JPH0881053A - 長もの野菜選別機の供給部構造 - Google Patents

長もの野菜選別機の供給部構造

Info

Publication number
JPH0881053A
JPH0881053A JP6215490A JP21549094A JPH0881053A JP H0881053 A JPH0881053 A JP H0881053A JP 6215490 A JP6215490 A JP 6215490A JP 21549094 A JP21549094 A JP 21549094A JP H0881053 A JPH0881053 A JP H0881053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
suction pad
conveyor
relay body
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6215490A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Iwakawa
隆 岩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6215490A priority Critical patent/JPH0881053A/ja
Publication of JPH0881053A publication Critical patent/JPH0881053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Chutes (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 搬送コンベヤBにキュウリを供給する供給手
段Aと、コンベヤB上のキュウリをCCD画像処理手段
Cと押出し手段とで選別して仕分ける選別手段とでキュ
ウリ選別機を構成する。供給手段Aを、キュウリ表面に
吸着する吸着パッド10と、吸引ポンプ13と、吸着パ
ッド10の移動機構17とから成る吸着装置Aa、及び
キュウリを載置する中継体43を、吸着パッド10から
キュウリの受取位置と、搬送コンベヤB始端に落とす供
給位置とに移動する供給移動装置Abとで構成する。吸
着後のパッド10と中継体43との相対位置の検出スイ
ッチ62を備え、その検出情報によって受取位置で中継
体43がパッド10の直下となるよう、中継体43とパ
ッド10とを相対移動する位置合わせする。 【効果】 吸着によって野菜をピックアップし、落下搬
送途中での信頼性に優れ、搬送時の姿勢乱れの少ない状
態で供給手段を自動化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キュウリ(胡瓜)、ヘ
チマ(糸瓜)、人参、あるいは大根等の長もの野菜を、
形状や大きさ等によって選別して仕分ける選別機に係
り、詳しくは、コンテナ等の野菜貯留部から長もの野菜
を搬送コンベヤ始端に運ぶ供給部の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】収穫した長もの野菜を形状や大きさに分
類して仕分けする選別機としては、例えばキュウリ選別
機があり、それは、コンテナに貯留されたキュウリを搬
送装置の始端部に1本ずつ手で供給するという人力に頼
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、人
為操作でキュウリを供給するものであって労力的負担が
あるとともに、その人為供給操作は搬送コンベヤの搬送
挙動に合わせて行わねばならないという辛い面もあり、
改善の余地が残されていた。本発明の目的は、供給手段
を自動化することによって省力化の図れた選別機を提供
する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、長もの野菜を搬送する搬送コンベヤと、搬送
コンベヤに長もの野菜を供給する供給手段と、搬送コン
ベヤで搬送される長もの野菜を選別して仕分ける選別手
段とを備え、供給手段を、長もの野菜表面に吸着可能な
吸着パッドと、この吸着パッドの吸着作用を現出させる
吸引ポンプと、吸着パッドを駆動昇降可能な移動機構と
から成る吸着装置、及び、長もの野菜を載置する中継体
を、吸着パッドに吸着された長もの野菜を受け取って載
置する受取り位置と、中継体に載置された長もの野菜を
搬送コンベヤ始端部に供給可能な供給位置とに亘って駆
動移動可能な供給移動装置とで構成し、吸着パッドの吸
