JPH08157057A - 長尺野菜の自動箱詰め装置 - Google Patents

長尺野菜の自動箱詰め装置

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JPH08157057A
JPH08157057A JP30103094A JP30103094A JPH08157057A JP H08157057 A JPH08157057 A JP H08157057A JP 30103094 A JP30103094 A JP 30103094A JP 30103094 A JP30103094 A JP 30103094A JP H08157057 A JPH08157057 A JP H08157057A
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vegetables
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long vegetables
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JP30103094A
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Inventor
Shigeo Inoue
繁夫 井上
Akitomo Yamazaki
章伴 山崎
Noboru Oyamada
昇 小山田
Hidetaro Mori
秀太郎 森
Katsunori Goshi
勝則 合志
Takashi Chikura
孝 千蔵
Atsushi Funahashi
淳 舟橋
Nagio Minami
渚夫 南
Hajime Okita
肇 沖田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲がった形状の長尺野菜でも自動的に整列幅
寄せすることを可能にして作業効率を高め、人手不足を
解消する。 【構成】 上流工程で各等級別に選別され、仕分けコン
ベアEによって送られて来た同一等級の所定数の長尺野
菜を整列及び幅寄せし、取り上げて箱詰めする装置にお
いて、幅方向に間隔をおいて並列されてその長手方向に
搬送される長尺野菜を受ける複数本の受けロール18
と、同受けロール18の下流側に受けロール軸心と平行
に設けられたストッパ20と、前記受けロール18の間
に昇降可能に設けられた支持部材1と、前記支持部材1
に支持された複数の長尺野菜50を、前記受けロール1
8の軸方向両側から押圧して幅寄せする整列幅寄せ装置
F1と、前記受けロール18の上方と箱詰め装置Gの上
方との間を移動するところの下部に前記長尺野菜を吸引
保持可能な吸着パッドを有する取上げ装置とを具備する
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各等級別に選別された胡
瓜、長茄子等の、曲がりが発生し易い長尺野菜を自動的
に見栄え良く整列して箱詰めする装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な自動選別箱詰めシステム
を図17によって説明する。例えば、生産者が専用コン
テナに収納して出荷した胡瓜は農協に集荷され、冷蔵保
管の後、先ずオートダンパAによってコンテナ内の胡瓜
を整列供給装置Bのコンベア上に排出し、1本づつ整列
して搬送し、次いで選別コンベアCで1本づつ搬送され
る胡瓜をカメラ式の選果装置Dによって各等級別に判別
した後、等級別仕分け装置(図示せず)により、仕分け
コンベアE上にそれぞれ供給し、整列・幅寄せ装置F及
び箱詰め装置Gによって箱詰めされた後、出荷される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の前記
幅寄せ・整列装置Fでは、仕分けコンベアEから1個づ
つ供給された胡瓜をそのコンベアで単に所定数だけ寄せ
集め、これを箱詰め装置Gによって箱詰めするようにな
っている。ところが、胡瓜は一般に曲がった形状のもの
が殆どであり、曲がり具合を考慮せずに数だけ合わせて
箱詰めすると見栄えが悪く、商品の売れ行きにも影響が
出るほか、所定数が箱詰めできないことも起きる。そこ
