアゾール類
とハロゲン化剤とを反応させることにより、高価な原料
を使用することなく3−ハロ−1,2−ベンズイソチア
ゾール類を収率良く得ることができること、そしてこれ
らの2反応をワンポットで連続的に行うことにより、2
−(アルキルチオ)ベンズアルデヒドオキシム類からき
わめて収率良くかつ容易に3−ハロ−1,2−ベンズイ
ソチアゾール類を得ることができることにある。さら
に、本発明により得られた3−ハロ−1,2−ベンズイ
ソチアゾール類とピペラジン類とを反応させることによ
り、1−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)
ピペラジン類が製造できるところにある。
【0023】上記一般式(I)におけるR1 は、炭素数
1〜4のアルキル基を表す。R1 で表されるアルキル基
としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、tert−ブチル基等を挙げることができる。
これらのうち、R1 の好ましい例としては、メチル基、
エチル基、n−プロピル基、tert−ブチル基を挙げ
ることができる。
【0024】また、一般式(I)、(II)、(III) および
(V) におけるR2 は、具体的には、水素原子、炭素数
1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、ニ
トロ基、カルボキシル基もしくはそのエステル、又はハ
ロゲン原子を表す。
【0025】R2 で表されるアルキル基を例示すると、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基等を挙げることができる。R2 で表
されるアルコキシ基を例示すると、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、ブトキシ基等を挙げることができ
る。R2 で表されるカルボキシル基のエステルを例示す
ると、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、
プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基等を挙
げることができる。R2 で表されるハロゲン原子として
は、塩素原子、臭素原子等を挙げることができる。これ
らのうち、R2 の好ましい例としては、水素原子、塩素
原子、ニトロ基を挙げることができる。
【0026】本発明で用いる、一般式(I)で表される
2−(アルキルチオ)ベンズアルデヒドオキシム類の具
体例としては、例えば、次のものを例示することができ
る。 2−(メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシム、2−
(エチルチオ)ベンズアルデヒドオキシム、2−(n−
プロピルチオ)ベンズアルデヒドオキシム、2−(te
rt−ブチルチオ)ベンズアルデヒドオキシム、5−メ
チル−2−(メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシム、
5−ブチル−2−(メチルチオ)ベンズアルデヒドオキ
シム、4−メトキシ−2−(メチルチオ)ベンズアルデ
ヒドオキシム、2−メチルチオ−3−ニトロベンズアル
デヒドオキシム、4−クロロ−2−(メチルチオ)ベン
ズアルデヒドオキシム、4−カルボキシ−2−(メチル
チオ)ベンズアルデヒドオキシム、4−メトキシカルボ
ニル−2−(メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシム。
【0027】これらのうち、入手が容易であること等の
点から、好ましくは2−(メチルチオ)ベンズアルデヒ
ドオキシム、2−(エチルチオ)ベンズアルデヒドオキ
シム、2−(n−プロピルチオ)ベンズアルデヒドオキ
シム、2−(tert−ブチルチオ)ベンズアルデヒド
オキシムが用いられる。
【0028】本発明の2−(アルキルチオ)ベンズアル
デヒドオキシム類から1,2−ベンズイソチアゾール類
を得る工程に用いるハロゲン化合物としては、塩化チオ
ニル、オキシ塩化リン、五塩化リン、三塩化リン、塩化
スルフリル、臭化スルフリル等が使用可能であるが、反
応選択性の見地より、塩化チオニルまたはオキシ塩化リ
ンが好ましく用いられる。その使用量は、2−(アルキ
ルチオ)ベンズアルデヒドオキシムに対して、通常0.