着作用後における吸着パッドと中継体との相対位置を検
出可能な位置検出センサを備え、この位置検出センサの
検出情報に基づき、受取り位置において、中継体が吸着
パッドの直下に位置するように、これら中継体と吸着パ
ッドとを相対移動させる位置合わせ手段を備えてあるこ
とを特徴とする。
【0005】又、吸着パッドを上下移動機構と共に搬送
コンベヤの搬送方向に沿って移動可能な前後移動機構を
備え、位置検出センサを、中継体が吸着パッドの直下位
置に有るか否かを中継体に接当することで作動するスイ
ッチで構成し、このスイッチを、吸着パッドを支持する
支持フレームに取付けるとともに、中継体とスイッチと
の接当によって中継体と吸着パッドとの相対前後移動が
止まるように、前後移動機構と供給移動装置とスイッチ
とを連係する制御装置を備えることで、位置合わせ手段
を構成すれば好都合である。
【0006】
【作用】請求項1の構成では、吸着パッドの吸着作用で
長もの野菜を吸着して持ち上げ、次いで、吸着作用を解
除して長もの野菜を中継体に移し、それから供給移動装
置を駆使することにより、コンテナ等に入れられた長も
の野菜を搬送コンベヤ始端へ運ぶことができて、供給作
動を自動化することができる。そして、吸着によって長
もの野菜を持ち上げてから搬送コンベヤへ運ぶには、 吸着パッド自体を移動させる手段、吸着パッドから
受渡された長もの野菜を専用の移動機構で移動させる手
段、との2通りが考えられる。
【0007】の手段では、吸着パッド自体を移動させ
るものであって装置全体を比較的集約化し易いものであ
り、吸着して持ち上げた後も、コンベヤ始端に至る迄は
吸着し続けなければならないものである。しかしなが
ら、表面形状が一定しない野菜に対する吸着作用は不利
であり、かといって吸引ポンプをあまり強力にすると野
菜表面が損なわれるおそれがあるため、現実の吸着力は
そう強いものに設定し難いものと予測される。故に、移
動時の起動ショックや停止ショック、その他の外乱(例
えば、他の機器における送風機の強い風が作用する等)
が作用すると、比較的容易に落下してしまうおそれがあ
り、搬送の信頼性の点で改善の余地がある(例えば、先
に出願した特願平6‐155604号参照)。
【0008】の手段では、吸着装置と供給移動装置と
の別装置が必要ではあるが、受取位置から搬送コンベヤ
始端へは長もの野菜を中継体に載置した状態で安定移送
できるため、供給移動装置の作動時に起動ショックや停
止ショック、或いは外乱が作用したために移送途中で落
下するということが生じないようになる。つまり、吸着
による不安定支持状態を維持する時間が大幅に減少し、
途中での落下ミスなく搬送を遂行できる確実性を高める
ことができるようになる。本願はこのの手段を採るも
のである。
【0009】そして、吸着による持ち上げと、搬送コン
ベヤへの移送とを別工程で行えるので、それら各工程を
重複して実行できるようになり、重複して行えないの
手段に比べて能率良く作動できるようになる。又、吸着
しての持ち上げ時に長もの野菜の姿勢が多少乱れていて
も、中継体への受渡しによって整列させることが可能で
あり、整った姿勢でもって搬送コンベヤへ供給できる姿
勢矯正作用が期待できるようにもなる。
【0010】ところで、吸着された長もの野菜を中継体
に移すには、その吸着野菜の真下に中継体を位置させた
状態で吸引を解除すれば良い。故に、受取り位置におい
ては中継体を正確に吸着パッドの直下に位置させること
が必要であり、請求項1の構成では、その受取りに適合
した状態になると検出作動する位置検出センサを備えた
位置合わせ手段によってその機能を出しており、吸着解
除された野菜が中継体を逸れて落ちるといった不具合な
く良好に受け取ることができるようになる。
【0011】請求項2の構成では、吸着パッドを上下だ
けでなく前後方向にも移動できるから、搬送コンベヤへ
供給長もの野菜を供給するための貯留部(例えば、収納
箱)における貯留量を請求項1の構成による場合に比べ
て多くすることが可能になり、収納箱の交換時期を長く
できる、といった具合に供給作動を能率的に行えるよう
になる。そして、上記位置検出センサを接触式のスイッ
チで構成してあり、比較手廉価に位置合わせ手段を装備
することができるようになる。
【0012】
【発明の効果】その結果、請求項1及び2に記載のいず
れの選別機でも、吸着によって野菜をピックアップする
ことと、ピックアップされた野菜を中継体で載置搬送さ
せることとで搬送コンベヤに長もの野菜を供給させる工
夫により、受取り位置での不測の野菜落下無く、落下搬