で人手によって胡瓜の曲がり方向を揃えて所定数を1段
づる箱詰めするしかないが、単純作業なので疲労がたま
って作業効率が低下し、特に夏場の出荷のピーク時には
人手不足等の問題を生じた。このため本発明は、このよ
うな従来装置の課題を解決して、曲がった形状の長尺野
菜でも、自動的に整列幅寄せをすることを可能にして作
業効率を高め、人手不足を解消するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における長尺野菜
の自動箱詰め装置は、上流工程で各等級別に選別され、
仕分けコンベアによって送られて来た同一等級の所定数
の長尺野菜を整列及び幅寄せし、取り上げて箱詰めする
装置において、幅方向に間隔をおいて並列されてその長
手方向に搬送される長尺野菜を受ける複数本の受けロー
ルと、同受けロールの下流側に受けロール軸心と平行に
設けられたストッパと、前記受けロールの間に昇降可能
に設けられた支持部材と、前記支持部材に支持された複
数の長尺野菜を前記受けロールの軸方向両側から押圧し
て幅寄せする整列幅寄せ装置と、前記受けロールの上方
と箱詰め装置の上方との間を移動するところの下部に前
記長尺野菜を吸引保持可能な吸着パッドを有する取上げ
装置とを具備するもので、これを課題解決のための手段
とするものである。また本発明は、一対の滑車間及び同
滑車から略直角方向に帯状部材または線状部材を巻回し
てその端部に伸縮材を設けて下方に引張る機構ユニット
を複数組連結して前記支持部材を構成し、この機構ユニ
ットの双方の滑車間の水平部が前記受けロールの上面を
基準に昇降し、かつ前記複数組のユニットが連結状態で
前記受けロールの軸方向にそれぞれ移動し、さらに前記
受けロールの上方でロール軸方向に互いに対象に移動す
る前記複数組の機構ユニットの両側に配設した整列幅寄
せ装置を有するものであり、更にガイドレール上に摺動
自在に立設されて互いに対称方向へ移動し、かつ所定高
さ昇降する一対の支持棒と、同支持棒間に同支持棒と連
動して伸縮するように張設されたスプリング部材と、表
面に柔軟部材が付設されると共に、前記スプリング部材
に沿って架設され、所定高さ昇降する受け棒とにより前
記支持部材を構成し、前記受けロール上の長尺野菜と前
記受け棒上及びスプリング部材上へ交互に移替えを行う
ことにより長尺野菜の向きを揃えて幅寄せする整列幅寄
せ装置とを有するものであり、更にまた前記受けロール
を正逆回転自在に構成し、かつ前記整列幅寄せ装置に、
前記受けロール上の長尺野菜の先端位置及び後端位置を
規制する複数のストッパを設けると共に、前記取上げ装
置を前記一対の吸着パッドで構成してその間隔を調整自
在に、かつ各吸着パッドを上下移動及び位置移動自在に
構成してなるもので、これらを課題解決の手段とするも
のである。
【0005】
【作用】仕分けコンベアから互いに一定の間隔を形成し
て送られて来た所定数の長尺野菜を受けロールによって
受取り、この受けロールを回転して各々の長尺野菜の先
端部を下流側に送ってストッパに当接させて定位置に整
列する。次に、ばねで張力を付与された複数組の帯状部
材または線状部材を各々の受けロールの間で上昇させ、
一対の滑車に巻回したその水平部で受けロール上の各々
の長尺野菜を中央部2点支持で持ち上げる。次に、各々
の帯状部材または線状部材を受けロール軸方向の中央側
にそれぞれ移動してその間隔を狭めると滑車に略直角方
向に巻回した各々の帯状部材または線状部材の端部はば
ねによって下方に引張られ、長尺野菜を支持する水平部
が短くなって各々の長尺野菜を幅寄せすると共に、双方
の幅寄せ部材を中央側に移動して長尺野菜を軽く押圧し
て各々の隙間を無くし、中央部2点支持によってその曲
がりを上下方向に揃える。次に、真空取り上げ装置によ
って、整列及び幅寄せした各々の長尺野菜を吸着して取
り上げ、箱詰め装置の梱包箱の上方に搬送して各々の長
尺野菜の真空取り上げ装置による吸着を解除し、梱包箱
内に自動的に箱詰めする。
【0006】また別の手段によれば、上流工程で等級別
に選別されて整列幅寄せ装置へ送られて来た長尺野菜
は、一旦受けロールに受渡された後、受け部の上昇によ
ってその表面の軟弱部材で支持され、これによって長尺
野菜の向きを揃えられ、次いで受け棒の下降によって長
尺野菜はスプリング部材で支持され、さらに一対の支持