8〜3.0倍モル、好ましくは1.0〜2.0倍モルの
範囲である。ハロゲン化合物の使用量が、0.8倍モル
未満の場合には未反応の2−(アルキルチオ)ベンズア
ルデヒドオキシムが多くなり、一方、3.0倍モルを超
えて用いても、それに見合う効果が得られず経済的に不
利である。
【0029】ハロゲン化合物を作用させて1,2−ベン
ズイソチアゾール類を得る工程に用いる反応溶媒として
は、反応に対し不活性な溶媒であるなら特に限定される
ものではない。例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、
シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の炭化水素類;塩化メチレン、1,
2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素類等を挙げることができる。中でも、モノクロロ
ベンゼン、トルエンが好ましく用いられる。溶媒の使用
量は、2−(アルキルチオ)ベンズアルデヒドオキシム
に対して、通常1〜30倍重量である。
【0030】反応温度は、通常−30〜50℃の範囲、
好ましくは−20〜10℃の範囲である。反応温度が、
50℃を超えると副反応が問題となり、一方、−30℃
未満であると反応速度が実用上遅過ぎるので好ましくな
い。反応時間は、反応温度、反応溶媒種等により異な
り、一概には言えないが、通常1〜40時間の範囲であ
る。
【0031】このようにして得られる反応混合物から、
目的とする1,2−ベンズイソチアゾール類を単離精製
する方法としては、常法通り、そのまま晶析させるか、
または抽出して再結晶させる等により行うことができる
が、これらに限定されるものではない。
【0032】このようにして得られる、目的の化合物で
ある一般式(II)で表される1,2−ベンズイソチアゾー
ル類の具体例としては、次のようなものが例示される。 1,2−ベンズイソチアゾール、5−メチル−1,2−
ベンズイソチアゾール、5−ブチル−1,2−ベンズイ
ソチアゾール、6−メトキシ−1,2−ベンズイソチア
ゾール、7−ニトロ−1,2−ベンズイソチアゾール、
6−クロロ−1,2−ベンズイソチアゾール、6−カル
ボキシ−1,2−ベンズイソチアゾール、6−メトキシ
カルボニル−1,2−ベンズイソチアゾール。
【0033】本発明の1,2−ベンズイソチアゾール類
から3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類を得る
工程に用いるハロゲン化剤としては、塩素、臭素、塩化
スルフリル、臭化スルフリル、オキシ塩化リン、五塩化
リン、三塩化リン等が使用可能である。その使用量は、
1,2−ベンズイソチアゾールに対して、通常0.8〜
3.0倍モル、好ましくは1.0〜2.0倍モルの範囲
である。ハロゲン化剤の使用量が0.8倍モル未満の場
合には、未反応の1,2−ベンズイソチアゾール類が多
くなり、一方、3.0倍モルを超えて用いても、それに
見合う効果が得られず、経済的に不利である。
【0034】ハロゲン化剤を反応させて3−ハロ−1,
2−ベンズイソチアゾール類を得る工程に用いる反応溶
媒としては、反応に対し不活性な溶媒であるなら特に限
定されるものではない。例えば、n−ヘキサン、n−ヘ
プタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類;塩化メチレ
ン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロ
ゲン化炭化水素類等を挙げることができる。溶媒の使用
量は、1,2−ベンズイソチアゾールに対して、通常1
〜30倍重量である。また、1,2−ベンズイソチアゾ
ール類を得る工程の反応溶媒をそのまま用いることも可
能である。反応温度は、通常30〜150℃、好ましく
は50〜100℃の範囲である。反応温度が、150℃
を超えると副反応が問題となり、一方、30℃未満であ
ると反応速度が実用上遅過ぎるので好ましくない。反応
時間は、反応温度、反応溶媒種により異なり、一概には
言えないが、通常1〜30時間の範囲である。
【0035】このようにして得られる反応混合物から、
目的とする3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類
を単離精製する方法としては、常法通り、そのまま晶析
させるか、溶媒留去後減圧蒸留させるか、または抽出し
て再結晶させる等により行うことができるが、これらに
限定されるものではない。
【0036】このようにして得られる目的化合物である
一般式(III)で表される3−ハロ−1,2−ベンズイソ
チアゾール類の具体例としては、次のものが例示され
る。 3−クロロ−1,2−ベンズイソチアゾール、3−ブロ
モ−1,2−ベンズイソチアゾール、3−クロロ−5−
メチル−1,2−ベンズイソチアゾール、5−ブチル−
3−クロロ−1,2−ベンズイソチアゾール、3−クロ
ロ−6−メトキシ−1,2−ベンズイソチアゾール、3
−クロロ−7−ニトロ−1,2−ベンズイソチアゾー
ル、3,6−ジクロロ−1,2−ベンズイソチアゾー
ル、6−カルボキシ−3−クロロ−1,2−ベンズイソ
チアゾール、3−クロロ−6−メトキシカルボニル−
1,2−ベンズイソチアゾール。
【0037】3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール
類と一般式(IV) で表されるピペラジン類とを反応させ
一般式(V)で表される1−(1,2−ベンズイソチア
ゾール−3−イル)ピペラジン類を製造する方法は公知
である。しかし、本発明の方法によって一般式(I) で表
される2−(アルキルチオ)ベンズアルデヒドオキシム
類にハロゲン化合物を作用させて一般式(II)で表される
1,2−ベンズイソチアゾール類に変換し、これにハロ
ゲン化剤を作用させて一般式(III)で表される化合物に
変換し、これに一般式(IV) で表されるピペラジン類を
作用させて一般式(V)で表される1−(1,2−ベン
ズイソチアゾール−3−イル)ピペラジン類を得る方法
は、入手し易い原料からの一連の反応をワンポットで行
って目的化合物を得る方法であるため、従来法に比べて
工業的に有利である。
【0038】一般式(IV) 、(V)におけるR3 は、水
素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6の置
換アルキレン基を表す。R3 で表されるアルキル基とし
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、アミル基、ヘキシル基、シク
ロヘキシル基を挙げることができる。R3 で表される炭
素数1〜6の置換アルキレン基としては、イミドブチレ
ン基、アミドブチレン基、(5−インドール)エチレン
基等を挙げることができる。
【0039】また、一般式(V)で表される1−(1,
2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジン類の
具体例としては、次のものを例示することができる。 1−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペ
ラジン、1−(5−メチル−1,2−ベンズイソチアゾ
ール−3−イル)ピペラジン、1−(6−メトキシ−
1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジ
ン、3−(4−エチル−1−ピペラジニル)−1,2−
ベンズイソチアゾール、3−(4−n−ブチル−1−ピ
ペラジニル)−1,2−ベンズイソチアゾール、3−
(4−シクロヘキシル−1−ピペラジニル)−1,2−
ベンズイソチアゾール、N−〔4−{4−(1,2−ベ
ンズイソチアゾール−3−イル)−1−ピペラジニル}
ブチル〕シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミ
ド、5−〔2−{4−(1,2−ベンズイソチアゾール
−3−イル)−1−ピペラジニル}エチル〕−6−クロ
ロ−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン。
【0040】
【実施例】以下に、実施例により本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明は、これらの実施例に何等限定され
るものではない。
【0041】実施例1 1,2−ベンズイソチアゾールの合成 攪拌機、温度計、冷却器を備え付けた300ml四つ口
フラスコに、予めモノクロロベンゼン100gを仕込み
窒素雰囲気下で2−(メチルチオ)ベンズアルデヒドオ
キシム33.4g(0.2モル)を添加した。攪拌下、
塩化チオニル25.2g(0.21モル)を−10〜−
15℃で滴下し、同温度で1時間反応させた。反応終了
後、反応液を室温まで昇温し、溶媒を留去した後、減圧
蒸留すると、1,2−ベンズイソチアゾール(沸点11
5〜116℃/15mmHg、融点39〜40℃)2
6.2gを得た。2−(メチルチオ)ベンズアルデヒド
オキシムに対する収率は97%であった。
【0042】実施例2〜6 1,2−ベンズイソチアゾール類の合成 原料を、表1に示す2−(アルキルチオ)ベンズアルデ
ヒドオキシム類に変えた以外は、実施例1と同様にし
て、相当する1,2−ベンズイソチアゾール類を得た。
それぞれの原料に対する収率は表1に示すとおりであっ
た。なお、単離方法は、1,2−ベンズイソチアゾール
の物性により、そのまま晶析させるか、抽出して再結晶
させる等により行った。
【0043】
【表1】
【0044】実施例7 実施例1における塩化チオニルの添加を、オキシ塩化リ
ン32.2g(0.21モル)に変えた以外は実施例1
と同様にして、1,2−ベンズイソチアゾール20.3
gを得た。2−(メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシ
ムに対する収率は75%であった。
【0045】実施例8 3−クロロ−1,2−ベンズイソチアゾール類の合成 攪拌機、温度計、冷却器を備え付けた300ml四つ口
フラスコに、予めモノクロロベンゼン100gを仕込
み、窒素雰囲気下で1,2−ベンズイソチアゾール2
7.0g(0.2モル)を添加した。攪拌下、塩化スル
フリル32.4g(0.22モル)を70〜80℃で滴
下し、同温度で1時間反応させた。反応終了後、溶媒を
留去した後、減圧蒸留すると、3−クロロ−1,2−ベ
ンズイソチアゾール(沸点116〜118℃/5mmH
g、融点38〜40℃)32.5gを得た。1,2−ベ
ンズイソチアゾールに対する収率は96%であった。