送途中での落下おそれが極力少なく信頼性に優れ、か
つ、作業能率が改善され、しかも搬送時の姿勢乱れの少
ない状態で供給手段を自動化できるようになった。請求
項2の選別機では、上記効果に加えて、比較的廉価に装
置構成できるとともに作業能率の向上に寄与できる利点
がある。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1にキュウリ選別機が示され、Aは収納箱1
内に貯留されたキュウリをベルトコンベヤ(搬送装置に
相当)Bの始端部に所定姿勢で供給する供給する供給手
段、CはベルトコンベヤBで移送されるキュウリの形状
及び大きさを認識する画像処理手段、Dは画像処理手段
Cから出力される形状認識情報に基づいてベルトコンベ
ヤB上の搬送キュウリを選別して仕分ける選別手段であ
る。又、2は選別シュート、3〜6は回収箱、7はくず
箱である。
【0014】このキュウリ選別機の概略作用は、先ず、
供給手段Aが、収納箱1のキュウリを吸引による負圧に
よって吸着して持上げるとともに、搬送ベルト8の長手
方向に直交する方向に向いた姿勢に整列させた状態でベ
ルトコンベヤBの始端部に供給する。次に、画像処理手
段Cが、コンベヤ上で搬送されるキュウリをCCDカメ
ラ9によってその形状・大きさを認識し、画像処理手段
Cから出力される形状認識情報に基づいて、ベルトコン
ベヤB上の搬送キュウリをベルト側方に押出し排出し、
傾斜配置された選別シュート2を滑落させて回収箱3〜
6に回収する。そして、あまりに細いとか短いといった
未成熟キュウリや極端に曲がったキュウリ等の商品とな
らないくずキュウリは、ベルトコンベヤB終端に配置さ
れたクズ箱7に回収されるのである。
【0015】次に、各装置を簡単に説明する。図1〜図
3に示すように、供給手段Aは、キュウリ表面に吸着可
能な吸着パッド10と、この吸着パッド10の吸着作用
を現出させる吸引ポンプ13と、吸着パッド10を駆動
昇降可能な移動機構12とから成る吸着装置Aa、及
び、キュウリを載置する中継体43を、吸着パッド10
に吸着されたキュウリを受け取って載置する受取り位置
と、中継体43に載置されたキュウリを搬送コンベヤB
始端部に供給可能な供給位置とに亘って駆動移動可能な
供給移動装置Abとで構成されている。
【0016】吸着装置Aaは、複数(9個)の吸着パッ
ド10を備えた作用体11を前後左右、及び上下に移動
自在な3次元移動機構12と、各吸着パッド10毎に独
立して作用する吸引ポンプ13とで構成されている。吸
着パッド10は、下端に吸着面14Aが形成された蛇腹
筒14を筒杆10Aに嵌合連結して構成され、蛇腹筒1
4の機能によって吸着面14Aが筒杆10Aに対して上
下変位及び首振り変位自在である。各吸着パッド10は
平面視で千鳥格子状に配列してあり、隣合うものどうし
の搬送方向での間隔を、キュウリの吸着に適した吸着適
合間隔に設定してあるとともに、それら複数の吸着パッ
ド10と固定配置された吸引ポンプ13とを、屈曲自在
な吸引ホース18群で接続連結してある。
【0017】3次元移動機構12は、作用体11を鉛直
方向に所定範囲で昇降自在な上下移動機構12Aと、上
下移動機構12Aを前後方向(ベルトコンベヤBの搬送
方向)に所定範囲で移動自在な前後移動機構12Bと、
前後移動機構12Bを左右方向(ベルトコンベヤBの搬
送方向に直交する方向)に所定範囲で移動自在な左右移
動機構12Cとから構成されている。
【0018】上下移動機構12Aは昇降シリンダ(エア
シリンダや電動シリンダ)で構成され、前後移動機構1
2Bは、前後の移動体39,37に亘って架設されるネ
ジ軸17とガイド軸27に上下移動機構12Aの基体2
8を貫通支承するとともに、ネジ軸17を駆動回転させ
るギヤードモータGMを設けて構成されている。左右移
動機構12Cは、前後の移動体39,37内に装備され
た図示しない駆動部で成り、それら駆動部で駆動される
転輪29用の固定レール30を前後に備えて構成されて
いる。
【0019】図3に示すように、キュウリの吸着前後に
おける吸着パッド10と中継体43との相対位置を検出
可能な前後の位置検出センサS1,S2 を備え、これらの
位置検出センサS1,S2 の検出情報に基づき、受取り位
置において中継体43が吸着パッド10の直下に位置す
るように、かつ、待機位置で中継体43を一旦停止させ
るように、これら中継体43と吸着パッド10とを相対
移動及び相対停止させる位置合わせ手段Fを備えてあ
る。
【0020】すなわち、前後の位置検出センサS1,S2
を、最も右側(収納箱1側)の中継体43が最も左側