棒を互いに近づけるように移動してスプリング部材を短
縮させることによって各長尺野菜の幅間隔が接近又は互
いに接触して幅寄せされ、次いで受け棒の上昇によって
幅寄せされた長尺野菜群は再び受け棒の柔軟部材で支持
され、その後取上げ装置で吸着されて取上げられた後、
別途箱詰めされる。
【0007】さらに別の手段によれば、上流工程で等級
別に選別されて整列幅寄せ装置の受けロールへ受け渡さ
れた長尺野菜は、複数のストッパによって前列の長尺野
菜は先端位置を、後列の長尺野菜は後端位置をそれぞれ
位置決めされて横列−2列に整列され、曲がり方向が揃
えられ、幅寄せされ、次いで取上げ装置の前後一対の吸
着パッドで列毎に一括して吸着・取上げられて箱位置へ
移動され、長尺野菜の前列先端位置から後列後端位置ま
での長さが箱寸法と一致するように前後の吸着パッドの
間隔が調整されたのち、吸着パッドが下降されて箱詰め
される。
【0008】
【実施例】図1〜図7は本発明の第1実施例を示すもの
であり、図1は胡瓜自動箱詰め装置の主要機器配置を示
す平面図、図2は図1のII−II断面を示す正面図、図3
は図2の作用を示す正面図、図4は図2のIV部を拡大し
た正面図、図5は図4のV−V断面図、図6は図2の真
空取上げ装置の斜視図、図7は図6の VII−VII 断面を
示す正面図である。図1において、仕分けコンベアEと
箱詰め装置Gとの間には送りロール40、受けロール1
8が順次配設されていて、各々の胡瓜50の先端部を揃
えるストッパ20と、各々の受けロール18の間から上
昇して所定数の胡瓜50をそれぞれ持上げるベルト1
と、各々の胡瓜50を受けロール18の軸方向中央側に
幅寄せする幅寄せ板7とを具備した整列・幅寄せ装置F
1が装設されている。図2〜図5において整列・幅寄せ
装置F1は次のように構成されている。昇降シリンダ1
9によって昇降する架台15上には、所定数のガイド5
と、両端部のガイド5にそれぞれ固着されて右ねじボー
ルナット11a及び左ねじボールナット11bが装着さ
れたガイド14とが摺動するレール16が敷設され、右
ねじ部及び左ねじ部が前記各右ねじボールナット11a
及び左ねじボールナット11bと螺合し、モータ12a
によって回転するボールスプリング12が軸着されてい
る。各々のガイド5上には受けロール18を挟む形で配
置された一対のフレーム2が立設され、この双方の各フ
レーム2,2には回転自在に軸着された滑車3と、隣接
するフレーム2の滑車3との間及び同滑車から略直角方
向に巻回されたベルト1と、同ベルト1の端部とガイド
5とに介装され、ばね4とが内装されている。また隣接
するフレーム2とはロープ6によって連結され、双方の
ガイド14の間隔を広げたときに所定の間隔が保持され
るようになっている。双方のガイド14にはサポート8
がそれぞれ装着され右ねじ側のサポート8には幅寄せ板
7及び感圧センサ9が、左ねじ側のサポート8には幅寄
せ板7がそれぞれ装着されている。この整列・幅寄せ装
置F1の上方には、吸着パッド25及びケース21の吸
引口23に真空度検出器27及び真空ポンプ28が真空
路26を介して装着され、箱詰め装置Gとの間を移動す
る真空取り上げ装置30が配設されている。この真空取
り上げ装置30は図6及び図7に示すように、ケース2
1内をケース21に内装された多数の細孔25aを有す
るスポンジ製の吸着パッド25と、このパッド25と真
空室22とを仕切る金網24と、吸引口23とによって
構成されている。
【0009】次に本装置の作用について説明する。図1
に示すように、仕分けコンベアEから送りロール40に
よって、互いに一定の間隔を形成して送られて来る所定
数の胡瓜50を受けロール18によって受取り、この受
けロール18をモータ18aによって回転し胡瓜50の
先端部をストッパ20に当接させて整列する。次に、図
2に示すように昇降シリンダ19によって架台15を上
昇させることによってフレーム2、滑車3、ベルト1、
ばね4及びサポート8、感圧センサ9、幅寄せ板7を各
々の受けロール18の間で上昇させ、受けロール18上
の2点鎖線で示す各々の胡瓜50をばね4によって張力
が付与された各2本のベルト1の水平部によって持上げ
る。このとき、各々の胡瓜50はベルト1による中央部
2点支持によってその曲がりが図5に示すように上下方