【0046】実施例9〜12 3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類の合成 原料およびハロゲン化剤を、それぞれ表2に示す1,2
−ベンズイソチアゾール類、ハロゲン化剤に変えた以外
は実施例8と同様にして、相当する3−ハロ−1,2−
ベンズイソチアゾール類を得た。それぞれの原料に対す
る収率は表2に示すとおりであった。なお、単離方法
は、3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類の物性
により、そのまま晶析させるか、抽出して再結晶させる
等により行った。
【0047】
【表2】
【0048】実施例13 3−クロロ−1,2−ベンズイソチアゾールの合成(ワ
ンポット反応) 攪拌機、温度計、冷却器を備え付けた300ml四つ口
フラスコに、予めモノクロロベンゼン100gを仕込
み、窒素雰囲気下、2−(メチルチオ)ベンズアルデヒ
ドオキシム33.4g(0.2モル)を添加した。攪拌
下、塩化チオニル25.2g(0.21モル)を−10
〜−15℃で滴下し、同温度で1時間反応させた。反応
終了後、1,2−ベンズイソチアゾールを含むこの反応
液に、引き続き、攪拌下、塩素15.6g(0.22モ
ル)を70〜80℃で吹き込み、同温度で1時間反応さ
せた。反応終了後、溶媒を留去した後、減圧蒸留して3
−クロロ−1,2−ベンズイソチアゾール32.6gを
得た。2−(メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシムに
対する収率は96%であった。
【0049】実施例14 1−(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペ
ラジンの合成 攪拌機、温度計、冷却器を備え付けた300ml四つ口
フラスコに、予めモノクロロベンゼン100gを仕込
み、窒素雰囲気下、2−(メチルチオ)ベンズアルデヒ
ドオキシム33.4g(0.2モル)を添加した。攪拌
下、塩化チオニル25.2g(0.21モル)を−10
〜−15℃で滴下し、同温度で1時間反応させた。反応
終了後、1,2−ベンズイソチアゾールを含むこの反応
液に、引き続き、攪拌下、塩素15.6g(0.22モ
ル)を70〜80℃で吹き込み、同温度で1時間反応さ
せた。反応終了後、溶媒を留去して、3−クロロ−1,
2−ベンズイソチアゾール33.1gを得た。引き続
き、ピペラジン49.0g(0.57モル)を窒素雰囲
気下に添加し、100℃に昇温した後、同温度で2時間
反応させた。反応液を水100gに添加した後、析出物
を濾過、乾燥し、1−(1,2−ベンズイソチアゾール
−3−イル)ピペラジンの粗結晶32.3gを得た。こ
の粗結晶をトルエンから再結晶することにより、1−
(1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジ
ンの純結晶26.3gを得た。2−(メチルチオ)ベン
ズアルデヒドオキシムに対する収率は60%であった。
【0050】
【発明の効果】本発明の製造方法により、精神病薬等の
医薬中間体として有用な1,2−ベンズイソチアゾール
類および3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾール類
が、さらにそれらから、1−(1,2−ベンズイソチア
ゾール−3−イル)ピペラジン類が従来より短い工程
で、しかも高価な原料を使用することなく容易なプロセ
スにより、高収率に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂上 茂樹 兵庫県加古郡播磨町宮西346番地の1 住 友精化株式会社第1研究所内 (72)発明者 東藤 美紀 兵庫県加古郡播磨町宮西346番地の1 住 友精化株式会社第1研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で表される2−(アルキル
    チオ)ベンズアルデヒドオキシム類にハロゲン化合物を
    作用させることを特徴とする一般式(II)で表される1,
    2−ベンズイソチアゾール類の製造方法。 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R2
    は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
    のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはそ
    のエステル、又はハロゲン原子を表す。) 【化2】 (式中、R2 は一般式(I)におけるR2 と同意義を表
    す。)
  2. 【請求項2】 ハロゲン化合物が塩化チオニルである請
    求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 ハロゲン化合物がオキシ塩化リンである
    請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式(I)で表される化合物が2−
    (メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシムである請求項
    1〜請求項3のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 一般式(II)で表される1,2−ベンズイ