(搬送コンベヤB側)の吸着パッド10よりも左側に僅
か外れた位置にあると作動する前スイッチ61で前位置
検出センサS1 を、かつ、最も右側の中継体43が最も
右側の吸着パッド10の真下の位置にあると作動する後
スイッチ62で後位置検出センサS2 を夫々構成してあ
る。
【0021】前スイッチ61は、その左側から右側へ移
動しようとする中継体43との接当でのみ作動し、反対
側方向での接当では作動しないように構成されている。
これら両スイッチ61,62は、基体28から延出され
た支持フレーム63に対して取付けてあり、前後及び左
右方向には吸着パッド10一体で移動し、上下方向には
固定された状態となっている。そして、図13に示すよ
うに、両スイッチ61,62が作動すると、中継体43
のそれ以上の右側への移動が止まるように、後述するモ
ータ機構(前後移動機構に相当)56と両スイッチ6
1,62とを連係する制御装置64を備えて位置合わせ
手段Fが構成されているとともに、上下移動機構12
A、前後移動機構12B、左右移動機構12C、及び後
述する電動シリンダ55も制御装置64に接続されて供
給手段Aの動作制御を行うようにしてある。
【0022】吸着パッド10の支持構造を詳述する。図
3〜図5に示すように、複数の吸着パッド10が取付け
られた板体31を、下降付勢機構32を介して作用体1
1に取付けてあり、昇降シリンダ12Aによる下降移動
によって吸着パッド10とキュウリとの接当範囲に融通
を持たせてあるとともに、接当時のクッション効果がで
るようにしてある。下降付勢機構32は、板体31に固
定の挿通棒33を作用体11のボス部11aに巻きバネ
34を介して内嵌合するとともに、板体31に固定のガ
イド棒35を作用体11端の切欠き11bに通して構成
されている。
【0023】又、ボス部11aの下端部にはリミットス
イッチ42を取付けてあり、板体31の作用体11に対
する上昇量が所定値に達するとリミットスイッチ42が
作動するようにしてあり、このスイッチ42が作動する
と昇降シリンダ12Aの下降移動が停止するように連係
されている。つまり、図6(イ)、(ロ)に示すよう
に、吸着パッド10が所定範囲で上下移動自在に支持さ
れる板体(吸着フレームに相当)31を駆動昇降自在な
昇降シリンダ(昇降機構に相当)12Aが移動機構12
に装備され、かつ、吸着パッド10を板体31に対して
下降付勢可能なバネ34を設けるとともに、吸着パッド
10の板体31に対する上昇移動量が増すに連れて下降
付勢の力が強くなる状態にバネ34を配置設定してあ
り、上昇移動量が所定値になると作動するリミットスイ
ッチ42の作動で板体31の下降移動が停止するよう
に、リミットスイッチ42と昇降機構12とが連係され
ている。
【0024】図3に示すように、吸引ポンプ13は、ピ
ストン13pが往復動するレシプロピストンポンプに構
成されており、各吸着パッド10毎に計9個装備されて
いる。それら9個のピストンロッド13aに亘る駆動バ
ー36を設けるとともに、その駆動バー36を揺動アー
ム38を備えた単一の駆動装置37で往復駆動移動させ
る構造であり、これによって連係伝動機構Eが構成され
ている。揺動アーム38の前後両揺動限界を決めるリミ
ットスイッチ40,41が備えられており、揺動アーム
38前スイッチ40に接当すると駆動装置37が逆転し
て揺動アーム38が後方に揺動し、後スイッチ41に接
当すると今度は前方に向けて揺動アーム38が揺動する
ように連係されている。従って、収納箱1とベルトコン
ベヤB始端との間隔に合わせてピストンポンプ13の移
動領域を調節設定でき、実際に必要な量以上に往復駆動
する無駄を省ける利点がある。
【0025】又、図3に示すように、搬送方向で隣合う
吸着パッド10,10の並設ピッチL’は、収納箱1に
整列収容された状態のキュウリの並設ピッチLよりも小
に、すなわち、L’<Lとなるように設定してあり、9
個の吸着パッド10のうちのどれかが必ずキュウリに吸
付けるようにしてある。
【0026】図7〜図9に示すように、供給移動装置A
bは、全ての中継体43を同時に搬送方向に往復移動可
能な駆動手段44と、中継体43の隣合うものどうしの
搬送方向間隔を伸縮する間隔変更機構45と、中継体4
3を反転可能な回動機構57とから構成されている。先
ず、中継体43は回動軸43b先端に樋状の受け皿43
aを取付けて構成され、回動軸43bを回動自在に支承
するボス部材46をネジ軸48に外嵌するとともに、搬
送方向に向いた支持レール47に回動軸43b端をスラ
イド自在にローラ嵌装してある。回動軸43bのボス部