向に揃えて支持される。次に、図3に示すように、モー
タ12aによってボールスクリュ12を回転させて双方
のボールナット11a,11b、ガイド14及び両端部
のガイド5を軸方向中央側にそれぞれ移動すると、ロー
プ6の緊張は解除され、各々のフレーム2及び隣接する
滑車3はばね4の収縮力によってその間隔を狭め、各々
のベルト1の水平部はそれぞれ短くなって幅寄せされ
る。同時にサポート8、感圧センサ9及び幅寄せ板7も
中央側に移動し、双方の幅寄せ板7が胡瓜50を押して
各々の隙間を無くするように幅寄せする。そして、感圧
センサ9が所定の圧力を検出すると、直ちにボールスク
リュ12の回転を自動的に停止し、胡瓜50の過度の加
圧により傷付き及び潰れを防止する。次に、図3、図6
及び図7に示すように、真空取り上げ装置30を所定の
ストロークで下降させて吸着パッド25をベルト1上の
各々の胡瓜50に押し付け、真空ポンプ28によって各
々の胡瓜50の表面を細孔25a、真空室22、吸引口
23及び真空路26を介して吸引する。真空度検出器2
7が所定の真空度を検出すると真空取り上げ装置30を
所定のストロークで上昇させ、図3の紙面と直角の方向
に移動して箱詰め装置Gに自動的に搬送し、真空取り上
げ装置30による吸着を解除して図示しない段ボール箱
内に、胡瓜50の曲がりを上下方向にして自動的に箱詰
めする。なお、ベルト1の代替としてロープを用いても
よい。本実施例によれば、幅寄せ板7に感圧センサを設
けたことにより、胡瓜50の過度の押圧におる傷付きに
よる傷付き及び潰れを自動的に防止することができる。
【0010】本発明の第2実施例を図8〜図13によっ
て説明すると、図8、図9は自動箱詰め装置を構成する
整列幅寄せ装置の構成及び作用を、図10は整列幅寄せ
装置の要部を、図11は整列幅寄せ装置の断面構成を、
図12(a)〜(d)は整列幅寄せ装置の作用をそれぞ
れ示す。図13に示すように、整列装置Fは送りロール
113と整列幅寄せ装置115によって構成される。送
りロール113は仕分けコンベアEの後流側に設置さ
れ、同コンベアEより送られた胡瓜aを整列幅寄せ装置
115へ受渡す。整列幅寄せ装置115は送りロール1
13から送られた胡瓜aをその上部に載置して受取る受
けロール101と、ガイドレール116上に摺動台10
4を介して摺動自在に立設された一対の支持棒103
と、ガイドレール116両端の受け台112間に架設さ
れて支持棒103と嵌合し、モータ111を駆動するこ
とにより前記一対の支持部103を互いに対称方向へ移
動させるボールネジ110と、一対の受け台112間に
架設されたガイド棒106の外周に嵌合・設置され、前
記一対の支持棒103と連動して伸縮するスプリング1
05と、表面に柔軟部材例えばゴムベルト107aが付
設されると共にスプリング105に沿って架設され、昇
降シリンダ108によって昇降する受け棒107と、台
板を介して支持棒103(及び受け台112)を昇降し
てスプリング105(及び受け棒107)の高さを上下
させる昇降シリンダ109より成り、送りロール113
から送られた胡瓜aを整列して幅寄せする。また箱詰め
装置Gの取り上げ装置114は真空源(図示せず)に連
通する吸着パッド114aを備え、整列幅寄せ装置11
5によって幅寄せされた胡瓜群を吸着して取上げ箱詰め
する。なお、102は送りロール113から受けロール
101上に受け渡された胡瓜aの位置決めをするストッ
パである。
【0011】次に図12によって本整列装置Fの作用を
説明する。先ず送りロール113から所定の幅間隔をあ
け複数列で送られてきた胡瓜aはストッパ102で位置
決めされて受けロール101上に受渡される(a−図及
び図13)。次いで昇降シリンダ108を作動させて受
け棒101をゴムベルト107a位置がスプリング10
5位置より高く上昇させ、また昇降シリンダ109を作
動させて支持棒103及び受け台112を所定高さだけ
上昇させ、受けロール101上の胡瓜aを受け棒107
のゴムベルト107a上に移替える。すると、今までそ
れぞれ任意方向を向いていた胡瓜aの向き(曲がり方
向)が揃えられる(b−図)。次いで昇降シリンダ10
8を逆作動させて受け棒107をゴムベルト107a位
置がスプリング105位置より低く下降させて、ゴムベ