    ソチアゾール類とハロゲン化剤とを反応させることを特
    徴とする一般式(III) で表される3−ハロ−1,2−ベ
    ンズイソチアゾール類の製造方法。 【化3】 (式中、R2 は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、
    炭素数1〜4のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル
    基もしくはそのエステル、又はハロゲン原子を表す。) 【化4】 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を表し、R2 は一
    般式(II)におけるR2 と同意義を表す。)
  6. 【請求項6】 ハロゲン化剤が塩素または臭素である請
    求項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 ハロゲン化剤が塩化スルフリルである請
    求項5記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 一般式(II)で表される化合物が1,2−
    ベンズイソチアゾールである請求項5〜請求項7のいず
    れか1項に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 一般式(I)で表される2−(アルキル
    チオ)ベンズアルデヒドオキシム類にハロゲン化合物を
    作用させて一般式(II)で表される1,2−ベンズイソチ
    アゾール類を得、得られた該1,2−ベンズイソチアゾ
    ール類とハロゲン化剤とを反応させることを特徴とする
    一般式(III) で表される3−ハロ−1,2−ベンズイソ
    チアゾール類の製造方法。 【化5】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R2
    は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
    のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはそ
    のエステル、又はハロゲン原子を表す。) 【化6】 (式中、R2 は一般式(I)におけるR2 と同意義を表
    す。) 【化7】 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を表し、R2 は一
    般式(II)におけるR2 と同意義を表す。)
  10. 【請求項10】 ハロゲン化合物が塩化チオニルである
    請求項9記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 ハロゲン化合物がオキシ塩化リンであ
    る請求項9記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 ハロゲン化剤が塩素または臭素である
    請求項9記載の製造方法。
  13. 【請求項13】 ハロゲン化剤が塩化スルフリルである
    請求項9記載の製造方法。
  14. 【請求項14】 一般式(I)で表される化合物が2−
    (メチルチオ)ベンズアルデヒドオキシムである請求項
    9〜請求項13いずれか1項に記載の製造方法。
  15. 【請求項15】 一般式(I)で表される2−(アルキ
    ルチオ)ベンズアルデヒドオキシム類にハロゲン化合物
    を作用させて一般式(II)で表される1,2−ベンズイソ
    チアゾール類を得、ついで得られた該1,2−ベンズイ
    ソチアゾール類にハロゲン化剤を反応させて一般式(II
    I) で表される3−ハロ−1,2−ベンズイソチアゾー
    ル類を得、さらに該3−ハロ−1,2−ベンズイソチア
    ゾール類と一般式(IV)で表されるピペラジン類とを反
    応させることを特徴とする一般式(V)で表される1−
    (1,2−ベンズイソチアゾール−3−イル)ピペラジ
    ン類の製造方法。 【化8】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R2
    は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4
    のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基もしくはそ
    のエステル、又はハロゲン原子を表す。) 【化9】 (式中、R2 は一般式(I)におけるR2 と同意義を表
    す。) 【化10】 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を表し、R2 は一
    般式(I)におけるR2と同意義を表す。) 【化11】 (式中、R3 は水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、
    炭素数1〜6の置換アルキレン基を表す。) 【化12】 (式中、R2 は一般式(I) におけるR2 と同意義を表
    し、R3 は一般式(IV)におけるR3 と同意義を表
    す。)
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