材46からの突出端には操作アーム49が相対回動不能
に取付けられ、かつ、隣合う操作アーム49,49に亘
ってリンクプレート50が架設連結されている。
【0027】受け皿43aとボス部材46との間におけ
る回動軸43bには捩じりバネ51が装着され、中継体
43を、その腕片43cとボス部材46のストッパー4
6aが接当する上に向いた載置姿勢に復帰付勢している
とともに、各、ボス部材46には支点52が立設されて
おり、それら各支点52を連結中心とするパンタグラフ
機構53が構成されている。ところで、複数のボス部材
46のうち、最もコンテナ寄りの主ボス部材46のみが
ネジ48に螺合され、他はネジ軸48にスライド自在に
嵌合されているとともに、その主ボス部材46の操作ア
ーム49にだけ作用するストッパ部材54、及びパンタ
グラフ機構53伸縮用の電動シリンダ(エアシリンダで
も良い)55が設けてある。
【0028】さらに詳述すると、供給移動装置Abのフ
レーム枠58に対して前記ストッパ部材54が固定され
るとともに、各リンクプレート50の搬送コンベヤB側
では長孔50aによって隣の操作アーム49にピン連結
してある。電動シリンダ55は、その本体55aは主ボ
ス部材46に支持されるとともに、ピストンロッド55
bは主ボス部材46から3番目の支点52に枢支連結し
てある。又、ネジ軸48を正逆に回転駆動自在なモータ
機構56を設けてある。つまり、モータ機構56を駆動
すれば、全ての中継体43をそれらの相互間隔を維持し
たまま搬送方向に移動自在であり、それによって駆動手
段44が構成され、電動シリンダ55を伸長駆動すれば
パンタグラフ機構53が延びて各中継体43どうしの相
互間隔を大に、かつ、短縮駆動すれば相互間隔を小にで
きる間隔変更機構45が構成され、さらに、ストッパ部
材54と各操作アーム49と各リンクプレート50とに
よって回動機構57が構成されている。
【0029】回動機構57は、間隔変更機構45が最大
に拡がり作動したキュウリの搬送コンベヤBへの供給状
態でのみ作動可能になる。すなわち、図9に示すよう
に、電動シリンダ55を目一杯伸長駆動すると、主ボス
部材46以外に備えられた各操作アーム49の連結ピン
49aがリンクプレート50の長孔50aの後端(搬送
方向下手側端)に位置し、その状態でモータ機構56を
駆動して供給位置近くにくると、主ボス部材46の操作
アーム49がストッパ部材54に接当して反時計回りに
回動され、完全に供給位置に到達すると丁度各操作アー
ム49が、即ち全ての中継体43が90度反転した供給
姿勢になってキュウリをコンベヤ8上に落下供給できる
のである。上記状態から駆動手段44を逆転駆動して中
継体43を少し戻してストッパ部材54との干渉が無く
なると、捩じりバネ51の付勢力で各中継体43は載置
姿勢に自己復帰するようになる。従って、間隔変更機構
45を戻し駆動して各ボス部材46どうしが接当する中
継体43の吸着適合間隔状態では、連結ピン49aが長
孔50aの前端に位置しており、この状態でも捩じりバ
ネ51の付勢力で中継体43は載置姿勢が維持されてい
る。
【0030】図10〜図12に、供給手段Aの一連の作
用原理図が示され、簡単に説明すると、図10(イ)は
初期状態であり、作用体11は収納箱1の上方に位置
し、中継体43は前スイッチ61に接当して収納箱1の
前端より若干外側となる待機位置で停止している。図1
0(ロ)は作用体11が下降して吸着パッド10でキュ
ウリを吸着している状態であり、図10(ハ)は吸着し
てキュウリを持ち上げた状態を示している。図11
(イ)は、駆動手段44を駆動させて後スイッチ62と
の接当により、密間隔の中継体43を吸着パッド10の
真下となる受取り位置に移動したキュウリ受取り状態で
あり、図11(ロ)は吸引ポンプ13を止めて吸着キュ
ウリを中継体43に落下して受け渡した状態である。
【0031】そして、図11(ハ)は駆動手段44と間
隔変更機構45とを駆使して中継体43を搬送コンベヤ
Bへ向けて移動している状態であり、このとき、作用体
11は次の吸着ポイントに向かって移動し初めている。
図12(イ)は中継体43が供給位置において、ストッ
パ部材54と主ボス部材46の操作アーム49との接当
によって回動駆動されてキュウリが搬送コンベヤBに供
給された状態である(ストッパ部材54による反転駆動
が全ての中継体43で同時に行われるよう、駆動手段4
4よりも間隔変更機構45の拡大作用が若干早く終了す
るようにしてある)。ことのき、作用体11は下降移動
し、次の吸着作動が始まっている。
【0032】次に、図12(ロ)においては、中継体4