ルト107a上の胡瓜aをスプリング105上に移替え
た後、モータ111を駆動して一対の支持棒103を互
いに接近するように移動させると、この動きと連動して
スプリング105が短縮し、これによってスプリング1
05上に載置されている各胡瓜aの間隔が接近し、また
は接触して幅寄せが行われる(c−図)。次いで昇降シ
リンダ108を作動させて、再び受け棒107をゴムベ
ルト107a位置がスプリング105位置より高くなる
ように上昇させて、幅寄せされたスプリング105上の
胡瓜aをそのままゴムベルト107a上に移替える(d
−図)。この後胡瓜群は図9に示すように、取り上げ装
置114の吸着パッド114aで吸着して取り上げら
れ、箱詰めされた後出荷される。
【0012】本発明の第3実施例を図14〜図16によ
って説明すると、図14、図15は整列幅寄せ装置及び
取上げ装置及び作用を、図16は取上げ装置の作用をそ
れぞれ示す。図14、図15に示すように、整列装置F
を構成する整列幅寄せ装置201は正逆回転自在に構成
され、仕分けコンベアEから送られた胡瓜aを受け取る
受けロール210と、昇降シリンダ204により昇降自
在に立設された支持棒203と、受けロール210上の
胡瓜aの先端位置及び後端位置を位置決めする先端スト
ッパ205aと中間ストッパ205b及び後端ストッパ
205cと、横列に整列された胡瓜を幅寄せする幅寄せ
機構(図示せず)で構成され、仕分けコンベアEから送
られた胡瓜aを位置決めして横列に(例えば横列−2
列)に整列し、曲がり方向を揃え、幅寄せする。また箱
詰め装置Gを構成する取上げ装置202は、前後一対の
吸着パッド202A,202B、吸着パッド202A,
202Bの間隔を調整する間隔調整装置202b、同じ
く吸着パッド202A,202Bを上下動させる昇降シ
リンダ202a及びガイドレール208に沿って位置移
動させる移動装置202cなどで構成され、整列、幅寄
せされた横列−2列の胡瓜aを列毎に一括して吸着・取
上げて箱詰めする。
【0013】次に図14、図15及び図16によって整
列幅寄せ装置201及び取上げ装置202の作用を説明
する。仕分けコンベアEのコンベア207a〜上を送ら
れて来た胡瓜aは整列ゲート206a〜によって横列に
前後間隔をあけて整列され、横列−2列の胡瓜が受けロ
ール210上に受け渡される。そして前列の胡瓜の先端
が先端ストッパ205aと当接して前列先端位置が位置
決めされ、一方後列の胡瓜は先端が一旦中間ストッパ2
05bと当接し、次いで受けロール210を逆回転させ
ることによって後退して後端が後端ストッパ205cと
当接して後列後端位置が位置決めされる(中間、後端ス
トッパ205b,205cは上下移動可能)。この後、
昇降シリンダ204を作動して支持棒203を上昇させ
ることによって胡瓜aは受けロール210上から支持棒
203上へ移替えられて曲がり方向が揃えられ、幅寄せ
機構によって幅寄せされる。次に取上げ装置202の昇
降シリンダ202aを作動して吸着パッド202A,2
02Bを下降させ、前後列の胡瓜群を列毎に一括して吸
着取上げを行う(このとき、吸着パッド202A,20
2Bは同一高さにせず数十mm段差を付ける)そののち、
移動装置202cを介して用意された箱位置へ搬送し、
次いで、間隔調整装置202bにより取り上げられた胡
瓜の前列先端位置から後列後端位置までの長さが、箱寸
法と一致するように前・後吸着パッド202Aと202
Bの間隔を調整したのち、昇降シリンダ202aを作動
させて両吸着パッド202A,202Bを段差を保ちつ
つ下降し、所定高さで停止させ、吸着を外して(吸引を
停止して)胡瓜を箱内横一列に挿入(箱詰め)する。以
上の操作を繰り返すことにより、胡瓜を多段に箱詰めす
ることができる。なお、前記箱詰めの際、前側吸着パッ
ド202Aと後側吸着パッド202Bに段差を設けるこ
とによって吸着パッド202A,202Bの間隔を箱寸
法に一致するよう調整する際、長さ、曲がり具合等の多
少の差のある胡瓜群を干渉させずに、かつ見栄えよく箱
詰めすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明では、受
けロール及びストッパを仕分けコンベアの下流に設けた
ことにより、仕分けコンベアから受け取った所定数の長
尺野菜を受けロール上で定位置に自動的に整列すること