3が供給位置から戻っている途中であるとともに、キュ
ウリを吸着した作用体11が上昇移動している状態であ
り、それから、図12(ハ)に示すように、吸着された
キュウリの直下位置となる受取り位置に密間隔に復帰し
た中継体43が戻っており、以後は図11(イ)の状態
から繰り返されるのである。尚、作用体11の受取位置
は、収納箱1での前後左右に移動することでその都度少
しずつ変わるものである。
【0033】ベルトコンベヤBは、前後の輪体15,1
6と、これらに巻回される搬送ベルト8と、電動モータ
等の駆動源26とで成るコンベヤで構成されている。搬
送ベルト8上にキュウリを載せ付けての載置搬送によ
り、キュウリ表面のイボイボを落とすことなく搬送でき
る。又、中継体43で整えられた姿勢を維持させ易くす
るために、ベルト移動方向に直交した凸条をベルト表面
に適宜形成しておけば好都合と思われる。
【0034】画像処理手段Cは、ベルトコンベヤBの搬
送方向中間位置に設けた支持塔19のオーバーハング部
分にCCD(charge coupled device 電荷結合素子)カ
メラ9を配置して構成されており、コンベヤ上のキュウ
リを上方から撮影してその形状や大きさを認識するもの
である。
【0035】選別手段Dは、4個の選別アクチュエータ
(伸縮シリンダ等)20〜23をベルトコンベヤBの側
方近傍の位置でベルト長手方向に並列させて配備して構
成されている。搬送上手側のものから、直線形状で長さ
が所定以上のキュウリを押出す第1シリンダ20、直線
形状で長さが所定以下のキュウリを押出す第2シリンダ
21、曲線形状で長さが所定以上のキュウリを押出す第
3シリンダ22、及び曲線形状で長さが所定以下のキュ
ウリを押出す第4シリンダ23に構成されている。
【0036】そして、供給手段A、ベルトコンベヤBの
駆動源26、画像処理手段C、及び各シリンダ20〜2
3に対する制御弁群24の夫々が制御装置25に電気的
に連係接続されている。これにより、選別機が駆動され
ると収納箱1内のキュウリを人手を要することなく4種
類の回収キュウリとくずキュウリとに自動選別して夫々
の回収箱3〜6、及び7に回収されるのである。
【0037】〔別実施例〕左右移動機構12Cを省略し
て収納箱1を搬送方向に1列でのみ収納する構造とする
ことで、図14に示すように、前後移動機構12Bをギ
ヤードモータGMのアーム65の揺動によって構成した
移動機構12を備えた吸着装置Aaでも良い。又、位置
検出センサS1,S2 を非接触式のスイッチや光学式スイ
ッチで構成しても良い。
【0038】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】キュウリ選別機の概略構造を示す斜視図
【図2】キュウリ選別機の平面図
【図3】吸着パッドの支持構造及び吸引ポンプを示す側
面図
【図4】吸着パッドの配列状態を示す底面図
【図5】吸着パッドの断面図
【図6】吸着パッドによる吸着動作を示す作用図
【図7】供給移動装置を示す平面図
【図8】供給移動装置の構造を示す一部切欠きの斜視図
【図9】供給移動装置の供給作動状態を示す作用図
【図10】供給移動装置の作動状態その1を示す作用図
【図11】供給移動装置の作動状態その2を示す作用図
【図12】供給移動装置の作動状態その3を示す作用図
【図13】中継体の移動制御装置を示すブロック図
【図14】供給手段の別構造を示す要部の斜視図
【符号の説明】
A 供給手段 Aa 吸着装置 Ab 供給移動装置 B 搬送コンベヤ D 選別手段 F 位置合わせ手段 S2 位置検出センサ 10 吸着パッド 12A 上下移動機構 12B 前後移動機構 13 吸引ポンプ 43 中継体 62 スイッチ 63 支持フレーム 64 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長もの野菜を搬送する搬送コンベヤ
    (B)と、該搬送コンベヤ(B)に長もの野菜を供給す
    る供給手段(A)と、前記搬送コンベヤ(B)で搬送さ
    れる長もの野菜を選別して仕分ける選別手段(D)とを
    備え、 前記供給手段(A)を、長もの野菜表面に吸着可能な吸
    着パッド(10)と、この吸着パッド(10)の吸着作
    用を現出させる吸引ポンプ(13)と、前記吸着パッド
    (10)を駆動昇降可能な上下移動機構(12A)とか
    ら成る吸着装置(Aa)、及び、長もの野菜を載置する
    中継体(43)を、前記吸着パッド(10)に吸着され
    た長もの野菜を受け取って載置する受取り位置と、中継