ができる。また、ばねの張力によって水平部が伸縮する
複数の帯状部材または線状部材及びこの帯状部材または
線状部材上の長尺野菜を受けロール軸方向の両端部から
押圧する一対の幅寄せ部材を設けたことにより、受けロ
ール上の整列された長尺野菜を自動的に持ち上げて幅寄
せすることができる。そして前記長尺野菜の幅寄せをス
プリング部材を介して行えば、幅寄せ時に長尺野菜に滑
りが起こらないので傷つくことがなく安定した幅寄せが
でき、装置の耐久性も向上する。さらに真空取り上げ装
置を設けたことにより、この整列及び幅寄せされた長尺
野菜を吸着して取り上げ、自動的に梱包箱に搬送して箱
詰めすることができる。さらにまた、長尺野菜が複数の
ストッパによって前列洗濯位置と後列後端位置とが位置
決めされ、曲がり方向が揃えられ、幅寄せされ、次いで
取り上げ装置の前後一対の吸着パッドで列毎に一括して
吸着・取り上げられるならば、長尺野菜の前列先端から
後列後端までの長さが箱寸法と一致するように前後の吸
着パッド間隔が調整されたのち、吸着パッドを下降して
箱詰めされるので、前・後列の長尺野菜同士が重り合う
ことがなくなり、所定数の長尺野菜を効率よく、かつ見
栄えよく複数列多段に箱詰めすることができる。従って
本発明によれば、長尺野菜の整列、幅寄せ及び箱詰め作
業を完全に自動化することが可能になり、その作業員が
不要になるので、長尺野菜の選果及び箱詰め作業を高速
化すると共に、夏場の出荷にピーク時における人手不足
を解消することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の給自動箱詰め装置の主要
機器配置を示す平面図である。
【図2】図1のII−II断面を示す正面図である。
【図3】図2の作用を示す正面図である。
【図4】図2はIV部を拡大した正面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】図2の真空持上げ装置の斜視図である。
【図7】図6の VII−VII 断面を示す正面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る整列幅寄せ装置の構
成及び作用を示す図(幅寄せ前)である。
【図9】本発明の第2実施例に係る整列幅寄せ装置の構
成及び作用を示す図(幅寄せ後)である。
【図10】本発明の第2実施例に係る整列幅寄せ装置の
要部図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る整列幅寄せ装置の
断面構成図である。
【図12】本発明の第2実施例に係る整列幅寄せ装置の
作用を示す図である。
【図13】本発明の第2実施例に係る整列幅寄せ装置の
平面配置図である。
【図14】本発明の第3実施例に係る整列幅寄せ装置及
び取上げ装置の構成・作用を示す図(正面)である。
【図15】本発明の第3実施例に係る整列幅寄せ装置及
び取上げ装置の構成・作用を示す図(平面)である。
【図16】本発明の第3実施例に係る整列幅寄せ装置及
び取上げ装置の作用を示す図である。
【図17】従来の胡瓜自動箱詰め装置の選果、選別、仕
分け、幅寄せ・整列、箱詰めの各装置の配置を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 ベルト 2 フレーム 3 滑車 4 ばね 5,14 ガイド 6 ロープ 7 幅寄せ板 8 サポート 9 感圧センサ 11a 右ねじボールナット 11b 左ねじボールナット 12 ボールスクリュ 15 架台 16 レール 18,101,210 受けロール 19 昇降シリンダ 20,102,205 ストッパ 21 ケース 22 真空室 23 吸引口 24 金網 25,114a,202A 吸着パッド 25a 細孔 26 真空路 27 真空検出器 28 真空ポンプ 30,114,202 真空取り上げ装置 40 送りロール 50 胡瓜 103 支持棒 105 スプリング部材 106 ガイド棒 107 受け棒 116 ガイドレール E 仕分けコンベア F1,115,201 整列・幅寄せ装置 G 箱詰め装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 秀太郎 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 合志 勝則 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 千蔵 孝 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 舟橋 淳 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 南 渚夫 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 沖田 肇 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流工程で各等級別に選別され、仕分け
    コンベアによって送られて来た同一等級の所定数の長尺
    野菜を整列及び幅寄せし、取り上げて箱詰めする装置に
    おいて、幅方向に間隔をおいて並列されてその長手方向
    に搬送される長尺野菜を受ける複数本の受けロールと、
    同受けロールの下流側に受けロール軸心と平行に設けら
    れたストッパと、前記受けロールの間に昇降可能に設け
    られた支持部材と、前記支持部材に支持された複数の長
    尺野菜を前記受けロールの軸方向両側から押圧して幅寄
    せする整列幅寄せ装置と、前記受けロールの上方と箱詰
    め装置の上方との間を移動するところの下部に前記長尺
    野菜を吸引保持可能な吸着パッドを有する取上げ装置と
    を具備することを特徴とする長尺野菜の自動箱詰め装
    置。
  2. 【請求項2】 一対の滑車間及び同滑車から略直角方向
    に帯状部材または線状部材を巻回してその端部に伸縮材
    を設けて下方に引張る機構ユニットを複数組連結して前
    記支持部材を構成し、この機構ユニットの双方の滑車間
    の水平部が前記受けロールの上面を基準に昇降し、かつ
    前記複数組のユニットが連結状態で前記受けロールの軸
    方向にそれぞれ移動し、さらに前記受けロールの上方で
    ロール軸方向に互いに対象に移動する前記複数組の機構
    ユニットの両側に配設した整列幅寄せ装置を有すること
    を特徴とする請求項1記載の長尺野菜の自動箱詰め装
    置。
  3. 【請求項3】 ガイドレール上に摺動自在に立設されて
    互いに対称方向へ移動し、かつ所定高さ昇降する一対の
    支持棒と、同支持棒間に同支持棒と連動して伸縮するよ
    うに張設されたスプリング部材と、表面に柔軟部材が付
    設されると共に、前記スプリング部材に沿って架設さ
    れ、所定高さ昇降する受け棒とにより前記支持部材を構
    成し、前記受けロール上の長尺野菜と前記受け棒上及び
    スプリング部材上へ交互に移替えを行うことにより長尺
    野菜の向きを揃えて幅寄せする整列幅寄せ装置とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の長尺野菜の自動箱詰
    め装置。
  4. 【請求項4】 前記受けロールを正逆回転自在に構成
    し、かつ前記整列幅寄せ装置に、前記受けロール上の長
    尺野菜の先端位置及び後端位置を規制する複数のストッ
    パを設けると共に、前記取上げ装置を前記一対の吸着パ
    ッドで構成してその間隔を調整自在に、かつ各吸着パッ
    ドを上下移動及び位置移動自在に構成したことを特徴と
    する請求項1記載の長尺野菜の自動箱詰め装置。
JP30103094A 1994-12-05 1994-12-05 長尺野菜の自動箱詰め装置 Withdrawn JPH08157057A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109515815A (zh) * 2018-11-26 2019-03-26 深圳市华南新海传动机械有限公司 一种农产品真空抓取装置和农产品包装系统
KR20220133488A (ko) * 2021-03-25 2022-10-05 주식회사 아이팩 튜브의 정렬 포장장치

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