    体(43)に載置された長もの野菜を前記搬送コンベヤ
    (B)始端部に供給可能な供給位置とに亘って駆動移動
    可能な供給移動装置(Ab)とで構成し、 前記吸着パッド(10)の吸着作用後における該吸着パ
    ッド(10)と前記中継体(43)との相対位置を検出
    可能な位置検出センサ(S2 )を備え、この位置検出セ
    ンサ(S2 )の検出情報に基づき、前記受取り位置にお
    いて、前記中継体(43)が前記吸着パッド(10)の
    直下に位置するように、これら中継体(43)と吸着パ
    ッド(10)とを相対移動させる位置合わせ手段(F)
    を備えてある長もの野菜選別機の供給部構造。
  2. 【請求項2】 前記吸着パッド(10)を前記上下移動
    機構(12A)と共に前記搬送コンベヤ(B)の搬送方
    向に沿って移動可能な前後移動機構(12B)を備え、
    位置検出センサ(S2 )を、前記中継体(43)が前記
    吸着パッド(10)の直下位置に有るか否かを前記中継
    体(43)に接当することで作動するスイッチ(62)
    で構成し、該スイッチ(62)を、前記吸着パッド(1
    0)を支持する支持フレーム(63)に取付けるととも
    に、前記中継体(43)と前記スイッチ(62)との接
    当によって前記中継体(43)と前記吸着パッド(1
    0)との相対前後移動が止まるように、前記前後移動機
    構(12B)と前記供給移動装置(Ab)と前記スイッ
    チ(62)とを連係する制御装置(64)を備えること
    で、前記位置合わせ手段(F)を構成してある請求項1
    に記載の長もの野菜選別機の供給部構造。
JP6215490A 1994-09-09 1994-09-09 長もの野菜選別機の供給部構造 Pending JPH0881053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6215490A JPH0881053A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 長もの野菜選別機の供給部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6215490A JPH0881053A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 長もの野菜選別機の供給部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0881053A true JPH0881053A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16673254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6215490A Pending JPH0881053A (ja) 1994-09-09 1994-09-09 長もの野菜選別機の供給部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0881053A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012449A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Haku Chishuku ベルト先端部加工装置
CN107804709A (zh) * 2017-10-31 2018-03-16 佛山市三水区嫚娅环保科技有限公司 一种双工位吊吸机械手
CN108262262A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 天津豪雅科技发展有限公司 一种电梯导轨自动分拣装置
CN110252677A (zh) * 2019-06-27 2019-09-20 江苏信息职业技术学院 一种圆形水果大小分拣机
JP2020070156A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社ダイフク 物品移載設備
JP2020070155A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社ダイフク 物品移載設備
CN114477052A (zh) * 2022-02-14 2022-05-13 沈阳安捷佰瑞实验设备有限公司 变间距分液装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012449A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Haku Chishuku ベルト先端部加工装置
CN108262262A (zh) * 2016-12-30 2018-07-10 天津豪雅科技发展有限公司 一种电梯导轨自动分拣装置
CN108262262B (zh) * 2016-12-30 2020-01-24 天津豪雅科技发展有限公司 一种电梯导轨自动分拣装置
CN107804709A (zh) * 2017-10-31 2018-03-16 佛山市三水区嫚娅环保科技有限公司 一种双工位吊吸机械手
JP2020070156A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社ダイフク 物品移載設備
JP2020070155A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社ダイフク 物品移載設備
KR20210075168A (ko) * 2018-10-31 2021-06-22 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 이송탑재 설비
JP2022093656A (ja) * 2018-10-31 2022-06-23 株式会社ダイフク 物品移載設備
US11970341B2 (en) 2018-10-31 2024-04-30 Daifuku Co., Ltd. Article transfer facility
CN110252677A (zh) * 2019-06-27 2019-09-20 江苏信息职业技术学院 一种圆形水果大小分拣机
CN114477052A (zh) * 2022-02-14 2022-05-13 沈阳安捷佰瑞实验设备有限公司 变间距分液装置
CN114477052B (zh) * 2022-02-14 2024-02-06 沈阳安捷佰瑞实验设备有限公司 变间距分液装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100622412B1 (ko) 트레이 이송장치
KR830000908B1 (ko) 시이트 안내장치
US7381026B1 (en) Mail traying apparatus
CN110803365A (zh) 一种用于保护片生产加工的自动组装设备
JPH0881053A (ja) 長もの野菜選別機の供給部構造
CN117000611A (zh) 一种继电器自动检测装置
JPH10218120A (ja) 果菜類の移載装置
JPH0881052A (ja) 長もの野菜選別機の供給部構造
CN108381370A (zh) 一种多功能抛光装置及抛光方法
JPH0819761A (ja) 長もの野菜選別機の供給構造
JPH0819759A (ja) 長もの野菜選別機の供給構造
JPH0881055A (ja) 長もの野菜選別機の供給部構造
CN115106299A (zh) 一种电路板检测产线
JPH11169799A (ja) 果菜類の自動選別装置
CN210504220U (zh) 一种利用斜坡落差的传送轨道装置
JPH0819762A (ja) 長もの野菜選別機の供給構造
CN212668496U (zh) 自动上料机构
JPH0881054A (ja) 長もの野菜選別機の供給部構造
CN103183228A (zh) 光电零组件测试机台用的进料机构
JP3912455B2 (ja) 物品処理装置
CN210159980U (zh) 一种用于布匹来料自动分拣的生产线体
CN109169394B (zh) 全自动喂料拾蛋车及其控制方法
CN208249409U (zh) 一种片状物料裁切线
JP2000142614A (ja) 物品箱詰め装置
KR100463760B1 (ko) 반도체 패키지 적재장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080515

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090515

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100515

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term